電子辞書掲示板過去ログ
(2004年4月前半)

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>ちゅらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月15日(木)19時42分27秒

>start at や begin at, start with, begin withの使い方を調べたいのですが。
>コーパスというものを使えば、その用例がしらべらるのでしょうか、それと日本の
>サイトでコーパスで検索でキルサイトがあればお教え願います。よろしくお願いします。

たしかに,コーパスを使えばこういう用例は何万と出てきますが,このような単純な句動詞の例なら,電子辞書の例文検索でもかなりの数がヒットすると思います。過去の書き込みを見ると,PW-6800をお買い求めになったようですが,PW-6800の例文検索でもかなり出てくると思います。

無料で使えるコーパスサイトはBNCのSimple searchがあります。以下のサイトで検索できますが,検索結果が数十件に限定されるので,電子辞書の例文検索のほうがまだ使いやすいかもしれません。

#英活なら,コロケーション検索で「動詞+前置詞」を選び,start & atのようにやると,関係ない(句動詞でない)用例は排除されて出てきます。

http://sara.natcorp.ox.ac.uk/lookup.html


↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月15日(木)18時38分2秒

>個人的には、COBとCOTが一つのキーにまとめられてしまったのがちょっと残念です。

このあたりは,ユーザインタフェイスを考える上で,メーカーさんの設計担当者が悩むところなのではないでしょうか。キーの数は有限であり,コンテンツを増やして筐体寸法をそのままにするのであれば,どこかのコンテンツがあぶれることになります。セイコーさんの機種は,複数辞書を見比べる方法としてハイパーリンク(プレビューを出しておいて,別のモードキーを押すことで,その辞書に入力ワードが引き継がれる)とジャンプがありますが,ハイパーリンクによるコンテンツ間移動は,この「あぶれ」の影響をまともに受けてしまいます。メーカーさんにとっては,モードキーを増やす(=筐体も大きくなる)か,ハイパーリンクでジャンプできないのには目をつぶってもらい,ジャンプ機能にそれをゆだねるかの二者選択になりますね。競合他社が薄型化を進めている状況では,ジャンプで代替可能な機能を生かすために筐体を大きくはできないということなのかもしれません。

#もっとも,カシオさんのバックライトモデルは,液晶サイズを大きくしたため,筐体寸法も従来の大型機よりさらに大きくなっていますから,今後セイコーさんがこのサイズの機種を出すのであれば,キーレイアウトにもゆとりができますし,画面の物理寸法を大きくするだけでなく,液晶解像度も大きくできるので,今までにないスペックの機種が期待できると思います。

>皆さんも書かれているように、液晶の画面が暗くてとても見づらいことです。何だか目が

液晶画面は,昨年の夏あたりで各社のものが明らかに違っています。セイコーさんの場合,SR-Mシリーズ以降の液晶は,それまでの(T6500含め)ものとは色合いやコントラストが目で見ても違うことが分かります。カシオさんの場合は,XD-CP200/500以降です。ですから,SR-T6500とT7000とは見やすさやコントラストが明らかに違いますし,カシオさんのXD-V9000とXD-H9100をくらべても同じです。

>消費電力を節約するために、わざとこういう仕様にしたんでしょうか。

バックライトなしの液晶ですから,消費電力はあまり関係ない気がします。

>個人的には、少しくらい電池の寿命が短くたって、明るくて見やすい方がずっと好ま
>しいと思うのですが。別売ACアダプターだってあるんだし。セイコーも早くバック
>ライト付きの機種を出して欲しいと願ってやみません。

カシオさんのXD-Wシリーズ(バックライト搭載機)もそうですが,バックライトによりこの手の見にくさはかなり解消されると思います。XD-Wシリーズは,明るい店内だとバックライトを最大輝度にしてもそれほど見やすさは変わりませんが,普通の室内だと明らかに違います。セイコーさんのACアダプターは,現行機種ならそれほどメリットはありませんが,将来バックライト付きモデルが出るとしたら,その時にはなくてはならないものになるのではないでしょうか。

>メリザンドさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月15日(木)18時37分14秒

>ところがそうこうしているうちに、G3や「とっさ」のみならず、なんと英活まで収録した
>SR-T6700が登場!

クロスワードを解く用途なら,やはりワイルドカード検索の自由度が高い(語頭に不明文字が置ける)SR-Tシリーズに軍配があがりますね。大学新入生向けの英語重視機はセイコー,カシオが拮抗していますが,タフコット筐体やバックライトといった訴求力の高い面に重点を置くカシオさんと,一見地味な機能でもきっちりと作り込むセイコーさんのスタンスの違いと言えるのかもしれません。最新のXD-Hシリーズでもワイルドカード検索は5年前の機種と全く変わっていない(語頭に「?」が置けない,英和系以外ではワイルドカードが使えないなど)というのは何とかならないものでしょうか。カシオさんが学校ユーザ向けに出している電子辞書活用冊子にも,クロスワードの例が出ていますが,語頭に不明文字を置かない配慮(?)がさりげなくされています(^^)

>欲を言えば、G3でなくG大だったらもっと良かったなとか、Oxford Collocationsも
>欲しいなとか思わないではありませんが、特にそれで不自由することもないようです。

これをやってしまうとSR-T7000が売れなくなりますね(^^;; 時期が時期なので(SR-M6000が出て間もない)仕方ない面もあるのでしょうが,個人的には,SR-T7000はSR-M7000として(小型機として)出してもよかったのでは,という気がします。そうすることで,T6700との併用もできるでしょうし(これぐらいの上級機を買う人なら,複数機種購入は珍しくないでしょうから),画面の見やすさやキーボードなどにおいて,生協モデルのSL9000との差別化,一般ユーザに対して不公平感を感じさせなくできるのではないでしょうか。

>キーボードはSR-T6500と同じのように見えますが、キータッチはかなり改善されています。

フルキーボードモデルも第三世代になり,キーボードまわりはT5000/T6500とは全く違うようです。

アマゾン検索エンジン 投稿者:AKI  投稿日: 4月15日(木)18時09分25秒

アマゾンの検索ツールが向上したようです。
これまでもアマゾン米サイトでは書籍内検索ができましたが、今回はサーチエンジンとして独立させ、ウェブ全体の検索、辞書機能も備えています。
下のページは当該サーチエンジンに関する記事でして、そこからサーチエンジン「A9」にリンクが貼られています。
A9はまだベータ版ですので、これからさらに機能が向上するようです。Googleも書籍内検索を開発中ですが(下のページ内の下の方に関連記事があります)、書籍検索は一種のコーパスのような役目としても使うことが可能ですので、こうした開発競争の今後に期待したいです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000004-cnet-sci


コーパス 投稿者:ちゅらさん  投稿日: 4月15日(木)17時29分3秒

 お久しぶりです。セッキー先生。沖縄はほんとに暑くなりましたね。ところで 電子辞書関連の質問ではなくて申し訳ございませんが、start at や begin at, start with, begin withの使い方を調べたいのですが。コーパスというものを使えば、その用例がしらべらるのでしょうか、それと日本のサイトでコーパスで検索でキルサイトがあればお教え願います。よろしくお願いします。

SR-T6700購入しました 投稿者:メリザンド  投稿日: 4月14日(水)17時54分33秒

Sekky様、こんにちは。久しぶりに投稿させていただきます。

昨年の夏、やはりどうしてもリーダーズ&プラスの入っている機種が欲しくて、SR-T6500を買いました。しばらくはそれほど使う機会もなかったのですが、最近英語のクロスワードパズルにはまってしまい、そうなるとやはり語彙数の多い辞書でないと対応できなくて、頻繁に使うようになりました。文法的な説明が欲しいときや会話文を参考にするにはG3&「とっさ」搭載のSR-9700、などと使い分けていましたが、1台にまとまったらコンパクトで良いのに。。。と思っていました。

ところがそうこうしているうちに、G3や「とっさ」のみならず、なんと英活まで収録したSR-T6700が登場!おまけにCODや日本語類語やマイペディア、面白そうなTOEICテストまで入っている。こちらの掲示板もじっくり熟読させていただいた挙句、これは買い換えるしかない!と意気込んで、早速購入しました。ちなみに当方、電子辞書はこれで6台目です。(^^;;もっとも、コンテンツが完全にダブるT6500は売却予定ですが。。。

さて使い勝手ですが、コンテンツにはとても満足しています。欲を言えば、G3でなくG大だったらもっと良かったなとか、Oxford Collocationsも欲しいなとか思わないではありませんが、特にそれで不自由することもないようです。英活は想像していた以上に便利で、英語の勉強には非常に役に立っています。コロケーションって本当に大事ですよね。これまでこういった種類の辞書が、日本では英語学習者の間でもあまり知られていなかったのが不思議なくらいです(少なくとも私は、こちらのHPを拝見するまで知りませんでした)。また、9冊もの本からいっぺんに例文検索できるのも、便利でありがたいです。

キーボードはSR-T6500と同じのように見えますが、キータッチはかなり改善されています。T6500ではわりとよく起こった文字抜けは、ほとんどなくなりました。個人的には、COBとCOTが一つのキーにまとめられてしまったのがちょっと残念です。というのは、入力途中で辞書を切り替えるとき、これまでT6500ではCOTに直接飛んで類語を調べられたのに、それができなくなった(自動的にCOBに飛んでしまう)からです。まあちょっと手間は増えますがジャンプすればいいんだし、その分リーダーズ&プラスとG3が別のキーにアサインされていて便利なので、仕方ないのでしょうけど。

このT6700に関して、ただ一つ非常に不満なのは、皆さんも書かれているように、液晶の画面が暗くてとても見づらいことです。何だか目が疲れる気がして、最初はかな〜り気になりました。筐体も画面もT6500とほとんど同じなのに、並べて比べて見ると明らかにT6700の方が暗いです。これは一体どういうことなんでしょうか??消費電力を節約するために、わざとこういう仕様にしたんでしょうか。個人的には、少しくらい電池の寿命が短くたって、明るくて見やすい方がずっと好ましいと思うのですが。別売ACアダプターだってあるんだし。セイコーも早くバックライト付きの機種を出して欲しいと願ってやみません。

以上、簡単ですが、感想を述べてみました。何かの参考になりましたら幸いです。

勉強になりました 投稿者:MN  投稿日: 4月14日(水)14時10分4秒

アメリカで仕事をして3年になり仕事上ではあまり辞書をつかうこともないのですが、専門外の読書の際には学習英英を使っています。その際、紙の辞書が重くておっくうなため、電子辞書を買おうと最近思うに至りました。ところが電子辞書についてほとんど知識がなかった私は、搭載辞書で選ぼうとしたもののはたしてそれでいいのか、決め手に困っておりました。それが今日、電子辞書のレビューを検索していて先生のサイトにいきあたりました。そして搭載されている辞書の種類ばかりでなく、単語帳の有無や画面の大きさなど言われてみてはじめて気づく大事なポイントを教えていただき、たいへん勉強になりました。先生のサイトと掲示板を参考に各社のサイトから選んでみましたら、そうして選んだ機種と先生のお薦め機種が一致し、SR-T6500, SR-T5000, DD-IC500S,そしてPW-A8700に絞ることができました。そもそも辞書を読むのは好きな方で紙の辞書はたくさん持っております。でもよく使う辞書は決まっており、趣味の読書時にはロングマン英英、載っていない場合にはリーダース英和、気合いを入れて書くときはコウビルド英英とロングマン英英アクティベイターを主に使っています。それに広辞苑は愛読書の一つです。4機種のどれもそれぞれに魅力があったのですが、使い慣れた辞書が搭載されているSR-T6500に決めました。幸運なことに、ちょうどこの機種だけがセールになっており、$239で購入したところです。先生のおかげで、数時間で満足のいく選択ができたと思います。どうもありがとうございました。これからも気に入りのサイトとしてのぞかせていただきます。

>まみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月14日(水)10時56分59秒

>SL9000の操作系はSR-T7000やSR-T6700と同じと思ってよろしいのでしょうか。
>もし同じなら、一般の電気屋さんでXD-H9100と比較することができるなと思っ
>たのですが。

スペック的には,SL9000はT6700と共通しています。そのため,T7000よりも電池寿命が短いとか,電源投入時にオープニング画面が表示されるといった点が違います。

一方,カシオさんの生協モデル(AZ型番)はXD型番の機種と全く同じです。大学モデル(AZ-H9100など)はXD-H9100(など)に特別の保証書をつけて,専用の段ボールに入れたものです。ですから,筐体もXD型番になっています。高校モデル(AZ-H4100など)はこれにハードケースがつきます。

>四季さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月14日(水)10時49分14秒

>それと、カシオのものはコンテンツを「追加」しますが、ソニーのものは「差し替え」に
>なるので不便かなと思いました。

カシオのXD-CPシリーズ(コンテンツインストール追加型)と,シャープ,ソニーの機種(コンテンツ差し替え追加型)は一長一短があると思います。XD-CPシリーズは本体内の追加領域やブランクのメモリカードにインストールをするので,事実上無制限(メモリカードの最大容量に依存しますが)ですが,そのかわりPCとのケーブル接続の関係上,筐体寸法が大きくなります。また,コンテンツを自由に組み合わせられる関係上,電源投入時にイニシャライズする必要がある(?)ようで,数秒待たされます。この待ち時間は,セイコーの最新機種と違い,スプラッシュ画面が出ている間はキー入力を受け付けないので,頻繁に使う人はストレスがたまると思います。また,レジュームがきかないというのも難点です。一方で,特殊辞書をよく使う人にとってはメモリカードを差し替える手間や紛失の危険もありませんし,ジャンプ機能なども柔軟性があるので使いやすいと思います。

一方,シャープ,ソニーの機種は,筐体寸法は他のIC辞書なみですし,カードを差し替えたときしかイニシャライズしないので,普段は電源オンですぐに使えます。レジュームもききます。そのかわり,ジャンプ機能など,カードコンテンツと内蔵コンテンツの連携に難がありますし,フロッピーディスクよりもはるかに小さなカードを使うので,持ち歩く際の紛失の心配もあります。

#これは,近年フロッピーに代わる外部記憶メディアとしてよく使われているUSBフラッシュメモリも同じだと思います。私も使っていますが,紛失や外し忘れによるデータ喪失,漏洩が心配なので,データを移動する用途(研究室内のパソコン間や研究者どうしでPowerPointファイルなどの大きなデータをやりとりしたり,出先のPCで印刷する場合など)のみに使い(データをストックする目的ではなく),その際もパスワードをかけるなどして,置き忘れてもメディアが無駄になるだけですむようにしています。USBフラッシュメモリなら,ストラップ等をつけることで紛失予防ができますが,コンテンツ追加型のIC辞書用コンテンツは普通のメモリカード(SDカードやメモリースティック)で提供されるので,このあたりが心配です。

>hiyuさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月14日(水)10時29分24秒

>Yahoo!辞書がリニューアルされ,小学館の「大辞泉」と「プログレッシブ英和」
>(第3版),「同和英」(第2版)が使えるようになりました。いずれも全文検
>索が可能です。

Yahooの辞書サービスが大きく変わるというのは噂ではきいていましたが,期待通りで無料のオンライン辞書検索サービスとしては最高レベルの情報量なのではないでしょうか。「〜を解説に含む」を選べば全文検索ができるのですね。

一つ気になったのは,日本語のキーワードを入れて全文検索する場合,辞書の種類で「英和・和英」を選ぶと,なぜか和英のみの検索になってしまうということです。そのため,EPWINGのリーダーズのように,英和の訳語部分からの検索ができません。辞書の種類を「すべての辞書」にすれば大丈夫です。この挙動は仕様というよりも不具合っぽいです。

>強度と対策 投稿者:いね  投稿日: 4月14日(水)00時08分56秒

>液晶画面保護フィルターを皆さんはどうされていますか。

私はセイコーSR-M6000を使っています。購入当初は保護シートを貼っていたのですが、少しでも見やすくなればと思って取ってしまい、今はすっぴんで使っています。液晶むき出しで放置したりしなければあまり気にしなくてもよいのではないでしょうか。

液晶画面保護フィルター 投稿者:@SII  投稿日: 4月13日(火)22時31分43秒

>液晶画面保護フィルターを皆さんはどうされていますか。

以前、ノートパソコンの液晶の上に金属製の腕時計を落としてから液晶保護フィルターをつけてます。

まあ、実売300円くらいですし、付けてみては如何でしょうか?

>ワンさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月12日(月)18時55分52秒

>SL-9000とタフコットと呼ばれる堅牢性をうたうHS-9100は堅牢性という点では、
>やはりHS-9100に軍配があがるのでしょうか。
>SL-9000に付属しているケースはどんなものなのでしょうか。

堅牢性に関しては,どこのメーカーでもそれなりの手を打ってはいると思いますが,それを客観的に証明することが今までなかったのは問題だったと思います。カシオさんのタフコットボディーの場合,具体的にどういう点が強化され,それを証明するためにどういう実験をしているのかが公的に(カタログなどで)示されているという点で,他社より一歩進んでいると言えるのではないでしょうか。メーカーさんが,かなり荒っぽい使い方をしても,ある程度液晶割れ等を防げるというぐらいの自信があるからこそ,これを前面に出しているのでしょう。

とは言っても,タフコットボディーでも万能ではないと思います。だからこそ,破損や故障が防げることを保障するものではない旨の注意書きがあるのでしょう。私が心配なのは,液晶の(裏側でなく)正面からの衝撃です。タフコットボディーは,カタログからも分かりますが,液晶パネルにかかる衝撃や圧力を筐体側で吸収しようというスタンスです。言いかえれば,筐体にかかった力が液晶パネルに及ばないようにするための設計であり,液晶パネル自体に直接力がかかることは想定していないようです。このことを踏まえると,フタを開けて使用している際に液晶パネルの表面を下にして床に落下した場合とか,フタを開けた状態で持ち運んだ(フルフラットになるので,しおりがわりに開いたままで本の間にはさんだりとか)ときなどは,破損の可能性もあると思います。

>液晶画面保護フィルターを皆さんはどうされていますか。

液晶画面の保護フィルターは,液晶画面上のホコリや指紋などを防いだり,室内光の映り込みをなくし,画面を見やすくすることがメインであり,液晶割れを防ぐ(衝撃を吸収する)効果はありません。PDAのように,液晶を直接タッチ等する製品には有効だと思いますが,電子辞書にはあまり意味はないような気もします。

プログレッシブがWeb辞書で復活 投稿者:hiyu  投稿日: 4月12日(月)17時22分11秒

Yahoo!辞書がリニューアルされ,小学館の「大辞泉」と「プログレッシブ英和」(第3版),「同和英」(第2版)が使えるようになりました。いずれも全文検索が可能です。
「プログレッシブ」は最新版ではなくBookshelf2.0と同じものです。
小学館コンテンツは「類語例解辞典」を除いてすっかり電子辞書から消えてしまっただけに,今後さらに復活が望まれます。

SL9000GR(続き) 投稿者:ななし  投稿日: 4月12日(月)04時22分45秒

・検索機能:これはかなりいいです。前方一致、後方一致検索は字数制限なく自由にできます(「*XXX」を入力するとXXXの語尾を持つあらゆる単語を検索します)。メニュー内に「独語例文検索」のアイコンがあり、独和・和独の両方から例文を検索することができ、かつどちらの辞書の例文を先に表示することができます(AZ-H7100は独和のみ)。ジャンプは、スペルが同じであれば独英間も自由にできます(ジャンプしたときに候補語の一覧が表示されるのはジャンプ前にジャンプ先辞書を選択するカシオより優れています)。ドイツ語と英語は基本語彙でもスペルが少し異なっているものが多く、実はこの恩恵はあまり大きくないですが、フランス語コンテンツのSL9000FRのユーザーにとっては結構有益ではないでしょうか。
表示機能:他機種同様用例や成句が折りたたまれているので、まず大まかな意味を取ってから具体例を調べることができます。CD-ROM版のアクセス独和では用例を折りたたんだ表示と全部ないし一部表示を使い分けることができますが、全部表示だと強変化動詞の活用形まで表示されてしまい、中級者以上にはかなり目障りになってしまいます。カシオのように辞書の内容を一覧的に表示させる方法とどちらがいいかは、好みの問題もあるでしょうが、私にはSIIの方式は直感的にわかりやすくていいと思います。履歴も全コンテンツの履歴を表示できます。

・ケース:他の人のレビューにもありましたが、実用性はありますが無骨な感じ(真っ白なプラスチック)です。カシオのセミハードケースのように表面を布か何かの生地で覆えばそれなりの高級感が出るのでしょうが、コスト面を考えるとやむをえないところです。なお、カシオと異なり、ケースに入れたまま使用はできません(カバーが開かない)。
・生協モデルという点について:SII初のドイツ語コンテンツ機だというのに、一般に市販されていないのはナンセンスな話です。事実上の問題はさておき、建前上はSIIのドイツ語コンテンツ機は存在しないことになっているわけで、このような異常事態が続いていること自体ドイツ語学習者には不愉快な話です。コンテンツに多少不足があっても、このような機種が登場すること自体意義のあることであり、SIIは速やかにドイツ語モデルを(生協モデルとは別系統で)市場に出すべきだと思います。(その際コンテンツがある程度変更されるのはもちろんかまわないわけで、可能であれば独英/英独と独独を追録すれば非常に魅力的なモデルになると思います。そうなったらたぶん買い換えると思う。)

以上、文句ばかり言ってきたような感じにとられるかもしれませんが、何はともあれSIIからドイツ語コンテンツ機が登場したことは大きな進歩だと思っています。また気づいてことがあれば書きたいと思います。

SL9000GR 投稿者:ななし  投稿日: 4月12日(月)04時21分36秒

先日、SIIの電子辞書SL9000GRを購入しました。購入してまだ数日しかたっていませんが、私なりに気づいたことを述べてみたいと思います。(ほとんどドイツ語コンテンツしか使っていないので、英語機能などは他の人に任せ(自分用に購入した最初の電子辞書でもあり、そもそも細かいことはわからないし、基本的なところはSR-T7000と同じでしょう)、ドイツ語コンテンツ中心に書いていきたいと思います。)入力の制限上2回に分けます。
・購入に際して:本機とカシオAZ-H7100(XD-H7100の生協バージョン)の間で、操作性や検索機能などを重点的に比較しました(デモ機の取説も借りました)。前に書いたように、ドイツ語コンテンツだけなら僅差でAZ-H7100ですが、実際のところ、それだけで辞書を決める決心がつきませんでした。AZ-H7100は裏面も含めてオールアルミボディで、トップカバーのみアルミのSL9000GRはいかにもチープな感じがしたし、何よりもSIIは過去の機種を含めてこれまでドイツ語コンテンツ機を出していなかったわけで「ドイツ語をさんざん袖にしやがって」という思いから、非英語言語を重視しているカシオにしようかとも思いましたが、結局、検索機能(後述)と実売価格など総合的に判断した結果、SL9000GRにしました(カシオのドイツ語コンテンツについては5月上旬に三省堂から同じ内容のもののCD-ROM版が登場するということも念頭にありましたが...)
・コンテンツ:SL9000(SR-T7000+英活)に三修社アクセス独和辞典初版と郁文堂和独第4版を搭載したもので、コンテンツの選択には不満が残ります(両辞書とも、辞書としての基本的なスタンスに気に入らないところがあり、また和独の訳語が独和で載っていないこと多し)。英語以外の外国語コンテンツで、外和/和外辞書で出版社が異なるのは私が知る限り例がないのですが、組み合わせがうまくいっているか疑問なしとしません。個人的には、両方とも郁文堂でまとめる(初心者には使いにくいし、旧正書法というネックがありますが、独和も郁文堂独和を採用する)方がありがたかったです。
・キーボード:ドイツ語コンテンツがキートップではなくメニュー内に押し込まれているのはドイツ語利用者にとってマイナスです。このシリーズを買う層は、本機に(英語だけではなく)まさにドイツ語やフランス語が入っていることが購入の契機になっているわけで、その重要なコンテンツがキートップに割り当てられていないのは、コンテンツの事後的な入れ替えという商策上の問題を優先させたもので、ユーザーの使い勝手が後回しにされていると言わざるを得ません。ドイツ語やフランス語を主に扱っている者にとって、これらの言語は決して「第二」外国語などではないのです。(そもそも第二外国語という表記自体、さらにはそれを二外などと略記したのではまるでドイツ語やフランス語が「二等」外国語であるかのようなイメージを与えるようなものであり不快です。言語に優劣などないのは言語学の大原則です。)この機種は起動直後の入力が可能ですが、メニューボタンを押して起動中にボタンを押すと、メニュー内コンテンツに割り当てられたキーしか反応しません(z.B.起動中に「wert」と入力すると類語辞典の画面になってしまう)。可能であれば、有料でもかまわないから、キーの割り当てを変更するというサービスを実施してもらいたいものです。

強度と対策 投稿者:ワン  投稿日: 4月11日(日)11時05分16秒

SL-9000とタフコットと呼ばれる堅牢性をうたうHS-9100は堅牢性という点では、やはりHS-9100に軍配があがるのでしょうか。
SL-9000に付属しているケースはどんなものなのでしょうか。
液晶画面保護フィルターを皆さんはどうされていますか。
決して、安い買い物ではないので、長く使いたいと思いますので、詳しい情報がありましたら教えてください。

T6500にちょうどいいケースを北米で 投稿者:coelacanth  投稿日: 4月11日(日)08時54分43秒

こんにちは、こちらの掲示板や、価格.comの掲示版を参考にさせていただき、財布との相談の結果、San Franciscoの紀伊国屋Book StoreにてSIIのT6500を購入しました。

以前使っていたカシオの辞書が壊れてからしばらくオンライン辞書のみという、語学系ではないとはいえ留学生にあるまじき状況が続いていました。確かに話題になっているようにレスポンスが多少カシオに比べて悪いですが、串刺しに検索できたりプレビューがでたり、そして噂のコウビルドがかなり役に立ちそうでとても満足しています。

さて、高い買い物ですし長く使うもの、できればちょうどいいキャリングケースを探したいと思っています。北米でちょうどいいサイズのケースを購入された方がいらっしゃいましたら情報頂けませんでしょうか?

しばらく日本に帰る予定もないので、できればこちらで購入したいと思っています。付けたまま使えるケースがあれば一番うれしいですが、いわゆるポーチ型のものでもある程度のクッション性があって本体に傷をつけないものであれば良いと思っています。

よろしくお願いします。

mさん、JUN-2さん、Sekkyさん 投稿者:四季  投稿日: 4月11日(日)01時35分15秒

お返事ありがとうございました。大変遅くなり申し訳ございません。

筐体が壊れやすいかどうか;
確かにおっしゃる通りですね。あまり気にしないことにします。

ソニーのメモリースティックタイプ;
リーダーズプラスが入っていないので選択肢に入れていませんでした。それと、カシオのものはコンテンツを「追加」しますが、ソニーのものは「差し替え」になるので不便かなと思いました。

最近の書き込みを読みSL9000なるものにも興味が出てきました。生協でしか買えないとのことですので、買えるかどうかわかりませんが(知り合いを探す・・・?)。カシオのXD-H9100、XD-H9000、XD-CP500、SIIのSR-T7000かSR-T6700もしくはSL9000(可能であれば)の中から決めたいと思います。ポイントはコンテンツ追加したいかどうかと、カシオとSIIの違いとしては和英辞書の違いでしょうか。悩むとキリがありませんね。

>Sekky先生 投稿者:まみ  投稿日: 4月10日(土)23時42分17秒

お忙しい中、いつも丁寧なお返事をどうもありがとうございます。

>ダブル大規模英和の入っているT7000は受信(読解)中心の用途で,Wordbankによる豊富な用例と,発信に役立つCOBUILDを搭載したT6700は発信中心の機種という位置づけだと思います。
>言いかえれば,会話集があるという理由のためにSL9000とSR-T6700の大きな差額を払うのはちょっともったいない気はします。

なるほど、SR-T6700は、上級機というよりは、発信中心の機種という位置付けなのですね。私の用途としては、先生のお察しの通り、発信中心に使うことになると思うのですが、やはりトータルで考えると(価格も含めて)この2機種ではSL9000だなと迷いが消えました。
というわけで、再度XD-H9100とSL9000の2機種で検討します。

>ただ,英活は例文検索と併用することが多いので,かんじんの例文検索ではSL9000のほうが優れているため,トータルの操作系では何とも言えないと思います。

あとは実際に操作してみて決めるしかないですよね。どちらにも良い点と使いづらい点があって、とても迷いそうです・・・(^^;)
それが、なかなか生協の営業時間中に行くことができないのですが、SL9000の操作系はSR-T7000やSR-T6700と同じと思ってよろしいのでしょうか。もし同じなら、一般の電気屋さんでXD-H9100と比較することができるなと思ったのですが。

電子辞書と電卓 投稿者:NG  投稿日: 4月10日(土)22時06分44秒

学校での電子辞書使用について読んでいて、電卓の事例と似ている点が
あるな、と思いました。

・【日用品化】:単純な計算は電卓にまかせればよく、いかに道具として使いこなすかが重要
・【高級機種】:高度な関数電卓や、カスタマイズ可能なPDAの電卓ソフトは、一部のユーザには使われ続けています。
・【初級学習での配慮】:小学校の算数の初歩では、筆算や暗算、そろばんを使って、計算の初歩を感覚的に体に覚えさせることは学習効果があります。

これらのポイントは、電子辞書も同様になりそうです。

どちらが・・・ 投稿者:BK  投稿日: 4月10日(土)17時31分52秒

初めまして今年英米語学科に入った大学1年生のものです。私の現在の状況なんですが入学前のTOEFLのテストで480点ぐらいで、授業は週に8回ネイティブの先生の授業があります。先生は2人いるんですがどちらもアメリカ出身です。私は3回生で学位留学で編入、もしくは交換留学しようと思っています。そこで電子辞書を買おうと思っているんですがPW-A8700かXD-H9000かで迷っています。金銭的にもこの辺の電子辞書までが手の届く範囲です。留学希望先もアメリカだし現在の先生もアメリカ人なのでlongmanが入っているXD-H9000に行きつかもしれないんですが、画面の見易さやデザインでは断然シャープの方がいいと思っています。そこでSekkyさんのアドバイスや意見を頂きたいです。よろしくお願いします。

>まみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月10日(土)12時00分40秒

>実は私もSR-T6700が気になって、いったんは購入候補に入れていたのですが、ジーニアスが
>大辞典ではないという点と、英英がコービルドであるという点が気になって候補からはずし
>ていました。(より上級者向きのモデルのような気がしたのです・・)

T6700は生協モデルとは別系統なので,Wordbankにせよ,COBUILDにせよ,マニアックなコンテンツが入っていますね。ただ,T7000とT6700では必ずしもT6700が上級機とも言えない気はします。ダブル大規模英和の入っているT7000は受信(読解)中心の用途で,Wordbankによる豊富な用例と,発信に役立つCOBUILDを搭載したT6700は発信中心の機種という位置づけだと思います。

>英和に関しては、大辞典の分の語数はリーダーズでカバーされそうな気がしましたが、
>リーダーズは例文等が少なくあっさりしているので、プロ向きというイメージを持っ
>ています。その分の用例は英活でカバーできるという感じでしょうか。

リーダーズは用例が多い辞書ではないので,SR-T6700の場合,用例は英活とWordbankでカバーする形になります。T7000のG大にくらべればT6700のG3は用例が多少少なめですが,T6700にはWordbankという桁外れの用例集があるので,G大とG3の差は十分カバーできると思います。

>また、英英もコービルドは上級者向きというイメージを持っておりましたので・・・。

COBUILDは用例も生例文そのもので,文定義を採用しているため,他の学習英英にくらべれば難解です。

>自分が何を第一優先にしているのかを考え直さなければいけないと感じています。(英英の
>種類を問うのか、例文検索をよく使うのか、会話集をよく使うのか・・・・など)

読解が中心なら,ダブル大規模英和のSL9000だと思います。例文検索をよく使うということは,発信面での利用が多いことが想定されるので,それならSR-T6700でしょうね。会話集の有無は,どちらの機種を選ぶかの基準としてはそれほど大きなものでもないように思います。言いかえれば,会話集があるという理由のためにSL9000とSR-T6700の大きな差額を払うのはちょっともったいない気はします。「とっさのひとこと」は紙版でも2000円ちょっとですし,学習用途なら,検索するというよりも読むということが多いでしょうから,一覧性の高い紙バージョンをSL9000とあわせて購入するほうがいいと思います。

>oto3さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月10日(土)11時48分0秒

>さて、下記のGJE2ですが、初版の間違いではないのでしょうか。
>第2版が電子化されて久しいので、近い内にバージョンアップされるとは思いますが・・・

おっしゃるとおりで,2版ではなくて初版の間違いでした。訂正いたしますm(..)m CD-ROMのデザインがGJE2のケースによく似ていたので2版と錯覚してしまいました。中身を調べましたが,たしかに初版の内容です。以前にここでもあげた「道場」の訳語などを含め,2版ではジーニアス英和をそのままひっくり返したためにミスリーディングを招く箇所が改訂されていますが,Babylon Proのものは初版そのものですね。IC辞書版では2版が出ているのですから,早晩Babylon Proのコンテンツも改訂されるのではないでしょうか。それに加え,国語系コンテンツやG大など,大修館さんならではのコンテンツが新規で入ればIC辞書市場にも少なからず影響を及ぼすのではないでしょうか。

>うちは朝日を購読していないので、話についていけなかったのですが、下記のasahi.com
> 教育・入試 IT教育ニュースに転載されていますね。

知りませんでした(^^;; この記事に関しては時々お問い合わせがあるのですが,紙の新聞記事だとリファーしにくい(スキャンしてウェブ上に載せるわけにはいきませんから)ので,公式サイトに転載されていればそちらを参照していただけますから,よかったです。

>Babylon Pro ジーニアス4.0 投稿者:oto3  投稿日: 4月10日(土)11時30分38秒

Sekkyさん、こんにちは。
 『Babylon Pro ジーニアス4.0』はたまにしか利用しませんが、多言語の辞書引きや最新の為替レートが使えるので重宝しています。
 さて、下記のGJE2ですが、初版の間違いではないのでしょうか。
第2版が電子化されて久しいので、近い内にバージョンアップされるとは思いますが・・・
>常駐タイプのポップアップ辞書ソフトでは老舗的存在のBabylonで
>すが,プレミアムコンテンツ>(有料コンテンツ)としてG3とGJE2
>(ジーニアス和英第2版)が使えます。

大修館書店 バビロンのページ 
 http://www.taishukan.co.jp/babylon/index.html

話は飛びますが、3/31の朝日新聞の電子辞書に関する記事の件です。
うちは朝日を購読していないので、話についていけなかったのですが、下記のasahi.com 教育・入試 IT教育ニュースに転載されていますね。
ご参考まで。



http://www.asahi.com/edu/it/TKY200404050163.html


はじめまして 投稿者:しゅう  投稿日: 4月 9日(金)22時23分41秒

この4月より高校生になり一応大学進学希望なのですが、電子辞書購入を考えてまして機種等ご意見を聞かせて下さい。お願いします。

ありがとうございます 投稿者:エディーオレンジ  投稿日: 4月 9日(金)10時29分51秒

ななしさまさっそくのアドバイスありがとうございます。

>ドイツ語はきわめてフォネティックな言語なので発音機能は(フランス語や中国語機と比較して)それほど有用ではないと思います。

確かにそのとおりですね。XD-H7100あたりで検討してみます。

(ドイツへは文化交流のミュージカル(素人ですが)公演に参加(ヴュルツブルグ)し、その折に趣味で行なっている落語を地元の方に紹介できたらと考えております)

http://www47.tok2.com/home/koyashi/


電子辞書を探しています。 投稿者:Help me〜 !!  投稿日: 4月 9日(金)10時06分56秒

今アメリカに留学中で最近電子辞書を壊してしまいました。電子辞書の購入を考えているのですが、できれば英英、和英、英和機能がついていて、かつできるだけ安価なものを探しています。(何せ、2台目なので…。) どなたか情報をお持ちだったら教えて下さい。やはり辞書なしで学校に行くのはつらいのです。お願いします。

ありがとうございます 投稿者:まみ  投稿日: 4月 9日(金)07時51分32秒

Sekky先生、Kuniさん、サイヤンさん、いろいろアドバイスをどうもありがとうございます。

>そもそも,英活は英和辞典ではないので,英活の見出し語に載っている訳語は便宜的なものですから,この訳語をキーにして検索する必要性は,上級ユーザにはそれほどないかもしれません

確かにそうですよね。”こんな使い方はできるのかな?”とふっと思い質問をしていましたが、よく考えると、普通、言葉の意味自体は英和や和英で引いたりしてわかっている状態で、表現をする時の参考として英活を使うのだから、”日本語での検索”を求める必要はないなーと思いました。お騒がせしてどうもすみませんでした。Sekky先生が例を挙げて説明してくださったおかげで英活の使い方が(やっと)理解できたように思います(^^;)。

>SR-T6700もいいかもしれません。

実は私もSR-T6700が気になって、いったんは購入候補に入れていたのですが、ジーニアスが大辞典ではないという点と、英英がコービルドであるという点が気になって候補からはずしていました。(より上級者向きのモデルのような気がしたのです・・)
英和に関しては、大辞典の分の語数はリーダーズでカバーされそうな気がしましたが、リーダーズは例文等が少なくあっさりしているので、プロ向きというイメージを持っています。その分の用例は英活でカバーできるという感じでしょうか。
また、英英もコービルドは上級者向きというイメージを持っておりましたので・・・。
この点に関しては、どのように思われますでしょうか?
いろいろ尋ねてしまってどうもすみません。よろしくお願いします。

考えているうちにあれもこれもあったらいいなーと欲張りになってしまっていますが、今ある機種の中から選ばなければならないのだから、自分が何を第一優先にしているのかを考え直さなければいけないと感じています。(英英の種類を問うのか、例文検索をよく使うのか、会話集をよく使うのか・・・・など)

SL9000FR 投稿者:marr  投稿日: 4月 8日(木)23時03分38秒

はじめまして。今までずっとROMしておりましたが、本日SL9000FRを購入いたしましたので、ご挨拶させていただきます。購入に際しては、みなさまの投稿を参考にさせていただきました。真にありがとうございました。

さて、私はSR8000からの乗り換えだったのですが、今回の買い替えはすべてに関して満足しています。最近の辞書は軽いし薄いし使いやすいですね。内容も豊富ですし。SL9000FRについての感想などは、私個人のBlogに載せました。よろしければ覗きにいらしてください。
http://blog.livedoor.jp/marr0528/

訂正 投稿者:ななし  投稿日: 4月 8日(木)22時42分49秒

シャープのネイティブ向け電子辞書は「PW-E510」でした。

>エディーオレンジ様 投稿者:ななし  投稿日: 4月 8日(木)22時40分19秒

>そこで、少しお知恵を拝借したいのですが今秋急にドイツに行くこととなりドイツ語コンテンツも加えて研究したいのですが、PW-M800は7ヶ国語会話が入っているようですが使い勝手はいかがなものでしょうか?日本の文化を少し紹介したいと考えているので、やはり和独が含まれているものが良いのかとも思います。発音機能のついているものなどはどんなものでしょうか・・・

どの程度ドイツ語を必要とするかで違ってくると思いますが、旅行会話集は辞書の代わりにはなりません。ドイツ語で日本の紹介をするのであれば、独和/和独辞書の入ったものは必須です。
発音機能付はカシオXD-L7150しかありません。XD-L7150の音声なしバージョンのXD-H7100との違いは、後者がリーダーズとリーダーズプラス収録という点です。触ってみた感じでは(XD-H7100のみ)キータッチはそれほど悪くないです。検索機能などは、ベースモデルのXD-H9100について結構辛辣なレビューが載っていますが、ドイツ語についてはもともとコンテンツが少ないのでレビューと同じ評価が必ずしも当てはまりはしないかもしれません。ドイツ語辞書はクラウン独和/コンサイス和独なので、学習辞典という限定のもとで言えばそれほど悪くはないでしょう。ただドイツ語はきわめてフォネティックな言語なので発音機能は(フランス語や中国語機と比較して)それほど有用ではないと思います。
シャープのコンテンツカード対応辞書という選択肢もありますが(ドイツ語辞書は同じ)、キーレスポンスにクセがある(少なくとも私はなじめない)、SDカードのジャンプ機能に制限がある(カタログに「ただし電子辞書本体の辞書からコンテンツカードに収録の辞書、またコンテンツカードに収録の辞書間でのジャンプは1回のみできます。」との記載あり)など、どうも引っかかります。
大学関係者ならSIIのSL9000GRを買うこともできますが、ドイツ語コンテンツがメニュー内に押し込まれている上に、アクセス独和/郁文堂和独なので、ドイツ語コンテンツのグレードは他社機に劣ります。ドイツ語だけで判断するならたぶんカシオ/シャープ機でしょうが、どちらか一方を買えと言われれば私も迷います(どちらを買うか現在思案中)。

それと、ドイツへ行かれた際はぜひシャープのPW-E550(ドイツ留学中様のレビューあり)を購入することを勧めます。安いし(149ユーロ)、独独で独和の訳語の不備(z.B. Angabeに「情報」の意味(独英にすら載っている)が載っていない)を補うこともできます(私も発注中ですがまだ届いていない)。

cf.ドイツ語の辞書の評価についてはたとえば
http://german.milkcafe.to/vote/tackyvote.cgi?votechoice=0
http://www.hmt.toyama-u.ac.jp/Deutsch/WBinhalt.html
が役に立ちます。

>宮川さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 8日(木)22時03分1秒

>三省堂のホームページには、「学習用電子辞書の決定版 『SSD-HS1000』 をぜひ
>この機会にお求めください」と書いてあるので、

SSD-HS1000は学販専用モデルではないとききました。三省堂さんの公式HPに,一般向けの価格付きで出ていることからもわかります(旺文社さんのレクシス搭載機のように,学販専用的な位置づけの機種なら,公式サイトには載せないでしょう)。このあたりは,私も掲示板でリファーする際に三省堂さんに確認し,その返答をもとにしていますので,一般に売れないということはないはずです。ただ,一般の方が購入する場合は,もちろん,学販向けの割引価格ではないので,一般市場向け機種の実売価格並みの値段になるでしょうし,延長保障やネームシール,ハードケースなどの学販向け特典はつきません。

>「この電子辞書は高校扱いなので、書店には送れないと、三省堂さんから連絡が
>入りました。」という事で、手に入らなくなりました。

公式HPには,4月中旬発売となっていますので,学校での販売が終わってから一般向けへの出荷をはじめるのでしょう。一般向けへの出荷直前なので,学販用のものを一般に販売するわけにはいかないでしょうから,待ったがかかったのでしょうか。

昨年のSR-T4030はじめ,三省堂ブランドの電子辞書は,学販主体ですが一般の方でも三省堂さんに直接注文すれば購入できるはずです。もしその書店がだめなら,三省堂さんの本社に直接電話してみてはいかがでしょうか?

>Mukiさん 投稿者:昼行灯  投稿日: 4月 8日(木)20時18分34秒

今は夜なので頭が冴えています^^;なんちゃって。Sekkyさんから後ほど適切なアドバイスがあると思いますので、前座を務めさせていただきます。
>社会科学系(一応研究者志望)の英語論文を積極的に読みたいと思っております。
研究者の端くれとして申し上げますと、専門の英語論文を読むとき、実はそれほど辞書を使いません。おそらく他の研究者も同じだと思いますが、それは通常、自分の研究領域については、専門の論文を読む前の段階で、(経済学であれば)欧米の教科書で勉強するのが定跡なので、専門用語を日本語に訳す必要に迫られないからです。なお、専門用語の定義を調べる場合には、英語で書かれた教科者の巻末の用語集(グローサリー)が有用かと思います。
>英英辞典の違いから購入を迷っていますということになります。
ではどういうときに電子辞書を使うかと言うと、私は普通の単語(特に形容詞、副詞)の意味を確認するときに使います。たとえばイギリスの「エコノミスト」誌は結構高級な(間接的な)言い回しとか出てきますので(専門論文とは違いますが)、このなかの知りたい単語を引き比べて見て、ご自分に合っていると思うほうを選んでみてはいかがでしょうか?
繰り返しになりますが、専門論文を読むため、という目的では、どの辞書がよいとは言いにくいと思います。

SSD-HS1000 投稿者:宮川美尊  投稿日: 4月 8日(木)19時08分2秒

三省堂のホームページには、「学習用電子辞書の決定版 『SSD-HS1000』 をぜひこの機会にお求めください」と書いてあるので、三省堂に確認の電話を入れ、当地での扱い書店を聞き、その書店に、この電子辞書を注文しました。
ところが三日後の今日、その書店から次のような電話連絡がありました。「この電子辞書は高校扱いなので、書店には送れないと、三省堂さんから連絡が入りました。」という事で、手に入らなくなりました。私が三省堂本社から聞いた話と違っていたのです。

XD-H9100とSL9000について 投稿者:Muki  投稿日: 4月 8日(木)17時23分19秒

実は、将来、社会科学系(一応研究者志望)の英語論文を積極的に読みたいと思っております。そういった目的で、XD-H9100とSL9000を候補として購入を考えています。ただ、どちらかの購入を迷っている理由としてコンテンツの違いが挙げられます。前者は、ロングマンアメリカ現代英英辞典とアクティベータを収録しているのに対し、後者はオックスフォード現代英英辞典などを収録しているというコンテンツの違いから購入を迷っています。要しますと、英英辞典の違いから購入を迷っていますということになります。上記の迷いに対してSekky@管理者様やどなたかアドバイスを頂ければ幸いです。

>Kuniさん(>まみさん) 投稿者:サイヤン  投稿日: 4月 8日(木)16時35分30秒

シャープのPW-M670などに搭載の日本語から引く例文検索機能は、
英語から引く例文検索と違って、
『車』を含む文を辞書中の全例文から抽出してくるのではありません。
あくまで『和英』辞典の『車』という見出しのところにある例文だけを引っ張ってくる仕様だそうです。
つまり和英辞典で『車』を引いてからそこの項目の例文を見るプロセスをたどっても、
出てくる例文は全く同じだということです。
(このことはSekkyさんによるレビューの中に詳しく書かれてあったと思います。)

修理代1万7千円 投稿者:エディーオレンジ  投稿日: 4月 8日(木)12時01分25秒

先日PW-M670の液晶割れで書き込みを致しましたが、念のためシャープのサービスに問い合わせましたところ修理代に1万7千円かかるとのことです。やはり買い替えですね。
そこで、少しお知恵を拝借したいのですが今秋急にドイツに行くこととなりドイツ語コンテンツも加えて研究したいのですが、PW-M800は7ヶ国語会話が入っているようですが使い勝手はいかがなものでしょうか?日本の文化を少し紹介したいと考えているので、やはり和独が含まれているものが良いのかとも思います。発音機能のついているものなどはどんなものでしょうか・・・近くの店に実物が余りありませんのでもしよろしければお教え願えると助かります。

>ABDさん(>昼光灯さん) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 8日(木)10時53分18秒

ご専門の昼光灯さんのコメントがありますので私が付け加えることはほとんどありませんが(^^;;

>G大も入っているSL9000をお薦めします。ご存知だと思いますが、CoubildはCODに比べて
>専門用語が少ないです。

専門の論文を読む機会が多いということでしたら,やはりダブル大規模英和のSL9000になるでしょうね。

>SL9000もSR-T6700も英活が入っているので、ほぼ無差別です。SR-T6700のWBの例文は、
>読み物としては面白いですが、論文作成には役に立ちません(論文からの収録はほとん
>どなさそうです)。

Wordbankはテクニカルな内容の文章でなく,一般の英語国民が普通に目にする可能性の高いジャンルの英文を多く載せているようです。ですから,新聞や一般雑誌,Wordbankではephemeraと呼ばれているパンフレットや掲示などが多いですね。

生協のある大学の組合員の方が学術的な用途で使うならSL9000が最適だと思います。最初は,英活とOCD(OxfordのCollocation辞書)という同じ性質の辞書を2つ載せて意味があるのかと思っていましたが,この組み合わせはけっこう便利です。というのは,英活はコロケーションの数が多いのですが,一方でたまに「本当にこういう結びつきが一般的なのか??」という例も入っていることがあります。もしかしたら,95年の大改訂でたまたま差し替えられなかった古い(50年以上前の)例なのかもしれません。こういう例を最近の大規模コーパスをベースに編纂されたOCDでクロスチェックすることで,不自然な用法をdetectすることが可能になります。

たとえば,ActivatorのWorkbookにはstrong appetiteというコロケーションはおかしいという例が出ています。たしかに,ActivatorやOCDでappetiteを引いても,この結びつきは出ていません。しかし,英活には載っています。世間では英活がもてはやされていますが,これに頼りすぎるのも危険だと思います。以前にも書いたように,英活の初版は戦前であり,しかも当時は編者の勝俣氏1人が集めた例を元に作られた,職人芸的な辞書でした。これが95年に全面改訂され,最新のコーパスをもとに全体の8割の用例が差し替えられたとのことですが,言いかえれば残りの2割(38万例文の2割ですから8万弱になります)は昔のままということです。ちょっとした学習英和の例文の総数ぐらいの数の例文が何十年も前のものであるということは,ユーザも知っておく必要があると思います。カシオさんの機種ならActivatorやLAAD,セイコーさんの機種ならOCDやCOBUILD, Wordbankの用例などとクロスチェックすることで,ある程度は防げると思います。

>まみさん 投稿者:Kuni  投稿日: 4月 8日(木)10時49分40秒

>私が”日本語検索”で意味していたのは、例えば、”車”を含む例文が知りたいときに、
>”car”と入力するのではなく”車”と入力して検索することができる機能という意味です。
シャープの例文検索機能は日本語から例文が検索できます。一時期PW-M670を使用しましたが、英語生活初心者の私にはとても便利な機能でした。セイコーさんも取り入れてくれればいいのですが。

>まみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 8日(木)10時28分32秒

>私が”日本語検索”で意味していたのは、例えば、”車”を含む例文が知りたいときに、
>”car”と入力するのではなく”車”と入力して検索することができる機能という意味です。

これのできるIC辞書はありません。ただ,セイコー,シャープの機種の「とっさのひとこと」は全例文の日本語訳から検索ができます。CD-ROM辞書でも,EPWING版リーダーズ英和では(語義の)訳語からの検索(和英辞典のように使える)ができますが,例文の訳文からは検索できません。私が知っている範囲で,日本語の訳文から例文検索ができるものは朝日出版社が出しているSENTENCEというCD-ROM(朝日出版の口語表現辞典の例文検索ができる)と,シャープが出している翻訳ソフトについているおたすけ英作機能(ジーニアス英和2版,プログレッシブ和英2版の例文検索ができる)ぐらいだと思います。

>これは、例文検索ではなくて、SL9000の英活に訳語検索ができるのという機能があった
>ように思います・・・。SL9000の英活の中で例文検索する時には、日本語での検索がで
>きると思っていてよろしいでしょうか。(和英的に使えるという意味です。)

セイコーさんの英活搭載機(SL9000系列に加え,SR6700も)についている訳語検索は,英活の見出し語に併記されている日本語訳をキーワードにした検索です。「訳語」検索であり,「訳文」検索ではありませんから,用例の訳からの検索はできません。たとえば,訳語検索で「うみ」と入れると,英活のbillow, sea, water...などの見出し語が検索されます。しかし,英活の例文の中で「海」が含まれているものを検索することはできません。そもそも,英活は英和辞典ではないので,英活の見出し語に載っている訳語は便宜的なものですから,この訳語をキーにして検索する必要性は,上級ユーザにはそれほどないかもしれません(英活は,自分が表現したいキーとなる単語はすでに分かっている状態で引くことを想定していますから)。ただ,生協モデルでは大学新入生が英活を引くことも考えられますので,訳語検索により英活を「高級な和英辞典」として使うというアイデアはおもしろいと思います。たとえば,「食欲をそそる」ということを言いたい場合,和英辞典で「しょくよく」を引くよりは,英活の訳語検索で「しょくよく」を引き,appetiteを検索したほうが用例が多く出ています。本来,英活は「食欲」=appetiteぐらいのことは知っている人を想定しているのでしょうが,訳語検索により,和英辞典のかわりに使えるのは評価できると思います。

>英活の通常検索と例文検索を実際に試してみようと思います。

>辞書の内容的には(英英、シソーラス、和英を比較して)、私にはSL9000の方がいいかな
>という気がします。ただひとつ、英会話集がついていないのが残念だな〜という思いがあ
>りますが(電子辞書が欲しいと最初に思ったのが、英会話の授業中でしたので・・・(^^;))。
>このくらいの英語重視モデルを使用する方には、”英会話とっさのひとこと”のような会
>話集は簡単すぎるのでついていないのかなと思いました。

SR-T6700には「とっさ」が入っているのにSL9000で入っていないのは残念だと思います。先にもふれたように,セイコーさんのとっさのひとことは日本語訳からも検索できるので,会話集を中心に使うのであれば,生協モデルではありません(から高価です)がSR-T6700もいいかもしれません。

>NOMADEさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 8日(木)10時06分57秒

>コウビルド社や小学館のWordbankサイトにも行きましたが、
>収穫はありませんでした。(非会員向けの説明ページ)
>ZF0・ZF1・ZGYなどの記号や、置き換えるためのタグなどの
>説明が欲しかったのですが...。

リプライが遅れてすみません。オンラインでまとめて出ているページはきいたことがありません。もしかしたらCOBUILDDirectや小学館さんのサービスの会員向けページ等にあるのかもしれませんが,私は加入していないのでちょっと分かりません。ZF0等のタグは,dictianさんが過去にご説明されています。2004/02/08 02:32:35,2004/02/22 23:42:59などをごらんください。

自己レス 投稿者:XDかSR  投稿日: 4月 8日(木)09時44分41秒

自分なりに検討した結果、SR−T7000、6700、5120の中から、5120を選びました。
一番低価格だったのと、ジーニアス大事典とコウビルドでとりあえず大丈夫かと思います。
ロングマンは紙の辞書を持ってますし。。
専門家ではありませんので、ジーニアスがあれば、リーダーズも必要ないかと・・・
英語に飽きて、古文を読むときにも役立ちそうです。(笑)

管理人さま
おかげさまで、機種選びが出来ました。
独り言のように投稿してしまいましたので、この投稿と「選べません」の投稿を削除してください。 ご迷惑をおかけしました。




>ABDさん 投稿者:昼行灯  投稿日: 4月 8日(木)08時31分2秒

>経済学系院生で英語論文を読む機会が多いですが、
G大も入っているSL9000をお薦めします。ご存知だと思いますが、CoubildはCODに比べて専門用語が少ないです。
>今後は英語論文を書く機会が多くなるかもしれません。
SL9000もSR-T6700も英活が入っているので、ほぼ無差別です。SR-T6700のWBの例文は、読み物としては面白いですが、論文作成には役に立ちません(論文からの収録はほとんどなさそうです)。欧米のジャーナルに投稿するために英語で書くということでしたら、英文の学術論文をたくさんチェックして、気に入った「言い回し」を蓄積する、つまり、ご自分で論文作成用のコーパスを構築するのが一番だと思います。なお、自分の経験では、和英辞典もあまり使いません。

ということで、経済学の論文を読む場合には、SL9000に少しアドバンテージがあり、経済学の論文を書く場合には、SL9000もSR-T6700も差はない。さらにSL9000の方が安価。
これだけ材料が揃えば、合理的な消費者の選択は決まってきますね。
#こういう私はSR-T6700ユーザー。それは、WBの例文が使えるものだと想像していたため。今なら、筐体がSR-6700で(こだわりますね〜)、コンテンツがSL9000のものがあれば、迷わずにそれを買います。

Wordbank 投稿者:NOMADE  投稿日: 4月 8日(木)08時27分26秒

T6700搭載Wordbankの凡例などについてカキコしましたが、
返答がないことから、その様なサイトは無いでしょうね。
コウビルド社や小学館のWordbankサイトにも行きましたが、
収穫はありませんでした。(非会員向けの説明ページ)
ZF0・ZF1・ZGYなどの記号や、置き換えるためのタグなどの
説明が欲しかったのですが...。

>Sekky先生 投稿者:まみ  投稿日: 4月 8日(木)07時22分38秒

早々にご丁寧な返答とお計らいをどうもありがとうございます。
英英2種は、レベル的には似ているが構成があのように異なるということを知りませんでした。日本の英和辞典に慣れているという点で、私にとってはOALDの方が使いやすいのかなと思います。構成の違いを念頭において、実際に引き比べてみようと思います。

>(日本語の検索というのがちょっと分からないのですが…?)例文検索で日本語をキーにして入れるのは,SL9000でも不可能です。

ごめんなさい。ちょっと勘違いをしていたようで・・・。私が”日本語検索”で意味していたのは、例えば、”車”を含む例文が知りたいときに、”car”と入力するのではなく”車”と入力して検索することができる機能という意味です。これは、例文検索ではなくて、SL9000の英活に訳語検索ができるのという機能があったように思います・・・。SL9000の英活の中で例文検索する時には、日本語での検索ができると思っていてよろしいでしょうか。(和英的に使えるという意味です。)

>トータルの操作系では何とも言えないと思います。もし英活を使うケースが多いなら,ぜひ通常検索と例文検索を実機で比較してみることをおすすめします。

英活の通常検索と例文検索を実際に試してみようと思います。

辞書の内容的には(英英、シソーラス、和英を比較して)、私にはSL9000の方がいいかなという気がします。ただひとつ、英会話集がついていないのが残念だな〜という思いがありますが(電子辞書が欲しいと最初に思ったのが、英会話の授業中でしたので・・・(^^;))。このくらいの英語重視モデルを使用する方には、”英会話とっさのひとこと”のような会話集は簡単すぎるのでついていないのかなと思いました。

その他、液晶パネルのことなどいろいろアドバイスをどうもありがとうございました。これらのことを頭において、もう一度実機を触って決めたいと思います。長時間触っていると店員さんに嫌がられるかも〜と心配してしまうのですが、せっかく両モデルともあるのですから、いろいろ比べてみようと思います。

選べません 投稿者:XDかSR  投稿日: 4月 8日(木)02時45分12秒

電子辞書の選び方を検索していて、このサイトを見つけ、読ませていただきましたが、未だ機種を決められずにいます。 私の場合、新製品や辞書搭載数が多い物(多分自分には必要のないレベルの高い物)に目が行くようです。 
今は電子辞書を持ってませんので、英和辞書とESL用ロングマンと英辞郎を使ってます。
現在、ESL(アドバンス)に通っています。 
TOEICのスコアは800点強
ティーン向けの小説や簡単な新聞記事なら、分らない単語はスキップして読むようにしていて、(ESLの先生の指示通り)やはり一つ一つの単語の意味を隅々調べたい衝動に駆られます。
大学進学は考えておりませんし、英語の文章を書くのも、ESLの宿題くらいでしょうか・・
しかし、コウビルド英英辞典の入った機種(SR−T6700)にとっても興味があるのです。
私の英語力でコウビルドを使いこなすのは難しいでしょうか?
また論文を書く事はあり得ませんので、必要ないでしょうか?
またジーニアス英和大事典の入ったセイコーの機種か、ロングマン数種搭載のカシオかも悩みます。
紙の辞書も好きなので、とりあえず、安価な最小限の和英と英英が入った機種を購入して、電子辞書は本を読む時等や英作文時に使って、ゆっくり調べたい時は、紙のお気に入りの辞書を使うようにすればいいのでしょうか・・・
とっても個人的な質問ですみません。

購入前の相談 投稿者:ABD  投稿日: 4月 8日(木)02時15分22秒

私は、経済学系院生で英語論文を読む機会が多いですが、今後は英語論文を書く機会が多くなるかもしれません。そういった点を踏まえて、セイコーの電子辞書を購入したいと思っております。候補として、一般モデルSR-T6700と生協モデルSL9000を候補として挙げていますが、どちらかを購入すべきかということで迷っています。どなたか、相談にのっていただけませんでしょうか。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)18時06分4秒

日本ではIC辞書が全盛ですが,水面下ではオンライン辞書やCD-ROM辞書が徐々に進化してきています。研究社のオンライン辞書サービスであるKODも,この4月からリニューアルし,IC辞書よりも安い価格でIC辞書以上のコンテンツが検索できるようになりましたし,今まではCD-ROM辞書にも及ばないように見えたポップアップタイプの辞書でもG3・GJE2搭載により専門家の使用にも耐えうるレベルになりました。大修館さんのことですから,他のIC辞書搭載コンテンツをBabylonにも採用することは十分考えられますので,今後は大シソーラス等の日本語系コンテンツや大規模英和にも期待したいです。

実務で英語に携わる人は,最近は紙媒体よりもメールやウェブサイトなど,画面上で英語を読み書きすることの方が多いようですから,今後のオンライン辞書やポップアップタイプの辞書は,こういう(今まではハイエンドのIC辞書を使っていた)層に訴求できる内容になっていくと思います。そうなると,IC辞書の将来は,学校の教室という(多くが)ネットから隔離された場所で使われたり,情報伝達,収集手段としてネットをあまり使わない人を想定していくのでしょうか。そうなると,コンテンツのてんこ盛りや,いたずらに専門的なコンテンツをどんどん増やしていくことよりは,万人にとって使いやすい電子辞書をめざして,操作系や筐体デザインなどにも目を向けていく必要がありそうです。

Babylon Pro ジーニアス4.0 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)18時05分29秒

常駐タイプのポップアップ辞書ソフトでは老舗的存在のBabylonですが,プレミアムコンテンツ(有料コンテンツ)としてG3とGJE2(ジーニアス和英第2版)が使えます。

正直なところ,この手の常駐タイプの辞書ソフトは,PCのリソースを食うことや他の常駐ソフトとの相性,そして何と言ってもフルコンテンツタイプのものが少ないという印象があり,私も今まではあまり使っていませんでしたが,G3+GJE2のフルコンテンツが搭載されたときき,試しに使ってみました。常駐タイプの辞書ソフトというと,Oxfordのネイティブ向けCD-ROM辞書で採用されているiFingerが有名ですが,BabylonはiFingerと違い,カスタマイズ(ウィンドウサイズの変更など)が柔軟にでき,文字も大きいので,iFingerよりもはるかに使いやすくなっています。

Babylonは常駐タイプのソフトなので,一旦常駐させれば,ウェブブラウザやメイラーなど,あらゆるソフト上の文字をマウスで右クリック(設定でキーは変更できます)するだけで,自動的にクリックした周囲の文字列を切り出し,検索して訳語を表示してくれます。学習英英系のCD-ROM辞書の常駐機能やWordとの連係機能は,検索したい語をドラッグしてハイライトさせる必要があるものが多いですが,Babylonだとクリックだけで検索できます。たったこれだけの違いで,かなり使いやすくなっています。

さらに,Babylonはクリックによる検索だけでなく,普通のCD-ROM辞書のように,入力ボックスに単語をキーで入れることによる検索もできます。これにより,IC辞書のようにPC上にない語を検索することも,PC画面にある単語をワンタッチで引くことも,1つのソフトでできてしまいます。検索結果は,CD-ROM辞書のように辞書の中身をそのまま表示します。IC辞書のように用例が折りたたまれていたりすることがないので,電子辞書独自の操作系に慣れていなくても違和感なく使えます。そのため,サイトライセンス(があるのかどうか分かりませんが)で学校のCALL教室などに一括導入する電子辞書としても最適かもしれません。オンライン辞書と違い,データはローカルにダウンロードしますので,インターネットの回線速度に関係なく,高速に使えます。

検索機能に関しては,特に凝ったものはなく紙辞書同等の検索のみですが,辞書間ジャンプは搭載されていますので,英和に出てきた訳語をクリックすれば和英でその語を検索してくれます。これも,IC辞書のように範囲指定する必要はなく,ジャンプしたい単語にマウスカーソルを載せて右クリックするだけで,日本語であっても単語を切り出してくれます。このあたりのアバウトさはIC辞書も見習うところが多いのではないでしょうか。ワンクリックでサクサクと辞書を飛び回れるこの快感に慣れてしまうとIC辞書のジャンプは非常にまだるっこしく感じますが,今後IC辞書でタッチ画面液晶が採用されればこういう操作系になっていくのかもしれません。

もちろん,Babylon用コンテンツとしてすでに出ている膨大な無料コンテンツもダウンロードできますので,英語以外の外国語辞書やハリーポッターの用語辞典など,ユニークな辞書とG3が串刺しで検索できます。これも操作系が秀逸で,デフォルトではG3のみが表示され,「More Results」をクリックするたびに登録した他コンテンツが段階的に表示されます。複数コンテンツでヒットしても全部いっぺんに出さずに,プライオリティーの高いコンテンツ(コンテンツ表示の優先順位は自由に設定できます)から順に必要に応じて表示するという思想もIC辞書等にはないと思います。辞書という狭い枠にとどまらず,コンテンツによっては天気予報や気温を表示してくれるものもあり,たとえば海外の観光スポット等公式サイトを見ていて,そのスポットの住所をクリックするだけで今どういう天気で気温がどれぐらいかということも分かったりします。

価格ですが,Babylon Pro(検索エンジン)とG3・GJE2のセットで9800円です。PC用のダウンロードタイプの辞書としては高めですが,すでにBabylonをお使いの方は,G3・GJE2のデータのみをダウンロードすればいいので,この場合は3900円と冊子体の半額ちょっとで買えます(^^) カード決済によるオンラインダウンロードが可能です。

ありがとうございます。 投稿者:Aki  投稿日: 4月 7日(水)12時14分0秒

>コンテンツよりも前に筐体サイズが重要になると思います。
インターネット上で調べた収録辞書と機能だけで判断していたので考えもしませんでした。

>例えて言うなら,...
分かりやすい例え、ありがとうございます。

>#大学では,生協モデルがありますし
今ちょろっと調べたのですが、凄いですね。リーダースとプラスとジーニアス大英和が当たり前のように入っていましたね。その他の辞書も結構入っているみたいでした。それでいて高くもないし。保証も充実していたようです。しかし最低限の安い辞書を買うといっても10000以上はするみたいなので、一年しか使わないものとしてはちょっと厳しいですね。あわせて40000万近くなってしまう。かといって今辞書に飢えているので(紙の和英持ってないんですよ。英和は分厚いですし。)、1年以上待つのも厳しいかと(現役で受かるとも限らないし)。
かなり悩ましいです...。

>かなさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)12時10分18秒

>「ESLの授業では辞書を引いたら怒られる」のだとしたら、JSLで理解が得にくいのは
>不思議です。ESLでは全くの初級が少ないせいでしょうか。

これは突きつめていけば大きな問題だと思います。ESLの授業の場合,従来の日本の英語教育とは違ったアプローチの内容を学生も期待しているでしょうから,辞書を引いて怒られたとしても,「今までの(日本での)辞書を引く学習法が悪かったのだろう」とは思っても,その(ネイティブの)先生のポリシーに文句を言う学生はまずいないと思います。日本人英語学習者の場合,英語母語話者への過度な崇拝(というと大げさですが)的な考えが少なからずあるので,英語母語話者が言うことは正しい,日本の英語教師が間違っているのだと盲信してしまうケースもあるかもしれません。英語母語話者でも,TESOLを専攻し,teacher trainingの中で辞書の活用,指導法を勉強してきた人なら,辞書を一方的に悪者にするのではなく,こういうときには辞書を使ってもいいが,こういうときは使ってはいけない,というように適切な指導ができると思いますが,こういう先生は少数派です。また,欧米の二ヶ国語辞書は,日本で言う単語集レベルのものが多いため,(高校生が豆単を辞書がわりにするのと同じで)英語学習には向かないということは事実で,ネイティブの先生は日本の英和辞典もそれと同じようなレベルのものだと思っているケースが多いため,辞書の使用を認めても一ヶ国語辞書(英英)しかダメというケースもよくあるみたいです。

>ヒデさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)11時55分48秒

>付属してくるプラケースがあまりに質実剛健で、可愛くないのが悲しかったです。でも
>実用性は高そう。

ハードケースは実用重視なのでデザインは犠牲になってしまいますね。カシオさんの学販モデルのケースも非常に武骨で,ちょっとしたバインダー式の手帳のような大きさ,厚さがあります。お世辞にもデザインがいいとは言えないケースですが,そのかわり,ロックもきちんとしていますし,かなりの衝撃を与えてもケースにヒビが入るぐらいのことはあっても,中の電子辞書は大丈夫だと思います。もっとも,デザインが悪いといって,せっかくついてきたケースを使わないユーザが増えてしまうようでは本末転倒ですが(^^;;

サプライメーカーさんのケースはどうしても見かけ重視になってしまいますので,こういう頑丈なケースを純正品として一般ユーザも手に入るようになればいいと思います。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)11時31分26秒

>・和英はジーニアスと新和英中辞典のどちらがいいか(その単語を使っていろいろ表現する
>のに役立つのはどちらか)

語数からすれば和英中辞典のほうが多いです。慣用表現や日本文化独自の表現も新和英中辞典のほうが豊富です(G和英も2版になってかなり改善されましたが)。ジーニアス和英は,英和を引き直さなくても和英の中だけで英和の情報も入っていますが,英和や英英にジャンプしてニュアンスなどを確認するのであれば,新和英中辞典のほうがいいと思います。

>・例文検索はどちらがやりやすいか(XD-H9100のレビューは見せていただきました。
>SL9000の方が日本語での検索もできるという点で有利なのでしょうか。)

例文検索は,変化形に完全対応している(原形を入れれば原形+変化形の例文が出てくる)ことや件数が表示できる,入力できるキーワードの文字数が多いという点でSL9000の圧勝だと思います。H9100でも旧機種にくらべると変化形に対応されるなど改善されていますが,まだ不完全です。(日本語の検索というのがちょっと分からないのですが…?)例文検索で日本語をキーにして入れるのは,SL9000でも不可能です。

>・両方に英活が入っているが、引きやすさに差はあるか(プレビュー等)

英活の引きやすさはレビューに書いたように,H9100のほうが(個人的には)上だと思います。ただ,英活は例文検索と併用することが多いので,かんじんの例文検索ではSL9000のほうが優れているため,トータルの操作系では何とも言えないと思います。もし英活を使うケースが多いなら,ぜひ通常検索と例文検索を実機で比較してみることをおすすめします。

>一度生協で両モデルを触ってみたのですが、あまり長時間滞在するのは気が引けて、
>どちらがいいか結論を出せませんでした。

今は新学期なので,生協もごった返していると思います。大学関係の方(事務職員か教育職員の方か分かりませんが)なら,生協の職員の方に連絡すれば,空いている時間や閉店後などにじっくり触らせてもらえると思います。

>(XD-H9100は少し開けにくいなと思いました。

これは私もそう感じました。薄型化による宿命かもしれません。筐体手前部分の突起(指をかける部分)をもう少し厚くするといった工夫は必要だと思います。

#別件ですが,H9100ではキートップと液晶画面部分がフタを閉じた状態の時に接触しているようで,画面を触ってもいないのにキートップによる接触痕が液晶パネルについてしまいます。通常使っていれば気になりませんが,電源を切った状態で明るいところで液晶パネルを見るとよく分かります。これはXD-Vシリーズで薄型化されてからの現象のようですが,最新のXD-Hシリーズもそのままになっています(個体差?)。強化ボディーになっているとはいえ,液晶パネル自体は従来の強度だと思いますので,キートップがパネルと接触した状態で瞬間的な圧力等がかかった場合,ちょっと心配です。タフコットボディーは,筐体にかかる圧力,衝撃が液晶パネルにまで及ばないための対策であり,パネル自体に直接的に力がかかることは想定していないでしょうから。

>まみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)11時30分45秒

>・英英を使ったことがないので、ロングマンとオックスフォードのどちらがいいのか
>(私に合うのか)わからない。(ロングマンはアメリカ英語に限定しているので、オッ
>クスフォードの方がいいというようなことを聞きましたが・・・)

LAADとOALDはレベル的にも似ていますので,どちらがいいかを決めるのは難しいです。最近では,OALDは英語重視+米語,LAADは米語特化という点が必要以上に強調され,だからOALDのほうがいいという論調で言われることが多いようですが,これは個人の用途にもよると思います。たとえば,英語学の研究者なら,イギリス英語の用法にも目配りする必要があると思いますし,イギリスへ留学する人やイギリス人の英会話教員に教わっている人なら,イギリス英語独特の表現も耳にするでしょうから,OALDのほうがいいと思います。一方,LAADではイギリス英語を一切排除しているかわりに,アメリカ英語に関してはOALD以上に充実しています。また,英米語の違いといっても,互いの理解に全く支障をきたすレベルのものではないので,かりにLAADで米語に特化した学習をしても,意思の疎通というレベルでは問題ないと思います。アメリカで学位をとった日本人英語教員と,イギリス人の母語話者がそれぞれの英語で話していても全く問題なくやりとりができます(この人はアメリカで英語を学んだなということは英国人の母語話者なら分かるでしょうが,それでも理解する上で支障はありませんから)。

それよりも重要なのは,LAADとOALDの辞書自体の構成の違いです。OALDは日本の英和辞典と似たようなフォーマットになっています。たとえば,成句は語義とは独立して後にまとめている(IDMのシンボルがある)とか,文型表記が[V -ing]のように,英和辞典のような品詞表記になっている,意味が似ている語義は品詞が違っても1つの見出し語に入っているなどです。また,用例も英和辞典のように,生例文をそのまま載せないで英語学習者が分かりやすいような形にして載せています。自動詞・他動詞を明確に分けていないことは英和辞典とは違いますが…。そのため,英和に慣れている人にとってはOALDはしっくりくると思います。

一方,LAADは用例は生例文に近いものなので,かなり難解なものも入っています。定義はOALDより易しめですが,品詞毎に見出し語を分けてある(たとえば,動詞のstay(滞在する)と名詞のstay(滞在)は,意味は同じなのに別の見出し語になっているとか)とか,成句も語義の中に含まれているので探しにくいとか,日本の英和辞典に慣れている人は,英英辞典という敷居とは別の面で戸惑うこともあると思います。これに関しては,以下のページや左側のリンクにあるOxford, Longmanのサイトで無料検索できますので,同じ単語をOALDとLAADで引き比べてみて,まみさんのしっくりくるほうを選べばいいと思います。

>・シソーラスはどちらが使いやすいか

用途によると思います。アカデミックライティングに慣れていて,英語を書くこと自体にそれほど苦労しないが,ノンネイティブなのでネイティブのように語彙が豊富でないため,英語を書く際にパラフレーズするのに困るという人なら,SL9000に搭載のCOTが使いやすいと思います。一方,H9100に搭載のActivatorはESLなどで英語を書く勉強をしている人には使いやすいと思いますが,口語的な表現,日常会話,作文でよく使われる表現が多く,上級以上のレベルの語は出ていない(read, studyは出ていても,peruseは出ていないとか)ので,とくに改まった英文を書くときには役立ちません。というより,Activatorは,多くの日本人のように和英辞典で引いた単語をそのまま日常的な英作文で使ってしまうような人が,もう少し分かりやすく一般的な言い方で表現するための指針になることをめざしている(日常レベルの表現力をアップさせる)ので,場面が限定されたフォーマルな発信には向きません。

https://sekky.tripod.com/jishocontents.html


↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)10時37分2秒

例えて言うなら,SR-M5000など,G大のみ搭載の機種は,ワンボックスのワゴン車を買うようなものと考えてみてください。これ1台あれば,通勤や近所の買い物から,遠距離のドライブやオートキャンプでも対応できます。一見,非の打ち所がない選択に見えますが,1人で通勤するには燃費もかかり,不経済です。また,ワンボックスワゴンは乗用車よりも多く乗れるとは言っても,せいぜい1家族ぐらいが限度で,隣近所3軒ぐらいを誘ってキャンプに行くときには乗り切れません。一方,G3+リーダーズ+プラスは,軽自動車とマイクロバスを2台買うようなものと考えてください。普通の人にはかなり無駄な買い物かもしれませんが,通勤や買い物の時は軽自動車を使うことで小回りがきき,楽に使えますし,大人数で遠出をする場合はマイクロバスを使えば乗り切れないこともありません。

電子辞書もこれと同じです。大半の日本人なら,軽自動車1台あれば十分です。言いかえれば,G大,リーダーズのような大規模英和の入っていないエントリーモデル(SR-T4120,XD-H4100など)で,高校から大学まで対応できます。ただ,人によっては軽自動車では乗り切れない人数でドライブすることもあるので,軽のかわりにワンボックスワゴンを買うなり,軽に加えてマイクロバスを買うなりする必要があります。

Akiさんのニーズだと,どちらがいいのかを決めるのは難しいと思います。今は軽自動車1台で十分でしょうが,理科系で,しかも大学へ行ってからも使うなら,先行投資して大規模英和の入った機種にするのはいいと思いますが,ワンボックスワゴンがいいのか,(持てあますかもしれないことを承知で)マイクロバスを買うのかはAkiさんの好みになると思います。

#大学では,生協モデルがありますし,生協モデルはメーカー間の競争も激しいようなので,今後より充実することは間違いないと思います。もしかしたら,Akiさんが大学に入る頃には,理科系に特化した(理化学英和などを収録するとか)生協モデルが出てもおかしくはないと思いますので,今電子辞書を買うなら,受験用と割り切って,普通のジーニアス英和(G3)のみ収録の安い機種(SR-T4120やキヤノンのC30など)を買い,大学入学時に最新の生協モデルを買うのもいいかもしれません。

>Akiさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)10時36分10秒

>大学へ行っても使える。

理科系志望で大学へ行ってからも使える機種となると,リーダーズやジーニアス英和大辞典のような大規模英和の入っている機種になると思います。

>・予算は20000とちょっと。

一方で20000円ちょっとの予算となると難しいですね。大学新入生なら生協モデルがあるのでいいのですが,高校3年だと,高校での販売向けのモデルは大規模英和が入っていないので,ちょっと難しいです。

受験勉強の際は,リーダーズのような訳語重視の辞書は例文が少ないので,学習英和辞典のほうがいいと思います。

>・XD-V9000(カシオ) 
>・SR-M5000(セイコー)

この2機種だと,コンテンツよりも前に筐体サイズが重要になると思います。M5000のような小型機は持ち歩きには便利ですが,受験勉強などの際に机上に置いて使うには小さくて使いにくいと感じるかもしれません。M5000だけを使っていれば気づかないかもしれませんが,友人が使っている大型機(XD-V9000やSR-T7000のような)を一旦使うと,文字の大きさやキーの押しやすさなどで,大型機のほうが使いやすいと感じると思います。個人的には,SR-Mシリーズは,大型機を使っている人が買い増しする場合や,集中的に辞書を引くのでなく,出張の際に移動中の新幹線や機内などで海外の書類に目を通すといった使い方に向いていると思います。学校向けの製品に小型機がないことからも,学習用途では大型機のほうが使いやすいということはメーカーさんも認識されていると思います。

ですから,V9000とM5000のどちらがいいかと言われれば,筐体サイズの点でV9000をおすすめします。あるいは,旧機種のSR-T5000もかなり安くなっていますので,これでもいいかもしれません。単語帳機能があるという点ではSR-T5000のほうが受験にはいいかもしれませんね。

>あと「ジーニアス大英和」と「ジーニアス英和」+「リーダース」+「リーダースプラス」
>どちらがいいですか?

これは難しいところです。G大だと,1冊で「ジーニアス英和をさらに詳しくした辞書+専門用語を(リーダーズ+プラスほどではないにせよ)多くした辞書」の機能がありますので,G大1冊入っていれば,これだけで受験から大学の専門的な勉強にまで対応できます。一方,G3+リーダーズ+プラスの場合は,学習用(文法の解説や例文が必要な場合)はG3,英語を読む場合にとにかくたくさんの語数が入っている辞書がいいという場合はリーダーズ,のように使い分けることが前提です。この使い分けがきちんとできれば,大学受験から,大学院レベルでの専門文献の読解まで使うことができます。

>ヒデさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 7日(水)09時59分44秒

> まず感動したのはレスポンスの良さです。以前、CASIOの9000Rを購入するとき、
>セイコーの機種は動きが鈍かったのでやめたのですが、劇的に改善されていますね。
>M6000ですでにきびきびしていたので安心はしていましたが、これならストレスなく使えます。

セイコーさんの機種は,T7000以降はかなり速くなっています。T7000とT6700でも多少違い,T6700のほうが若干速いようです。

>筐体は第2外国語なしモデルと共通らしく、ロゴも「SL9000」としかありません。
>仏和・和仏はメニューに入っています。でも例文検索もできるし、全辞書間でジャ
>ンプもできるし、私の仏和・和仏の活用頻度では全く問題ありません。

二外モデルなのに二外コンテンツがメニューの中に入っているのは,とくに二外重視の人にとっては(他掲示板等でも)評判がよくないようですが,SLシリーズは,履修外国語の変更等のやむを得ない事情の場合に,コンテンツの書き換え(1回のみ),追加(ノーマルのSL9000に二外コンテンツを追加)に対応しています(大学生協での正規購入のみ)。そのため,ノーマルのSL9000と二外モデルではキーアサインメントを同一にしておかないと不都合が生じるため,コンテンツ追加,書き換え対象の二外コンテンツはメニューに入れてあるのではないでしょうか。

> 全体に、現時点ではほとんど不満がありません。気になるデザインですが(^^;)、私は
>シンプルでまあいいんじゃないかと思いました。T6700風の波うち型はあまり好きではあ
>りません。それよりも、付属してくるプラケースがあまりに質実剛健で、可愛くないのが
>悲しかったです。でも実用性は高そう。

デザインは賛否両論あるようですね。私としては,旧SR-Tシリーズのようなのっぺりした筐体が気に入っていますので,SR-T7000のような波打ったデザインはどうもなじみにくいです。電子辞書を使っている女子学生を見ていると,携帯と同じようにシール等で独自のデザイン?にする人が多いのですが,T7000などは液晶裏側がフラットでないのでシールが貼りにくいし,縞状に波打っているので斜めにシールを貼ったりすると見栄えが悪くなると言っていた学生もいました。メーカーさんにとってみれば,電子辞書の高度な技術面とは全く次元の違う内容のコメントかもしれませんが,電子辞書にも少なからずファッション性が要求されるようになってきたのでしょうか。

XD-H9100かSL9000 投稿者:まみ  投稿日: 4月 7日(水)09時26分29秒

(管理者より)※メールアドレスをカットしてほしいとのご連絡がありましたので再ポストします。
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Sekky先生、ご愛読者の皆様、はじめまして。初めて電子辞書を購入しようと考えているものです。このホームページを見つけて、いろいろ参考にさせていただいています。どうもありがとうございます。そこで、今候補をカシオのXD-H9100かセイコーのSL9000の2つにまでしぼったのですが、どちらにするか決めかねています。(私は大学関係の職員で生協組合員なので、SL9000を買うことができます。)英語は大学4年間+大学院5年間使ってきていますが(研究論文の講読等も含む)、嫌いだったこともあり、なるべく避けて通っていました。それを何とかしようと英会話学校に通い始め、現在2年になります。おかげで今では英語が好きになり、”あれは英語ではどう表現するのだろう・・・”と辞書を引くことが多くなったため、電子辞書が欲しくなりました。TOEICは一度だけ受けたことがあり(昨年)、680点でした。英会話中にわからなかった表現を和英や英和でひき、そこから発展させていくという使用法が多いかと思いますが、仕事上学術論文を読むこともあるので、英語重視のモデルがいいかなと思っています。以下に2機種で迷っている点を挙げさせていただきます。

・英英を使ったことがないので、ロングマンとオックスフォードのどちらがいいのか(私に合うのか)わからない。(ロングマンはアメリカ英語に限定しているので、オックスフォードの方がいいというようなことを聞きましたが・・・)
・シソーラスはどちらが使いやすいか
・和英はジーニアスと新和英中辞典のどちらがいいか(その単語を使っていろいろ表現するのに役立つのはどちらか)
・例文検索はどちらがやりやすいか(XD-H9100のレビューは見せていただきました。SL9000の方が日本語での検索もできるという点で有利なのでしょうか。)
・両方に英活が入っているが、引きやすさに差はあるか(プレビュー等)
・XD-H9100のジャンプ機能がいまいちというところが気になっている。
・空き時間にちょっと見ようと思う英会話集がSL9000には入っていない。

一度生協で両モデルを触ってみたのですが、あまり長時間滞在するのは気が引けて、どちらがいいか結論を出せませんでした。(XD-H9100は少し開けにくいなと思いました。)電子辞書の購入が初めてなので、見るべきポイントを押さえていなかったかもしれません。キータッチはどちらでも慣れてしまえばこんなものかなと思っています。長々とどうもすみません。なにとぞアドバイスをよろしくお願い致します。

二択まで絞り込んだのですが。。。 投稿者:Aki  投稿日: 4月 7日(水)04時58分35秒

初めて電子辞書を買う者です。高校三年で大学進学希望(理系)で、以下の条件で絞り込みました。
・百科事典やその他のこまごまとした辞典は要らない。
・古語辞典も要らない。
・英語の辞書と広辞苑と漢和辞典があればよし。
・英英必須。
・大学へ行っても使える。
・予算は20000とちょっと。
で、
・XD-V9000(カシオ) 
 ∵)リーダース、リーダースプラスとジーニアス英和が入ってるから。類語辞典がいろいろ入っているから。
・SR-M5000(セイコー)
 ∵)ジーニアス大英和が入ってるから。とっさの英会話と2Way操作キーもちょっと嬉しい。
の2つまで絞り込んだのですが、どっちか決めかねています。率直にどちらがいいのか、やカタログスペックからは分からない使用感などを教えて頂きたいです。
あと「ジーニアス大英和」と「ジーニアス英和」+「リーダース」+「リーダースプラス」どちらがいいですか?
よろしくお願いします。

SL9000FR 投稿者:ヒデ  投稿日: 4月 6日(火)17時41分46秒

 いつも読ませていただき、たまに書き込ませていただいています。
 生協モデルのSL9000FR(SL9000にプチ・ロワイヤル英和/和英が追加された機種)を購入しました。M6000を気に入って使っていますが、さすがに常時使うのが苦しくなってきたので、携帯用に回し、英活やG大など、M6000にはないコンテンツ収録のこの機種をメインにすることにしました。
 まず感動したのはレスポンスの良さです。以前、CASIOの9000Rを購入するとき、セイコーの機種は動きが鈍かったのでやめたのですが、劇的に改善されていますね。M6000ですでにきびきびしていたので安心はしていましたが、これならストレスなく使えます。
 筐体は第2外国語なしモデルと共通らしく、ロゴも「SL9000」としかありません。仏和・和仏はメニューに入っています。でも例文検索もできるし、全辞書間でジャンプもできるし、私の仏和・和仏の活用頻度では全く問題ありません。
 英語の例文検索も、「英和優先」「英英優先」など、行き届いていると思いました。
 キータッチは、元来はCASIO系のが好きなのですが、すぐに慣れそうです。ただ、「決定」キーだけは、少〜しバカバカするのが玉に瑕です。

 全体に、現時点ではほとんど不満がありません。気になるデザインですが(^^;)、私はシンプルでまあいいんじゃないかと思いました。T6700風の波うち型はあまり好きではありません。それよりも、付属してくるプラケースがあまりに質実剛健で、可愛くないのが悲しかったです。でも実用性は高そう。
 M6000共々、長くつきあっていける機種だという印象です。

>Sekkyさん 投稿者:昼行灯  投稿日: 4月 6日(火)08時31分58秒

回答有難うございました。boreasさんへのお礼を書いている最中に、Sekkyさんへのお礼を書き込むのを忘れていることに気づきました(深謝)。

ところで、SL9000が出る前のSIIさんの生協モデルは、いずれも市販モデルの筐体と同じだったと思うのですが、今回の生協モデルでデザインを変更したのは、(材質がboreasさんがおっしゃるようにアルミであればそれほどコスト面での差はないでしょうから)価格費用効果の高い生協モデルに対する一般顧客の不公平感を和らげるためのメーカーの策のような気がしてきました。こういうことを書き込む私はだんだん性格が悪くなっているのかも。

>boreasさん 投稿者:昼行灯  投稿日: 4月 6日(火)08時18分38秒

情報ありがとうございます。
そうですか、アルミなのですか。個人的には所有しているSRT-6700のボディがゼロハリバートン風で気に入っていますので、SL9000の姿を見てショックを受けた次第です。コンテンツと操作性は抜群なので、デザインにも気を遣ってほしかったですね(おそらくSL9000を英語の得意な友人へのプレゼント用に購入することになると思いますが、MacSE/30のデザインがすごく格好よいと感じる私にとっては、デザインは減点対象です)。

>昼行灯さん 投稿者:boreas  投稿日: 4月 6日(火)00時46分53秒

SL9000の筐体はアルミのようです。
T6700などのデコボコなものでなく、フラットになっているだけみたいです。
ただ、SIIのロゴが黒(グレー?)で書かれているので、チープに見えるのでは?

普段、こちらの掲示板は見ているだけなのですが、あのセンスの無さ加減(色や配置など)
にあきれ、書きこませていただきました。
収録辞書はいいのに・・・

Wordbankの凡例などについて 投稿者:NOMADE  投稿日: 4月 5日(月)17時24分19秒

今日、SR-T6700を購入しました。取説を熟読しました。
Wordbankについての凡例など説明がありませんが、
それらについての詳しいサイト(URL)をご存知の方、
ご教示お願いします。
買い換え前の機種はSR9200でしたが、
今回はとても良かったです。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 5日(月)17時21分7秒

こう言っては三省堂さんに失礼ですが,HS1000はWeb版のアップデートまで反映させた大辞林とウィズダムが主役コンビで,脇役に古語,漢和,和英などの三省堂のメインコンテンツがあり,LEAはエキストラの「通行人A」のような位置づけではないかと言いたくもなります。こういう形でLEAを入れるぐらいなら,学販モデルにも入っているLAADをそのまま入れるとか,LAADが容量的にきつければActive StudyやWordwiseのような初級者向けの英英にするとかしたほうがはるかに有効であると思います。もっと言えば,冊子体のインデックスを検索対象から外すぐらいなら,もともとLEAを載せないほうがまだましだと思います。HS1000の場合,大辞林&ウィズダムだけでも十分意義がある機種ですから,なぜこういう形にしてまで,しかも他社のコンテンツであるLEAを載せているのかよく分かりません(苦笑)。

いずれにしても,HS1000は書店経由でも注文できるので,一般の方でも広辞苑,G3以外の同等コンテンツが必要という方には文句なくおすすめしますが,LEAを目当てにされるのなら他機種(と言っても,SR-T4020は生産完了になってしまったので不可能ですが)のほうがいいと思います。

ウィズダム英和搭載機(SSD-HS1000) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 5日(月)17時20分5秒

↑こちらも旺文社モデルと同じように,学販向けの機種なので,簡素な段ボールのパッケージになっています。ハードケースも全く同じものです(ただし,この機種は前に書いたように,書店等を通して一般の方が購入できるようですが,その場合はハードケース,延長保証はありません)。パスワード機能もあります。

仕様的には,旺文社モデルよりも一般市場向け機種に近く,ヒストリー(全辞書共通1000語)や各辞書に対応した単語帳など,XD-Hシリーズと同等です。学校では,両機種とも同じ価格で売られるようですが,コンテンツの内容(大辞林−旺文社国語,冊子体に基づいてJIS漢字中心にした漢和−独自編集のもの)や仕様面を考えると,三省堂モデルのほうが買い得感があります。

例文検索はウィズダムのみです。それはいいとしても,ジャンプが旺文社モデル同様に制約が多く,日本語は大辞林,古語,和英,英語はウィズダムのみです。ことわざ事典,四字熟語辞典,エッセンシャルアクティベータ等へのジャンプはできません。インデックスの容量を稼ぐことでメモリ容量を節約しているのか,と勘ぐりたくもなります。これでは,英和で引いた単語を英英では何と書いてあるかみたいというときに困ってしまいます。

その英英ですが,昨年度の三省堂モデル(セイコーSR-T4030)と同じく,Longman Essential Activator(LEA)が入っています。T4030はT4020の和英をグランドセンチュリーに変えただけなので,すでにT4020で搭載されているLEAをそのまま使っていたわけですが,カシオさんの機種でのLEA搭載は初めてです。しかし,初めてということを差し引いても,正直なところ,これはひどいです。XD-H9100での本家Activatorの操作系が,XD-R9000とは比較にならないほど向上したのを見ているだけにそう感じるのかもしれませんが,HS1000のLEAはR9000のActivatorにさえ及びません。

HS1000では,LEAの基本キーワード750語(大文字になっている語)でしか検索できないのです。言いかえれば,HS1000に搭載のLEAは収録語数750語の辞書としてしか使えないわけです。R9000の場合,何だかんだ言っても冊子体のActivatorと同等の検索はできました(その操作系が「??」だったのですが)。つまり,R9000ではキーワードは直接検索でき,キーワード以外でActivatorに収録されている何万という語は,捨て見出しを表示し,そこからジャンプ操作をすることでたどり着けるようになっていました。この操作は面倒なので,H9100では大幅に改良されましたが,R9000でも面倒なのを我慢すれば一応使えたわけです。

しかし,HS1000のLEAはキーワードの750語以外の単語(たとえば,キーワードSEEの中に載っているblind)は検索することすらできないのです。中学校3年間の学習語数にも及ばないわずか750語しか載っていない(載っていても検索できなければ載っているとは見なせませんから)英英辞典をどうやって高校生に使えというのでしょうか。冊子体のLEAなら,キーワード以外の収録語は,すべて巻末のインデックスを引くことでたどり着けます。

HS1000のLEAではそれができません。例文検索にせよ,ワイルドカード検索にせよ,冊子体には真似できない多角的な検索のできる電子辞書が学販モデルでさえあたりまえになっているこの時代に,冊子体と同等の検索すらできない電子辞書が存在する(それも最新機種で)ということ自体目を疑いました。Activatorも,LEAも,原理は同じ辞書なのですから,H9100と同等の操作系にすればすむことです。それが無理でも,冊子体のインデックスをそのまま(R9000のように)ジャンプ先にするようなインデックスを作れば,旧態依然の操作系とは言われても,冊子体LEAと同等の検索はできます。HS1000のLEAでは,英和からジャンプはできない(できたところで,750語しか検索できなければあまり意味がありませんが)し,LEAの全収録語が検索できない,例文検索もできないとなると,どう使えばいいのか全く分かりません。

(無題) 投稿者:whitestone  投稿日: 4月 5日(月)17時02分6秒

EBR-S1MS って、どうなんでしょうか?
いろいろな意見を聞かせてくださいm(_ _)m

>昼光灯さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 5日(月)16時28分31秒

>筐体がSRT-6700と同じアルミかと思ってましたら、なんとプラスチックのようでした
>(違っていたらご指摘ください)。アルミ筐体の方が高級感があるように私は思いますし、
>(SR9200やSR8100のような)プラスチック筐体に比べてば丈夫だとも思いますが、これ
>はどうしたことでしょう。コスト削減の結果かもしれませんが、チープな印象を持ったの
>は私だけでしょうか。

セイコーさんの生協モデルは現物を確認していないので何とも言えませんが,案内のチラシの写真を見る感じでは金属筐体のように思えました。ただ,写真だけでは判断できないですし,一般市場向けモデルとは別の筐体なのは明らかなので,現物をごらんになってプラスチックであれば,そうなのでしょうね。コスト削減なのか,重さ削減なのか分かりませんが,生協モデルという破格値だから仕方ないのかもしれません。

ちなみに,カシオさんの生協モデルや高校での学販向けモデルは,一般向けのXD-Hシリーズと同じ筐体(金属のタフコットボディー)です。そのかわりかどうか知りませんが,学販モデルはキータッチが若干違う気がします(個体差なのでしょうか)。具体的には,XD-H9100よりストロークが若干浅い感じで,ベタッとした打感がします。XD-R9000とV9000の違いのような感じでしょうか。H9100はR9000のような感じで,クリック感は弱いですが,ソフトな打感です。例えて言うなら,エアサス付きの車となしの車で地面の凹凸を拾ったときのショックの違いのような感じです。

また,セイコーさんの機種は,一般向け機種でも,学販向け機種でも,コンテンツの違いこそあれ,細かな仕様面ではほぼ共通しています。しかし,カシオさんの場合,とくに学販モデルでのダウングレードがかなり目立ちます。旺文社モデルでのヒストリーの記録数が100になっているとか,用例プレビューの画面で文字サイズ変更がきかない(小フォントで用例プレビューを見られない)といったことです。

ご心配ありがとうございます。 投稿者:かな  投稿日: 4月 5日(月)16時04分40秒

>学習者の国籍にもよりますが,重要になるのは教室の学習者全員に納得してもらうということだと思います。

実際その通りです。ごり押しすることはしませんし、できません。
ただ、過去ログからの不確かな引用で恐縮ですが、
「ESLの授業では辞書を引いたら怒られる」のだとしたら、JSLで理解が得にくいのは不思議です。ESLでは全くの初級が少ないせいでしょうか。

SL9000の筐体 投稿者:昼行灯  投稿日: 4月 5日(月)15時54分46秒

過去ログをざっとチェックした限りでは指摘されていないようですので。
今日、たまたま用事が会って都内の大学の生協に展示してあったSL9000を見て驚きました。
筐体がSRT-6700と同じアルミかと思ってましたら、なんとプラスチックのようでした(違っていたらご指摘ください)。アルミ筐体の方が高級感があるように私は思いますし、(SR9200やSR8100のような)プラスチック筐体に比べてば丈夫だとも思いますが、これはどうしたことでしょう。コスト削減の結果かもしれませんが、チープな印象を持ったのは私だけでしょうか。

Wordbankについて 投稿者:NOMADE  投稿日: 4月 5日(月)15時10分30秒

今日、SR-T6700を購入しました。取説を熟読しました。
Wordbankについての凡例など説明がありませんが、
それらについての詳しいサイト(URL)をご存知の方、
ご教示お願いします。
買い換え前の機種はSR9200でしたが、
今回はとても良かったです。

レクシス英和搭載機(OC-1204) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 5日(月)11時25分4秒

簡単にレビューします。ハードウェア的には,XD-Hシリーズと同等の強化ボディーです。サイドビームの部分が淡いグリーンのメタリックになっています。学販モデルなので,パッケージはボール紙の簡単なものになっています。塩ビ(というのでしょうか? バインダー等の表紙に使われている材質)で,中に筐体サイズに合わせたウレタンが入っているハードケースが付属します。これに入れれば,本体が隙間なく固定され,しかもウレタンによって中で筐体が浮いた状態で固定されているので,たとえたたきつけても中の筐体はビクともしないと思います。これぐらいのケースを一般向けモデルでもオプションで出せば,液晶割れは激減するのではないでしょうか。

学販モデル独特の機能として,パスワード機能があります。一旦登録すると,シフト+電源オフで起動し,次に電源を入れたら正しいパスワードを入れないと使えません。もし忘れた場合は電池抜きやリセット等もきかないので,有償の修理扱いになるようです。しかも,その際に身分証明書を持参する必要があるので,盗難→転売というケースが多少は防げそうです。もっとも,普通に電源オフしたときはきかないのが難点です。シフト+OFFでパスワード機能をカットする(普通の電源OFFではパスワード機能が起動)ほうがよかったかも。

コンテンツはレクシス英和,旺文社和英中辞典,旺文社国語辞典,全訳古語辞典,日本史,世界史辞典,英単語,英熟語ターゲット,英検Pass単熟語集(2級・準2級・3級)が入っています。旺文社らしい,受験を意識したコンテンツですが,レクシス搭載はもちろん,携帯版の国語辞典としては定評のある旺文社国語や,プログレッシブ並みの語数を誇る和英中辞典など,一般層にも魅力的なコンテンツが多いです。

レクシスのPlanet Boardは非掲載,類語パネルは取説に掲載されているものへの参照指示があります。その他のレクシス独自の新機軸(和英表現比較,名言名句,Communicative Expression,連語などの囲み記事)は入っています。Planet Boardは,グラフ部分を表やリストのようなテキストベースのものに直せば載せられると思うのですが…。

例文検索はレクシスのみ(和英中辞典などは不可)です。

複数検索は英語はレクシスのみ(英検関係やターゲットは不可),日本語は国語,和英,古語,日本史,世界史の串刺しが可能です。日本語の複数検索で,新規搭載の日本史,世界史まで串差しできるのはさすがですが,英語は複数検索モードに入力ボックスがあるのに,実際にはレクシスのみ(複数検索になっていない)というのが「??」です。

単語帳は受験系(ターゲット,英検)のみで,各コンテンツ毎に分かれています(ターゲットは単語と熟語,英検は級別)。これもおかしな仕様で,レクシスや和英中,国語辞典などからの単語登録ができない(言いかえれば,受験系コンテンツに収録の数千語しか単語帳登録の対象にならない。日本語は一切登録できない)わけです。単語帳機能を,電子辞書としての付加機能というより,受験勉強のための道具という認識をしているのでしょうか。

ヒストリーは全コンテンツ共通で100語です(XD-Hシリーズは1000語)。

ジャンプは,全コンテンツから,レクシス英和,国語,和英,古語,漢字辞典のみへのジャンプです。単語集系コンテンツや日本史,世界史辞典にはジャンプできません。

単語集系コンテンツは,キー入力による検索ではなく,書籍のように項目を選び,一覧から調べたい語を選ぶことによる検索です。最初は訳語が出ないので,その段階で答えを考え,矢印キーを押すと訳語が表示されます。ただ,なぜか単語集系コンテンツだけは,解説画面のプレビューがききません(従来機と同じ仕様)。

このように,一般向けのXD-Hシリーズにくらべると,細かな使い勝手や仕様面で粗が目立ちますが,高校生限定の廉価版学販モデルということを考えれば,これでもいいのかもしれません。我々一般ユーザにとっては,レクシス,和英中といった電子辞書初搭載のコンテンツを中心に考えれば非常に魅力的と言えます。

取扱店は限定されますが,旺文社さんのフリーダイヤルにきけば最寄りの店を教えてくれます。ただ,一般向けに売ってくれるかどうかは店によるようです。また,こういう店は学校等への教材販売をしている比較的小規模の店が多いので,出張販売などの際には閉店している場合もあります。事前に電話で在庫確認などをして,いつ行くかを問い合わせた方が確実だと思います。

>Sekkyさん 投稿者:BULL  投稿日: 4月 5日(月)01時21分40秒

レスありがとうございました。自分なりにサイト・カタログ・店頭で調べはしましたが、調べるほど余計悩んでしまう状況でして、おかげさまで目の前の霧が晴れました。

英英の成句検索、例文検索の元の見出し語表示など、辞書利用者にとっては、そんな無理な要望ではないように思うのですが、技術的に設計が面倒くさいのか、随分、メーカー、機種が限定されてしまうのですね。

ところで、このサイトは電子辞書に限らず、辞書の特徴について有用な情報が満載ですね。参考になります。もっと早く、このサイトに書いてある情報を知っていたらなあとも思います。
私は、CODがネイティブ向けということを知らず、サイトにある忠告通り挫折した経験があります。まあ、当時は電子ブックプレイヤーを利用しており、英英タイトルがCODしかなかったので仕方がないのですけど。また、COBUILD(紙版)についても、サイトに書いてある通り例文に難解な語句が多く、例文を読んでもあまり理解できませんでした。結局、電子辞書掲載のLDOCEを引きまくるうちに、英英の良さがわかるようになり、今ではすっかり英英大好き人間です。今は、英和の訳語がわかっても、英英をひかないと英語の意味が分かった気がしません。

>かなさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 4日(日)21時46分5秒

釈迦に説法だったら恐縮ですが…(^^;;

>来週あたりから授業が始まるので、どんな反応を呼んだか報告させていただきます。
>入門レベルなので、私の辞書ポリシーを全て英語で説明しなければならないのがツ
>ライと同時に、私の英語のせいでポリシーに賛同が得られないのではという不安も
>ありますが、、、、、一人シミュレーションしておこうと思います。

できれば,辞書のポリシーは,口頭だけでなく,コースシラバスにも文章で書いておくと安心ですね。学習者の国籍にもよりますが,重要になるのは教室の学習者全員に納得してもらうということだと思います。辞書禁止のポリシーをとるのであれば,辞書を引きたいという学生のために,何らかの代替手段を確保してあげないと学生も納得しないかもしれません。たとえば,「○○はどういう意味ですか」といった簡単なclassroom Japaneseを最初に全員に教え,どうしても分からない部分は(日本語を使って)質問してもよいというようにするとか。

あと,学習者が会話の授業中に辞書を引くことがクラス全体で見られるのであれば,学習者個人の学習スタイルの要因以外に,コースや教材のレベルなども関わってくるかもしれません。教材の語彙がコントロールされていないとか,プレイスメントテスト等でのレベル不適合,教員側のイメージする既習語彙と,学習者が実際に身につけている語彙のギャップなど,もしかしたら意外と奥深くに原因があるのかもしれません。

#私の経験では,海外で日本人(英語)学習者の辞書使用が問題になってきたのは,電子辞書が普及したここ最近だと思います。紙辞書しかなかった頃は,会話の時にわざわざ辞書を引いている学生はごく一部だったと思います。電子辞書の登場により,簡単かつ素早く辞書が引けるようになり,その副作用として,今までは面倒くさくて辞書を引こうと思わなかったような場面でも辞書を引いてしまうということは言えるのかもしれません。これは,速読指導の際などに少なからず影響を及ぼしそうです。

故障? 投稿者:@SII  投稿日: 4月 4日(日)19時42分6秒

電池を「新品」に交換して「リセット」しても反応がよろしくない場合は
修理にだしてみるしかないのではないでしょうか?

XD-R6100 投稿者:ぱぷり  投稿日: 4月 4日(日)18時41分28秒

こんにちわ。
購入した割には、あまり使わなくて机の中にしまいこんでいた電子辞書。
中学に入る娘にあげようとOnしても起動しなかったため、電池を交換し、再度On。
液晶濃度調整画面が一瞬表示されるもの←→のあと、決定ボタンを押しても画面は何も表示されません。

カシオのページに電池交換のときの動作がおかしいとき・・・とありますが、これは故障なのでしょうか。
今週サービスセンターに持っていこうかと思いますが、保障期間切れてるし、やはり有償で修理するしかないのでしょうか。

授業中の 投稿者:かな  投稿日: 4月 4日(日)15時44分16秒

Sekky先生ご意見ありがとうございます。
久しぶりに賛同できる考えを聞いて、ほっとしました。辞書を禁止するのがけしからんという意見も聞こうとはしているのですが、納得できるものはあまりありませんでした。
もちろん、クラスの人数や個人差の大きさなど諸条件にもよりますが。

来週あたりから授業が始まるので、どんな反応を呼んだか報告させていただきます。
入門レベルなので、私の辞書ポリシーを全て英語で説明しなければならないのがツライと同時に、私の英語のせいでポリシーに賛同が得られないのではという不安もありますが、、、、、一人シミュレーションしておこうと思います。

>授業中に限定したものではありませんが,紙辞書と電子辞書の語彙習得の効果を対照した>研究は,最新のJACET Bulletin (vol.38, 2004)に所収のKoyama & Takeuchiのものがあり>ます。大学英語教育学会の紀要なので,たいていの大学の図書館には入っていると思いま

週明けに探してみます。そうなんです。引き方の指導や理想の辞書についての研究しか見当たりません。掲示板の趣旨とずれていて恐縮ですが、留学経験者の方で授業中の辞書について、指示を受けた方、どうでしたか。よろしければお教えください。

>しゃーちさま、
レスありがとうございます。Sekky先生が補足くださったように、引くべきときによく引いて、引かない方がいい時と区別されるといいと思います。留学生活楽しみですね。


Re:「スーパー大辞林」 投稿者:JUN-2  投稿日: 4月 4日(日)15時00分25秒

Sekky先生に同感です。
通常、辞書を度々買い換える人は少ないですね。多くの人は、高校時代に買った辞書を大人になっても使っていると思います。
(知人宅では、親が高校時代に買った辞書(研中)を子どもが使っていました。さすがに高校生になって高校推奨のものに買い換えたようですが)

新語、流行語は「現代用語の基礎知識」や「マイペディア」などにまかせて、大辞林などの場合、書籍版と同様に、すぐに廃れるであろう流行語は収録しない方がよいと思います。
(「マイペディア2003年版」となっていれば、何年かたって見た場合でも、「あぁ、当時の流行語かな」というのがわかりますし)

>yhamee さん 投稿者:TANI  投稿日: 4月 4日(日)12時10分54秒

情報提供ありがとうございました。以前は表紙にDictionary Indexがあるだけだったと思いますが、今日見たら分野別の大分類が表示されていました。今まではGeneral部分にばかり注意がいってましたが、それをきっかけにEncyclopediaのほうも使ってみたところ、こちらも相当奥が深そうですね。かつて専攻した分野の言葉を調べたところ、(素人に十分理解できるかは別として)かなり踏み込んだ記述がありましたし、一線で活躍する学者が人名で登録されていました。背景にあるWikipediaの方針からして、オンライン前提で、完結することなく進化していくのでしょう。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 4日(日)11時33分6秒

オンライン辞書のように,とれたての果物を生でかじることのできるメディアは,農薬のにおいのしない新鮮な果物が食べられる一方で,食べ慣れていない人は細菌によって体調を崩したりするリスクがあります。そのリスクを覚悟し,どれを食べると体をこわしそうかを判断できる人でないと厳しいでしょう。一方,消毒,滅菌処理して学校給食で出される果物は,とれたての果物ではありませんが,誰でも安心して食べることができます。学販モデルとして販売する辞書は,生の果物の本当の味を知ることよりは,国語が得意な生徒も,苦手な生徒も皆が体調を崩さずに食べられることが優先されるべきなのではないでしょうか。

大辞林は,アクセント表記や現代語優先の配列など,広辞苑にない特徴を持った辞書ですが,今回Web版のものをそのまま載せたことで,(Web版とは違い,新語も精選して収録している)紙辞書の大辞林まで「何だこの辞書は」と濡れ衣を着せられることもあるかもしれません。

「スーパー大辞林」 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 4日(日)11時32分20秒

以前に話題になった三省堂ブランドの電子辞書(SSD-HS1000)ですが,やまとさんが3/29でご紹介されているように,国語辞典は冊子体大辞林に1万7000語を増補したWeb版のスーパー大辞林を搭載しています。

HS1000=ウィズダム英和搭載機という印象が強く,スーパー大辞林は従来の大辞林のアップデート版だというぐらいに考えていましたが,やまとさんがご指摘のように

>キショい、うざい、ワン切り、セレブ、ぶっちゃけ、埴輪スタイル、ノリツッコミ、
>あけおめことよろ、メル友、目力(めぢから)、フラットスリー、ヤンママ、プチ
>整形、イケメンヒーロー、中食、などなど。

という語までもしHS1000に収録されているのであればびっくりです。たしかに,最近の辞書はcorpus-basedのものが増え,従来の辞書のように「こういう使い方は間違っている・正しい」というように規範的なスタンスというよりは,「こういう使い方もみられる。こういう単語も使われている」といった記述的スタンスをとっているものが増えています。大辞林のような大規模な国語辞典には,こういうスタンスで新語をどんどん入れるのも意義のあることでしょう。

…と一辞書学研究者としての理屈では思いますが,感情的には(少なくとも,こういうスタンスの辞書を高校向けの学販モデルに搭載することには)信じられないです。

言うまでもなく,ことばはどんどん移り変わっています。今こうやっている間にも日本のどこかで新語が生まれ,数日すればマスコミにも登場しているかもしれませんし,その語があと10年,20年すれば日本語の語彙として定着しているかもしれません。ですから,新語を辞書に載せることに関しては全く反対しませんが,上記の語のうち,10年後の日本の高校生,大学生が使っている(使っていなくても,意味が分かる)語がどれぐらいあるのだろうかということです。

たとえば,以下の語の中で,今の高校生,大学生が使っている語がどれぐらいあるでしょうか。

ジモティー,ちょべりば,けばい,ストパ,ぶっちする,げろげろ,むずい

…これらは,「現代若者ことば考」(米川昭彦, 1996 丸善ライブラリー)に出ている語で,1994-95年ぐらいのサンプルをもとにしていると思われますが,今の学生が普通に使うのは「けばい」ぐらいなのではないでしょうか。もちろん,この本に出ている「超…」「事故る」「お茶する」「イタメシ」など,日本語の語彙に定着しかかっているものもありますが,大半は一時的なものだと思います。とくに,「あけおめことよろ」のような略語系のものは,生まれた当初はインパクトが強いですが,「ちょべりば」と同じで,そのぶん廃れるのも速いかもしれません。

私としては,Web版スーパー大辞林のような随時更新型のオンライン辞書を否定するつもりは全くありません。世間では文句を言われるような若者ことばでも,外国人留学生のように意味を知りたい人もいますから,こういうことばが調べられる辞書としては貴重だと思います。しかし,それをIC辞書,それも学校一括採用モデルという,少なからず「教育的配慮」が要求される環境にそのまま載せるのはいかがなものかという気はします。「あけおめことよろ」と学生が年賀状に書いてきて,苦々しく思った国語教員が注意しようとして「この電子辞書には載っています」と言ったとしたら,どう指導すればいいのでしょうか。「うざい」などもそうで,このように人を主観的に傷つけるためだけに存在するようなことばは,学校教育の場できちんと排除する指導が必要でしょう。「うざい」という一言が自殺の原因にもなるような世の中なのですから。本来の(英語の)意味とは違った意味として使われている「セレブ」にしても,こういうカタカナ語の氾濫を憂い,英語との意味のズレの指導をしている教員にとっては,これが辞書に載るというのは(誤用という注記があるのかどうか分かりませんが)信じられないのではないでしょうか。

おはようございます>Sekkyさま 投稿者:しゃーち  投稿日: 4月 4日(日)10時56分37秒

丁寧なレスありがとうございます。

まだ先のことなのでいろいろな大学の資料を見てコースを選ぶと思いますが、大学時代のお気に入りの授業は統語論でした。

また先日電器屋さんで電子辞書の紹介を受けたのですが「英英搭載ならcasioかseikoですよ」と言われました。
実際いろいろ紹介を受け手にも取ってみましたがM6000のコンパクトさは私には結構使い勝手がいいように思われました。
最初のフィーリングで買ってみるのもいいかもしれません(いやもうちょっとちゃんと電器屋で見るつもりですが)。

longman搭載の辞書も見せてもらいましたが慣れないせいか相性のせいかどうもな。。と言う感じでした。

cobuildは大学入学の際に大きいのを買わされて少し使ったのですが(在学中はめんどくさくてジーニアスに頼ることが多かったです)結構好きな辞書です。
英英複数搭載に意味がないとおっしゃるのならcobuildにジーニアス、リーダースの付いたものを狙おうと思います。

ありがとうございました。

購入したら感想を書き込みますね(いつも質問ばかりなので)。

>しゃーちさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 4日(日)10時14分16秒

>今惹かれているのがSR-M6000とSR-T6700なのですが収録辞書を見ると明らかにT6700なの
>でしょうが(oxford cobuild 両方入っていますし、英和活用大辞典というのも使えそう
>ですし←これについてはどういう辞書か少し伺いたいです)、M6000の手軽さに惹かれま
>す。小型でない方が見やすいということですがわたしは常に携帯していたいので小型のも
>のに惹かれます。

留学の場合,机上で頻繁に引くことが多いでしょうから,その際の使い勝手を考えると大型機のほうがいいかもしれません。たしかに,小型機は携帯性に優れていますが,留学のコースワーク等で辞書を使う場合,教科書等と一緒に持ち歩くでしょうから,電子辞書の携帯性は(重くて大きい教科書を持ち歩くことは避けられないので)それほど関係ないような気はします。

>とりあえずならM6000かなあと思うのですが。。まだこれから英語やり直し段階ですし。
>これにoxfordかlongmanが加わればなあ。。待った方がいいのでしょうか。

同じ種類の辞書を複数搭載する場合,通常は(少なくとも今までの実現例を見る限りでは)性質やターゲットの違う辞書同士をカップリングしています。G大&リーダーズという組み合わせも,リーダーズにない学習辞書的要素をG大に求め,G大にない豊富な訳語やトリビア的な固有名詞の多さをリーダーズ+プラスに求めているわけなので,ダブル英和が有効に機能しています。

一方,学習英英の場合,ターゲットをほぼ同じところに設定(COBUILDは若干高めのレベルでしょうが)しているので,ダブルで載せても実用的には(辞書の語義を比較すること自体が目的の,辞書学研究者などは別でしょうが)それほどの恩恵はないと思います。昔なら,例文検索でヒットする用例が増えるというメリットがあったのでしょうが,英活やWordbankのように何十万,何百万という用例集をデフォルトで搭載している機種のある今では,学習英英1冊追加しても体感的には微々たるものだと思います(たとえ何千件と例文検索でヒットしても,その全部の用例を吟味するユーザはまずいないわけで,最初の数十件程度を見るでしょうから)。

>大学院進学を考えたら最初から充実した機種を購入するべきでしょうか?
>ところでlongman cobuild oxford...私のような人間にはどれをお奨めなさいますか?

大学院で言語学ということですが,どういう分野でしょうか? 統語論系の(語法研究などを含め)分野なら,たとえ理論ベースのスタンスをとるにしても豊富な例文にアクセスできると便利でしょうから,Wordbank搭載のSR-T6700が便利かと思います。もちろん,T6700はコーパスの検索端末ではないので,入力した単語を含む例文を見るという,コーパス検索のもっとも基本となる機能しか使えないですが…。

学習英英のブランドによる違いは個人の好みもあるので何とも言えません(#たとえば,COBUILDは上級向けといわれていますが,上級レベルの人でもCOBUILD流の文定義は肌に合わないという人はけっこういます)。ただ,大学院進学の場合,英語そのものを勉強するわけでなく,道具として英語を使うわけなので,学習英英の種類はそれほど問題ではないような気がします。英語力をつけるために英英を使うというよりは,英和で引いた単語や,自分の書いた英語が正しいかをクロスチェックするような場合に英英を使うことが多いと思いますので,しゃーちさんが実際に引き比べてみて,しっくりくるものを選ぶことをおすすめします。

>TANIさん 投稿者:yhamee  投稿日: 4月 4日(日)03時28分5秒

詳しくは以下のサイトをご覧ください。
会社のサポートアドレスに問い合わせるとメールが戻ってきたので、Patrick Cassidy氏に直接たずねるという方法しかないでしょう。
いずれにしろ、このfreedictionaryはまだ開発中だということです。
この場合、英辞郎のような販売形態をとることはコピーライト上難しいでしょう。
また、ソースとプログラムは公開されているのですから有る程度の推察は可能です。
しかしながら、結局一番確実なのは、開発協力者になることでしょう。

http://www.thefreedictionary.com/sources.htm


>yhamee さん 投稿者:TANI  投稿日: 4月 4日(日)00時37分28秒

3月11日(木)14時26分2秒で紹介されたオンライン辞書、歯応えがありすぎて味わえるレベルではありませんが、辞書の構成と用例の潜む大海に魅了され、背伸びしながら時々引いています。パソコンの画面の広さを生かして、電子辞書や冊子体では作り出せない世界を構築していると思います。国語辞典にもこのような辞書があると良いのですが。

ところでこの辞書はCD-ROM等で購入することは出来ないのでしょうか? 私は平日ネットに接続できない環境にいるため、この辞書を使えないのですが、PCは手元にあるので、ハードディスクに落として、常時使える環境にできたらと思っています。ご存知でしたら教えてください。

「XD-L7350」&「XD-L7360」 投稿者:reno  投稿日: 4月 3日(土)01時54分12秒

 みーちー様、レスありがとうございます。

 不具合の件ですが、私のXD-L7350は、不具合修正後の出荷分らしく、
全く正常に稼働しております。(なお、箱の裏面にある搭載辞書の説明の右下に、
ブルーの丸いシールが貼ってました。)

 あと、「XD-L7360」が4月半ば販売っていうのも、非常にモデルチェンジが早いですね。
やはり「XD-L7350」のように英語系辞書が、英和がG大、さらに英英辞典だけでなく
ロジェ・シソーラスやアクティベータまである...というのも少し専門的すぎるんですね。
(個人的には、このマニアックさも7350の魅力なんですけど...(*^_^*)。)

 販売台数を考えると、やはり「XD-L7360」みたいに、家庭で使える辞書をたくさん
搭載するべきなんでしょうね〜。


 では...



売ってるよ〜 投稿者:チェリー  投稿日: 4月 3日(土)00時10分21秒

あーみさん。わたしは昔のCD-88を持ってるよ。
このリンクでもベスタの電子辞書を売ってるよ。
でも他の機種を売ってるかどうかは分からないから自分で問い合わせて見るのいいと思うよ。

http://asiastore.hp.infoseek.co.jp/dictionary.html


売ってるよ 投稿者:チェリー  投稿日: 4月 3日(土)00時04分1秒

あーみさん。わたしは使ってるわけじゃないけど、このサイトで売ってるよ?

http://asiastore.hp.infoseek.co.jp/dictionary.html


BESTA 投稿者:あーみ  投稿日: 4月 2日(金)20時25分32秒

だれかBESTAの電子辞書を使ってませんか?
また日本のどこかで購入できませんか?

XD-L4600 投稿者:  投稿日: 4月 2日(金)14時25分2秒

はじめましてっ!
私は今年高校に入学する者で、新しい電子辞書を買う予定です。
適当に調べてみたところカシオのXD-L4600がいいかなぁ〜とおもっているんですけど
みなさんはどう思われますか??音声機能は実際使ってみたことがないので、こっちのほうがいいよとか、どれがおすすめとか何かアドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いします★

横レス失礼いたします>かなさま 投稿者:しゃーち  投稿日: 4月 2日(金)12時34分47秒

1年先か2年先か分かりませんがイギリス大学院留学を目標としているしゃーちと申します。

かなさまのご意見を読んでああそうだなあと思いました。
わたしは英語学科を卒業しているのですがネイティブの教師の授業ではあまり辞書を使った覚えがありません(ライティングは別ですが)。
リーディングにしても分からない単語はだいたいそのままにして読んで(そもそも洋書を分からない単語全部調べて読んでいたら1ページ何分かかるか分かりません)分からない単語を授業で質問する、といった形だったように思います。

4月から英語学校でTOEFL対策をとるつもりなのですが、以前受けた会話等の授業では言葉に詰まるとすぐ黙って辞書を引いてしまっていたように思います。
実際に話さなければならないとき、またはテストを受けるときなど辞書は使えないのですからできるだけ使わないにこしたことはないのかもしれません(当然学習するには辞書というものは不可欠なのですが)。
なんというかせっかくネイティブの教師なりクラスメートなりがいるのでしたら自分の分かる範囲の単語を駆使して知らない単語や言い回しを質問してみるのがコミュニケージョンの勉強なのではないかと思うのですが。

生意気言ってすみません。
かなさまのご意見を読んで辞書どうしよう。。。と思ってしまいました。
簡易なもので十分なのかもしれないですね。

>BULLさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 2日(金)10時23分30秒

>1.英英の成句検索で、句動詞以外のイディオムも検索する。

おっしゃるように,これは学習英英モデルでは,OALD搭載機以外はできません。OALDは成句はIDMのマークを付けて別扱いにしていますので,元データを電子辞書に載せるときも成句扱いにすることが容易なのでしょう。一方,他の最近の英英は,成句とコロケーションの区別が曖昧になってきていて,今までは成句として(現行のほとんどの英和辞典のように)分離されていたものが,コロケーションのように語義の一部に組み込まれてきています。そうなると,成句とコロケーションの区別をつけることが難しくなり,成句検索のインデックスに組み入れにくくなってきているのかもしれません。

>2.例文検索でヒットした例文について、元々どの見出し語に掲載されている認識できる
>(できれば、takeなどの基本語は例文がたくさんあるので、どの部分に掲載されているか
>分かるとよい)。
>一応、CASIOのものは、元の見出し語は分かるようです。

カシオさんの最新機種の例文検索では,すべてのコンテンツで出自の見出し語が表示されます。ソニーさんのものもOKで,こちらはキー一つでもとの見出し語にジャンプします。他社製品でも,ジーニアス系の英和(G3+G大)ではもとの見出し語が表示されます。

>今使っているSR-8000は新和英中辞典4版搭載ですが、掲載している英文について、
>ネイティブの人に不自然だといわれたことが多々あるほか、参考程度にしようにも
>自分の言いたいことを表す訳語が見つからないなど、新和英中辞典には悪いイメー
>ジがあります。一応、最近は、新和英中辞典の5版が電子辞書に搭載されていますが、
>5版がどれくらい改良されたのか分からないので、自分にとっては買いにくいです。

研究社の新和英中辞典は,5版で全面改訂といってもいいぐらい大きく変わっています。新和英大辞典のデータを一部利用して新語,新語義を大幅に追加したことによる語数(とくに固有名詞)の大幅増加やコロケーションなどの発信時に役立つ情報が増えています。また,用例もすべてネイティブが執筆し,日本語とのズレを日本人執筆者が点検するようになっているそうです。

>かなさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 2日(金)10時06分54秒

>日本の大学で留学生に日本語を(直説法で)教えています。昔はさほどでもなかったので
>すが、最近授業中に辞書を引きすぎる学生が目立ちます。教えているのは読解ではなく、
>会話や文法なので、
>1.クラスワークに集中してほしい
>2.すぐ辞書に頼る(ように見えます)と類推力が育たない(試験や面接では辞書が引け
>ない場合がほとんど)
>主に上二つの理由で、授業中は基本的に辞書を引かないで欲しいと思っています。

同感です。同じことは,英語教育でも問題になっていて,とくに海外のESLコースの(これはかなさんの(JSLの)環境と同じ性質でしょうが)先生から「日本人留学生は会話等の授業中に電子辞書をよく引く」といった声をよくききます。コミュニカティブな語学教育の現場では,ともすれば辞書が悪者になってしまいがちですが,私としては,辞書を引くべき場面と,引くべきでない場面をきちんと区別する(教員としては,区別させる指導をする)ことが重要であると思います。今までの辞書指導では,辞書の引き方は熱心に教えても,「どういうときに辞書を引かないほうがいいのか」ということはあまり教えられてこなかったように思います。

かなさんのおっしゃるような会話の授業,それも直接法で教えられている教室では,(少なくとも授業時間中は)辞書は不要であると私も考えます。せっかく日本語母語話者,それもプロの日本語教師の話す日本語にふれる機会がある場面なのですから,分からないところは類推するなり,易しく言いかえてもらうなりして辞書なしですませるのがもっとも学習効果が大きいと思います。

>新年度から学生にそう申し渡す前に、日本語教育のHPでそんな投稿をしましたが、「学生
>には辞書を引く権利がある」などで反論される方がほとんどでした。

うむむ。たしかに授業料を払っているのは学生ですし,日本語教育の現場なら成人(もしくはそれに近い)の学習者がほとんどでしょうから,「権利がある」といわれれば反論できないですね(^^;; ただ,いくら学習者中心の教授法が主流になっているといっても,語学の授業においては,教授対象の言語(かなさんの場合は日本語)運用力や背景知識,さらには,その言語を効果的に教えるための(教授法的な)知識は,教員のほうが秀でていることは疑いありません(もちろん,皆が皆そうではないでしょうが(^^;;)し,学生もそれを認識しているから,わざわざ高い授業料を払って勉強していると思います。もちろん,各学生のバックグラウンドや人間性といった点では,教員も学生も対等でしょうし,教室外では学生の専門に関して教員が生徒になって学生から教わることもあると思いますが,日本語であれ,英語であれ,語学教育においては,学生は教員の当該言語の運用力,知識,指導法等を信頼し,それに(納得した上で)ついていかなければ力はつかないと感じます。

かなさんの場合,新学期のオリエンテーション等でコースシラバスにそってお話をされるときに,辞書に対するスタンスをご説明されるとよろしいのではないでしょうか。場合によっては,会話の授業中に辞書を引くことを禁止する,というようなポリシーもあっていいと思います。その際は,電子辞書にせよ,紙辞書にせよ,どういうときに使えば効果的で,どういうときには使わないほうがいいのか,ということを学生が納得するように説明し,会話の授業中に辞書を引くことをなぜ禁止するかの根拠を学生が納得するような形で(必要に応じて媒介語を用いるなどして)お話しされれば,学生も従ってくれると思います。

>授業中に辞書(紙でも電子媒体でも)を引くことと学習効果の関係について論じた先行研究
>を探しています。情報・検索場所をご存知の方、教えてくだされば幸いです。

授業中に限定したものではありませんが,紙辞書と電子辞書の語彙習得の効果を対照した研究は,最新のJACET Bulletin (vol.38, 2004)に所収のKoyama & Takeuchiのものがあります。大学英語教育学会の紀要なので,たいていの大学の図書館には入っていると思います。

SSD-HS1000(ウィズダム搭載機) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 2日(金)09時26分16秒

↑もう発売されているようです。やまとさんのご報告にあるように,この機種は高校向けの学販でも売られているようですが,一般にも書籍の流通ルートで販売されるようです。ですから,購入される方は,普通の書店で本を注文するような感じで注文できるそうです。ただ,高校向け販売ではハードケースや学校向けの延長保証等があるそうですが,一般モデルにはありません。また,高校向け販売と一般販売での価格も違います。カタログ等に載っていないので,販売価格はここでは出しませんが,一般向け価格は,同程度のスペックを持つ他の機種と同じぐらいです。もちろん,筐体や電子辞書のスペック自体は高校向け販売,一般向け販売とも全く同じです。

>ななしさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 2日(金)09時17分22秒

>EW-G2100(これもレビューします)よりもかなりスペックアップしているようですが、
>タフコット採用かどうかは不明です。

筐体写真を見ると,最新のXD-Hシリーズと同等なので,強度強化がされていると思います。

再三の修正・・・ 投稿者:みーちー  投稿日: 4月 2日(金)02時24分54秒

新機種の型番「HD-L7360」はケータイWatchのミス記載を鵜呑みにしておりました。やはり正式には「XD-L7360」でよいようです。お恥ずかしい、とほほ(TーT)

もう一度修正 投稿者:みーちー  投稿日: 4月 2日(金)02時21分27秒

「XD-L7350」の修正版と思われる機種の正式な型番は「HD-L7360」でした。CASIOのHPにてアナウンスされております。重ね重ね失礼しましたm(_ _)m

訂正 投稿者:みーちー  投稿日: 4月 2日(金)02時14分12秒

>うちのサイトでも「XD-K7350」をレビューすべく

 →うちのサイトでも「XD-L7350」をレビューすべく

でした(^^;)

reno様 投稿者:みーちー  投稿日: 4月 2日(金)02時11分7秒

>erno様

 はじめまして、「みーちーの部屋」管理人のみーちーと申します。CASIO「XD-L7350」をご購入され、インプレッションを行われ、うちのサイトではまだレビューできていない機種ですので興味深く読ませていただきました。

 各社中国語収録電子辞書が音声機能を搭載してきており、選択した上で購入できるようになってきているのは歓迎されることですね、僕は初期の古い機種を使ってますのでうらやましいです(笑)CASIOの方が音声が聞き取りやすいということも、実際にお使いになられた方ならではのご意見として参考になりました。

 V70の手書き入力は非常に画期的で僕も好きですが、PDAの手書き入力などと比較すると、認識速度の面でまだまだ成熟していないと感じることもあります。もちろん高性能なCPUを搭載しているわけではありませんので速度の遅さは仕方の無いことですが、今は「今後期待したい機能」と言うべきでしょうね。

 中日・日中辞典第二版の未収録は、まずは出版社としては書籍としての売上が重要なのでしょうね。あくまでも予想ですが、第一版のデータに追加・修正すればいいだけのことですから、データがないということは個人的には考えにくい事と考えます。データを電子辞書販売各社に渡して電子辞書を作らせ売れ行きが好調である場合、書籍を売るよりも利益が下がるんでしょうか?利害関係は庶民には考え及ばぬ所ですね。英語系辞書が「〜大辞典」というクラスの辞書を収録されることが今はほとんどですから、いずれ愛知「中日大辞典」や角川「中国語大辞典」が収録されるようになることも期待したい所です。

 杞憂かもしれませんが、「XD-L7350」には不具合のアナウンスが公式に出ています。「電子辞書エクスワード「XD-L7350」および「XD-H7300」をお使いのお客様へ」で検索するとすぐ出てきます。reno様の辞書が対象になっていなければよいのですが。ついでにそれを受けて修正版とも思われる「XD-L7360」が4月半ば販売とのアナウンスも昨日ありました。うちのサイトでも「XD-K7350」をレビューすべくCASIOに確約を取り付けている最中ですが、サンプルを借りられるのが4月中旬とのことですので、この事を受けてのことかもしれません、あくまで想像です。

SR-M6000かSR-T6700 投稿者:しゃーち  投稿日: 4月 1日(木)13時54分45秒

こんにちは。

英語学科卒業後2年が経ちここでもう少し英語をやり直してイギリスの大学院で言語学を。。。と思っています。

で、今惹かれているのがSR-M6000とSR-T6700なのですが収録辞書を見ると明らかにT6700なのでしょうが(oxford cobuild 両方入っていますし、英和活用大辞典というのも使えそうですし←これについてはどういう辞書か少し伺いたいです)、M6000の手軽さに惹かれます。小型でない方が見やすいということですがわたしは常に携帯していたいので小型のものに惹かれます。
とりあえずならM6000かなあと思うのですが。。まだこれから英語やり直し段階ですし。
これにoxfordかlongmanが加わればなあ。。待った方がいいのでしょうか。

大学院進学を考えたら最初から充実した機種を購入するべきでしょうか?

ところでlongman cobuild oxford...私のような人間にはどれをお奨めなさいますか?

ウィルスメールにご注意! 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 4月 1日(木)08時35分31秒

最近,ウィルスメールが多いようです。ウィルスの中には差出人を詐称するものが多くあります。言いかえれば,ウィルスメールに記載されているFromのメールアドレスの人とウィルスへの感染が全く関係ないケースが非常に多いということです。くれぐれも誤解なきようお願いいたします。

#なお,私のPC環境は,ネットワークに接続している(する可能性のある)パソコンにはすべてNorton Antivirusを導入し,随時最新の定義ファイルに更新しています。また,週1回自動でHD内すべてをスキャンし,ウィルスに感染されていないかをチェックするようになっております。さらに,メール送受信の際にはNiftyのウィルスバスターサービスを利用しており,ウィルスメールをISPのサーバレベルでシャットアウトし,ウィルスに感染しないように二重の体制になっております。

成句検索と例文検索 投稿者:BULL  投稿日: 4月 1日(木)03時48分42秒

セイコーのSR-8000(ロングマン現代英英(LDOCE)搭載)からの買い替え検討しており、次の要望をみたすものを探していますが今のところ見つかりません。よいものはありませんでしょうか?

1.英英の成句検索で、句動詞以外のイディオムも検索する。
ロングマンの辞書(LDOCEおよびロングマン現代アメリカ英英(LAAD))は、口語的表現も含めイディオムを積極的にとりあげており、句動詞として別途分類しているもののほか、中見出し・小見出し扱いや例文中の太字扱いにしたりしています。成句検索は紙版辞書にない機能ですが、句動詞しか検索できないのは、残念でなりません。今持っているSR-8000のほか、CASIOのLAAD搭載機、セイコーのコウビルド英英搭載機も、同様に句動詞しか検索しないようです。携帯型の電子辞書しか利用していない学習者には、ロングマンやコウビルドには、成句があまり掲載されてないと誤解する人もいるのではないでしょうか?私は、別途LDCOE4版のCR-ROMも利用していますが、phrase bank機能によって成句はかなり充実しており、検索も可能です。なお、オックスフォード現代英英(OAAD)搭載機は、OAADがイディオムマークで分類したものを成句検索の対象にしているらしく、この点は大丈夫なようです。

2.例文検索でヒットした例文について、元々どの見出し語に掲載されている認識できる(できれば、takeなどの基本語は例文がたくさんあるので、どの部分に掲載されているか分かるとよい)。
一応、CASIOのものは、元の見出し語は分かるようです。

3.英英、大英和、和英(新和英中辞典以外のもの希望、ジーニアス和英なら第2版)搭載。(できれば表現系の英語関連も欲しいが必須ではない。)
英文を書くことが結構多いので、ロングマン英語アクティベータ、オックスフォード連語、英和活用大辞典などを搭載したものに興味があります。今使っているSR-8000は新和英中辞典4版搭載ですが、掲載している英文について、ネイティブの人に不自然だといわれたことが多々あるほか、参考程度にしようにも自分の言いたいことを表す訳語が見つからないなど、新和英中辞典には悪いイメージがあります。一応、最近は、新和英中辞典の5版が電子辞書に搭載されていますが、5版がどれくらい改良されたのか分からないので、自分にとっては買いにくいです。

CASIOのXD-H9100、セイコーSRT-7000、SRT-6700、SRM-5000、SHARPのPW-A8700あたりを考えていますが、上記条件を満たしません。
なお、自分の英語レベルはTOEFL250以上で、大学院留学も考えています。