電子辞書掲示板過去ログ
(2003年10月後半)

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新和英中辞典 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月31日(金)21時21分31秒

↑SR-M6000等に搭載の新和英中辞典ですが,G和英に慣れている人は,複合語がインデックスに入っていないので注意が必要です。長い複合語だけならともかく,「牛丼」のような,複合語と認識しにくいものも複合語扱いされているため,「ぎゅうどん」では出てきません(「ぎゅう(牛)」を引き,その中を見る)。もっとも,「カツ丼」は一発で出る(複合語扱いではない)とか,整合性がとれていない面もあります。

新和英の新版は,G和英以上に語数も多く,G和英の欠点をカバーしている面も多いのですが,一方で改訂を重ねているせいか,初歩的なレベルでの誤記がそのまま残っていたりします。たとえば,「ゴーサイン(を出す)」はどう考えても和製英語で,英語では(give) the green lightのように言うと思いますが,新和英の5版ではgive the go signという訳語になっていて,びっくりです。広辞苑にも,カタカナ語辞典にも,「ゴーサインは和製英語」とちゃんと書いてあります。このように,辞書の誤記は評価の高い辞書であっても避けられませんので,複数辞書を併用するのが無難だと思います。併用が無理でも,おかしいと思ったら例文検索で確認してみるとけっこう分かります(M6000をお持ちの方は,go&signとgreen&lightで例文検索をしてみてください)

>赤塚カケスさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月31日(金)21時09分33秒

>新しい非クラムシェルタイプも出てきたら面白そうです。腕時計型などもあれば購入して
>しまいそうです。

何十年も前に,カシオさんからたしか「ウォーキングディクショナリー」という腕時計型電子辞書(単語集)があったような記憶があります。単語数は非常に少ないですが,カタカナで訳語が表示されたような…。当時は,入試等で「計算機能や翻訳機能のついた腕時計は不可」という注意書きがありました。

>またカード型(クレジットカードのようなもの)も数年前にあったIBMのチップカード

フルコンテンツでなければ,7,8年ほど前にカシオさんがカード電卓サイズの電子辞書を出していました。DI-2000というものだと思いますが,現行の厳選タイプ程度の語数を収録し,サイズはカード電卓と同じでした。リーダーズのような,用例や解説が少ない辞書だと液晶画面の小ささというハンディがあまり気にならないし,難解な単語でも訳語だけでいいから手軽に見たいという需要は非常に多い(だからこそ英辞郎がベストセラーになるのでしょう)ので,カード電卓サイズでリーダーズ程度の辞書が引ける機種があってもいいような気がします。カシオさんの場合,デスクサイズの電卓に厳選収録の辞書を組み込むとか,いろいろ面白い製品を出しているので,これのリーダーズ版でもいいかもしれません。電卓は多くのオフィスの必需品なので,それに電子辞書がついていれば,カバンから専用機を出している間に引けますね。

>ryuさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月31日(金)20時59分28秒

>最近、愛機のST-R6500の液晶画面に、何本もの縦線が入るようになりました。液晶を開く
>角度を換えたり、液晶画面の裏を指で押したりすると縦線が消えたり、白抜きの縦線になっ
>たりするのですが、これって液晶画面が壊れる前兆でしょうか?

本体側と液晶側をつなぐフレキケーブル?の断線の兆候かもしれません。私はこういうケースにあったことはないので何とも言えませんが,過去の事例を見てみると,そのうちに液晶が表示されなくなったりするケースもあります。T6500の場合,おそらくまだ保証期間だと思いますので,すぐに修理に出してみてはどうでしょう? 液晶割れとは違うので,自然現象であれば保証対象になると思います。

壊れる前兆? 投稿者:ryu  投稿日:10月31日(金)19時57分36秒

最近、愛機のST-R6500の液晶画面に、何本もの縦線が入るようになりました。液晶を開く角度を換えたり、液晶画面の裏を指で押したりすると縦線が消えたり、白抜きの縦線になったりするのですが、これって液晶画面が壊れる前兆でしょうか?

Quicktionary II 投稿者:赤塚カケス  投稿日:10月30日(木)22時10分45秒

Sekky様。
Quicktionary IIの詳しい情報有難うございます。
いつも、詳しいレスをいただき、恐縮です。

「Quicktionary IIジーニアス」の購入は現時点では迷っていますが、購入しましたときには、使用感や利点・欠点などをレポートさせていただきたいと思います。

電子辞書、新しいタイプの登場を願っています。

少し前に通勤電車の宣伝では、携帯電話に本格的な辞書が搭載されたものを見ました。非クラムシェルタイプすっかりなくなってしまいましたが、新しい非クラムシェルタイプも出てきたら面白そうです。腕時計型などもあれば購入してしまいそうです。またカード型(クレジットカードのようなもの)も数年前にあったIBMのチップカード
http://www.bitmapfamily.com/zh/chipcard/chipcard.html
を発展させればすぐにでも出来そうな気がします。

>ゲテモンさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月30日(木)15時09分40秒

>ジョーシンのページでセイコーのT4030Vというのを見つけたのですが、SR-T4020の和英辞
>典を「ジーニアス和英辞典」から「グランドセンチュリー和英辞典」に変更したオリジナ
>ルモデルとありました。しかしセイコーのホームページではこの商品は見当たりません。

これは,ここでも何度か話題になったSR-T4030のことだと思います。三省堂さんとのコラボレーションモデルで,主に高校等での斡旋販売向けの製品だと思います。ですから,カタログや公式ページには載っていませんし,量販店でも扱っていませんが,三省堂さんに直接注文すれば入手可能です。ジョーシンの通販で入手できるとは知りませんでした。なぜこちらはVがついているのか分かりませんが,ケース付きということなので,今年春の販売で残ったものが一般向け市場に流れたのでしょうか…?

限定製品という性質上,ここでの価格公開は(たとえウェブ等に公開されていても)お控えいただきたいのですが,T4030自体に関しては今までにも話題になっています。過去ログ検索でT4030と入れてみてください。

SR-T4030Vとは? 投稿者:ゲテモン  投稿日:10月30日(木)14時54分55秒

ジョーシンのページでセイコーのT4030Vというのを見つけたのですが、SR-T4020の和英辞典を「ジーニアス和英辞典」から「グランドセンチュリー和英辞典」に変更したオリジナルモデルとありました。しかしセイコーのホームページではこの商品は見当たりません。誰か詳細を知っている方いますか?
http://jmall.joshin.jp/servlet/emall.odr_wp?SHP=1&PGN=0&LVC=20&LVT=1&CRY=74&IID=4950096144118

http://jmall.joshin.jp/servlet/emall.odr_wp?SHP=1&PGN=0&LVC=20&LVT=1&CRY=74&IID=4950096144118


ありがとうございます。 投稿者:ヨーク  投稿日:10月30日(木)11時16分35秒

Sekkyさん、丁寧なアドバイスありがとうございます。アドバイスどうりに店頭で実際に画面を見てみると解像度の違いにびっくりしました。シャープの製品は本当にきれいですね。質問したソニーのIC-500Sと比べると本当に。。M6000の内容やコンパクトさなど、改めてこちらの過去ログを読み直して考えなおしてみます。 やはり、旅行用と英語用とで2台買うというのが一番かなという気がしてきました。みなさん何台か使いわけていらっしゃるようですし。。T7000の内容からして近いうち英語専用としてはもうこれ以上ないという辞書を全て搭載するものが出てきてもおかしくない気がするのです。皆さんは旅行用には何を使ってますか?おすすめがあったら教えてください。

スーパーアンカー英和第3版 投稿者:zokkon  投稿日:10月30日(木)09時52分40秒

冊子体の辞書の話ですが,『スーパーアンカー英和辞典』(学研)の第3版が出るようです。
(「CD」とあるのは従来通り音声CDなんですよね。英英と違って英和のCD-ROM付きというのはなかなか出ませんね)

新設される「コロケーション」「意味メニュー」の欄に期待しています。
下記は編集主幹である山岸先生のサイトでの紹介ページです。

http://jiten.cside3.jp/as_editor_in_chief/as_editor_in_chief_03-3.htm


ありがとうございます。 投稿者:SR9200ユーザー  投稿日:10月30日(木)09時27分34秒

既に他のメーカーで搭載されていたのですね…PW8700も早速チェックしてみました。しかし和英は「プログレッシブ」か「研究社和英」が好きなのでやはり7000の発売を待ちます。昨日新宿西口ビッグカメラさんに電話で確認した所11月中旬という以外まだ入荷日がはっきりしないという話でしたのでその頃にお店へ行ってみます。ずっと気になっていた事がわかったのですっきりいたしました。ありがとうございます。

ありがとうございました 投稿者:かーたん  投稿日:10月30日(木)00時03分18秒

Sekkyさん
早速のアドバイスありがとうございました。

たまに量販店の店頭を見ているのですが、まだ、M6000の実物を触ったことがないので、近いうちに触ってみたいと思います。

>出版社をまたぐので,この組み合わせは厳しいかもしれませんね。

そうですか、CobuildとActivatorの組み合わせについては、近いうちに出してくれるのでは
とひそかに期待していたのですが、望み薄そうですね。。。

>SR9200ユーザーさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月29日(水)20時16分54秒

>もしどなたかがご存知なら教えていただきたいのですが、11月発売するT7000に搭載される
>連語辞典はOxford Collocations Dictionary for Students of Englishのことなので
>しょうか?

はい,この辞書です。すでにシャープさんから出ているPW-A8700とコンテンツは同じですが,T7000の場合,収録の50000例文の例文検索も可能です。英活もプロの支持が大きいので,ぜひ搭載されるといいのですが…。

>かーたんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月29日(水)20時11分12秒

>現在Cobuild収録で選択肢としてはT6500とM6000があると思いますが、どちらがお勧めで
>しょうか?

簡単に言うと,サイズや和英辞典,動作の速度を重視するならM6000,リーダーズプラスを重視するならT6500だと思います。T5000を使っていて,G大に出ていない単語が多いということでしたら,T6500のほうがいいと思います。

>T6500は反応速度が遅いという印象があり、M6000がその点でかなり改善されているようなら
>ば、M6000もありかと考えております。M6000とT6500の使い勝手の差はどのような感じで
>しょうか?

反応速度は体感的に分かるほど速くなっています。T5000でもT6500より改善されていますが,M6000はさらに速いです。M6000を初めての電子辞書として買う人や,(反応の速い)カシオさんからの乗り換えの人はそれほど速いと感じないでしょうが,T6500やT5000に慣れている人は,速くなっていることに気づくはずです。店頭などで試してみてください。

>SIIがCobuildとActivatorを収録した電子辞書を発売してくれれば、間違いなく買ってし
>まうんだけどなぁ。。。。

出版社をまたぐので,この組み合わせは厳しいかもしれませんね。セイコーさんの場合,SR-8000の流れを復活させて,新版のActivator+LDOCE4版で,「帰ってきたSR-8000」のような機種を出してもいいような気がします。来年はSR-8000の5周年でもありますし,SR-T8000のような型番で(笑) SR-8000のスーパースペックは,数年たって他社製品にも大きな影響を与え,ある意味では最近の電子辞書ブームの火付け役になったとも言えるわけですから,SR-8000以降の新機軸である日本語ジャンプなどを組み込み,数年後を見こしたスペック(VGAレベルの液晶やM&M'sさんのおっしゃるような,検索回数をファクターに入れたインテリジェント単語帳機能など)の電子辞書がそろそろ出てきてもいいような気がします。

#同じセイコーさんの機種を含めてですが,最近続々と出される新製品の中で,あと5年たっても店頭で売られ(SR-8000と同じ中身のSR-8100は今でも現役で売られています),そのスペックやコンテンツが見劣りしない機種がどれだけあるのだろうと思います。SR-T6500やT5000は,発売時は魅力的でしたが,T7000が発表されたら霞んでしまいました。そのT7000も,ハードウェア的には現行機と同じですから,後継機が出れば同じようになると思います。コンテンツの増強は重要ですが,それだけだと後発機種にどんどん追いやられてしまいますね。

M&M'sさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月29日(水)19時52分37秒

>これは、自分で好きなコンテンツを入れるためのものですか?

いえ,PW-Aシリーズのカードスロットは,辞書をあらかじめ書き込んである読み込み専用のSDカード(別売)を入れて,検索するためのものです。PW-C6000のスロットは,ブランクのSDカードにJPEG形式の画像ファイルを入れ,本体で表示させる(画像ビューアとしての機能)こともできます。

>電子辞書で単語を引いたものをSDカードに登録して、PCでテキストファイルとしてでも
>見られる、と言った機能はないのでしょうか?

これはありません。著作権のからみがあるので,辞書データをテキストに落とせる機能は搭載しにくいのでしょう。

>とにかく、電子辞書で引いた単語類を出来るだけ多く保存できる機能、

XDシリーズにはありませんが,他社製品(PW-Aシリーズ含め)には単語帳機能があり,引いた単語で記憶させたい任意の語を登録できます。ただ,この機能は,単語を登録というより,電子辞書内の任意の語へワンタッチでリンクさせるようなものなので,ユーザが独自に書いた文字列は登録できません。

>引いた回数によってソートしてくれるような機能、が
>付いたらよいのに。。。と思っています。単語帳として使いたいのです。
>(単語帳は自分で作れってことですかねー。)

引いた回数でソートする機能というのはありません。シャープさんの単語帳はアルファベット順に強制的に並びますが,他社の単語帳は登録順に並びます(最近登録したものがリストの頭に来る)。

セイコーさんの単語帳は,すでに登録した語でも登録キーを押すだけで自動的にリストの先頭に並び変わるので,単語帳に記憶した単語を呼び出す都度登録キーを押す習慣にすれば,実質的には「引いた回数でソート」と同じこと(よく引く単語ほど最近引いている可能性も高いですから)になりますね。

>赤塚カケスさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月29日(水)19時39分20秒

>Quicktionary IIは表示面積が小さいのですが、そこにごちゃごちゃと用例などが出てき
>てはとても使い難い代物ではないかと思います。訳語さえわかればいい(単語の使い方等
>は別途辞書を引けばよいと思います)のですが、実際の画面表示などは、どのようなもの
>なのでしょうか?

英和コンテンツの入ったQuicktionaryは持っていないので何とも言えませんが,英英モデルでも画面が狭いと感じますので通常の電子辞書の感覚を想像するとちょっと厳しいと思います。日本語の場合,2行表示だったはずです。ただ,フル表示と簡略表示を切り替えられるはずで,簡略表示にすれば用例や解説をカットして訳語中心の表示ができる(シャープさんの早見機能のように)ようなので,用途を限定すれば使えるかもしれません。DD-IC550をお使いなら,キーボード付きのClieにPocketLingoの研究社英和中辞典を入れて使うというのもいいかもしれませんね。ジョグダイヤルがついていますし,IC550よりもスリムで,液晶解像度も大きい(解像度自体は,現行の大型機電子辞書よりも上)です。PEG-TG50という機種は,Clieの中でもシンプルな機種で,PDAとして余計なもの(カメラや無線LANなど)はないですが,キーボード付きなので辞書端末には最適です。

T7000の連語辞典 投稿者:SR9200ユーザー  投稿日:10月29日(水)17時23分48秒

これまで一年以上サイトを訪れていますが、書き込むのは初めてです。
もしどなたかがご存知なら教えていただきたいのですが、11月発売するT7000に搭載される連語辞典はOxford Collocations Dictionary for Students of Englishのことなのでしょうか?
実は仕事柄コロケーション辞書をよく使用するので、当辞書の購入を考えている所だったのです。(ちなみに研究社の英活は既にPCで使っています)もしそうであるならば現在使用中のSR9200をアップグレードすることもでき、今まで欲しかった日本語類語辞典など仕事で必要な辞書をかなりカバーできるスペックなので、11月中旬にお店へ走ろうと思います。

プレスリリースは日本語タイトルで辞書名を発表していますし、写真を見ただけでは背表紙なのではっきりとは区別できず…突然の質問で申し訳ないのですがよろしくお願いします。

T6500 VS M6000 投稿者:かーたん  投稿日:10月29日(水)00時20分05秒

一年ほど前にT5000とT6500を散々迷った末、とっさの一言収録とCobuildを天秤にかけ、とっさの一言収録のT5000を購入しました。

が、どうしてもCobuildを使ってみたいという欲望が高まり、買い替えを考えております。
現在Cobuild収録で選択肢としてはT6500とM6000があると思いますが、どちらがお勧めでしょうか?

コンテンツの重なりがない点ではT6500に惹かれますが、T6500は反応速度が遅いという印象があり、M6000がその点でかなり改善されているようならば、M6000もありかと考えております。M6000とT6500の使い勝手の差はどのような感じでしょうか?

SIIがCobuildとActivatorを収録した電子辞書を発売してくれれば、間違いなく買ってしまうんだけどなぁ。。。。

PW-A8700のSDカード 投稿者:M&M's  投稿日:10月29日(水)00時15分47秒

こんにちは。初投稿でいきなりですが、シャープのPW-A8700のSDカードについて、質問があります。

これは、自分で好きなコンテンツを入れるためのものですか? 電子辞書で単語を引いたものをSDカードに登録して、PCでテキストファイルとしてでも見られる、と言った機能はないのでしょうか? 実は、XD-R9000を持っているので今すぐ購入は考えていないのですが、とにかく、電子辞書で引いた単語類を出来るだけ多く保存できる機能、引いた回数によってソートしてくれるような機能、が付いたらよいのに。。。と思っています。単語帳として使いたいのです。(単語帳は自分で作れってことですかねー。)ご存知でしたら教えてください。

ありがとうございました。 投稿者:鉛筆  投稿日:10月28日(火)20時49分28秒

みくさん、どうもありがとうございました。実はあの投稿の後にT7000を見つけ、それにしようかと決めかけていたところだったので、とても参考になりました。ではジーニアスの三版が入っていれば十分ということでしょうか。でもそれだと和英がジーニアスのなんですよね…。新和英中辞典のほうがいいと聞いたもので…。

Quicktionary IIの小画面に表示される内容 投稿者:赤塚カケス  投稿日:10月28日(火)18時20分31秒

Sekky様、レスいただき有難うございます。

通勤電車の中で、ペーパーバックを読むとき、わからない単語は適当に意味を推測することが多いのですが、どうしても辞書を引くときはポケットからソニーの非クラムシェルタイプの電子辞書DD-IC550と取り出し、単語を調べています。

また、机の前で専門書を読んでいるときはジーニアス大が収納されたSIIのSR-T5000(または机の周辺においている適当な電子辞書)を使うことが多いのです。

しかし、ペーパーバックにしろ、専門書にしろ、知らない英単語の意味さえわかればOKということが多く、そんなときに「Quicktionary IIジニーアス」というのが魅力的な感じがしています。

Quicktionary IIは表示面積が小さいのですが、そこにごちゃごちゃと用例などが出てきてはとても使い難い代物ではないかと思います。訳語さえわかればいい(単語の使い方等は別途辞書を引けばよいと思います)のですが、実際の画面表示などは、どのようなものなのでしょうか?

普通の電子辞書と違って、量販店で手にとって試してみることなどが出来ず、すでに使用されている方がおられましたらレスをいただければ有難いと思います。

>MASSさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)18時06分28秒

>最近はSEIKOの電子辞書も学習英和にジーニアスが採用されるようになりました。
>が、長年新英和中辞典に慣れた身としては、もうSEIKOは新英和中辞典を採用し
>ないのではないかと危惧しています。新英和中辞典は人気ないのでしょうかねぇ。
>やっぱりジーニアスじゃないと売れないのでしょうねぇ。

私はむしろ逆の考えで,他社と差別化するために研究社コンテンツを見直そうというスタンスがメーカーさんにもあるのかもしれません。競合するPW-A8700はG和英なのに,SR-T7000で新和英中辞典の新版を載せてきたことなどもその例です。研究社の中辞典には賛否両論ありますが,今回の和英の改訂はかなり大がかりなもので,収録語数の大幅な増加や用例の見直しなど,かなり手が加えられています。それを最上級機に載せてきたということは,パワーユーザにとっての和英のニーズはG和英よりも新和英中辞典のほうが大きいというメーカーさんの判断なのかもしれません。

すでにSR-Mシリーズではその兆しが見えていますが,今後は他社も含め,辞書をあまりよく知らないユーザ向けにネームバリューのある辞書を搭載してappealingにした機種と,パワーユーザ向けに(地味であっても)ニーズの高いコンテンツを載せた機種のようにターゲットの異なる機種が併行発売されるようになるかもしれません。

>ハムさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)17時57分49秒

>青字になった、フルカラー図版がついたという部分は電子辞書には関係なさそうですが
>それ以外の部分が気になります。

私個人の考えですが,今回のCOBUILDの改訂は,パソコンソフトでいうならマイナーバージョンアップのようなものですから,どうしても新版でなくてはいけないということはないと思います。現行の(電子辞書にも入っている)3版でさえ2001年春刊行なので,OALDよりも新しいぐらいですから。古くなったための改訂というより,競合他社の学習英英に追いつくためのお化粧直しのようなものかもしれません。生例文をウリにしたCOBUILDですが,今回の改訂事項の中には新語の増加はあっても,用例の差し替えに関しては言及されていません。ということは,改訂というより増補に近いものかもしれません。もちろん,気になるのでしたら,間もなく出る冊子体を購入してもいいと思いますが,電子辞書化される(のかどうか分かりませんが)のを何ヶ月も待つほどでもないと思います。

>sekky様 投稿者:ハム  投稿日:10月28日(火)17時03分25秒

M6000の購入を検討していたのですが、cobuild4版が近々発売されると聞き迷っています。

>旧版にくらべて600語句の新収録や,本文横の文法ラベルなどが青字になった
>2色刷の本文,巻末のフルカラー図版,コロケーション情報の充実化などが改善点です。
青字になった、フルカラー図版がついたという部分は電子辞書には関係なさそうですがそれ以外の部分が気になります。

辞書は時代に合わせて買い換えていかなければならないというのでどうしようか迷っているのですが。プロのご意見をお聞かせください。

COBUILD4版 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)13時09分49秒

紀伊國屋書店からの会員向け情報では11月初旬に発売されるようです。CD-ROM付きとなしのものがありますが,300円ぐらいしか変わりません。冊子付属のCD-ROM版はCOBUILDの本文とWord Bank(500万語のミニコーパス),発音が入っています。これとは別に,CD-ROM版単体もあり,こちらにはCOBUILD Usage, COBUILD Grammar,Thesaurusも入っています(第3版のCD-ROM版相当だと思います)。

旧版にくらべて600語句の新収録や,本文横の文法ラベルなどが青字になった2色刷の本文,巻末のフルカラー図版,コロケーション情報の充実化などが改善点です。もっとも,3版が出てからそれほどたっていませんので,LDOCEやCALDなど,類書の改訂にあわせた小改訂と言えそうです。カラーページどころか,初版以来挿絵1枚なかった「硬派」の学習英英であるCOBUILDにカラー図版が入るというのは異例ですが,類書との競合対策上,ターゲットの幅を広くするようになったのでしょう。

Sekkyさん 投稿者:VEGA  投稿日:10月28日(火)11時40分46秒

>COBUILDは今度出る冊子体の改訂4版を購入してもいいのではないでしょうか?

冊子体が出るということは、いずれ電子化されるのでしょうね。辞書は殆ど毎日仕事で使っているので、新しいものには期待せずにいられません。ただ、どんな辞書もそれ単体で用が足りることは殆どなく、セカンドオピニオンを求めて別の辞書をあたることが少なくありません。

現在は主がLDOCEで、副がCOBUILDになっています。携帯版はこちらの情報を元にPW6800ですが、さすがに二台目は手が出ません。

COBUILDが副なのは見出しが無い事、部分的なコピー&ペイストが出来ない事なのですが、改訂版はいかかでしょうか?CD-ROM版の情報をお持ちでしたらお願い致します。

>柊さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)11時18分17秒

>最も良く使っている「理由」に関心がありますが
>これは択一式のアンケートだと難しいかもしれませんね。

理由などを記述できる投票サービスも多いですが,この手のサービスは結果をリアルタイムに見ることができ,後で回答する人を誘導してしまうため,投票締切まで結果が公表されないサービスを見つけてきました(^^) 過去ログのユーザレビューなどと併用して見ると面白いかもしれません。

>悠莉さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)11時12分51秒

>Cobuildのほうが、If...,、When something is something,,,などと、すっごく幼い
>書き方なので、私は英語初心者向きの辞書だと勝手に思っていました。

COBUILDの意図はまさにここにあるようで,ネイティブの先生が語りかけるような調子で定義することで,初心者にもわかりやすくというスタンスがあるようです。一方で,If someone ...となっていたら,主語には人がくるということを見抜かないといけない(英和辞典なら「<人が>××する」のように明示的になっています)とか,用例が生英文そのままなのでかなり難しい,イディオムが探しにくい,ergative verbのように日本の学校英文法ではなじみのないラベルがあるなど,日本では上級者受けする辞書のようですね。

悠莉さんの場合,COBUILDの記述になじんでいらっしゃるなら,やはりCOBUILD搭載機がいいかもしれません。COBUILD1冊で(学習英和なしで)OKなら,留学という用途を考えると旧機種のSR-T6500というのも手かもしれません。T7000よりはかなり安くなっています。

>同じ単語をひいたときの、頭への入り方が、Cobuildはからだのすみずみまでに油が行き
>渡るみたいなそういう理解の仕方で、Oxfordは「うん?」と悩むケースが多いです。

学習英英にもいろいろありますが,OALDやLDOCEのようなものは,比較的初学者でもとっつきやすい英英である反面,「理解したつもり」になりやすいという面があると思います。COBUILDは,一見何気ない定義の中にも重要な文法上の制約が含まれていたりしますので,読みこなすのはかなり骨が折れますが,定義がきちんと読める人には,通常の学習英和,英英ではえられないレベルの知識がつくと思います。

↓追加 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)10時59分15秒

Quicktionaryですが,量販店では目立たないところにありますが,一般向けの通販ではけっこう人気があるようです。航空会社の通販カタログでも扱われていますので,電子辞書は使ったことないが,キーボードを使って単語を入力するのは面倒だと思っている人は(コンビニのレジなどを連想して)飛びつくのかもしれません。

>赤塚カケスさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)10時55分50秒

>最近Quicktionary IIの英和タイプの辞書がジニアス3(G3)が搭載されたものが発売に
>なったようです。以前のものに比べ辞書が充実していよいよ実用的なったような気がする
>ので購入してみようかなと思っています。

ジーニアス版は持っていませんが,American Heritageのものはあります。紙に書かれた印刷物を読むという目的に特化していればおすすめです。普通の電子辞書の場合,ペーパーバックなどを読んでいて分からない単語を調べると,一旦ペーパーバックから電子辞書の画面に視線を動かす必要があるので,調べたあと,どこまで読んだのか分からなくなることがあります。Quicktionaryなら単語をなぞるだけで引けますので,ペースを乱さずに辞書が引けますね。認識率もかなりよく,オリジナル(何回もコピーを重ねた原稿などでなく)ならまず百発百中です。昔のこの手の電子辞書と違い,スキャンのスピードや個人の癖が影響することもあまりありません。かなり速くなぞっても認識してくれます。

もっとも,スキャナ型電子辞書という性質上,本文に下線が引っぱってあったり,書き込みがしてあったりするととたんに認識率が落ちます。蛍光ペンでのマーキングも同じです。また,単語が途中で切れている場合(語末にハイフンつきになっている単語など)も設定変更して読み込めますが,面倒です。通常のペーパーバックのように,白地に黒文字なら大丈夫ですが,TIMEなどカラーの雑誌の囲み記事によくあるような,色刷りのバックに白抜きで文字がある場合などは読み込めないことが多いです。いちおう,スキャンできない単語はケース裏にある1文字=1つのバーコードを使って手入力することはできますが,これは面倒で,普通のIC辞書のキー入力のほうが速いです。

画面解像度や操作性に関しては,IC辞書にははるかに及ばないでしょう。大規模英和を搭載したハイエンドのIC辞書が買えるぐらいの値段で,ジーニアス英和1冊しか入っていないということからも,よほど目的が限定されている人やキーボードが苦手な人以外にはおすすめしません。スキャナ型という性質上,事実上はペーパーバック等の読解専用機になるでしょうから,それならジーニアスよりもAHD搭載の英英モデルのほうがいいような気がします。

>Min6さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)10時36分22秒

>高価なものをネットで購入するのも未体験です。多少は心配しましたが、お店(大阪。実店
>舗を持っているようです)の対応も悪くはありませんでした。注文から3日で届きました。

ネット通販にもいろいろあるようですが,実際の店舗がある業者だと安心ですね。

>どうも私の場合はジーニアスよりもリーダースを使う率が圧倒的に多いようです。その意
>味でリーダース英和を選んだのは正解だったような気がしています。ペーパーバックスを
>読むためというのが直接の動機ですから、当然かもしれませんね。また液晶は想像以上に
>きれいでした。この程度なら私は文句ありません。

ペーパーバックの読解が主ということでしたら,リーダーズのほうが使いやすいかもしれませんね。大規模英和をコンパクトに持ち歩きたいという理由でM6000を購入される方も多いですから,M6000とは別に,ジーニアスのかわりにリーダーズプラスを収録した機種があってもいいような気がします(もっとも,そうするとT7000に影響が及ぶ(T7000は,CODやコロケーション辞典という専門コンテンツに惹かれてという人以上に,ダブル大英和搭載(=語数の多さ)で選ぶ人も多いですから)ので,メーカーさんも投入しにくいのかもしれませんが)。

>キーボードは今までの安物ゴムキーとは異質の世界ですが、でも案外力が必要で、サラッと
>押すと取りこぼしてしまいます。一文字一文字しっかり打つ必要があるようです。でもプラ
>スチックキーは高級感がありますね。

Mシリーズのキーボードは賛否両論あるようです。カシオさんのXD-Rシリーズの小型機とは対照的なキーボードで,Mシリーズはクリック感があり,ストロークも深めですが,そのぶんタッチは堅めです。逆に,XD-R820などはクリック感は弱いですが,タッチは軽いですね。私は,Mシリーズのタッチでも文字キーやモードキーは気になりませんが,「戻る」キーだけはもう少し軽いタッチにしてほしいです。個体差なのかもしれませんが,訳キーとのタッチの差がかなりありますので(^^;;

>SPACEさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月28日(火)10時24分56秒

>SR-T7000はすばらしいのですがジーニアス和英辞典でなく新和英中辞典が入っています。
>ジーニアス和英辞典と新和英中辞典の違いを詳しく教えていただけませんか?Sekky先生が
>前に「改訂間近でしかも何かと批判の多いG和英を避けたのでしょうか?」と書かれていて
>どのような批判があるのかも教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

G和英は,ジーニアス英和のデータをもとに,ひっくり返して(英和の訳語部分を和英の見出し語にして,和英の英訳部分はジーニアス英和の記述を載せて)作られた和英辞典で,いわゆるハイブリッド式和英(和英辞典の中に英和辞典の記述が組み込まれている)です。昔の和英辞典は,日本語の単語に相当する英単語を羅列しただけなので,ニュアンスの違いが分からず,それぞれの単語を英和で引き直す必要がありましたが,G和英は記述部分に英和の内容が載っているわけですから,他の和英辞典にくらべてニュアンスの違いがわかりやすいというメリットがあります。

一方で,和英として一から書き下ろさないで,英和をベースに和英を作っているのですから,様々な問題点もあります。たとえば,英和の例文をそのまま和英の例文として使っているので,和英辞典にとって必要な例文が載っていなかったり,同じ例文が1冊の和英の中で何回も出ているなどです。詳細は2002年4月29日(月)11時23分00秒の過去ログ(「つぶやき」のコンテンツ関連に入っています)もごらんください。

さらに詳しくは,スーパーアンカー英和,和英の主幹をされている山岸氏のご著書の内容もあわせてごらんください(画像ファイルなのでちょっと重いですが)。

http://jiten.cside3.jp/efl_dictionaries/efl_dictionaries_17.htm


感激です! 投稿者:Bassoonist  投稿日:10月28日(火)02時12分05秒

管理人様、レスに対する反応が遅くなってしまいました。非常に納得のいく回答で感激しました。先日、SHARP社製のPW-A8700に決めて注文しました。リーダーズとジーニアス、両方搭載していれば英語を勉強しつつ論文の内容も習得できると考えた上での結論でした。実はたまたま安くなっていた、と言うのもあるのですが。管理人様のおっしゃるとおり、私、実は大学オケでバスーンを吹いております・・・。

これから電子辞書を使いこなしてばりばり英文を読んでいきたいと思います。いろいろありがとうございました。非常に参考になりました。

投票結果 投稿者:  投稿日:10月28日(火)01時51分43秒

興味深く拝見しました。

最も良く使っている「理由」に関心がありますがこれは択一式のアンケートだと難しいかもしれませんね。

今後、どんなアンケートをとられるか、楽しみにしています。

セイコー7000?シャープ8700? 投稿者:悩み人  投稿日:10月28日(火)00時50分47秒

バタン♪Ю―(^O^ )オジャマシマース
SEKKYさん、こんにちわ (^-^)/
実は今、セイコー7000とシャープの8700
どちらを買うべきか非常に悩んでおります。
英語を日常的に使用するので、英語系コンテンツが
豊富な上記2機の内どちらかが欲しいんですが、、
どちらも非常に魅力的で。。
それぞれの長所・短所等を簡単に教えてもらえれば
非常にありがたいです。
やはり、コンテンツが少し豊かな分
7000を選択すべきなんでしょうか!?
う・・・悩む ((((((^_^;)

Sekky様へ。 投稿者:悠莉  投稿日:10月27日(月)23時56分24秒

お返事ありがとうございました!
早速ですが実際にM6000を触ってきました。思ったよりも、ボタンがちゃちく(おもちゃみたい)、しかもぐっと押さないと反応がないので形はフルキーボードのほうが使いやすいと感じました。
さて、Cobuild辞典ですが、私はよっぽどOxford辞典の英英辞書のほうが難しく感じます。
Cobuildのほうが、If...,、When something is something,,,などと、すっごく幼い書き方なので、私は英語初心者向きの辞書だと勝手に思っていました。
人によって違うのでしょうが、同じ単語をひいたときの、頭への入り方が、Cobuildはからだのすみずみまでに油が行き渡るみたいなそういう理解の仕方で、Oxfordは「うん?」と悩むケースが多いです。
これは私の感想です。

>>鉛筆さん 投稿者:みく  投稿日:10月27日(月)22時46分07秒

>そのような英語を専門に学ばない学科で、ジーニアス大辞典は物足りないでしょうか?
それはまずないです。それに語彙はたしかにリーダースのが多いですが、
G大のほうがはるかに解説は詳しいのでむしろ英文科に行く人におすすめしたいですね。
ただ、今高2ならば、リーダースもG大も残念ながらあまり向かないと思います。
今の段階ではリーダースの学習者には簡潔すぎる解説も、G大の詳しすぎるのも混乱を招き
かねないのでお勧めはあまりできません。
また、大学でも使えるものともおっしゃってますが、そのときはまた第二外国語も搭載さ
れているものが欲しくなると思うので、あくまでも今必要な機能を備えたものを買ったほうが得策だと思います。

>悠莉さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月27日(月)21時58分19秒

>6000は、コウビルド辞典が入っているのが最大の魅力です。英英辞書で、ここまで分かり
>やすいのは初めてで、これはいいと思っています。
>コンテンツ的には、7000にはリーダーズプラスとジーニアス大辞典が入っていて、しか
>もOxford英英も入っていて、とっても強いですよね?
>どっちにしていいのか、本当に分からないです。
>値段はこの際気にしていません。
>7000にコウビルドが入っていたらいいのに・・・・と思っています。

おっしゃるように,悠莉さんのケースはT7000にCOBUILDが入っていればすべて解決すると思います(^^) ただ,あえて最上級機のT7000に,学習英英の最上級コンテンツであるCOBUILDを入れてこなかったというのは,(もちろんネイティブ向け英英がCODを入れる以上,オックスフォード以外の学習英英は入れにくいというのはあるのでしょうが)もしかしたらT7000は(学生というよりは)実務で英語を使う人向き,M6000は学生や社会人で趣味で英語を学ぶ人向き,というターゲットを微妙に変えているのかもしれません。T7000にTOEICコンテンツを入れてきていることもその理由かも。

言いかえれば,COBUILDは「じっくりと読み込む」英英であり,未知語の定義をざっと知るには使いにくいところがあるということです。悠莉さんがCOBUILDの定義が分かりやすいと感じられるということは,かなり英語力がおありだと思いますが,そこから一歩進めてOALDのように文定義を過度に使わずに簡潔に説明した学習英英に親しんでみるのもいいかもしれません。T7000を購入し,COBUILDは今度出る冊子体の改訂4版を購入してもいいのではないでしょうか?

>VEGAさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月27日(月)21時50分45秒

>これまで、COBUID on CD-ROM、Cambridge Advanced Lerner's Dictionaryを使ってき
>ましたが、LDOCEのパフォーマンスが一番悪いです。Duron 946MHz 256MB RAMでは
>ストレスが溜まりますね。

重いゲームソフトならともかく,辞書ソフトでこれだけのPCスペックでもストレスがたまるLDOCEのスタンスはちょっと引っかかりますね。ポップアップ検索でCTRLキー併用にするというのは,必要なときだけポップアップさせるためであり,カーソルを動かすたびに不用意にポップアップウィンドウが開いて重くならないようにするためだと思うのですが,それでもこれだけ重いのは,インターフェイスのつくり自体に問題があるのかもしれません。

>hitさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月27日(月)21時46分24秒

>候補に上がっているのはセイコーのSR-T5000、SR-M6000、M5000です。
>英語に詳しい辞書が欲しいので、この3つの中から選ぼうと思っているのですがどの辞書
>が一番自分に合っているのかわかりません。
>リーダーズかジーニアスかで迷っています。T-6000も候補に上がっていたのですが、
>学習英和が搭載されていないので候補から外しました。

受験がメインでしたら,リーダーズは不向きだと思います。M6000ならジーニアスも入っているのでいいような気もしますが,ジーニアスとリーダーズをくらべると,リーダーズは文法的な説明や用例が少なく,訳語が中心になっているので,ぱっと訳だけ知りたいときはジーニアスよりも快適です。そうなると,受験勉強の際などはジーニアスの記述をじっくり吟味するというよりは,つい安易にリーダーズの訳語だけを見てすませるという使い方になりかねないので,マイナスになる気もします。

私としては,今高校生でしたらSR-MシリーズならM4000で全く問題ないと思います。英語を専攻するのであっても,M4000レベルのコンテンツで大学3年生ぐらいになって専門の購読が入るまでは十分やっていけます。

>Mシリーズは小さいので文字が見にくかったり、ボタンが押しづらかったりするのでしょう
>か?

これは好みによるので何とも言えません。文字が小さいのは事実ですから,視力が悪い人は実機を確認したほうがいいと思います。キーに関しては,たしかにフルキーボードモデルと比較はできませんが,それでも携帯電話のキーよりはキートップが大きい分,押しやすいと思います。

Quicktionary II ジーニアス 投稿者:赤塚カケス  投稿日:10月27日(月)20時32分37秒

こんにちは。
ペン型の電子辞書で、以前このサイトで話題になってたことがあるQuicktionaryIIについてお尋ねします。最近Quicktionary IIの英和タイプの辞書がジニアス3(G3)が搭載されたものが発売になったようです。
以前のものに比べ辞書が充実していよいよ実用的なったような気がするので購入してみようかなと思っています。
どなたか使用されている方がいましたら、コメントをいただけないでしょうか?

http://www.scanpen.jp/news/index.html


どっちがいいですか? 投稿者:鉛筆  投稿日:10月27日(月)20時19分48秒

はじめまして。鉛筆と申します。
私は今高二なのですが、電子辞書でカシオのXD−V9000かセイコーのSR−T5000を買うかで迷っています。
受験に備えてと、それから大学でも使えるものがいいんです。
今のところ、大学で英文科などに行く予定はありません。
そのような英語を専門に学ばない学科で、ジーニアス大辞典は物足りないでしょうか?
それとも専門で無いならリーダーズまでの語彙は必要ないでしょうか?
アドバイスをお願いいたします。

投票結果(1) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月27日(月)15時00分41秒

第1回目の結果です。31日まででしたが,ここ1,2日で伸びが少なくなったので,締切を繰り上げます。

「最もよく使っている電子辞書のメーカーは?」
----------------------------------
第1位:セイコーインスツルメンツ 204
第2位:カシオ 57
第3位:シャープ 47
第4位:ソニー 24
第5位:キヤノン 21
第6位:その他 5

市場でのシェアと,拙サイトご利用の方の愛用機種にはかなりズレがあることが分かりました(^^;; たしかに,ここでは英語専門機の話題が多いので,英語系のラインナップが充実しているセイコーさんのユーザが多いことは予想していましたが,2位以下をここまで大きく引き離しているとは思いもしませんでした。たしかに,セイコーさんの機種のコンテンツバランスや使い勝手には定評がありますが,それだけではこれだけの票は得られないでしょう。セイコーさんの機種を購入されるユーザは,量販店さんのセールストークだけで購入機種を決めるのではなく,拙サイト含め,手に入る様々な情報源を漁り,自分なりに調べて納得してから買う人が多いのかもしれません(拙サイトの存在を知らずに電子辞書を使っている人の(膨大な)数は,当然投票結果にも反映されませんから)。

ひとりごと 投稿者:MASS  投稿日:10月27日(月)11時30分56秒

最近はSEIKOの電子辞書も学習英和にジーニアスが採用されるようになりました。
が、長年新英和中辞典に慣れた身としては、もうSEIKOは新英和中辞典を採用し
ないのではないかと危惧しています。新英和中辞典は人気ないのでしょうかねぇ。
やっぱりジーニアスじゃないと売れないのでしょうねぇ。

SR-M6000買いました 投稿者:Min6  投稿日:10月26日(日)22時02分27秒

初書き込みです。

これまで一冊も原書を読みおおせたことのない、英語苦手人間の56歳ですが、ふとしたことで1000ページほどの歴史ファンタジー(の範疇でしょうね、多分)に興味を持ち、アマゾンで購入。シニアグラスのお世話になりながら毎日5〜10ページほど読み続けています。ただあまりにも知らない単語が多く、まずテスト用としてカシオのぶら下がり品を新橋キムラヤで2980円で購入。でも、さすがに使いにくさに閉口しました。単なる電子単語帳でした。

どうも火がついてしまったようです。あちこち彷徨の末、このサイトに辿りつき、熟読させていただきました。さんざん迷った末ですが(特にM4000かM6000かで)思いきってSR-M6000を代引料込み2万5700円強で手に入れました。高価なものをネットで購入するのも未体験です。多少は心配しましたが、お店(大阪。実店舗を持っているようです)の対応も悪くはありませんでした。注文から3日で届きました。

まだ使い始めて2日。でも、いいですねー。笑われそうですが、打ち込んでいくたびに候補が絞られていくことだけでも十分感激。期待したコウビルドも、なかなか面白いです。電車の中で暇つぶしに読むにはもってこいのようです。

たった2日の試用で断定するのは早すぎますが、どうも私の場合はジーニアスよりもリーダースを使う率が圧倒的に多いようです。その意味でリーダース英和を選んだのは正解だったような気がしています。ペーパーバックスを読むためというのが直接の動機ですから、当然かもしれませんね。また液晶は想像以上にきれいでした。この程度なら私は文句ありません。

キーボードは今までの安物ゴムキーとは異質の世界ですが、でも案外力が必要で、サラッと押すと取りこぼしてしまいます。一文字一文字しっかり打つ必要があるようです。でもプラスチックキーは高級感がありますね。

いい買い物をさせていただいたと思っています。満足しています。あとはうっかり壊わしたりしないか、液晶が劣化したりしないか、・・ということだけが心配です。できれば4〜5年は持たせたいものですが。ここ数週、このサイトにはずいぶん勉強させていただきました。一言お礼を言いたくて、書き込みの次第です。

http://www.min6.com


英和辞典について 投稿者:SPACE  投稿日:10月26日(日)04時43分10秒

最近電子辞書を購入しようと考えていて、このサイトでSR-T7000が発売されることを知りました。SR-T7000はすばらしいのですがジーニアス和英辞典でなく新和英中辞典が入っています。ジーニアス和英辞典と新和英中辞典の違いを詳しく教えていただけませんか?Sekky先生が前に「改訂間近でしかも何かと批判の多いG和英を避けたのでしょうか?」と書かれていてどのような批判があるのかも教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。以前に同じような質問があれば申し訳ございません。


>管理人様 投稿者:sweet  投稿日:10月26日(日)01時41分54秒

sekkyさん、丁寧なご回答ありがとうございます。

宝石業界では業界用語が多いとは思っていましたが、広辞苑に載っていないような変な単語を多用していることを改めて知り、少し驚いています。ご回答いただいたbezel settingなどは私も訳を見て、更に業界用語に直している状態です。

リーダーズでは足りずに、リーダーズプラスで多少は何とかなると聞き、正直なところ気後れしている状態です。sekkyさんがおっしゃった、専門用語を電子辞書に頼らず、別の形で補うことと、英英辞書の有効性とを合わせて、もう一度考え直したいと思います。また、自分自身が何を一番に考えなくてはいけないのか、しっかり決めてから購入したいと思います。

sekkyさんのアドバイスを見て、私は電子辞書にあまりにも多くのものを求めすぎていたと思い、反省しています。自分が本当に欲しいものをもう一度考え直してみます。本当にありがとうございました。

>ipuさん、Sekky@管理者さん 投稿者:いね  投稿日:10月26日(日)01時24分36秒

特にキー入力が速いわけではありません(^^;; 単にキーの押し方が変なだけです。先にも書いたように、タッチタイプはできません。で、どの指を使っているかなんて考えもしなかったのですが、自分の指の動きを観察してみると、左手の中指、人差し指、親指、右手の人差し指の4指を使っていました。あと、ctrlキーは左手薬指の場合もあります。左手親指はスペースキー専用?です。ctrlとスペースは電子辞書では関係ないので、電子辞書の場合は指3本使っていることになり、同時押しの可能性は最大3キーです。意識したことはないのですが、どうも左手中指でキーを押したまま保持することがあるようです。そのため三つのキーを同時に押すタイミングが生じることがあり、ひとつが抜けてしまうようです。
私は右利きですが、PCのキー入力に関しては左手が大活躍であることがわかりました。右手は人差し指以外使うことはないようです。

SR-T7000とSR-M6000 投稿者:悠莉  投稿日:10月26日(日)00時54分47秒

電子辞書購入を考えていて、SekkyさんのWEBにたどり着きました。すごい情報量で、びっくりしています!似たようなQがあったら申し訳ないのですが、上記機種二つですごく迷っています。私はとくに英語を書いたりすることはないのですが、イギリスに留学するために電子辞書が必要なのですが、どっちが良いのかわかりません。値段よりも一生使える!(買い替えなどは多分しないので)機種が欲しいです。7000のほうは、すごい辞書の組み合わせですよね?自分なりに調べた結果、これがベストでした。ただ、Toeic関連はあまり魅力は感じませんでしたが。6000は、コウビルド辞典が入っているのが最大の魅力です。英英辞書で、ここまで分かりやすいのは初めてで、これはいいと思っています。コンテンツ的には、7000にはリーダーズプラスとジーニアス大辞典が入っていて、しかもOxford英英も入っていて、とっても強いですよね?どっちにしていいのか、本当に分からないです。値段はこの際気にしていません。7000にコウビルドが入っていたらいいのに・・・・と思っています。いつかこういう機種が出るのか。それも問題です。なにかアドバイス、よろしくお願いします。

>雅さん 投稿者:VEGA  投稿日:10月26日(日)00時35分40秒

雅さん、情報有難うございました。完璧なソフトはないと思っていたので、POP UP MODEが動かなくても、やっぱりな・・・で終わるところでした。それにしても、Cntrl keyが要るとは思いもよりませんでした。

これまで、COBUID on CD-ROM、Cambridge Advanced Lerner's Dictionaryを使ってきましたが、LDOCEのパフォーマンスが一番悪いです。Duron 946MHz 256MB RAMではストレスが溜まりますね。

>いねさん,ipuさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)22時47分51秒

電子辞書のキーのロールオーバーの件ですが,備わっている機種の場合,ipuさんのおっしゃるように,

>キーのロールオーバーの件ですが、セイコーに限らずですが、
>Xキーを離さないうちにYキーを押すとYはそのときは入りませんが、
>Xを離せば、Yが入ります。

という仕様になっているようです。オフィス電卓やパソコンのキーボードはちょっと違い,xのキーを押したままyのキーを押すと,yを押した時点でyが入りますね。そのため,電子辞書の場合,x→y→(yを放す前に)xを放す という早打ちならキー入力がこぼれませんが,x→y→(xを放す前に)yを放す というようにするとyの入力がこぼれてしまいます。いねさんが3つのキーを押して真ん中の文字が入らないというのは2つ目のキーを押した際,1つ目のキーがまだ押されていて,その状態で3つ目のキーが入ってしまっているのかもしれません。フルキーボードとはいえ,あのサイズのキーボードでこれだけの早打ちができるのは脱帽です(^^;; 早打ち対応はいいのですが,上記のようにパソコンやオフィス電卓のロールオーバーとは仕様が若干違うので,キーがこぼれることもあるのでしょう。

電子辞書の購入の件 投稿者:hit  投稿日:10月25日(土)20時29分10秒

はじめまして。電子辞書の購入を考えています。高校生で大学受験のために買おうと思っています。候補に上がっているのはセイコーのSR-T5000、SR-M6000、M5000です。英語に詳しい辞書が欲しいので、この3つの中から選ぼうと思っているのですがどの辞書が一番自分に合っているのかわかりません。リーダーズかジーニアスかで迷っています。T-6000も候補に上がっていたのですが、学習英和が搭載されていないので候補から外しました。英英辞典は使わないと思いますが、類語辞典は使いそうです。Mシリーズは小さいので文字が見にくかったり、ボタンが押しづらかったりするのでしょうか?教えてください

>いねさん 投稿者:ipu  投稿日:10月25日(土)18時04分05秒

3本以上の指でキーを押しているということですか?
2本の指で、3つのキーを同時押しすることは出来ませんので。。。
すごいですね。

>ipuさん 投稿者:いね  投稿日:10月25日(土)13時37分41秒

>キーのロールオーバーの件ですが、セイコーに限らずですが、
>Xキーを離さないうちにYキーを押すとYはそのときは入りませんが、
>Xを離せば、Yが入ります。

はい。このことは確認しました。しかし実際にはXYZと入力しようとして真ん中のYが脱落することが多いです。どのようなタイミングでそうなるか微妙ではあるのですが。

>LDOCEのPOP UP MODE機能 投稿者:大雅  投稿日:10月25日(土)12時45分25秒

VEGAさん
こんにちは、大雅と申します。
Longmanのweb pageのFAQにありました。http://www.longman.com/dictionaries/support/ldoce_support.html#pop
The pop up mode doesn't work
If you have problems getting the dictionary to grab words in pop up mode   remember that you have to point the cursor to the word AND then press the CTRL key

LDOCEのHELP(POP UP MODEのINTRODUCTION)にも記述があります。
Move your mouse over a word in another application such as a web browser, press the Ctrl key and the word will automatically be presented in the dictionary. Note that the application (e.g. Word or Internet Explorer) has to be active. You can make it active by clicking into the window.
単語にカーソルを当てるだけでは機能しません。カーソルを当ててCtrlキーを押してください。私のPC(Pentium III 866MHz)では恐ろしくパフォーマンスが悪いです。

そうですか 投稿者:香菜  投稿日:10月25日(土)10時15分16秒

こんにちわ、管理人さん

>>どっかで年内にシャープから小学館の2版が載った電子辞書が出るらしい
>>と見た気がするんですが、どなたがご存知ありませんか?
>
>これは初耳です。たしかに,シャープさんからは二外辞書搭載機がまだ出ていないので,
>二外機そのものは出してきてもおかしくはないと思いますが,2版が搭載されるかどうかは微妙
>だと思います。もしシャープさんが年内に発表する機種で2版を載せてくるのであれば,
>キヤノンさんのV70にも2版が入ってきてもいいと思います。

なるほど。V70を見た時、これかな?と思ったんですが、CANONだし版数が初版だったのでがっかりしました。もし第2版だったら、音声付だし、ペン入力も出来るし、買いだったんですが!!
紙の辞書の方が第2版となりかなり更新されているらしいので、第2版が収録された電子辞書が欲しいのですが、何故か出してくれませんねぇ〜
元ネタはYahooの中国語学習掲示板だったような気がするのですが、はっきりしません。

また何か情報があれば投稿します。

ありがとうございました。

SR-Mシリーズのケース 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)09時38分36秒

↑以前に話題になっていましたが,複数台(3台まで)入るケースでぴったりのものを見つけました。エレコムのデジカメケースのDGB-001というものです。色は青,黒,黄色があります。純正ケースかと思うぐらいぴったり入ります。厚みもあるので,3台までなら十分入ると思います。2台なら交換用電池を入れても悠々です。DGB-002というのも似ていますが,こちらはちょっと小さいので間違えないようにしてください。

http://www2.elecom.co.jp/products/DGB-001BU.html


>みみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)09時34分37秒

>ところで上記の二つで迷っているのですがT7000に搭載の連語辞典は
>英語の送受信において結構役立つものでしょうか?

OCDは主に英語を発信する際のものだと思います。コロケーションに関することは,上級学習者でも今まではあまり意識していなかったでしょうが,OCDがあれば,今まではネイティブに確認しないといけなかったような語句の結びつきが簡単に分かります。たとえば,「雪をかく」と言いたい場合,ジーニアス和英で「かく」を引いても出ていません。こういうときは,英和でsnowを引いてもたいていだめです(新和英中辞典にはshovel, remove the snowと出ています)。OCDならsnowを引けば,VERB+SNOWのところに,clear, sweep, shovelなどが出ています。そのほか「大雪」はheavy snowだけでなくthick snowとも言えるなどということも分かり,中級以上の学習者の語彙増強にも最適です。

>ただ、連語辞典を除けばM6000でも十分かなぁという気がします。

みみさんのニーズにもよりますが,英語を書く機会が多く,上級レベルをめざしたいということでしたらOCDはあると何かと便利です。最初は使い方が分からないと思いますが,使い方さえマスターすれば,英語を書く際に和英辞典に頼らなくてもよくなりますから,自然な英語で表現する上でも有益だと思います。

>長く使いたいのでT7000の大きな画面にしないとストレスがたまるかなぁという気も
>しますが。

解像度は同じですが,M6000は小型機なので文字が小さいです。私はとくに気になりませんが,画面の見え方は個人差がありますので,実機を確認してみてください。T7000はまだ出ていませんが,文字の大きさなどに関しては現行のSR-Tシリーズと大差ないと思います。

LDOCEのPOP UP MODE機能 投稿者:VEGA  投稿日:10月25日(土)09時26分42秒

LDOCEを最近インストールしたのですが、POP UP MODEが機能しません。カーソルを単語に当てても何も反応しないのです。ワードもインターネットサイトも同じです。ロングマンのテクニカルサポートに問い合わせようとしてもNo refererと出てしまい送信できません。八方塞です。解決策がありましたら教えて頂けないでしょうか?宜しくお願い致します。

>香菜さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)09時23分02秒

>どっかで年内にシャープから小学館の2版が載った電子辞書が出るらしい
>と見た気がするんですが、どなたがご存知ありませんか?

これは初耳です。たしかに,シャープさんからは二外辞書搭載機がまだ出ていないので,二外機そのものは出してきてもおかしくはないと思いますが,2版が搭載されるかどうかは微妙だと思います。もしシャープさんが年内に発表する機種で2版を載せてくるのであれば,キヤノンさんのV70にも2版が入ってきてもいいと思います。

>sweetさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)09時19分54秒

>例えば、gypsy settingで、bezel settingの穴の開いていないものの事らしいので
>すが、日本語ではまとめて「伏せこみ」としています。
>そんなことから、リーダーズに変えたら詳しく載っているかと期待をしているので
>すが、それは間違いでしょうか?

このあたりの分野は門外漢なので詳しいことは分かりませんが,そもそも単語自体が載っていません。gypsy settingはリーダーズプラスには出ています。ジプシーセッティングという訳語に続き,「指輪の上部を幅の広い高めの甲丸形とし,下をだんだん細くする細工」とあります。また,bezel settingはありませんが,bezelには宝石用語としての「ベーゼル」という訳語があり,「カットした宝石,とくにブリリアントカットのtableとgirdleの間のファセット部分…」という解説がありますが,全くの素人にはよく分かりません(^^;; 「伏せこみ」という業界用語?としての訳語は出ていません。

>私の希望をすべて叶えてくれるものはないのですが、現在考えている機種は、
>SEIKOのSR-M6000
>SHARPのPW-M800
>です。

語数が多い辞書という点ではM6000だと思いますが,上記の例からも分かるように,専門用語に関しては,たとえリーダーズプラスまで入っていても用が足せないケースが多い(M6000にはリーダーズプラスは入っていないですが)ですから,むしろ専門用語に関しては電子辞書には期待しないで旅行会話集等が充実しているM800を選ぶという手もありますね。逆に,旅行会話集などは冊子体のものを使い,英語形コンテンツの充実しているM6000にするという手もあります。

>また、私のように友人との会話などで使うだけで、留学や試験を目指していない人
>には英英は必要ありませんか?

英英は,留学や試験に限らず,日常的に英語を書いたりする際に例文を確認するなどの用途としても重宝すると思います。ふだんしょっちゅう海外へ出かけられるのでしたら,英英&例文検索搭載のM6000のほうがいいかもしれません。ただ,M800にはビジネスレター辞典や2種類の会話集が載っているというウリもあります。

>ヨークさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)08時40分57秒

>新しいものは色々機能があって混乱しています。

TR-7700と最近の機種では機能的にも大きな違いがあるようですが,基本機能はそれほど変わっていません。ジャンプにしても,TR-7700では英語にしかできなかったのが最近の機種のほとんどは日本語にもジャンプできるとか,単語帳機能が搭載されたとかいうぐらいで,普通に使う分にはそれほど戸惑わないと思います。

>仕事上時々翻訳や、英文レターを書いたりすることがあるので、前のものより英和/
>和英/英英が充実しているというのは外せません。

そうなると,リーダーズのような大規模英和搭載機になると思います。

>ヨーロッパなどに旅行することも多いので、ソニーのIC-500Sの外国語会話にも
>ちょっと惹かれているのですが、IC-500Sの英和/和英機能はどの程度まで満足
>するものなのでしょうか?ちなみにTOEICは800点、英検準一級です。

IC500Sの外国語会話は,市販の(JTBなどが出している)複数言語の対訳になっている旅行用英会話集とほぼ同じ(語数は多少少ない?)感じだと思います。たしかに,DD-IC500Sは小型筐体にリーダーズを搭載し,会話集等の付加コンテンツも多いのですが,SR-M6000のような大型機なみの解像度,機能を搭載した機種が安価になった今では,見劣りする点も多々あります。

ヨークさんの外国語会話集へのニーズがどれぐらいなのか何とも言えませんので,量販店に行き,DD-IC500SとSR-M6000を比較してみることをおすすめします。IC500Sの解像度で問題ない(会話集のほうが重要)ということでしたらIC500Sを買ったほうがいいでしょうし,TR-7700に慣れていらっしゃるなら,例文を折りたたんで表示するなどの工夫のあるM6000のほうが見やすいと感じるかもしれません。

>Bassoonistさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月25日(土)08時19分59秒

>れから自分が類推した意味と見当違いなものばかりが出てきて、意味をとるのに破綻
>をきたす、ということを言いたかったんです。リーダーズだと一般的な単語の専門的
>分野での意味ものっているのかな、と思ったのですが・・・。

それでしたらリーダーズで問題ないと思います。専門用語辞典には及びませんが,基本的な専門用語でしたら分野ラベルとともに,専門用語としての訳語も出ています。単語によっては学習辞書(ジーニアスのような)にないようなちょっとした補足説明もあります。HNからすると,もしかしたらBassoonistさんはオケなどで楽器を演奏されることがあるのかもしれませんが,よくご存じの音楽用語をいくつかジーニアス・リーダーズで引き比べてみるといいと思います。たとえば,trillは音楽用語として用いられるときは「顫音」,音声学では「顫動音」という訳語が使われると思いますが,ジーニアスには「トリルで演奏する」「震え声で発音する」という訳語になっています。trillがトリルのことであるのは音楽をやっている人なら知っているでしょうから,日本語では何と訳するのかを知りたいときに役に立たないわけです。音声学の原書を精読するときも,「震え声」と訳したら,教官に指摘されると思います。リーダーズなら,定訳が載っていますし,それぞれ簡単な解説もあります。

>PC上で使うCD-ROM版も良いと思ったのですが、IC版の方が携帯性が良くて使い勝手が
>良いかな、と思ったわけです。実は研究室のゼミでも英語を使っていまして・・・。

私の経験では(文系と理系では違うかもしれませんが)学部や院のゼミの場合,論文等を読む際にはリーダーズのような英和辞典を使い,そこに出ている専門分野の語義で意味(その語の訳でなく,その語自体がどういう概念のことなのか)が分からないときは,単体の専門用語辞典にあたって調べるのがいいかもしれません。

>いねさん 投稿者:ipu  投稿日:10月25日(土)07時12分23秒

キーのロールオーバーの件ですが、セイコーに限らずですが、Xキーを離さないうちにYキーを押すとYはそのときは入りませんが、Xを離せば、Yが入ります。

要はXを入れっぱなしで、Yを何回も叩くような使い方には対応出来ませんが普通に早押しする分(同時押ししても先にXを離す使い方)には、私は問題ないと思います。

最近のは確認していませんが、前の機種では、キヤノン、ソニーは、上記の操作では、Yキーは入力できませんでした。

SR-Mシリーズの使い心地 投稿者:いね  投稿日:10月25日(土)03時04分00秒

>ピングー さん

つい最近SR-M6000を購入してすでに手放せなくなっています。SR-T6500などのノートパソコン並みキーボードは店頭の展示品を触った程度ですが、それと比べればSR-Mシリーズのキーボードは使いやすいとは言えないと思います。たぶん同じ感覚では使えないのではないでしょうか。しかし、他社の電子辞書、特にコンパクトサイズのものとの比較ではすぐれている部類ではないかと思います。具体的には、ゴムキーではなくプラスチックキーである、キーの形状が素直である、キートップの表示がシンプルで見やすい、キーの大きさとキー間隔のバランスがよい、といったところを私は評価しています。また何より、SR-Mシリーズの特徴である(左上にある)円形カーソルキーなどは結構便利です---他の方も述べられているように、まだ改善の余地はあるとは思いますが。ひとつ残念なのは---どうやらこれはセイコーおよび他社の多くの機種も同じようですが---キーロールオーバー機能がないことです。つまり、xyと入力するときに、xキーを離さない内にyキーを押しても認識されないということです。私はタッチタイプはできないのですが、パソコンのキーボードと同じ感覚で使うとかなりキー入力の取りこぼしがあり、まだ慣れることができません。これについてはノートパソコン並みキーボードを持ったSR-T6500などの方がより違和感が強いかもしれません。
あと液晶が小さくなったことですが、個人的にはかえってドットが詰まって見やすくなったのではないかとさえ思います。ただし、どうもSR-Tシリーズよりも横長になったようで*、全角文字が横長に見え、行間が空いていないこともあって、視認性は決して満足できるものではないと思っています。
* SR-Tシリーズ用の液晶保護シート(エレコムDJP-SE001)の寸法によると ヨコ:タテ=103:64.5=1.60:1.00、一方SR-M6000の実測では ヨコ:タテ=85:50=1.70:1.00 でした。縦横のドット間隔が同じならば ヨコ:タテ=320:240=1.33:1.00 になるはずなので、SR-Tシリーズですら横長ぎみであることは明白ですが。

Re:電気英語辞書 投稿者:JUN-2  投稿日:10月25日(土)00時55分12秒

>うさみちゃん さんへ
 残念ですが、現在のところ、電気英語辞書などの専門用語辞書の収録されたIC電子辞書は無いと思います。
 (セイコーSR-T6800の医療辞書を除く)
 岩波理化学辞典でも収録されたものがあれば嬉しいのですが。

 現実的には、CD-ROMまたは電子ブックの専門用語辞書になりますね。
(例:日外アソシエーツ社)

SR-Mシリーズの使い心地 投稿者:ピングー  投稿日:10月24日(金)22時24分33秒

SR-M6000の購入を考えています。このシリーズの使い心地はいかがでしょうか?
コンテンツ的には気に入っていますが、従来のSEIKOの大きいキーボードが好きだったのでSekky先生や購入者の方のご意見が聞きたいです。

T7000 投稿者:ipu  投稿日:10月24日(金)20時42分51秒

私もビッグカメラを見ましたが、セイコーは最近、戦略的な価格できますね。まさか、ポイント込みですが、実質\30,000程度で販売されるとは思いませんでした。

連語辞典 投稿者:みみ  投稿日:10月24日(金)20時27分59秒

はじめまして、SEIKOのM6000とT7000で迷っています。今日ネットで見たところ34800えんの10%還元で予約を受け付けているところがあったので探せば3万円ジャストぐらいで手に入るかもしれないと期待を膨らませています。

ところで上記の二つで迷っているのですがT7000に搭載の連語辞典は英語の送受信において結構役立つものでしょうか?
実際に書店で書籍版を見たのですが、使いやすさとかが良くわからなくて。ご意見を伺えたらなと思います。ただ、連語辞典を除けばM6000でも十分かなぁという気がします。長く使いたいのでT7000の大きな画面にしないとストレスがたまるかなぁという気もしますが。

中国語電子辞書 投稿者:香菜  投稿日:10月24日(金)00時24分33秒

はじめまして、中国語を学んでいるものです。現在、SonyのDISKMANを使ってます。

買い替えを考えているのですが、中国語の電子辞書としては、CASIOとセイコーから発売されています。今度CANONからWordtankV70が発売されます。
http://cweb.canon.jp/wordtank/language/v70/index.html

これで3機種目となるのですが、これも辞書が古いのです。小学館の1版です。

どっかで年内にシャープから小学館の2版が載った電子辞書が出るらしいと見た気がするんですが、どなたがご存知ありませんか?

よろしくお願い致します。

迷っています。 投稿者:sweet  投稿日:10月23日(木)23時31分11秒

はじめまして。以前からsekkyさんのコメントを感心しながら見ております。

現在も電子辞書を使っているのですが、画面が乱れることが多くなり、また荷物を沢山持ち歩くことが多くなってしまったことから、小さいものに買い換えようと思っています。

現在、英語を勉強中で、TOEICなどは受けていないのでどの程度のレベルかはわかりませんが、中級程度と思います。外国人の友人と話をしたり、仕事で仕入れをしたりする程度は出来ます。しかし、単語力が乏しいので、電子辞書を活用しています。
また、宝石の雑誌を定期購読しているのですが、鉱物学や、独特の言葉(日本の方が業界用語なのかも)が出てきて戸惑うことがあります。独特の言葉に関しては、決して難しい単語ではないので、写真があればすぐにわかるものでも、英語で見てしまうと何のことかさっぱり。。。というものが多いです。例えば、gypsy settingで、bezel settingの穴の開いていないものの事らしいのですが、日本語ではまとめて「伏せこみ」としています。

そんなことから、リーダーズに変えたら詳しく載っているかと期待をしているのですが、それは間違いでしょうか?

また、友人も英語圏の友人もいるのですが、そのほか、イタリア人、フランス人、インド人、イスラエル人、と国籍も様々で、ほとんどの人が英語で話してくれるので、友人との会話は困らないのですが、簡単な会話くらいは出来たらと思っています。

大きなサイズの電子辞書であれば、選択肢が増えるのですが、普段の荷物も2kgほどあり、旅行の際には重たい一眼レフとレンズを持ち歩くため、出来るだけ小さなものにしたいと思っています。

私の希望をすべて叶えてくれるものはないのですが、現在考えている機種は、
SEIKOのSR-M6000
SHARPのPW-M800
です。

私は決して英語を専門としていないため、もしかしたら、M6000のような立派な電子辞書はいらないのかも、と思いつつも、他の言語は横に置いてでも、英語をもっと理解したほうがいいのかもと、非常に優柔不断な状態に陥ってしまっています。

また、私のように友人との会話などで使うだけで、留学や試験を目指していない人には英英は必要ありませんか?

決めるためのアドバイスをいただけたらと思い、書き込みをしました。

Re:文字盤2 投稿者:JUN-2  投稿日:10月23日(木)21時14分00秒

>がおさん
本題からはずれてしまいますが、「ブラインドタッチ」というのはあまり適切ではない和製英語です。
英語では、"touch-typing" もしくは "touch-method" となります。
「ブラインドタッチ」という用語は、目の不自由な人への配慮から、使用しない方がよいとされています。
ご注意下さい。

http://www.zdnet.co.jp/dict/peripheral/keyboard/01358.html


>管理人様 投稿者:あり  投稿日:10月23日(木)21時08分23秒

さっそくのレスありがとうございます。500Sは例文検索がついているということで、間違ったことを書いてしまってすみません。耳学問については耳が痛いです・・・情報がほんとにあふれている世の中ですので、惑わされないよう気をつけていこうと思います。値段のことも考えてSR-M4000を買う方向で検討したいと思います。丁寧なお答えどうもありがとうございました。

教えてください 投稿者:ヨーク  投稿日:10月23日(木)15時29分17秒

はじめまして。今まで使っていた電子辞書が壊れてしまい、新しいものを購入しようと思っています。今まで使っていたのは、SIIのTR-7700でした。
新しいものは色々機能があって混乱しています。仕事上時々翻訳や、英文レターを書いたりすることがあるので、前のものより英和/和英/英英が充実しているというのは外せません。ヨーロッパなどに旅行することも多いので、ソニーのIC-500Sの外国語会話にもちょっと惹かれているのですが、IC-500Sの英和/和英機能はどの程度まで満足するものなのでしょうか?ちなみにTOEICは800点、英検準一級です。

電気英語辞書 投稿者:うさみちゃん  投稿日:10月23日(木)14時48分43秒

今度、電子辞書を購入しようと思うのですが、電気英語辞書の入った電子辞書を買いたいと考えているのですが、なにか良い物はあるでしょうか??

ありがとうございます 投稿者:Bassoonist  投稿日:10月23日(木)12時51分56秒

管理人様、早速のご回答ありがとうございます。説明下手ですいませんでした。私としてはジーニアスですと文章の流れから自分が類推した意味と見当違いなものばかりが出てきて、意味をとるのに破綻をきたす、ということを言いたかったんです。リーダーズだと一般的な単語の専門的分野での意味ものっているのかな、と思ったのですが・・・。そうでもないみたいですね。一応専門的用語の搭載語数から見て、リーダーズを購入する方向で行きたいと思います。

PC上で使うCD-ROM版も良いと思ったのですが、IC版の方が携帯性が良くて使い勝手が良いかな、と思ったわけです。実は研究室のゼミでも英語を使っていまして・・・。

いろいろありがとうございました。とても親切かつ丁寧なご回答に感謝いたします。

文字盤2 投稿者:がお  投稿日:10月23日(木)02時30分08秒

管理人さま、JUN−2さま、HIBさま ご丁寧な回答をありがとうございました。
そうですね、パソコンと同じようにブラインドタッチするといいわけですね。(エヘン、できます)しかし手が大きいのでつい鉛筆などで押してしまいます。まあ勉強するにつれ慣れるでしょう。

大文字といえば... 投稿者:H1B  投稿日:10月23日(木)01時11分24秒

JUN−2さん、がおさん、皆さん、

大文字の羅列にお目にかかれるペーパーバックを思い出しました。ジョン・アービングの"A Prayer For Owen Meany."

>広辞苑の分野別小事典 投稿者:いね  投稿日:10月23日(木)00時54分40秒

Sekky@管理者さん
丁寧なご説明をいただきありがとうございました。広辞苑(の分野別小事典)における「慣用句」の取り扱いについてよく理解することができました。

コメント感謝 投稿者:あさみ  投稿日:10月23日(木)00時26分41秒

管理者さんへ
ご親切なコメント、ほんとに有り難う御座います。参考にします。

Re:文字盤 投稿者:JUN-2  投稿日:10月22日(水)20時51分26秒

>がおさん
キー表示が大文字になっているのは、タイプライターにあわせているのだと思います。(パソコンのキー表示も、タイプライターにあわせてあると思います)

小文字にした場合、i(アイ)とl(エル)、p(ピー)とq(キュー)、u(ユー)とv(ヴィ)の区別が付きづらいと思います。(特に、電卓機能のある場合、数字の1とl(エル)も紛らわしいですね)

無理にタッチタイピングができなくても、配列を覚えてしまえば問題はないと思います。

H1Bさんのおっしゃるように、米国では、大文字を使って、
 ┬
 │HIS WEEK.
のように表記される場合がありますね。(初めてみたときは驚きました)

電子辞書の場合、下記のユーザーを想定していると思います。
・タイプライター配列を選ぶ人
 主に英語系コンテンツユーザー
 〜タイプライターやパソコンを使ったことのある人が多いと思われる。
・50音配列を選ぶ人
 主に国語系コンテンツユーザー
 〜タイプライターに縁がない人が多いと思われる。

#50音配列でもアルファベットがABC順のものと、QWERTY配列のものがありあすが。

>Basoonistさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(水)20時43分47秒

>手持ちの英和辞書(ジーニアス)ですと専門用語の説明があやふやでして、満足な理解を
>得られないこともしばしばです。リーダーズなどの入っている電子辞書を買うと良いと
>先輩に言われたのですが、機種がいまいち絞れません。SR-T6500が良いかな、と思った
>のですがそこまで必要か、という疑問が残ります。

「説明があやふやで,満足な理解を得られない」ということは,ジーニアスには載っていないというわけではなく,専門用語自体の説明が弱いからリーダーズ搭載機を検討されているのですよね?

リーダーズは,語数は多いですが,専門用語の「説明」は期待できません。ですから,ジーニアスには載っていない単語が多いから,もっと専門用語が載っている辞書が欲しいということでリーダーズを購入されるのならいいと思いますが,専門用語自体の説明はジーニアスと大差ないと思います。もっとも,リーダーズの語数の多さはジーニアスとは比較になりませんから,リーダーズ搭載機を選ぶこと自体は問題ないと思います。

>専門は機械工学で、普段は論文をScience Directなどから引っ張ってきて読んでいます。
>よろしくお願いいたします。

Science Directというのは,理科系のペーパーのオンラインデータベースのようなものでしょうか?(キーワード等で最新の学術雑誌のアーティクルを検索し,必要に応じて本文をダウンロードできる有料サービスとか?) もしPC上(あるいは,PCが目の前にある環境で,紙に印刷して)で読む機会が多いのなら,IC辞書だけでなく,リーダーズ,リーダーズプラスのCD-ROM版なども検討してみてはいかがでしょう? 研究社から出しているEPWING規格のもので20000円ぐらいと,ICより安いです。これだと,和英検索もできるので,リーダーズの訳語部分をキーワードに検索できます。和英辞典に載っていないような専門用語でも,リーダーズ英和に出ている語なら英訳が分かります。

>あおいさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(水)20時33分39秒

>SR-T4030を購入した際、専用の収納ケースがついてきました。(色は黒で、リュッ
>クなどに使用されている生地です。作りもしっかりしています。)ちなみに・・・このケー
>ス、中はフェルト地になっているのですが、独特な匂いがします。匂いに敏感な方はご注
>意を!

私のものは全く臭いがしませんでしたので,購入前の保管状況などにもよるのでしょうか? 電子辞書を入れる前に,しばらくケースのフタを開けて風通しのよいところに放置しておけば臭いもとれるのではないでしょうか?

>あさみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(水)20時29分20秒

>コウビルドとかの方が、例文がいっぱいあってわかりやすいかなとも思います。

COBUILDはOALDにくらべて明らかに例文量は多いです。多くの単語には,1語義最低1例文ぐらいは出ているので,用例の量は何万という単位で違うはずです。ただ,COBUILDの例文は実際の生英文をそのまま使っているので,かなり難解です。実際の英語にふれたいという人にはおもしろいと思いますが…。

T7000はたしかにコンテンツバランスが秀逸なので,(予算があれば)これを買っておけば下位機種のコンテンツが内包されているので,初級者から上級者まで使えますが,大半の人はここまでのコンテンツがいらないというのも事実だと思います。例文量(難易度を度外視して)を重視されるならT7000を奮発してもいいかもしれませんね。

>ありさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(水)20時21分06秒

>語彙の問題で言えばリーダーズ(500S)までは必要ないので、むしろ文法がしっかり
>しているジーニアス(M4000)のほうが向いていると思いますが、M4000に入っ
>ているジーニアス和英の評判があまりよくないようなので迷っています。

IC500Sが出たときは,このサイズで大規模英和が入っていることに驚きましたが,M6000の登場で,コンテンツの増強に加えて解像度まで改善されたので,ここしばらくは(他社の小型機が1/4VGAサイズの解像度を入れてくるまでは)小型機はSR-Mシリーズが優位になるでしょうね。

>500Sは例文検索もなく反応が遅いと聞いたので、M4000の和英がジーニアスでない
>のならこちらに即決なのですが・・・

500Sには例文検索はついています。反応も私の感覚では遅いというほどではないと思います。和英は,今のところほとんどがジーニアスなので,それ以外となるとSR-M6000でしょうか。コンテンツの関係で例文検索のヒット数はM6000とM4000ではかなり違います(M6000のほうが多い)し,M6000は英英系コンテンツ以外はM4000のコンテンツを内包していますので,コストを気にしなければM6000のほうがいいかもしれません。


#ジーニアス和英の評判ですが,たしかに辞書学に携わる研究者や辞書編纂に携わっている先生と話しているとよく話題にのぼりますが,一般の英語学習者にとって致命的というほどのものでもないと思います。G和英の場合,一から独自編纂の他の和英と違い,ジーニアス英和という親玉が先にあり,それをコンピュータの力を借りてひっくり返したものをベースにしているので,英和との整合性がとれています(言いかえれば,英和の記述の不適切なところがそのまま和英にも飛び火しているわけですが)。最近の学習和英のように,和英だけで完結したものを期待するとマイナスの評価になるのでしょうが,あくまでも英和への道しるべと考え,G和英の訳語を英和や英英にジャンプして調べ直すようにすれば,それほど使いにくいものでもないと思います。

G和英の批判は,専門家の間では刊行時からよくされていましたが,一般の学習者の方が言うようになったのはここ数年だと思います。不思議なことです。私がこう言うのも何ですが,最近では,とくに個別の辞書の善し悪しに関する評価は,いわゆる先行発言の受け売りというか,「耳学問」によるものが増えているような気がします。自分で使っていてこういうところが使いにくい,と感じた評価ならいいのですが,明らかに他の人の受け売りであるものが非常に多く見られます(見る人が見れば分かると思いますが)。

以前,G和英の問題点として「道場」=「ashram」を例にあげてここで指摘しましたが,他所で全く別の人が(私の発言の引用という形態をとらずに)同じ例をあげて指摘していたりしました。似たような例は他にもかなりあり,その中から1つashramをピックアップしただけなのに,全く別の人が同じ例をピンポイントするというのは,G和英の問題点が多々あることを考えると明らかに偶然ではなく,受け売りなのでしょう。既成事実を指摘しただけなので著作権云々を主張するつもりはありませんが,こういう類の風評に惑わされないようにするのも,これからのユーザには求められるかもしれません。

私個人の意見ですが,G和英をお使いの一般の英語学習者の方で,他の和英とくらべてこういうところがよくない,と(自分で見つけた)具体例をあげながら,ご自身の見解を述べることのできる方は,卓越した英語力をお持ちであることに加え,辞書自身にも相当通じていらっしゃると思います。これぐらいのレベルの方でしたら,和英に頼らなくても問題なく英語を発信できるでしょうし,そこまでのことは,通常の使用では致命的にはならないと思います。

>がおさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(水)19時46分52秒

>使っていて気づいたのですが、文字が探しにくいのです。なぜか?あとでわかりました。
>文字が大文字だからです。たとえば調べたい文字は当然小文字で書いてあり、それを見
>ながら大文字のキーボードをタイプし、表示されるのは小文字という具合です。この3
>段階で私の脳がすばやく反応しないのです。慣れの問題でしょうが最初から小文字が使っ
>てあると混乱しないような気がします。
>ちなみに子供が使っているFranklin社の辞書は小文字を使ってあります。
>日本製も小文字使用にならないのでしょうか。

私はとくに気になりませんが,たしかに本を読みながら検索する場合は気になる人もいるかもしれませんね。私が気にならないのは,パソコンと同じ配列なので,指が勝手に覚えてしまっているからなのかもしれません。

はじめまして。 投稿者:Bassoonist  投稿日:10月22日(水)17時45分06秒

当方某大学の工学部4年です。最近、専門分野の英語論文を読む機会が増えてきて電子辞書の購入を検討しております。手持ちの英和辞書(ジーニアス)ですと専門用語の説明があやふやでして、満足な理解を得られないこともしばしばです。リーダーズなどの入っている電子辞書を買うと良いと先輩に言われたのですが、機種がいまいち絞れません。SR-T6500が良いかな、と思ったのですがそこまで必要か、という疑問が残ります。何か選ぶに当たって良い指標などがあればご教示いただけませんでしょうか。専門は機械工学で、普段は論文をScience Directなどから引っ張ってきて読んでいます。よろしくお願いいたします。

SR-T6500購入しました 投稿者:halric  投稿日:10月22日(水)15時22分35秒

Sekkyさんはじめまして。知人からこちらのサイトを教えてもらい、時々拝見していましたhalricと申します。

本日、迷った末の衝動買いでSR-T6500を買いました。結局英英のコンテンツの勝負になり、コウビルドを選びました。また使ってみていろいろ出てくるかもしれませんが、必要に応じて紙も利用したり、数年後の買い替えも考慮しつつしばらくはこの機種にお世話になろうと思っています。また感想を書く時間ができたらこちらにもおじゃましますね。

辞書選びに関する独り言を自分のHPの日記(10/22)に更新しました。興味のある方は遊びに来てください。余談ですが、私は翻訳家の殻つきヒヨコ、現在ある学校で勉強中でTOEICは900余です。(他の方の辞書選びの参考にとトップに書いてあったので、恥ずかしながら自分のことも書かせていただきました。)

http://plaza.rakuten.co.jp/farland


SR-T4030についての補足 投稿者:あおい  投稿日:10月22日(水)14時35分16秒

SR-T4030を購入した際、専用の収納ケースがついてきました。(色は黒で、リュックなどに使用されている生地です。作りもしっかりしています。)ちなみに・・・このケース、中はフェルト地になっているのですが、独特な匂いがします。匂いに敏感な方はご注意を!

G3の変更点とSR-T4030について 投稿者:あおい  投稿日:10月22日(水)14時04分33秒

なるほど。確かに、最上位辞書として加わったG大に高度な内容を任せ、G3の新語を増やすほうが合理的ですものね。中にはG大を搭載している機種もあるので、その分、選択肢が増えたということでしょうか。
この前、店頭で比べてみたのですが、自分はG3で充分だと思いました(^^ゞ。

話は変わりますが、ここでの情報を参考に、この度SR-T4030を購入しました。購入先は、「杉山紙文具店」という東京にある教科書なども扱っているお店です。価格は¥18,000(税込)でした。学生以外の方でも、上記の価格で購入することができます。このお店は、HPを開いているので、購入を考えている方は、アクセスしてみて下さい。

受験英語の視点から考えて、コンテンツが自分に合っていると思い、選びました。
ただ、希望を言えば国語辞典を、同じ三省堂の大辞林にしていただきたかったです。以前に広辞苑を使用していたので、新明解の75,000項目は貧弱に映りました。説明はこちらのほうがわかり易いのですが・・・。百科事典としても使える大辞典は高校生にとっても便利なんですよ(^.^)

11月発売のSR-T7000 投稿者:あさみ  投稿日:10月22日(水)14時02分49秒

あの、セイコーから出る11月発売のSR-T7000は、いいですか。コウビルドとかの方が、例文がいっぱいあってわかりやすいかなとも思います。でもジーニアスの大英和がSR-T7000にあるので、いいかも...迷います。

>いねさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(水)10時03分25秒

>カタログによると、セイコーSR-M6000では広辞苑の分野別検索として、人名、地名、
>季語、慣用句、作品名 の5種類の検索が可能である、となっています。しかし現物
>では分野別小事典としてはいっているのは人名、地名、季語、作品名の4種類だけで
>す。これは、慣用句については広辞苑のメイン検索画面から慣用句検索をすること
>と等価であるということなのでしょうか。

はい。慣用句検索は昔から備わっていましたが,分野別検索を搭載したために,他社製品にならって慣用句検索もその中に(カタログスペック上は)組み込んだのでしょうね。

>確かに、取説によるとメイン検索画面からの慣用句検索では約7000の慣用句が検索可能と
>なっており、カタログの記載とも数値は一致しています。ただ、他の小事典では程度の差
>はあれメニュー形式で絞り込みができるようになっていますので、メイン検索画面からの
>慣用句検索は性質がいくぶん異なるように思えます。

この背景はけっこう奥が深いと思います。広辞苑の分野別検索を最初に搭載したのはシャープさんだと思いますが,その際,もともと広辞苑の特殊検索として搭載されていた慣用句検索を,分野別検索の1カテゴリーに組み入れてしまいました。なぜそうなったのかは分かりませんが,当時は電子辞書がブレイクしかけていて,コンテンツ数をウリにした機種が出始めていましたので,そういう都合ももしかしたらあったのかもしれません(勘ぐりですが)。広辞苑の中の特殊検索ならコンテンツは増えませんが,これを「分野別小辞典」と称せば広辞苑+分野別小辞典の慣用句で2冊になります。分野別小辞典のそれぞれを1冊とカウントすることに関しては当時から苦言を述べてきましたが,他社製品も先行機であるシャープさんの分野別小辞典に慣用句が入っている以上,追随していかないとカタログスペック上見劣りしてしまうので,操作系が違うということは目をつぶってそこに組み込んでいるのかもしれません。

>他のメーカーで広辞苑の分野別小事典がはいっているものではどのようになっているの
>でしょうか。

カシオさんの機種はケース2,シャープさんの機種はケース4です。いずれも現行機です。セイコーさんの機種で分野別検索の中に慣用句検索を入れていないのは,従来機を使っている人が買い換えた際などに戸惑わないようにという配慮もあるのかもしれません。面白いのは,セイコーさんの場合,カタログでは「(慣用句を含めた)5種類の分野別小辞典」と謳っているのに,取説では慣用句を抜いた「4種類」になっています。機能的には他社と同等なのですからカタログスペックは他社に準じた内容にして,実際の操作系は旧機種にあわせているのでしょう。これは一長一短あり,従来機を使っていた人ならこれでいいでしょうが,新しくセイコーさんの機種を買ったユーザにとっては「慣用句は分野別小辞典の中に入っていないじゃないか,どうやって検索するのだ」と思うかもしれません。

初心者です 投稿者:あり  投稿日:10月22日(水)04時11分03秒

はじめまして。現在電子辞書の購入を考えており、いろいろ調べているうちにここにたどりつきました。ここのHPを見たり、家電量販店の販売員さんにお話をうかがったりして検討しているのですがいまひとつ決めかねていますので、よろしければなにかアドバイスなどいただければと思います。

使用の目的としては、学生ではないのですが英語学習や、ラングエッジエクスチェンジをする時に使いたいと思っています。また来年、再来年あたりには海外にワーキングホリデーか留学に行くことを考えていて、持って行く予定です。レベルは恥ずかしながら初級なので、語彙を増やしていきたいのと文法の説明がしっかりしているのが希望です。いまのところ英和、和英、英英、類語まで入っていて、通勤電車の中でも使える小型のもので絞りこみ、セイコーのSR−M4000とソニーのDD−IC500Sが候補にあがっています。(カシオはスペルチェックの絞りが甘いのと、単語を引いたときに出てくる熟語が少ない、派生語が見出し語に出てこないと言うことで外しました)語彙の問題で言えばリーダーズ(500S)までは必要ないので、むしろ文法がしっかりしているジーニアス(M4000)のほうが向いていると思いますが、M4000に入っているジーニアス和英の評判があまりよくないようなので迷っています。500Sは例文検索もなく反応が遅いと聞いたので、M4000の和英がジーニアスでないのならこちらに即決なのですが・・・

優柔不断&わがままですみません。もしこの2機種以外でもおすすめのものがありましたら教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

がおさん、 投稿者:H1B  投稿日:10月22日(水)02時07分44秒

米国では、重要な文章は、大文字で書く場合が多いです。私は3度の米国暮らしでようやく、大文字の羅列でも普通の速度で読めるようになりました。でも疲れているときには、未だに読みにくさを感じます。こちらの子供は、字(アルファベット)の練習は、大文字から入るからなのか、大文字の方が読みやすいようです。車の右側通行と左側通行の違いと同じく、ちょっとした違いのようでも、日常的な反射にかかわることは、大きく響いてきますね。

文字盤 投稿者:がお  投稿日:10月22日(水)01時35分12秒

初めて自分用に電子辞書を買いました。SEIKOのSR−T5020です。使っていて気づいたのですが、文字が探しにくいのです。なぜか?あとでわかりました。文字が大文字だからです。たとえば調べたい文字は当然小文字で書いてあり、それを見ながら大文字のキーボードをタイプし、表示されるのは小文字という具合です。この3段階で私の脳がすばやく反応しないのです。慣れの問題でしょうが最初から小文字が使ってあると混乱しないような気がします。ちなみに子供が使っているFranklin社の辞書は小文字を使ってあります。日本製も小文字使用にならないのでしょうか。

広辞苑の分野別小事典 投稿者:いね  投稿日:10月22日(水)01時06分04秒

下記の疑問についてどなたかご教示いただけませんでしょうか。カタログによると、セイコーSR-M6000では広辞苑の分野別検索として、人名、地名、季語、慣用句、作品名 の5種類の検索が可能である、となっています。しかし現物では分野別小事典としてはいっているのは人名、地名、季語、作品名の4種類だけです。これは、慣用句については広辞苑のメイン検索画面から慣用句検索をすることと等価であるということなのでしょうか。確かに、取説によるとメイン検索画面からの慣用句検索では約7000の慣用句が検索可能となっており、カタログの記載とも数値は一致しています。ただ、他の小事典では程度の差はあれメニュー形式で絞り込みができるようになっていますので、メイン検索画面からの慣用句検索は性質がいくぶん異なるように思えます。他のメーカーで広辞苑の分野別小事典がはいっているものではどのようになっているのでしょうか。
  ケース1:メイン検索画面の慣用句検索 はあるが、
       慣用句小事典はない(セイコーと同じ)
  ケース2:メイン検索画面の慣用句検索 と 慣用句小事典
       両方あるが、機能的には同等
  ケース3:メイン検索画面の慣用句検索 と 慣用句小事典
       両方あり、機能的にも差がある
  ケース4:メイン検索画面の慣用句検索 はなく、
       慣用句小事典 はある

>風待月さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)21時04分34秒

>「〜一言」を例文にして、新和英中辞典と組み合わせて使えば、そこそこ使えるんじゃ
>ないかとは思うのですが、なんだか「〜一言」側が物足りないですね。もっと例文が欲
>しいところです。

例文は公称で8000あるので,会話集にしてはかなり多いですが,たしかに例文検索ではヒットしにくいですね。「とっさ」のように日本語訳をキーにして例文を検索するのは,英単語をキーにするのと違い,インデックスを作る際に単語を切り出す必要があるので,一筋縄ではいかないと思います。そのため,実際には収録されていても,キーワードの入れ方によってはうまく検索できないこともあります。

たとえば,「そっとやってね。テレビを落とさないで」という例文は,「やって(ね)」や「落とさない(で)」をキーにしても検索できません。いわゆるプレインフォームの「やる」「おとす」を入れないとだめです。

もっとも,このへんは同じコンテンツでもメーカー間のユレがかなりあります。シャープさんの「とっさ」は「おとす」をキーにしても,上記の例文はヒットしません(「おとさない(で)」もだめです)。カシオさんのXD-V6300などはどうなのでしょうか(現物がないので確認できませんが)。

>#例えば、”不安”を表現するverbが「〜一言」に載ってない、とか。

日本語間で言いかえてみればうまくいきます。「不安」はなくても「しんぱい」ならたくさん出てきます。

ただ,これもメーカー間の差は大きいです。セイコーさんの機種は「しんぱい」をキーにすると14例出てきます。これはM6000などの最新機種はもちろん,「とっさ」初搭載のSR-9700でも同じです。しかし,PW-A8000では1例しか出てきません。変化形のものはインデックスに入っていないからなのかと思ったら,そうでもないようで,「心配しても解決しないよ」は載っているのに「何を心配しているの」は出ていません。

シャープさんに限りませんが,こういうカタログスペックに出ないところの仕様差は本当に困ります。たしかに,キーワード検索で引っかかる件数が多かろうが少なかろうが,「とっさのひとこと」の8000例文を含むフルテキスト収録,と標榜できますが,せっかくキーワード検索を搭載しているのに片方の機種では14例も出てきて,もう片方では1例しか出てこないというのはひどいです。ほかにも,ワイルドカードで語頭に不明文字が使えないとか,G3の複合語が一発検索できないとか,各社によって盲点はいろいろありますが,これらのほとんどはふつうのユーザは気に留めないのでまだいい(良くはないですが(^^;;)と思います。しかし,会話集の例文検索というのは高校生でも和英辞典のかわりに使ったりするでしょうから,ちょっと気になります。

電子辞書がこんなに楽しいなんて 投稿者:風待月  投稿日:10月21日(火)20時06分01秒

先日はレスありがとうございます>sekky先生

SR-M6000を購入しました。
COBUILDの定義が非常に興味深いことと、G3が入っていたのでこれを選びました。
ジャンプ機能で次々検索するのがなんだか楽しいです。

で、「英会話とっさの一言」が、和英類語(というかニュアンス辞書)として使えるか気になりました。
「〜一言」を例文にして、新和英中辞典と組み合わせて使えば、そこそこ使えるんじゃないかとは思うのですが、なんだか「〜一言」側が物足りないですね。もっと例文が欲しいところです。
……もっとも、そんなときは英和辞書にジャンプするだけですが(^_^;)

#例えば、”不安”を表現するverbが「〜一言」に載ってない、とか。COBUILDみたいにフルセンテンスでニュアンスを定義された和英辞書……ってそんなの夢ですよね。

初めて買った電子辞書としては、とても気に入りました。はい。
素人考えですが、発信用途の和英コンテンツがもうちょっと強化されるといいですね。

投票ボックスを設置しました 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)18時15分04秒

辞書関係のコンテンツトップに辞書に関する投票ボックスを設置しました。トピックは適宜変えていきます。お気軽にクリックしてください。結果は締切後に掲示板で告知します(回答にユレが出ないよう,リアルタイムでは得票数が出ない設定にしてあります)。大した信頼性はないかもしれませんが,電子辞書のお客様アンケートハガキの設問項目にないようなものも載せていきますので,何かの話題になれば幸いです。

※なお,同一ホストからの連続投票は結果にカウントされません(1人1票ということです)。

>ひまわり3さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)14時01分18秒

>inform A of B  ---(赤い字で)
>A(人)に B(ニュースなど)を知らせる

>SR8100を購入したので研究社新英和中辞典第6版が手元にあるのでinformを引いて
>みると

>(+目(+前+(代)名))<人に>(…のことを)知らせる(of,about)

最近の文型表記では,ニューアンカーのような表記のほうがむしろ普通なのでしょうが,笠島先生が留学されていた頃は新英和中辞典のような文構造をベースにした表記が一般的だったので,ニューアンカーが分かりやすいと評価されていたのかもしれません。研究社系の辞書は歴史が古いこともあり,新語を増補し,記述が分かりやすくなっても,文型表記は昔の方式をそのまま踏襲しています。

最近の辞書学のキーワードとしてuser-friendlinessがありますが,上記の2つの辞書の違いは,情報の「透明度」の度合いの違い(ぱっと見ただけで直感的に分かるかどうか)と言えるのかもしれません。OALDやLDOCEなど,海外の学習英英は,かなり前から「目的語」「補語」というような,文の中での単語の役割は文型表記のラベルに入れていません。初学者には難しいからです。そのかわり,もっと易しい概念である品詞を文型表記に採用しています(そのため,SVOOならVNNのようになっています)。ジーニアスをはじめ,最近の学習英和はこのあたりがかなり改善されましたが,研究社の中辞典やルミナスは最新版でも表記は以前と変わりません。ユーザの観点で辞書を考えるなら,ユーザが辞書に歩み寄るのでなく,辞書がユーザに歩み寄ることがこれからは重要になってくると思います。学習英英の中では硬派なCOBUILDでも最新4版ではカラー図版を入れてくるぐらいですから(笑)

新和英中辞典の例文検索 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)12時15分33秒

M6000のレビューで重要なことを忘れていましたが,M6000で新搭載された新和英中辞典の第5版は,旧版と同じく,文形式の用例は例文検索の対象になりますが,句例は対象になりません。たとえば,「たたきつける」の場合,「たたきつけるような風」(句例)はヒットしませんが,「雨がたたきつけるように降っていた」(文例)は例文検索にかかります。この仕様はSR-8000/8100に搭載の第4版でも同じでした。

ただ,第5版になってから,文例を減らしたかわりに句例が非常に多くなったため,句例が例文検索対象にならないのはもったいないことだと思います。公称では新和英中辞典は9万ちょっとの句例,文例を収録(むしろ文例より句例が多いような感じがします)していますので,句例も例文検索対象になれば,COBUILDやG3とあわせ,かなり大規模なコーパスがわりになるのですが…。

このことは,取説の例文検索の箇所にも記載されていませんし,ふつうのユーザは句例と文例の違いなど意識しないで,両方とも「例文」ととらえるでしょうから,新和英中辞典には検索されない例文が多い,と言われるかもしれません。時期的に,SR-T7000に搭載の新和英中辞典も同仕様になりそうな気がしますが,他社製品含め,今後の機種では,複合語インデックスの問題と合わせ,改善が望まれます。

訂正 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月21日(火)11時24分32秒

私が高校生だった頃って20年ではなくよく考えてみたら、30年近く前でした。1960年生まれなので...(^^;;

いつか苦手だった学生時代に出版されていた英語関係の辞書&参考書(英語が得意だった人たちがどのような受験勉強をしていたのか知りたい)を読み比べてみたいという夢があるのですが、そういう資料を閲覧できるところってあるのでしょうか?

山岸和英ニューアンカー和英辞典 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月21日(火)11時07分52秒

>今は古書店でしか入手できないのが残念ですが…

ニューアンカー和英辞典持ってます!買ったときおもしろくておもしろくて家に帰って読むのが待ちきれず、書店の前のミスタードーナッツのお店で長居してしまったことを思い出しました。
この赤い辞典も私のお気に入りでしたが、貴重なものなのですね。大切にしなくっちゃ。スーパーアンカー英和辞典の初版は購入したのですが、その後のスーパーアンカー英和・和英は買っていないのでわからないのですが、序文の内容も変わるのですね。

英語の辞書を使う 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月21日(火)10時44分52秒

この掲示板におじゃまするようになった頃
Sekky先生が書かれた(NEW)2003年度版 英語の辞書へのアプローチ
英語辞書交際録(その3)LDOCE
に「英語の辞書を使いこなす」(笠島準一著 講談社現代新書)との出会いが書かれていたので
とてもうれしくなっていました。
私がアンカー英和辞典というもののよさを教えてもらって辞書好きになりもう10年もずーっと英語の勉強を楽しんでつづけてこられたのはこの本のおかげなのですから。
むずかしいと思い込んでいた英語も少しでもわかる経験をすると、その成功感は忘れられず、ずーっと続けていられるものですね。むしろ学生時代にできなくて、レベルが低かったのも良かったのかも知れません。不思議と英文科に進んだ私の友人たちは今あまり英語の勉強してないんですよね。この本はは図書館で見かけて読んだのですが、いつでも読めるように購入し本棚の一番目立つところに置いてあります。
その中でも印象的だった文を引用します。
「辞書との出会い、かかわりを振り返ってみて、私は一つの意外な発見をした。それは、英語学習がすすむにつれて、語彙数の少ない辞書を使うようになったことである。」
笠島先生がジョージタウン大学から博士号を取るための論文を書いたときに一番よく使った辞書が4万2000語のアンカー英和辞典であったことを知り、もちろん英語で論文を書くための辞書として使われていた笠島先生と、今から英語の勉強をしていこうとしている入門者の私では使い方が違うのでしたが、成人になってからのやり直し英語学習の入り口でうろうろしていた私にとってアンカー英和辞典はとてもありがたいものでした。

>ひまわり3さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)10時30分59秒

>たとえばニューアンカーの方で、赤で目立たせてある成句
>in A' stead [副]A(人)の代わりに
>がスーパーアンカーでは黒になっていてネクタイマークがつき、
>in A' stead [副]A(人)の代理人として
>例文も同じ英文 Tom went in my stead. でも訳が
>トムが私の代わりに行きました。→トムが私の代理で行った。
>と変えてあるのはとても学習者にとって助かる(たとえば英会話などで場違いな表現をして
>しまうのが減る)親切なことだと思いました。

これこそがいわゆる「山岸英和,和英」の真骨頂だと思います(^^) 英和(和英)辞典という二言語辞典である以上,ソースとターゲットの記述は可能な限りイコールに近づける(言語が違う以上,完全にイコールにはならないでしょうが)必要があるというのは当然でしょうが,とくに日本語の訳語に関しては今までの辞書では英語のスピーチレベルとずれていることがよくありました。山岸氏は,1991年にまずニューアンカー和英でそのズレを極力是正し,それが後になって新刊行されたスーパーアンカー英和にも受け継がれています。

このあたりは,ニューアンカー和英辞典の冒頭に詳しく説明されています(この序文は,数ある英語辞書のまえがきの中でも最も具体的なものの一つで,ターゲットである高校生が読んで理解できる内容になっているので,辞書に興味を持つ人は一読の価値があると思います。今は古書店でしか入手できないのが残念ですが…)。

>特許さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)10時12分45秒

>特許翻訳に適した電子辞書でお勧めなのはありますか!?
>2,3日ここの掲示板をみて勉強させていただた
>ところ Sの8700やセイコーの7000あたりが
>いちばんプロユースに適しているようには
>思えるのですが、

特許翻訳に関しては素人なので何とも言えませんが,翻訳である以上,他分野の翻訳と共通する点は多いと思います。そうなると,おっしゃるようにPW-A8700やSR-T7000など,複数の大規模英和が搭載されている機種が最適だと思います。T7000は日本語類語も入っているので便利ですが,角川のものよりも語数が少なく,文語調の語はあまり載っていないので,分野によっては不向きかもしれません。

>(2)Sさんとかセイコーさんは8700や7000といった
>英語重視型電子辞書をどのくらいの間隔で出しているのでしょうか?

大規模な新製品のリリースは年2回ぐらいだと思います。秋口から年末にかけてと,夏休み前(ボーナス時期)が普通ですが,その間にも単発で投入してくることはあります。

>電子、通信、バイオ、機会、医学と多方面に
>渡っています。英語力はTOEICで過去1年間で900〜
>950の範囲、英検1級です。)

専門分野の用語は大規模英和とはいっても限界があると思います。日外アソシエーツなどから出しているCD-ROM辞書と併用するのがいいかもしれません。

(重要)掲示板ガイドラインの追加 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月21日(火)10時01分58秒

いつもご利用いただきありがとうございます。掲示板の書き込み内容に関して,以下の内容を追加いたします。※この追加は,今後電子辞書の新学期向け展開が本格的になる前に,トラブルを未然に防止するためのものであり,今までに問題のある書き込みがあったというわけではありません。念のため(^^;; なお,メーカーさんや販売店さん等でこの件に関して何かございましたら,個人メールでご連絡ください。

・販売価格に関して:公開,非公開を問わず,特定のユーザを対象とした販売形態での販売価格の書き込みはご遠慮ください(予告なく削除します)。具体的には,大学生協専用モデルや高校向け斡旋モデルの価格などです。生協モデルの価格は,組合員はチラシ等で知ることができますし,ウェブでも公開されていることもありますが,これは特定層を対象としている点で,誰でもその値段で購入できる量販店やネット通販の販売価格(これは書き込んでいただいて問題ありません)とは性質が違うと認識しています。

なお,上記の件は,価格に関してのみ適用されます。生協専用モデルの中身(ハードウェア仕様やコンテンツ,一般モデルとの比較など)に関する話題は書き込んでいただいてかまいません。ただし,生協専用モデルや高校向け斡旋モデルは,対象者を限定して販売する機種ですから,それ以外の人は基本的には入手できないと思います。入手方法に関するお問い合わせにもお答えいたしません。

スーパーアンカー英和辞典 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月21日(火)06時48分03秒

前回の投稿で、誤解があってはいけないので、書いておきますが、ニューアンカーからスーパーアンカーになって変更されたことで、私のような学習者にとって親切なすばらしい点をあげておきます。たくさんあるのですが、特にありがたかったことはスピーチレベルをつけてくれたことしかもそれがとても見やすいネクタイマーク、Tシャツマークになっている点、訳語も堅い英語には堅い日本語、くだけた英語にはくだけた日本語になおしてくれたことです。たとえばニューアンカーの方で、赤で目立たせてある成句

in A' stead [副]A(人)の代わりに

がスーパーアンカーでは黒になっていてネクタイマークがつき、

in A' stead [副]A(人)の代理人として

例文も同じ英文 Tom went in my stead. でも訳が
トムが私の代わりに行きました。→トムが私の代理で行った。

と変えてあるのはとても学習者にとって助かる(たとえば英会話などで場違いな表現をしてしまうのが減る)親切なことだと思いました。

動詞のパターン表記 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月21日(火)00時03分14秒

私は英語の専門家ではないので、こだわっている点がつまらないことなのかも知れないのですが、動詞のパターン表記が私にとってごちゃごちゃした感じがすると拒否反応を起こしてしまいます。
この拒否反応は私が高校生の頃(20年ぐらいむかし)、持っていた研究社の(新?)英和中辞典での後遺症です。英語の辞書嫌いだった私でも、英語コンプレックスを持っていたのでなんとかしなくちゃという思いが強く、主婦になってから、図書館で英語学習法についての本を片っ端から読み、薦められている辞書や参考書などを購入してみました。青山静子さんの書かれた本の中の主婦たちが頑張って英検2級に合格するまでの勉強法などを読むとやる気がわいてきました。でもその本の中で薦められていたプログレッシブ英和中辞典は購入はしたのですが私にはむずかしく感じられました。その後今から10年ほど前に読んだ講談社現代新書「英語の辞書を使いこなす」笠島準一著の中で、上智大学大学院修士過程を修了され大学院留学中に最もよく利用したのが語彙数の少ない「アンカー英和辞典」だったということが書かれていて、本屋に走り、「ニューアンカー英和辞典新版2色刷り」を購入しました。なんて読みやすく配慮された辞書なんだろうと感激しました。語彙数をしぼり、学習者に必要な情報はわかりやすく書かれており、2色刷りでフォント、レイアウトともにすっきりと印刷されていて、もうひとめぼれ。これだったら私でも楽しく英語の勉強ができる!ともうルンルンでした。なんだか私の英語勉強(特に文章を読むこと)に希望の光がさしてきたという感じでした。(その前からラジオの基礎英語などはテキストなしで聞く習慣はできていたのですが活字が苦手だったのです。)
話が長くなってしまいましたが、ニューアンカー英和辞典で一番魅力的だったのは動詞のパターン表記がわかりやすかったことです。
たとえばinformを引いてみると

inform A of B  ---(赤い字で)
A(人)に B(ニュースなど)を知らせる ---(黒い字でさらに「に」と「を知らせる」が太字)
という具合です。とても繊細にフォントを選んでいるなと思います。
(スーパーアンカー英和辞典になると色使いが逆になってしまったのでちょっと残念です。)

SR8100を購入したので研究社新英和中辞典第6版が手元にあるのでinformを引いてみると

(+目(+前+(代)名))<人に>(…のことを)知らせる(of,about)

ああ、やっぱり私には頭がこんがらかってしまうのです。もちろんこれはSR8100上の表記で
印刷したものではないので比べるのはフェアではないかと思いますが、たとえ、印刷のフォント使いが工夫されていたとしても書いてある内容はこれと同じわけだから、
頭がこんがらかるのは(私だけかもしれませんが)同じだと思います。

ジーニアス英和辞典の表記はこの掲示板にはうまく打てないのですがOに小さな1、2がついて

SVO1 of [about,on] O2
<人が>O1<人>にO2<ニュースなど>を知らせる

私にとってアンカーほど直感的にわかりやすくはないのですが、
わかりやすい表記だと思います。

長くなってしまいましたがウィズダム英和辞典、ロングマン英英辞典も私にとってわかりやすい表記です。こんなことにこだわってしまう私です。

訂正 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月20日(月)20時58分49秒

>スーパーアンカー英和,ニューアンカー和英はIDF-3000に搭載されていますね。

またまた私の文章が悪かったです。訂正します。ウィズダム英和や、CALDなどまだIC電子辞書になってない英語学習者用辞書が搭載されたり、キャノンがスーパーアンカー英和・和英を再び、wordtankC30のような解像度の高いIC電子辞書に載せてくれたら、買う気満々です。という意味でした。IDF-3000は(大昔?)に(アンカーが好きだったので)チェックしてましたが、解像度が低く、ギザギザが目立ってたし、たしか、薔薇という漢字をチェックした時、省略した字だったと記憶しています。それで買う気にならず、解像度が高く使い勝手の良かったシャープPW-8100を購入したと思います(私用と子ども用と2台も購入)。その時いっしょに購入したカシオのXD-S3000もこのPW-8100もとっくに市場からなくなってしまっていますが、今でもよく使っています。

もっともスーパーアンカーは冊子の辞書としてかなり使いやすい辞書(わたしにとって)なので、(活字を紙面に詰め込み過ぎていない点、〜を使っていない点、フォント&2色刷りの色合いが私の好みのもの)IC電子辞書にする必要性などが、情報量の多い辞書に比べて、ないのかもしれません。もしIC電子辞書にする時は、紙面の都合で、やむなく載せられなかった情報(例文やコラムなど、編集の過程で却下されたものなど)を盛りだくさん載せてくれたら、楽しいです。

>ひまわり3さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月20日(月)18時26分10秒

>ウィズダム英和や、スーパーアンカー英和・和英、CALDなどまだIC電子辞書になってない
>ものがでてきたら買う気満々です。キャノンも液晶が良くなったので期待しています。

スーパーアンカー英和,ニューアンカー和英はIDF-3000に搭載されていますね。現行のスーパーアンカー和英はニューアンカーの改訂版ですが,編者は同じなので,「山岸和英」ならではの記述は変わりません。IDF-3000は国語辞典も語釈の分かりやすさで評判のよい学研新国語を入れていますし,最近は10000円を切っているので,冊子体の英和,和英,国語3冊分と同じぐらいの値段で買えます。

>ひまわり3さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月20日(月)18時21分36秒

>今まで、セイコーのSR-Tシリーズで、リーダーズ、ジーニアスそれぞれ単語帳が100に
>近くなってきたら、日付と辞書名をページの上に書き入れてノートに書き写し、すべて削
>除にしていたので、(この学習法が効果的なのかはわかりませんがとりあえず日誌のよう
>にやってました)、

M6000のように両方の辞書を1つの入れ物で管理する方式だと,登録した単語をあとで復習する際,「どちらの英和辞典の単語帳に登録したか」ということを意識しないですみますね。

>T7000のリーダーズとG大が別々のキーというのが良いことと思っていましたが、
>なるほど、M6000のようにシームレスなほうが便利なことなのですね。

逆の見方をすれば,T7000は英和の単語帳の入れ物が2つあるわけなので,仕事で必要な単語はリーダーズ(ジーニアスで引いても,リーダーズにジャンプして)で登録し,趣味のペーパーバック読解時の単語はG大のほうで登録する,というように,用途別に分けることができるのはメリットかもしれません。#M6000でも,入れ物は一つですが,どちらの辞書で登録したかは記録されます。ただ,両方がいっぺんにリストされるので見にくいです。もっとも,用途別分類ならこんな面倒なことをしなくても,キヤノンさんのようにもともと4チャンネルに分かれていれば簡単ですが(^^;;

>いねさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月20日(月)18時15分00秒

>セイコーのSR-Mシリーズを購入された方はケースをどうされているのでしょうか。
>メーカー純正の小型機用ソフトケース(F32FC)は、店頭で重ねてみたところでは奥行きが
>足りません。

純正ケースは,従来の小型機用なので,奥行きが長くなったMシリーズには合わないと思います。いろいろ試した感じでは,FinePix(デジカメ)用の純正スエードケースがちょうどよくおさまります。ただ,複数機種は一緒に入らないので,複数を持ち歩く人は,純正以外のデジカメケースでもっと厚みのあるものを選んだほうがいいと思います。

>サイヤさん 投稿者:もも  投稿日:10月20日(月)16時14分13秒

レスありがとうございます。
とても参考になりました。
A8000にしようと思います。
ありがとうございました。

>Sekkyさん 投稿者:dictian  投稿日:10月20日(月)00時59分39秒

> スペルチェックに関しては,いくつか試してみましたが,T6500と同じコンテンツでは,
> 候補語リストは多少の差しかないようです。Dictianさんがお試しのものは,もしかして
> 英和モードでしょうか?
確か英英モードで試したと思います。M4000ですでに改善されていたので、それを確認しただけなので、T6500との詳しい比較はしていません。いちおうSR9700,T5000,T6500でチェックしてヒットしなかった単語で、SR-Mシリーズでヒットすることを店頭で確認してみた程度です。ただ、ヒットした単語が従来の候補リストに紛れているような感じだったので、検索方式が画期的に変わったわけではなく、ちょっとした改良を付け足しただけのような気がします。パターンとしては、1文字目の子音が正しくて、2文字目の母音が間違っている場合です。多くの語を試しているわけではないので、どれほど改善されたかまではわかっていません。

英語学習IC電子辞書 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月19日(日)23時29分38秒

>電子辞書が進化すればするほど,一般の英語学習者にとっては
>不相応な機種が増えてくるわけで,

IC電子辞書が(ワイルド検索、例文検索、単語帳や、マーカー機能、英和の例文日本語表示・非表示などなど紙の辞書ではできないことが)進化していって、しかも価格も下がっていく方向だとうれしいですね。英語学習者としては相応な機種が増えるといいなと思っています。ウィズダム英和や、スーパーアンカー英和・和英、CALDなどまだIC電子辞書になってないものがでてきたら買う気満々です。キャノンも液晶が良くなったので期待しています。

>Sekky先生 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月19日(日)23時01分07秒

>電子辞書が進化すればするほど,一般の英語学習者にとっては
>不相応な機種が増えてくるわけで,


ものすごく耳が痛い話ですが(^^;;
ここのところ急速に進化している辞書(内容)と、IC電子辞書のメーカーの開発競争が、
おもしろくておもしろくてたまりません。(価格comなどの値動きなどのグラフなどもおもしろいです。いろいろメーカーの作戦なども反映しているようで)

市場からなくなっちゃってから後悔しないように、SR8100とXD-R9000を購入しました。この先同種のものが出るとはっきりわかっていたら別なんですが、わからないので。SR8100はデモ機をさわってもすぐには使い方がわからなかったのですが、お店の人に教えてもらったらなるほどおもしろいなぁと思いました。独特な仕様ですね。XD-R9000は前からほしかったのでずーっと値下がりを待っていたのですが、同時期に同じような値段の他のメーカーのハイエンド機に比べて、(この掲示板でいろいろ問題点も指摘されていても)値下がりはなかったですが市場からなくなっちゃいそうだったので...。Sekky先生が書かれているように、
>新機種投入サイクルの短いカシオさんにしては珍しく,
>XD-R9000以来(同一スペックのV9000は別ですが)1年近くにわたって,
>英語系のハイエンド機は何も入れてきませんが,ある意味では嵐の前の静けさかもしれません。
だとちょっとショックではあるのですが...。気に入って使ってきたXD-S3000のLAADの例文の中にたくさん固有名詞があるので、リープラにジャンプできたら良いのになとずーっと思ってましたので購入しました。

>Sekky先生 投稿者:ひまわり3  投稿日:10月19日(日)22時10分15秒

今まで、セイコーのSR-Tシリーズで、リーダーズ、ジーニアスそれぞれ単語帳が100に近くなってきたら、日付と辞書名をページの上に書き入れてノートに書き写し、すべて削除にしていたので、(この学習法が効果的なのかはわかりませんがとりあえず日誌のようにやってました)、T7000のリーダーズとG大が別々のキーというのが良いことと思っていましたが、なるほど、M6000のようにシームレスなほうが便利なことなのですね。

SR-M6000のケース 投稿者:いね  投稿日:10月19日(日)20時48分59秒

辞書の本質とは関係ない話題ですが。セイコーのSR-Mシリーズを購入された方はケースをどうされているのでしょうか。メーカー純正の小型機用ソフトケース(F32FC)は、店頭で重ねてみたところでは奥行きが足りません。普通機用(FC65L)は当然ブカブカでしょう。汎用のソフトポーチやデジカメ用のポーチも物色しましたが適当なものはありませんでした。結局行き着いたのがカシオEX-word用のソフトケース(XD-C200)で、1000円弱だったので思い切って買ったところ計ったようにピッタリでした。同セミハードケース(XD-CC202)の方はぎりぎり入りそうな感じもしますが2000円くらいするので試さずに買うのはちょっと勇気が要ります。

贅沢機種 投稿者:いね  投稿日:10月19日(日)20時34分58秒

Sekky@管理者 さん

新参者にレスいただきありがとうございます。

>多少高価でもじっくりと作り込んだ(外観にせよ,中身にせよ)
>贅沢機種が1台ぐらいあってもいいと思います。
・・・中略・・・
>何千台か限定にして,7,8万円ぐらいで売っても,買う人は買う
>のではないでしょうか

高解像度画面とコンテンツ選択可能というのはあったらすばらしいと思います。5、6万円なら買ってもいいかなという感じです。丈夫なら革装は要りません^^;;。

>もも さん 投稿者:サイヤ  投稿日:10月19日(日)19時46分27秒

僕は英語重視機のPW-A8700に百科事典カードをつけて使っています。たしかに百科事典を検索するときはもたつきが気になりますが、そもそも百科事典を引くのは多くても1日に1〜2回でしょうからあまり気にしなくても良いのではないでしょうか。カード以外の内臓辞書の場合はとてもキビキビと速く動くので、百科事典のときだけ少し我慢をするというので十分にやっていけると思います。

カシオのXD-CP500は持っていませんが、8月1日のSekkyさんの書き込みによれば、電源オン時に毎回4秒ほど待たされて、すぐに使うというわけにはいかないようですし、全体の速度がセイコーのSR-Tシリーズのような感じだということなので、カード以外の速度ならPW-A8000のほうが速いのではないでしょうか。

それに持ち運びが多いと、意外に厚さや重さが気になるものです。百科事典の速度のために、薄さや(カード以外の)速さを犠牲にするのはどうでしょうか…?
個人的にはSekkyさんと同じくPW-A8000が良いと思います。

(無題) 投稿者:もも  投稿日:10月19日(日)19時05分02秒

レスありがとうございます。

PW-A8000はカードを使うときに遅いと聞いたのですけど…。XD-CP500と比べると、どうですか?どちらが速いのですか?やっぱり、遅いのはいやなんで…。XD-CP500が重くて大きいのは別に気にしていません。むしろ、他の薄いのは、薄すぎて折れそう怖いです(笑)

7つの辞書のうち、1つも欠けたくはないので、PW-A8000かXD-CP500の速い方にしようと思います。

>大学に入れば(生協のある大学なら)生協モデルの電子辞書が比較的安く買えるでしょうし,
>今高2なら,大学に入った暁にはさらに電子辞書は進化していると思います。
そうですね。大学で使うのは大学に入ってから考えようと思います。

特許翻訳に適した電子辞書は? 投稿者:特許  投稿日:10月19日(日)14時48分57秒

はじめまして。
私は将来特許翻訳者になりたく最近その勉強をはじめたのもの(20代半ば)ですが、特許翻訳に適した電子辞書でお勧めなのはありますか!?2,3日ここの掲示板をみて勉強させていただたところ Sの8700やセイコーの7000あたりがいちばんプロユースに適しているようには思えるのですが、

(1)他には何かお勧めありますか?

(2)Sさんとかセイコーさんは8700や7000といった
   英語重視型電子辞書をどのくらいの間隔で出しているのでしょうか?

(ちなみに特許翻訳勉強中ゆえ、扱うジャンルは電子、通信、バイオ、機会、医学と多方面に渡っています。英語力はTOEICで過去1年間で900〜950の範囲、英検1級です。)

IDF-2000E 投稿者:sato  投稿日:10月19日(日)13時17分05秒

前回、IDF-2000E故障で、書き込みましたsatoです、その後キヤノンさんで対処していただきました、みなさまにお世話になり、ありがとうございました。

>ももさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月19日(日)12時46分46秒

>今、高2で英語関係の大学志望です。
>広辞苑、百科事典、古語、漢和、英英、英和、和英が入ってるのがほしいので、
>XD-CP500がいいかなぁなんて思ってるんですけど、どうでしょうか??

CP500はたしかに上記のコンテンツがすべて入っていますが,高価ですし,他の薄型機とは比較にならないほど大きく,重いため,学生の方が持ち歩くのはちょっと厳しいかもしれません。百科,古語は追加コンテンツなので,パソコンにまずインストールし,USB経由でCP500に転送するなど,使うまでが面倒です。むしろ,PW-A8000+百科事典カードのほうが使いやすいと思います。英和辞典の語数が少ないことや例文検索がないというデメリットはありますが,百科事典+古語+英英を満たせます。PWシリーズの追加コンテンツは,カードを差すだけで簡単に使えるのもメリットでしょう。あるいは,英語系の大学志望なら,古語辞典を犠牲にすれば今度出るXD-V8800がいいかもしれません。また,語数が多い英和辞典が必要なら,古語辞典や百科事典を犠牲にしてXD-V9000やSR-M6000あたりでしょうか。

A8000は英語を専門にする人向けという点では難がありますが,ことわざ辞典など,受験に役立つコンテンツも多いですし,大学入学までのつなぎと割り切るならこれでいいと思います。大学に入れば(生協のある大学なら)生協モデルの電子辞書が比較的安く買えるでしょうし,今高2なら,大学に入った暁にはさらに電子辞書は進化していると思います。

>いねさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月19日(日)12時37分29秒

>SR-T7000のことも考えましたが、コンパクトサイズのSR-Mシリーズと同じ画面解像度と
>いうことで発売前から色あせて見えてしまいました。普通(大型)サイズのものでは、
>もう少し解像度の高い画面のもので、冊子版と同じような表示---折りたたみがない---
>のものが出てくるのを期待したいと思います。

同感です。もっとも,メーカーさん側からすれば,昔なら,SR-8000のようにじっくり時間をかけて多少高価であってもスーパースペックのハイエンド機を出せたと思いますが,これだけ他社製品との競合が激しいと,何年も開発期間をかけて1台の機種を入れていては割に合わないので,基本仕様はある程度統一して,コンテンツの中身で差別化するというスタンスになってしまうのでしょう。言いかえれば,電子辞書が高嶺の花でなくなり,専門家から小学生の子供まで使うように大衆的になってきたため,時間をかけて開発した贅沢仕様の機種がその苦労に見合うだけ評価されにくくなっているのかもしれません。SR-8100は今でも10000円台後半で売られていますが,SR-8100のような二画面表示等がなくても,ほぼ同価格でコンテンツを増やしたSR-M4000とくらべてみれば,ふつうのユーザはM4000を選ぶでしょうから。

#東海道新幹線の2階建て個室やカフェテリアのついた車両が高速性能を持たないということで引退しましたが,これは新幹線が大衆化し,航空機よりも高額な料金を払って個室で贅沢な旅をするよりは,普通の座席でいいからもっと速く,安く目的地に着きたい,食事は乗る前にコンビニで買えばいい,という人が増えたからだそうです。電子辞書も同じようなことが言えるのかもしれません。多くのユーザとしては,時間をかけて開発し,贅沢な装備を備えた高価な機種よりは,誰でも手軽に買える価格でコンテンツや寸法という目に見えるところを改善した機種を望んでいるのかも。

私個人としては,(メーカーさんの採算を度外視すれば)比較的安価で短期間にリプレイスする機種とは別の流れで,多少高価でもじっくりと作り込んだ(外観にせよ,中身にせよ)贅沢機種が1台ぐらいあってもいいと思います。筐体にしても,冊子体辞書なみの革張りにしたり,液晶解像度を携帯機種としては限界ぐらいに(フルVGA程度なら同サイズのPDAで実現されています)アップし,コンテンツもある程度の選択肢と制約を設けて,ユーザが自由にチョイスできる(これは技術的にはすでに可能なはずです)ような感じです。購入時に注文してROMに書き込み,以後書き換え不可という形なら,それほど夢のような話でもないような気はします。何千台か限定にして,7,8万円ぐらいで売っても,買う人は買うのではないでしょうか。

>あおいさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月19日(日)12時11分46秒

>ジーニアス3版では、動作動詞と状態動詞の区別や、話者の状態を示すラベルが削除された
>ことを知り、残念に思っています。
>これらの表記は、高校生や大学受験生にとっても有益だと思うのですが・・・。

G大が出る前は,いわゆるクラシックジーニアスはジーニアスファミリーの中でも最上位辞書でしたので,学習英和にしては詳しすぎるような情報も盛り込んでいたと思います。G大が出てから改訂されたG3は,程度の高い情報はG大にまかせ,若干情報量を下げたと言えるかもしれません。受験という点だけで考えれば,状態動詞,動作動詞の区別や語用論的なラベルは必須というほどのものではないので,新語増補のページを捻出するためにカットされたのかもしれませんね。

SR-M6000(3)(細かな点) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月19日(日)11時58分34秒

新和英中辞典の複合語エントリーに関してはdictianさんのおっしゃるとおりで,複合語はインデックスに入っていないようです。ですから,広辞苑の「神聖ローマ帝国」から和英にジャンプすると,主見出しの「神聖」にしか飛べないので,「神聖」の中をスクロールして探す必要があります。やはり旧版の1.4倍という見出し語数はさすがで,実務でも十分使えるレベルだと思います。ジーニアス和英の内容,語数に不満のある方は,これだけでもM6000を検討する余地はあると思います。個人的には,これが起爆剤となり,英和コンテンツも研究社系の辞書の勢力挽回を期待したいです。

スペルチェックに関しては,いくつか試してみましたが,T6500と同じコンテンツでは,候補語リストは多少の差しかないようです。Dictianさんがお試しのものは,もしかして英和モードでしょうか?

その他,プレスリリースやカタログに出ない点で,T6500とくらべてかなりの改善が見られます。T6500で酷評されたプレビューのもたつきもなくなり,比較的速いという評価のあったSR-9700よりも若干速くなっています。XD-Vシリーズのキビキビした速度には追いつかないにせよ,これぐらいなら(とくに旧機種を使っていた人は)ストレスは感じないのではないでしょうか。ただ,スペルチェックは(気のせいかもしれませんが)若干遅くなった感じはします。また,2003年7月5日に指摘した「ベータ崩壊」などのカタカナ+漢字の単語のジャンプ先切り出しの問題も改善されています。

このように,SR-T6500で不満の多かった点が改善されていることに加え,学習英和と大規模英和をカップリングし,しかもそれらをシームレスに検索できるようになったという点で,T6500をしのぐ内容になっていることは明らかです。「リープラがない」という点は評価が分かれるでしょうが,M6000にリープラまで入れたらT7000の存在意義に影響する(一般の人にとって,T7000のウリは,CODやコロケーション辞典というよりは,英和の語数の多さでしょうから)ということも考えられるので,メーカーさんも棲み分けをするつもりなのかもしれません。T7000はどう考えても実売で30000円台前半にはならないでしょうから,もしM6000にリープラを搭載していたら,サイズ的なメリットとあわせ,T7000が売れにくくなるでしょう。

M6000の次はT7000が出るなど,電子辞書の進化はとどまるところを知りません。これは他社にも影響を及ぼすでしょう。新機種投入サイクルの短いカシオさんにしては珍しく,XD-R9000以来(同一スペックのV9000は別ですが)1年近くにわたって,英語系のハイエンド機は何も入れてきませんが,ある意味では嵐の前の静けさかもしれません。XD-R9000の投入で,英語教員等のプロ市場にも参入した以上,M6000, T7000という英語専門機の連続投入を黙って見ていることはないでしょうから,そのうち対抗機種を出してきてもおかしくはないでしょう(V8800は明らかに「つなぎ」でしょうから(^^;;)。

しかし,電子辞書のコンテンツが進化する一方で,一般の英語学習者の英語力はここ数年で急速に伸びているというわけではありません。言いかえれば,電子辞書が進化すればするほど,一般の英語学習者にとっては不相応な機種が増えてくるわけで,辞書学の研究者であると同時に,共通教育科目の英語教員でもある私にとっては,少なからず憂慮しています。非語学系の雑誌の電子辞書特集を見ていると特に感じますが,電子辞書のマシンとしての進化に重点を置きすぎ,その進化の恩恵(弊害)を受けるユーザの立場が軽視されているような気がしなくもありません。そのような中で,T7000というハイエンド機を発表しつつも,コンテンツ数を抑えた下位機のSR-Mシリーズも積極的に出し,カタログに現れない細かな操作性が旧機種よりもリファインされてきているといった手堅い製品を開発されるメーカーさんの存在は貴重であると思います。

SR-M6000(2) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月19日(日)11時00分48秒

キーに関しては先程述べたようにほとんど言うことはありませんが,気になったのは訳キーはかなり端のほうを押しても(真下に押さなくても)認識される(「=」と書いてあるあたりを押しても大丈夫です)のに,戻るキーは「る」や「戻」のあたりを押しても(クリック感はあるのに)認識されません。中央あたりを下まで押し込まないとだめです。キートップが大きいだけに,中央から多少ずれたところを押すケースは多いでしょうから,改善が望まれます。

(コンテンツ,操作系に関して)操作系は基本的にSR-Tシリーズと同じです。ただ,コンテンツの変更に伴い,細かな点が変わっています。もっとも大きな点は,英和がリーダーズとG3を同じモードでいっぺんに検索できるようになったということでしょう。これは非常に便利です。これだけだと,他社製品にある全辞書検索,複数辞書検索と同じですが,SR-Mシリーズの場合,成句検索も2つの辞書をいっぺんに検索します。これはシャープ,キヤノンの全辞書検索,複数検索ではできないことで(ソニーはOK),イディオムを調べるときに,どちらに載っているかということを意識しなくてもすみます。G3はリーダーズより語数は少ないですが,成句に関してはレキシカルフレーズ(通常の成句の範囲を広げ,日常会話でよく使われる言い回し)が多いので,リーダーズに載っていない成句でもG3に出ていることがよくあります。このような場合,辞書種を意識しないで成句が引けるのはありがたいです。

ただ,細かな点ですが,通常の見出し語検索(ワイルドカード検索含め)では,リーダーズとG3を含めたアルファベット順でリストが並びますが,成句検索はまず最初にキーワードを含む成句をリーダーズから検索したリストが出て,G3のリストはその後に並びます。たとえば,get&backで成句検索をすると,get off sb's back, get back, get the back of...のようにリーダーズでgetとbackの含まれる成句がずらっと並び,その後にG3の成句がリストされます。ですから「get back」という成句をリーダーズとG3で引き比べたい場合,両者がかなり離れているので面倒です。G3の成句はリーダーズのあとに並ぶので,リーダーズの記述を見て,G3には載っていないだろうと思って何気なくスクロールすると出ていることに気づいたりもします。これは,通常の見出し語検索のように,辞書種に関係なく2冊の辞書全体のアルファベット順で並べたほうがいいでしょう(同様のことは,シャープさんのPW-A8700のリスト表示(リーダーズとリープラを分けてアルファベット順に並ぶ)にも言えます。

(以下はM6000のことではありませんが)
#残念なのは,SR-T7000ではダブル英和搭載なのに,リーダーズ,リープラとG大を(M6000のように)いっぺんに検索はできないらしい(ニュースリリースのキーレイアウトから推測する限り)ということです。T7000は,リーダーズ(リープラ),G大がそれぞれ別のモードキーになっているので,2つの辞書は独立した辞書として検索されるのでしょう。個人的には,むしろT7000のほうこそM6000のような操作系であるべきだと思います。リーダーズとG3なら収録語数や性質が全く違う辞書ですから,ユーザ側も(必要に応じて辞書を引き分けられる人なら)読解の際はリーダーズ,発信時や英語学習にはG3,のように,事前に引くべき辞書を限定することは難しいことではありません。高度な英文を読む場合,むしろG3のエントリーまで候補語リストに出てくれば邪魔くさいと感じるかもしれません。一方,T7000はリーダーズ(リープラ)とG大という,性質の似た英和を搭載しています。リーダーズに出ていないのにG3に出ている単語は(リーダーズ2版刊行後の新語はともかく)少ないでしょうが,合計46万語のリーダーズ,リープラに出ていない単語でも,G大に出ている語というのはかなりあります。つまり,読解の際でも,両者は相補う関係にあり,リーダーズとG3をカップリングした場合とは性質が違います。モードキーが分かれていれば,単語帳に登録される場所も分かれるわけで,T7000の場合,同じ英和辞典なのに単語帳に記憶される場所は2つあることになります。総登録語数が辞書種制限なしの1000語と大幅にアップしたこともあり,英和に重点的に単語登録をするユーザは,G大か,リーダーズか,どちらに登録したか分からなくなるかもしれません。極端な話ですが,かりに両者に500語ずつ登録したとすると,ある単語をレビューしたいとき「2冊」の500語の単語帳を順にスクロールして探す必要があり,これではせっかくの電子単語帳というメリットがなくなってしまいます。

T7000はコンテンツが増えているのに,モードキーのアサインにこういう無駄があるのはどうかなぁという気がします。

SR-M6000(1) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月19日(日)10時28分36秒

ハードウェアに関しては他のSR-Mシリーズと共通すると思いますが,簡単にレポートします。

(筐体)XD-R820と厚さはほぼ同じで,横幅は若干短いです。逆に奥行はちょっと長いです。従来の大型機と同等の解像度の液晶を搭載してこのサイズは驚異的です。ただ,奥行の差はわずか4ミリとはいえ,胸ポケットに入れる際に影響があるかもしれません。筐体表面(液晶パネルの裏側)はアルミ合金ですが,裏側は(カシオさんの小型機と違い)プラスチックです。小型機という性質上,裸で胸ポケットに入れて持ち歩くケースも多いでしょうから,擦れたりして塗装が汚くなりそうな気はします。また,カシオ,ソニーの小型機と違い,フタと電源が連動していないのは賛否両論があると思います。2ウェイキーのまわり(ヒンジ部分含め)は,機種に応じた色になっていますが,ここはフタを閉めても見えるので,M5000とM6000を併用して持ち歩く人(こういう人がどれぐらいいるか分かりませんが)などには重宝するでしょう。

(液晶パネル)物理的なパネル寸法が小さくなって解像度が同じということは,ドットの大きさが小さくなっているわけで,最小(12ドット)フォントサイズではSR-Tシリーズなどの大型機にくらべ,かなり文字が小さいです。感覚的にはシャープさんの9ドットフォントを精細にした(12ドットなので当然ですが)ような表示です。視力の悪い人は16ドットにしないとちょっと見にくいでしょう。もちろん,16ドットにすれば従来機よりも一覧性が悪くなりますから,従来機でも「文字が小さい」と感じる人は,購入前に実機を確認してください。また,これは他社機種(おおむね,今年夏以降に出た機種)にも言えますが,液晶パネルの反射板?が変わったようで,液晶のコントラストが多少変わっています。従来機は黄色っぽい色合いでしたが,M6000はじめ,最近の機種は白っぽくなっています。個人的には,従来機の液晶パネルの色合いのほうが文字がくっきりして見やすかったです。また,これは個体差かもしれませんが,SR-Mシリーズの液晶は気温等によるコントラストの変動が他機種よりも大きいような感じがします。電源投入直後はかなりコントラストが濃く,検索するうちに落ち着いてきたりします。沖縄の気象条件では問題ありませんが,もしかしたら厳寒地などでは使用中にコントラスト調整をしたりする必要があるかもしれません。

(キーボードまわり)小型機のキーボードとしては全く申し分ありません。フルキーボードのノウハウを生かして開発されているだけに,キーの押しやすさ,クリック感,レイアウトなどは他社製品を寄せつけないでしょう。カシオさんの機種は,文字キーの大きさを確保するために,モードキーや機能キーなどの特殊キーが犠牲になり,横長で押しにくくなっています(これは大型機も同じですが)が,SR-Mシリーズは文字キーもモードキーもそれほど大きさの違いがありません。また,上下左右の矢印キーをすべて同じ大きさにするのでなく,電子辞書では行スクロールを多用する関係で使用頻度が高い上下の矢印キーを,文字キー以上に大型化するといった細かな心遣いも電子辞書の老舗メーカーならではでしょう。パソコンやPDAがそれほど一般的でなかった頃から電子辞書を手がけているからこそ,パソコンのキーボードに引きずられないで,電子辞書に特化したキーレイアウトになっているのだと思います。履歴や文字サイズ,次見出し,前見出しキーなどは,大型機よりも押しやすいです。

Mシリーズで新設されたキーボード上部の2ウェイキーは,とくに電車の中などで手に持って検索する場合非常に便利です。親指での操作を想定しているようですが,ジャンプキーはちょっと人によっては指が届きにくいかもしれません(^^;; また,決定キーと戻るキーにくらべ,例文キー,ジャンプキーはちょっとキーの出っ張りが弱く,押しにくい気がします。欲を言えば,4方向の矢印キーの中央を押せば訳キーとして機能するようにしてほしかったです。

G3の変更点について 投稿者:あおい  投稿日:10月19日(日)05時33分47秒

この度、愛用していたXD-S5000が故障してしまい、新しい電子辞書購入の参考にSekkyさんのサイトにお邪魔しました。ジーニアス3版では、動作動詞と状態動詞の区別や、話者の状態を示すラベルが削除されたことを知り、残念に思っています。これらの表記は、高校生や大学受験生にとっても有益だと思うのですが・・・。

Re:T5030の改悪点 投稿者:dictian  投稿日:10月19日(日)00時37分51秒

7/24にSR-T5030の改悪点として、「インクリメンタルサーチが有効な日本語入力では、キーの先読みが無効になっていて、サーチが終わらないと次の入力を受け付けない」という問題点を報告させていただきましたが、その続報です。これは、最近では改善されているようです。改悪されているものの製造番号はG57AAで、それが元に戻った(?)ものの製造番号はG57BAでした。製造番号で確実に区別できるとは限りませんけど、改善されているものが存在していることは、紛れもない事実です。それから、改悪された点は、後続のT5040やT5020には受け継がれていないこともご報告しておきます。(つまり、SR-Tシリーズの中で、古いT5030だけの問題でした。)

SR-M6000 投稿者:dictian  投稿日:10月19日(日)00時06分41秒

店頭で触ってきました。注目していたのは研中の和英の複合語ですが、研中搭載の従来機種と同様に、複合語は検索対象にはなっていませんでした。ただ、旧版に比べて語数が多いので、検索可能語数も多くなっていました。

SR-M4000からスペルチェックが改善されています。従来機種ではSHARPの機種でしかヒットしなかったような、母音のスペルを間違えたパターンがヒットするようになっています。もちろん、従来のベンチマークも全てクリアでした。このような地道な改善はとても評価できます。ALEXさんの評価結果もお聞きしたいと思います。

>SR-M6000ゲット 投稿者:いね  投稿日:10月19日(日)00時05分33秒

>5年前に購入した旧機TR-9700・・・
 ↑
6年前の間違いでした。標準価格\43,500、購入価格\34800(税別)もしたんですねぇ。PCベースのものと比べると使いにくかったこともあり、予備的な位置づけで、元を取るほどには使いませんでした。SR-M6000の方は使い倒したいものです。

SR-M6000ゲット 投稿者:いね  投稿日:10月18日(土)23時52分19秒

本日ヨドバシカメラにて購入しました。\29800(税別)ポイント還元15%でした。実機の展示はされていませんでしたが、カウンターの下のウィンドー内には5,6箱くらいは並んでいました。
5年前に購入した旧機TR-9700と比べると(←そもそも比べるのが間違っている?)動作速度、1画面の情報量ともに申し分ありません。5年の間にジャンプ機能もずいぶん強化されています。これくらい機敏かつ機能的に動いてくれるとPCベースの電子辞書なしでもやっていけそうです。
2週間ほど前にSR-T6500を買おうと思って出かけたところ、カタログでSR-M6000のことを知り、発売を待っていました。学習英和が入ったことと、和英が研究社の最新版というところが魅力的でした。リープラが入っていないのは残念な気もしますが、Pocket PCに電子ブック版のリーダーズ+プラスV2を入れることができたので、必要ならそれで補うということで割り切りました。そもそもリーダーズ単独では使ったことがないのでリープラのありがたみもよく分かりませんし。
SR-T7000のことも考えましたが、コンパクトサイズのSR-Mシリーズと同じ画面解像度ということで発売前から色あせて見えてしまいました。普通(大型)サイズのものでは、もう少し解像度の高い画面のもので、冊子版と同じような表示---折りたたみがない---のものが出てくるのを期待したいと思います。PCベースのものはそういう表示になっていますが、私が普段使っている設定は本文表示が全角30〜35文字×20〜22行くらいで、それで私には十分な一覧性があります。したがって、今の320×240ドットが400×300(QSVGAとでもいうのでしょうか)くらいになれば(12ドット文字で)このような表示が可能になると思われます。

(無題) 投稿者:もも  投稿日:10月18日(土)19時11分52秒

新しい電子辞書がほしいのですが、どれを買おうか悩んでいます。今、高2で英語関係の大学志望です。広辞苑、百科事典、古語、漢和、英英、英和、和英が入ってるのがほしいので、XD-CP500がいいかなぁなんて思ってるんですけど、どうでしょうか??
大学行ってからも使えるでしょうか?

>Sekkyさん 投稿者:THEED  投稿日:10月18日(土)18時37分37秒

ありがとうございました(..)

SR-M6000 投稿者:As  投稿日:10月18日(土)18時21分31秒

>ぺぺさん
情報ありがとうございます。10/20発売ならば、大手家電店ならこの週末フライング販売があるに違いないと思って、新宿に行ってきました。

>みゆさん
案の定、おいてありましたが、どのお店(量販店)も29800円でした。ただし、各店のカードによるポイント割引は違うかもしれません。本当はM5000と比較できる時まで待つつもりでしたが、結局辛抱できず、買ってしまいました。

今、米国から購読しているニュースレターを電子辞書引き引き、読んでます。ねっころがって読むときも辞書を簡単けるのが楽でいいですね。

SR-M6000 投稿者:みゆ  投稿日:10月18日(土)17時56分06秒

上記商品はいくらくらいで発売されるのでしょうか?
かなり欲しいです。

SR-M6000 投稿者:宮川 美尊  投稿日:10月18日(土)13時17分45秒

Sekkyさん、今日10月18日午前10時に横浜の上大岡のお店でSR-M6000が売り出されていましたよ。取り急ぎ皆様にご連絡まで。

SR-M6000 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月18日(土)10時47分33秒

20日からの発売のようですね。月曜日発売ということは,主要量販店ならすでに物自体は来ているでしょうから,早いところだともしかしたら今日,明日ぐらいに出ているかもしれません。購入予定の方は,展示機はなくても店員さんに確認してみればいいかも。

これとは別に,カシオさんからXD-R6700という五十音配列の多コンテンツ汎用機も出るようです。ニュースリリースはなかったような気がしますが,カタログには出ています。R6600のコンテンツを増加し,XD-V6300相当の32冊収録にしたものです。ただ,筐体はVシリーズの薄型筐体ではないです。

>らいでさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月18日(土)10時40分03秒

>ご指摘の通りやってみますと、苦もなく調べられます。大袈裟ですが、感激しました!
>念のため今一度取扱説明書を読んでみたのですが、そんな便利な機能については言及が
>ありません。

T6500の場合,取説の60ページに日本語ジャンプの解説の一部としてあげてありますが,このような書き方だとほとんどの人が気づかない(単に日本語ジャンプ機能の例示だと思う)と思います。漢字源の親字を反転させてジャンプする機能は,操作系こそ普通の日本語ジャンプと同じですが,実際には別機能といってもいいようなものなので,「読めない(日本語の)単語の意味を調べる」のような見出しを付けて,ジャンプ機能とは独立して説明したほうがいいのではないでしょうか。現役の日本語教師をしている友人達と話していると,日本語教師や外国人学習者に役立つ日本語コンテンツが入っていないという話題によくなりますが,その一方で読めない熟語を調べることができるということを知っている人はほとんどいません。漢字源は使っていても,親字を反転させてジャンプするのは普通のジャンプじゃなくて,広辞苑の見出し語全文字検索になるんですよという話をすると,その便利さに驚かれます。学習者にとっては「読めない単語の意味が分かる」ということは画期的ですし,日本語教師にとっては,漢字指導の教材を作る際などで,語頭以外に特定の漢字を含む語を探すのに使えます。こういう機能は,EPWINGの広辞苑など,CD-ROM辞書でも真似できないのではないでしょうか(漢字インデックスのついているCD-ROM辞書ソフトなら,前方一致,後方一致の検索はできますが,語中に特定の漢字を含む場合は無理ですから)。

#この機能はipuさんもおっしゃるように,フルキーボード搭載機が出る前のかなり前の機種ですでに搭載されているのですが,知名度は非常に低く,量販店の店員さんでさえ知らない方がけっこういらっしゃいます。

>らいでさん 投稿者:ipu  投稿日:10月18日(土)08時02分13秒

説明書には、ジャンプのところに書いてあるはずですよ。
セイコーさんの機種では、10年ぐらい前からある機能です。
広辞苑搭載のTR8000ぐらいからかな???

ズバッと解決!お見事です。 投稿者:らいで  投稿日:10月18日(土)00時48分32秒

ゆみげるさん、Sekky先生、早速のご回答ありがとうございます。

ご指摘の通りやってみますと、苦もなく調べられます。大袈裟ですが、感激しました!念のため今一度取扱説明書を読んでみたのですが、そんな便利な機能については言及がありません。愛機の購入時に貴重な情報を提供して頂いただけでなく、アフターサービス(?)まで懇切丁寧。メーカーも電気屋さんも真っ青です。ゆみげるさん、Sekky先生、今回は本当にありがとうございました。

SR-M6000について(訂正版) 投稿者:ぺぺ  投稿日:10月17日(金)19時56分37秒

メーカーから発売日変更のお知らせが私の元に届きました。以下その内容です。

> さて、先日にご連絡のSR−M6000の発売日ですが、
> 先のご案内の内容が変更になり、再度連絡をさせて頂きます。
> 弊社製品のSR−M6000は、10月20日(月)より順次発売の
> 予定と変更になっております。

混乱させるような真似をしでかして申し訳なく思っております。ただ、恐らくこれ以上の変更はないことでしょう。

以上、取り急ぎ連絡まで。

>らいでさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月17日(金)09時19分56秒

>正しい読みが分からない漢字を簡単に調べる方法はないものでしょうか。特に「緑青」の
>ような簡単な漢字の組み合わせのものなど、「変換が出来るパソコンでならすぐ分かるの
>に」とイライラしてしまいます。ちなみに我が愛機はSR-T6500(広辞苑と漢字源があり
>ます)です。

ゆみげるさんがおっしゃるような漢字源で調べるのがもっとも一般的な方法だと思いますが,これで解決しない場合(調べたい単語が漢字源の熟語に載っていない場合)もあります。「魚河岸」とか「稚鰤」のような慣用読みの語や固有名詞なんかがそうですが,このような場合は漢字源から広辞苑へのジャンプ(いわゆる広辞苑の見出し語全文字検索)が使えます。たとえば,「稚鰤」の読みを調べたいときは,「稚」か「鰤」のどちらかの文字を漢字源で検索(読みが分からなければ部品読み検索などを使って)し,ジャンプ(親字が反転)→決定で,その漢字が含まれる見出し語(語頭に限らず)を広辞苑の全見出し語から抽出してくれます。この機能は,漢字源搭載機でもセイコーの機種にしかついていません(逆に,ソニーの機種は,漢字源搭載でなくてもこの機能が使えます)。

#「読めない*漢字*の読み方を調べる」のなら,冊子体の漢和辞典でもできますが,「読めない*単語*(漢和辞典の熟語にも載っていない)の読み方を調べる」ことは,今まではできませんでした。冊子体の国語辞典(電子辞書でもそうですが)は,英和辞典などと違い,調べたい単語の読み方が分かっていることが前提ですので,外国人の日本語学習者は,新聞などを読むときはまず読めない漢字を辞書で調べて読みがなをつけるという作業が必要でした。しかし,慣用的な読み方をする語は読みがなをつけても国語辞典ではうまく調べられないので,彼らは相当な苦労をしていたと思います。

セイコー,ソニーの機種の,漢和辞典からの国語辞典の見出し語全文字検索は「読めない単語でも意味が調べられるようになった」という点で,電子辞書の歴史はおろか,日本語の辞書の歴史の中でもエポックメイキングな出来事だと思いますが,(現場の日本語教師の方々でも)意外と知られていません。外国人学習者はもちろん,日本人でも非常に役立つ機能なのですから,メーカーさんももっとPRしてもいいのに,と思いますが(^^;;

>らいでさん 投稿者:ゆみげる  投稿日:10月17日(金)08時55分19秒

>正しい読みが分からない漢字を簡単に調べる方法はないものでしょうか。特に「緑青」の>ような簡単な漢字の組み合わせのものなど、「変換が出来るパソコンでならすぐ分かるの>に」とイライラしてしまいます。

SR-9200の漢字源では、「緑」という字を(音訓読みでも何でも)呼び出して、熟語キー(成句・熟語キー)を押すと「緑青ロクショウ」もすぐ出てきますが、これでもまどろっこしいですか。私の場合この方法で探せなかった言葉は今までないのですが、、、。

漢字の読みの調べ方 投稿者:らいで  投稿日:10月17日(金)01時55分11秒

初めて書き込みます。Sekky先生、みなさまよろしくお願いします。

正しい読みが分からない漢字を簡単に調べる方法はないものでしょうか。特に「緑青」のような簡単な漢字の組み合わせのものなど、「変換が出来るパソコンでならすぐ分かるのに」とイライラ
してしまいます。ちなみに我が愛機はSR-T6500(広辞苑と漢字源があります)です。


>ぺぺさん 投稿者:いね  投稿日:10月17日(金)01時07分01秒

情報ありがとうございます。

>弊社製品のSR−M6000は、10月23日(木)より
>順次発売の予定です。

現物を見たら即買おうかと思っているのですが・・・。もはや予告の「10月中旬発売」とは言えなくなったようですね。
yodobashi.comを見に行ったら一旦出ていた「10月15日発売」の文字は消えていました。

>熱心党さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月16日(木)12時39分31秒


>英語力向上に関しては、「多読」で一世風靡された酒本先生曰く、「辞書は絶対に引くな。
>ただどんどん読め。」との声も聞こえてきますが。

私個人としては,たとえ多読とは言え,辞書を引くかどうかは学習者個人で決めればいいと思います(無責任ですが(^^;;) 一般には多読で辞書を引いていると読解のスピードが落ちるので,引かないで読み通すべきだといわれていますが,それは今までに(受験勉強等で)ある程度精読力を身につけ,辞書を引いてじっくり時間をかければどんな英文もそこそこ読める人が,もっと読解のスピードを上げるために多読をするケースを想定している気もします。最近は語彙力,構文解析が弱いまま大学に入り,多読中心の授業を受ける学生が増えていますので,辞書なしでは(多読の際に重要な)全体の流れを推測して読み進むということすらできないケースも多いです。趣味としての英語学習でなく,実務等で英語を使う場合,「推測」が命取りになるケースもありますしね。

私の場合,分からない単語を辞書で引くかどうかよりも,読んでいて分からない単語がどれであるかを学習者が記憶に留めておいて,あとでその単語の意味を調べて自分のものにするということが重要であると思いますので,辞書を引かずに読む場合も,未知語に遭遇したら電子辞書で検索操作をして(訳語を見ないで)おくといいと言っています。そうすれば未知語が履歴に残りますので,読み終えてから単語を調べ,語彙力を増強することができます(どうしても見てしまうということでしたら,コントラストをわざと濃く(薄く)しておくとか(笑)。

>何か「ユーザーの電子辞書活用スキルアップ・キャンペーン」など催して、アイディアに
>応じてメーカーが商品を出す等どうでしょうね。

メーカーさんもユーザの動向には注目されているようで,今後はユーザ参加型の企画もあると面白そうです。ロッ×リアが,新しいシェイクの味をいくつかあげて人気投票し,最多得票数を得た味のものを製品化するという企画をしましたが,電子辞書でもこういうことはできないでしょうか。コンテンツがらみのものは出版社側も関わってくるので無理にしても,ハードウェアに関してまだ実現されていない(が,技術的には十分実現可能な)機能をいくつかあげ,それをユーザ投票してもっとも得票の多かったものを次期機種に搭載するとか。性質上,テクニカルになりますので,シェイクの味のように一般受けはしないでしょうが…。おそらく,こういうことをすると少なからずメーカーさんの手の内を明かす(未実現の機能の選択肢をあげることで,そのメーカーさんの構想がある程度分かってしまう?)ことになるので,やりにくいのかと思いますが。

人名の訂正 投稿者:熱心党  投稿日:10月16日(木)10時31分41秒

「多読」で一世風靡されたのは、酒本先生ではなく、
酒井邦秀先生(SSS英語学習法研究会)でした。
大変失礼致しました。

>熱心党さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月16日(木)10時09分19秒

>Sekkyさん、日本人の英語力アップと電子辞書の相関関係について、あくまでも電子辞書
>は冊子体辞書の延長線上にありハイテク英語学習機ではないということ、その通りでした。
>ついつい新機種が続々と現れると、過大な期待を掛けたくなってしまっていけません。
>(メーカー側としては、新機種の売り上げアップにこのような誤解は大歓迎かも知れま
>せんが。)

もちろん,電子辞書に英語学習を支援する要素を載せるべきではないということではなく,むしろそういう要素は今後必須になってくるでしょうが,そのために,基本機能である「辞書を引く」という点の快適さが犠牲になってしまうのは問題だと思います。XD-CPシリーズはコンテンツ追加型電子辞書という面に加え,英語学習機的な要素もあり,スペックとしては先進的なのですが,英語学習機としてのスペックを盛り込んだために,電子辞書としての使いやすさが少なからず犠牲になっています。CPシリーズの場合,音声教材の再生機能があるので,事実上は電子辞書+MP3プレーヤですから,筐体も大きく,重くなってしまいました。しかも,レジュームがきかないとか,電源オンですぐ検索できないなど,電子ブックプレーヤーのマイナス面がそのまま現れています。一方,シャープさんのPW-Aシリーズはコンテンツ追加という一点に焦点を絞り,英語学習機的な要素はカットしてあるので,従来のPWシリーズよりも薄型化に成功し,操作性も(コンテンツカードがからんでこない場合は)従来機と同等の快適さを維持しています。PW-Aシリーズは,カードがらみの処理の遅さに関してはお世辞にもほめられた機種ではないと思いますが,文房具としての電子辞書の快適さをそのままに機能拡張したという点では,昔からのPDAでのノウハウが蓄積されているシャープさんのこだわりがあるのかもしれません。

SR-M6000につきまして 投稿者:ぺぺ  投稿日:10月16日(木)09時53分57秒

初書き込みですが、参考までに意見を差し上げたいと思います。私もSR-M6000を購入希望の一人ですので。メーカーに直接問い合わせると、以下のような回答が帰ってきました。

>弊社製品のSR−M6000は、10月23日(木)より順次発売の予定です。
>但し、個々の販売店様の事情やその地域の物流事情などにより後日になる場合もございますのでご了承の程お願い致します。

とのことです。10月20日販売というサイトもあるようですが、確実に手に出来るのは23日以降と考えた方がよろしいのかもしれません。

>いねさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月16日(木)09時38分43秒

>yodobashi.comによると、SR-M6000は「販売開始は 2003/10/15 です」となっています。
>合わせて「お取り寄せ」ともなっていますが・・・。

サイトに記載の販売開始日直後なのに「お取り寄せ」になっているということは,まだ製品が入荷していないのではないでしょうか? 注文は受け付けて,入荷次第発送ということかもしれませんね。いずれにしても,間もなく出ることは確実だと思います。今週末ぐらいでしょうか…?

>THEEDさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月16日(木)09時35分12秒

>ところで(話は変わりますが)私は一度もG大を見たことがないのですが(汗)、G3より
>解説は詳しいのでしょうか?(@д@)
>セイコーさんのサイトで↓のページを発見したのですが、見れば見るほど分からなくなり
>ます

G大は基本的にはG3の増補版のような位置づけですが,単にG3に出ていない単語を大幅に増やしただけでなく,G3に載っている語もかなり変わっています。用例を増やしたり,専門分野としての語義を増やしたりといったようなことに加え,G2まではあってG3で割愛された動作動詞,状態動詞の区別や話者の態度を表すラベル(「ほめて」「けなして」など)が増えています。2002年10月28日(月)19時10分50秒のログもあわせてごらんください。

>みかん畑さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月16日(木)09時26分22秒

>私は1年間イギリスに語学留学(語学学校で勉強)しようと思っています。
>英語には全く自信がいのですが、英語重視の一般と専門だとやはり一般の方がいいので
>しょうか?
>いずれは洋書なども読んでみたいと思っています。

語学留学でしたら,必ずしも(「専門」モデルにある)リーダーズ等の大規模英和は必要ないと思います。英英辞書と例文検索がついている機種なら大丈夫です。SR-M4000やXD-R820は持ち運びにも便利なので最適かもしれません。予算に余裕があれば,PW-A8700や今度出るSR-M5000のような大規模英和の入った機種を買っておけば,難しめの洋書などにも対応できると思います。

>キャノンのIDF-4500、4600は、映画翻訳家の戸田奈津子さんが広告に出ていたりして
>いたので、単純に、これらがいいのかなぁっと思って購入しようか悩んでいました。

キヤノンさんの機種は操作性の良さには定評がありますが,新製品の投入サイクルが他社よりも開いているので,例文検索が入っていないことや,液晶解像度が他機種よりも低いなど,最近では難点もあります。

ユーザーの辞書引きスキルアップ・コンペティション 投稿者:熱心党  投稿日:10月16日(木)00時10分34秒

Sekkyさん、かがいもさん、ご返答感謝致します。

Sekkyさん、日本人の英語力アップと電子辞書の相関関係について、あくまでも電子辞書は冊子体辞書の延長線上にありハイテク英語学習機ではないということ、その通りでした。
ついつい新機種が続々と現れると、過大な期待を掛けたくなってしまっていけません。
(メーカー側としては、新機種の売り上げアップにこのような誤解は大歓迎かも知れませんが。)

電子辞書ユーザーのスキルアップに関して、Sekkyさんがシンポジウムでも触れられたのですね。
「電子辞書活用スキルアップ」のために、様々な体験談を集め、公開分析し、個々人の英語力や好みに合わせて英語力向上のために貢献できる機関が必要であるということなのでしょうか。

英語力向上に関しては、「多読」で一世風靡された酒本先生曰く、「辞書は絶対に引くな。ただどんどん読め。」との声も聞こえてきますが。
(もっとも、ある程度の英語力が付いてからは引いても良いそうですが。)
個人的には、ペーパーバックなどを読む時に冊子体の辞書も開くなど、電子辞書に慣れてからは到底考えられず、私にとってこの文明の利器は本当に有り難いと思っています。
「多読」と「電子辞書」のお陰でかなり英語力がアップしたと思います。

何か「ユーザーの電子辞書活用スキルアップ・キャンペーン」など催して、アイディアに応じてメーカーが商品を出す等どうでしょうね。

それから、かがいもさんがおっしゃっていらした「ローマ字入力による弊害」も考慮する余地が大いに有りそうです。(古語でなく英語でも)
公立の小学校では、確か4年生でローマ字を習い、中学でようやく英語の授業が始まるわけですから。