電子辞書掲示板過去ログ
(2004年4月後半)

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Re ; CLIE 投稿者:fn  投稿日: 4月29日(木)23時30分4秒

EPWINGの辞書はソニーのクリエなら下記のアプリで使用できます。
1.WordSeeker
http://homepage.mac.com/kzseki/palm/wordsk.html

2.Buckingham EB Player for Palm
http://www18.tok2.com/home/BuckinghamSoftware/index.shtml
(Palm OS5では、ダウンロードしたままでは使えず、パッチあてが必要です)

ちなみに私はクリエは買おうかどうしようかと迷って結局買わずに本家palm(英語版)を買ったので、実際のところどうかは知らないです。
あと、palmのアプリについてはここが結構有名どころのようです。
http://muchy.com/

SL9000の印象(2) 投稿者:nori  投稿日: 4月29日(木)13時33分48秒

以下にはSL9000FRの少々不満な点を(おそらくSR-T7000、SR-T6700にも共通すると思います)。
▼皆様の発言にありますとおり、画面が暗く見えます。蛍光灯で部屋全体が明るい環境なら問題ありませんが、デスクに白熱灯のスタンドのみではかなり見辛いと思います。
▼PCライクのキーボードは、XD-R8100に比べて必ずしも良いとは思いませんでした。押したつもりのキーが押されていないことがありますし。また、文字キーは良いとしても、機能キーはCASIOタイプでも良いのではないでしょうか。キー同士がくっついているために、決定を押すつもりが戻るに触れて入力した文字が消えてしまったりします。PCのキーボードは、十指の間隔に近いから押しやすいので、たいていのばあい人差し指で押す電子辞書には不向きな気もします。もしも隣のキーを間違って押すことを防ぐためにキーの感度を悪くしているのであれば、本末転倒です。
▼矢印キーと前後見出しキーの位置が大きく離れている、キーの形状が異なるのも不便です。成句・例文・ジャンプキーは押し間違える、あるいは押す前に一瞬迷います。
▼辞書キーについては、やはりshiftキーを導入して複数を割り付けるべきでしょう。そしてどれか一つを「お好みキー」とでも名付けて自由に辞書を設定できるようにすれば、「メニュー」内の辞書の使い勝手も良くなるのでは。現状では、仏語や独語をメインに使いたい人には勧められません。メニュー内辞書のショートカットを画面脇に貼っておこうかと思います。
▼英英辞書はOALDとCODの同時検索です。英和でもリーダーズとG大の同時検索機能が欲しいです。もちろんこの機能が搭載されるときには、前後見出しキーはプレビュー結果の見出しを移動できるようにして欲しいものです。
▼プレビュー状態でジャンプキーが使えても良いのでは? とくに例文のプレビュー時です。
▼履歴・文字サイズ・前後見出しキーは押しにくいです。机上で使う場合はそれほどでもありませんが、TOIECコンテンツや単語帳などは電車の中で片手で持って見ることも想定されるでしょう。この状態では前後見出しキーは非常に押しづらいです。また、キー全体の周囲にスペースが少ないことも、片手でのホールドを不安定にさせています。
▼起動が遅いです。広辞苑・英語コンテンツは起動中でも入力を始められるはずですが、最初の文字が抜けてしまうことがしばしばあります(キーの押し方が不十分なのでしょうか)。
▼単語を調べるのにかかるトータルの時間という点ではSL9000もXD-R8100でも差はないかもしれませんが、一般にCASIOの方が動作がきびきびしているように感じられます。
▼名前とパスワードを設定できますが、別に起動を制限することができるわけではありませんね。目的がよく分かりません。誰のものか分からなくなったときに、手掛かりとする程度でしょうか。

不満な点はあるとはいえ、以前の機種よりも確実に使い勝手が良くなっています(コンテンツが増えただけではありません)。そうでなければ買い換えません。おそらく次に買い換えるのはまた2年後ぐらいでしょうが、それ以前に買い換えたくなるほど操作性が向上するといいですね。

SL9000FRの印象(1) 投稿者:nori  投稿日: 4月29日(木)13時31分51秒

Sekky先生はじめまして。この掲示板を参考にSIIのSL9000FRを購入しました。イギリス史専攻の大学院生です。主に英語論文を読む目的で使用しています(受信メインです)。仏語辞書の必然性はなかったのですが、所属大学の生協で英語のみのモデルと価格が同じだったので、ならばとFRにしました。論文等に仏単語が出てくることは多いので、付いていれば実際便利です。3月末に購入して一ヶ月ほど使用したインプレッションを書いておきます。
電子辞書を使い始めて10年目、5代目で、先日まではちょうど2年前の4月に購入したCASIOのXD-R8100(広辞苑+G3+LAAD)を使用していました。リーダーズ搭載機が欲しいというのが主な買い換えの動機です。それから、イギリス史専攻なので気持ち的に次はOALDがいいかなと。昨年末から検討を始めましたが、この掲示板でSL9000の情報を知り、最終的に生協で実機をさわって決めました。リーダーズのみではなくG大搭載、というのが決定打でしょうか。英活は使い始めて便利さを知りました。

▼コンテンツには基本的に満足しています。贅沢を言うときりがありません(OEDが欲しいとか……)
▼「例文検索」機能で辞書の使いかたがちょっと変わりました。これは英文を読む際の、熟語・成句や特定の言い回しのニュアンスを知るためにも使えるかなと思います。個別辞書で単語を引いて、例文・熟語・成句を調べるより効率的です。となると、例文中の検索する単語の出現順+連続非連続等も指定できるともっと便利ですね。それから発信用途には、日本語からの検索もできると尚良し。大量の例文が載っている英活が搭載されたからこそ使える機能ですね。
▼ワイルドカード検索は、最初に*を入れられるのが助かります。XD-R8100ではできませんでした。18世紀イギリスの手稿を読む機会が多いのですが、ごにょごにょ書いてあったりかすれていたりして綴りが判読できないことがしばしばあります。m n u v iなどが重ねて用いられていると文字数すら分からなくなります。こんなときに、判読可能な部分以外に*や?を入れて単語を検索するとだいたいあたりを付けることができます。欲を言えば*を2回使えればいいのですが、検索数が膨大になって事実上使えないでしょうね。広辞苑でも*が最初に使えるので、逆引き広辞苑の意味がありませんね。和英・和仏でも使えますが、どのような場合に使うのでしょうか?(ワイルドカードの使いかたが、マニュアルの目次・索引に出ていません。まさか一番最初、基本的な使いかたの項目に出ているとは思いませんでした。)
▼検索文字列入力後にスペルボタンでスペル候補を探せるのも便利です。手稿の異綴り・スペルミスから意味を調べるのに使えそうです。
▼プレビューでも小さい文字で表示できますので、多くの場合これで用が足りてしまいます。ただ、そのために次に単語を調べるとき、前に調べた文字列に続いてに入力してしまう間違いをしばしばやってしまいます。この点、みなさんどう解決していますか?

SL9000GR買いました! 投稿者:まみ  投稿日: 4月29日(木)12時18分31秒

Sekky先生、ななし様、ご丁寧なお返事どうもありがとうございました。
おかげさまで、自分の中で納得して、昨日SL9000GRを買うことができました。

昨日購入前に、Sekky先生にアドバイスしていただいたとおり、二外コンテンツの負荷がかかった状態での速度を比較してみました。すると、SL9000とSL9000GRの両機種で速度には全く差がありませんでした。
具体的には、"馬”という語をジャンプ先にしてジャンプを実行したのですが、ジャンプ先の候補が表示されるのは瞬時でしたし(候補には、広辞苑等の数個の語+SL9000GRでは和独の"馬"が表示されました。)、その後実際にそのうちのどれかにジャンプをしても、両機種とも瞬時にジャンプできました。

いろいろとアドバイスをどうもありがとうございました。
これからSL9000GRを楽しく使っていきたいと思います。
使用していて気がついたことがあれば、またこちらに書き込みたいと思います。
(・・・が、なにせ私は電子辞書初心者で、これが1台目ですので、みなさんに役立つことが言えるかどうかはあやしいですが・・・(^^;))

Clie 投稿者:アイガー  投稿日: 4月29日(木)08時32分28秒

「あるいは,視点を変えて電子辞書ではなく,キーボード付きClieの小型機を買い,大容量のMSにPC用のEPWINGコンテンツを入れ,EPWINGビューアで見るという手もありますね。これだと,バックライトや小ささなどアイガーさんのニーズにかなり近くなります。PEG-TG50あたりなら,比較的安価です。」

興味深いご提案をありがとうございます。確かに手持ちのパソコン用辞書は多いので、こういう手が実用的なら十分候補になりそうです。PEG-TG50はかなり小さいですね。幅がDD-IC50と同じくらいで、長さはそれより2cm長いですがその分画面がべらぼうに大きい、というような感じですね。考えたことのない選択肢なので、いくつか質問させて頂いていいでしょうか。

Palm OSとアプリの起動時間はどの程度ですか?電子辞書に比べて速いことはないと思いますが、どれくらい時間がかかるものでしょうか?

検索ソフトの代表的なものは何ですか?

検索速度はどうですか?

複数辞書の一括検索はできますか?無理であれば、複数辞書間の切り替えに要する時間はどれくらいですか?

大容量MSというと、どれくらいが最低限必要ですか?辞書を圧縮してMSに入れておくようなマネはできますか?

テキストファイルから簡単に辞書を参照できるような機能は持たせられますか(クリップボード監視機能のような)?

質問だらけで恐縮ですが、経験者の方のお知恵をお借りできればと思います。

プログレッシブ英和・和英のEPWING化 投稿者:アイガー  投稿日: 4月29日(木)07時38分32秒

Sekkyさんがすでにお調べになられたように、私が使わせてもらった手法は、そのサイトにあります。英和だけでなく和英の変換方法も同サイトにあります。これを少し変えればBookshelfの国語大辞典もEPWING化できます。

データの吸い出し行程がかなりやっかいで、私は何度か失敗してかなりの時間を無駄に使いましたが、結果には非常に満足しています。プログレッシブは確か高校生の頃から使っていましたが(当然紙です、私はSekkyさんと同い年のようですので)、今でもJammingの一括検索で一番はじめに表示させるほど気に入っています。

この手法では、辞書データから直接テキストを吸い出すのではありません。辞書ソフト(Bookshelf)を立ち上げ、最初の単語を表示させ、記述を全て選択し、コピーして、テキストに書き出し、次の単語を表示させて・・・(以下85000回繰り返し)・・・と言うことを、人間が自分でやる代わりに、キーボードやマウス操作を自動化するソフトを利用してやっています。というようにかなり力業ですし、バックグラウンドではできません。はじめたら指一本触れてはなりません。ただ中断は自由にできるので、就寝時間などを利用して少しずつ小間切れに吸い出せばよいと思います。私の場合、Bookshelf自体のバグかなにかで(再現性があった)、次単語が表示されないことが数カ所ありました。エラーはログファイルに出力されますので、後で確認できます。

吸い出しのためのスクリプトを見ると、SLEEP(0.1)のような記述があります。これは動作間の待ち時間を表します。私はこれらのうちいくつかを少し長めに変更しなければなりませんでした。マシンが非力だったためかバックグラウンドのソフトのせいか知りませんが、そうでないと動作が追いつかなくてエラーになってしまう場面がありました。また、最後の行の直前にSLEEP(0.7)と書き加え、HDDに書き込むための時間的余裕をかなり持たせました。速いHDDとCPUを持ったマシンであれば問題ないのかも知れませんが、一応ご報告しておきます。

EBR-S1MS 投稿者:アイガー  投稿日: 4月29日(木)06時55分7秒

Sekkyさん、EBR-S1MSについてコメントどうもありがとうございました。展示品にメモリースティックが入っていないのでは確認のしようもありませんね。まあ盗難防止なのでしょうが、試したければ売り場で店員に依頼して入れてもらうと言うことになるのですね。1ヶ月程度かけて考えますので、もしまた情報が入りましたらよろしくお願いします。

「また,各種操作性も従来機種と変わっていません。履歴で呼び出した単語の単語帳登録やジャンプができないという点などです。」
そうですか。単語帳は使わないので問題ありませんが、履歴からジャンプとか、そういう簡単な改善をサボらないでほしいですね。

「日外ビジネス技術英和の例文検索ができるかどうかというのもポイントになりますね(私も分かりませんが)。」
確かに、この辞書は言うなれば用例集なので、例文検索ができるかどうかはポイントですね。まあ、紙と同じ検索でも十分役立ちますが。
この辞書は、本当によく使われる表現が厳選してある感じがして、私にはとても良いんですよね。和英が独立しているので(英和の訳語検索ではないので)、日本語から引くのも良い感じです。書名からして敬遠する人もいると思いますが、ビジネスと技術に限らず使える辞典だと思っています。Sekkyさんの評価はどうですか?
「CDを持っているので電子辞書に入っていなくてもいいかも」と言う鋭いご指摘は、確かに当たっています。版が新しいのを見てみたいと言う理由が大きく、実際必要なのはパソコンの前にいるときなので、その場合はCD版を使うでしょうから、電子辞書の方はあまり使わないかなという気もします。

SR-M6000とM5000も検討したのですが、コンテンツに気になる部分があって、今回の選択肢ではないかなと思っています。M6000はCOBUILDが自分に合わない(あの回りくどい表記と品詞分けされてないことにより、探している意味にたどり着くために他の辞書に比べてえらく時間がかかる・・・)のと、Collins類語もCOTに比べて劣ると思うので。またM5000に搭載のジニ和英は、パソコンにシステムソフト電子辞典版を入れてあるのですが、プログレッシブ和英(EPWING化)と研究社和英中に比べて実用性が足りない感じがして、米国で暮らすとなると役不足だろうなと思っています。他のコンテンツは申し分ないので、非常に残念なのですが。

>きゃろっとさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)19時46分4秒

>たとえば、パソコンに電子辞書(ハードウェア)をUSB接続できるようになると面白いと
>思います。パソコンから電子辞書のコンテンツを見るときは、「電子辞書ビューア」のよ
>うなものから参照するわけです。速度はちょっと期待できませんが、一部の翻訳者には
>受けると思うんですよね(特に、OED(あの巨大なやつ)、百科事典系、「字通」など
>が搭載されていれば)。

パソコンとのUSB接続はおもしろいと思います。XD-CP500のようなコンテンツ追加型の機種は,こういう応用性を持たせることで上級者のニーズにも応えられるのではないでしょうか。ソニーさんのメモリースティック対応モデルは,本体を直接パソコンにはつなげませんが,メモリースティックをパソコンに差せば専用ビューアで閲覧できるので,今のところ,パソコンとの親和性が最も高いと言えるのかもしれません。XD-CPシリーズはパソコンを介してコンテンツを追加,入れ替えする機種なのに,パソコンでの検索ができないのは残念です。

パソコンとのUSB接続が可能になれば,将来的にはネットを通して辞書コンテンツのオンラインダウンロードにより,ユーザの目的に応じたコンテンツの組み合わせが実現する電子辞書にも期待が持てると思います。現段階では,XD-CPシリーズがこれに最も近い位置にあると思います。これの内蔵コンテンツを無くし,すべてを外部からのダウンロードにするというスタンスです。もっとも,そうなると買ってきてすぐには使えないので,とりあえず現行機種のようなレディーメイドのコンテンツをプレインストールして出荷し,あとはユーザが必要に応じてネットからダウンロードするという方式になると思います。

#現時点では夢のような話ですが,インターネットで閲覧できる公開特許公報を調べてみると,最近はコンテンツの外部ダウンロードに関する発明がけっこう多いことからも,各メーカーさんが最も関心を持っている電子辞書進化の方向性の一つと言えるかもしれません。ご関心のある方は,特許庁のHPから調べてみてください。公報特有の文体なので文章は読みにくいですが,添付図版を見るだけでも数年先の電子辞書の姿が想像できるかもしれません。

自己レス(プログレッシブのEPWING化) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)13時58分33秒

以下のサイトにありました。ただ,約50時間かかるというのがネックになります。バックグラウンドで実行するにしても,丸2日以上実行時間がかかるというのはちょっと仕事になりませんので,出張等で留守にするときに試してみます(^^)

でも,考えてみれば,これを開発された作者さんは,最初は成功するかどうかも未確認のまま丸2日待ち(その結果,必要に応じて手直しし,さらに何回か50時間待っているのでは…?),それをネットで一般に公開してくださっているのですから,その膨大な時間と労力に敬意を表しながら,プログレッシブがPDAで使えることに感謝したいです。

わずか(といっては言い方が悪いですが)1冊の英和辞典,それもBookshelfの旧版という,今では手に入りにくい(=ユーザ数が限られる)辞書のデータのために何百時間という開発期間をかけてまでEPWING化をされる作者さんがいらっしゃることからも,プログレッシブには,ジーニアスをはじめとした現行機種に搭載のコンテンツ以上に愛着のあるユーザが少なからずいらっしゃることは明らかだと思います。こういうコンテンツを以前のソニーさんの機種には搭載していながら,なぜ最近の機種では他社と横並びのコンテンツになってしまったのか,このあたりが実に残念に思います。こう言っては何ですが,コンテンツのユニークさという点よりも,コンテンツ数の多さやスペックの斬新さといった点が優先されてしまったのは明らかでしょう。

DD-IC1000の製造完了直後に,ここでも何人の方が量販店をまわり,ようやく最後の1台を確保したというご報告がありましたが,電子ブックプレーヤーの最終機種が生産完了になっても,IC1000の後継機種であるDD-IC500Sが生産完了になっても,それほど話題にならなかったことからも,良いコンテンツであれば,わずか1冊でも非常にインパクトがあることがうかがえると思います。

http://penguins.hp.infoseek.co.jp/PenDicDoc/progre.htm


>コンテンツ追加型辞書の発想 投稿者:きゃろっと  投稿日: 4月28日(水)13時04分22秒

>電子ブックプレーヤーがここ数年になって急速に衰退していったのは,
>単に大きさの違いや電池寿命の違いに止まらず,IC辞書の高性能化,
>大容量化に伴い,電子ブックプレーヤーの遅さやコンテンツ間の連携
>の弱さが露呈してしまったということも大きいのではないでしょうか。
>業界初のコンテンツ追加型小型機を出すことで,大きさや電池寿命は
>克服されたのでしょうが,後者2つにはまだまだ課題がありそうです。

Sekkyさんのおっしゃるとおりだと思います。実務的には「コンテンツ間の連携の弱さ」よりも電子ブックプレーヤーや電子辞書(ハードウェアのほう)は「コピー&ペースト」ができないのが痛いです。このため、EPWING対応の電子辞書(ソフトウェア)のほうが利便性は高いですね。

たとえば、パソコンに電子辞書(ハードウェア)をUSB接続できるようになると面白いと思います。パソコンから電子辞書のコンテンツを見るときは、「電子辞書ビューア」のようなものから参照するわけです。速度はちょっと期待できませんが、一部の翻訳者には受けると思うんですよね(特に、OED(あの巨大なやつ)、百科事典系、「字通」などが搭載されていれば)。

>ご参考さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)12時57分19秒

>T6700では「Nabisco」は[リ英和]で「Nabisco Brands」は[プラス]のため、次見出し
>キーでは検索できませんでした。手打ちでは出せますが;;

おっしゃる通りです(^^;; セイコーさんの機種は,リーダーズとリープラが内部的には別々の辞書とみなされているようなので,ジャンプ前とジャンプ先が同一辞書(リーダーズ→リーダーズ,リープラ→リープラ)なら次見出しキーで呼び出せますが,リーダーズ→リープラ(またはその逆)はできませんね。カシオさんの機種は,リーダーズとリープラが1つのインデックスの中に一緒に入っているので大丈夫です(だからこそ,XD-Hシリーズのジャンプの仕様変更が非常に残念なのですが)。

辞書またぎ 投稿者:ご参考  投稿日: 4月28日(水)12時32分31秒

>前部要素(Nabisco Brandsという分離複合語なら,Nabisco)にジャンプして,そこから次見出しキーを何回か押して

T6700では「Nabisco」は[リ英和]で「Nabisco Brands」は[プラス]のため、次見出しキーでは検索できませんでした。手打ちでは出せますが;;

コンテンツ追加型辞書の発想 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)11時27分44秒

>まったく、「英語充実」と標榜しながら本体ROMに(副次的な)日本語系辞書を入れ、
>メインの英語コンテンツをメモリースティックに押し込めるというやり方には驚きます。

このあたりは合理的な発想というか,可能な限り販売機種の仕様の共通化を図ろうとしているようにも見受けられます。つまり,ROM内蔵のコンテンツは共通化しておくことで,開発コストや時間に関して有利になるからというのもあるのでしょうか。国語系コンテンツを共通コンテンツと考えたこと自体は,日本市場の製品なのでごく自然な考えだと思います。各機種の個性はメモリカードのコンテンツで出そうというスタンスなのかもしれません。

もっとも,それならそれで,いっそのことハードとソフトを完全分離して販売してもよかった気がします。こういう方式だと,ユーザにとってもメリットが大きいと思います。バックライトの有無や筐体寸法といったハードウェアでまず選び,次に自分が必要なコンテンツの入ったカードを選ぶというわけです。

シャープさんやカシオさんのコンテンツ追加型機種は,あくまでも主役は本体内蔵コンテンツであり,それに飽き足らない人が追加カードを買うというスタンスをとっています。言いかえれば,追加コンテンツは完全なオプションであり,本体内コンテンツだけで基本的には完結するスタンスです。ソニーさんの場合は,本体内蔵コンテンツは最小限にし,ユーザ個々のニーズの違いは追加コンテンツで出していく(追加コンテンツはオマケではない)というスタンスのようです。ですから,追加コンテンツのない状態では国語系コンテンツしか検索できないということになります。このスタンスは,電子ブック時代からのものを引き継いでいるのかもしれません。電子ブックプレーヤーがディスクがなければ何もできなかったのと同じです。

パワーユーザにとっては,メモリカードによる速度低下は機種選択に影響を及ぼす重大な問題ですが,電子ブックプレーヤーが10年以上にわたって電子辞書の中でも大きな位置を占めてきたという実績もあり,この基本スタンスを継承するという立場なのでしょうか。口の悪い発言になりますが,翻訳者等の間で一時期はデファクトスタンダード的な位置づけのあった電子ブックプレーヤーがここ数年になって急速に衰退していったのは,単に大きさの違いや電池寿命の違いに止まらず,IC辞書の高性能化,大容量化に伴い,電子ブックプレーヤーの遅さやコンテンツ間の連携の弱さが露呈してしまったということも大きいのではないでしょうか。業界初のコンテンツ追加型小型機を出すことで,大きさや電池寿命は克服されたのでしょうが,後者2つにはまだまだ課題がありそうです。

>アイガーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)11時06分20秒

>当機種はメモリースティックに全ての英語コンテンツが入っているので、速度面で本体ROM
>より確実に遅いはずですが、どの程度でしょうか。(まったく、「英語充実」と標榜しな
>がら本体ROMに(副次的な)日本語系辞書を入れ、メインの英語コンテンツをメモリース
>ティックに押し込めるというやり方には驚きます。これではコンテンツ変更可でも意味が
>ありません。普通の電子辞書にしてくれたほうがよっぽどよかったのに・・・。それでも
>その他の長所を見込んで候補にあげています。)

私も現物がないので,カードコンテンツの速度は分かりません(デモ機にはカードが入っていませんので)。本体内蔵のコンテンツは,従来機種通りで,全く問題なく使えるレスポンスです。また,各種操作性も従来機種と変わっていません。履歴で呼び出した単語の単語帳登録やジャンプができないという点などです。

>私がこの機種を候補にあげる理由は、(1)小さいこと、(2)日外ビジネス技術実用
>大辞典が入っている、(3)付属コンテンツ(「英会話とっさのひとこと辞典」や「英
>語で話す日本Q&A」など)、(4)バックライト、といったところです。ビジネス技術
>実用大辞典は理系向きの用例が豊富で、論文を書く際にかなり参照します。私の用途
>では英活より使用頻度が高いですね。

すでに複数機種を使っていらっしゃるようなのでかなりのパワーユーザとお見受けしますが,そうなると,細かな点が重要になると思います。日外ビジネス技術英和の例文検索ができるかどうかというのもポイントになりますね(私も分かりませんが)。

>プログレッシブ(BookshelfをEPWING化しました)、

便乗で恐縮ですが,Bookshelf版のプログレッシブはEPWING化できるのでしょうか? Ruby&EBStudioなどで変換するスクリプトがあるのですか?

>このことからも、机で重宝する大型機種でなく、なるべく小さな機種で、外出中に
>サッとひける機種を求めています。この点、大は小を兼ねる、とはいきませんね。
>大きいとポケットに入らない(上着なら入りますが重過ぎる)、扱いが大変、
>目立つ(恥ずかしい)、と言い訳してしまい、思いついたらサッと辞書をひくという
>ことができません。

ポストSR9200という観点では,現行のSR-Tシリーズ(大型機)と同等の操作性,液晶解像度を持つ小型機のSR-M6000,M5000あたりも候補になるかと思います。EBR-S1MS独自のコンテンツ(ビジネス技術実用辞典など)をすでにPCでお使いでしたら,あえて小型機に搭載されていなくてもいいかも,と考えました。あるいは,視点を変えて電子辞書ではなく,キーボード付きClieの小型機を買い,大容量のMSにPC用のEPWINGコンテンツを入れ,EPWINGビューアで見るという手もありますね。これだと,バックライトや小ささなどアイガーさんのニーズにかなり近くなります。PEG-TG50あたりなら,比較的安価です。

EBR-S1MSなど,ソニーさんの新機種は私の周囲でも使っている人は見たことありません。生協での販売に参入していないことや,学校教育現場での独特のシェア(カシオ,セイコーの比率が高い)もあり,学生や教員で使っている人は(私の周囲では)皆無で,私にとっても謎の機種です。量販店でも,盗難を恐れてか知りませんが,カードがついている状態で展示しているケースはまずありません。一般の方は,外部メモリと本体内ROMでの速度の違いや柔軟性の制約(本体コンテンツ予カードコンテンツとの連携の制約)といったことまでは知らない人が多いでしょうから,ソニーさんのブランドイメージで購入する人も多いでしょうが,せめて付属のカードはつけた状態で展示してほしいものです。どうしてもというのなら,デモ機とデモ機用カードに特殊な仕掛けをしておいて,カードだけ抜き取って一般販売用機種に差しても動かないようにするとか…。

>マッキーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)10時37分4秒

>これを選択するとシャープにならざるを得ないということですか。当方
>一応TOEICは900点台なので、英和がジニアスだけというのはちょっと
>物足りないんですよね。シャープの次世代機に期待してみます。

マッキーさんのケースでは,PW-A8700のような英語上級機の追加コンテンツカードとして中国語辞典のカードが出れば一件落着だと思いますが,中国語コンテンツの追加カードはありませんね(フォントの問題なのかもしれませんが)。たしかに,早見機能は使いこなすと非常に便利ですが,今の現状では,早見機能よりも英語コンテンツを重視するか,英語コンテンツよりも早見機能を重視するかという選択をするしかないでしょうね。

一つ言えるのは,機能面に関しては,我慢をすれば(ストレスが溜まるかもしれませんが)いいのですが(もちろん,コンテンツ面で差がなければ付加機能が充実しているほうがいいに越したことはありませんが),必要なコンテンツがないということは我慢しても無いままだということです(^^;;

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)10時25分3秒

>最後にひとつ、質問があるのですが、SL9000と第二外国語搭載モデル(SL9000GR等)
>とでは、操作スピードとかに差はありますでしょうか。実は、今4/30までキャンペーン
>期間中のため、SL9000とSL9000GR等の価格が同じなのです。それで、どうせなら、
>何か第二外国語も搭載されている機種を買おうかと。もし、第二外国語搭載によって、
>何かマイナス点があるのなら、いらない辞書はつけないでおこうと思うのですが・・・。
>生協で少し操作した感じだと特に差はないように感じました。同価格なら、第二
>外国語搭載モデルの方がお得ですよね。

同価格であり,第二外国語にもご関心があるなら,スピードよりもコンテンツ数を重視したほうがいいと思います(^^) 私も現物がないので比較はできませんが,二外モデルとそうでない機種の速度差というのは,通常の検索では(複数辞書にまたがる検索をしないわけなので)関係ないと思います。ノーマルモデルのSL9000に,二外コンテンツを後付けできるという仕様からしても,SL9000に搭載の(英語,日本語系の)コンテンツのデータは二外モデルでも全く同じはずです。

もし速度差が出てくるとするのなら,ノーマルSL9000のコンテンツと二外系コンテンツをまたがって検索する場合,つまり,ジャンプをする際のジャンプ先候補を表示するステップになると思います。SR-T5030など,一般市場向けの二外モデルがそうでしたが,中国語モデルは,日本語をキーにしてジャンプをかけると,中日,日中の2つがジャンプ対象に加わるため,SR-T5000(二外なし)機種とくらべて何秒という単位で候補リストの出る時間が遅くなりました。SL9000−SL9000二外機の間でこれぐらいの差があるのかどうかは確認していないので分かりませんが。

もし,ノーマルのSL9000と二外モデルの実機を比較できる環境にある場合,日本語のキーワードで,和仏(日中,和独)と広辞苑の両方に載っていそうな(日本語の)単語をジャンプ先にして,ノーマルSL9000と二外モデルでそれぞれジャンプしてみてください。そうすれば,二外コンテンツの負荷がかかった状態での速度比較ができると思います。

>まみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月28日(水)10時24分35秒

>・ プレビュー画面で小さい文字で表示できるのが便利(短い例文だとプレビュー画面で
>十分見ることができる。)
>・ 例文検索がXD-H9100よりも便利に感じた(変化形に完全に対応している点、件数表
>示される点)
>・ ジャンプが分離複合語に対応している
>・ ジャンプする時に候補の単語がプレビューされて、いったんジャンプした先から戻る
>ときにはそのプレビュー画面に戻るので、続けて他の辞書にジャンプしやすい。(XD-H9100
>ではジャンプから戻ると、また大元の語が黒に反転された画面に戻ってしまうので、
>ワンステップ余分に必要だなと思いました。)

このあたりは,カタログスペックに現れない点でセイコーさんの機種がよくできている点だと思います。例文検索のヒット件数表示は,人間の心理がよく考慮されているというか,これがあるかないかで,例文検索を常用する人にとっては使い勝手に大きな影響を及ぼすと思います。同じ距離を歩くのでも,事前に何キロ歩くかを知らされて歩くのと,距離を知らされずに歩くのでは疲れ方が少なからず違うのと同じことかもしれません。もっとも,最近の機種は例文の総数が非常に増えているのに,100件以下しか実数が表示されないのは問題かもしれません。

分離複合語のジャンプができるかできないかも,リーダーズのように分離複合語が別見出しになっている辞書では大きな影響を及ぼしますね。もっとも,分離複合語へのジャンプができない機種(メーカー問わず,これがほとんどの機種の仕様です)であっても,前部要素(Nabisco Brandsという分離複合語なら,Nabisco)にジャンプして,そこから次見出しキーを何回か押して求めるNabisco Brandsにたどりつける仕様(これがほとんどの機種ですが)なら,労力はかかりますが,何とかなります。カシオさんのXD-Hシリーズは,この両方ができないので,ちょっと問題があると思います。この点は,旧機種のXD-R(V)シリーズからのが大きな改悪点で,旧機種ならNabiscoにジャンプして,そこから次見出しキーを1回押すだけでnabisco Brandsにたどりつけましたが,XD-Hシリーズでは,ジャンプ先候補(=分離複合語は出ない)に出た語にしかジャンプできず,次見出しキーで隣接する見出し語を見ることができなくなりました。

>実際のところ、XD-H9100で捨てがたい点もあります。ジャンプで例文検索にとぶことが
>できる点はいいなと思います。

これはXD-Hシリーズで新設された非常に便利な機能だと思います。同じように,ジャンプで成句検索に飛べるのも非常に便利です。たとえば,英英でkillを引いて,その中に出ているkill two birds with one stoneという成句を英和で調べたい場合,今までは英和モードに変えて成句検索で入れ直す必要がありましたが,XD-Hシリーズではこの成句の中のどれか1つの単語をジャンプキーで反転させ,ジャンプ先に成句検索を指定すれば,ワンタッチで検索できます。

>和英のこの点は、私には便利だと思いました。また、発信中心に使いそうなので、
>Activatorもよさそうな気がしました。が、これらは、ジャンプ機能と例文検索
>を使えば、SL9000で十分いけるなと判断しました。

G和英のハイブリッド方式は,英和や英英等を引き直さなくてもそこそこ用が足りるという点は非常に便利ですが,その副作用で見出し語数が同規模の類書(新和英中辞典など)にくらべてかなり少なくなっています。ジーニアス英和(G3)をベースに作られた和英であるためか,G3に出ていないような複合語見出し(とくに固有名詞や組織名のようなもの)が和英で抜けていることが多いです。たとえば,「医師会」を引いても,medical brotherhood, medical societyといった一般的な訳語しか出ていません。日本人が和英で「医師会」を引く場合は,一般的な訳語を知る目的よりも「日本医師会」の(公式の)英訳名称を知りたいというケースが多いのではないでしょうか。新和英の場合「医師会」の用例扱いでJapan Medical Associationという訳語も出ています。

Sekky様 投稿者:Eggマミィー  投稿日: 4月28日(水)00時07分52秒

色々ありがとうございました。
SIIの2種はネイティブの肉声でないのですね。XD-Lシリーズはネイティブの肉声なのでしょうか?
教えていただいた中でもうひとつお伺いしたいのですが、私ははじめから英文をよく聞くと耳が慣れてくると思っていて、まずは簡単な単語から…と思っていたのですが、これはリスニングのスキルの上達とは単純には結びつけて考えられないと教えていただいて考えなおしました。ひとつひとつが聞き取れなくても全体での聞き取りができていれば内容理解に大きな支障はないということみたいなので、音声機能つきのTOEIC専門の電子辞書を購入して勉強という考えはおかしいでしょうか?あまりにもいきなりでしょうか?
私の中では単語&英文を両方音声が出てくれると嬉しいと考えるのですが…。

>Sekky様,沖野様 投稿者:小坂井  投稿日: 4月27日(火)23時00分11秒

詳しい御回答ありがとうございました。
英活は見た目とは違ってそのような特徴があるんですね。
TOEICの点数は高い方なのですが、発信の方に若干難を感じていたので、そのような辞書なら是非使ってみたいと思いました。
そういうわけで少し値は張りますがXD9100かSL9000にしようと思います。
この2冊は他の方もかなり迷われているようで掲示板内をいろいろ見て決めようと思います。
ありがとうございました。

>>まみ様 投稿者:ななし  投稿日: 4月26日(月)23時09分19秒

>最後にひとつ、質問があるのですが、SL9000と第二外国語搭載モデル(SL9000GR等)とでは、操作スピードとかに差はありますでしょうか。
生協で少し操作した感じだと特に差はないように感じました。同価格なら、第二外国語搭載モデルの方がお得ですよね。

操作スピードに関しては1台しか持っていないのでわかりませんが、第2外国語を履修するのなら当該言語搭載モデルを買っておいていいと思います。SL9000GRについては、以前書いたようにドイツ語コンテンツはお世辞にも良いと言えませんが(専門や翻訳に使えない)、少なくとも第2外国語の履修なら使えますし、辞書を引くスピードも頻度も違ってきます。私自身購入前はもっぱら小学館独和大辞典を使っていましたが、購入後はまずSL9000GRを引き、それで満足できなければ紙の辞書を使うというように変わってきました。また、電車の中で何の気なしに単語を追いかけていくだけでも、気になった単語を頭の片隅(と辞書の履歴)に残す――後で参照できる――という意味で有益な時間つぶし(?)にはなると思います。(まあ私は英活もCOD/COTもほとんど使っていないので本機の機能の半分も使ってはいないのですが…)
SL9000なら必要になってから後付けということもできますが、有料だし、それなら最初から第2外国語がついている方が得だと思います。
解答としては一般的過ぎるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

もうすぐ決めます 投稿者:まみ  投稿日: 4月26日(月)22時29分54秒

お久しぶりです。4月7〜10日頃に投稿してお世話になっていた まみ です。
あれ以来、ずっとこちらを見させていただいて、自分の気持ちが2転、3転して長い間XD-H9100かSL9000で迷っていましたが、2〜3回生協に行って実際に操作してみて、今ようやく決めかけているところです。
最終的には、SL9000にしようと思っています。決め手になったのは(あくまで個人的な意見ですが)、以下の点です。
・ プレビュー画面で小さい文字で表示できるのが便利(短い例文だとプレビュー画面で十分見ることができる。)
・ 例文検索がXD-H9100よりも便利に感じた(変化形に完全に対応している点、件数表示される点)
・ ジャンプが分離複合語に対応している
・ ジャンプする時に候補の単語がプレビューされて、いったんジャンプした先から戻るときにはそのプレビュー画面に戻るので、続けて他の辞書にジャンプしやすい。(XD-H9100ではジャンプから戻ると、また大元の語が黒に反転された画面に戻ってしまうので、ワンステップ余分に必要だなと思いました。)

実際のところ、XD-H9100で捨てがたい点もあります。ジャンプで例文検索にとぶことができる点はいいなと思います。また、Sekky先生のお言葉にあるように、

>XDシリーズのジーニアス和英の第2版は,ジーニアス英和の記述をベースにして和英を作っているので,訳語間のニュアンスの違いが非常に分かりやすいです。そのために,日本語から引けるthesaurusのようにも使えます。

和英のこの点は、私には便利だと思いました。また、発信中心に使いそうなので、Activatorもよさそうな気がしました。が、これらは、ジャンプ機能と例文検索を使えば、SL9000で十分いけるなと判断しました。
それから、最初は”英会話とっさのひとこと”に惹かれていたのですが、ボキャブラリーの乏しい私には、TOEICシリーズが役立ちそうな気がしています。

最後にひとつ、質問があるのですが、SL9000と第二外国語搭載モデル(SL9000GR等)とでは、操作スピードとかに差はありますでしょうか。実は、今4/30までキャンペーン期間中のため、SL9000とSL9000GR等の価格が同じなのです。それで、どうせなら、何か第二外国語も搭載されている機種を買おうかと。もし、第二外国語搭載によって、何かマイナス点があるのなら、いらない辞書はつけないでおこうと思うのですが・・・。生協で少し操作した感じだと特に差はないように感じました。同価格なら、第二外国語搭載モデルの方がお得ですよね。

長々とどうもすみません。どなたかご存じでしたら、よろしくお願いします。



>Sekkyさん 投稿者:マッキー  投稿日: 4月26日(月)21時05分46秒

ご回答ありがとうございます。早見機能はシャープの特許なんですね。
紙の辞書の一覧性に少しでも近づけるための有効な機能なんですが
これを選択するとシャープにならざるを得ないということですか。当方
一応TOEICは900点台なので、英和がジニアスだけというのはちょっと
物足りないんですよね。シャープの次世代機に期待してみます。

>沖野さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月26日(月)20時44分55秒

>さらにSL9000なら、英活も含めた非常に豊富な例文を
>一気に検索できるのが魅力です。個人的には英活のお
>かげでずいぶん英作文が楽になりましたね。

先ほど書き忘れましたが,英活のデメリットとして,これは完全な新版ではなく,今から70年ほど前に出された初版の全面改訂版であるということがあります。95年の改訂で,初版の用例の8割が新しいものと差し替えられたそうですが,言いかえれば全部が差し替えられてはいないということなのでしょう。全体で38万例文なのですから,わずか1,2割といっても,ちょっとした学習英和の用例総数ぐらいはありますから,SL9000の場合,最新のコーパスベースドになっているOCDでクロスチェックをするのも有効だと思います。#SL9000のOCDは英活のような柔軟な検索ができない(共起する単語をキーにできない)のは難点ですが…。

>ところでこの前生協に販促にきていたSEIKOの方に、
>英和の訳文からの日本語検索と、例文検索時の
>語順指定機能を要望として伝えてきました。

全く同感です。これは以前からここでもよく言っているのですがなかなか難しいようです。訳文からの日本語検索は,やはり単語の切り出しがネックになるのでしょう。英語の例文検索なら,スペースをはさむ文字列=単語と見なせるから,機械的に切り出せるのでしょうが,日本文から単語を切り出すのは,形態素解析をする必要があり,切り出し間違いを手直しするなど,かなり労力がかかりそうです。「とっさ」の日本語例文検索は,用例が約8000例なので,ある程度人海戦術でできたのでしょうが,英活はその50倍弱の用例数ですから,ちょっと厳しいかもしれませんね。出版社さんサイドでインデックスが供給されれば問題ないのでしょうが…。そうなると,すでにEPWINGで実現されているリーダーズの訳語部分からの検索(和英辞典のように使える)のほうが実現可能性の優先順位は高くなりそうですね。英和,英英系の進化がほぼしつくしたと言えなくもない今の現状では,次期機種(あるいは次期機種の後継機種?)の台風の目は和英辞典(もしくは和英検索)ではないかという気もします。研究社の新和英大の改訂5版の初搭載とあわせて,リーダーズの訳語部分からの検索も実現を望みたいです。

例文検索の語順指定は,サーチエンジンなどでは当たり前の機能なのですが,キーワードの語順が指定されるということは,サーチプロセスに負荷がかかるでしょうから,IC辞書の非力なCPUでどこまでできるかということにかかっているのかもしれませんね。

>小坂井さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月26日(月)20時23分16秒

>1、「英和活用大辞典」というのはそれほど重宝するものなのでしょうか?「自然な英文
>を書くための辞書」ということで、本当に役に立つのなら将来的に英語の文章を書く必
>要が出てくる可能性を視野に入れて少し位なら高くても搭載のものを買おうかと思って
>いるのですが、見てみてもいまいち普通の英和(の用例)と変わって見えないのですが、
>違う点やメリットはどう言う点なのでしょうか?

おっしゃるように,英活も骨組みは英和辞典の用例部分と同じなので,ぱっと見た感じでは,訳文付きの用例集のように見えると思います。英活の真骨頂は,普通の英和(英英)辞典ではあまり扱われない,語と語の結びつき(コロケーション)を示した例文の多さです。

たとえば,「〜に興味がある」というbe interested inは高校生以上の英語学習者なら誰でも知っているでしょうし,英和辞書には1つ2つの用例が出ています。G大ならI'm interested in working in Chicago.(後略)のように。しかし,単に「興味がある」だけでなく,「とても興味がある」「非常に興味がある」と言いたい場合(これは,学生の英作文でもよくある内容だと思います),普通の辞書では用例に出ていないことが多いので,結局は本人の英語力に頼らざるをえません。I'm very interested in...ぐらいなら普通に思い浮かぶでしょうが,別の言い方はないだろうか… そういうときに英活は重宝します。interestedを英活で引き,その中の「副詞」を選ぶと,interestedに共起する典型的な副詞が含まれた例文がリストされます。deeply interested in, greatly interested in, warmly interested in, keenly interested in...のようにです。上級学習者なら,すでにどこかで見聞きした表現ばかりでしょうが,受信レベルでは理解できる表現でも,これを英語を書くときに想起するのは,かなりの上級者の方でも難しいと思います。こういう場合,英活は非常に役立ちます。英活は発信用の辞書といわれていますが,発信だけでなく,訳文を利用することで受信時にも便利です。翻訳をしていて,原文の意味は分かるのだけれど,それを日本語にしたときにどうも不自然になってしまうとき,英活でにたような表現を拾い,その訳文のこなれた日本語に助けられたことは,私自身数知れません。

…というのが英活のメリットの一例ですが,逆に,世間であまり言われていないデメリットについてもふれておきます。最大の難点は,ユーザのレベルをそれなりに選ぶということです。英活では,先にふれたように,deeply interested in, greatly interested in, warmly interested in, keenly interested in...といったコロケーションの例は出ていますが,その使い分けまでは解説されていません。そのため,同じような訳文の複数の例の中から,自分の書く英文に適切な表現を選ぶのはユーザの仕事です。このあたりの点は,20年以上前の和英辞典を使うときの弊害とも共通しますが,羅列されている訳語(英活の場合は英文)を適当に使ってしまうと,本来の意図から離れたおかしな英文になることもあります。

私個人としては,普通の大学1年生は,英活の豊富なコロケーションが逆に使いにくく感じるかもしれません。また,コロケーション以前に文法レベルで「正しい」英語を書くことがままならない段階では,英活よりも英和なり,英英なり(初学者なら和英)の用例を参考にしたほうが,背伸びしない英語が書けると思います。一つの目安としては,英作文の時に英活を引いてみて,そこに出ている表現を見て「この言い方はどこかで見た(聴いた)ことある。こう言えばいいのか!」と感じることのできる人なら,英活を使いこなせると思います。言いかえれば,「受信のレベルではそこそこのレベルの表現を見聞きし,理解できる人」が,いざ発信となると,高校生の英作文のような英語しか書けないという人向けの辞書と言えます。

英語のプロの間では,英活は誰でも知っていると思いますが,学生には学部生はもちろん,院生レベルでもあまり知られていません。ただ,最近は生協モデルにも搭載されたせいか,よく学生に英活って何ですかときかれます。上に書いたようなコロケーションの話をして実演すると,交換留学経験者や帰国生などは,こういう便利な辞書があるとは知らなかったといって納得するようですが,ふつうの大学生にはあまりピンとこないようです。

SR 9200の液晶修理報告 投稿者:アイガー  投稿日: 4月26日(月)19時54分43秒

連続の書き込みで失礼します。数ヶ月前にSR9200の液晶を無償修理してもらったので、ご報告しておきます。

私の機種の症状は、過去ログにある他の方々からの書き込みと同じで、ある日、画面コントラストが薄くなり、電池交換も役に立たず、そのうち縦じまが無数に現れるようになり、リセットなども無意味で、最後にはピッと音がしてお陀仏・・・というものでした。保証期限切れだったので1年ほどほったらかしておいたのですが、この掲示板のログで同じ症例を見つけたので(その方は無償修理だった)、セイコーのサービスに電話で問い合わせたところ、保証期限切れでも無償になる場合もあるとのことでした。また送料は往路がこちら持ち、復路があちら持ちということを聞きました(オペレータの応対は丁寧で分かりやすく、良かったです)。そこで、とりあえず見てもらおうと決心し、スイスから日本のサービス部門に郵送しました。その後連絡がなかったので忘れかけていたころ、たしか3週間ほどで修理されたものが届きました。症状はフレキケーブル破断(この表現うろ覚えですが、とにかくケーブルだということでした)、修理内容には液晶パネル交換とありましたが無償でした(無償の場合には連絡なく修理して送り返してくれるとのことです)。結局かかった費用は最初の送料(1500円くらいでしょうか)だけでした。

この掲示板と、前に書き込みをされた方へ、遅くなりましたがお礼申し上げます。またこの情報もどこかで眠っている9200のためになればと思います。

Sony EBR-S1MSの検索速度は? 投稿者:アイガー  投稿日: 4月26日(月)19時27分36秒

sekkyさん、みなさんはじめまして。ずっと前からたまにROMしておりまして、今回初めて書き込みます。

私はスイスの大学に2年ほどポスドクとして働いていまして(理系、南極の氷を用いた古気候・大気環境の研究)、この夏からはアメリカで2年間ポスドクをします。SR8000とSR9200、DD-IC50を持っています(ちなみに、常にポケットに入れて持ち歩くのは、軽量級のDD-IC50です。片手だけで操作できる機種は今ではありませんね)。今電子辞書を買い増しするかどうか検討中です。日本へ帰る機会がなく自分で確認できないため、ソニーのEBR-S1MSを触ってみてご存知の方に、動作速度についてお聞きできれば幸いです。当機種はメモリースティックに全ての英語コンテンツが入っているので、速度面で本体ROMより確実に遅いはずですが、どの程度でしょうか。(まったく、「英語充実」と標榜しながら本体ROMに(副次的な)日本語系辞書を入れ、メインの英語コンテンツをメモリースティックに押し込めるというやり方には驚きます。これではコンテンツ変更可でも意味がありません。普通の電子辞書にしてくれたほうがよっぽどよかったのに・・・。それでもその他の長所を見込んで候補にあげています。)

SR9200はプレビューつきインクリメンタルサーチの機種ですが、検索に少々もたつきます。EBR-S1MSがその程度であれば特に問題ないと考えますが、あまりにも非実用的な速度であれば購入をやめるつもりです。

私がこの機種を候補にあげる理由は、(1)小さいこと、(2)日外ビジネス技術実用大辞典が入っている、(3)付属コンテンツ(「英会話とっさのひとこと辞典」や「英語で話す日本Q&A」など)、(4)バックライト、といったところです。ビジネス技術実用大辞典は理系向きの用例が豊富で、論文を書く際にかなり参照します。私の用途では英活より使用頻度が高いですね。

この機種には学習英和が入っていませんが、まあ、ちゃんと調べたければ学習英英のOALDを使用し、日本語はリーダーズでサッと確認するという使い方でいけますので、特に問題ないと思います。もっとも、机に向かっているときはパソコン(Jamming使用)でプログレッシブ(BookshelfをEPWING化しました)、LDOCE、日外ビジネス技術実用大辞典、英活、ランダムハウス、リーダーズ、COBUILD、AHDなどを一括検索しているので(論文の表現確認には自分で作ったコーパスも使います)、パソコン上での発信(私にとっては投稿論文やメールを書くこと)と受信には電子辞書はあまり使いません。

このことからも、机で重宝する大型機種でなく、なるべく小さな機種で、外出中にサッとひける機種を求めています。この点、大は小を兼ねる、とはいきませんね。大きいとポケットに入らない(上着なら入りますが重過ぎる)、扱いが大変、目立つ(恥ずかしい)、と言い訳してしまい、思いついたらサッと辞書をひくということができません。

話を戻して、私は速度面(SR9200あたりと比べてどうか)が最も気になりますが、それだけに限らず、実際に触られた方の感想をお聞かせいただければ幸いです。自分で確認できないのでここが頼りです。よろしくお願いします。sekkyさんは触られましたか?

>マッキーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月26日(月)08時39分15秒

>シャープの早見機能(検索した単語の訳語の見出しが一覧できるので、訳語の多い単語を
>引くとき便利)にも引かれています。5030には同様の機能はないんですよね?Casioはよ
>く知らないのですが、早見機能のようなものはあるのでしょうか?

早見機能はシャープさんの特許のようなので,他社製品には搭載されていません。#パワーユーザなら早見機能はたしかに便利で,他社製品でもぜひ搭載を望みたいのですが,学生ユーザなどでは,辞書の語義を読むのが面倒だから,早見機能を手っ取り早く訳語を知りたいという目的で使うことも多いのが問題かもしれません。

>へっしんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月26日(月)08時33分11秒

>SR-T6700が発信向けの電子辞書であることは理解できます。カシオのXD-H9100という
>電子辞書は果たして発信向けの電子辞書でしょうか。それとも、生協モデルたるSL9000
>と同じ性格を持った受信向けの電子辞書でしょうか。

H9100はSL9000を意識して出された機種であり,受信重視で,英活やアクティベータにより,発信面にも目を配った機種であるような気がします。カシオさんはT6700に相当する発信重視の上級機を出していませんので,一般市場では,H9100でSR-T7000とT6700の両方の層をカバーする必要があります。かといって,COBUILD系コンテンツの搭載実績のないカシオさんにとってはWordbankを入れる(必然的に英英をCOBUILDにする必要が出てくるでしょう)ことは無理があるでしょうから,英活を載せることで一般モデルでも受信+発信を指向しているのではないでしょうか。カシオさんがこれと同スペックのAZ-H9100を生協モデルとして投入する以上,セイコーさんもSR-T7000では発信面が弱くなり,かといってT6700のようなハイエンド機を入れるのはコスト的にもきついでしょうから,英活を搭載することで発信面にも目を配った機種をめざしているのではないでしょうか。

>私個人としては、発信と受信の両方の用途にむいている電子辞書の購入を考えて、
>この掲示板から情報を収集していますが、未だ、購入に踏み切れていません。

実際には,学習英和,英英を搭載した機種であれば,どの機種であっても受信と発信の両方をカバーできると思います。ですから,T7000を発信用途に使うことも十分可能ですし,T6700を受信用途に使うことも同じく可能です。こういった横並びの中で,「受信,発信の双方に対応するが,とくに受信を重視」というコンセプトを打ち出したのがSR-T7000,逆に,「受信,発信の双方に対応するが,今までにないほど発信面にこだわった」というのがSR-T6700だと思います。カシオさんは,上級機を2機種出すよりは,セイコーさんが先に出した上記機種をにらんで,1台で受信,発信に対応し,しかも生協モデルにも流用可能な万能機ということでXD-H9100を入れてきたのではないでしょうか。

XD-H9100やSL9000での英活搭載は,(私の考えですが)この流れとはちょっと別の要因が入っていて,受信だとか発信だとか細かい理屈よりも,専門家の間で評価の高い英活を入れることで,今まで電子辞書に対して消極的だった大学教員を(言い方が悪いですが)味方にしようという戦略的なものもあるのかもしれません。見方を変えれば,英活搭載は教員サイドへのメッセージなのかもしれません。教員自らがXD-H9100やSL9000を使っているのを見れば,多コンテンツ機や発音付きモデルに惹かれがちな学生も,先生が使っているのならこれにしよう,となるケースも多いからです。下衆の勘ぐりですが,セイコーさんの本来のスタンスとしては,SR-T7000とT6700で,上級機の中でもターゲットユーザによりきっちりと棲み分けをさせるということかもしれません。生協モデルで英活を入れたのは,セイコーさん自身,まさか普通の大学新入生に英活が必須辞書であるとは思っていないでしょうから,カシオさんとの競合対策上ということもあるのでは…?

>Eggマミィーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月26日(月)08時08分54秒

>少し自分でも調べたのですが、SIIのSD5200とSD7200が英語だけですが結構音声
>機能が充実してくいるみたいなのですが、詳しい内容をご存知ですか?

この2機種は,XD-Lシリーズと違い,合成音声での発音機能です。ネイティブの肉声ではありませんが,そのかわりに収録語のほぼすべてを発音してくれるだけでなく,例文や自由文(自分で文章を入力する)のように,文単位でも読んでくれます。合成ですので不自然さはありますが,そのままネイティブにきかせても十分意味が分かるぐらいの水準はあると思います。

>発音機能付きの機種でカシオさんのXD-L4600があるという事ですが、単語を入れたら
>簡単な単語(例えば果物とか)も発音が聞けるのでしょうか?

基本的な10000数千語(辞書に星印のついている単語)はすべて発音してくれますので,果物の名前なども(よほど特殊なものでなければ)大丈夫です。

>初めから英文をよく聞くと耳が慣れてくると聞いたことがあるのですが、初めは電子辞書
>ではいらない機能でしょうか?

電子辞書の発音機能は,基本的には(合成音声の機種以外は)単語単位ですので,これとリスニングのスキルの上達とは単純に結びつけて考えられないと思います。リスニングの力は,単語単位の発音が聞き取れる力というよりは,文章,もっと言えばその文章が続いたディスコースの単位での聞き取りになりますので,音声変化(隣の単語とつなげて読まれるとか,弱く読まれるとか)に慣れるなど,単語単位の聞き取りではカバーできない能力が要求されます。逆に言えば,1つ2つの単語が聞き取れなくても,ディスコース全体での聞き取りができていれば,内容理解に大きな支障はないということです。

#発音機能は,「音声が出る」ということで,「聞き取りに役立つ」とか「実践的な英語力を身につけるのに役立つ」とメーカーさんもPRすることが多いようですが,これはちょっと飛躍しすぎだと思います。一番役立つのは,語学教員が新出単語を発音する際に,発音の自信がない単語を確認するとか,生徒が,教室で音読をさせられるときのために,予習で発音の練習をするとか,実際の会話の場面で,どうしても相手に通じない単語の発音を確認するといった場面かもしれません。

>チャドさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月26日(月)07時57分54秒

>私は1年間の語学留学を考えてるので
>XD-H9100とXD-H9000の
>どちらにしようかと迷ってる状態で・・・・
>英和活用辞書と英語類語辞典のどちらが
>あると便利なんでしょうか?

語学留学でしたら,H9100の英和活用大辞典は特に必要ないと思います。H9000に入っている大修館の類語辞典は,ただ類語が羅列してあるのではなく,日本語の意味区分で分けてあるので,類語辞典の入門用としては最適だと思います。

> 英和活用大辞典 投稿者:沖野真人  投稿日: 4月26日(月)00時38分34秒

>小坂井さんへ

SL9000使っていますが、英和活用大辞典は非常に便利です。
もともと論文を英語で書くのに必須と言われていた辞書が、
さっと引けるのだからボクはとても重宝しています。

自分の思いついた表現が本当に英語としてナチュラルか
確かめたり、ある副詞をどういう状況で使うのが適切か
知るのになくてはならない存在です。

英和などは普通一つの使い方に一つの例文しか載ってい
ませんし、使い方だけで例文がないことも多いです。
しかし英活はすべての用法に例文がありますし、重要な
用法ならいくつも例文が載っています。

さらにSL9000なら、英活も含めた非常に豊富な例文を
一気に検索できるのが魅力です。個人的には英活のお
かげでずいぶん英作文が楽になりましたね。

ところでこの前生協に販促にきていたSEIKOの方に、
英和の訳文からの日本語検索と、例文検索時の
語順指定機能を要望として伝えてきました。

早見機能付き電子辞書 投稿者:マッキー  投稿日: 4月25日(日)21時28分56秒

英語と中国語の両方が入っている辞書ということで、SIIのT-5030とシャープのA8500で迷っています。
5030は英和がジニアス大なのとキーボードが使いやすいところが気に入ってるのですが、シャープの
早見機能(検索した単語の訳語の見出しが一覧できるので、訳語の多い単語を引くとき便利)にも引かれて
います。5030には同様の機能はないんですよね?Casioはよく知らないのですが、早見機能のようなもの
はあるのでしょうか?

RE^2:SL9000の筐体 投稿者:@SII  投稿日: 4月25日(日)19時55分48秒

一応、デザインは違いますよ。(左:SL9000 右:SR-T6700)

http://dc-ita.dyndns.tv/cgi-bin/digitalcamera/imgboard/img-box/img20040425195236.jpg


すみません 投稿者:小坂井  投稿日: 4月25日(日)17時22分9秒

「2、」については管理人様のHPの方に情報がありますね…
すみませんでした。

英和活用大辞典 投稿者:小坂井  投稿日: 4月25日(日)17時16分29秒

はじめまして、理工系の学生でこのたび電子辞書の購入を検討している小坂井と申します。
電子辞書は主に専門の文章を読むのに使おうと思っているので、リーダーズとリーダーズ・プラスが入っているもので、かつ、英英が入っているものを探しておりまして、現在候補としまして、生協のSL9000(27800)、XD−H9100(27800)、新宿の某量販店のV9000WE(260000-ポイント23%)に絞っているのですが、この中でどれにすべきか迷っております。
それに関連していくつか質問させていただきたいのですが、
1、「英和活用大辞典」というのはそれほど重宝するものなのでしょうか?「自然な英文を書くための辞書」ということで、本当に役に立つのなら将来的に英語の文章を書く必要が出てくる可能性を視野に入れて少し位なら高くても搭載のものを買おうかと思っているのですが、見てみてもいまいち普通の英和(の用例)と変わって見えないのですが、違う点やメリットはどう言う点なのでしょうか?
2、V9000以外はG大以上の搭載のみになりますが、(先に管理人様が少し述べていらっしゃることと関係しますが)、普通の英和がない事によるデメリットというのは大きいでしょうか(表現が難解になるなど)
これらの点につきましてどなたかアドバイスを頂けないでしょうか。
同じ様な疑問を持って電子辞書を選ばれた方や現在上記機種をご利用なさっている方からのご意見やご感想もいただければ幸いです。
もし過去に同じ様なレスがありましたら申し訳ありません。出来るだけ探したのですが…

RE:SL9000の筐体 投稿者:ひまわり  投稿日: 4月25日(日)11時31分38秒

>felisさん

ありがとうございます。
上面だけが金属板ということは、SR-T6700やSR-T7000と同じような感じ
なんですね。

RE:SL9000の筐体 投稿者:felis  投稿日: 4月25日(日)11時08分47秒

上面だけ(たぶんアルミ系の)金属板で,あとは携帯電話と同様な樹脂です.

題名の訂正 投稿者:へっしん  投稿日: 4月25日(日)03時29分24秒

申し訳ございませんが、題名の訂正です。↓発信向け電子辞書→発信&受信向け電子辞書

発信向け電子辞書について 投稿者:へっしん  投稿日: 4月25日(日)03時26分47秒

今までの掲示板の内容をひろい、SR-T6700が発信向けの電子辞書であることは理解できます。カシオのXD-H9100という電子辞書は果たして発信向けの電子辞書でしょうか。それとも、生協モデルたるSL9000と同じ性格を持った受信向けの電子辞書でしょうか。私個人としては、発信と受信の両方の用途にむいている電子辞書の購入を考えて、この掲示板から情報を収集していますが、未だ、購入に踏み切れていません。かえって迷っただけかもしれません。どなたか良きアドバイスをお願いいたします。

何度もありがとうございました 投稿者:Eggマミィー  投稿日: 4月25日(日)00時28分25秒

Sekkyさん何度もありがとうございました。

少し自分でも調べたのですが、SIIのSD5200とSD7200が英語だけですが結構音声機能が充実してくいるみたいなのですが、詳しい内容をご存知ですか?
発音機能付きの機種でカシオさんのXD-L4600があるという事ですが、単語を入れたら簡単な単語(例えば果物とか)も発音が聞けるのでしょうか?
初めから英文をよく聞くと耳が慣れてくると聞いたことがあるのですが、初めは電子辞書ではいらない機能でしょうか?
よろしければ、また教えてください。

SL9000の筐体 投稿者:ひまわり  投稿日: 4月24日(土)16時34分27秒

はじめました。
SL9000の筐体はどのような材質なのでしょうか?
Webで調べてみたのですが、分かりませんでした。
Webに記載されている写真を見ると、アルミかプラスチックだと
思うのですが。
ご存知の方が居ました教えて下さい。
宜しくお願い致します。

どーもです 投稿者:まめた  投稿日: 4月24日(土)10時58分51秒

管理者様、有難うございます。早速探してみます!

>Sekky様 どうろ様 投稿者:横浜いれぶん  投稿日: 4月24日(土)00時59分6秒

色々アドバイスありがとうございます。
Sekkyさん、さっそくバビロンを家のPCで試してみます。昔使ったことがあるのですが、今はG3が入っているのですね。
ただ、うちの会社はソフトウェアのインストールにうるさいので(理由は把握してないのですが)、会社で使えるかどうか、少々不安です。使えない場合は、出張時のことも考え、携帯性を重視して選ぼうと思います。SR-M4000も良さそうですね。
--実は、キヤノンのC30にも、その大きさと画面の見やすさに惹かれています。OALDが入っていれば、「高校生向け」などという宣伝文句を気にせず、買っていたと思います。

あと、どうろさん、貴重なご意見ありがとうございます。同感で、とても心強く感じました。

(無題) 投稿者:チャド  投稿日: 4月23日(金)23時30分0秒

こんばんわっ。
電子辞書が欲しくて色々見たのですが
多すぎてホント迷ってしました。

私は1年間の語学留学を考えてるので
XD-H9100とXD-H9000の
どちらにしようかと迷ってる状態で・・・・
英和活用辞書と英語類語辞典のどちらが
あると便利なんでしょうか?

>せいらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)21時59分44秒

>学校で、英語の本を使いながら
>解剖学などをやると言われたのですが、
>医学英語の収録された電子辞書で
>お勧めなものはあるますか?

医学英語の場合,事実上,カシオさんのXD-V5200MEDかセイコーさんのSR-T6800からの選択になりますね。XD-CPシリーズ+追加コンテンツという選択もありますが,割高になります。V5200MEDは,医学系のコンテンツは南山堂の医学大辞典,医学英和大辞典,プラクティカル医学略語辞典が入っています。T6800はステッドマンの医学大事典を収録しています。T6800は医学関係以外にもリーダーズ英和,COD(ネイティブ向け英英)などが入っていますので,普通の英文読解にも使えます。一方,V5200MEDは医学英和辞典が入っているかわりに,普通の英和はジーニアスなので,リーダーズよりは語数が少ないです。

学校で解剖学の授業があるということは,医薬系,看護系専攻かと思いますが,大学に生協があれば,生協で購入するのが安いと思います(医学系,看護系大学の生協なら,店頭で展示されていることが多いです)。

ステッドマンと南山堂の医学事典の比較は,私はちょっと分かりません(医学関係の方がいらっしゃいましたらご教示ください)。

医学英語 投稿者:せいら  投稿日: 4月23日(金)20時32分17秒

こんばんわ。
学校で、英語の本を使いながら
解剖学などをやると言われたのですが、
医学英語の収録された電子辞書で
お勧めなものはあるますか?
是非教えてください。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)19時40分56秒

>名詞のC(可算)・U(不可算)の区別については、GSでは原則として収録されている
>ほぼ全ての名詞に付記されているのに対し、G大では重要語(9,000語弱)にあたる
>名詞にしか対応していません(例えば、fete、fleece、quandaryといった言葉の
>C/UはG3には記載がありますが、G大にはありません)。

言われてみればその通りで,これは盲点ですね。もともとジーニアスファミリーの辞書は(大修館さんはたしかピラミッド記述と言っていたと思いますが)単語の重要度ランクに応じて記述内容の詳しさを段階的に変えています。派生語表記や規則変化の発音表記などは上位2つのランクの語のみにするとかです。ただ,派生語や規則変化形の発音は,上級者にとってはそれほど難しいものではないので,(初級者はあまり遭遇しないと思われる)低重要度の単語で割愛されるのは自然でしょうが,名詞のCUは上級者でも難しいから(なのかどうか分かりませんが)ほぼすべての名詞に出ていますね。

G大でもそれを踏襲すればよかったのでしょうが,G大で追加された語の多くは専門用語などですから,名詞がかなりの数を占めると思います。そうなると,全部にCUをつけていたらスペースが膨大になるので,もしかしたらCUを重要語(星印のある語)に限定してしまったのでしょうか。

今まで,何気なくG大はG3の上位互換というような表現をしてきましたが,CU表記に関してはどうろさんもご指摘のように,上位互換ではなく,不便な面もあると思います。好意的に考えれば,G大は学習辞書的要素を兼ね備えていると言っても「大辞典」である以上,100%のG3との互換は望めないと言えるのかもしれません(重要語限定とはいえ,CU表記のある大辞典自体が他にはありませんから)。

ただ,私個人としては,(名詞の占める割合が学習辞典よりも大きい)大辞典の全見出し語にCU表記を載せるのは無理にしても,せめてUの場合だけは載っていればいいのに,と感じました。これは学習英英系の辞書でよくみられますが,Cをデフォルトとみなし,語義全部がCであるときは何も記号はつけないが,Uの語義には記号を付けるというスタンスです。

>どうろさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)19時39分6秒

横レスで恐縮です(^^;;

>私は、英検1級も持ち、職務柄それなりに難しい英文に接する機会も多い方ではないかと
>思われますが、語彙数や説明などで中辞典で不満足なことはめったにありません。

全く同感です。2003/12/18 13:37:48でAKIさんもご指摘のように,英語学習や発信用途が目的であれば,G3クラスの学習辞典で全く問題ありません。ちなみに,私が調べたデータですが,Time1年分のカバーストーリーで5回以上出現した語(計8012語)と各種語彙リストをデータベース化して突き合わせ,カバー率を調べたところ,基本3000語(たとえば,アルクのSVLリストの3000語レベル)で約半分,8000語で8割弱が含まれます(詳細はJACET8000活用事例集という冊子に載せました)。このことを考えると,通常の使用ではG3クラスで全く問題ないと言えるのではないでしょうか(G3でさえ,90000弱の語数があるのですから)。

ネイティブの人が日常持ち歩いているペーパーバックの英英辞書の語数は,日本の高校生向け英和辞典(フェイバリットやスーパーアンカーのような)と同じか,ちょっと多いぐらいですから,G3等の上級学習英和なら,通常の読書等には申し分ない規模と言えます。

>最近の電子辞書は語数規模の多いものが当たり前のようになっているせいか、

今までは,専門機,上級機という位置づけだった大規模英和が,生協モデルで標準搭載になってきて,価格もかなり安くなりました。電子機器の進化という点では,数年前のワークステーション並みのCPUやメモリが家庭向けパソコンに搭載されるようになったことと同じで,喜ばしいことかもしれませんが,その結果,語数の多い辞書が上級者向けという誤った印象を与えてしまう危険もありますね。リーダーズプラスやG大は,昔ならごく一部の専門家が買う辞書で,よほどの上級学習者でも大辞典を持っている人は限られていたと思います。それが今では大学新入生向けの生協モデルに入っているというのは,ちょっと慎重に考える時期にきているのではないでしょうか。SL9000やXD-H9100は,友人,知人の研究者の間でもよく話題になり,専門の論文を読むときもこれ1台でこなせますねと口を揃えて言っていますが,考えてみれば大学教員のニーズにあった辞書と同じ辞書を大学新入生が使うというのは,紙辞書オンリーの頃では考えられなかったと思います。

G3単独での搭載機種は最近では高校生向けという位置づけがあるようで,メーカーさんとしてはターゲットユーザを細分化することによる営業面でのメリットがあるのかもしれませんが,今後は,ユーザの目的やレベルに会わせて適切な機種を選ぶという,辞書カウンセリング(と勝手に呼んでいますが)的なことも必要になってくると思います。

>ちるちるさん Sekkyさんへ 投稿者:チャンドラー  投稿日: 4月23日(金)18時57分48秒

いろいろ御親切に教えていただきありがとうございます。
セイコーの辞書、すごくいいと思ったんですが、中国語電子辞書の購入はもう少し様子を見てからにしてみます。
そして、
・小学館の第二版搭載の有無
・中国語系辞書の検索機能の更なる充実
・携帯性
の三点をポイントにおいて、今後続々と発売されるであろう各社の電子辞書をよく吟味してみようと思っています。
どちらにしても近いうちに購入したいです。

>Eggマミィーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)18時40分6秒

>いつも鞄に入れておければとっさに聞かれた時に辞書が正しい発音で答えてくれたら
>いいなぁと思いまして。

発音機能付きの機種ということでしたら,カシオさんのXD-L4600ぐらいでしょうか。

>でもご説明では一般の辞書はやはり子供向けではないようですね。

Eggマミィーさんご自身がお使いになるのでしたらL4600のジーニアス英和で問題ないと思いますが,お子さんが使うにはちょっと難しいと思います。ただ,単語を入れて発音を聴くという操作を覚えれば,発音を聴くためなら辞書の中身に関係なく使えますね。

>アルクの「こども英辞郎」という辞書はどこで購入可能でしょうか?
>CD-ROM辞書だという事ですが、かなり大きくなりますか?パソコン用でしょうか?

CD-ROM辞書はパソコンにインストールして,パソコンのソフトとして使うものなので,大きさは問題ないと思います。

>ついでと言ってはなんですが、超初心者の私が英会話を始めるとするとどのような辞書が
>向いているでしょうか?

英会話の初級段階では辞書はそれほど必要にならないと思います。英語を読んだりする(ペーパーバックなど)際や,お子さんへの読み聞かせなどで発音の分からない単語を調べるという用途なら,L4600に入っている英和で問題ないと思います。

中辞典級の英語辞書(横浜いれぶんさんへ)  投稿者:どうろ  投稿日: 4月23日(金)16時09分1秒

> G大辞典やリーダースの必要性を感じない……
> あるいはG3やOALDだけで問題なく過ごしている方……

私は、英検1級も持ち、職務柄それなりに難しい英文に接する機会も多い方ではないかと思われますが、語彙数や説明などで中辞典で不満足なことはめったにありません。最近の電子辞書は語数規模の多いものが当たり前のようになっているせいか、このサイトの書き込みを参照していると、中辞典クラスの英語辞書がいかにも不十分な印象も受けますが、それは正しくないのではないでしょうか。もちろん、7〜8万語程度を含む中辞典クラスほどの水準であれば、相当高度な内容を含む文献でも経験的にほぼカバーされるように思われます。また、この水準を超えるような単語であれば、どうやらネイティブの方にとってもかなりの難語のようで、多くの場合、言い換えや解説が付されていることが多いと考えられます。

むしろ、TOEICや英語検定などの受験などの目的では、G大より中辞典クラスG3の方が適しているのではないかと思われるほどです。たとえば、試験で試されがちな名詞のC(可算)・U(不可算)の区別については、GSでは原則として収録されているほぼ全ての名詞に付記されているのに対し、G大では重要語(9,000語弱)にあたる名詞にしか対応していません(例えば、fete、fleece、quandaryといった言葉のC/UはG3には記載がありますが、G大にはありません)。同じジーニアスなのに、何故G3に収録されている内容をすべてG大に引き継がなかったのか、大修館書店と小西友七先生に見解をお聞きしたい気もするのですが……。

とは言いつつ、私自身が主に使っている電子辞書はSR-T7000で、G大、リーダーズ+プラス、CODの収録語数の多さに助かることもあるのは事実です。ただ、プロとして翻訳に携わる等ではなく、通常の英語辞書の利用(例えば、ビジネス文をやり取りするとか小説を読むとか)であれば、十分「G3やOALDだけで問題なく」過ごせると思われます。

ご参考まで。

>横浜いれぶんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)12時46分12秒

>ちなみに今、メーカーの貿易部門で働いており、TOEICは830、英語使用用途はもっぱらメール
>受送信と関連情報収集(WEB等)です。また2年前に特売セールで買ったSR8000を持っており、
>実際この機種に入っている英和・和英中辞典でも、未知で、かつ大事な単語が山ほどあるの
>を実感しています。

ビジネスで英語を使うというわけではない立場の者のコメントですが(^^;; メールやウェブブラウジングで辞書を引くということでしたら,IC辞書よりもPC上で使う辞書のほうがいいような気もします。たとえば,先日ご紹介したBabylon Pro Geniusは常駐型辞書として定評のあるバビロンのエンジンに,フルコンテンツのG3,G和英(初版)を載せたものです。リーダーズやG大のような語数は必要でなく,専門用語はウェブで検索できる状況にあるということでしたら,バビロンはぴったりかもしれません。メールを読んでいる最中でも右クリックするだけで即座に訳語が出てくるので,手を動かさずに引けるというのは大きなメリットだと思います。SR-8000とはコンテンツが重なりませんし…。

出張の際など,移動中に使うために購入ということでしたら,PW-S7100のような小型機も候補になると思います。英文レター辞典が必要ならS7100になるでしょうが,セイコーさんが出しているSR-Mシリーズは大きさが一回り小さく,その割に液晶解像度は大型機と同等(文字が小さいですが)なので,SR-8000と同じような感覚で使えます。OALDでということならSR-M4000あたりでしょうか。最近は,実務向け機種は大規模英和搭載機がデフォルトになりつつあるので,M4000は格安で売られています。

バビロンは以下のサイトでお試し版がダウンロードできますので,これを使ってみてIC辞書の必要性を考えてみてはいかがでしょうか? 難点は,和英が改訂版ではなく,初版である点ですが,すでにG和英2版はカシオさんの電子辞書などに入っていますので,バビロンのデータもいずれは改訂版になると思います(その際,初版の入ったバージョンを使っている人向けのアップデートサービスがあればいいのですが)。

http://www.taishukan.co.jp/babylon/index.html


>Sekky様 投稿者:ヒデ  投稿日: 4月23日(金)12時27分20秒

 早速ご説明をくださり、ありがとうございました。G大の記述は見落としておりました。すみません。私が読んだのは論文ですが、ややエッセイに近いものや、学会というよりも間口の広いシンポジウムで発表されたものだったので、口語的感覚の文章だったのかもしれませんね。

>楠さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)12時07分29秒

>複合語ジャンプ機能について私自身の理解がまだあやふやの点がありますが、とりあえず
>SL9000の検索機能はT7000に準ずるという解釈でよろしいでしょうか?

はい,そう思います。

>>カーソルを『旧 Nabisco Brands』のNabiscoにあてて「決定」すると
>のところで、「Nabisco」だけではなく「Nabisco Brands」と二語に渡ってカーソルを
>あててジャンプを押せば、T6700・SL9000どちらの機種においても、プラスのNabisco
> Brandsの項目に飛ぶのでしょうか?

セイコーさんの機種は,2語以上を反転することができませんので,Nabisco Brandsを反転させることはできません。そのため,ジャンプキーを押してNabiscoを反転させ,決定キーを押すのですが,複合語ジャンプ対応機(SR-T7000やSL9000系列)は候補にNabisco Brandsが出ますが,非対応の機種ではNabiscoしか出てきません。

>以前、Sekkyさんが大柄の電子辞書を二つ入れるのに(電子辞書用ではないが)最適な
>ケースをこちらで紹介されていたと記憶しているのですが、それはどちらの製品でしょ
>うか?

2003年5月20日(火)15時33分26秒のログにあるアーベルのケースだと,SR-Tシリーズのような厚みのある機種でも,2台楽に入ります。薄型筐体の機種なら,真ん中の間仕切りを根元から切れば3台入れることもできます。

そのほかでは,武骨ですが,ロアスというメーカーが出しているデジカメ,PDA向けのアルミケースもいいかもしれません。これは,中のスポンジを収納物の大きさに合わせてくりぬくタイプのケースです。フタの側にも分厚いスポンジがついていますので,1台収納なら,粘着物で固定しなくても完全に中で固定され,衝撃吸収されると思います。2台入れようと思うと,フタについているスポンジを取り,中の厚みを確保する必要があります。その場合,2台目は固定されないので何らかの対策(ソフトケースに入れ,ケースごとアルミケースに入れるなど)は必要ですが,一応2台収納することは可能です。

>ちるちるさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)11時30分55秒

>それから、おもしろいのは、中国語の語彙を検索するさいの漢字源の活用です。
>たとえば「我」という語を中日辞典で引いて、「熟語」キーを押しても
>「我」から始まる熟語(我、我輩・・)しか出てきませんが、
>「我」を漢字源でまずひいて、ここから中日辞典にジャンプすると、
>「大我、敵我矛盾・・・」と、中に「我」を含む熟語がたくさん出てきます。

これは,いわゆる漢字源からの漢字ジャンプ機能で,読めない単語でも漢字源でその単語の一字を検索するだけで引ける機能ですが,中国語コンテンツ搭載機でも使えるのは大きな特徴だと思います。講読のテキストなどで分からない単語があり,漢字からピンインを結びつけられない時には重宝するでしょうね。

>まめたさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)11時26分0秒

>辞書を買うように勧められたので、電子辞書にしようと思い各メーカーのホームページなど
>を調べました。簡単に見つけられると思ったのですが、(旅行会話集を除いて)まったく見
>つけられず困っています。

韓国朝鮮語の電子辞書は,旅行会話集を除けば国内向け製品では出ていません。現地向けにシャープさんからいくつか出ています。

http://www.sharp-korea.co.kr/

国内では以下のリンクのサイトなどで買えますが,説明書などはすべて韓国朝鮮語で書かれているので,学び始めたばかりだと大変かもしれません。

>それとは別に英語劇もやっているので、発音の聞ける英和辞典と、ジャンプ機能のある国語
>辞典もあれば、と思っていたのですが、これって虫の良すぎる注文でしょうか?

これはカシオさんのXD-L4600など,発音機能付きの機種が出ています。

http://www.kankokuichiba.com/shop/shop.html?xcode=04&type=O


>ヒデさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月23日(金)10時05分24秒

> 私が出会った文献はたまたまいずれも北米の生物学者が書いたものだったのですが、この
>neither...orはかなり一般的な用例になっているのでしょうか。また、この点について解
>説のある英和辞書はありますか。

学校文法ではたしかにneither ... nor...の形で教えていますが,ロイヤルにあるように最近はneither...or...の形も口語では少なからず使われるようです。G3やG大,ユースプログレッシブなどではneitherの語法解説にその旨注記があります。辞書の用例にはあまり出ていないようですが,SR-T6700でneither & orで検索すると,Wordbankでかなりヒットします。

電子辞書ケース 投稿者:  投稿日: 4月23日(金)02時52分49秒

何度もすみません。
以前、Sekkyさんが大柄の電子辞書を二つ入れるのに(電子辞書用ではないが)最適なケースをこちらで紹介されていたと記憶しているのですが、それはどちらの製品でしょうか?
Googleを使って色々と検索してみたのですが、私の検索能力が低いせいか、そのケースについて言及しているログに辿り着かなかったもので……。

複合語ジャンプ 投稿者:  投稿日: 4月23日(金)02時32分7秒

> felis様、Sekky様、SII様
検証、ありがとうございます。
複合語ジャンプ機能について私自身の理解がまだあやふやの点がありますが、とりあえずSL9000の検索機能はT7000に準ずるという解釈でよろしいでしょうか?

で、思ったのですが、
>カーソルを『旧 Nabisco Brands』のNabiscoにあてて「決定」すると
のところで、「Nabisco」だけではなく「Nabisco Brands」と二語に渡ってカーソルをあててジャンプを押せば、T6700・SL9000どちらの機種においても、プラスのNabisco Brandsの項目に飛ぶのでしょうか?

複合語ジャンプの機能についてまだ理解が至らないため、大変レベルの低いことを伺っているような気がして恐縮ですが……。

訂正 投稿者:ヒデ  投稿日: 4月23日(金)00時49分32秒

すみません、『ロイヤル英文法(改訂新版)』旺文社、でした。

neither...nor/orについて 投稿者:ヒデ  投稿日: 4月22日(木)22時33分16秒

 いつも愉しく読ませていただいています。今回は辞書についてというよりも、単なる英語についての質問なのですが、よろしいでしょうか。場違いでしたらご教示ください。
 neitherときたらnorというのが、私の中学生以来の知識でした。ところが最近、英語の文献を読んでいて、立て続けにneither...orの文例に出くわしました。
 この点について、手元にあるいくつかの英和辞書(G大、ランダムハウス、スーパーアンカー、Coubuild)には、norの文例しか出ていないようです。しかし『ロワイヤル英文法』を調べると、「neitherを用いたらnorの代わりにorは用いないのが原則であるが、orを用いる人もいる」、「否定の概念が明らかな場合には、norの代わりにorも用いられる」とありました。
 私が出会った文献はたまたまいずれも北米の生物学者が書いたものだったのですが、このneither...orはかなり一般的な用例になっているのでしょうか。また、この点について解説のある英和辞書はありますか。
 どなたか、教えていただければ幸いです。

まちがえました↓ 投稿者:ちるちる  投稿日: 4月22日(木)20時08分38秒

中国語辞書、
わたしの持ってるSR、じゃなくて、わたしの持ってるSLです。
RとLが苦手です>< ごめんなさい。

中国語辞書 投稿者:ちるちる  投稿日: 4月22日(木)20時06分47秒

チャンドラーさん

お役に立てたようでうれしいです。

SL9000CNとSR−T5030は中国語辞書の中身は同じだと思いますので、わたしの持ってるSRから分かる範囲で説明します。

小学館の辞書に入ってるコラムは、電子辞書にも入ってます。
単語を引いて、見出しを見ていくと本を開いた形のマークがでてくるので、
「例文・解説」キーをクリックすると、その中身を読むことができます。イラストはありません。

あと、語義の多いことばだと、最初に「ポイントのまとめ」として、語義の見出しのみを一目で見られるようになっています。(ただし、そこからカーソルを合わせて細かい説明にジャンプ、とはなっていない。詳しい説明は下までスクロールする必要がある。)たとえば「踉gen」(足偏に艮)の項などをみてください。

それから、おもしろいのは、中国語の語彙を検索するさいの漢字源の活用です。
たとえば「我」という語を中日辞典で引いて、「熟語」キーを押しても
「我」から始まる熟語(我、我輩・・)しか出てきませんが、
「我」を漢字源でまずひいて、ここから中日辞典にジャンプすると、
「大我、敵我矛盾・・・」と、中に「我」を含む熟語がたくさん出てきます。
ピンインでワイルドカード検索をするより、早いです。(わたしにとっては)

それから、広辞苑の中の図表も、電子辞書には入っていませんが、
取扱説明書の後ろのほうにまとめて掲載してあります。
(これもイラストはありません。家系図とか、元素の周期表とか、字で説明するものだけです。)

以上、SL9000CNからのコメントでした。

小学館の第二版がいつ電子辞書になるのか・・・。
セッキー先生もおっしゃってたように、競合する辞書があれば早そうだけど、
今のところ小学館の独壇場だから、どうなんでしょうね。
T5030が24990えん・・・わたしなら買っちゃいます。
第二版入りの新機種がでたら、有能だけどかなり高いんじゃ・・・とも思います。

チャンドラーさんが今どんなアシスタントをどの程度必要としてるかに照らし合わせて、決めてくださいね。

中国語辞書 投稿者:チャンドラー  投稿日: 4月22日(木)13時27分12秒

ちるちるさん、ありがとうございました。大変参考になりました。

昨日近所の大型電気店でカシオとセイコーの機種を見てきました。
SR−T5030が24990円で売っていて、すごく使いやすかったのですぐにでも買いたい衝動に駆られてしまいましたがぐっと我慢してあらためて考慮してみようと思い帰ってきました。
何しろ高い買い物ですから!
でも収録辞書が充実していてすごく気に入りました。
これに決めちゃおうか、第二版を待とうかすごく迷ってます。

ところで、小学館の辞書の場合「囲みコラム」が、とても面白いと思うのですが、電子辞書の場合その辺はカットされてるんですか?紙の辞書ではすごく好きなところなんですが…

韓国朝鮮語搭載機種は? 投稿者:まめた  投稿日: 4月22日(木)09時14分28秒

大学の第二外国語として韓国朝鮮語を学んでいます。
辞書を買うように勧められたので、電子辞書にしようと思い各メーカーのホームページなどを調べました。簡単に見つけられると思ったのですが、(旅行会話集を除いて)まったく見つけられず困っています。
それとは別に英語劇もやっているので、発音の聞ける英和辞典と、ジャンプ機能のある国語辞典もあれば、と思っていたのですが、これって虫の良すぎる注文でしょうか?

PW-S7100 投稿者:横浜いれぶん  投稿日: 4月22日(木)01時07分6秒

以前PW-S7000が気になる、と投稿した者です。その後色々忙しく、結局何も買わぬまま関心も薄れていましたが、ひさびさに店頭で見ると最近の新機種の多様さに驚いてます。ただ自分にはどれもあまりに立派すぎ、結局PW-S7100のコンテンツが一番合っているように感じています(OALDとレター辞典が欲しいし、またG大辞典やリーダースの必要性を感じない ← 正直どちらも訳語や解説が多すぎてなじめない。会社で使うので、その都度WEBで専門用語を調べられる環境にあります。もっともPWS7100にも色々不要な辞書が入ってるのですが)

ちなみに今、メーカーの貿易部門で働いており、TOEICは830、英語使用用途はもっぱらメール受送信と関連情報収集(WEB等)です。また2年前に特売セールで買ったSR8000を持っており、実際この機種に入っている英和・和英中辞典でも、未知で、かつ大事な単語が山ほどあるのを実感しています。

どなたかビジネスマンの方で、PWS7000or7100をお使いの方、あるいはG3やOALDだけで問題なく過ごしている方、レター辞典を活用されている方、仕事上とても重宝するというお薦め機種がある方など、ご意見・アドバイス等いただけないでしょうか。もちろんSekky様、あるいは経験豊富な皆様のご意見も非常に助かります。

※ 急ぎの時など、あのS7100のボタンは押しにくい、或いは全く気にならない、といったハード情報も知りたいです。やはり店頭で立って操作するのと家や会社で使うのでは、感覚が違うような気がしてなりません。


中国語辞書 投稿者:ちるちる  投稿日: 4月21日(水)22時12分32秒

チャンドラーさん。
参考になるかどうか分かりませんが。中国語入り電子辞書・わたしの場合です。
わたしは、セイコーSL9000CNを買いました。
(これを選んだのは、今のところ主な利用は英語を書くためなので、英語が充実してるのがよかったからです。中国語は初級〜中級を学習中のレベルです。)
これも、中国語辞書は小学館の1版のみですが、漢字源へのジャンプがとても便利です。小学館では足りない故事成語や語彙の充実などを補うので、この点もよかったです。
わたしは、この電子辞書と、紙の「初めての中国語辞典」を併用しています。
わたしの場合は、これで当分間に合いそうです。もっと中国語が上達してもっといいのがほしくなったときにはそういう機種が出てるはず〜〜です。

最初はセイコーのSR−T5030を買うつもりでした。
これも漢和辞典のジャンプがよくて、さらに「とっさのひとこと」が検索しやすくて便利だなあ、と思いました。
(結局、SL9000の英語パワーにくらっときて、やめましたが。)

シャープのPWーA8500には、小学館のほかに「はじめての中国語辞典」(朝日出版社、2002年刊)が入っていますが、これは、店頭で触ったときに、漢和辞典へのジャンプが使いにくかったです。漢字辞典の熟語や説明も少ないし。漢字源を追加できるそうですが、わざわざ追加で買うのも・・・と思いました。

「初めての中国語辞典」は、冊子でも小さいので、携帯しやすいです。
図版やコラムなども、紙で見るほうが使いやすく感じます。
これは、この春に紙辞書の増補改訂版が出て、日中小辞典のボリュームを倍増、だそうです。
小さいわりに、PC関係などの新しい語を積極的に入れているので、今回の増補版もチェックしてみたいです。

この春、東方書店から出た「中国語辞典」、これも書店ではまだ見ていないのですが、充実してそうです。電子辞書には、ならないのかなあ。

それにつけても、小学館の1版は、お仕事で使う人にはPC関係など最新の語彙がないので使いにくいだろうな、と思います。

日本製の電子辞書の購入をお考えで、小学館の1版では物足りないとお思いなら、
・今すぐ必要な場合は、同梱の漢和辞典や会話集の使いやすさ(ジャンプ機能や内容)をチェックして選び、不足分は紙の辞書や単語集をサブで使う、
・納得いくものが出るのを待つなら、金と時間を惜しまずとことん待つ、
という感じではないか、とわたしは思います。

ありがとうございました。 投稿者:Eggマミィー  投稿日: 4月21日(水)20時18分17秒

えーっと説明不足がありました。
英会話を習いたいと言ってきたので、近所の英会話教室に5月から通うことになっています。
そこで、色々な物などを英語にすることを楽しんでいるようで・・・。
しかし、自分では答えられないものばかりで・・・という事で市販の電子辞書に頼ろうと思っていたところでした。
いつも鞄に入れておければとっさに聞かれた時に辞書が正しい発音で答えてくれたらいいなぁと思いまして。
でもご説明では一般の辞書はやはり子供向けではないようですね。
アルクの「こども英辞郎」という辞書はどこで購入可能でしょうか?
CD-ROM辞書だという事ですが、かなり大きくなりますか?パソコン用でしょうか?
ついでと言ってはなんですが、超初心者の私が英会話を始めるとするとどのような辞書が向いているでしょうか?
あまりにも単純な質問ばかりで、すみません。
よろしくお願いします。


中国語辞書 投稿者:チャンドラー  投稿日: 4月21日(水)16時37分34秒

そうですね。
中国語辞書の場合、確かに小学館に並ぶものはありませんからね。
しばらく第二版搭載電子辞書の発売はないのかもしれませんね。
ただ、新製品が続々と出てきていて市場商品の代謝が早いようですから期待は持てそうです。
利用者の側から言えば第二版搭載辞書を望む声は非常に多いようですからその声が小学館に届くといいのですが・・・
それまでの間は現在販売されている物の中から検討してみようかなと思います。
台湾のものもよさそうですがメンテナンスのことを考えるとやはり日本製の方がいいのかなぁ?
何しろ高い買い物ですから慎重に選ぼうと思います。
中国語電子辞書関連で何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非よろしくお願いします。

>チャンドラーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月21日(水)15時20分4秒

>気になるのが各社とも91年発行の小学館中日日中辞典初版を使用している点で、書籍の
>辞書では、02年に内容がかなり補足された第二版が発行されているのです。第二版が搭
>載されているのであればすぐにでもそちらを購入したいのですが、まだそういった情報
>もありません。一般に書籍発行後にどのくらいで電子辞書に反映されるのでしょうか?
>購入の参考にしたいのでどなたか教えてください。

紙辞書版と電子辞書版のタイムラグは,一概には言えないと思います。最近は,多くの出版社さんで電子辞書化を視野に入れた編集スタイルをとっているでしょうから,紙版が出てから比較的早く電子化されるようです。大修館さんはそれが顕著で,ジーニアス英和の第3版が出てからわずか3ヶ月程度で電子版が発売されています(ジーニアス和英2版も同じぐらいです)。#G3などは,2001年11月はじめに紙版が出ましたが,すでに9.11の記述が反映されていましたので,従来の辞書のような編集スタイルとは違うのかもしれません(手作業では物理的に不可能ですから)。

とはいっても,出版社さんのスタンスや戦略のようなものもあるでしょうから,電子データが完備されている=電子辞書化されるというわけにはいかないと思います。小学館中日,日中の新版搭載の要望はここでも数えられないぐらい出ていますが,なかなか新版を入れてきません。不思議です。理由は分かりませんが,同規模の競合辞書が電子化されていないというのも大きいのではないでしょうか。仏独語などは複数社のコンテンツが出ていますから,旧版を載せていたらとても太刀打ちできないので,英語コンテンツ並みに改訂間もないコンテンツが電子化されている(プチロワのように)のかもしれませんね。

>Eggマミィーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月21日(水)15時06分24秒

>子供(幼稚園児)が英会話を習いたいと言い始め、自分では何もわからないのでまず、
>電子辞書の購入を考えました。

お子様の英会話と言うことでしたら,市販の電子辞書はちょっとスコープが違うと思います。むしろ,パソコン用CD-ROMのエディテインメント系ソフトで子供さん向けの英語ソフトがたくさんでていますので,そちらを選んだほうがいいと思います。多くのソフトには,発音付きの辞書機能もついていますので,このほうがいいのではないでしょうか。もし辞書にこだわるということでしたら,アルクの「こども英辞郎」のようなお子さん向けのCD-ROM辞書も出ています。

>nagybogosさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月21日(水)15時00分3秒

>コーパス言語学を専門にしたいので、BOEが入っている機種がある、というのに驚き、
>興味を持っています。

SR-T6700のWordbankはBOEのフルセットではなく,BOEの中から500万語程度を抽出したものです。BOEのフルセットは一般では(オンライン等でも)検索できません。BOEはモニターコーパスなので,正確な規模は分かりませんが,もう5億ぐらいは超えているのではないでしょうか。T6700のWordbankはその100分の1ぐらいになりますね。Wordbankの構築方針(英米のバランス,データソースの種類など)はよく分かりませんがだいたい90年代前半から2000年代初頭ぐらいのデータのようです。

>大学生協には入っていますが、あまり高い機種は買えません。

生協モデルは,一般市場向け機種並みのスペックの機種が破格値で売られていますので,これより安い機種でTESOL専攻(TESOLとコーパス言語学のつながりがちょっと分かりませんが(^^;;)の方が満足できる機種となるとちょっと厳しいと思います。生協モデルならSL9000かAZ-H9100あたり,一般モデルだとSR-T6700でしょうか。コーパス言語学をご専門にされるなら,Wordbankぐらいの規模のコーパスでも,手元でいつでも引けると便利かと思いますので,T6700がいいのではないでしょうか。

>Mamさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月21日(水)14時52分44秒

>後、以前どなたかが書かれてましたが、アクセント辞典も。 シリーズで音声発音機能
>付き(NHKの電子データが利用できますよね)モデルも是非!

アクセント辞典は,外国人はもちろんですが,日本語母語話者でもアナウンサー志望者や地方都市出身の日本語教師など,需要はありそうです。せっかく電子辞書化するのであれば,アクセント辞典を別コンテンツにするのでなく,国語辞典と融合し,国語辞典を引くとアクセント辞典のアクセント表記もいっぺんに出てくる(国語辞典コンテンツにアクセント辞典のコンテンツを組み込む)ほうが使い勝手は良くなると思います。

音声面は,たしかにNHKの辞典のCD-ROMデータが使えると思いますが,これはたしかWAV形式で数万語の音声データが入っていたのではないでしょうか。このままだとサイズが膨大なので,電子辞書に載せるとなると,MP3等に圧縮する必要はあるかもしれませんね。

#発音機能は,日本では外国語学習用という認識が主流ですが,合成音声と肉声を組み合わせることで,耳の不自由な人が意思を伝達する際に使ったり,語義内容の全文発音をさせることで,目の不自由な人向けの辞書にするなどの展開も考えられると思います。

中国語の電子辞書 投稿者:バンクーバー  投稿日: 4月21日(水)13時50分48秒

【技術者のための中国語講座】、「日中・中日電子辞書情報」では日本と台湾の辞書を比較しています。両者のコンテンツには大きな開きがあるようです。

http://www.tom310.com/china/china_dic_index.html


中国語の電子辞書 投稿者:チャンドラー  投稿日: 4月21日(水)12時00分38秒

中国語の電子辞書の購入を検討しています。今は紙の辞書を使っています。
昨年から中国語関係の電子辞書の発売ラッシュが続いていて、今も続々と新製品発売が続いています。
どれもそれぞれ特徴があり迷うのですが、気になるのが各社とも91年発行の小学館中日日中辞典初版を使用している点で、書籍の辞書では、02年に内容がかなり補足された第二版が発行されているのです。第二版が搭載されているのであればすぐにでもそちらを購入したいのですが、まだそういった情報もありません。一般に書籍発行後にどのくらいで電子辞書に反映されるのでしょうか?購入の参考にしたいのでどなたか教えてください。

初電子辞書 投稿者:Eggマミィー  投稿日: 4月21日(水)02時10分34秒

子供(幼稚園児)が英会話を習いたいと言い始め、自分では何もわからないのでまず、電子辞書の購入を考えました。
簡単な単語からちょっとした会話を音声にしてくれて、広辞苑などの日本語もわかり、パソコン用語集なども入っている電子辞書があれば嬉しいのですが・・・。
全くわかりません・・・。
電器屋さんで聞いても店員さんもいまいちでした。
どなたかよい電子辞書がありましたら教えてください。お願いします。

電子辞書を持っていないのは… 投稿者:nagybogos  投稿日: 4月20日(火)22時40分28秒

私だけでした。ある大学院でTESOLを勉強しています。この度10年ぶりに学生になったところ、周りの若者(笑)はみんな電子辞書を持っていました。
便利そうなので私も一つ買おうかなぁ、と思ってはいるのですが、どれを買えばよいのやら、皆目さっぱりわかりません。普段はあまり英和を使いません。(どうしても必要なときは、オンラインのGOO辞書サイトで間に合わせています。)紙のCODは好きです。

あと、コーパス言語学を専門にしたいので、BOEが入っている機種がある、というのに驚き、興味を持っています。
大学生協には入っていますが、あまり高い機種は買えません。普段から大きなバックパックを持ち歩いているので、サイズにはあまりこだわりません。

皆様のお勧めを教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。

>Sekky@管理者 様 投稿者:みきすけ  投稿日: 4月20日(火)01時48分39秒

大変参考になりました!素早く丁寧な対応、感謝します。

一般販売のものに比べ操作性がイマイチ、それも単語集の使い勝手がイマイチということで多少不安は残りますが、英和辞典のほうも特に問題は無いということみたいですので、OC-1204-Gの方を購入してみようかと思います。
今回は本当にありがとうございました。

T6700のジャンプ 投稿者:@SII  投稿日: 4月20日(火)01時03分16秒

>[プラス]Nabisco Brands
>[リ英和]Nabisco
>
> となります.

とならず、[リ英和]Nabiscoの訳が表示されます。
SR-T7000はSR9000と同じでした。

SL9000のジャンプ 投稿者:felis  投稿日: 4月20日(火)00時49分9秒

ritzと入力した段階で出てくる候補が

[リ英和]ritz
[リ英和]Ritz
[プラス]Ritz
[プラス]Ritz combination principle
[プラス]Ritz cracker
[プラス]Ritz Hotel

3番目にカーソルをあてて「決定」 「ジャンプ」を押して
カーソルを『旧 Nabisco Brands』のNabiscoにあてて「決定」すると

[プラス]Nabisco Brands
[リ英和]Nabisco

となります.

伝! 投稿者:felis  投稿日: 4月19日(月)23時19分49秒

>(半導体でなく)「伝導体」という訳語ならconductorなのではないでしょうか??

御意.「導体」・「半導体」と粗忽に考えて見間違えて….失礼しました.
superconductivityとかあるから伝導体の方が時めいているんですね.

(無題) 投稿者:Mam  投稿日: 4月19日(月)22時32分7秒

>ちなみに,カタカナ語辞典で最も語数の多いのは,キヤノンさんのG50に入っているコンサイスカ>タカナ語辞典(三省堂)です。この次が学研のパーソナルカタカナ語(セイコー,シャープ)
>で,旺文社のものは学研パーソナルの半分ぐらいです(もしかして,電子辞書に載っていない冊
>子体のカタカナ語辞典で語数の多いものが旺文社から出ているのでしょうか?)。

いい加減なことを書いてしまって申し訳ありませんでした。
私もキャノンのG50が気になってHPを見ていたのですが、収録語辞典の説明のところに三省堂と旺文社のカタカナ語辞典が並んで記述があったため間違えて覚えてしまっていました。

G50ですが、SL9000と同時に買うとなると英語系辞書が入っているため躊躇してしまいますが、非常に魅力的です。 おっしゃるような国語辞書が早く出てくれると嬉しいですね。 後、以前どなたかが書かれてましたが、アクセント辞典も。 シリーズで音声発音機能付き(NHKの電子データが利用できますよね)モデルも是非!

取り寄せ中だったSL9000FRが届いたと生協から連絡があったので、さっそく買いに行ってきます。いろいろ教えていただきありがとうございました。

>Mamさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月19日(月)19時28分58秒

>だから日本語類語とマイペディアのあるSR-T5120から古語辞典を抜いてカタカナ語辞典を
>語数の多い旺文社のもの、

ちなみに,カタカナ語辞典で最も語数の多いのは,キヤノンさんのG50に入っているコンサイスカタカナ語辞典(三省堂)です。この次が学研のパーソナルカタカナ語(セイコー,シャープ)で,旺文社のものは学研パーソナルの半分ぐらいです(もしかして,電子辞書に載っていない冊子体のカタカナ語辞典で語数の多いものが旺文社から出ているのでしょうか?)。

>JIS第三,第四水準漢字も含めてフル収録した漢字源に変更、そして新明鏡国語とニ外辞書を
>載せてくれると嬉しいのですが...。

電子辞書は,専門家に始まり,一般社会人(小型機),主婦・家庭ユース(多コンテンツ機),大学生,現場教員(英語重視機),高校生(学販モデル,受験重視機)の順(およそですが)でターゲットを広げてきたと思いますが,留学生や日本語教師,国語教師などをターゲットにした日本語重視機があってもいいと思います。携帯版の国語辞典とデスクサイズの国語辞典のダブル搭載,日本語類語,古語,百科事典(マイペディア等でなく,ニッポニカのような多巻本のもの),フル収録の漢和辞典といったものです。キヤノンさんあたりは電子辞書黎明期からこういう層をターゲットにした機種を出していますし,現行もG50も,表面的には英語上級機ですが,フル収録の漢字源や書き順のアニメーション表示,UIの英語表記への切り替えなど,外国人に対する使いやすさも備えていますので,この延長線上に日本語重視機が出てくればおもしろい機種になると思います。

>固有名詞のことだけを考えると、リーダーズ+プラスの代わりにマイペディアで
>代用できるでしょうか?(固有名詞なので大体読み方は想像できますよね)

リーダーズ+プラスは英和辞典なので,マイペディアで代用というわけにはいかないと思います。リーダーズプラスに収録の固有名詞の多くは,マイペディアには出ていない,英語圏の地名や人名,店名などですし,逆にマイペディアに載っているような有名な固有名詞は,リーダーズ+プラスには出ていても,説明の詳しさはマイペディアには及びません。

>felisさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月19日(月)19時16分25秒

>語頭にワイルドカード使える(リーダーズ2&プラス,仏和ともに)というのは
>あまり大きく取り上げられないようですが,非常に有用な場面があります.

セイコーさんの機種は,ワイルドカード検索がほぼ全コンテンツ(TOEICコンテンツのような,閲覧型のもの以外で)で同じようにきくのは大きなメリットだと思います。カタカナ語辞典や他機種のコンピュータ用語辞典のワイルドカード検索もけっこう便利です。

>要らないと思ってたTOEIC,少し見ていたら… conductorのsemiが落ちてる.

素人考えですが,(半導体でなく)「伝導体」という訳語ならconductorなのではないでしょうか??

>願わくば,辞書選択キーを好きなように割り付けできると使いやすそうなのと

SLシリーズは,条件付きでの(二外コンテンツの)コンテンツ追加(ノーマルのSL9000に二外コンテンツを追加),変更(履修変更時などに1回のみ他外国語へ変更)が可能になっていますから,二外コンテンツはメニューの外には出せないのかもしれません。勘ぐりですが,SLシリーズのハードウェアスペックは(ブート時の待ち時間などからしても)SR-T7000とは違い,SR-T6700やSR-T4120等と共通のようですので,逆に言えばこれらの機種の流れをくむ将来の新機種はコンテンツ追加,変更なども視野に入れたスペックになるのでしょうか。もっとも,増設メモリのスロットがつけられるような場所はないので,そういう機種が出るのなら新筐体になるのかもしれませんが。

>仏独伊西が搭載されたら重宝だろうな…ギリギリまでGRにしようか迷ったので.

Wordbankと英活,リーダーズ,プラスといった巨大コンテンツが実現できるのですから,物理的には学習辞書レベルの仏独伊西の全搭載ぐらいなら(英語系コンテンツを少なくすれば)全く問題ないのではないでしょうか。問題はメモリ容量よりも,ライセンス料やこういう機種の需要の度合いなのかもしれません。

以下追加レスですが…

>大学の(生協の?)規模によっては主とする機種(メーカー)を絞るようですが
>「セイコーの辞書は扱わないのですか」など尋ねたら注文取り寄せできるのでは.

Co-opletに載っている機種なら,大学生協に店頭在庫がなくても注文できると思います。

>cream cheese と Nabisco Brands についてはSR-T7000同様にできました.

実機がないので確認できませんが,これはインクリメンタルサーチのリストでなくて,ジャンプ先の候補にもなる(=複合語ジャンプ。Ritzの中にあるNabiscoを反転させると,ジャンプ先候補にリープラのNabisco Brandsが出る)のですよね? ジーニアス系辞書(G3,G大)は,複合語も主見出しの下の方に出てくるので,複合語ジャンプがなくても問題ないですが,リーダーズではこれの有無はけっこう大きいですね。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月19日(月)18時51分7秒

出版社さんは,今までは紙辞書との共存などもあり,電子出版に積極的な一部の出版社さん以外は,電子辞書にはどちらかというと消極的であったのかもしれませんが,最近は紙辞書をしのぐ勢いで電子辞書が売れているという状況もあってか,今年のように新規参入するところが増えてきたように思います。ユーザにとっては,辞書の選択肢が増えるのは歓迎すべきなのでしょうが,一方で,一部の機種でただコンテンツを載せて出せばいいという(言い方は悪いですが)スタンスが少なからず感じられるのは残念です。そんなつもりはないと言われるかもしれませんが,2色刷になっている紙辞書レクシスでは色で区別をしている頻度表記を,単色の電子辞書にそっくりそのまま持ってきて電子化というのは,ちょっとひどすぎるのではないでしょうか。レクシスは相当の時間と膨大な人手をかけて作られているはずですから,試作機をレクシスの執筆者にベータテストしてもらえば,頻度表記を担当した人ならすぐに分かると思います。誤植といったレベルの些末な次元の話ではないのですから。

辞書コンテンツなら,先例がいくつもありますから,既存の機種の操作系を参考に(あるいは,そのまま真似して)すれば,普通に使えるインターフェイスになるでしょうが,単語集などの学習系コンテンツは,まだまだ実績がありませんから,紙のものをそのまま電子化しただけでは非常に使いにくいものになってしまいます。私個人としては,マーカーで線も引けない,書き込みもできない電子辞書コンテンツとして,こういった書き込みが重視される受験コンテンツは向かないのでは,という消極的な考えを持っていますが,搭載するならするで,マーカーは無理にしても,せめて覚えた単語とそうでない単語を区別する(チェック機能)やどこまで学習したかを記憶する(自動しおり機能)ぐらいは必要でしょう。これ以上の操作系となると,現段階ではまだまだ未開拓でしょうから,今後のユーザインターフェイスの研究が待たれると思います。…と言うと人ごとのようですが,我々辞書学に携わる教員と,メーカーさん,出版社さんが産学協同となって,科研費でもとってきちんとやってみたい(し,しなければならない)仕事だと認識しています(^^)

出版社ブランドの電子辞書 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月19日(月)18時50分19秒

みきすけさんのご質問にあった旺文社モデル(レクシス・旺文社和英中など)や三省堂モデル(スーパー大辞林,ウィズダム英和,グランドセンチュリー和英など)など,ここ最近になって広辞苑&ジーニアス以外の辞書を搭載した出版社ブランドの機種が出てきました。一般店等では売られず,学販専門(レクシスモデル)や学販+書店からの注文(ウィズダムモデル)という販売形態になるようですが,正直なところ,他出版社との競合対策もあってあわてて出したというような感もあり,一般市場で売られているモデルでは信じられないような操作系になっているケースがよくあります。以前に指摘した,レクシスモデルで単語帳が受験系のものしか使えないとか,同じ機種内のコンテンツで仕様が違う(辞書系コンテンツは用例,解説プレビューがきくのに,単語帳系コンテンツはきかないなど)といった点もその例です。他にも,以下のような点が気になりました。

レクシス搭載の電子辞書は,受験向けコンテンツ(単語集など)の操作系が今ひとつです。紙の単語帳をそのまま電子化しただけといってもよいもので,とても入試の暗記用には使えません。たとえば,別のモードに切り替えて再度単語集を選ぶと,前に見ていた場所が記憶されていないので,どの単語まで勉強したのか分からなくなります。受験単語集というものは,1日何時間も連続して眺めるものではなく,電車の待ち時間や学校の休憩時間といった隙間時間に読むものですから,モードを変えたときに,前見ていた単語を記憶していないと使い物になりません。登校時のバスで「ターゲット」の10語を覚え,授業中はレクシスを引き,休み時間にその続きを覚えようとしてターゲットモードにしても,登校時に見ていた単語に戻らず,先頭に戻ってしまいます。

受験産業の老舗として,「豆単」「ターゲット」という受験単語集のミリオンセラーを出しているような旺文社ブランドの電子辞書の,それも受験向けコンテンツがなぜこんなに使いにくいのか,非常に疑問です。受験産業とは全く関係ないし,大学受験生をターゲットにしているわけでもないセイコーさんが自社ブランドの機種に載せているTOEICコンテンツでさえ,ちゃんと前見ていた場所を記憶しています。OEMモデルの開発分担(ターゲットの仕様を開発したのがどちらなのか)が分からないので何とも言えませんが,どちらにせよ,出版元である旺文社さん自体が,試作機を誰か(守秘の関係上,現役受験生が無理だとしても,受験単語集の編集スタッフの社員さん(あるいはそのご家族の受験生)でもかまわないので)にベータテストしてもらっていれば,これは受験単語集としては使えないというコメントが出てくると思うのですが…(^^;;

そのほかにも,レクシスの重要度星印がきちんと反映されていない(冊子体レクシスは,「*」ランクが2つあり,赤い「*」と黒い「*」が区別されていますが,電子版では両方とも「*」になってしまっているとか)ことや,文型解説が割愛されているので,慣れないユーザは文型表記を読み解くのが大変だとか,初歩的な不具合が目立つのは残念です。

もっとも,これは三省堂モデルも同じで,スーパー大辞林のアクセント表記(数字)の説明がどこにもありません。これだと,日本語学,日本語教育学の訓練を受けた人など,日本語のアクセントパターンの知識がある人以外はさっぱり分からないでしょうし,アクセントパターンの知識がある人でも,最低限「この数字は,アクセント核のあるモーラの位置を,語頭から数えたモーラ数で示しています」という説明は必要でしょう。

>みきすけさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月19日(月)18時22分52秒

>英語の辞書が、レクシスということで少し迷ってます。
>「コミュニケーションに役立つ(話者の意図など)情報が充実」
>と書いてあったので、あまり受験勉強向きでは無いのかなと思ったりしているんですが、
>どうなのでしょうか?

今出ている高校生用の辞書のほとんどには,大学受験で要求されるレベルの英語以上の内容の情報が盛り込まれています。辞書は受験参考書ではないので,学習英和辞典であれば,「受験勉強向きの辞書」「受験勉強に向かない辞書」という区分はしにくいと思います。たしかに,レクシスのコミュニケーション関係の情報が充実していることは,まだまだ文法問題,語法問題が多くを占める今の入試には関係ないことかもしれません。

しかし,レクシスでも,受験や各種資格試験で必要なだけの文法解説は十分にありますので,全く問題ないと思います。ウィズダムやジーニアスといった,文法,語法面の細かな解説を売り物にした学習辞書とくらべれば,レクシスの語義記述はあっさりしていますが,これぐらいが学習辞書としては標準的で,ウィズダム,ジーニアスはこの点が平均以上に詳しいのでしょう。逆に,レクシスにはウィズダム,ジーニアスにはないようなコミュニケーション面の注記(interestingの含意など)が詳しくなっています。

英和辞典に関しては,レクシスでもウィズダムでも,ジーニアスでも,学習英和であれば受験勉強には全く不足しません。受験を意識した辞書がいいということでしたら(電子版はありませんが)ヴィクトリーアンカー英和のような,入試問題の抜粋が要所に載っているような辞書のほうがいいかもしれません(語数が少ないので,大学に入ってから使い続けるのは大変ですが)。

SL9000FR 投稿者:felis  投稿日: 4月19日(月)14時25分48秒

先週手に入れて,ぼつぼつ試している最中です.無用な装飾がなくて好いです.
液晶は店頭で試した他製品に優るとも劣りません.(G79A00266xxxというロット)
非常に良いHP-LXには及ばないけれども,4MbyteモデルのHP-200LXと同等くらい.
付属のケースはザックに放りこんで持ち歩くようなとき良いけどやや嵩張る気も.
本体とともに絵を描くなり貼り付けるなりして好きなようにしやすい感じです.

語頭にワイルドカード使える(リーダーズ2&プラス,仏和ともに)というのは
あまり大きく取り上げられないようですが,非常に有用な場面があります.
要らないと思ってたTOEIC,少し見ていたら… conductorのsemiが落ちてる.
この調子だと,苦手分野の語彙は辞書で確認しないと危ういかな….(苦笑)

願わくば,辞書選択キーを好きなように割り付けできると使いやすそうなのと
仏独伊西が搭載されたら重宝だろうな…ギリギリまでGRにしようか迷ったので.
無論,SL9000搭載分では入らないでしょうが筐体変えずとも収まりそうな気が.

> budさん
大学の(生協の?)規模によっては主とする機種(メーカー)を絞るようですが
「セイコーの辞書は扱わないのですか」など尋ねたら注文取り寄せできるのでは.

> 楠さん
cream cheese と Nabisco Brands についてはSR-T7000同様にできました.

ありがとうございました 投稿者:フランス語初心者  投稿日: 4月19日(月)13時21分33秒

フランス語電子辞書について質問いたしました、フランス語初心者です。
Sekky様、すばらしいアドバイス深く感謝いたします。

>第二外国語の音声機能は,SL9000系列の二外モデルでは逆立ちしても真似できない
>のですから,二外を重視されるのであればXD-L型番の二外モデルを,英語を重視される>のであればSL9000系列の二外モデルを,というのが一つの判断基準かもしれません。

今まで迷っていた点がはっきりして、選ぶ際のキーポイントになりそうです。
じっくり考えて、慎重に選びたいと思います。
本当にありがとうございました。

複合語へのジャンプ機能 投稿者:  投稿日: 4月19日(月)08時20分54秒


皆様、はじめまして。
昨夏に帰国して以来、いつもこちらのサイトで勉強させて頂いております。T7000の噂を聞いて以来、その登場を楽しみにしていたのですが、主に金銭的な理由で買い控えているうちにより魅力的なT6700、そして生協モデルのSL9000までもが登場したことで、電子辞書の選択に更に頭を悩ませることとなりました(苦笑)。

さて、過去ログを拝見しましたところ、T6700はT7000で初めて対応した2語以上の複合語へのジャンプが出来ないという記述が気になりました。
そこでSL9000をお使いの方にお尋ねしたいのですが、T7000の拡張版(?)と思われるSL9000では複合語へのジャンプは出来ますでしょうか?

もしSL9000がT7000と同じく複合語へのジャンプに対応しているのであれば、英活が追加されたSL9000が第一候補となるのですが……。
コーパスに関しましては、現在の電子辞書の画面で使いこなすのはかなり辛いと思われますので、液晶自体が改良されない限り個人的には特に必要としません。ただ、百科事典には少々興味があるので、SL9000が複合語のジャンプに対応していないのであれば、今から買うのであればT6700かなと思い悩んでいるところです。

三省堂SSD-HS1000はどこで買う? 投稿者:バンクーバー  投稿日: 4月19日(月)04時51分50秒

Sekky様、仰せのとおり、書籍扱いでは他社の同等レベルのものと比べると高価なものになるようです。似たり寄ったりの機種の中、SSD-HS1000のコンテンツは私が現在使っているものと重複しないので、やはりこれにします。アドバイスありがとうございました。

すいませんでした。 投稿者:bud  投稿日: 4月18日(日)23時56分10秒

Sekky様、ガイドラインをよく読まず軽率な投稿をしてしまい申し訳ありませんでした。
そして、ごん様返信ありがとうございました。
英英、和英、TOEICのことを考えるとSL9000のほうがいいかなと思いました。
ただ、液晶的にはシャープのほうが好きかなという感じです。
ところで、私の大学の生協ではSL9000を売っているのを見たことがないのですが、それでも購入できるものなのでしょうか?
辞書を取るか、見易さを取るか…。
いづれにせよ、SL9000が買えなければ即決まるのですが、私にとっては難しい判断です。
皆様はやはり中身重視なのでしょうか?
再び何か意見をいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。

高校生用電子辞書 投稿者:みきすけ  投稿日: 4月18日(日)20時31分11秒

はじめまして。
こちらのサイト、大変参考にさせていただいております。

今年大学受験ということで、電子辞書の購入を考えています。
学校の方で、旺文社「OC-1204-G」というものが売っていて、
日本史事典が搭載されていたりしてなかなか良いかなと思っているのですが、
英語の辞書が、レクシスということで少し迷ってます。
「コミュニケーションに役立つ(話者の意図など)情報が充実」
と書いてあったので、あまり受験勉強向きでは無いのかなと思ったりしているんですが、どうなのでしょうか?

アドバイス等ありましたら、どうかよろしくお願いいたします。

>バンクーバーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)18時12分57秒

>この機種は三省堂の店舗でしか買えないのでしょうか。例えば、カシオの電子辞書を
>売っているところでも買えるのでしょうか。

書籍の流通ルートで売られるのではないでしょうか。ISBNがついているので(以下の公式サイトにあります),三省堂書店以外でも注文取り寄せができると思います。ただ,書籍扱いという性質上,値引きはそれほど期待できないと思います。

>「三省堂SSD-HS1000はどこで買う?」において、販売価格の書き込みがガイドラインに
>違反していました。

PW-9700のような一般市場向けの機種なら,販売価格を出していただいてもかまいません。

http://www.sanseido-publ.co.jp/publ/ep/HS1000.html


三省堂SSD-HS1000はどこで買う? 投稿者:バンクーバー  投稿日: 4月18日(日)15時51分16秒

「三省堂SSD-HS1000はどこで買う?」において、販売価格の書き込みがガイドラインに違反していました。該当部分を削除して頂きたく思います。申し訳ありませんでした。

三省堂SSD-HS1000はどこで買う? 投稿者:バンクーバー  投稿日: 4月18日(日)15時19分7秒

久々の帰国の折、三省堂SSD-HS1000を買いたいと思っています。買う動機はすでに持っている電子辞書とコンテンツが重複しないところです。この機種は三省堂の店舗でしか買えないのでしょうか。例えば、カシオの電子辞書を売っているところでも買えるのでしょうか。去年、シャープのPW9700を買いましたが、4万近くの定価でも、実際の価格は約24000円あたりでした。三省堂SSD-HS1000が三省堂でしか買えないとすると、高価な買い物になりますね。

訂正 投稿者:Mam  投稿日: 4月18日(日)14時23分27秒

新明鏡ではなく明鏡ですね。新明解とごっちゃになってしまいました。

↓本当に欲しい辞書 投稿者:Mam  投稿日: 4月18日(日)14時17分12秒

だから日本語類語とマイペディアのあるSR-T5120から古語辞典を抜いてカタカナ語辞典を語数の多い旺文社のもの、JIS第三,第四水準漢字も含めてフル収録した漢字源に変更、そして新明鏡国語とニ外辞書を載せてくれると嬉しいのですが...。
固有名詞のことだけを考えると、リーダーズ+プラスの代わりにマイペディアで代用できるでしょうか?(固有名詞なので大体読み方は想像できますよね)

SL-T5000の二外モデルもまだ現役ですし、SR-T5120は高校生向のようでこれに二外は載りそうにないですよね。 やはりSL9000シリーズを今購入しておく方が妥当でしょうか。

しかしどこか日本語"のみ"重視モデルを出してもらえないものでしょうか。 家にも一台置きたいのですがどうしても英語系が多く入ってしまい無駄な気がします。

生協利用 >Sekky@管理者 様 投稿者:Mam  投稿日: 4月18日(日)14時15分56秒

>大学生協の店頭で売っている生協モデルは,そこの大学生協の組合員しか買えないので
>A大学の学生が,出資金を払ってA大学生協の組合員になったとしても,その組合員証はB大学の生協では使えません。#これができれば,学会出張先の大学生協でも割引価格で書籍が買えるのでありがたいのですが(^^)

やはりそうだったんですね。あまり意識せず利用してました。どこかに規約が載ってるとは思うのですが、ちょっと見つからなかったためお聞きしましたが(生協スタッフには聞きづらくて...)、共通のカタログがあるということは、他大学生協でも利用できると思ってました。
でも、Sekkyさんのように大学間で移動が頻繁にあり行った先ですぐ利用したい場合、他大学生協の組合員なら割引率を下げて売るとかしてくれると嬉しいですね。(定価がないものは数%上乗せするとか)

>もっとも,大学が違えば電子辞書の売れ行きや売れ筋も違うので,簡単に他大学の値段に追従してくれはしないと思いますが(^^;;

そうなんですよね。量販店ではいつも価格交渉するのですが、生協はそういう性質のところではない、又しても下げてもらえないと思ってます。

本当はSL9000などは宝の持ち腐れ状態で殆どの辞書は使わずに終わってしまうでしょう。 ただ日本語類語とニ外の入ったモデルが欲しいだけなんです。

↓追加 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)11時16分39秒

コンテンツ面で考えれば,XD-H9100,SL9000,SR-T6700のどれをとっても基本コンテンツは全く問題ないと思います。もっとも,普通の学生ならT6700はオーバースペックかもしれません。

私個人の印象としては,XD-H9100は必要十分なコンテンツをしっかりまとめている感じで,大学新入生の最大公約数を意識した機種だと思います。一方,SL9000やSR-T6700は大学新入生だけでなく,かなり高度な電子辞書ユーザのニーズも満足させるスペック(ハード,ソフトともに)になっています。普通の学生なら,Oxfordと英活の2冊のコロケーション辞典は必要としないでしょうし,外国人向けの英英辞典でさえ多くの学生が完全に使いこなすのは難しい現状では,ネイティブ向け英英であるCODとのカップリングはオーバースペックと言えるのかもしれません。

一方,電子辞書を使いこんで,搭載コンテンツのそれぞれの特徴を知り,ジャンプ機能等に習熟したパワーユーザにとっては,SR-T6700のような上級機は,辞書を引くという「作業」を超越したレベルにおいて,知的満足度が得られるコンテンツバランスと機能になっていると思います。500万語のWordbankを日常的に必要としている人は限られるでしょうが,授業で使ったテキストで初めて知った未知語をWordbankで例文検索してみれば,その単語が実際の生きた英文の中でどのように使われているかが分かり,よりその単語に親しみを感じるようになるのではないでしょうか。ほんの数年前までは,イギリスの大学の学生要覧やチラシなどの英語には,現地に行かない限りふれる機会がありませんでしたが,Wordbankを使えば,こういった生の英語をポケットに入れて持ち歩けるのですから,移動中の電車の中などで,無目的に適当な単語を検索してみるといった使い方もできると思います。Wordbankに限らず,マイペディアや日本語類語など,拾い読みをして楽しめるコンテンツや相互にジャンプして飛び回れる辞書がセイコーさんの機種には比較的多いです。

カシオさんの機種は,フタを開けてすぐに使えるとか,耐久性と薄型化を両立させた筐体,液晶の見やすさなど,通常検索が主体の道具として使うにはよくできていると思いますが,ジャンプ先辞書に制限があったり(パソコン用語辞典にはジャンプできないとか,「移動ロボット」など,漢字で始まるカタカナ語辞典の見出し語にはジャンプできないとか,例文検索の変化形対応の不完全さなど,特殊検索を含めてしょっちゅう使うパワーユーザにとっては細かな点に難があるのは否めません。

>ごんさん(>決断の遅い私さん) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)10時47分57秒

>今までざっとコンテンツを比較したところ、SL9000とXD−H9100
>に違いはロングマンかオックスフォードかということと、和英の違いが大きいで
>しょうね。ロングマンの方はアメリカ英語辞典ですのでその辺も比較のポイント

コンテンツとしては,最も分かりやすい違いは和英辞典の種類でしょう。XDシリーズのジーニアス和英の第2版は,ジーニアス英和の記述をベースにして和英を作っているので,訳語間のニュアンスの違いが非常に分かりやすいです。そのために,日本語から引けるthesaurusのようにも使えます。英語にあまり自信のない人は,語数の多い和英を使うと並んでいる訳語のニュアンスの違いが分からず,おかしな英語を書いてしまうことがありますが,ジーニアス和英はこのあたりの配慮がきちんとされています。また,和英を引いてから,使い分けの説明が詳しいActivatorにジャンプすることで,ダブルチェックもできます(Activatorはある程度のレベルがないと使いこなしにくいと思いますが)。一方,セイコーさんの機種に入っている研究社の和英中辞典は訳語の使い分けに関する説明はそれほど詳しくはありません(電子辞書の場合,英和や和英にジャンプすることが前提と考えたほうがいいでしょう)が,語数の多さ(とくに固有名詞)は秀逸です。「ユリシーズ」の主人公であるレオポルド・ブルームといった作中人物などは広辞苑やマイペディアにも出ていませんし,とくに従来の英語系辞書で軽視されていたアジアの地名,人名が多く出ています。また,文学作品や戯曲の名前なども多く入っているので,英文科の学生が,訳書で読んだ小説の原題を知りたいときなど,和英辞典=英語を書くためのものという用途を超えた使い方ができます。

>でしょう。あとは、トーイックかとっさのひと言か・・とか。

これは好みが分かれるかもしれませんね。会話に興味を持つ学生の拾い読み用としてはとっさのひとことが便利ですし,学部上級生などで就職活動が目の前にちらついてくるような人は,TOEICコンテンツに惹かれると思います。学部新入生の多くは,英語専攻の学科の学生でも,留学をしたいとか英語を話せるようになりたいというような希望はあっても,TOEICで高得点をとりたいという人は少ないですね。TOEICは就職活動などを通して,これが求められる企業が多いということを知り,何とかしないと,と思うケースがけっこう多いそうです。

その点から考えると,新入生はとっさのひとことに目がいく人も多いでしょうが,一方で,セイコーさんのTOEICコンテンツは,単なる練習問題集ではなく,文法,語彙の解説も詳しいので,英語を専門にする人がミニマムエッセンシャルズの内容を復習するにはいいかもしれません。文法の部分も,実用英語の観点から要領よく要点がまとめてあるので,受験英語の知識の復習に有効です。また,TOEICボキャブラリーの最上位語(「しっかり押さえたい重要単語」)はかなりのレベルです。このコンテンツは730点を目標にしているようですが,明らかに730点レベルをこえています。英語に自信があり,難関大学の英語学科,英文科に所属する学生でも,この最上位の単語が難なく分かる人は(帰国生などを別にすれば)少ないのではないでしょうか。

>Mamさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)10時14分56秒

>ところで生協価格ですが、カタログショッピングのHPに共通の価格が載ってなく、
>各生協店舗で要確認となっているものに関しては結構価格差があるのでしょうか?
>今回SL9000FRを大学生協で確認したところ他大学生協の組価より2200円の差が
>ありました。
>他より高かったのです。

メーカーによりますが,生協モデルの中にはオープン価格になっているものもあります。SL9000系列はたしかそうだったような…。一般市場向けモデルでも,ソニーさんなどはオープン価格にしていますが,大都市圏なら,同じ地域内の量販店間での価格差はほとんどありません。量販店の場合,競合店よりも高い場合は安いほうの値段で売るというようなところが多いので,横並びになってしまうのでしょう。

しかし,カタログ販売でなく,大学生協の店頭で売っている生協モデルは,そこの大学生協の組合員しか買えないので多少の価格差が出てしまうのかもしれません。

>キャンセルして、組合員であれば他大学の安い値段のものを購入することは可能なの
>でしょうか?

カタログ販売のもの(Coop-letなど)は各大学共通だと思いますが,生協の店頭販売は,その生協の組合員でないといけないはずです。A大学の学生が,出資金を払ってA大学生協の組合員になったとしても,その組合員証はB大学の生協では使えません。#これができれば,学会出張先の大学生協でも割引価格で書籍が買えるのでありがたいのですが(^^)

方法としては,Mamさんの在籍大学の生協スタッフに,○○大学の生協では同じ機種がいくらで売っていますと情報提供をするぐらいでしょうか。もっとも,量販店ではありませんから,じゃあそこの大学の価格でいいですよというわけにはいかないと思いますが,価格設定を再検討してくれることがもしかしたらあるかもしれません。もっとも,大学が違えば電子辞書の売れ行きや売れ筋も違うので,簡単に他大学の値段に追従してくれはしないと思いますが(^^;;

(再アップ) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)10時03分28秒

(管理者より)

生協モデルは対象限定製品なので,ガイドラインにあるように,販売価格等の書き込みはお控えいただいております。価格部分を消して再度アップします。ご了承くださいm(..)m

>budさん 投稿者:ごん  投稿日: 4月18日(日)00時06分31秒

ドイツ語で生協をご利用できる環境ならSL9000シリーズのドイツ語辞書が入ってるヤツがいいのではないでしょうか?

(再アップ) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)10時02分21秒

(管理者より)

生協モデルは対象限定製品なので,ガイドラインにあるように,販売価格等の書き込みはお控えいただいております。価格部分を消して再度アップします。ご了承くださいm(..)m

PW−A8700U 投稿者:bud  投稿日: 4月17日(土)23時52分8秒

はじめまして、budと申します。
何度かこのサイトに来たことがありますが、投稿は初めてです。
私は大学1年になったばかりなのですが、生協でPW-A8700Uが売っておりました。
英語辞書がだいぶ良さそうなので買おうと思っていたのですが、値段的にこの値段はいかがなものなのでしょうか?
また、買うからには末長く使いたいのですが、この選択はいかがなものでしょうか?
私的には、第二外国語でドイツ語をすることもあり、カードで足せることを考えると悪くない選択だとは思うのですが…。
Sekky様、他皆様のアドバイス等を頂けたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

>フランス語初心者さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月18日(日)09時56分57秒

フランス語は素人なので細かなところはよく分かりませんが,

>一つはフランス語辞典の違いです。店頭で少し触ってみたところ、カシオさんのXD-H7200
>には活用表がのっていたのですが、セイコーさんのSL-9000には見つかりませんでした
>(私の操作が未熟なのかもしれませんが)。

SL9000FRは単語を入れて,訳キーのかわりにスペルキーを押すことで,変化形を入れても原形に戻して検索してくれます。ですから,原形が分からなくても,変化形をそのまま入れてスペルキーを押せば大丈夫だと思います。XD-H7200は現物がないので確認できませんが,活用表はついていますが,活用形から直接入力できるのかどうかという問題があります。カタログ等を見る限りでは,原形から検索し,そこから活用表を見ることはできるようですが,活用形から直接検索できるかどうかは「??」です。

>2つめは、英和活用辞典がセイコーさんのSL-9000には入っているという点です。私は英検
>2級程度で英文科ではありませんので、必要に迫られることは必ずしもないのかもしれま
>せんが、英語は好きですし、掲示板の書き込みも読んでみるとあったほうがよいのだろう
>と思うようになりました。

英活は英語を書くための辞書なので,英語非専攻の方が普段の授業などで多用することはないかもしれませんが,英活そのものというより,英活の例文を含めた例文検索ができるというのは便利かもしれません。英活だけでも38万例文ありますので,例文検索のヒット数が,英活なしのモデルとは桁が違うと思います。英語の例文検索をよく使うという場合は英活モデルのほうがいいかもしれません。あと,和英がジーニアス和英か,研究社の中辞典か(語数は後者のほうが多い)というのもポイントになります。

#私としては,カシオ・セイコーの二外モデルは,XD-H型番(音声なし)とSL9000系列の機種では,英語系コンテンツの充実度でSL9000に軍配があがると思います(ただ,ドイツ語モデル(SL9000GR)は,アクセス独和・郁文堂和独のカップリングに賛否両論があるようですが)。むしろ,SL9000と比較する場合はXD-L型番(音声付き)とくらべてみたほうがいいかもしれません。第二外国語の音声機能は,SL9000系列の二外モデルでは逆立ちしても真似できないのですから,二外を重視されるのであればXD-L型番の二外モデルを,英語を重視されるのであればSL9000系列の二外モデルを,というのが一つの判断基準かもしれません。

生協価格って同一? 投稿者:Mam  投稿日: 4月18日(日)01時14分35秒

欲しい欲しいと思いながらいつもいろいろこのサイトでは勉強させてもらってます。
ところで生協価格ですが、カタログショッピングのHPに共通の価格が載ってなく、
各生協店舗で要確認となっているものに関しては結構価格差があるのでしょうか?
今回SL9000FRを大学生協で確認したところ他大学生協の組価より2200円の差がありました。
他より高かったのです。
キャンセルして、組合員であれば他大学の安い値段のものを購入することは可能なのでしょうか?
4月初め頃はカタログショップのHPでも組価が載ってて、それよりも(予定していた出費より)
高くついてしまうので迷ってます。

(無題) 投稿者:ごん  投稿日: 4月18日(日)00時03分1秒

変なところで改行してますね。。読みづらくて申し訳ありませんでした。↓

横レス失礼します。 投稿者:ごん  投稿日: 4月18日(日)00時01分56秒

私も「決断の遅い私」さんとまったく同じ悩みをかかえて居ります(笑
今までざっとコンテンツを比較したところ、SL9000とXD−H9100
に違いはロングマンかオックスフォードかということと、和英の違いが大きいで
しょうね。ロングマンの方はアメリカ英語辞典ですのでその辺も比較のポイント
でしょう。あとは、トーイックかとっさのひと言か・・とか。
私的な感想を述べますと、まず実機に触ったところ液晶の見易さ、操作感としては
カシオでした。SL9000の液晶はちょっと暗いのと、キーボードが割りと深く
タッチしないといけないってところがマイナスでした。和英に関してはジーニアス
2版の語法解説が割りとわかりやすく類語辞典としてかなり使えそうという観点から
かなり気に入ってます。あと、私的に国語系も割と使うと思っているので類語辞典の
あるSL9000はポイントが高いです。パソコン辞典は正直要らないというか・・。
んで、ここが一番悩んでいることなんですが、マイペディアにすごく興味がありまして、
ここでT6700にも傾いてしまったというか・・(笑
ぐだぐだ書いてしまいましたが、今になってもうどれを買ってもその便利さに圧倒されて
同じことだろうなという気もしてきた次第です。
長文失礼しました。

訂正 投稿者:フランス語初心者  投稿日: 4月17日(土)14時37分47秒

↓フランス語の電子辞書について質問いたしましたフランス語初心者です。
下の書き込みでの訂正をさせてください。
SL-9000ではなく、SL-9000FRです。
本当にすみませんでした。
アドバイスをぜひよろしくお願いいたします。

フランス語電子辞書 投稿者:フランス語初心者  投稿日: 4月17日(土)14時31分39秒

はじめまして。フランス語初心者と申します。Sekkyさまの電子辞書のページは本当に参考になっています。ありがとうございます。さて、私はセイコーさんのSL-9000とカシオさんのXD-H7200のどちらにしようか迷っています。具体的にいいますと、2つあります。一つはフランス語辞典の違いです。店頭で少し触ってみたところ、カシオさんのXD-H7200には活用表がのっていたのですが、セイコーさんのSL-9000には見つかりませんでした(私の操作が未熟なのかもしれませんが)。>フランス語学習者にとって活用は命なので
とO.R. 様が 11月 9日(日)00時37分08秒の掲示板でおっしゃっているので、これは大きな違いと見受けました。2つめは、英和活用辞典がセイコーさんのSL-9000には入っているという点です。私は英検2級程度で英文科ではありませんので、必要に迫られることは必ずしもないのかもしれませんが、英語は好きですし、掲示板の書き込みも読んでみるとあったほうがよいのだろうと思うようになりました。以上2つが迷っている点です。どちらを優先するべきでしょうか。アドバイスをぜひよろしくお願いいたします。

迷ってます 投稿者:ありみ  投稿日: 4月17日(土)12時56分8秒

XD-R9000とSL-9000ではどちらがおすすめですか?機能や値段の違いを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

ありがとうございます 投稿者:ちゅらさん  投稿日: 4月16日(金)14時36分4秒

サイトの紹介ありがとうございます。英活のほうはPCにインストールして使っております。用例数が多いのはコーパスだと教えてもらったので、興味を持ちました。暑い日が続くと思われるので、夏ばて(まだ早いですか^^)にはお気をつけてください。

購入相談 投稿者:決断の遅い私  投稿日: 4月16日(金)03時13分6秒

電子辞書掲示板を拝見いたしました。電子辞書の購入にあたっての色々なアドバイスや意見などが掲示されていますので、大変参考になります。今までの掲示板の記事を拾いましたが、XD-H9100とSR-T6700とSL-9000の購入で悩んでらっしゃる人が多いと見受けました。英文を読む、英文を書くという二つの目的で電子辞書を購入するとしたら、上記に挙げたどの電子辞書がベストでしょうか。
今までの掲示板の記事を読みましたが、かえって迷いました(^^;。