電子辞書掲示板過去ログ
(2002年11月後半)

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XD-R9000 投稿者:まゆっち  投稿日:11月30日(土)23時21分50秒

今日、XD-R9000を買ってきました!フロリスの方を買ったのですが、パールが入っててキレイです。(^^)
今日、早速、英会話学校で使いました。今まで辞書を一生懸命引いていたので単語を入れるだけですぐに意味が引ける電子辞書の便利さをしみじみ感じました。(^^)
電子辞書を買った&使うのは初めてなので、使いこなすまでには時間がかかると思いますが、つぎ込んだお金を無駄にしないように早く慣れて、使いこなせるようになりたいです!(^^)ホント、こちらのサイトには大変お世話になりました。m(__)mSekkyさん、これからも頑張って下さいね。p(^-^)q

こちらの掲示板を見ていて英語に凄く興味が湧いてきました。特に今、気になっているのは「Practical English Usage」です。翻訳された「オックスフォード実例現代英語用法辞典 」が図書館にあったので借りようと思ったのですが、貸し出し禁止だったのでその場で少し読んできました。(図書館に行ったのは10年振りくらい/笑)読んでたら欲しくなってきちゃいました。私の英語力は、ペラペラじゃないけど、一人で海外旅行に行っても何とかなる、という程度です。が、英語に自信はない方なので翻訳の方を買おうかと検討中です。ペーパーバックの方も本屋にあれば中を読んでみたいのですが、店頭にはなく、取り寄せしかないみたいですね…お金に余裕があれば両方買って、読み比べてみたいものです。翻訳の方をかうつもりでいても、¥5200という値段を見ると、迷っちゃいますね。(^^;

スミマセン 投稿者:Rabbit  投稿日:11月30日(土)18時13分22秒

Sekkyさん、COBUILD CD-ROMインストールできました。昨日トライした時上手く行かなかったのは、パソコンの調子のせいだったようで、今日はちゃんとできました。お騒がせしてスミマセン。使い方はまだ良くわかりませんが、いろいろ試してみることにします。

T6500の方は、すっかり愛用しています。電子辞書の購入は初めてだったのですが、使用説明書を見なくても操作できる本当に良く出来た辞書なので、これを選んで大正解でした。Sekkyさんのアドバイスとこのサイトの情報量のおかげです。今はついでにT5000も買いたくなって困っています(笑)。ただ、パソコンになれているせいか、内容さえ充実していれば、大きさはもう少し大きくても構わない、むしろその方が見やすさ、操作性の点で良いのではないかという感じはしています。

COBUILDのCD-ROM 投稿者:Rabbit  投稿日:11月30日(土)17時31分55秒

Sekkyさん、こんにちは、Rabbitです。
実はCOBUILDのCD-ROMを購入したのですが、使用法についての説明がついていないので困っています。パソコンのハードにインストールしてCD-ROMなしで使用したいのですが、どのようにすればよいのか教えていただけますか?(過去ログの中に参考になるものがあるのではないかと思って探したのですが、探し方が悪いのか、見つかりませんでした・・・。)よろしくお願いします。

Pacificaを買ってみます 投稿者:ヤンヤン  投稿日:11月30日(土)09時28分51秒

Sekkyさん、色々と親切なレスを下さり、どうもありがとうございました。たぶん10 Talkの新機種がPacificaなのでしょうね。単語数が多くてデザインもすっきりしているので、とりあえずこちらを注文してみようと思います。届いたらまたこちらに報告させていただきます。
取り急ぎ、お礼まで!

ありがとうございます 投稿者:mina  投稿日:11月30日(土)06時50分57秒

たどたどしい私の書き込みに丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございます。

修士論文は日本語でいいのですが、アブストラクトだけは英語のものも必要です。

英語オンリーのものを書くことはないのですが、日本語で書いた物を英語にしなくてはいけないことがよくあります。英語の文献を読まなくてはいけないことは、今のところまださしてありません。

後々は、論文自体を英語で書けるようになりたいという野望はありますが、卒業してからのことになるのではと思っています。

操作性について、早速お店で見てきたのですがもともとパソコンのハードユーザーなのでフルキーボードの使いやすさは抜群でした。(T6500で試してみました)外人の先生と話をしていて、今の単語なんだったんだろうという時が多々あるのですが、そういうときに適当にローマ字で打ったらそれに近い正しい単語が出てくる機能は正に夢のような機能だと思いました。(↑スペルチェックの機能のことです)

Activatorは私の実力では宝の持ち腐れ状態になりそうです。解らない単語を調べて、もっと難しい単語がいっぱいの英文が出てくることの繰り返しになってしまいそうです。それでもいつかは使いこなせる日が来るのなら、価値のあることはわかりました。いかんせん、あのキーはパソコンユーザーには打ちにくさが感じられて仕方ありません。

なにぶん初めて使う電子辞書なので、使いにくくて使わずじまいなどいうことは避けたいとなるとT5000が欲しくなってしまいましたが、お察しの通り、M2ですので悠長なことを言っていられないのも事実です。

発売日だけはどうしようもないですよね。お手上げ状態です。。。。

>minaさん 投稿者:Sekky&管理者  投稿日:11月29日(金)21時10分28秒

>修士論文のアブストラクトを書くのに足りていて、
>英語力が非常に低い私でも使うことのできる、電子辞書初心者の私は、
>SR−T500、XD-R9000、SR-8000、SR-9700、XD-R8100など、
>どれも使えそうな無理そうな気がして決めかねてしまいます。

修論で英語を書くというのは,アブストラクトだけですか? あるいは本文も英語で書くとか? 英語に自信がないということでしたら,ジーニアスのような学習英和辞典が入っている機種がいいですね。そうするとSR-T6500は外れます。その一方で,先行研究を読む際に英語論文を読む必要もあるでしょうから,語数の多い英和辞典もあったほうがいいです。そうなると,リーダーズ搭載機が候補になります。あるいは,そこまで語数が多くなくても,SR-T5000に搭載のジーニアス英和大辞典でもいいかもしれません。また,英語を書く機会が多いのなら,本格的な類語辞典と英英,英和の例文検索が入っていた方がいいと思います。

これらのことを考えると,SR-T5000, XD-R9000から選ぶといいのではないでしょうか。R9000は英語関係の辞書が豊富に入っていますし,Activatorという学習者向けの類語辞典が入っているので,英語を書くときは便利ですが,Activatorは英単語のニュアンスの違いを英語で細かく説明しているので,ある程度英語を読みこなせる必要があります。将来的に英語に関わる可能性が大きいなら,XD-R9000を買っておけば(細かな操作性はともかく)不自由はないと思います。一方,SR-T5000はフルキーボードや単語帳,プレビューなど,辞書のコンテンツを誰でも役立つ重要なものに厳選したかわりに,使い勝手をとことん追求した機種です。たとえば,例文検索にしてもR9000は辞書ごとにしか見られません(だから英英と英和の例文をいっぺんに見られない)が,T5000なら英英と英和,英会話集のすべての例文を検索できます。もっとも,T5000は来年初頭に発売なので,今minaさんがM2ならちょっと間に合わないかな…。

↓続き 投稿者:Sekky&管理者  投稿日:11月29日(金)20時49分09秒

>Cリーダーズってそんなにいいの?

リーダーズは,「辞書がユーザを選ぶ」タイプの辞書だと思います。言いかえれば,決して万人向けの辞書ではなく,自分の用途やレベルに合っている人(翻訳者など)なら「リーダーズはいい」というでしょうし,受験生などのように,語数が多い辞書ということだけで買った人は「何でこれがいい辞書なのか分からない」と思うのではないでしょうか。

リーダーズは,翻訳者や実務で英語を使っている人には評価が非常に高いですが,大きな理由は,大辞典並の語数と訳語が載っている辞書が,通常の学習辞典と同じようなサイズで使える,ということかもしれません。スピードが要求されるこれらの仕事では,大辞典を棚から「よっこらしょ」と出して引いている余裕がないのがふつうです。よほどの難問ならともかく,日常的には片手で引けるぐらいのサイズで語数の多い辞書が必要なのに,リーダーズが出た頃(18年ぐらい前)は20万語をこえる携帯辞書は出ていなかったので,プロの人たちが飛びついたのでしょう。あと,サイズもそうですが,値段が大辞典に比べてはるかに安い(大辞典の半額)というのも大きいのかも。翻訳の養成学校へ通う学生は,経済的にも厳しい中で,勉強道具に加え,今後商売道具にもなる辞書だけは惜しまず(惜しめず?)買う必要があるのでしょうが,10000数千円もする大辞典は普通の人には手が出ないでしょうからね。

>とりたてて僕にとって大英和で問題がないなら、
>SR-T5000を買おうと思っています。

英検1級にTOEIC900点でしたら,SR-T6500のような専門機でも全く問題なく使えると思いますので,5000を買うのでしたら,思い切って6500にしてはいかがでしょう? たしかに学習英和辞典はありませんが,COBUILDが非常によくできた学習英英ですので,学習用にはCOBUILD,読解用にはリーダーズ+リープラという使い分けができるのでは? とくに留学を視野に入れておられるということでしたら(これだけの英語力がおありだということは,長期的にはマスターやPh.Dコースあたりまで視野に入れていらっしゃるのですよね?),英語を読むことに比べ,書く機会が多いと思いますので,生例文の多い英英辞典(と例文検索)は必要だと思います。XD-R9000のアクティベータも英語を書く際には便利だと思いますが,kubotaさんのレベルではちょっと収録語数が少なく,物足りないかもしれません。1級は相当多くの難語を知っているだけでなく,英語らしい文章を書くことも要求されますので,むしろ学習英英の中ではもっとも上級レベルのものであるCOBUILDを使ってみてはいかがでしょう?

>このサイトは本当に素敵なサイトで、読んでいるだけでも買い物してる気分で楽しいですね。
>ファンになってしまいました。

ありがとうございます(^^) 拙サイトは特定メーカーさんのファンクラブではないので,良い面も,悪い面も露骨にあげているため,賛否両論あるかもしれませんが,電子辞書を選ぶ際に各メーカーさんの公式サイトとは違った視点からの情報提供,交換ができればと思っています。

#おかげさまで拙掲示板も20万ヒットをこえることができましたが,貴重なお時間とお金を使ってアクセスしてくださった真摯なユーザの皆さんやメーカーさんが,電子辞書や辞書一般の情報を収集する際の少しでもお役に立てれば,と願い,私自身も今まで以上に勉強,研究を重ねてまいります。今後とも,よろしくご指導のほどお願いいたします>みなさま

>kubotaさん 投稿者:Sekky&管理者  投稿日:11月29日(金)20時19分24秒

>CANONさんの使い勝手がすばらしいですね。デザインもいいし。
>IDF-4100に20万語クラスの辞書とシソーラスが載ってれば、
>即それを買うのですが…。

最近はキヤノンさんに追いつき追い越せのような感じで,シャープさんとセイコーさんが追い上げてきていますね。今では,どのメーカーさんの機種でも,操作性に致命的な問題点はほとんどなくなってきています(もちろん,致命的でない点ではまだまだメーカー間で差がありますが)ので,コンテンツを重視して選ぶのが一番ではないでしょうか。キヤノンさんの機種は,大画面液晶があたりまえになった今では,筐体寸法の割に画面解像度がかなり低いというのが難点です。

G大についてですが,

>@ジーニアス大英和には、グランドコンサイスのような語源表記があるのか?

はい,むしろ初出年(その単語が初めて文献に現れた年代)が示してあったりして,GCよりも詳しく,しかも極力略語を使わずにわかりやすく書かれています。大辞典の語源記述の中ではもっとも万人向けだと思います。ただし,(今出張中なので現物が手元にないので何とも言えませんが)G大は全単語に語源がなかったような…(重要語のみ)。

>A同じような収録語集の辞書である大英和とリーダーズの違いは何か?

これは鋭いところです。G大は,後述のように大辞典の中ではちょっと異色のものなので分けて考えるとしても,たとえば研究社の大英和やランダムとリーダーズはどこが違うか,といわれても,大きな差はない,としか言えないです。細かな点で言うと,大英和はスペースに余裕があるので,リーダーズよりも語源記述が非常に詳しいです。とくに研究社の大辞典は語源学の権威が監修していることもあり,その内容も,詳しさも定評があります。あと,用例も(学習辞典やG大には及びませんが)リーダーズよりは多めです。

あと,同じ20数万語といっても,収録語の選び方がちょっと違います。リーダーズは,語数は多いですが,メインの読者は一般の人(英語学,英文学の研究者というよりは,実務で英語を使っている人)を対象にしているので,現代英語を基準に収録しています。ですから,たとえシェイクスピアの戯曲で使われた語でも,現代英語ではほとんど用いられない語は載っていません(これはランダムの大英和も同じです)。しかし,研究社の大英和は,おもに学術的な用途で使われることを主眼においています。ですから,この前改訂された第6版でも,シェイクスピアや聖書,チョーサーといった古典的な文脈で出てくる語も収録されています。また,用例も,現代英語だけでなく,文学作品からのものも多くなっています。そのため,同じ大英和でも,英文学者は研究社のほうを好み,語法や時事英語などの研究者はランダムを好む,というような傾向があるようです。

>Bジーニアス大英和のデメリットは何か?

G大は,基本語に関しては学習英和のジーニアス英和辞典をしのぐほどの詳しさですから,スペースの制約もあり,収録語数が若干他の大英和やリーダーズよりも少なくなっています。あと,リーダーズが訳語重視であるのに比べ,G大は語法記述等にかなりページが割かれていますので,翻訳者のように,英語を「読む」ことに特化した仕事をしている人には向かないかもしれません(翻訳の際には直接必要のない発信向けの情報が多いので,訳語をざっと眺める際にじゃまになりますし,訳語自体リーダーズに比べればバリエーションに乏しいです)。

>かおりんさん 投稿者:Sekky&管理者  投稿日:11月29日(金)19時40分36秒

>ソニーのDD-IC500Sの各国語辞書のような機能も私にとっては捨てがたい魅力で、特にヨー
>ロッパ方面に行くことも多いので、いいかなとも思えるのですが、この機能に関してはどう
>でしょうか。

この各国語辞書は,ちょっと前にうららさんがお話し下さったように,他のコンテンツと違って単語で引くことができず,場面別にメニューツリーをたどって引く必要があります。語数も少ないですから,むしろ市販の冊子体の旅行会話集のほうが使いやすいかもしれません。もちろん,ないよりはあったほうがいいのは明らかですから,ちょっとした観光旅行にはいいかもしれません。

かおりんさんの用途でしたら,(予算に余裕があればですが)大画面液晶のSR-T6500やXD-R9000をメインマシンにして,IC500Sをサブ機にすれば最強の環境になると思います。机上でお仕事をする際には大型機を使い,移動中などにちょこちょこと調べるときはIC500Sを使うような感じです。

>ヤンヤンさん 投稿者:Sekky&管理者  投稿日:11月29日(金)19時31分20秒

>それで、10 TalkとPacifica Talkの違いがよくわからないのですが、
>単語数はあまり変わらなくて、どちらも発音はしてくれるんですよね?

Pacifica Talkは出たばかりなので私もよくわかりませんが,カタログによると収録語数が大幅に違うようです。Lingo 10 Talkは収録単語60000語,1200句,Pacifica Talkは収録単語200000語,23000句です。この数値は,収録の10カ国語の合計だと思いますので,実際はこの10分の1になります。

>それから、漢字やひらがなも表記されるのでしょうか。

Talk 10では漢字仮名交じりで出ます。ただ,時々(拗音など)おかしな表示になることがあります。Pacifica 10もカタログの写真を見る限りでは漢字仮名交じりで表示されるようです。

リーダーズとグランドコンサイスとジーニアス大英和 投稿者:kubota  投稿日:11月29日(金)18時59分44秒

はじめまして。
昨日、英検一級の合格通知が来て、今月受けたTOEICも900点を超た感じなので、次のステップに進むべく、電子辞書の購入を計画しています。今までは資格試験用の参考書や単語集などが中心の学習方法でしたが、そろそろ辞書を中心の学習に切り替える必要を感じてきたからです。

僕はプロとして翻訳家を目指しているわけではありませんが、語学関係の資格取得と、北米留学は視野にいれていて、長く使える収録語数の多い電子辞書が選びたいのです。

いろいろ記事を読みながら検討しているんですが、やっぱり実際触ってもみましたけど、CANONさんの使い勝手がすばらしいですね。デザインもいいし。IDF-4100に20万語クラスの辞書とシソーラスが載ってれば、即それを買うのですが…。(歯ブラシも「電動・毛先が球山切りビヨンド」があればいいのに…)

そこで質問なのですが、リーダーズとグランドコンサイスとジーニアス大英和の違いを、もう少し詳しく教えていただきたいのですが。近くの本屋さんで冊子体の辞書を見比べてみましたが、ジーニアス大英和だけは僕の家の近所には置いていなくて比べられませんでした。

特に聞きたいのは、
@ジーニアス大英和には、グランドコンサイスのような語源表記があるのか?
A同じような収録語集の辞書である大英和とリーダーズの違いは何か?
Bジーニアス大英和のデメリットは何か?
Cリーダーズってそんなにいいの?

とりたてて僕にとって大英和で問題がないなら、SR-T5000を買おうと思っています。よろしくお願いします。

このサイトは本当に素敵なサイトで、読んでいるだけでも買い物してる気分で楽しいですね。ファンになってしまいました。

はじめまして 投稿者:mina  投稿日:11月29日(金)14時53分55秒

電子辞書の購入を考え情報求めてサイトをさまよっていてたどりつきました。大変、詳しい情報が満載で勢い込んで読みまくってしまいました。ところが読めば読むほど、自分が何を買ったらいいのか、わからなくなってしまいまして直接掲示板でご相談させていただければと思い切って書き込ませていただきました。

私が電子辞書を買おうと思った動機は、修士論文を書くにあたってです。専攻はメディア表現研究という何といっていいか分からないものなのですが、コンピュータ用語なども使った論文になります。大学院生ですが、英語とは無縁に近く英語力も高校生から進歩なしな状態です。控えめに言っているのではなく、英検も受けたことがありません。そんな私に英語で修士論文のアブストラクトを書くという作業は無理難題なのですが、専門用語の出てくる論文を書くのにはいい英語辞書、今まで使ったことも見たこともない英英辞書もそろえる必要があると言われ、行き着いた先が電子辞書でした。

修士論文のアブストラクトを書くのに足りていて、英語力が非常に低い私でも使うことのできる、電子辞書初心者の私は、SR−T500、XD-R9000、SR-8000、SR-9700、XD-R8100など、どれも使えそうな無理そうな気がして決めかねてしまいます。

どうか、アドバイスをお願いいたします。

長文になってしまい、申し訳ありませんでした。

レスありがとうございました。 投稿者:かおりん  投稿日:11月29日(金)10時19分19秒

すばやいレスありがとうございました。初めて購入を考えているので、やはり書き込みしてみてよかったです。
確かにスペルチェック機能は重要ですね。価格的にはカシオでよいかなと思っていたのですが、ちょっと考えなおしてみます。通訳している時は時間が勝負。実際辞書なんか引いている暇なんかないのですが、ないと困る時もあるのですよね。
あまり急ぎはしないのですが、もう買おうと思ってから1年くらい迷っているのでいいかげん買いたいと思います。
そこでまたまた質問なのですが、ソニーのDD-IC500Sの各国語辞書のような機能も私にとっては捨てがたい魅力で、特にヨーロッパ方面に行くことも多いので、いいかなとも思えるのですが、この機能に関してはどうでしょうか。

Lingo 10 Talkについて 投稿者:ヤンヤン  投稿日:11月29日(金)09時13分29秒

たびたび恐れ入ります。こちらのサイトで色々参考にさせていただいていますが、中国語の辞書には123Languageの、Lingo 10 Talkが良さそうだなと思いました。(フランス語もある程度使っているので)それで、10 TalkとPacifica Talkの違いがよくわからないのですが、単語数はあまり変わらなくて、どちらも発音はしてくれるんですよね?それから、漢字やひらがなも表記されるのでしょうか。どなたかお持ちの方がいらしたら、使い勝手などを教えてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。

Longmanの学生向け文法書 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)20時28分01秒

電子辞書の話題ではないのですが,LongmanがLongman Student Grammar of Spoken and Written Englishという文法書を出しました。これは,親版のLongman Grammar of Spoken and Written English(ハードカバーで20000円ちょっとします)の縮約版で,上級レベルの学生や英語教員向けに,コンパクトにしたものです。親版は研究者向けですので,かなり細かいですが,Student Grammarは日常的な英語運用力で要求されるレベルの文法事項に絞ってあります(といっても,日本の受験文法書ぐらいの量はありますが)。

これの最大のウリは,全ての例文が実際の例(コーパス使用)だということです。日本の文法書にあるような,文法を説明するために作った例文は一つもないそうです。また,Spokenということばが入っていることからもわかるように,従来の文法書のように書き言葉に特化したものではなく,スポークンコーパスを利用して,話し言葉に関しても積極的に取り入れています。従来の学校文法とは切り口がちょっと違うところもあり,とまどうかもしれませんが,最新かつもっとも信頼性の高い文法書の一つとして,とくに現場の英語の先生(高校や予備校,英会話学校の文法コースなど)には是非お勧めしたいです。3000円ぐらいで買えます。

PW-S7000 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)20時01分32秒

↑もう出ていました。PW-6800(のような横長モデル)の後継機というよりは,PW-M670の上級バージョンと考えるとしっくりきます。筐体はM670を一回り大きくした感じです。ワイシャツの胸ポケットにぎりぎり入るか入らないかといったところでしょうか。

このサイズに大型機と同じ解像度の液晶画面を搭載しているのは驚異的ですが、そのかわり文字がかなり小さいです。9ドットフォントにすると視力検査をしているような感じです(^^) M670は9ドットで常用することも十分できますが,S7000はよほど視力がいい人でないと,ちょっと目が疲れそうです。もっとも,今までは大画面液晶を目当てに(家庭の医学などが必要ない人も)PW-9500を選択する人はいたと思いますが,9500/9600と同解像度の液晶で小型化されたわけですから,9600を使うユーザはある程度層が絞り込まれるのではないでしょうか。シャープさんもそれをみこして,9600のコンテンツを(主婦層向けに)ターゲットを絞ったものにしてきたのかもしれません。

キーボードは,薄型化の影響か,かなりタッチが堅くなりました。従来機と違い,メモ機能があるので長文を打つこともあると思いますが,これは指が疲れてしまうのでは,という感じです。これだけ薄くなったので,当然ストロークもかなり浅い(ストロークという言い方が妥当であるかどうかも怪しいぐらい)です。ゴムキーを使った小型電卓よりも浅いですね。しかし,クリック感が非常に強く,プチプチ感? があります。慣れれば意外と快適に思えるキーボードかもしれません。例えて言うなら,HP-200LXのキーボードのクリック感のような感じ(ストロークは200LXよりも浅いようですが)でしょうか。

なみさんがおっしゃっていたように,独立した数字キーがなくなったので,インクリメンタルサーチのリスト画面でダイレクトに候補が選べなくなりました。このあたりの仕様を見ても,PW-6800というよりはPW-M670を受け継いでいます。

添付メモ機能は意外と便利です。訳語画面で切替キーで添付メモ入力画面にして入力すると,入力日とあわせて記憶されます。ペーパーバックを読んでいて調べた語を,コンテクスト(ペーパーバック本文の抜粋など)を添付しておくと,後でふりかえるときに便利ですね。本文を入れなくても,メモの記憶操作だけで日付は自動的に記憶されるので,急いでいるときは記憶操作だけして,後で日付を頼りに本文を入れることもできます。もちろん,添付したメモだけを一覧することもできます。このあたりは,昔売っていたWiz(ザウルスの下位機のようなPDA)の操作系に近いです。

添付メモ以外にも,昔のザウルスのメモ機能のようにテンプレをもとに必要事項を入れる形のメモや,フリーメモも可能です。ただし,これらは外部のメディアとの連携が全くできないので,用途は限られるでしょう。会議中に議事録をS7000のメモ機能で書いても,パソコンに転送できませんので,結局後でWord等で一から打ち直すことになります。10年前ならともかく,ザウルスやPalmなど,携帯といった外部との連携を考慮したPDAが多く出ていますので,どれだけ利用価値があるのでしょうか。添付メモは,性質上電子辞書の中だけで完結しているでしょうし,長さも短いでしょうから,これでいいと思いますが。

#もしかしたら,このメモ機能は,今後IrDAやUSBのインターフェイスを実装し,外部とデータ交換ができる新機種へ搭載するための伏線というか,テストケースなのでしょうか? シャープさんはよくこういうことをやるような…。M670での9ドットフォントもそうですし,電子辞書とは関係ありませんが,10年ぐらい前の初代ザウルスにあったメールボックス機能なんかもそうかもしれません。これは,ザウルス同士を赤外線通信で向かい合わせ,メッセージを送受信する機能で,電子メールが一般的でなかった当時は斬新なコンセプトだったと思います。もっとも,せいぜい1メートル以内ぐらいでしかやりとりができないので,仕事中に目の前に座っている人と内緒話をするという程度しか使い道はなかったと思いますが,ちゃんとe-mailのように相手先を指定して送信したり,Ccなんかもできるようになっていたはずです。これが,メール送受信機能をいち早く搭載した以降のザウルスの布石になっていたのかも。

>かおりんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)18時11分13秒

>予算面でもカシオのXD-R9000に決まりそうなのですが、こちらの機種、キータッチ、使い
>勝手等はどうでしょうか。他の候補はSonyのDD-IC500SとセイコーのSR-T6500です。

翻訳をされているのでしたら、リーダーズ&リープラは(現段階では)デファクトスタンダードと言ってもいいと思います。また、道具として頻繁に使うでしょうから、小型機は操作性の面で候補からはずれると思います。そうなると、XD-R9000かSR-T6500かですね。最終的な決め手はキーボードでしょうか。私個人としてはフルキーボードのほうが使いやすいのですが、これは賛否両論あるようで、どのみちパソコンのキーボードのような大きさではないのだから、むしろキーとキーの間隔があいている通常キーボードの方がいいという人もいます。R9000とT6500の操作性(特にキーボード)を実機で比較してみてください。beautifulのような長い単語を打ってみるといいと思います。

あと、カタログではわかりにくいですが、T6500は単語を入れてスペルキーを押すだけでスペルチェックがかかり、ミスタイプやスペル間違いを直してくれます。しかし、R9000は事前にスペルチェックの欄に単語を入れないとスペルチェックをしてくれません。同通の場合、もし仕事中に辞書を引くのであれば、かなりスピーディーに引ける必要がありますので、スペルミスの時の操作性も重要になります。フルキーボードがかおりんさんにとってしっくりくればT6500のほうがいいかもしれません。

>現在は会社のデータディスクマンを使用しています。こちらは自由に使えるのですが、
>個人のものが欲しいのと、この機種ふるいせいもあるのかとても表示に時間がかかるのです。

データディスクマンはCD-ROMドライブのようなものなので、IC辞書に比べれば遅いですね。

>せっかちで近眼な私はできればクイックでかつ見やすい画面とわがままなのですが、
>自分でお試しに行く時間もないので、ご存知の方いらっしゃいましたらどうかご教示
>ください。

処理速度はT6500もR9000も大差ないと思います。T6500ではキー入力の反応が若干もたつきますが、そのかわりプレビュー機能があるので、訳キーを押さなくても訳語の一部分が見られます。R9000はキー入力は機敏ですが、訳キーを押さないと訳が見られません。

かおりんさんの場合お仕事で電子辞書を使うわけですから、カタログや拙サイトのレビューでは分からない、実際に手で触ったときの感覚が重要になると思います。キータッチ等を言葉では表現し切れませんので、できれば実機を比較してみることをおすすめします。時間がかかるかもしれませんが、そのコストは、購入後、1年、2年と使う間に快適さの違いとなって戻ってくると思います(^^)

参考にさせていただいています。 投稿者:かおりん  投稿日:11月28日(木)15時14分12秒

こんにちは。はじめて投稿いたします。
過去ログ見させていただいて、今回の購入の参考にさせていただいています。私は仕事で翻訳をしていて、現在同時通訳の勉強をしています。過去のアドバイス等を参考にすると、予算面でもカシオのXD-R9000に決まりそうなのですが、こちらの機種、キータッチ、使い勝手等はどうでしょうか。他の候補はSonyのDD-IC500SとセイコーのSR-T6500です。
現在は会社のデータディスクマンを使用しています。こちらは自由に使えるのですが、個人のものが欲しいのと、この機種ふるいせいもあるのかとても表示に時間がかかるのです。
せっかちで近眼な私はできればクイックでかつ見やすい画面とわがままなのですが、自分でお試しに行く時間もないので、ご存知の方いらっしゃいましたらどうかご教示ください。

ありがとうございました 投稿者:progressive fan  投稿日:11月28日(木)10時40分21秒

私の拙い説明にも関わらず,的確に理解していただき、しかも納得いくアドバイス本当にありがとうございました。和英は同じだったんですね。さっそく、XD-R9000買いに走ります。
ありがとうございました!

>昼行灯さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)08時49分54秒

>Green and WhiteというHPでは発売日順に辞書、電子辞書、辞書CD-ROM等が紹介され
>(その他ここには書ききれないほどの情報がつまっています)

Otoさんのこのページは最新情報が早いので,冊子体辞書など,電子辞書以外の情報収集で,私もいつもお世話になっています。個人サイトだそうなのでびっくりです。関連するサイトを自動でクロールするようにでもなっているのでしょうか。人力でこれだけの情報を更新するのは個人ではとてもできないと思います。

>kyottanさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)08時41分16秒

>主人が使うということなので、私用にもう一機欲しいと思っています。Sekkyさんがお勧め
>下さったもう一つの候補、カシオのXD-R9000ですが、アクティベータの使い勝手が今ひと
>つ、ということですね。だからといって主人と同じSR-T6500をもう一機買うのは馬鹿馬鹿
>しいでしょうか?冊子体のアクティベータを買うくらいなら使い勝手が多少悪くても
>XD-R9000を買った方がよいでしょうか?Sekkyさんのご意見を是非是非お聞かせ下さい!

さすがに家族で同機種を2台というのはもったいないと思います(^^) Kyottanさんの場合,現地で語学学校等へ通うということでしたら,SR-T5000やXD-R9000のように学習辞書の多く入った機種がいいのではないでしょうか? ペーパーバックを多くお読みになるのでしたら,リーダーズ+プラス収録のR9000がベストですね。Activatorは語学学校のプロジェクトワークなどで英語を書くときは便利です。一方,T5000でしたら筐体や操作性が共通しているので,ご主人のT6500ととっかえひっかえ使ってもあまり違和感がありません。

英和辞書等の発売日を知るのに便利なHP 投稿者:昼行灯  投稿日:11月28日(木)08時34分10秒

Sekkyさん:
 皆さんとのやりとりをいつも楽しく拝見させていただいています。さて、すでに皆さんご存知の有名なHPなのかもしれませんが、Green and WhiteというHPでは発売日順に辞書、電子辞書、辞書CD-ROM等が紹介され(その他ここには書ききれないほどの情報がつまっています)、それが日々自動的に更新されています(ページの左側がこれまでに発売されたもの、右側がこれから発売されるもの)。新製品のチェックには便利です。

http://homepage2.nifty.com/oto3/index1.html


>dictianさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)08時19分44秒

>とにかく薄いですね。極端に薄くしたので、キーが押しにくいです。
>大きさも手のひらからはみ出して、片手でしっかり本体を抑えることが
>できず、どうしても両手でタイプすることになるので、従来の小型機と
>まったく同じ使い方は期待できません。やはりビジネスマンのワイシャツ
>のポケットに美しく収まることが最大のメリットだと感じました。

考えてみれば,ワイシャツのポケットに入って,広辞苑+英英を搭載した機種というのはS7000が初めてなんですよね。類語以外はSR-9700なみのコンテンツを搭載し,英文レター辞典を含めて例文検索も可能で,液晶解像度も大型機と同等(というより,9ドットフォントがある分,9700よりも上でしょう),フルキーボードではないにせよ,キーボードも改善され,ジャンプ先の並列表示など,使い勝手も良い,となれば,定評のあるSR-9700の小型機バージョンとして,もっと話題になってもいいような気もします。やはり,SR-T6500, T5000, XD-R9000というコンテンツを大幅にリファインした機種が立て続けに発表され,しかもこれらが発売される前にシャープさんの新製品のリリースがあったので,かき消されてしまったような感は拭えないかもしれません(^^;;

↓追加 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)08時01分35秒

いくらAmazonでもPEUがそんなに安いはずはないだろうと思い,今調べたら,1740円のはMichael Swanのものとは全く違う別物です。Swanのものは以下のリンクのものです。ご注意ください(^^)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/019431197X/qid=1038437940/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-1148751-0341161


>るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)07時58分33秒

>「Practical English Usage」ですが、「オックスフォード実例現代英語用法辞典 」
>という名で翻訳が出ているのですね。図書館にありましたので、とりあえず予約をいれ
>ました。でも、翻訳は5,200円、ペーパーバックはamazonで1,740円ですので、購入は
>ペーパーバックにするつもりですが。

そのほうがいいと思います。原書も学習者向けに書いてあるので,上級者の人ならわざわざ高い翻訳を買う必要はないと思います(^^) 語法書という性質上,微妙なニュアンスの違いなども扱っているので,原書のほうが誤解も少ないですね。

>H1Bさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)07時55分56秒

>Basic English Grammar by Eastwood and Mackin を、Practical English Usageと
>セットで使うことを推薦しているヨーロッパ人がいるようですが、この本については、
>どのように評価されますか。もしコメントありましたら嬉しいです。

EastwoodのBasic English Grammarというのは,これ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/3464075796/ref=sr_aps_eb_/249-1148751-0341161

でしょうか? 私もこの本は初めてききました。ドイツの出版社のようで,日本の英語教育ではあまり採用されていないようです。Basic English Grammarといって日本人のTESOLの教員が真っ先に思い浮かべるのはAzarのもの

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0133683176/qid=1038437634/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-1148751-0341161

だと思います。これの上級版のUnderstanding and Using English Grammarは受験英語で文法を勉強した(つもり)の上級学習者にもけっこう役立ちます。

わかりました! 投稿者:ヤンヤン  投稿日:11月28日(木)07時51分16秒

Sekkyさん、お返事ありがとうございました。IC辞書では中国語の発音はできないんですね(^_^)それなら諦めて、SONYの機種にしようと思います。大変このサイトは参考になりました。英語学習者の観点からの意見が多いですが、使い勝手など検討させていただくのに非常に役立ちました。どうもありがとうございました(^_^)

>progressive fanさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)07時47分39秒

>SR9200があるのにもったいない!!と重々思うのですが,どうしても最近発売のSR-T6500に
>魅了されてしまっています。様々比較し、まずCODよりCOBUILD、和英に関しても新機種の方が>suitableではないかと考えます。報奨金を使う価値はあるとおもうのですが、Sekky様
>よきアドバイスをお願いいたします。もう二度と同じ過ちは犯したくないのです。

SR-9200を購入されたのは「過ち」ではないと思います(^^) progressive fanさんの場合,9200では英語を発信する際の情報が不足しているので,DD-IC100のプログレッシブを使うということですよね? それでしたら,SR-T6500よりはXD-R9000のほうがいいかもしれません。T6500は9200と似たようなコンセプトの機種です。COBUILDを入れることで発信面にも配慮していますので,上級者の方なら,ファーストマシンとしては申し分ないと思います。ただ,progressive fanさんの場合,すでに9200をお使いですから,和英辞典などはコンテンツが重なってしまいますし,CCT(T6500のthesaurus)も出版社は違いますが9200のCOTとよく似たタイプのものです。R9000でしたら,Activatorが入っていますので,英語を書くときには便利だと思います。英英も9200と違って学習英英が入っていますので,Activatorを見た後でLAADにジャンプしたり,さらにそこからジーニアス英和にジャンプして用法を再確認したりというふうに,より深く調べることができます。もちろん,COBUILDは優れた辞書ですから,これ1冊でも十分対応できますが,R9000のように複数の発信型辞書を搭載している機種だと,コンテンツをまたいで調べることで,英語を書く際にも自信が持てるのではないでしょうか。

>ヤンヤンさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月28日(木)07時33分36秒

>初めて投稿します。中国語の勉強のために電子辞書の購入を検討しています。
>英和中辞典が入っている、SONYかセイコーの機種を比較していますが、
>中国語の発音はできるタイプはありますか?

IC辞書ではないと思います。セイコーやカシオの機種など,発音機能を搭載したものも,英単語の発音のみです。ソニーの電子ブックプレーヤーのDD-CH10が中国語の発音に対応していたはずですが,今は生産完了になってしまい,入手することは困難です。

Practical English Usage 投稿者:るっこら  投稿日:11月28日(木)01時35分25秒

H1Bさん、Sekkyさん、情報をいろいろありがとうございます。

「Practical English Usage」ですが、「オックスフォード実例現代英語用法辞典 」という名で翻訳が出ているのですね。図書館にありましたので、とりあえず予約をいれました。でも、翻訳は5,200円、ペーパーバックはamazonで1,740円ですので、購入はペーパーバックにするつもりですが。

Fowler's Modern English Usage も似たような価格のようですので、購入してもいいかな、とも思っていますが、楽しんで読む時間がとれないようにも思えてちょっと考えてしまいます。

PW-S7000 投稿者:dictian  投稿日:11月28日(木)01時25分04秒

11/27に店頭に出ていました。それほど目立つ展示ではありませんでしたが、何とか見つけられました。
とにかく薄いですね。極端に薄くしたので、キーが押しにくいです。大きさも手のひらからはみ出して、片手でしっかり本体を抑えることができず、どうしても両手でタイプすることになるので、従来の小型機とまったく同じ使い方は期待できません。やはりビジネスマンのワイシャツのポケットに美しく収まることが最大のメリットだと感じました。とにかく使い勝手としては中途半端です。片手で使えず、タイプもしにくいのですから。
メモは、キーワードになっているものは検索できましたが、中身は検索対象には出来なかったので、もしもメモをユーザ辞書として使う場合は、英和か和英のどちらかの検索しかできません。その他、スペルチェックなど、従来の機能は、やはりそのままでした。

ありがとうござました 投稿者:kyottan  投稿日:11月27日(水)18時41分28秒

先日はアドバイスをありがとうございました。早速SR-T6500を購入してみました。電子辞書を買うのは初めてなので使い勝手については他の機種との比較は正直よく分かりません。SekkyさんおっしゃったCOBUILDについても、慣れればなんとかなるかなあ、とそんな感じです。主人が使うということなので、私用にもう一機欲しいと思っています。Sekkyさんがお勧め下さったもう一つの候補、カシオのXD-R9000ですが、アクティベータの使い勝手が今ひとつ、ということですね。だからといって主人と同じSR-T6500をもう一機買うのは馬鹿馬鹿しいでしょうか?冊子体のアクティベータを買うくらいなら使い勝手が多少悪くてもXD-R9000を買った方がよいでしょうか?Sekkyさんのご意見を是非是非お聞かせ下さい!

Practical English Usage 投稿者:H1B  投稿日:11月27日(水)17時08分55秒

Sekkyさん、

Practical English Usage お教えくださりありがとうございます。今度書店で手にとって見てみます。確かに、ファウラーは、楽しいけれども、切羽詰っている時にみて、出ていない項目もあったりして、急ぎのときにはかえって見なくなっていました。最近英語をもう一つ磨きたいと思い、時間があるときに拾い読みしているという程度でした。

Basic English Grammar by Eastwood and Mackin を、Practical English Usageとセットで使うことを推薦しているヨーロッパ人がいるようですが、この本については、どのように評価されますか。もしコメントありましたら嬉しいです。

中国語の辞書 投稿者:ヤンヤン  投稿日:11月27日(水)16時01分53秒

初めて投稿します。中国語の勉強のために電子辞書の購入を検討しています。英和中辞典が入っている、SONYかセイコーの機種を比較していますが、中国語の発音はできるタイプはありますか?
メーカーのサイトを探しても、よくわかりません。
英語の音声はできるのかも知れませんが、中国語の発音までは不明です。セイコーで中国語の発音ができなければ、SONYの方にしようかと迷っています。また他のメーカーでも構いませんので教えて下さい。よろしくお願いします。

悩んでるんです。 投稿者:progressive fan  投稿日:11月27日(水)14時21分39秒

毎日読ませて頂いています。当方仕事でかなり英語を使います。これまでProgressiveが気に入っておりDD-IC100(小さい!)を使っていたのですが,昨年末あまりの利用頻度に人差し指に激痛がはしり、とうとうSR9200を購入してしまったのです。(このウェブを見る前でした)キータッチや単語数はさすがです。しかし、仕事上(外資系企業秘書的業務)英訳、英作文がかなり多く、類語でも微妙なニュアンスが必要でついついDD-IC100を使ってしまっています(役不足ではありますが)。(とほほ)9月のTOEICが925点(L485/R440)を超え、会社から報奨金をいただきました。SR9200があるのにもったいない!!と重々思うのですが,どうしても最近発売のSR-T6500に魅了されてしまっています。様々比較し、まずCODよりCOBUILD、和英に関しても新機種の方がsuitableではないかと考えます。報奨金を使う価値はあるとおもうのですが、Sekky様よきアドバイスをお願いいたします。もう二度と同じ過ちは犯したくないのです。

>うららさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月27日(水)10時15分40秒

>発音機能はぜひ欲しいので、新製品のPacifica Talk 10がいいと思っています。
>が、値段が$199と結構高いので迷っています。

新製品は分かりませんが,旧機種は音声合成とは思えないほど自然な発音です。日本語を読ませればちゃんと日本語にきこえますし,フランス語なら鼻音のような音もちゃんとそのようにきこえます。

>送料だけでも一番安いUSPSで$25もかかってしまいます。
>円安の今、ドル建てでの買い物はつらいです・・・。

お仕事で英語圏へ出かけたとき,現地で購入すれば安く手に入るかもしれませんね。

>アメリカの製品のままだと日本語の間違いが結構あるので、
>代理店で日本語を修正してから店舗に並ぶそうです。

旧機種は,海外メーカーのものにしては日本語の誤りが全くと言っていいほどなく,驚いたのですが,事前に代理店で修正しているんですね(^^;; もっとも,日本の代理店でも,日本語以外の外国語は修正していないでしょうから,他言語は誤りがあったりするかもしれません(^^;;

>旧型のPacifica 10 TalkはLaoxの免税コーナーに\12800であるそうです。
>これなら手の届く値段。近々Laoxに見に行ってみようと思います。

たぶん秋葉Laox本店の上の方にあったはずです。他には,成田空港第1ターミナル4階(出発ロビーの隣)の電器屋さんにもあると思います。制限区域でないので,海外旅行へ行かない人でも購入できます。

>名刺サイズで探していましたので、マイペディアはあきらめて広辞苑だけでも
>いいかなと思っていましたが、各項目の説明内容はマイペディアのほうがかなり
>詳しいのですね。やはりあった方がいいと思いました。

カシオさんは,まず大画面液晶搭載機を出して,しばらくしたらほぼ同コンテンツを収録した機種を安くして小型機にして出すということがよくあります。たとえば,XD-S800という機種は,XD-S3000が出て1年ちょっとたってから,値段を安くして小型機になったものです。

>名刺サイズにこだわるべきかどうかとても迷っています。
>コンテンツが気に入ったから余計に迷ってます。
>大きい方が画面を見やすいのはあたりまえだし、キーも操作しやすいです。
>自宅で使うなら迷わずR6200を選ぶのですが、ツアーに携帯することを考えると
>どうしても大きさが気になります。

電子辞書もノートパソコンの歴史と同じ流れかもしれません。リブレット等のミニノートPCがどんどん出て,小型化が進んだら,今度は寸法は大きいけど薄くしたいわゆるスリムノートが流行しました。電子辞書も,小型機が一段落ついた今では,むしろ従来のような大型機を薄くすることが主流になっています。小型機は持ち運びに便利な半面,キーが押しにくく,画面解像度も低いので,薄型機にすることで携帯性と操作性を両立させたのかもしれません。もっとも,学生のように教科書のような大きなものといっしょに電子辞書を持ち歩くのなら,たしかに薄型機で問題ないのでしょうが,うららさんのように身につけて持ち歩く人には薄いかどうかというよりも筐体サイズ自体が問題になりますね。

>H1Bさん,るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月27日(水)09時57分04秒

>文法書といえなくもない楽しい本もありますよ。お使いかもしれませんが。
>Fowler's Modern English Usage です。

ファウラーのUsageは名著ですね。かなり歴史がありますが,ちょっと前に全面改訂され,最新の語法も反映しています。たしかに,るっこらさんの用途なら文法書というより語法書のほうがいいかもしれません。

ファウラーはとくに外国人向けに書いていないので,外国人がよく誤るポイントがそれほど解説されていなかったりします。外国人向け語法書の決定版としては,Michael Swan (1995) Practical English Usage (OUP)でしょうか。almostとnearly,allow, permitとletの使い分けなど,単語レベルの事項はもちろん,可算名詞と不可算名詞の性質の違いといった文法的な事項や,強形と弱形の使い分けといった音声面まで,とにかく外国人英語学習者が疑問を持つような事項は,初級レベルからnear-nativeのレベルまで,これ1冊でほとんど解決します。正しい例はもちろん,ラーナーズコーパス(外国人英語学習者の表現した英語を集めたコーパス)を使い,誤った例も積極的にあげているのがウリです。

ロイヤル英文法等の文法書は,網羅的である半面,私たちが英語を書いたり,英語を教えたり,英語を添削したりしていて疑問に思うことが出ていない(出ていたとしても探しにくい)場合が多いのですが,PEUは外国人にとって必要なことだけを,ページを割いて解説しています。とくに,discourse marker(いわゆる「つなぎことば」)は,日本人が苦手とするもので,論理的な英語を書く上で大きな障害になっていると思いますが,従来の文法書ではほとんど扱われていませんでした。PEUの約8ページにわたるdiscourse markerの解説は圧巻です。

PEUは現場の英語教師はもちろん,研究者にも評価が高いのですが,電子版は出ていません。SR-T5000やDD-IC500Sなど,OALD搭載の上級機にカップリングするコンテンツとしては最高の組み合わせなのですが…。

ちなみに,COBUILD on CD-ROMに搭載のCOBUILD Grammar, COBUILD Usageも冊子体の文法,語法書まるごと収録なので,けっこう役に立ちます。

>えりコロさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月27日(水)09時38分02秒

>SR-T6500を購入しましたが、なんとなくキーの反応が鈍いような気がします。
>友人が9700を所有していましたので何回か使用させてもらいましたが、9700の
>方が反応速度は良いと感じました。

T6500のレスポンスは旧機種のSR-9200とほぼ同等のような感じですが,SR-9700が9200より劇的にスピードアップしたので,それとくらべると体感的にも遅く感じると思います。反応は鈍くても,先行入力がきく(表示が遅いだけで,キー入力の取りこぼしはあまりない)のはいいのですけど。

>それと薄くなった分タッチも悪くなってますね。慣れればどうということも無いのかも
>知れませんが、自分としては少々残念でした。

SR-Tシリーズの打感は個人差が分かれると思います。打感をことばで表すのは難しいのですが,エアサス付きの車となしの車に乗ったときの乗り心地の違いのような感じでしょうか。旧フルキーボードモデルはタッチが柔らかいというか,ふわっとした感じがします。あくまでも打感の違いであり,キー入力が抜けるとかいった客観的な問題点はないのですが,パワーユーザにとってはキータッチは重要な要素ですから,旧フルキーボードモデルをお使いの方で買い増し,買い換えされる方は,ぜひ実機を試してみることをおすすめします。

#最近は筐体の薄型化が進んでいるので,いくらフルキーボードモデルとはいえ,旧機種のような厚みと重さでは競合対策上問題があるという判断なのかもしれませんが,私個人としては,T6500のような専門機を使うような人は,電子ブックプレーヤーでリーダーズを長年使っていたとか,冊子体のリーダーズとリープラをとっかえひっかえ引いて翻訳をしていたとか,学習英英はCOBUILDに限るが,今までは電子辞書版がなかったので仕方なく冊子体COBUILDを持ち歩いていたという人がけっこういるでしょうから,そういう人たちにとっては旧機種の厚さ,重さでも決して大きいとは感じない気がします。むしろ,専門機としてはもう一回りぐらい大きくし,キーピッチと液晶解像度を向上した機種があってもいいかもしれません。新書サイズぐらいの大きさなら,現行機種よりかなりキーボードにもゆとりができますし,業界標準になったクオーターVGAよりもさらに解像度の高い,ハーフVGA(640*240)ぐらいの液晶が載ると思います。新書なら,社会人が通勤の際に普通に持ち歩いているわけですから,大きすぎて困るというサイズでもないはずです。

>someoneさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月27日(水)09時15分41秒

>生協ではcasio R9000を298000で販売するそうです。
>12/1より生協テレフォンショッピングで扱うとのことでした。

29800円ですよね? という突っ込みはともかく(^^;; さすがに生協は安いですね。もっとも,R9000は他社製品とは細かな操作性が違いますので,買い増し,買い換えの人は事前に実機を試してみたほうがいいかもしれません。

>sunnyさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月27日(水)09時12分44秒

>ランダムハウス英和の話題がでていましたので、職場の英語ネイティブ、日本語も完璧な
>人なのですが、たくさんある英和辞典の中で、ランダムハウスが他のどれよりも一番納得
>のいく説明と例文と言います。

ランダムはアメリカの辞書の翻訳版なので,日本人が一から作った辞書とは違うのでしょうね。私としては,2カ国語辞典ならこういう形式がもっとも理想的だと思います。もっとも,版権をとらないといけないので,ランダムの場合,そのコストはかなりかかっているはずです。また,日本のオリジナル辞書なら,好きなように改訂もできますが,ランダムの場合親版が改訂されないことには手が加えられないというデメリットもあります。

>次に買うならT-6500に決めかけていたのですが、1月発売のT-5000を待ってみようかな
>と思い始めました。T-6500にプログレッシブをプラスか、T-5000にジーニアス大英和の
>代わりにランダムハウスが私としては理想なのですけど。英語活用大辞典ならいうこと
>はないのですけれど

sunnyさんはたしか高校で教えていらっしゃいましたよね? 高校の授業での教材研究等にも使えるということでしたら,T5000のG大のほうが学習英和的要素が濃いのでいいかもしれません。もっとも,リープラは,とくに固有名詞の場合,百科的情報が非常に詳しいですから,教科書に出てきた固有名詞をリープラで調べて授業の際に背景知識として解説すると,生徒も興味を持つかもしれません。生徒の多くは固有名詞はカタカナ読みして訳せばいい,という感じで,予習の時にその固有名詞自体について百科事典等で調べたりする生徒はまずいないですから(^^)

Sekkyさん 投稿者:うらら  投稿日:11月27日(水)06時20分56秒

11月21日にXD-R6200と123language.com についてのアドバイスを頂いたうららです。詳しい情報をありがとうございます。

123Language.comの10カ国辞書は素晴らしいです。まさにこういうものを探していました。8割くらい買う気になっています。発音機能はぜひ欲しいので、新製品のPacifica Talk 10がいいと思っています。が、値段が$199と結構高いので迷っています。送料だけでも一番安いUSPSで$25もかかってしまいます。円安の今、ドル建てでの買い物はつらいです・・・。日本で取り扱っているお店はないかと、一番可能性の高そうなLaoxに電話で問い合わせてみました。が、まだ入荷の予定はないとの回答でした。アメリカの製品のままだと日本語の間違いが結構あるので、代理店で日本語を修正してから店舗に並ぶそうです。だから、少し時間がかかるとのこと。アメリカのメーカーから通販で購入したものと日本で購入するものは、中身が多少異なるということで、これも少しだけ迷いの原因になっています。まあ日本人ですから、日本語の間違いで困ることはないと思いますが。旧型のPacifica 10 TalkはLaoxの免税コーナーに\12800であるそうです。これなら手の届く値段。近々Laoxに見に行ってみようと思います。でも、旧型だと各国語毎6000語、新型だと20000語で語数が3.5倍。値段が倍かかっても、やはり語数の多い新型が欲しいです。アメリカから通販で購入すると壊れたとき修理が大変だなとか、日本に品が届いたときさらに税金がかかるのかなとか、郵送手段がUPSとUSPSと選べるけど安いUSPSだとかなり待たされるのだろうかなど、気になることはいろいろありますが、おそらく通販で買ってしまうと思います。12/25までなら5% offだし。これがあると添乗生活がぐっと楽しくなりそうです。

また、XD-R6200の方ですが実物を見てきました。コンテンツについてはかなり気に入りました。Sekkyさんのおっしゃる通り、私にぴったりです。ひとり歩きの会話集も上記のPacificaとあわせればとても役に立ちそうです。世界の料理メニューは素材からメニューを調べられたり、各国の料理の特徴がまとめてあったり、お客さんに知ったかぶりして薀蓄を語れそうです。名刺サイズで探していましたので、マイペディアはあきらめて広辞苑だけでもいいかなと思っていましたが、各項目の説明内容はマイペディアのほうがかなり詳しいのですね。やはりあった方がいいと思いました。英和、和英はジーニアス搭載で、私が自宅で使っているCD-ROM版のBookshelf(英和、和英は研究社)とコンテンツが重ならないのもいいと思いました。筐体の大きさはかなり気になりました。ポケットには入らないですね。画面を大きくするために薄く平べったくしたのかと思いきや、画面の大きさはSRシリーズと変わりません。無駄に大きい気がします。お客さんに隠れてこそっと辞書を引きたいこともあるんですが、これではばれちゃいますね。

名刺サイズにこだわるべきかどうかとても迷っています。コンテンツが気に入ったから余計に迷ってます。大きい方が画面を見やすいのはあたりまえだし、キーも操作しやすいです。自宅で使うなら迷わずR6200を選ぶのですが、ツアーに携帯することを考えるとどうしても大きさが気になります。少し考えてみます。が、出来るだけ早く決断したいと思います。

Sekkyさん、丁寧なアドバイスを本当にありがとうございました。

るっこらさん 投稿者:H1B  投稿日:11月27日(水)04時27分18秒

文法書といえなくもない楽しい本もありますよ。お使いかもしれませんが。
Fowler's Modern English Usage です。小生がもっているのは、第二版のペーパーバックですが、最近、改訂版が出ていたはずです。辞書のように見出し語がアルファベット順に出ており、項目ごとに著者(たち)の薀蓄を傾けた英語談義が楽しめます。昨日友人が話した過去の出来事を表現する時に、どこまで、時制のルールに従うべきかなど悩ましいことがありますが、本書で納得できました。Due to と owing to の違いなども丁寧に記述してあり、時代とともに変化していく英語の正用法を著者なりに追求していて、気持ちのよい書物ですよ。

Sekkyさん 投稿者:るっこら  投稿日:11月27日(水)00時40分17秒

「ロイヤル英文法」、cd-rom版があったのですね。実は2週間ほど前に書籍を本屋で見つけてこれはよさそうだと思い、分厚さのわりに価格が安いこともあって衝動買いしました。(本来のターゲットである高校生には決して安いものではないのでしょうけれど。)

ただこれを会社にもっていくわけにもいかず(それでなくてもやたら英語にうるさいやつとおもわれていると思いますので)、まだあまり活用されていません。文法書のcd-rom版があればよいのに、と思っていたところでした。

冊子の方を少し真剣に引いてみて、気に入ればぜひcd-romを購入したいと思います。

「教師のためのロイヤル英文法」は区の図書館にあることがわかりましたので、さっそく今しがた予約をいれました。(私の地元の図書館は最近インターネットで在庫確認と予約ができるので、とても便利です。)気に入れば購入したいと思います。

SR-T6500購入したけど… 投稿者:えりコロ  投稿日:11月26日(火)23時44分34秒

SR-T6500を購入しましたが、なんとなくキーの反応が鈍いような気がします。友人が9700を所有していましたので何回か使用させてもらいましたが、9700の方が反応速度は良いと感じました。それと薄くなった分タッチも悪くなってますね。慣れればどうということも無いのかも知れませんが、自分としては少々残念でした。

sekkyさんありがとうございます 投稿者:mac  投稿日:11月26日(火)23時25分08秒

英辞郎は赤い本のを持っています。そんな検索の仕方が出来るのですね、知りませんでした。ありがとうございました。医学辞書に関してですが、ステッドマンと最新医学大辞典、プロメディカ医学大辞典がありますよ。使い勝手は一長一短ですが、意味も見たい場合は最新医学大辞典がいいかな、とはおもいますが、個人的には。

R9000値段 投稿者:someone  投稿日:11月26日(火)22時10分32秒

生協ではcasio R9000を298000で販売するそうです。
12/1より生協テレフォンショッピングで扱うとのことでした。

SR-T6500購入 投稿者:Rabbit  投稿日:11月26日(火)20時58分29秒

Sekkyさん、いつも丁寧なアドバイスをありがとうございました!
つい先ほどとうとうSR-T6500を購入してきました。アクティベータにひかれてR9000とはかなり迷いましたが、Sekkyさんが指摘なさっていたとおり、操作性と画面の見やすさの点で圧倒的にT6500が勝っていると感じました。アクティベータは紙媒体と同様の手間とは言え、画面の見にくさも手伝って、かなり使いずらく感じました。今後カシオさんがSekkyさんのインプレを反映したようなアクティベータ搭載の辞書を発売なさることを期待しています。

どうもありがとうございます 投稿者:asthma  投稿日:11月26日(火)20時53分00秒

親切にお返事くださいましてありがとうございます。ステッドマンは知ってたのですが、やはり電子辞書のほうが小回りがきいてさっと調べられる点が魅力的に思います。T6500あたりを検討し、実際に電気屋さんでいろいろ調べて決めようと思います。どうもありがとうございました。

ランダムハウス 投稿者:sunny  投稿日:11月26日(火)20時35分37秒

SekkyさんのHP,楽しく拝見しています。正確で豊富な情報、いつも有難うございます。
ランダムハウス英和の話題がでていましたので、職場の英語ネイティブ、日本語も完璧な人なのですが、たくさんある英和辞典の中で、ランダムハウスが他のどれよりも一番納得のいく説明と例文と言います。私にも薦めてくれますが、電子辞書になったら考えようかと思っています。pcに入れてありますが、手軽さでは電子辞書、見晴らしのよさでは紙の辞書にかなわないので。

電子辞書は最近どんどん良くなっていますね。セイコーの全文発音機能付きから始まって、SR9200,シャープのPW6800と使っています。論文を読む必要がある家族にSR9200を貸して、代わりにPW6800を購入したのですが、ビジネス手紙文例集やメールと 英和や英英の例文検索は思ったよりも便利ですね。一番役に立っている機能です。少しあらたまったメールを書かないといけないその家族が使ってみて、全然書けなかった手紙がなんとか出せたといっていました。

一度例文検索の便利さを知ると、T-5000かT-6500がきになります。紙の辞書で見ると、ジーニアス大英和は、細かな文法説明が多くて、読むのに骨が折れる感じなのですが、Sekkyさんの説明ページを読むと、便利そうですね。次に買うならT-6500に決めかけていたのですが、1月発売のT-5000を待ってみようかなと思い始めました。T-6500にプログレッシブをプラスか、T-5000にジーニアス大英和の代わりにランダムハウスが私としては理想なのですけど。英語活用大辞典ならいうことはないのですけれど。

何度もありがとうございました。 投稿者:まりえ  投稿日:11月26日(火)19時35分15秒

ご丁寧に色々教えてくださって、有難うございました。大変、助かりました。過去の記事を参考にさせていただいて、自分でも色々見てみます。
本当に有難うございました。

XD-R9000買いました。 投稿者:Dic  投稿日:11月26日(火)19時32分12秒

R-9000買いました。私はビジネスで使用するのが主ですのでこれは十分すぎる内容の機種ですの当分買い換えに迫られることはない思います。
秋葉原で¥28980(税込)でゲット。執拗に値引き交渉をしたため嫌われたかも(笑)。
普通の量販家電店では¥36500とかですね。これはちょっと高すぎますよね。
数ヶ月たてばおそらく3万を切る価格で買える可能性は大。
満足なお買い物ができてうれしいです。
大事に使って役立てたいと思います。
やはり電子辞書はクイックなレスポンス命ですね。

>まりえさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)19時04分28秒

>いつも研究社の新和英中辞典を使っていたのですが、
>語彙数をみると、ジーニアスの方が多いようなので、フッと
>どちらが使いやすいのだろう??っと考えてしまいました。

数字だけで考えるとジーニアス和英の方が多いですが,「1語」の数え方が違うので,実際の語数は研究社の和英中辞典のほうが多いと思います。また,ジーニアス和英は,1から作ったものではなく,すでにあったジーニアス英和の訳の部分を元にして作られているので,たまにおかしな訳語が載っていたりすることがあります。4月29日(月)11時23分00秒の書き込みをごらんください。その他,コンテンツに関しては以下のリンクをごらんいただくと,一通りのことは分かると思います。

https://sekky.tripod.com/tsubuyakilog3.html


和英辞典について。 投稿者:まりえ  投稿日:11月26日(火)18時02分16秒

たびたび申し訳ありません。今度は和英辞典についてです。
いつも研究社の新和英中辞典を使っていたのですが、語彙数をみると、ジーニアスの方が多いようなので、フッとどちらが使いやすいのだろう??っと考えてしまいました。

ありがとうございました。 投稿者:まりえ  投稿日:11月26日(火)17時31分10秒

どうもありがとうございました。
大変、参考になりました。まだ、悩んでいますが(笑)、じっくり検討したいです!

>まりえさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)16時40分26秒

>リーダースとリーダース・プラス、と、ジーニアス英和大辞典、どちらが使いやすいで
>しょうか?

これは用途によると思います。リーダーズ+プラスは語数が46万語で,ジーニアス大辞典よりもはるかに多いですが,例文や文法解説は少ないです。逆に,ジーニアス大辞典は語数は少ない(といっても,ふつうの学習英和辞典の2倍半ぐらいは載っていますが)けど,受験等で使われている学習英和辞典以上に例文や文法の解説が載っています。

ですから,リーダーズ+プラスのみ搭載のSR-T6500では学習英和が入っていませんので,例文等はCOBUILDに頼る必要があります。一方,SR-T5000はジーニアス大辞典が入っていますから,例文も豊富ですし,リーダーズ+プラスほどではないにせよ,かなりの語数が入っています。XD-R9000なら,最大レベルの語数が入った英和と,例文等の多い学習英和の両方が入っているので便利ですが,この2冊をいっぺんに検索することはできないので,難しい語を調べるときはリーダーズ,詳しい解説がほしいときはジーニアス,のようにモードをいちいち切り替える必要があります。

>あと、英英辞典ですが、コウビルド英英辞典とロングマン現代英英辞典の
>ついても教えていただけませんか?

これは,以下のリンクに詳しく説明しましたのでごらんください。

>「単語帳」という機能がとてもきになります。
>わたしは便利なように思うのですが、こういった機能はセイコーの電子辞書には
>ないのでしょうか?

単語帳はセイコーの機種(SR-T型番のもの)には搭載されていますが,カシオの機種(全機種)には搭載されていません。英語学習に使う場合は単語帳があると便利ですね。

まりえさんの場合,英検1級をお持ちであれば,SR-T6500のような上級機でも十分使いこなせると思います。XD-R9000, SR-T5000, SR-T6500のどれを選べばいいかというケースは,ここ数日かなりありますので,過去ログでいろいろな事例をごらんいただくと参考になると思います。

https://sekky.tripod.com/jishocontents.html


>Rabbitさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)16時30分25秒

>R9000に搭載されたLongman-Roget'sとSR-T6500に搭載されたCCTではどちらが使い易い
>でしょうか?

少なくとも外国人にとっては,Longman-Roget'sは英語を書く際に常用する性質のものではないと思います。というのは,「類語」の幅が広すぎるので,英語を書いていて,似たような意味の単語を知りたいというときには使いにくいです。実用というよりは,ボキャビルをしたり,英語教員の人の教材研究のためのリソース(野菜の種類をまとめて提示したいときにvegetableをひくとか)として使うもの,と考えたほうがいいかもしれません。

>CCTを使う場合は、電子辞書の特性を生かしてCOBUILDにジャンプして、ニュアンスの違い
>を確認することになるのかと思いますが、それはかなり面倒な作業だと思われますか?
>また、Longman-Roget'sの場合はどうでしょうか?

XD-R9000もSR-T6500もジャンプ操作は簡単です。ジャンプキーを押して,ジャンプしたい語にカーソルを合わせて決定キー(R9000の場合はジャンプ先辞書キー)を押すだけです。戻るときは戻るキーで簡単に類語辞書に戻れますから,これの繰り返しで,表示されている類語それぞれのニュアンスが簡単に確認できます。

>tanakaさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)16時23分46秒

>いきなりですが、和仏または仏和の電子辞書は販売してないのでしょうか?

CD-ROM辞書ではいくつかありますが,IC辞書では出ていません。詳細は今日の9時34分の文さんへのレスをごらんください。

教えて下さい☆ 投稿者:tanaka  投稿日:11月26日(火)14時10分53秒

いきなりですが、和仏または仏和の電子辞書は販売してないのでしょうか?

CCTとLongman-Roget's 投稿者:Rabbit  投稿日:11月26日(火)12時15分09秒

たびたびおじゃまします、Rabbitです。先程Sekkyさんがコメントしていらしたシソーラスについてですが、R9000に搭載されたLongman-Roget'sとSR-T6500に搭載されたCCTではどちらが使い易いでしょうか?CCTを使う場合は、電子辞書の特性を生かしてCOBUILDにジャンプして、ニュアンスの違いを確認することになるのかと思いますが、それはかなり面倒な作業だと思われますか?また、Longman-Roget'sの場合はどうでしょうか?

>H1Bさん,るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)11時27分40秒

横レスですが(^^;;

>Roget's Pocket Thesaurusという、古い辞書のペーペーバック版には、随分お世話になった
>ものです。2冊くらいつぶしてしまってからあまり使わなくなってしまったのですが、意味
>の近い単語が並んでいるだけのものながら、「ぴったりの一言」探しのときには、重宝しま
>した。電子辞書に入っている中にも、良いものがありそうですね。

ここ1年ぐらいで電子辞書のthesaurusは格段によくなりましたね。セイコー,ソニーの機種に搭載のCOTにしても,SR-T6500に搭載のCCTにしても,フルサイズのthesaurusですから,ペーパーバックで多く出ているthesaurusとは見出し語の量も,その中にある類語の量も桁違いです。

COTは各類語グループごとにどういう語義の類語群なのかがサンプルフレーズで出ているので,ネイティブ向けとはいえ,日本人でも使いやすいです。しかも,類語が見出し語の意味に近いものから順になっているので,なるべく最初の方に載っている語を使うと意味のズレが少なくなります。

CCTは,もっとも見出し語の意味に近い類語をゴシックにして先頭に出していますが,それ以外の類語は一律にアルファベット順になっています。これだとニュアンスの違いのような語感に乏しい外国人には使いにくくなります。サンプルフレーズがないので,自分の求める語義の類語グループがどれなのか,類語自体を見て知るしかなく,これは上級者でも骨が折れます。もっとも,COBUILDとカップリングする以上,COTを載せるわけにはいかないので仕方ないと思いますが。

SR-8000で初めて搭載され,R9000にも入っているLongman-Roget'sはちょっと毛色が違いますが,上級者にはおもしろいコンテンツだと思います。たとえば,meatをひくと,beefやmutton, lambといった基本的な語だけでなく,子牛の肉はveal,鹿の肉はvenison,キジ肉はpheasant,雷鳥の肉はgrouse…など,様々な肉の種類が出ます。それだけでなく,ソーセージ,ホットドッグといった加工食品やsparerib, cutletなど,下位語も豊富に出ます。ネイティブでも知らないだろうというような語まで,何十と出てきます。電子辞書ですから,それぞれの語を英和や英英で簡単にジャンプできますので,肉博士になれます(^^)

このように,名詞が豊富に載っているthesaurusという点で,Longman-Roget'sはCOTやCCTとは違う魅力がありますし,こういう具体例を出せばエンドユーザにもアピールしやすいコンテンツだと思うのですが,なぜカシオさんはトリプル類語という数を前面に出すだけで,こういう個々のコンテンツのよさをもっとPRしないのかなぁ…。細かな理屈よりも「数」をアピールした方が分かりやすい,という営業サイドの判断なのかもしれませんが,R9000を買うレベルの人は,そういううわべだけの宣伝文句につられるような層ではないでしょうから,もっと中身に踏み込んだセールストークを期待したいです。

>るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)10時48分09秒

>1億語はすごい。2万円は高くないとおもいます。でも検索のノウハウをしっかり勉強しない
>と欲しいものに行き当たるまでに時間がかかりそうですね。それに、10GBでは会社のマシン
>に入れるのは無理かもしれません。

BNCは,もともとはOxfordやLongman辞書編集者やEU諸国の大学の研究者といった限られた人を対象に,大型コンピュータで検索するタイプのコーパスで,それを格安にして一般公開したものなので,敷居が高いのでしょう。BNCの操作は難しいといっても,IC辞書の例文検索のような単純な検索なら誰でもできますが,何といっても1億語の例文の中から探すわけなので,キーワード1つだけだと何万(場合によっては何十万)という例がヒットしてしまいます。ですから,品詞で絞り込んだり,分野別(フィクションか,ノンフィクションか,話し言葉か,書き言葉かなど)に絞り込んだりという操作を経て,必要な例をピックアップしやすくするわけです。こういう特殊検索をするのには多少のトレーニングがいります。そのかわり,IC辞書の例文検索では名詞のfineと形容詞のfineを区別できませんが,BNCなら名詞だけ検索しなさい,と指示するだけで簡単にできるなど,メリットも大きいです。Accessなどのリレーショナルデータベースを日常的に使っている人など,データベースの知識(SQLクエリーなど)があれば,BNCもSQLが使えますので,それほど難しくはないです。

>くずばこさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)10時38分57秒

横レスですみません(^^;;

>ER6000というのは丁度昔SIIからリーダーズが電子辞書で出たときのような大きな筐体な
>のでしょうか?あいちゃんさんおっしゃるように、デスクでの使用を前提とすればR9000
>と2台体制というのも十分うなずけますね。

昔のセイコーさんの機種(折りたたみ式のクラムシェルモデルでないもの)を一回り小さくした感じです。ただ,画面も一回り小さくなっています(^^;; SR-9200のCODに慣れている人は,画面は狭いし,スクロールは遅いし,と思うかもしれません。 

> そうしますといかにお手ごろ価格とはいえ、デスク用にER6000を単体で求めるのはた
>めらってしまいます。と、いっても今度東京に出るとき見つけたら買ってしまうと思う
>のですが(笑)

COD8の電子ブック版も8000円ちょっとしますので,量販店なら10000円ぐらいで買えるER-6000もそれほど高くはないかもしれません。ちなみに,COD8とCOD10はかなり違います。COD10は昔ながらのCODの伝統というよりは,Oxfordが同時期に出したNew Oxford English Dictionary(NODE)というデスク版辞書の縮約版のような感じになっていますので,格段に定義も分かりやすいです。

>るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)10時20分06秒

>これは、やはりT5000を買わないわけにはいかないですねえ。実は私が欲しいのは文法説明
>かもしれません。昔は文法といえば本当に何でも私に聞いて、というくらい自信があったの
>ですが、英語から離れていた期間が長かったこともあって、最近は昔の勘のみで生きている
>ため、確認のために調べたいことがとても多いのです。

T5000は大辞典にしては文法や語法の説明が詳しいですが,それでもしょせんは辞書ですから,単体の文法書には及びません。文法の説明がメイン用途でしたら,システムソフト電子辞典シリーズの中のロイヤル英文法はいかがでしょう?(http://www.logovista.co.jp/jiten/pc/pc_pro.html)。ロイヤル英文法は受験英文法書の最高峰で,コミュニケーションの側面も考慮した文法書です(ですから,いわゆる受験独特の古めかしい構文は,その旨が明記してあります)。これ1冊あれば文法上の疑問は大丈夫です。もっとテクニカルな(実用面でなく,文法学的視点からの)内容が必要なら,電子辞書版はないですが,「教師のためのロイヤル英文法」という本が旺文社から出ています。これは,ロイヤル英文法の教師向けという感じで,海外の英文法書を何十冊も精査し,実例をあげながら細かな文法事項を解説しています。よく言えば詳細な,悪く言えば重箱の隅をつつくような内容です。言語学が専門の私でも,統語論は直接の専攻ではありませんし,ふだんの英語の授業でここまで細かな文法事項を扱ったら学生は消化不良を起こしますので,常用する性質の本ではありませんが,高校や予備校の先生で受験指導をしている方には絶大な支持を得ているようです。

>この同僚は、秋葉原通の友達に某店に連れて行ってもらって、その友人が値切りまくって
>くれ、なんと3万円で購入したということです。そのお店は本当に少しでも利益が出たの
>だろうかと人ごとながらちょっと心配になります。

通販では30000円を切る店も多いようですね。大手量販店では34800円というのが相場のようですが,買い増しの人で以前のポイントがそのまま残っていれば,同じぐらいになると思います。XD-R9000は冊子体コンテンツの価格合計よりも実売価格の方が安い(概算で広辞苑が7000円,ジーニアス英和+和英6500円,アクティベータ5000円,リーダーズ7000円,リープラ10000円…これだけですでに量販店の実売価格と同じぐらいですから!)という破格値の機種ですね。SR-T5000なんかはもっとすごいことになるはずです。G大だけで16000円ぐらいしますから。

>くずばこさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)10時00分47秒

>CODの方は電子ブックでそれも愛用の第8版が出ていることを確認しましたのでこれをパソコ
>ンで使う方向で検討してみます。

CODの電子ブックは,沖縄では私の知っている限り置いてある店はないと思います。ベース内を除けば,おそらく県内で随一の洋書店である,プラザハウスのTuttle Bookshopもこの手の電子出版物は置いてありませんし。新宿南の紀伊国屋など,電子出版物専用のコーナーがある書店なら簡単に手に入ると思います。

>谷口さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)09時56分53秒

>PW-S7000で新しく登場した「添付メモ」に関してですが添付メモのある単語のみ検索する
>といった機能はあるのでしょうか。

発売前なので何とも言えませんが,シャープさんのHPにあるスクリーンショットでは「メモを見る」というメニューの中に添付メモがありますので,これを選ぶと添付メモのある単語が一覧できるのかもしれません。実機が出たら確認してみてください。

>asthmaさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)09時53分26秒

>いまのところリーダーズが入っている機種を選ぼうと思っていますが、今度でるT5000も気
>になります。将来医師になっても長い間つかえる物を選ぼうと思います。アドバイスがあれ
>ば教えてください。よろしくお願いします。

医学用語に関しては,通常の英和辞典では(リーダーズであっても)限界がありますので,医学辞典を使った方がいいと思います。CD-ROM版としてはシステムソフト電子辞典シリーズの中で南山堂の医学大辞典が2種類あります。

http://www.logovista.co.jp/jiten/pc/pc_pro.html

そのほかでは,ステッドマンの医学辞典があるそうです。詳細は2002/07/13 23:37:52の宮川さんのレスをごらんください。医学は全くの門外漢ですので,どの出版社のものがいいのかよく分かりませんが,上記の辞書でよければCD-ROM版を使うと便利ですね。

通常の英和辞典としては,やはり語数の多いリーダーズが入っているものをおすすめします。医師の方の場合,学会で英語発表をしたり,英語の論文を書くことも多いでしょうから,例文が豊富な辞書がいいですね。そうなると,COBUILDで例文検索ができるSR-T6500がいいかもしれません。XD-R9000と迷うところかもしれませんが,かなり使用頻度が高そうですから,例文検索やトータルでの操作性を考えるとT6500のほうに軍配が上がるかもしれません。

>macさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)09時42分21秒

>えいじろうは熟語でもはじめの単語を入力しないと出てこなくて、それが私には不便に思え
>るのですが、電子辞書は、それには対応しているのでしょうか? 簡単な例でいいますと、
>take part inを調べるのにpartをひいても検索できるのかという意味です。ではでは!

英辞郎はアルクが出しているCD-ROM(赤い本)でお使いですか? でしたら,おそらくPDicという検索ソフトだと思いますが,これでしたらF2キーで英単語部検索を選び,調べたい単語を入れれば,その単語が見出し語の一部分として含まれる語が出てきます。partが単語として含まれるものを調べたければ,「(半角スペース)part(半角スペース)」と入れればOKです。前後にスペースを入れないでpartだけを入れると,apartmentのような(単語でなく,文字としてpartが含まれる)語まで検索されてしまいます。詳細は英辞郎の本の118ページをごらんください。

>文さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月26日(火)09時34分12秒

>ところで、わたしはの希望は英語の小説を読みたいと思うので、「英語重視の一般モデル」
>を買えばいいと分かったのですが、専門はフランス語です。そして、韓国語もよく使ってい
>ます。やはり、この三つを兼ね備えた辞書というのはないのでしょうか。ただ、フランス語
>や韓国語のレベルは、大学院レベルなので、フランス語は「ロワイヤル」、韓国語は「小学
>館の朝鮮語辞典」以外、使いようがないので、下手な電子ブックを使うのは、避けたいと思
>うのです。

フランス語の辞書の電子辞書版というと,フルコンテンツではシステムソフト電子辞書シリーズのプチロワイヤルか,三省堂が出しているクラウン仏和しかないと思います。いずれもロワイヤルより小さいですから,文さんのような専門用途には向かないと思います。韓国語に関してはフルコンテンツは出ていないはずです。小学館の外国語辞書の中では,中日,日中が小学館からCD-ROM版が出ていますが,ほかの西和,伊和,朝鮮語等のタイトルはCD-ROMにはなっていないはずです。

http://www.logovista.co.jp/jiten/pc/pc_pro.html

仏仏,仏英辞典ならFranklinがいくつか出しています。ラルースのものですが,フルコンテンツではないと思います。http://www.franklinse.com/france/html/indexfr.htmに詳細があります(フランス語なので内容は詳しく分かりませんが(^^;;)

>ということは、やはり、利便性のいい電子手帳でまず英語の充実したものを買うべきなので
>しょうか? また、英語はまったく勉強しなかったので、どの辞典がいいか分かりません。
>いま持っているのは、とりあえずフランス語で扱いなれている旺文社のロイヤルですが、
>実際、どの辞典がいいのでしょうか。例文がたくさんあるのが好きです。どなたか、お教え
>くださるとうれしいです。

上述のフランス語電子辞書以上の水準のものはないと思いますので,やはりフランス語,韓国語は冊子体辞書に任せ,電子辞書は英語用に考えた方がいいと思います。文さんの用途を考えると英語に関しては読解中心で,例文の多い辞書がいいということでしたら,リーダーズ(+リーダーズプラス)とCOBUILD英英を搭載したSR-T6500でしょうか。リーダーズは語数が多いかわりに例文や文法解説は少ないのですが,COBUILDは逆に普通の英和辞典なみ(文さんがお使いのロイヤル英和よりもちょっと少ないぐらい)の語数ですが,例文が10万5000あります。見出し語の数よりも例文の方が多いぐらいですから,いかに用例が豊富な辞書かが分かると思います。

>るっこらさん 投稿者:H1B  投稿日:11月26日(火)08時34分59秒

るっこらさんのT-5000インプレ、楽しみにしております。わたくしも気になっている機種ですので。

>特にロジックの説明などでは、簡単な英語の組み合わせで長
>くなるより、短いひとつの単語で的確なものを探すことを求
>められます。
もうお使いとは思いますが、類語辞典は如何でしょう?
Roget's Pocket Thesaurusという、古い辞書のペーペーバック版には、随分お世話になったものです。2冊くらいつぶしてしまってからあまり使わなくなってしまったのですが、意味の近い単語が並んでいるだけのものながら、「ぴったりの一言」探しのときには、重宝しました。電子辞書に入っている中にも、良いものがありそうですね。

>文章を書くとき、同じ単語が繰り返されるのがどうも感性と
>して許せなくて
納得行く表現の組合せを求めて言葉の原野を彷徨ってしまわれるのですね。パワフルですね。

(H1Bの正体ですか。... status of H1B v... とでも出ていたのでしょうか) 

H1Bさん 投稿者:るっこら  投稿日:11月26日(火)01時54分11秒

貴重なコメントありがとうございます。

>ネイティブでもあまり使わないようなむつかしい字を
>使うのはいいが、こんな言葉まで知ってるぞ、って、
>自慢しているみたいだって受け取る人も出てくると思
>うよ、といわれました。

なるほど、確かにその通りですよね。これで思い当たりました。

私は自分で英語を一から作成するときより、人の書いた文章を直すときのほうが時間がはるかにかかります。

自分が何もないところから英文を書くときは自分のVOCABULARYで書くので日本語を書くのとあまり変わらない時間で書けるのですが、人の書いた英文を直すときは、その人の使ったことばをできるだけ尊重するようにしています。そのため、自分のVOCABULARYにない難しい言葉を使っている場合(自分がネイティブであれば、自信を持って「その言葉は難しすぎる」とかいえるのでしょうが)、まず、そのことばが的外れの言葉でないことを調べ、その上で、語法が間違っていないことを調べます。(大抵の場合、本人は和英で調べて出てきた言葉を適当に使っているので、語法は間違っています。)最近、語数と語法の両方が欲しいと思ったきっかけはここが一番大きかったかもしれません。

でも、学習辞書にない言葉を使わなくてはいけないもうひとつ理由があるにはあります。私の仕事の分野はソフトウエア開発で、今作成している文章は業務アプリケーション開発の要件定義です。そのため、学習辞書にはないような英語の業務用語およびシステム用語でごく日常的に使用されているものを使用したいことがよくあるのですが、それを英語の文章で使用するときの語法がわからないことが往々にしてあるのです。

また、要件定義ですので、できるだけ箇条書きに近い形で完結な文章にしなくてはならないため、特にロジックの説明などでは、簡単な英語の組み合わせで長くなるより、短いひとつの単語で的確なものを探すことを求められます。

それと、私は英語の文章を書くとき、同じ単語が繰り返されるのがどうも感性として許せなくて、つい、違う言葉や言い回しを捜しに走ってしまうのも辞書にしがみつく一因になっているのかもしれません。

というわけで辞書を探しに走っているわけですが、もしかすると辞書で解決できることではないのかもしれませんね。

(そうそう、STATUSという非常に簡単な単語の前置詞に何をとるべきかが英活でもCOBUILDでも確認できずINTERNETを探していて、「H1B」が何なのか知りましたよ。)

Sekkyさん on BNC 投稿者:るっこら  投稿日:11月26日(火)00時19分35秒

>用例に関してだけでいえば,British National Corpus(OALDやLDCEの
>例文はこのコーパスのデータがもとになっています)が一般に手に入
>るデータベースの中では最大です。

ありがとうございます。そうなんですか、そのようなものがあるのですね。1億語はすごい。2万円は高くないとおもいます。でも検索のノウハウをしっかり勉強しないと欲しいものに行き当たるまでに時間がかかりそうですね。それに、10GBでは会社のマシンに入れるのは無理かもしれません。

でも、家のPCになら導入可能なので、考えてみます。でも、まずT5000を購入してから…ですね。

>あいちゃんさん 投稿者:くずばこ  投稿日:11月26日(火)00時04分35秒

はじめまして

>XD-R9000にCODが入れば、ダブル英英とダブル英和で最強になるのになぁ、

 まさに同じことをお考えでいらしたのですね。「いつかはCODが自由自在に使いこなせたら・・・」と思い、ずいぶん背伸びして使ってきましたが、現在手元にある8th editionはかなり前にロンドンに出張した際に急遽スピーチを書く羽目になり、あわててCOTとともに買ってきたもので懐かしい思い入れがあります。

 電子辞書でCODがあれば・・・というのは長年の夢でしたがSR9200でこれが実現したのは画期的だと思ったのですが、いかんせん、リープラが入っていないのはちょっとさびしく感じました。大抵はリーダーズでこと足りるのですが、ある単語を引いた後で「変な意味」を読むのが楽しみなのです。少しあきれるぐらいの情報量で読んでいるだけで楽しいのですが。SR9200から逆引き広辞苑をおろしてリープラが入っていれば間違いなくこれなのです。

 XD-R9000で一番気になるのはやはりActivatorでしょうか。こういう特殊な辞書ほど電子化するメリットが高いと思いますし、リープラも入っているので言うこと無いのです。CODだけは残念でなりませんが。

 ER6000というのは丁度昔SIIからリーダーズが電子辞書で出たときのような大きな筐体なのでしょうか?あいちゃんさんおっしゃるように、デスクでの使用を前提とすればR9000と2台体制というのも十分うなずけますね。

 ただ、先ほども書きましたがパソコンのHDDにはリーダーズ+プラス、英和活用、広辞苑、英辞郎を放り込んであり、これをDDWINで串刺し検索して使っております。そのほかに、SODとGrand RobertにPetit Robertと辞書だらけにしております。これに電子ブック版のCOD 8th ed+COTを入れてしまえばとりあえず目的は達成できるように思っております。(もちろんR9000は購入するという前提ですが)

 そうしますといかにお手ごろ価格とはいえ、デスク用にER6000を単体で求めるのはためらってしまいます。と、いっても今度東京に出るとき見つけたら買ってしまうと思うのですが(笑)

PS.HPも拝見いたしました。電子辞書に限ってもすばらしい情報量のページですね。丁度先日Harry Potter のペーパーバック4冊組みを購入し、ぱらぱら読んでいるところでしたので、あいちゃんさんのご意見にとても共感いたしました。

Sekkyさん 投稿者:るっこら  投稿日:11月25日(月)23時56分13秒

>ランダムも性質的にはリーダーズのような受信がメインの辞書ですから

確かにそうですね。リーダーズが出て真っ先に購入してからは、ぐっとランダムハウスの使用頻度は減ったと思います。思えば、昔は英語は書くより読むほうが圧倒的に多かったのでしょう。でも、何かあれば一番頼りにしていた辞書だったように思います。(大昔の思い出話ですみません。何せその後実質英語から離れていた月日があまりに長かったので。)

>用例や文法解説などは,学習辞典でもっとも詳しいジーニアスを
>しのぐぐらいです)があり,かつ用例や文法解説が重視されてい
>るので,これが一番おすすめかもしれません。

>普通の学習英和に載っているようなレベルの語は学習辞典以上に
>詳しく,しかも学習辞典のスコープをこえるような専門語も多く
>収録しているわけです。

>今SR-9200をお使いなら,コンテンツが全く重ならないSR-T5000
>をセカンドマシンにしてみてはいかがでしょう?

これは、やはりT5000を買わないわけにはいかないですねえ。実は私が欲しいのは文法説明かもしれません。昔は文法といえば本当に何でも私に聞いて、というくらい自信があったのですが、英語から離れていた期間が長かったこともあって、最近は昔の勘のみで生きているため、確認のために調べたいことがとても多いのです。

>あるいは,発信面が多いるっこらさんなら,3冊の類語辞書に
>加えの入ったXD-R9000もいいかもしれません。

電子辞書が欲しいという同僚にXD-R9000を薦めたところ、この週末にさっそく購入してきました。借りてさわってみたいと思います。特にActivatorには興味がありますので。

この同僚は、秋葉原通の友達に某店に連れて行ってもらって、その友人が値切りまくってくれ、なんと3万円で購入したということです。そのお店は本当に少しでも利益が出たのだろうかと人ごとながらちょっと心配になります。

>くずばこさん 投稿者:あいちゃん  投稿日:11月25日(月)23時33分55秒

XD-R9000にCODが入れば、ダブル英英とダブル英和で最強になるのになぁ、とか思っていましたが、どうやらくずばこさんも同じような思いでいらっしゃるようですね。

私も電子辞書でのCODが欲しくてたまりませんでしたが、そのためにSR9200を買うのもねぇと思っていました。結局、SII(UK)のER6000を買いましたが、これはCOD 10th editionとCOT搭載で、COTもSekkyさんのレビューどおりSR9200より良くできており満足しています。(速度的に反応がちょっと遅いですが....)

ER6000はいつも持ち歩こうという気にはなりませんが(笑)、デスクでの利用が主であれば、XD-R9200とER6000なんて組み合わせもありかなとも思います。類語もLongman Roget's + ActivatorとCOTですから重複しませんし。ER6000の入手については、2002/09/05 23:23:20の小生の書き込みにその様子があります。

http://aichanworld.com/


XD-R9000 投稿者:くずばこ  投稿日:11月25日(月)22時30分54秒

Sekkyさん

 XD-R9000の詳細なインプレッションありがとうございました。

 昨日、久茂地のB電気に行ってSR9200を触ってきました。また冊子版のCOD第10版も近所の本屋で見てみましたが、今使っている第8版に比べてずいぶん平易になっていると感じました。

 一方、B電気には残念ながらT6500もR9000もまだ未入荷でしたが、SR9200とカシオの筐体を比べるとやはりスリムでアルミ製のカシオに惹かれました。SIIのフルキーボードもとても使いやすそうなのですが・・・

 Sekkyさんは10年間Activatorをお使いとのことですから、今回のR9000に期待されていたと思うのですが、まだまだ使い勝手は改善の余地がありそうですね。私は冊子のあの大きさがどうも気に入らず、結局使わずに来ましたので、多少使い勝手がわるくとも、コンパクトな電子辞書に組み入れられたことで敷居がずいぶん低くなりました。

 あと、SR9200との比較ですが、リープラの威力を改めて感じました。パソコンにはDDWINでリーダーズ+リープラを入れているのですが、今日たまたま眺めていると、

Stig [st_g]_n. スティグ 《英国の児童文学作家 Clive King_ の Stig of the Dump (ごみ捨て場の原始人, 1963) に登場する, ごみ捨て穴中に住む石器時代の穴居人

まで載っているのを見て感動しました。この本、初めて読み通したペーパーバックだったものですから・・・やはりCODよりリープラをとろうかと思いました。

 で、CODの方は電子ブックでそれも愛用の第8版が出ていることを確認しましたのでこれをパソコンで使う方向で検討してみます。

 本当はSR9200とXD-R9000を両方手に入れるのがベストかもしれませんが・・・

添付メモにかんんして 投稿者:谷口  投稿日:11月25日(月)22時17分23秒

PW-S7000で新しく登場した「添付メモ」に関してですが添付メモのある単語のみ検索するといった機能はあるのでしょうか。
(または、添付メモのある単語を一覧表示するなど)
まだ、発売されていないようですが、確認された方おられましたらお願いします。

追加質問です。 投稿者:まりえ  投稿日:11月25日(月)21時57分26秒

セイコーとカシオのホームページで電子辞書を調べてみたのですが、「単語帳」という機能がとてもきになります。
わたしは便利なように思うのですが、こういった機能はセイコーの電子辞書にはないのでしょうか?

PW-6800の買い増しにXD-R9000 投稿者:あいちゃん  投稿日:11月25日(月)21時44分18秒

Sekkyさん、レスありがとうございます。

XD-R9000については、リーダーズ+リープラというはかなり魅力的な上、LAADに加えて、なんといってもActivatorというのが食指をそそっています。小生はActivator自身はユーザーではありませんが、これをきっかけに非常に興味がわいています。書店でみて、これだぁ!とか思いました。ActivatorのSekkyさんのレビューを拝見して、一瞬腰が引けました(笑)が、それ以上に物欲に刺激されています(爆笑)。

リーダーズ+リープラはSekkyさんの御指摘どおり、その組み合わせは二種の辞書ではないと思いますので、CASIOさんのWebをみて、「変だなぁ」と思っています。単に冊子体の辞書の冊数を辞書の数と見ておられるのでしょうか...不思議です。が、この二冊にActivatorはとても魅力です。PW-6800とは良い補完関係になるように思っています。

#ああ、賞与も近い.... (^^;

http://aichanworld.com/


電子辞書の選択 投稿者:まりえ  投稿日:11月25日(月)21時27分13秒

はじめまして。電子辞書を購入予定です。しかし、収録の辞書の選択に迷っています。
リーダースとリーダース・プラス、と、ジーニアス英和大辞典、どちらが使いやすいでしょうか? あと、英英辞典ですが、コウビルド英英辞典とロングマン現代英英辞典のついても教えていただけませんか?
私の英語のレベルは英検一級です。
おすすめの、使いやすい電子辞書がありましたら、教えてください。よろしくおねがいします。

医学英語 投稿者:asthma  投稿日:11月25日(月)20時39分47秒

医学部5年生の学生です。最近勉強で医学の英語論文や英語の教科書を読む機会が一気に増えました。そのたびに医学用語がある辞書や普通の英和辞典などをいくつも辞書を引いて調べてます。
専門的な医学英語とその他の英和辞典を手早くひけるように電子辞書を探していると、このすばらしいサイトに至りました。いまのところリーダーズが入っている機種を選ぼうと思っていますが、今度でるT5000も気になります。将来医師になっても長い間つかえる物を選ぼうと思います。アドバイスがあれば教えてください。よろしくお願いします。

sekkyさんありがとうございます 投稿者:mac  投稿日:11月25日(月)20時11分20秒

今週末にXD-R9000をみて、お薦めどおり、確認して、抵抗感が少なければ購入しようと思います。いつもご丁寧にありがとうございます。お店で触ってみて、初心者なりに感じるところがありましたら、又お尋ねさせていただきたいと思います。T5000とは悩むところですが、、、。待てなければ9000を買うと思います。しょうもないことかもしれませんが、気になるのでお尋ねします。えいじろうは熟語でもはじめの単語を入力しないと出てこなくて、それが私には不便に思えるのですが、電子辞書は、それには対応しているのでしょうか? 簡単な例でいいますと、take part inを調べるのにpartをひいても検索できるのかという意味です。ではでは!

>るっこらさん 投稿者:H1B  投稿日:11月25日(月)16時37分07秒

>「ランダムハウス英和大辞典」
>今は正直言って、この昔に買った辞書は重くて手に取る気にならないのですが、
>Sekkyさんはこの手の辞書についていかが思われますか。またH1Bさんのご意見
>はいかがでしょう。
ランダムハウス英和大辞典、良い辞典ですね。わたくしも、随分昔に、毎日のようにお世話になっていました。翻訳よりも発信型の文章が増えるにつれて、20年位前、当時出たばかりのプログレッシブやロングマンを使う頻度が飛躍的に高まったものです。Sekkyさんがおっしゃるとおり、この辞典の使途は、基本的には、英文理解でしょう。文章を書くのに使えるにしても、おのずと限度があると思います。

表現力を鍛える英英という点では、マクミラン英英辞典というのが評判ですが、注文したばかりで現物を見ていません。また報告します。

10何年も前のことですが、知人の米人弁護士に文章を見てもらい、忌憚のない意見をもらったおり、ネイティブでもあまり使わないようなむつかしい字を使うのはいいが、こんな言葉まで知ってるぞ、って、自慢しているみたいだって受け取る人も出てくると思うよ、といわれました。それ以来、誰でもが知っている言葉の範囲で、いかに、簡潔明瞭、かつ、理にかない情にも訴える文章にするかを心掛けていますが、簡単なことではないですね。

>dictianさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)14時20分44秒

>型番から推察する限り、SはSlimのことのようで、小型のMシリーズ
>とは系列が違います。厚さを除けば大型のPW-9000などに近く、重さも
>ちょっと軽くなった程度です。電池を1本にして重さを抑えたという
>感じです。横幅だけを比べるとPW-C5000より7.3mm短いだけですから。
>奥行き90mmというのも、横型の小型機の中では最長です。

PW-8000/8100→9000/9100→(PW-8200)という流れの横長液晶でなく,PW-SシリーズはPW-9500/9600と同等の大画面液晶を採用したので,必然的に奥行が大きくなるのでしょうね。

>大画面の9500,9600と、薄型のSシリーズというラインナップになって
>しまい、小型機は出さないのでしょうか。高機能な小型機を待ち望ん
>でいる私としては、ちょっとがっかりです。
>最初は小型機だと思っていて、小型機なのに広辞苑も英英もついている
>と驚いていたのですから。

シャープさんの今回のラインナップを見る限りでは,メーカーさん自体がどういうスタンスの製品を今後出していくのか模索していることがうかがえます。PW-S7000はPW-6800の後継機のような感じもしますが,GCを入れないでジーニアスにダウングレードするなど,不思議な点があります。これが一時的なものなのか,PW-6800で手がけた英語上級機市場から撤退したということなのか分かりませんが…。ただ,5社が拮抗している電子辞書市場では,今までのようにあるメーカーさんの新機種への対抗機を闇雲に出しているだけではうまくいかないというのがあるのかもしれません。セイコーさんに加え,シェアトップのカシオさんまでR9000で上級機に参入してきた今,シャープさんが3番手で上級機を出すというリスク(上級機の老舗のメーカーとシェアトップのメーカーが相手なのですから)よりは,主婦層という未開拓の分野や,ザウルスユーザが多い若手のビジネスマン向けにターゲットを絞ったと言えなくもありません。小型機にしても,小型化のプロであるソニーさんの機種と比較すれば,デザイン等で見劣りするのは事実でしょうから,今回は様子見なのかもしれません。シャープさんも,大型機でプラキーを採用した以上,小型機はゴムというわけにはいかないでしょうから,もし今後小型機を出すなら筐体自体が新しくなるでしょうけど。

これは私の勝手な勘ぐりですが,シャープさんの今回の新製品は,スペックを見ても,コンテンツを見ても,明らかに「つなぎ」であり,そのうちにとんでもないものを出してくる気はします。S7000の薄型筐体と樹脂キーは,もしかしたら大型機へ採用するのが本命ではなく,今後の新筐体小型機へ導入するテストケースかもしれませんし,そうなったら大型機はVGAザウルスの筐体みたいにフルキーボード+大画面という形になるかもしれません。画面分割ジャンプなど,旧機種で実績ある機能をVGA液晶機に搭載すれば,素晴らしい電子辞書になると思います。

英語、フランス語、韓国語 投稿者:  投稿日:11月25日(月)13時52分59秒

こんにちは、文と言います。電子辞典を買おうかなと思っていたところ、このSekkyさんの親切なホームページに出会えました。ありがとうございます。
ところで、わたしはの希望は英語の小説を読みたいと思うので、「英語重視の一般モデル」を買えばいいと分かったのですが、専門はフランス語です。そして、韓国語もよく使っています。やはり、この三つを兼ね備えた辞書というのはないのでしょうか。ただ、フランス語や韓国語のレベルは、大学院レベルなので、フランス語は「ロワイヤル」、韓国語は「小学館の朝鮮語辞典」以外、使いようがないので、下手な電子ブックを使うのは、避けたいと思うのです。ということは、やはり、利便性のいい電子手帳でまず英語の充実したものを買うべきなのでしょうか? また、英語はまったく勉強しなかったので、どの辞典がいいか分かりません。いま持っているのは、とりあえずフランス語で扱いなれている旺文社のロイヤルですが、実際、どの辞典がいいのでしょうか。例文がたくさんあるのが好きです。どなたか、お教えくださるとうれしいです。
よろしくお願い足します。
文拝

ありがとうございました! 投稿者:Rabbit  投稿日:11月25日(月)13時27分08秒

Sekkyさん、アドバイスを本当にありがとうございました!
2、3日中に販売店に出向いて操作性を確かめてみようと思います。

>Rabbitさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)13時15分28秒

>R9000はアクティベータが魅力だっただけに、Sekkyさんのインプレを拝見し、操作性が気
>になりそうで悩んでいます。

私の場合,冊子体Activatorを10年近く使っていることもあり,電子辞書に搭載されるとなればつい要求水準が高くなってしまうので辛い評価になってしまうのかもしれません。もっとも,現時点でActivatorが搭載されているのはR9000しかありませんので,Activatorが目当てであれば,R9000がおすすめです。操作性はともかく,重くてとても持ち歩けるものではないActivatorがどこでも使えるというメリットだけでも大きいです。

#もっとも,R9000のアクティベータはいちおうまるごと収録ですが,実際はカットされている情報もあります。類語の発音記号が出ていなかったり,多義語のキーワードの冒頭にあるWhich meaning?の部分がカットされいたりといったことです。実用上大きな支障はありませんけど。

>T6500搭載のCollins Compact Thesaurusは非ネイティブには使いにくいということでした
>が、発信の機会が増えることを考えた場合シソーラスは重要な気がします。一体T6500と
>R9000のどちらを選ぶべきでしょうか?多少操作性に問題があっても、シソーラスの充実
>したR9000の方が良いでしょうか?アドバイスを頂ければありがたいです。

操作性を重視するならT6500,コンテンツ数を重視するならR9000でしょうか。R9000はリーダーズに加え,学習英和も入っているので,幅広いレベルの人に対応しています。最終的には,Activator, COBUILD,ジーニアス英和といった,どちらかの機種にしか入っていないコンテンツを天秤にかけて,贔屓のコンテンツが入った機種を買う,というのがもっとも無難かと思います。操作性に関しては,ぜひ店頭で実機を触って比較してみてください。

>それと、もうすぐ発売されるというアクティベータの新版のことですが、CD-ROMの発売は
>ないのでしょうか?あれば大喜びで飛びつくのですが・・・。

ロングマンの最新のカタログには出ていませんので,少なくともここしばらくは出ないのではないでしょうか?

XD-R9000 投稿者:Rabbit  投稿日:11月25日(月)10時52分16秒

先日検索ソフトのことで質問させて頂いたRabbitです。
昨日までCOBUILDはCD-ROMを購入し、電子辞書はXD-R9000を購入しようかと思っていたのですが、R9000はアクティベータが魅力だっただけに、Sekkyさんのインプレを拝見し、操作性が気になりそうで悩んでいます。T6500搭載のCollins Compact Thesaurusは非ネイティブには使いにくいということでしたが、発信の機会が増えることを考えた場合シソーラスは重要な気がします。一体T6500とR9000のどちらを選ぶべきでしょうか?多少操作性に問題があっても、シソーラスの充実したR9000の方が良いでしょうか?アドバイスを頂ければありがたいです。

それと、もうすぐ発売されるというアクティベータの新版のことですが、CD-ROMの発売はないのでしょうか?あれば大喜びで飛びつくのですが・・・。

>るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)10時43分45秒

>できれば私としては語数が多く、しかも用例や語法が充実しているものを探しています。

用例に関してだけでいえば,British National Corpus(OALDやLDCEの例文はこのコーパスのデータがもとになっています)が一般に手に入るデータベースの中では最大です。約1億語の英文の集合体です。COBUILD on CD-ROMの中のWord Bankも一種のコーパスですが,BNCはその約20倍の規模です。詳細は,2002/5/13-14,2002/4/13-16あたりの過去ログをごらんください。送料込みで約20000円で買えます(規模を考えれば破格値です)。もともとはEU諸国の研究者を対象に,ネットワーク上からしかアクセスできませんでしたが,最近になってCD-ROMの形で全世界に公開され,HDにインストールすればローカルで(インターネットにつながなくても)使えるようになりました。

IC辞書の例文検索のようにある単語が含まれている例文を探す,というレベルの検索はもちろん,かなり複雑な条件検索もできますので,私をはじめ,英語の研究者にとっては非常に有用です。ただ,そのぶん操作に習熟するのが大変で,The BNC Handbookという,BNCの操作をstep by stepで説明したハンドブックが別に売っているぐらいです。万人向けではありませんが,生きた用例(イギリス英語がほとんどですが)を調べるという意味では,これに勝るものはありません。

もっとも,1億語のコーパスなのでHDに膨大な空き容量が必要です。作業領域を入れると,インストール時に最低でも10GB程度,使用時も数GBの空きは必要です。私などは,BNCを使うためにBNC本体よりも高い増設HDを購入しなければいけませんでした(^^;;

講談社類語大辞典 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)09時52分29秒

↑何回かお話ししましたが,もう発売されています。これはいいですね(^^) 基本的には角川類語と同じような感じ(横組みですが)なので,角川類語を使っている人は何の違和感もなく使えると思います。角川類語はどちらかというと漢語っぽいものが多いのですが,講談社類語は最近増えているカタカナ語も積極的に立項しています。たとえば,「初々しい」の項目には「うぶな」「無邪気な」という語に加え,「ピュアな」「ナイーブな」「プラトニックな」という語まで入っています。対照言語学的な視点の記述がきちんとされているのにはびっくり。たとえば,「ナイーブな」を引くと,日本語ではよい意味で使うが,英語では悪い意味で使うことが多い,ということがちゃんと書いてあります。国語系の辞書は,ふつうは国文学,国語学が専門の人が書いているので,こういう視点の記述が抜けることが多いのですが,講談社類語は,海外で学位をとった日本語学の研究者も執筆に携わっているようなので,日本語を外国語としてとらえた記述が実現できているのでしょう。

大規模英和の搭載が一段落した電子辞書業界で,次のトレンドになるのが日本語の類語辞典だということは(私の勝手な予想ですが)まず間違いないと思います。COTやカタカナ語辞典と同じで,どこかのメーカーさんが講談社類語を入れてくれば,その後は一気に業界標準として定着しそうな感じがします。考えてみれば,英語の類語辞典が3冊も入っている機種が出ているのに,日本語の類語辞典は3冊どころか1冊でも入っている機種はないのですから。

そして,講談社類語の副作用で,国語辞典も広辞苑から(講談社の)日本語大辞典にシフトしていけばいいのになぁと願っています(^^) 英語重視機だけでなく,日本語学の研究者や日本語教師,上級レベルの留学生(別科を終わり,学部編入したレベルの)のニーズに応えた日本語重視機も,今後新たなラインナップとして望みたいです。講談社類語が,そういうモデルへの斬り込み隊長的な位置づけになればいいのですが(笑)

>macさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)09時35分06秒

>ソニーの500がいいと思い、その後XD-R9000のコンセプトに感動し発売をひたすら待っ
>ていましたが、リーダーズ+ジーニアスvsジーニアス大 はいかがでしょうか?

トータルで考えると,やはりリーダーズ(+プラス)&ジーニアス英和に軍配が上がります。1巻本のジーニアス大辞典にくらべ,前者は3冊なのですから,ボリュームは段違いです。ジーニアス大辞典は,これ1冊でジーニアス英和のような詳しさに加え,高度な専門語まで入っているという,たとえて言うなら郊外型の大型スーパーのような辞書です。ここへ行けば,日常生活に必要なあらゆるものが買えます。しかし,好みにうるさい人なら,もっと品揃えがいい専門店のほうがいい,と思うかもしれません。一方,リーダーズ(+プラス)&ジーニアス英和は,スーパーの隣に専門店だけのビルがあるような感じです。大型スーパーと違い,一旦店に入ればすべての用が足りるわけではないので,スーパーと専門店のビルを行ったり来たりしないといけませんが,その手間が気にならなければ,日用品からかなり好みにうるさい人の衣服まで,何でも手に入ります。

R9000も同じで,必要に応じてジーニアスとリーダーズのモードを切り替える必要があります。それが面倒なら,語数的にはR9000より少なくても,T5000のほうがいいと思います。

>SR-T6500も魅力的ですが、今の英語力は準一級よりややしたくらいなので、もう少し実力
>をつけてからかなあと。

T6500は学習英和がないので,COBUILDを十分使いこなせる必要があると思います。準1級のちょっと下ということでしたら,慣れればCOBUILDでも大丈夫だと思いますが,英和があった方が安心ということであればR9000でしょうね。

R9000はT6500にくらべれば比較的安いですが,T5000が出てくれば,実売価格はそれほど変わらない(T5000の方が安い?)と思います。ただ,昨日のレビューでも書いたように,R9000は細かな操作性にまだまだ課題があります。こういう面が気になるか気にならないかは個人によって違うでしょうから,とりあえず,店頭でSR-T6500とXD-R9000の実機を比較して,(コンテンツではなく,操作性が)どちらがしっくりくるか確かめてみてはいかがでしょう? R9000でも問題ない,ということでしたら,値段も安いことですからR9000がおすすめです。一方,SR-TR6500のプレビュー機能やフルキーボードが使いやすい,ということであれば,T5000が出るのを待ってみるのもいいと思います。

>あいちゃんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)09時17分19秒

>余談ですが、私は携帯用電子辞書ではPW-6800を持ち歩いていますが、XD-R9000
>にも魅力があります。やはり国語系コンテンツも欲しいことがあるのと、PW-6800
>とXD-R9000ではジーニアス和英を除けば重ならないので...

数日前にR9000のインプレを報告くださったなみさんが,たしかPW-6800の買い増しでR9000を購入されたと思います。和英以外はコンテンツが重ならないですし,6800で弱い類語辞典関係が強化されているので,併用するにはぴったりの機種だと思います。

固有名詞は訳語中心のGCにくらべ,リープラでは訳語だけでなく百科的情報が詳しく載っています。リーダーズプラスというと,翻訳者を始めとした専門家向けの辞書というイメージがありますが,ペーパーバックや映画など,趣味で幅広い英語にふれる人には,とても便利な辞書だと思います。冊子体しかなかった頃は,リープラだけで20000円,最近出た携帯版でも10000円近くしましたので,おいそれと買える辞書ではありませんでしたが,XD-R9000, SR-T6500と電子辞書化され,買いやすくなりました。今やっている映画「セレンディピティ」の舞台になっているWaldorf-Astoria Hotelもちゃんと出ています(^^) リーダーズにも載っていますが,リープラの場合,「内装は優雅」とか「メインロビーは広く美しい」といった主観的な付加情報も付け加えられています。辞書という書物に「優雅」「美しい」といった主観的な情報を盛り込むことには賛否両論あるでしょうが,これのおかげで,行ったことも,見たこともない場所や建物でさえ非常に身近に感じられるのは事実です。

>るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)09時06分14秒

>できれば私としては語数が多く、しかも用例や語法が充実しているものを探しています。
>COBUILDや英活では用例以前に語数が限られ、使いたい単語が明らかなのに語法がわから
>なくていらいらすることがあるのです。そのため、INTERNETを用例を求めて泳ぎ回るこ
>とがよくあります。

語数と,用例や語法といった学習辞書的情報の量は両立しにくいので難しいですね。語数の多い辞書に必要な高度な語は,いわゆるpassive vocabulary(受信がメインの語彙で,その語を使って発信する機会は少ない)がほとんどですから…。COBUILD on CD-ROMの(COBUILD本文ではなく)Word Bankの用例検索でも物足りないですか?

>もし英和大辞典の購入に意味があるようであれば、CD-ROMで入手するとすれば、絶版に
>なっていたらしいランダムハウスの第二版のXP対応版がもうすぐでるようです。この辞
>書の今の評価はどうなのでしょうか。新しくないのは分かっていますが。

ランダムも性質的にはリーダーズのような受信がメインの辞書ですから,用例や語法解説は学習辞典にはかないません。ランダムはとてもよくできている大辞典です。今はちょっと古くなってきましたが,それでも,リーダーズ,リープラと並んで,翻訳者の必須アイテムだと思います。ランダムは,英和辞典とはいえ,Random House Dictionary (RHD)というアメリカの英語大辞典の翻訳版という位置づけ(実際には,日本人にあまり関係ないアメリカの小さな地名等を省く代わりに,映画のタイトルや魚の名前などを独自に追加するなど,日本人向けにかなり手が加えられていますが)なので,信頼性が高いのでしょう。もちろん,ちゃんとランダムハウス社から許諾を得ています。リープラやGCのなかった当時は国内最大の英和辞典でしたが,今ではちょっと古くなってしまったのが難点です。古いといってもまだ10年たっていないのですが,それでも最新の原書を翻訳したりするプロの人には古く感じるのでしょう。

>ジーニアスの大という手もあるのでしょうか。ジーニアスとなると、CD-ROMではなく
>T5000を購入するという手もあるような気もしています。そうすれば、OALDおよびジー
>ニアスの和英も手に入るので、手持ちの辞書の数が増えるメリットはありますし、課題
>でもあった発信型の辞書の持ちきも可能になります。(投資額は大きいですが。)ジー
>ニアス大の評価はどうなのでしょうか。

るっこらさんの用途を考えると,G大でも満足できるかどうかは難しいかもしれませんが,それなりの語数(25万5千という語数は,大辞典としては少なめですし,リーダーズのような一般英和よりも少ないですが,用例や文法解説などは,学習辞典でもっとも詳しいジーニアスをしのぐぐらいです)があり,かつ用例や文法解説が重視されているので,これが一番おすすめかもしれません。G大やリーダーズ,英活,COBUILDでも用が足りないとなると,もう他には(日本国内はもちろん,海外の英英系辞書でも)ありません(^^) G大は,辞書の世界では珍しい「大は小を兼ねる」辞書です。つまり,普通の学習英和に載っているようなレベルの語は学習辞典以上に詳しく,しかも学習辞典のスコープをこえるような専門語も多く収録しているわけです。セイコーさんにとっては,T5000はコンテンツ的にもSR-9700の上位互換バージョンのような位置づけで,T6500よりも幅広い層(英文科の新入生とか)を狙っているのかもしれません。同時に,G大というコンテンツ自体,学習辞書と大規模辞書の両方を兼ねる,いわばダブル英和を1冊で実現しているのですから,ダブル英和搭載のXD-R9000の対抗機種とも言えると思います。

今SR-9200をお使いなら,コンテンツが全く重ならないSR-T5000をセカンドマシンにしてみてはいかがでしょう? あるいは,発信面が多いるっこらさんなら,3冊の類語辞書に加えの入ったXD-R9000もいいかもしれません。

>メリザンドさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月25日(月)08時44分06秒

EPWINGのCD-ROMのインストールですが,基本的にはるっこらさんやあいちゃんさんがご教示くださった通りです。重要なことは,もとのCD-ROMのフォルダの階層構成と同じようにハードディスクにコピーするということです。とくにCATALOGSというファイルは,CD-ROMではルートフォルダにある場合が多いので,複数の辞書をインストールする際,フォルダの作成を正しくやらないと,後でインストールしたファイルに書き換えられてしまいます。

ご参考までに,私のEPWING辞書が入っているHDのフォルダ構成(一部)です。以下のように,(1)まず辞書全体をまとめるフォルダ(*1)を作り,(2)その下にインストールしたい辞書のフォルダ(*2)をそれぞれ作ります。次に,(3)*2のフォルダの中に,CD-ROM辞書のcatalogsのファイルをコピーします。(4)さらに,そこにCD-ROM辞書の辞書フォルダ(リーダーズ&プラスならPLUS)をフォルダ毎コピーします(*2のサブフォルダとしてコピーされます)。

→EB *1
→→colloc *2
→→→colloc
→→→→data
→→→→gaiji
→→genius *2
→→→genius
→→→→data
→→→→gaiji
→→plus *2
→→→plus
→→→→data
→→→→gaiji

*1と*2のフォルダは自分で適当に名前を付けてもかまいません。もうちょっとわかりやすく「CDROM辞書」「ジーニアス大辞典」のように漢字にしてもOKです。ただし,手順4でフォルダ毎コピーするとき,そのファイル名は絶対に変えないでください(CATALOGSファイルにフォルダ名の情報が入っているので,変えてしまうと検索できなくなります)。

最新の電子辞書 投稿者:dictian  投稿日:11月25日(月)02時19分16秒

最新の電子辞書について、簡単にコメントさせていただきます。

◆IDF-4100
国語系はまたも縦書きです。広辞苑のイラスト表示がなくなったのでひょっとしたら横書きになるかと期待していましたが、残念です。
#縦書きが良くてCANONの機種を選んでいる人はどれだけいるのでしょうか?漢字字典は内容的には良いと思いますが、熟語が検索できなかったようでした。でも、使い方がわからなかっただけかもしれません。

◆PW-9600
11/24に店頭に出ていました。基本的に9500と変わらないと感じました。コンテンツで棲み分けといったところでしょうか。

◆XD-R9000
目新しい情報はありませんが、スペルチェックに関しては、やはり従来機種と同じで、改善が望まれます。Sekkyさんの総評にもあるとおり、ジーニアスの複合語インデックスは従来機種と同じです。当然、和英の「〜」もそのままです。

◆PW-S7000
これは、発売日がPW-9600と同じはずなのに、11/24時点では店頭にはありませんでした。発売前ですが、カタログをみた感想をちょっとだけ。型番から推察する限り、SはSlimのことのようで、小型のMシリーズとは系列が違います。厚さを除けば大型のPW-9000などに近く、重さもちょっと軽くなった程度です。電池を1本にして重さを抑えたという感じです。横幅だけを比べるとPW-C5000より7.3mm短いだけですから。奥行き90mmというのも、横型の小型機の中では最長です。大画面の9500,9600と、薄型のSシリーズというラインナップになってしまい、小型機は出さないのでしょうか。高機能な小型機を待ち望んでいる私としては、ちょっとがっかりです。最初は小型機だと思っていて、小型機なのに広辞苑も英英もついていると驚いていたのですから。

#Sekkyさん、いつもレスありがとうございます。最近は新機種ラッシュ
#なので、どうもそっちの話題に目が行ってしまいます。

大感謝m(_ _)m 投稿者:メリザンド  投稿日:11月25日(月)00時15分21秒

あいちゃんさん、るっこらさん

詳しいご説明を、本当にありがとうございます!!(^^)
さっそく試してみますね。
また分からないことがあったら、お聞きしても良いですか?
CD-ROMのソフトを入れた経験があまりないもので、、、すみません。

その他の新機種 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)22時46分25秒

IDF-4100はもう店頭に出ていました。先にもふれたように,モードキーを押すだけで電源が入ります。ただ,単語帳はIDF-4100と2100では仕様が違います。2100のほうが高機能で,訳語部分を隠したり,逆に訳語を出して見出し語を隠したりといったテスト機能があります。4100のものは4500と同仕様みたいです。いずれも,キャパシティーは1000語です。

PW-9600はデモ機が出ています。キーが樹脂製になりました,IDF-4100, 4500のような感じですが,ゴムキーの旧機種のようにクリック感がかなりあります。

すみません,インプレが長くなったので,皆さんの書き込みへのレスはまた後日ということで(^^;;

XD-R9000インプレ(細かいこと) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)22時36分48秒

Activatorの操作系があまりに「??」なので長くなりましたが,前述の点は技術的にはそれほど難しいという性質のものでもないでしょうから,ぜひ改善が望まれます。これだけでもかなり使いやすくなります。以下は,Activator以外で気づいた点です。

◎ジーニアスの例文検索は原形で入れないとだめ

たとえば,chippedという語が含まれる例文を知りたいとき,例文検索でchippedを入れてもヒットしません。原形のchipを入れると,chip, chips, chippedなど全部ヒットします。セイコーさんの機種の例文検索に似ていますが,セイコーさんの機種はchipを入れると変化形も全部出る(これはR9000も同じ)だけでなく,chippedを入れてもchipped(のみ)が出てきます。※ただし,リーダーズやLAADはこういう仕様ではなく,入れた単語自体のみを検索(変化形はヒットしない)します。

上記のことは,私が偶然発見したもので,説明書には一言も書いてありません。もしかしてメーカーさんも気づいていない?? おそらく,元データのインデックスの仕様の違いによるものでしょうが,他社製品では搭載コンテンツ間でのこのような細かな仕様差がない(英英だろうが,英和だろうが,変化形に対応しているかどうかは一定)というのは事実ですから,言い訳にはならないと思います。

◎Longman-Roget'sだけは,候補語が1語しかなくてもリスト画面が出てしまう

たとえば,abacusを入れると,英和や英英ではそのまま語義が出ますが,Longman-Roget'sでは同スペルの同形異義語がない(=リストを出す必然性がない)のにリスト画面が出ます。これも元データの仕様差?がフィックスできていない例です。

★とりあえず,これぐらいでしょうか。細かいことはともかく,リーダーズ,アクティベータ,Longman-Roget'sという上級辞書のカップリングは何だかんだ言っても非の打ち所がない快挙だと思います。SR-8100ではLongman-Roget'sの中の知らない単語を英英や英和にジャンプしてもヒットしないことが多かったですが,XD-R9000ならまず大丈夫です。

コンテンツを重視し,しかも搭載コンテンツ自身自分でよく分かっている上級者の人なら,XD-R9000は重宝する機種だと思います。大学の英文科に入ったばかりの学生とか,辞書についてよく分からなくても,とりあえずXD-R8100のようにジーニアス英和,和英,広辞苑といった基本コンテンツが入っているR9000は,SR-T6500よりも有利かもしれません。しかし,操作性や付加機能の本当の使いやすさを考えれば,英語専門機の老舗としての蓄積があるSR-T6500に軍配が上がります。

#「使いやすい電子辞書」の基準は人それぞれでしょう。フルキーボードがいいか,普通のキーがいいか,ということでさえ評価は分かれます。しかし,ある程度客観的に使いやすい電子辞書を判断するのにぴったりの問いがあります。

「この機種は,御社の旧機種と比較して,カタログやニュースリリースに出ていない点で,どこが改良されていますか?」

という質問です。もちろん,「カタログやニュースリリースに出ていない点」は杓子定規に言えば非公式な内容ですから,メーカーさんのお客様相談室に質問しても,答えてもらえなくて当然かもしれませんが(^^;; 私としては,上記の質問は,ユーザというよりは各メーカーさんの開発スタッフの方で自問自答していただけると,次期機種の使い勝手にわずかとはいえ反映できるのではないか,と思います。「使い勝手」「操作性」というものはカタログやニュースリリースでPRできるような大きなものではなく,小さな微調整の積み重ねなのですから。実際,カタログやニュースリリースに出ていなくても,細かなリファインがされている機種は多いです。

XD-R9000インプレ(Activatorを中心に4) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)20時27分11秒

◎提言その3:キーワードインデックス画面から解説キーで呼び出した画面(類語詳細画面)

キーワードインデックス画面で,各カテゴリ毎にある解説アイコンを反転させると,そのカテゴリの類語の詳細(この画面こそが,マニュアルにある「同義語の使い分け」を解説している画面です)が出ます。たとえば,EATのキーワードインデックス画面で,1のカテゴリを選ぶと
-----------
解説[EAT]
eat [v I/T]
 eat sth

・I'm so full. I coudn't eat another thing.
・Ken's decided to stop eating meat for a few weeks.
....(例文略)

have
 an informal word meaning to eat something [v T]
 have sth
(例文略)

consume
…(後略)
------------
のように出ます。この画面は,各類語ごとのニュアンスの比較(定義)が明確に分かる必要がありますので,例文までいっぺんに出てくるのは好ましくありません。すべて例文は折りたたんだ状態で

-----------
解説[EAT]
eat [v I/T]
 eat sth
[例文]
have
 an informal word meaning to eat something [v T]
 have sth
[例文]

consume
…(後略)

----------------

のようにすれば見やすくなります。

XD-R9000インプレ(Activatorを中心に3) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)20時20分55秒

◎提言その2:キーワードへジャンプした直後の画面(キーワードインデックス表示画面)

先ほどのswallowをひき,EAT 1へジャンプすると以下のような画面になります(ここでは,この画面をキーワードインデックス表示画面と呼びます)

●EAT
1 to eat food
・eat ・have ・consume ・swallow ・tuck in ・feed ・lick ...[解説]

2 to eat a meal
…(後略)

(キーワードからでなく)類語から引き,ジャンプ操作をした後なら,EAT 1という,自分の必要な類語群がある具体的なカテゴリが分かっているわけですから,このキーワードインデックス表示画面を経由する必要はありません。直接,EATのキーワードの中のカテゴリ1の中身(以下の画面)を出せばいいと思います。
-------------
解説[EAT 1]→このように,上記の操作系にした場合はカテゴリ番号も載せると分かりやすいです。
eat [v I/T]
eat sth

I'm so full. I coudn't eat another thing.
Ken's decided to stop eating meat for a few weeks.
....(例文略)

have
an informal word meaning to eat something [v T]
have sth
(例文略)

consume
…(後略)
------------

※あたりまえですが,キーワードを直接入れて検索した場合は,この画面は表示しないといけません。つまり,

EAT(キーワードを直接入れて検索)→キーワードインデックス画面(上記)→カテゴリ選択により,そのカテゴリの類語詳細表示画面

swallow(類語を入れて検索)→EAT 1へジャンプ→EAT 1の類語詳細表示画面

のようになるわけです。

XD-R9000インプレ(Activatorを中心に2) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)20時08分21秒

(主にメーカーさん向けかもしれません)

文句を言っているだけでは怒られるでしょうから,建設的に書きます(^^) R9000のActivatorですが,ほんの少し仕様を工夫するだけでかなり使いやすくなると思います。カシオさんはもちろん,他のメーカーさんが今後新規コンテンツで搭載するときの参考にしていただければ,と思い,掲示板に書きます。

◎提言その1:第1ステップ(単語を入れ,キーワードへ参照させる場面)の操作系

R9000では,キーワード以外の語(たとえばswallow)を引いた場合,

swallow
→BELIEVE 2
→EAT 1

のように,キーワードへの参照が出ます。ここからジャンプ操作で自分の意図した意味と思われるキーワード(たとえば,飲み込むということを言いたいならEAT)にジャンプするという操作系です。

この操作はジャンプ機能を知らない人には分かりにくい(というより分からない。説明書のActivatorのところにも何も書いていないのですから)し,知っている人にとってもいちいちカーソルを合わせるのは面倒です。これなどは,同じR9000のLongman-Roget'sと全く同じ参照方法なのですから,Longman-Roget'sのようにショートカットをつけるだけで劇的に使いやすくなります。

swallow

[A] BELIEVE 2
[B] EAT 1

のようにです。もしsearchのように,同じキーワードの複数のカテゴリへのリンク(LOOK FOR 4, 6, 7)がある場合は,それぞれ独立させて

search

[A] LOOK FOR 4
[B] LOOK FOR 6
[C] LOOK FOR 7

のようにするだけのことです。ジャンプ操作で飛ばすのか,ショートカットキー(or反転カーソルによる選択)で飛ばせるかの違いです。後者の方が明らかに分かりやすい操作系であることは言うまでもないでしょう。実に簡単なことだと思いますし,Longman-Roget'sで備わっている操作系なのですから,技術的には問題ないはずです。試作機ならともかく,量産機でなぜこんな操作系になっているのか不思議です(^^;;

(続く)

XD-R9000インプレ(Activatorを中心に) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)19時44分16秒

ここでは,冊子体Activatorの特徴,使い方にふれながら,R9000での操作性に関連してみていきます。前述のように,R9000の説明書にはコンテンツ自体の解説がほとんどありませんので,Activatorをよく知らない人は,購入前にこれを読んで予備知識を持っておいたほうがいいかもしれません(^^)

冊子体Activatorは,収録されている約45000の類語を,1052語のキーワード(上位区分)に分類して載せています。これにより,「基本的な単語力がある人が,もっとスマートな言い方をしたい,もっと英語らしい表現をしたい」という場合に,知っている単語を引くことで,その単語の意味に似ている様々な表現が,ニュアンスの違いとともに分かる,という辞書です。ですから,ふつうのユーザ(とくに上級者)は,1052のキーワードではなく,まず自分の知っている単語をひき,そこに出ているキーワードをもう一度引き直して使う,という使い方をします。

たとえば,「彼は,入社したばかりで経験の浅い」というようなことを言いたいとします。「初心者」という意味でnoviceが思い浮かぶかもしれません。そうしたらActivatorのインデックスでnoviceをひく(R9000ならキー入力する)と,EXPERIENCED 4 と出ています。これは,noviceという語は,キーワードのEXPERIENCEDの中にある4番目の語義に出ていますよ,ということです。そこで,EXPERIENCEDというキーワードをひいて(R9000ではジャンプして)4を見ると,「not experienced in a particular job or activity」というように,この類語群の意味が分かります。つまり,「EXPERIENCED 4では,特定の仕事や活動に経験がないという意味の語が並んでいますよ,という意味です。そこで,その4のグループを下に見ていく(R9000では解説キーを押す)と,noviceとともに,inexperienced, lack experience, be new to, untrained...という類語が並んでいて,それぞれにニュアンスが出ています。ユーザは,そのニュアンスを読んで,ぴったりの語を選べるわけです。

つまり,冊子体Activatorは,

「知っている(基本的な)単語をインデックスで引く」
↓「キーワードが出るので,そのキーワードを引き直す」
↓「引き直したキーワードの中の類語群にあるニュアンスの違いを読み,一番適切な単語をみつける」

というフローで使うのがふつうです。キーワードから直接引こうとすると,たとえば前述のnoviceでも,NOVICEというキーワードがありませんし,それどころか「初心者」とは全く逆のEXPERIENCEDというキーワードの中に(反意語として)入っていますので,見つからなくなります。くどいようですが,「キーワードから引くというよりは,知っている単語をインデックスで引き,どこのキーワードの中にあるかを把握してそのキーワードを引き直す」という使い方がActivatorではふつうなのです。しかし,冊子体ではこの「引き直し」が面倒でした。これが電子化されるわけですから,さぞ使いやすくなっただろうと思ったのですが,結果は,先ほどもふれたように,あらあら,という感じです。

明らかに,R9000のアクティベータの操作系は,1052のキーワードで引くことを想定したようになっています。メーカーさんの設計スタッフは,Activatorをそういう辞書だという認識をされていたのかもしれません。ですから,キーワードで引けば一発で引けますが,類語から引いたときには,一旦ジャンプ操作をしてキーワードに飛び,そこから中を見ていかないといけないので,とても引きにくいのです。

しかも,説明書にはキーワードから引く例しかあげてありません。これはひどいです。つまり,キーワード以外から引いたら,キーワードにカーソルを合わせてジャンプしないといけないのですが,それの説明が全くないのです。言いかえれば,ジャンプ機能を知らない人はActivatorで参照先だけ出てきても途方に暮れてしまうわけです。一番よく使われる引き方が説明書に一言も説明がないということからも,つい「本当にメーカーさんはActivatorの仕組みを理解しているのかなぁ」と言いたくなってしまうわけです(^^;;

XD-R9000インプレ(トリプル類語と説明書の扱い) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)19時22分17秒

カタログでは「トリプル類語」を強調しているようですが,説明書の記述は実に簡潔です。アクティベータにせよ,Longman-Roget'sにせよ,上級者には愛用されているとはいえ,ふつうの日本人にはなじみの薄い辞書です。これを搭載したのは勲章ものなのですが,かんじんの説明書の解説が,アクティベータはわずか3ページ(実質は2ページ半),Longman-Roget'sは2ページです。一番なじみのないコンテンツの説明が,一番短くなっているわけです。それも,操作自体に関する手順説明に終始していて,(これは説明書に望むのが酷かもしれませんが)「3冊のシソーラスをどう使い分けたらよいか」というヒントが説明書には一言もありません。カタログにもありません。オンラインヘルプ(ガイド機能)では日本語で通り一遍の説明がありますが,おそらく冊子体に付属の活用の手引きの一部分をそのまま載せているだけなので,全くActivatorを知らない人がこれだけ読んでも,よく分からないでしょう。これでは,せっかくのトリプル類語も,すでに冊子体のこれらのシソーラスを使い分けている人以外は,使いこなせないのではないでしょうか。

冊子体Activatorは,刊行当時は(今でもですが)とても変わったコンセプトの辞書で,買っては見たものの使い方が分からない,という人も多かったようです。ロングマンもそれを認識していたようで,冊子体Activatorの冒頭には25ページ近い解説や著名な教授によるActivatorの活用法のエッセイがあります。平易な英語ですが,これを全部読んで理解するのは,かなり英語のできる人でも数時間はかかるはずです。しかし,この解説を一通り読めば,こういうときにはこういうふうに使えばいいんだ,ということがよく分かります。これを全部載せろとはいいませんが,せめてエッセイ以外の使い方説明(これだけでも7ページあります)ぐらいは英語のままでもいいので載せるべきでしょう。

XD-R9000インプレ(総評2) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)18時48分01秒

もっとも,よい面ばかりではありません。カシオさんは英語専用機が初めてということを差し引いても,「??」な面が多くあります。Activatorですが,基本仕様は昨日なみさんがご指摘くださったように,冊子体Activatorと同様の検索ができます。ただ,後でふれますが,はっきり言って操作系が今一歩(←かなり控えめなことばで表現していますが(^^;;)です。こう言っては何ですが,これの開発や設計をされたスタッフの方は,本当にActivatorをよく分かって(日常的に使って)いらっしゃるのだろうか,と思いたくなる仕様です。設計担当の部署の方はおそらく理系の方が多いでしょうから,Activatorのような特殊辞書にはなじみがないかもしれませんが,電子辞書の部署には海外の出版社とライセンス契約をする仕事をされている人など,英語に堪能な方がかなりいらっしゃるはずで,その中のどなたかがActivatorを使っていて(あるいは,使っていなくても,採用が決定した段階で冊子体Activatorを徹底的に研究して)いれば,もう少し使いやすい操作系になっていたと思いますが…。

これは,仕様に関してだけでなく,説明書やパンフレットの記載内容を見ても分かります。カタログはもちろん,筐体に貼ってあるシールにも,ジーニアス英和とリーダーズ,リープラで「3冊の英和を収録」と書いてありますが,リーダーズの補遺であるリープラをどうやったら1冊の独立した辞書のようにカウントできるのか,理解に苦しみます。補遺はもとの辞書に付属するものですから,ジーニアス&リーダーズ(+プラス)の2冊とカウントするのが普通でしょう。SR-T6500のパンフレットもそうですし,研究社自身が出しているリーダーズ,リープラのCD-ROMでも「(合計)46万語の英和辞典」とは書いてあっても,「2冊の英和を収録」とは言っていません。研究社にとっても,リープラは,リーダーズと組み合わせることで,現代英語の辞書としては世界最大の英語辞書になることが最大のウリだと思いますので,これを2冊に分けられてはあまりいい気持ちはしないのではないでしょうか。このことをカシオさんが認識されているのか,いないのか分かりませんが,万一これを分かっていて(冊数をアピールするために)3冊としているのなら,冗談ではありません。

非常に厳しい書き方で恐縮ですが,XD-R9000は上級機であり,ユーザの目もそれなりに厳しいものがあります。現に,拙サイトでコメントをくださったR9000に関心をお持ちの方の多くは,他社製品をすでに使っていて,買い増しを考えている人ですから,表面的なカタログスペックを飾るだけではすぐにボロが出ます。ワイルドカード検索が英語系コンテンツでしかできないとか,語頭には「?」が置けないというのもその典型でしょう。数年前ならともかく,今日本語系コンテンツでワイルドが使えないのはカシオさんぐらいです。語頭の「?」はシャープさんも未対応ですが,それでも日本語系コンテンツではちゃんとワイルドカード検索ができます。「ワイルドカード検索なんてそんなに使う人もいないだろうけど,他社が皆搭載しているので,カタログスペックで見劣りするのは困る」という発想なのかどうか分かりませんが,搭載するならするで,(アクティベータやシソーラス系のコンテンツまで対応しなくても)基本コンテンツぐらいはすべて対応してほしいものです。それができないなら,「ワイルドカード検索は,英和,英英のみに可能です」のように注意書きをつけるべきでしょう。

XD-R9000インプレ(総評1) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月24日(日)18時47分36秒

↑今日入手しました。コンテンツ以外の操作性は,カタログスペックに表れない面では旧機種(XD-R8100)と基本的に同じと考えていいと思います。ワイルドカード検索が英和,英英しかできない,それも語頭にワイルドが使えないということなんかも昔のままです。リーダーズに関しては,他社製品同様に,複合語もインデックスに入っているようで,なみさんが昨日報告してくださったように,インクリメンタルサーチで複合語が直接引けますし,ワイルドカード検索やスペルチェックでも複合語に対応しています。しかし,ジーニアス英和はだめです(旧機種と同じ)。

日本語ジャンプはとてもよくできています。操作性はセイコーさんとほぼ同様で,ジャンプしたい語の語頭にカーソルを合わせると自動的に単語を切り出し,ジャンプ先候補を出してくれます。セイコーさんの機種は,長い語だと切り出すにちょっと待たされますが,R9000は速いです。また,セイコーさんの機種では,広辞苑での語形成を示す区切り記号(「回数」という見出し語をひいたときの「かい」と「すう」の間のハイフン)を語の切れ目と認識してしまうため,広辞苑で「かいすう」をひいて,そこから和英の「回数」にジャンプできない(「回数」が切り出せない)のですが,R9000はOKです。また,ジャンプしたい語にカーソルを合わせて,ジャンプしたい辞書キーを(訳キーの代わりに)押すと,ジャンプ先辞書の選択ダイアログをスキップして(飛ばして)直接押した辞書にジャンプします。シャープさんやキヤノンさん(の旧機種)で採用されているものですが,このへんをとりいれているのも後発機種のメリットでしょう。

メリザンドさん 投稿者:るっこら  投稿日:11月24日(日)16時48分11秒

あいちゃんさんに追加して。

英活は、研究社発行のものをお求めですか。だとすれば私の持っているものと同じなのですが、使用説明書の3ページ目の「Q 辞書内容をすべてハードディスクに移して使うには」というところに、実際何をコピーすべきかが書いてあります。実際には、

1.それぞれの辞書を格納するコピー先フォルダを適当な名前をつけて作成
2.cd-romよりそのフォルダにcatalogsというファイルをコピー
3.同じフォルダに辞書フォルダ(英活の場合はcolloc)をコピー

です。DDwinからは使用するすべての辞書のフォルダが入っている上位フォルダを指定して、辞書データのファイルまでの深さを2などと指定すればよいはずです。(私はepwing対応の辞書が今のところ英活だけですので、「はずです」としかいえませんが。)試してみてください。

>メリザンドさん 投稿者:あいちゃん  投稿日:11月24日(日)12時40分36秒

英活は私もCD-ROM版をPCに入れて愛用しています。検索には、WindowsですとフリーソフトのDDWIN(URLは下記)にありますので、それをダウンロードして使っていますが、快適です。
CD-ROM版では、CD-ROMのコンテンツをそっくりハードディスクにコピーしてそのフォルダをDDWINで指定するだけです。

余談ですが、私は携帯用電子辞書ではPW-6800を持ち歩いていますが、XD-R9000にも魅力があります。やはり国語系コンテンツも欲しいことがあるのと、PW-6800とXD-R9000ではジーニアス和英を除けば重ならないので...

本当は和英にはプログレッシブ和英が欲しいのですが、いかんせん、プログレッシブ搭載機はもはや新機種では存在しませんから、仕方ないですね。

電子辞書検索ソフトDDwinのページ
http://homepage2.nifty.com/ddwin/

http://aichanworld.com/


CD-ROM辞書のインストールについて 投稿者:メリザンド  投稿日:11月24日(日)12時00分34秒

最新の電子辞書の話題で盛り上がっているようですね。すでに3台(DD-IC1000、SR8100、SR9700)所有しているのですが、ここを見ていると私もまた新しい機種を欲しくなってしまって困りものです。(^^;; 特に、英和大辞典系搭載のもの(XD-R9000、T5000)が魅力ですね〜。

ところで、念願のCD-ROM辞書を思い切ってまとめて入手しました。リーダーズ+プラス、英和活用大辞典です。それですっごく初歩的な質問で申し訳ないのですが、これらの辞書をハードディスクにまるごと入れてしまって、CD-ROMなしで使うにはどうしたらよいのでしょうか??説明書を読んでも書いてなかったのですが。。。それから、こういう風にHDに入れた辞書を全部串刺し検索できるシェアウエアのソフトがあると聞いたのですが、何と言う名前で、どこで手に入るのか、ご存知の方、教えていただけませんか??

いつも質問ばかりですみません。

XD-R9000に決めていましたが、、、 投稿者:mac  投稿日:11月24日(日)10時35分23秒

ソニーの500がいいと思い、その後XD-R9000のコンセプトに感動し発売をひたすら待っていましたが、リーダーズ+ジーニアスvsジーニアス大 はいかがでしょうか?SR-T5000もいいのかなあと思ったり、、、。SR-T6500も魅力的ですが、今の英語力は準一級よりややしたくらいなので、もう少し実力をつけてからかなあと。OALDとロングマンはどちらがいいのかは一長一短みたいで、これらを総合的に判断してどう思われるかお聞きしたいです。値段的にはXD-R9000に軍配が上がりそうですが。よろしくご意見お願いします

もっと辞書が欲しい症候群 投稿者:るっこら  投稿日:11月24日(日)03時03分19秒

SR9200、COBUILD、英活で一応満足していたはずの私るっこらですが、最近かなりの量の英語の文章を毎日書く生活になって(おまけにこともあろうにそのアウトプットはオフィシャルなドキュメントとして2週間ごとに米国を含む4カ国の人々に配布される!)、「もっと辞書が欲しい症候群」に悩まされております。INTERNETでかなりの情報は検索できるので、これ以上の購入は贅沢なことだろうかと思ってもいたのですが、H1Bさんが

>でも、本当は、5種類くらいの英英を搭載してほしいところです。
>それくらいを見まくって書いて、はじめて、高学歴のネイティブ
>とわたり合えると言った程度ですから。

と書いておられ、Sekkyさんが、

>このように英語を道具として使っている方なら,1冊の辞書だけ
>では不十分で,複数の辞書を引き分けるということが必要にな
>りますね。

といっておられるのを見て、そうだよな、という思いになっております。

学習英英を買い足すのもよいのでしょうが、できれば私としては語数が多く、しかも用例や語法が充実しているものを探しています。COBUILDや英活では用例以前に語数が限られ、使いたい単語が明らかなのに語法がわからなくていらいらすることがあるのです。そのため、INTERNETを用例を求めて泳ぎ回ることがよくあります。

ここでふと思い出したのが、その昔就職して初めてもらったお給料でキヨブタで買った「ランダムハウス英和大辞典」です。当時の私にとっては英語の読み書きの必需品でした。

今は正直言って、この昔に買った辞書は重くて手に取る気にならないのですが、Sekkyさんはこの手の辞書についていかが思われますか。またH1Bさんのご意見はいかがでしょう。

もし英和大辞典の購入に意味があるようであれば、CD-ROMで入手するとすれば、絶版になっていたらしいランダムハウスの第二版のXP対応版がもうすぐでるようです。この辞書の今の評価はどうなのでしょうか。新しくないのは分かっていますが。

また、もしかするとジーニアスの大という手もあるのでしょうか。ジーニアスとなると、CD-ROMではなくT5000を購入するという手もあるような気もしています。そうすれば、OALDおよびジーニアスの和英も手に入るので、手持ちの辞書の数が増えるメリットはありますし、課題でもあった発信型の辞書の持ちきも可能になります。(投資額は大きいですが。)ジーニアス大の評価はどうなのでしょうか。

ご意見をお聞かせいただけませんでしょうか。

アドバイスありがとうございます 投稿者:TUTU  投稿日:11月23日(土)21時25分15秒

Sekky さん、アドバイスありがとうございます。

>早見機能のようなものはシャープさんの特許(前紹介した特許庁のページで検索できます)なので,他社製品には搭載しにくいかもしれません。

画面大型化、フォントの細かさが進んでいる昨今、その必要性も薄れてきているかもしれませんね。

>最近の機種は(たとえうっかりでも)落とさないように使うということが前提になっているようです(これの是非は別の問題ですが)。

おっしゃらんとしていること、よ〜くわかりました。PW-6000は外出時用にとっておいたほうがよさそうですね。考え方人それぞれでしょうが、せっかく小型で携帯に便利なICタイプの電子辞書を、弁当箱に入れて持ち歩く発想は、私にはありません。

>最近の機種なら(電子ブックプレーヤーは別ですが)どれでも一瞬で切り替わり,全く差はありません。

よくわかりました。やっぱりモタツキはかなり売れ行きを落とすんでしょうね。

とりあえずはコンテンツてんこ盛りの PW-9500 あたりを居間での団欒時用として買ってみて新機種における進化の度合いをお手並み拝見し、持ち歩き用は PW-6000 を継続使用、仕事・調査・学習用としては、パソコン辞書を使いながら、IC電子辞書についてはもう暫く模様眺めとしたいと思います。

>esさん 投稿者:TUTU  投稿日:11月23日(土)21時07分40秒

>私もPW-6000を現在も所持しています。
PW-6000ユーザーの方からアドバイス頂けて、たいへん嬉しいです。

>>1) 早見機能がないこと
Sekky さんからの横レスにもあるとおり、アウトラインビューのことです。まさか PW-6000 ユーザーの方からアドバイスいただけるとは思っていなかったので、最近シャープが使っている「早見機能」という言葉に置き換えた次第です。
なにかとカタカナ言葉が氾濫するこの時代、「早見機能」というのはなかなかイイですね。

>ASボタンは使ったことがないのでわからないです。
私もこれはほとんど使っていません。自動でスクロールしなくても、スクロールキーをポンポン押していったほうが、自分の見たいところを探しやすくて便利ですからね。シャープも最近の機種では Auto Scroll 機能をつけていないようですが、きっとあまりウケが良くなかったんでしょうね。これも特許をとっているんでしょうが、「ウケなくて残念でした!」ってところですね。

>確かにPW-6000はびっくりするくらい頑丈ですね。電池カバーが外れるほど叩付けてしまったことがあるのですが、今でも現役です。
ははぁ、やっぱりそうですか。Sekky サンからのアドバイスにもありますが、最近の機種のほうが繊細なようなので、お出かけのお供用には、引き続き PW-6000 を使うことにしようかなっ、という気になってきました。

>私はIC1000の方が速いと感じますよ。
皆さんのアドバイスから、最近の新機種は一様に速いことがわかりました。あとは店頭で操作性をチェックしてみることにします。

>一番不思議なのはTUTUさんの購入動機がわからないということです。一番重要なのがスピードでPW-6000はほとんど瞬間とのことなので、それを使い続けるのが一番ではないでしょうか。
ご尤もです。購入動機を敢えて申し上げれば、1) 新しもの好きの私は、次々と新機種が出てくると、自分の持ち物も「ヴァージョンアップ」したくなってしまうこと. 2) 広辞苑はやはりあったほうがいいなぁ、と思うときが時々あること. といったところです。但し、上述しましたとおり、頂いたアドバイスを参考に、丈夫さと使い勝手で満足している PW-6000 は、旅行時の携帯用として暫く使い続けていきたいと思い直しました。カバーに入れて大切にすることも大事ですが、その一方、何にもくるまず、使い古してキズだらけの電子辞書を本体だけのままジャケットのポケットにねじ込み、調べたいときにさっと取り出して調べるという利便性を、アメリカ出張の時に実感したものです。

どうもアドバイスありがとうございます。

>くずばこさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)15時09分44秒

>本当の希望はCOD、リーダーズ(+リープラ)、適当な和英、シソーラス、適当な国語辞典
>という組み合わせの電子辞書がベストなのですが、R9000のあくティベータにはかなり興
>味があり、T6500との比較ではこれが決定的な要因になりそうです。

リープラを除けば,SR-9200がまさにぴったりなのでは? 日本語ジャンプ等の付加機能はともかく,コンテンツだけで考えれば9200がベストだと思います。9200に搭載のCOD10版は8版よりもいっそう分かりやすく,新語も大幅に増補されています。リープラをとるか,CODをとるかがXD-R9000/SR-9200の選択の決め手になりそうですね。

>ところで私も沖縄在住なのですが、那覇市内あたりで一番電子辞書が充実している店は
>どこでしょうか?またSekkyさんがいつもお求めになる店等ございますでしょうか?

市内でしたら,国際通りの県庁側入口(パレットくもじの前)にある某B電器の那覇本店が一番だと思います。といっても,沖縄県内での話ですから,首都圏系の量販店とは品揃えは比較になりません。ヨドバシ等は,新宿西口や梅田,福岡といった大型店舗なら,カタログに載っている各社の現行機種はすべて(一時的な売り切れ等は別として)店頭在庫があるはずですが,B電器の場合,比較的メジャーな機種に限られます。それも,発売からかなりたって店頭に並びます。これは,本店でも,天久新都心や国場,コリンザといった郊外の大型店でも同じです。シャープさんのように沖縄にオフィスがあるメーカーさんのものは比較的早いようですが。

価格は首都圏とほとんど変わりませんが,ポイントの還元率は全く違います。私の場合,学会等で毎月1回ぐらいは本州へ出かけているので,そのついでに首都圏で買う場合が多いですね(^^) 旧機種なら,ヨドバシドットコムの通販が首都圏の店舗と同価格で買えるので,安いと思います。もっと安い通販はありますが,ヨドバシは1万円ちょっと以上買うと送料が無料なので,沖縄の場合,結果的にこちらの方が安くなることが多いです。

やはりXD-R9000か? 投稿者:くずばこ  投稿日:11月23日(土)14時11分09秒

Sekkyさん。はじめまして。
電子辞書のHPを探していてここにたどり着き、一月ばかりずっと拝見しておりました。

 仕事上、英語を使うことも多く、英英はCOD(8th ed)、英和は発売以来リーダーズを使っておりますが、「電子辞書だと電話をしながらでも辞書が引けるのではないか?」という不順な考え方から電子辞書を購入しようと思い、あれこれ機種の比較をしているところでした。

 最近出たR9000とT6500の比較を読ませていただいて、やはりここはR9000の方がコンテンツ的にも、価格的にも満足できるのでは?との結論に達しつつあります。

 他方で、セイコーがCOD搭載をやめてしまったのは個人的にはとても残念です。冊子のCOBUILDは職場でちらちら使っていたりするのですが、やはりあの語義の説明文がまどろっこしく感じてしまいます。本当の希望はCOD、リーダーズ(+リープラ)、適当な和英、シソーラス、適当な国語辞典という組み合わせの電子辞書がベストなのですが、R9000のあくティベータにはかなり興味があり、T6500との比較ではこれが決定的な要因になりそうです。

 ところで私も沖縄在住なのですが、那覇市内あたりで一番電子辞書が充実している店はどこでしょうか?またSekkyさんがいつもお求めになる店等ございますでしょうか?

 これからもよろしくお願いいたします。

>悩めるさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)12時25分56秒

>便利なのがカタカナ語辞典で、
>現在ビジネスにはカタカナ語がつきものなので重宝していますが
>もう少し語数が多いといいと思います。
>掲載されていないものもよくあります。

9700に搭載のカタカナ語辞典は,セイコーさんとシャープさんのみが搭載しているもので,電子辞書に搭載のカタカナ語辞典の中では最も語数が多い(28000語)ものです。新語に限らず,「カメラ」「ビール」のような誰でも知っているような語も載っています。もっとも,単なる意味だけでなく,日本では麦芽含有率が67%以上のものがビールといい,それ以下は発泡酒と呼ぶだとか,ちょっとした解説はためになります。これに載っていないカタカナ語は,知恵蔵やマイペディアなどで補うしかないでしょうね。

>「現代用語の基礎知識」などの搭載も、
>かなり重宝ではないでしょうか?

現代用語の基礎知識はありませんが,DD-IC700Sが知恵蔵を搭載しています。ニーズが多いコンテンツだと思いますが,年刊なので,「○○年版」と表記せざるをえません。開発時で最新版のものを載せたとしても,その電子辞書が発売されるまで半年ちょっとはタイムラグがありますので,出てすぐに冊子体の知恵蔵は翌年版が出てしまいます。そのため,旧機種になってしまうと「古さ」が目に見えるので,メーカーさんもあまり載せたくはないのかな…? カシオさんのように,半年弱で新製品を投入してくるメーカーさんにこそ入れてほしいコンテンツだと思っていますが(^^;;

>H1Bさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)12時13分10秒

>話題のジーニアスの英和大辞典が、プログレッシブのように、読み書き両方に便利かどう
>か、そのうち評価してみたいところですが、このあたりも、この掲示板を見ていれば、ど
>なたかフォローしてくれると思います。

G大は基本的にG3のアップグレード版辞書ですから,かなり語法や文法の記述が詳しいです。これは,学習用には便利ですが,語義を知ることが中心の専門的な読解や,ある程度英語ができる人が英語を書く際の補助(可算不可算や文型を調べるとか)には情報量が多いので煩わしく感じるかもしれませんね。

>esさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)12時09分42秒

横レスで失礼します(^^;;

>PW-6000にはある機能のようですが、どのようなものなのでしょうか。前見出・次見出で
>したらIC1000にも備わっています。アウトラインビューは見やすくて便利なので欲しい
>ですね。ASボタンは使ったことがないのでわからないです。

たぶんPW-6000/7000で言うアウトラインビューのことだと思います。これ以降の機種では早見機能と呼んでいます。

>もしくは、手製のカバーを作ってしまうというのも手だとは思います。

どの機種でも,電子辞書は「落とせば壊れるもの」「押さえれば液晶が割れるもの」と思っていていいかもしれませんね。極端な話,PDA用の保護ケースに入れて(=衝撃対策),それを(保護ケースごと)弁当箱に入れて持ち歩く(=圧力が加えられないようにする対策),という人がいますが,これなら衝撃による故障はかなり防げるのではないでしょうか。

>TUTUさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)12時00分21秒

1) 早見機能がないこと
2) どの程度丈夫なのかわからないこと
3) 他機種(他社製)だと表示の切替えスピードに満足いかないこと

これらの事項について、Sekky さん、もしくは使い比べてみた方からコメントを
頂ければ幸甚です。


>1) 早見機能がないこと
>  ・シャープに追随するところがあるかどうか、御存知でしょうか?

早見機能のようなものはシャープさんの特許(前紹介した特許庁のページで検索できます)なので,他社製品には搭載しにくいかもしれません。

>2) どの程度丈夫なのかわからないこと
>・大画面機種など、筐体が大きめのものだと、やはり丈夫さでは劣るでしょうか?

大画面機に限りませんが,最近の機種は薄型化,小型化が進んでいるので,どの機種でも昔の機種にくらべたら剛性は期待できないかもしれません。携帯が落としてもあまり壊れない(少なくとも,液晶が割れたりということは電子辞書よりは少ないはず)のは,液晶部分がけっこう厚みがあり,しかも液晶パネルの上にもう1枚パネルがはまっている機種がほとんどだということも大きいと思います。落としたときにどれぐらい頑丈かというより,最近の機種は(たとえうっかりでも)落とさないように使うということが前提になっているようです(これの是非は別の問題ですが)。

>・メーカーによって、丈夫さの傾向に明らかな差はあるでしょうか?

匿名掲示板等ではいろいろ言われているようですが,統計的な根拠というのが乏しいので,私個人としてはどれでも大差はないと思います。液晶が割れたとかいう報告をきいても,個体差によるものが大きいと思います。同じ機種を私が1年近く酷使し,満身創痍になっていても液晶割れは1回もないのに,同じ機種を使っている別の人は,買ったばかりで落としてもいないのにいきなり液晶に筋が入った,というケースもあります。

私は,さすがに自腹で買った新品の電子辞書をおシャカにするリスクを負う勇気はないので,レビューといってもそハードウェアの中身までは踏み込めませんが,メーカーさんにとっては耐久性は最大の関心事でしょうから,競合機種を分解するなどして研究しているはずで,切磋琢磨して改善されていくことを願いたいです。
  
>・PW-6000の画面表示切替えスピードは、かなり速いです。電源を入れたときの表示や、
>手動スクロール、辞書選択時などの表示の切替りは、ほとんど瞬間です。

このへんは,最近の機種なら(電子ブックプレーヤーは別ですが)どれでも一瞬で切り替わり,全く差はありません。むしろ,モードキーワンプッシュで電源が入る最近の機種なら,PW-6000で電源キーを押し,次にモードキーで切り替えるよりも速いです。

>カシオ製は画面は大きかったのですが、表示の切り替わりが遅く、もたつく感じがしたの
>で、シャープを選びました。

カシオさんの機種は,現行のXD-Rシリーズになってから大幅にスピードアップしましたので,現行機種は他社製品と同等です。

>・こういった、わずかな切替えスピードの差は、人によってはあまり気にならないのかも
>しれません。但し私は Dic さんと同じく、操作時に表示の切り替わりがもたつくようだ
>と、かなりストレスを感じますので、そのような機種には乗り換えたくありません。

操作時の表示の切り替わりというのがどういう操作なのかよく分かりませんが,辞書の切り替え等に関していえば,どの機種も全く差はありません。もちろん,ベンチマークテストのような形でコンマ何秒というレベルで測れば多少は違うかもしれませんが,実用上は同等です。ただ,前にもふれたようにプレビュー付きのセイコーさんの機種は,プレビューのために表示が若干もたつきます。

>・最近は、新機種の操作性を店頭で確認していないのですが、スピード感の各社傾向、比較に
>ついて、コメントいただければありがたいです。

どういう面での「スピード」なのか分かりませんが,特殊なパターンでワイルドカード検索をする(?と*を混在させるとか)のでなければ,最近の機種はどれでも大差はないと思います。

>ひとみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)11時41分26秒

>1、やっぱり英語は重視!大学では英文で書かれた論文なども読んだりするので、
>  十分に活用できるもの。あと、例文もたくさん入ってるものがよいです。
>2、コンパクトであること!持ち運びしやすいものがいいです。
>3、広辞苑が入っているもの。

このニーズはけっこう多いと思いますが,これらすべてを満たす機種というのが意外なことにほとんどないのです。1,2だけで言う(国語系コンテンツがなくてもいい(または広辞苑以外の国語辞典でもいい))なら,PW-M670やIDF-2000E,XD-S800,DD-IC500Sのような小型の英英搭載機の中から選べます。また,2,3で考える(英英がなくてもいい)なら,DD-IC700SやXD-S960,IDF-2100,SR-960,PW-M710のような,広辞苑を搭載した小型機があります。1,3でみる(小型機でなくてもいい)なら,英語重視機がいくらでもあります。

しかし,これら3つを満たすとなると今のところは出ていません。一番近いのが,語数の多いリーダーズとOALD(英英)を搭載し,国語辞典も(広辞苑ほど大きくありませんが)入っているDD-IC500Sでしょうか?

もっとも,大学生の場合,授業の予習などで頻繁に辞書を使うでしょうから,小型機にこだわるよりは,大画面の機種の方がトータルでは使いやすいと思います。小型機を1台目として買うと,「思ったより(一覧性が悪くて)見にくい」と思ってしまう人が多いようです。大画面の機種はたしかに大きいですが,大学へ行くときは手ぶらで行くわけではなく,授業のテキストやノート等を持っていくでしょうから,そこにいっしょに電子辞書を入れていけば,決して大きいこともないと思います。薄型の大画面液晶機(XD-R8100など)なら,キャリーバッグ等に教科書といっしょに入れても全くかさばりません。

英語の論文を読むということでしたら語数が多い方がいいでしょうから,とりあえずはXD-R9000か,今度出るSR-T5000,小型機のDD-IC500Sぐらいで検討してみてはいかがでしょう? SR-T6500もリーダーズを搭載していますが,学習英和辞典が入っていないので,学生だと英語がかなり得意な人でないと使いにくいです。

>Dicさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)11時29分10秒

>決定的な違いを発見しました。
>それは表示スピードです。
>T-6500の方がクイックな表示だろう、と思っていたのですが
>大間違いでした。
>T-6500は、キーを押すと半拍遅れて表示します。これはかったるいです。
>何故なのでしょう、天下のSIIの最新型が・・・。

旧機種のSR-9200が出たときも話題になりましたが,プレビュー機能の副作用なのかもしれません。SR-T6500はプレビューを搭載しているので,スペルをタイプするたびにリアルタイムでカーソルの位置の単語の訳を下半分に表示します。XDシリーズ(や他の機種)でも訳キーを押してから訳語が出るまでにワンクッションあるのと同じで,SRシリーズはスペルをタイプする都度訳キーを押すのと同じ挙動をしているので,もたつくのだと思います。

>R-9000はタイプするとほぼ同時に表示しますのでストレスは感じません。
>内容的にT-6500を選択しようとしてたんですが、
>あの表示のかったるさには驚きました。内容以前でしょう、あんなの。
>R-9000にしました、迷わず。

プレビューの便利さを重視するか,キビキビしたレスポンスを重視するかによって評価が変わってくるでしょうね。たしかに,プレビューはいらない,という人にとっては,プレビュー付きのSRシリーズは,反応が鈍い上に,プレビュー画面が液晶の下半分を占拠するので,インクリメンタルサーチのリスト画面の見通しが悪く,使えたものじゃないと思うかもしれません。私も,9200を初めて使った頃は,遅いなぁと思っていましたが,慣れてしまうとプレビューのありがたみの方が優先してしまい,あまり気にならなくなりました。私の場合,電子辞書など影も形もなかった頃から紙の辞書を持ち歩き,1日に何十回と引いてきましたので,それにくらべたら,と思ってしまい,レスポンスに関してはあまり気にならないのかもしれません(そのかわり,画面の見やすさや一覧性はどうしても辛くなりますが)。プレビュー機能は好みもありますので,設定画面でオン,オフの設定ができるようになればいいと思います。オフにして使えれば,画面の見通しもよくなりますし,レスポンスも改善されるでしょうから。

>Hideさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)11時16分39秒

> 2代目のSR-8000を買う時も「もう少し待てばSonyが”プログレッシブ+英英”の電子
>辞書を発売するのでは??」との思いがあったのですが、当時のSekkyさんのレビューを
>読み、思い切って買った次第でした。
> この思い(願い)は2年以上過ぎた今でも実現していませんので、結果的には待たなくて
>よかったです。Sekkyさんに感謝感謝!。
>しかし、最近のSonyの製品群を見ていると、この願いは一生叶わないのかと思えてきます

プログレッシブはCOBUILDのように,上級者には定評のある辞書です。ジーニアスに関してはマイナスのコメント(「細かすぎる」ということなど…必ずしもマイナスではないのでしょうが)もよくききますが,プログレッシブに関しては,否定的な意見というのはあまりききません。これはメーカーさんも十分わかっているはずですから,COBUILDやActivatorといったマイナーなコンテンツが電子化されているのに,プログレッシブは後に続かないというのは,何か物理的な要因(出版社サイドの意向とか,コストの問題とか)がありそうです。MicrosoftのBookshelfにしても,現行バージョンでは,小学館の国語大辞典が新明解に,プログレッシブ英和,和英が研究社の中辞典になり,小学館コンテンツから撤退しましたし,ソニーさんにしても,DD-IC100→200→1000と順調に出してきたプログレッシブ搭載機がなくなってしまいました。IC1000などは出て半年そこそこでもう生産完了になってしまっています。プログレッシブ搭載機は他社にはないので,ソニーさんのドル箱機種になってもおかしくはなかったのですが,コスト的な問題かな…。プログレッシブ搭載機は収録コンテンツ数が少ない割に割高ですし。

>なみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月23日(土)11時03分50秒

>今朝XD-R9000を買ってきました。
>Sekkyさんの投稿で挙げられていた不明点を記しておきます。

早速のレポートをありがとうございました。東京ではもう売っているんですね(^^) 沖縄にいながらにして最新情報が手に入るのも,なみさんはじめ,この掲示板におこしくださる皆さんのおかげですm(..)m

>→?ogでdogが検索できるか?→×
>〜ogではできる。

ワイルドカード検索は従来機なみですね。語頭の「?」がきかないとなると,クロスワードには向かないかもしれません。リーダーズ+プラスは海外(英語圏)のパズル雑誌のExpertレベルのパズルのカギもかなり入っているので,残念です。

>「〜cheese」でcream cheeseが検索できるか?→リーダーズ○、LAAD○、ジーニアス×
>複合語や派生語が単語を入れるだけで検索できるか?→sea anemoneとタイプするだけで,
>「イソギンチャク」の語義が出るか?→リーダーズ○、ジーニアス×。

リーダーズで複合語ワイルドに対応したのはよかった(リーダーズやリープラは複合語の多さがウリですから)です。新搭載のコンテンツなのでインデックスを作る際のポリシーを変更したのかな…? ジーニアスだけ×なのは,旧機種のデータを流用しているからなのでしょうね。

>activatorは1052のキーワード以外から引くと参照先が出るのでそこからジャンプ機
>能でジャンプします。紙媒体を使うのと同じ感じです。

なるほど。ということは,快適かどうかはともかく,とりあえず冊子体と同じように45000類語がインデックスにはなっているわけですね。たとえば,grossを引くと,DISGUSTING 1,EARN 1,FAT 2,BAD BEHAVIOUR OR ACTIONS 2…(後略)などが参照見出しになっていて,ジャンプ操作でそれぞれのキーワードにジャンプできるわけですよね? 例文検索ができないのは残念ですが,とりあえず冊子体Activatorと同等水準の検索仕様はクリアしているようなのでよかったです(^^)

>メニューの中には10冊の辞書が入っているだけでした。

おそらく,同時並行で開発していたXD-R6200と仕様面で統一したのでしょうが,R9000の場合,モードキーに搭載辞書数がすべてアサインできるので,メニューというのはあまり意味がない気がします。となると,例文検索も各辞書ごとに分かれているんですよね。

予想はしていましたが,せっかく英語上級者にとって有用なコンテンツをいくつも搭載しているのに,その良さを引き出すための細かな操作性にはまだまだ難があるようですね。もっとも,Activator初搭載ということは快挙ですから,コンテンツの勝利と言えなくもないでしょうが(^^)
いずれにしても,今まではセイコーさんの事実上独占状態だった英語上級機,専門機市場に対立候補が参入してきたということは,ユーザにとっても,市場競争を考える上でも望ましいことだと思います。価格やコンテンツ数,デザインといった表面的なこと以上に,道具としての使い勝手やコンテンツの中身を重視する上級ユーザが,SR-T6500とXD-R9000のどちらを選ぶか,興味深いです。

>Hideさん 投稿者:H1B  投稿日:11月23日(土)10時49分57秒

DD-IC1000を販売しているショップのURL情報、ありがとうございました。色々ご存知で、すごいですね。
日本でもDD-IC1000が入手難とのSekkyさんのご教示とあわせて、居ながらにしてプロッグレシブ搭載のの電子辞書が手に入りそうです。お二人に感謝してます。

XD-R9000 投稿者:なみ  投稿日:11月23日(土)10時34分58秒

今朝XD-R9000を買ってきました。

Sekkyさんの投稿で挙げられていた不明点を記しておきます。

XD-R9000の改良点(>mackeyさん) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:10月22日(火)09時49分00秒


?→?ogでdogが検索できるか?→×
〜ogではできる。

「〜cheese」でcream cheeseが検索できるか?→リーダーズ○、LAAD○、ジーニアス×

複合語や派生語が単語を入れるだけで検索できるか?→sea anemoneとタイプするだけで,「イソギンチャク」の語義が出るか?→リーダーズ○、ジーニアス×。

例文を折りたたみ×、ジャンプの用例によるキャンセル×、

activatorは1052のキーワード以外から引くと参照先が出るのでそこからジャンプ機能でジャンプします。紙媒体を使うのと同じ感じです。
メニューの中には10冊の辞書が入っているだけでした。

>H1Bさん 投稿者:Hide  投稿日:11月23日(土)08時00分11秒

 早速お役に立たてたことに、驚いております。
 念のために、H1Bさん向けの補足情報として、DD-IC1000がまだ販売されているショップのURLを下に記します。$187+送料とかなり割高ですが日本でも手に入りにくいとのことですので、検討に値するかと思います。

 小生も大学受験でプログレッシブを使った為、愛着があります。
 そのため、最初に保有した電子辞書(型名失念しましたが、SII初の研中英和/和英フルコンテンツ搭載機)も、購入にはなかなか踏ん切りがつきませんでした。しかし、買った後はその便利な機能に驚き、その迷いは吹き飛んだものです。
 
 2代目のSR-8000を買う時も「もう少し待てばSonyが”プログレッシブ+英英”の電子辞書を発売するのでは??」との思いがあったのですが、当時のSekkyさんのレビューを読み、思い切って買った次第でした。
 この思い(願い)は2年以上過ぎた今でも実現していませんので、結果的には待たなくてよかったです。Sekkyさんに感謝感謝!。

 しかし、最近のSonyの製品群を見ていると、この願いは一生叶わないのかと思えてきます。。。

http://www.fujisan.com/


>Sekkyさん 投稿者:サイヤ  投稿日:11月23日(土)07時29分59秒

非常にわかりやすく説明していただきありがとうございました。
冊子体の英英は使ったことがなく、
電子辞書を買ってそれに入ってたからという理由で(英会話の先生にも薦められましたが)最近英英を使い始めたので、どうやって活用したらいいのかよくわからなかったのですが、丁寧に説明していただいたおかげでおぼろげながら見えてきました。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

>ひとみさん 投稿者:H1B  投稿日:11月23日(土)02時43分12秒

>英文で書かれた論文なども読んだりするので、
>あと、例文もたくさん入ってるものがよいです。
紙の辞書の話ですが、以前教えていた頃には、(馬鹿の一つ覚えみたいですが、)プログレッシブとロングマン現代英英?(題名に”contemporary”が入ってるほうでこの掲示板ではLDCEと表記しているもの)を皆さんにおすすめしていました。ロングマンは、辞書の訳語の部分をそのまま、意味がよく分らない単語のところに「代入」すると、あら不思議、英和辞典の訳語からは良く分らなかった文意が判明したりします。これは、オックスフォード現代英英(OALD)などで試しても、あまりうまくできないことです。ただし、論文に出る単語の一部しかロングマンはカバーしてないので、引いたけど出てなかったということが割合と多く、いらつくこともあります。でも、このようにして、ロングマンに慣れておくと、自分で微妙な内容を正確に英文で書く時に、非常に役立ちます。
プログレシブは、単語数も程よくあり、英文を読んでいる時にいらつくことが少なく、また、自分で英文を書く時に役立つ例示や語法上の注意も良くできています。
ロングマンとプログレシブの良い点は、社会人になってから、英語の読み書きにスピードが要求される時でも、使いやすいということでしょうか。じっくり見ていかないと理解できない辞書は、つらいものがあります。私の好きな編集者が作ったCambridge International Dictionary of English(これは、電子辞書にはまだ入っていないですが)は、ロングマンを超えているところも多いのですが、この「即わかる、即仕事の流れに戻れる」という要求は満たしていないのです。
電子辞書で、ということになると、Sekkyさんはじめ、達人たちのレスに譲りたいですが、問題は、LDCEとプログレッシブの両方が入っている電子辞書がないことです。他のロングマン(米語辞典など)が入っているものは多いですが、それよりは、OALDの方がすぐれています。話題のジーニアスの英和大辞典が、プログレッシブのように、読み書き両方に便利かどうか、そのうち評価してみたいところですが、このあたりも、この掲示板を見ていれば、どなたかフォローしてくれると思います。では、また。

>TUTUさん 投稿者:es  投稿日:11月23日(土)02時30分56秒

私もPW-6000を現在も所持しています。同じく3年以上使い込んだのでいます。コンテンツが
魅力的だったというのと、在庫処分で諭吉さん1枚で買えたので、数ヶ月前にソニーのIC1000を購入しました。ですので、この2つでの比較をしてみたいと思います。

>1) 早見機能がないこと
PW-6000にはある機能のようですが、どのようなものなのでしょうか。前見出・次見出でしたらIC1000にも備わっています。アウトラインビューは見やすくて便利なので欲しいですね。
ASボタンは使ったことがないのでわからないです。

>2) どの程度丈夫なのかわからないこと
確かにPW-6000はびっくりするくらい頑丈ですね。電池カバーが外れるほど叩付けてしまったことがあるのですが、今でも現役です。ただ、壊れるのを恐れていたら買い換えることは難しいと思います。今すぐ必要ないのであれば、同志を募りメーカーに訴え続けるのもありかと思います。もしくは、手製のカバーを作ってしまうというのも手だとは思います。

>3) 他機種(他社製)だと表示の切替えスピードに満足いかないこと
私はIC1000の方が速いと感じますよ。新機種の操作性を店頭で確認していないとのことなので、実際に店頭に出向いて結論を出すのがいいのではないでしょうか。人によって感覚は違ってきますし。PW-6000の最大の欠点はスペルチェックが遅すぎるということです。

一番不思議なのはTUTUさんの購入動機がわからないということです。一番重要なのがスピードでPW-6000はほとんど瞬間とのことなので、それを使い続けるのが一番ではないでしょうか。私の場合、コンテンツが重要だったので、使い勝手はいまいちと言われていたソニーを購入しました。最初、IC-1000違和感があったのですが、使っている間に慣れてしまい、今では逆にPW-6000が使いにくくなってしまっています。

Hideさん、ありがとう 投稿者:H1B  投稿日:11月23日(土)02時06分49秒

Hideさん、
>話題のT6500は送料込みで$289で購入できるショップ(*2)があります。
出張の時日本で買わなくては、と気負う必要はないのですね。生活情報に疎い方なので、こういう情報はありがたいです。SR8100が別の通販で$265(送料込)で安いかなと思っていたくらいです。Hideさん、ありがとうございました。

9700買いました 投稿者:悩める  投稿日:11月23日(土)00時56分29秒

先日購入機種についてアドバイスいただいた者です。

お忙しいにもかかわらず丁寧なアドバイスに大変感謝しています。英語学習のやり直しということで以下のようなお返事をいただきました。
***
XD-R9000はたしかに英語系コンテンツが豊富で、専門的な辞書に加え、SR-9700やXD-R8100のような一般向け英語重視機と同等のコンテンツも入っていますので、これ1台あれば何にでも対応できます。しかし、そのぶん高価ですし、私をはじめとした英語を専門にしている人でも、R9000ほどのコンテンツがなくても通常はまったく不自由しません(SR-9700やDD-IC500S程度で(通常は)十分です)。悩める子羊さんの場合、予算もあるでしょうから、まずPW-M670、SR-9700、XD-R8100等の一般向け英語重視機から絞ってみてはいかがでしょう? これで足りないということであれば、リーダーズなどの入った上級機を検討してみればいいのでは?
***
毎日持ち歩くことを考えると携帯性の良いIC-500Sにしようと思ったのですがいかんせん、画面が見づらい!! これでは普通の辞書をひいたほうが早くて、通常の学習場面では使えません。そしてM670ですが、はじめはかわいいと思ったピンク色ですがおもいきりDICTIONARYと書いてあるのがどうも気に入らず(すみません、女性はわりと外見を気にします)紺も×。そして、仕事でも使いたいので広辞苑がほしい、とのことで9700にしました。

本当はT-5000の発売を待ちたかったのですがSEKKYさんが他の方に「必要なコンテンツが搭載されたものの発売されるのを待っているよりも今あるものの中から最良なものを選んだ方がよい」とアドバイスされている言葉にハッとして、思い切って購入しました。現在仕事がとても忙しく、英語の学習時間もなかなかとれないので、少しでも予習の時間を短縮したかったので急いでいましたので、この言葉に救われました。

もっとも、買い換えなどで急いでいない方は待ったほうがいいかもしれません (^-^)

使い心地は、電子辞書初心者なのであまり比較ができずよくわかりません。やはり紙の辞書で見るより大画面でも表示できる行は限られているのでなれない身には見づらいですし、ストレスも感じます。結局紙の辞書でひきなおしていたりして(^_^;)

便利なのがカタカナ語辞典で、現在ビジネスにはカタカナ語がつきものなので重宝していますがもう少し語数が多いといいと思います。掲載されていないものもよくあります。

それと広辞苑は全文搭載とあったと思いますが、「広辞苑てこんなものだったのか」と思うほど説明が簡素なものがあります。

と、英語以外のコンテンツばかり使っている現状です。百科事典搭載の機種などもあるようですが、「現代用語の基礎知識」などの搭載も、かなり重宝ではないでしょうか?将来的にでてくるのを待っています。

以上、取り急ぎお礼&ご報告です。ありがとうございました。

PW-6000 現役です 投稿者:TUTU  投稿日:11月23日(土)00時24分59秒

Sekky さん、掲示板をご覧の皆さん、はじめまして。

私はIC電子辞書を3年以上前から使っています。機種はシャープの PW-6000 です。その後、広辞苑つきや大画面など、新しい機種が次から次へと出てきていますが、逆に、どれがよいのか迷うようになり、今に至るまで PW-6000 を使い続けています。

他機種(特に他社製)になかなか乗り移れない理由は、主に3点です

 1) 早見機能がないこと
 2) どの程度丈夫なのかわからないこと
 3) 他機種(他社製)だと表示の切替えスピードに満足いかないこと

これらの事項について、Sekky さん、もしくは使い比べてみた方からコメントを
頂ければ幸甚です。


1) 早見機能がないこと
   ・これについては、Sekky さんもご指摘のように、画面が大きくなって
    きた今では、以前ほどの必要性はないかもしれません。
   ・それでも、基本的な語彙のさまざまな意味合いを確認する際など、こ
    の機能はやはりあると便利だと思うのです。
   ・シャープに追随するところがあるかどうか、御存知でしょうか?

2) どの程度丈夫なのかわからないこと
   ・これはカタログには表われないところです。
   ・PW-6000 はこれまで固い床の上などに3〜4回落としていますが、まだ
    ピンピンしています。
   ・大画面機種など、筐体が大きめのものだと、やはり丈夫さでは劣るで
    しょうか?
   ・メーカーによって、丈夫さの傾向に明らかな差はあるでしょうか?
  
3) 他機種(他社製)だと表示の切替えスピードに満足いかないこと
   ・PW-6000の画面表示切替えスピードは、かなり速いです。電源を入れた
    ときの表示や、手動スクロール、辞書選択時などの表示の切替りは、
    ほとんど瞬間です。
   ・購入当時は、ジーニアス搭載のものではシャープとカシオの機種があっ
    たので、操作して比べてみました。カシオ製は画面は大きかったので
    すが、表示の切り替わりが遅く、もたつく感じがしたので、シャープ
    を選びました。
   ・その後、SIIやその他メーカーの電子辞書も店頭で操作してみたことは
    あるのですが、PW-6000には敵わないようでした。
   ・もっと言えば、同じシャープ製でも、新しいものは画面が大きくなっ
    たせいか、PW-6000 と比べると、ほんのわずかですが表示切り替わり
    が遅いような気がします。(但しこれは錯覚かもしれません。)
   ・こういった、わずかな切替えスピードの差は、人によってはあまり気
    にならないのかもしれません。但し私は Dic さんと同じく、操作時に
    表示の切り替わりがもたつくようだと、かなりストレスを感じますの
    で、そのような機種には乗り換えたくありません。
   ・英英辞典や類語辞典、ジーニアス英大など、魅力的な構成の機種がた
    くさん出てきています。それでも上述のスピード感は、新機種選定に
    おいて、私にとってはかなり優先順位が高いです。
   ・最近は、新機種の操作性を店頭で確認していないのですが、スピード
    感の各社傾向、比較について、コメントいただければありがたいです。

                                  TUTU

初めまして! 投稿者:ひとみ  投稿日:11月22日(金)23時02分13秒

今、電子辞書選びに悩んでいる大学1年生です。
大学で使える辞書を探しています!!!ここのホームページを見せていただきましたが、やっぱりどれがいいのかわかりません…電子辞書にくわしい方!!教えてください!!

1、やっぱり英語は重視!大学では英文で書かれた論文なども読んだりするので、
  十分に活用できるもの。あと、例文もたくさん入ってるものがよいです。
2、コンパクトであること!持ち運びしやすいものがいいです。
3、広辞苑が入っているもの。

こんなにわがままなんですが、おすすめなものってあるますか??
  

R9000・T6500決定的な違い。 投稿者:Dic  投稿日:11月22日(金)21時37分26秒

店頭でR-9000とT-6500をいじってきました。
どちらも専門的な電子辞書で内容的には文句なしなのですが、決定的な違いを発見しました。それは表示スピードです。
T-6500の方がクイックな表示だろう、と思っていたのですが大間違いでした。
T-6500は、キーを押すと半拍遅れて表示します。これはかったるいです。
何故なのでしょう、天下のSIIの最新型が・・・。
R-9000はタイプするとほぼ同時に表示しますのでストレスは感じません。
内容的にT-6500を選択しようとしてたんですが、
あの表示のかったるさには驚きました。内容以前でしょう、あんなの。
R-9000にしました、迷わず。
Sekkyさん、こんなのアリでしょうか。がっかり・・・。

XD-R9000のActivator 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月22日(金)12時59分25秒

↑手元に届いたアルクのクリスマスカタログに,XD-R9000等の最新電子辞書が大きく載っていますが,R9000のActivatorは(カシオさんの公式カタログとは違い)収録語数が「1052キーワード」になっています。これだと,冊子体アクティベータと違い,各類語毎にインデックスがついていない(約45000の類語からは引けない)ような感じに思えるのですが,大丈夫なのかな(^^;;;

例文検索ができないのはまだいいとしても,万一類語からダイレクトに引けないとなると,冊子体Activatorをまるごと収録していても,冊子体でできる検索が電子辞書版ではできないというわけですから,これはちょっと引っかかります。まさかそんなことはないと思いたいですが…。Activatorが目当てでR9000を購入しようと思っている人は多いでしょうから,事前に確認した方がいいと思います。もしどなたか店頭等で試された方がいらっしゃいましたらご教示ください。

>Hideさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月22日(金)12時49分30秒

>米国の日本人向けオンラインショップのいくつかで、一部メーカーの電子辞書が販売されて
>います。特にSII(*1)は1年保証付きで購入できるので、非常にありがたいです。
> また新製品は比較的安く買え、今話題のT6500は送料込みで$289で購入できるショップ
>(*2)があります。その代わり古い機種、例えば8100は$255と、だいぶ割高になってしま
>います。

これは安いですね(^^) 日本の量販店顔負けかも。逆輸入ができないのが残念です。セイコーさんは海外展開しているので,国内向け機種もアメリカでは入手しやすいですし,海外だけのシェアで見ればかなり大きいはずですが,他社にもがんばってほしいです。

>阿倍野さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月22日(金)12時45分45秒

>セキーさんは英英辞書のChildren's Dictionaryは
>ご存知だと思いますが、ワードパワーやWORD POWER
>よりは使い易いのでしょうか?

Children's Dictionaryはネイティブの子供を対象にした辞書なので,ワードパワーのような外国人向けの初級英英とは似ているようでかなり違います。というのは,外国人が英語を学ぶときに必要な文型(enjoyの後にはingがくるとか)や例文がChildren's dictionaryには非常に少ない(あるいはない)からです。また,収録語も,欧米のグレードスクールの教科書などを参考に選んでいるので,成人の外国人にとって必要な語(抽象語や英字紙など,時事的なメディアでよく出てくる基本語など)が欠けています。一方で,欧米の日常生活に密着している生活語彙は学習英英よりも多少詳しいかもしれません。LDCEやOALDのようなフルサイズの学習英英をお持ちの方が,日常語などを補充するために買うにはいいと思いますが,初級学習者の人がWord Powerなどの代わりに買うのはちょっとおすすめできません。また,Children's dictionaryは欧米の子供が学校へ持っていったり,図書館に常備して不特定多数の人が見たりという性質のものなので,大きめで堅牢な製本になっています。そのため,大人が持ち歩くにはとてもかさばります。

>書店では販売してないないらしいので、手に取って
>見たわけでもないわけですが。

大きい洋書店にはたまに置いてあることもありますが,日本ではあまりなじみがありませんね。むしろ,国際センターのような非営利の日本在住外国人向け施設の中にある図書コーナーなんかによく置いてあると思います。

>英語学習初心者向けなら、OALDやLDCEより
>こちらを搭載して欲しいと思います…なんて無理?

学習者向けという点ではワードパワーのような初級英和の方がメリットが多いでしょうから望めませんが,早期教育が盛んになっているので,今後小学生向けの電子辞書などが出てくれば,可能性があるかもしれません。もっとも,Children's dictionaryはほとんどがカラー版で,図版も多いので,現行機のようなモノクロ液晶の筐体ではその価値も半減すると思います。

>kaeさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月22日(金)12時21分38秒

>ただ、海外に行くなら英英辞典が必要だと周りの人から言われ、ちょっと迷い始めました。

どうしても必要というわけではないでしょうが,英語学習という点では英英はあったほうがいいですね。とりあえず,XD-R8100やSR-9700, PW-9600, IDF-4100等の学習英和+英英搭載機の中から候補を絞ってみてください。

>あと、IDF-2100SPが12月上旬に発売とありますが、これって色違いなだけですよね。
>こういうときも、12月に発売されたら、やはりIDF-2100よりは高い値段で発売される
>んでしょうか。(メタリックブルーにも惹かれているんですが・・。)

2100SPは色変わりバージョンで,中身は全く同じです。実売価格もたぶん同じになると思います。

>シュウさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月22日(金)12時17分41秒

>ちなみに、リーダースとリーダースプラスは別々のコンテンツとしてではなく一つにまと
>めておいておいてくれたほうが引きやすいと思うのは私だけでしょうか?(確かに電子辞
>書の場合には大した手間にはなりませんが)

冊子体では別々ですが,電子辞書ではこれら2冊を1つのコンテンツのように引けます。リーダーズのモードにすれば,リーダーズプラスの見出し語もいっしょに検索されます。これは,SR-T6500もXD-R9000も同じです。

英英の初心者向け? 投稿者:阿倍野  投稿日:11月22日(金)11時57分27秒

某巨大掲示板のスレッドで見つけたのですが、
http://www.monjunet.ne.jp/PT/school/samples/

セキーさんは英英辞書のChildren's Dictionaryはご存知だと思いますが、ワードパワーやWORD POWERよりは使い易いのでしょうか?
書店では販売してないないらしいので、手に取って見たわけでもないわけですが。
英語学習初心者向けなら、OALDやLDCEよりこちらを搭載して欲しいと思います…なんて無理?

XD-R9000 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月22日(金)10時03分05秒

↑いろいろなところからの情報を総合すると,今週末あたりに一部の店では発売されるらしいです。SR-T6500と差別化するためにどれぐらいの実売価格で売られるか楽しみですね(^^)

米国での電子辞書入手事情 投稿者:Hide  投稿日:11月22日(金)08時35分51秒

 たまにはこんな情報も良いかと思い投稿します。
 小生同様、米国在住の方もいらっしゃいますので、既に交わされた情報かもしれませんが、最新情報と言うことで書きたいと思います。
 留学を計画中の方もお見受けしますので、参考になれば幸いです。

 米国の日本人向けオンラインショップのいくつかで、一部メーカーの電子辞書が販売されています。特にSII(*1)は1年保証付きで購入できるので、非常にありがたいです。
 また新製品は比較的安く買え、今話題のT6500は送料込みで$289で購入できるショップ(*2)があります。その代わり古い機種、例えば8100は$255と、だいぶ割高になってしまいます。

 一方、日本のオンラインショップでも海外在住者向けのサイト(*3)があり、8100が送料無料(全世界共通)で\17,800となっています。
 従って、日米のショップをうまく使い分ければ、米国にいても日本での量販店価格と同じくらいの値段で電子辞書を購入できます。

 先週、使い古した8000の液晶がいかれた為、日米のショップでそれぞれ8100とT6500を発注し、到着を心待ちにしているところです。

(*1) http://www.seiko-jpd.com/index.htm
(*2) http://www.usfl.com
(*3) http://www.clubjapan.jp

Activators >ありがとうございました 投稿者:Hide  投稿日:11月22日(金)03時05分57秒

Sekky様、Activatorの選定の件でご回答いただきありがとうございました。非常に分かりやすい判断基準を戴き、目の前が見事に晴れ渡った心境です。戴いたアドバイスを参考にして、今月出版される予定の新版Language Activatorを購入することに決めました。

>Activatorは上級学習者が,中学生のような稚拙な英文でなくもっとしっかりした
>文章を書きたいときにはとても重宝する辞書です。

まさしくこれです!。 もってこいの辞書になると思います。本当にありがとうございました。

IDF-2100について 投稿者:kae  投稿日:11月21日(木)23時32分03秒

電子辞書について調べていたらこんなすてきなサイトを見つけてびっくりしています。来年、ワーホリでNZに行く予定で、今英語の勉強をしています。英和・和英・広辞苑が入っている電子辞書を探していて、店頭で見つけたIDF-2100に心惹かれています。ただ、海外に行くなら英英辞典が必要だと周りの人から言われ、ちょっと迷い始めました。(今の私の英語力ではまだまだ英和で調べるのがせいいっぱいなので、いらないかなと思ったり、でも後々はいるかもと思ったり。)英英がいらない場合、IDFー2100以外におすすめがあるかどうか、英英が必要だとする場合、なにがおすすめか、もしご意見いただけたら嬉しいです。あと、IDF-2100SPが12月上旬に発売とありますが、これって色違いなだけですよね。こういうときも、12月に発売されたら、やはりIDF-2100よりは高い値段で発売されるんでしょうか。(メタリックブルーにも惹かれているんですが・・。)もし今までに同様なケースで発売された例があれば教えて下さい!

ありがとうございました! 投稿者:Rabbit  投稿日:11月21日(木)18時37分30秒

早速のお返事をありがとうございました!
COBUILDは独自のフォーマットということなので、まずはCOBUILDのCD-ROMを購入してみます。他の辞書については教えていただいたソフトを検討して、パソコン上で充実した辞書環境を作って行こうと思います。

>Hideさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)18時10分06秒

>"Language Activator"と"Essential Activator"があるのに気が付きました。
>この違いは、前者が上級英語学習者向け、後者が中級英語学習者向けと言う説明を
>見つけたのですが、これだけではどちらを買うべきか悩んでしまいます。

たしかにこの説明では分かりにくいですね(^^) 簡単に言うと,Language ActivatorはLDCE(SR-8000に搭載されている)と同レベルのユーザを想定した類語辞書と考えていいと思います。中級上位ぐらいから使えると思います。Essentialのほうはもうちょっと下のレベルで,ロングマンの辞書でいうならLongman Active Studyの英英と同じような感じです。SR-8000でLDCEをふつうにお使いならLanguage Activatorのほうがおすすめです。

>つきましては購入にあたっての判断基準等をお聞かせ戴けましたら幸いです。

新版か旧版かどちらがいいか,ということであれば,文句なく新版をおすすめします。今月中に出るらしいのですが,まだ見かけません。

Activatorは,ある程度英語力のある人が「月並みな単語は思い浮かぶが,もっと他に自分のいいたいことにぴったりの表現はないか?」というときに引く辞書です。まず自分の知っている単語でインデックスを引くと,その単語と同じような意味を持つ単語がリストされ,それぞれのニュアンスの違いが例文とあわせて説明されています。たとえば,「悲しい」ということを表現したい場合,すでに知っているsadをひくと,どういう「悲しさ」なのかにあわせて類語がリストされています。たとえば,人生であまりいいことがなくて悲しいのならdepressed, despondent, feel blue...などが出ていますし,悲しそうにしている人を形容する語が知りたければdejected, downcast...などが載っています。和英辞典で「かなしい」を引いてもここまでたくさんの候補は出てきません。このように,Activatorは上級学習者が,中学生のような稚拙な英文でなくもっとしっかりした文章を書きたいときにはとても重宝する辞書です。

>Rabbitさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)17時58分43秒

>そこで、COBUILDはCD-ROMを購入しパソコン上で使用しようと思います。その際には英活
>なども入れて串刺し検索が出来るようにしたいのですが、Sekkyさんのおすすめの辞書検
>索ソフトを教えて頂ければありがたいです。

COBUILDは独自のフォーマットですので,英活やリーダーズ等のEPWING規格のCD-ROMといっしょに(串刺しで)検索することはできません。EPWING用の検索ソフトは,私はDDWinを使っています。そのほかには,2002/11/06 09:19:49の書き込みで紹介したjammingやBuckingham EB Playerなどがあります。DDWinは歴史が長いので,安定しているというメリットがあります。主にEPWINGかEBXA/EBG(いわゆる電子ブック)形式にしか対応していませんが,フリーです。Jammingは3000円のシェアウェアですが,DDWinにくらべて対応ソフトが多いです。Buckingham EB Playerはまだ試していませんが,フリーなのに機能が豊富みたいです。

Sekkey さん 投稿者:シュウ  投稿日:11月21日(木)16時06分52秒

アドヴァイスどうもありがとうございましたm(__)m
先ほど冊子体のCOBUILDを確認してまいりましたが、何とかついていけそうです。
スラングなどに悩まされることも多いので、私の場合リーダース&プラスのほうがよさそうですね(そもそもスラングかどうかもわからないときも間々あります(^^;)
使用されている文法記号を覚えるのが大変そうですが、T6500の場合オンラインで手引きのほうも収録されていたので、購入の方向に大きく傾きました。

ちなみに、リーダースとリーダースプラスは別々のコンテンツとしてではなく一つにまとめておいておいてくれたほうが引きやすいと思うのは私だけでしょうか?(確かに電子辞書の場合には大した手間にはなりませんが)

Sekkey様 投稿者:barusara  投稿日:11月21日(木)14時05分15秒

 今回は大変お世話になりました。
子供向けの辞書買ってみようと思います。
何の責任もないのにいろいろ指導してくださり感謝しています。

お久しぶりです。 投稿者:superraum  投稿日:11月21日(木)13時40分00秒

電子辞書買いました。ただし、PW-6800にしました。直前までT6500を買うつもりだったのですが、実際販売店に行って色々検索してみたところリーダーズではcanonicalの訳に『正準な』(物理で重要な語)が無かったので不安になりその訳のあるグランドコンサイスを選びました。T5000が11月発売なら良かったのですが、さすがに待てませんでした。

そのグランドコンサイスですが、思ったより解説が詳しくて良いです。ただ、やはり加算不加算の表記が無かったりして学習英和として使うには向いてない気がします。大辞典のあるT5000がいいなと思いました。

そういえば、ボタンが押しにくいと言われるPW-6800ですが、確かに深く押すのは大変ですが端っこをちょっと押したぐらいでも反応してくれるので不快感はありません。画面も大きくて、3年前と比べると電子辞書も随分進歩したなぁと思いました。

「寒い」と「冷たい」について 投稿者:猫背  投稿日:11月21日(木)13時38分37秒

遅ればせながら、私の思うところを。

han55870さんの「首が寒い」についてですが、「マフラーを忘れたときなど」とおっしゃっていますね。Sekkyさんの指摘にもありましたが、「寒い」には、「貧弱」とか「心細い」という意味がありますので、「首が寒い」という時には「本来首に巻いてあるはずの(してくるはずだった)マフラーがないので、心細い感じがする(そして、もちろん風が冷たく、寒く感じる)」というニュアンスを無意識的に含んでいるのではないかと思います。

さらに言えば、「寒い」は「冷たい」に比べて主観的な要素が多少強いような気がします。つまり、「寒い」は本人が判断するのに対し、「冷たい」は他人が触ってみて判断できるという感じでしょうか。「学研現代新国語辞典」で「冷たい」を引いたら、「[触れた感じで]温度が特に低い」とありました(蛇足ながら、「冷たい」の別の意味である「冷淡」の場合も、判断基準は他人にありますね)。

wfさんが、他人の手を触った場合は明らかに「冷たい」を使うと言われているのは、この点から考えれば納得していただけると思います。ですから、「(いつもしている)手袋をその日忘れた」のならば、「今日は手袋を忘れちゃったから手が寒くて。」という風に言うのは、変な表現ではないと思いますよ(^^)

Sekkyさん、アドバイスをお願いします。 投稿者:Rabbit  投稿日:11月21日(木)13時19分02秒

XD-R9000かT6500で迷っていたところ、SekkyさんのHPにたどり着きました。とても充実した内容に大感激です!近々米国の大学院への留学を考えているため、発信を考えてシソーラスの充実したR9000にしようかなと思い始めました。そこで、COBUILDはCD-ROMを購入しパソコン上で使用しようと思います。その際には英活なども入れて串刺し検索が出来るようにしたいのですが、Sekkyさんのおすすめの辞書検索ソフトを教えて頂ければありがたいです。

Activators 投稿者:Hide  投稿日:11月21日(木)12時35分00秒

いつも楽しく読ませて戴いています。
この掲示板でLongmanのActivatorなる辞書が存在することを知りました。これまで、SR-8000をフル活用して、仕事上必要な英文を書く際の参考にしていたのですが、このActivatiorを使えば、もっと納得のいく英文を書けるのではないかと思えてきました。そこで、Amazon.comでActivatorを注文しようかと思ったまではいいのですが、"Language Activator"と"Essential Activator"があるのに気が付きました。この違いは、前者が上級英語学習者向け、後者が中級英語学習者向けと言う説明を見つけたのですが、これだけではどちらを買うべきか悩んでしまいます。Sekky様の書き込みに「Language Activatorが11月に版が出る」ともありましたので、さらにどうすべきか悩んでしまいました。おそらく、実物を見るのが早いのかもしれませんが、果たして独力で評価できるかどうか、自信がありません。そこで、Sekky様をはじめとする辞書活用の達人の方々の意見を伺えたらと思い、書き込みさせていただきました。つきましては購入にあたっての判断基準等をお聞かせ戴けましたら幸いです。

>H1Bさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)12時27分46秒

>英文を手っ取り早く書こうというときに、自分で使用頻度が一番多かったのがLDCE
>(今までに3冊つぶれ、現在は第2版2冊を自宅と事務所で使っています)と、プロ
>グレッシブでした。まず、これらが入っている電子辞書(SR8100とDD-IC1000)を
>常時携行用に購入しようかなと迷いはじめました。発信型ではないもののCODやリーダーズ
>が入っているSR9200も魅力的ですね。楽しい気迷いです。

フルキーボードにこだわらなければ,SR-8100と同仕様のSR-8000のほうが安く買えますね。もっとも,SR-9700, SR-T5000と英英搭載の一般向け機がどんどん出ているので,SR-8100も国語辞典がないことが災いし,今後は影が薄くなっていくかもしれません。SR-T6500が出てからは店頭でもかなり隅の方に置かれていますからね。

DD-IC1000は9月の初め頃に話題になりましたが,今では新品を入手するのはまず無理だと思います(9月の時点でも大変でしたから)。そんなに数出ている機種でもないでしょうから,ネットオークションにもあまり出ませんね。

>pompyukeyさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)12時23分10秒

>PW-9500 の 漢字検索機能についておしえてください。
>Sony の 700S の 場合 わからない漢字は 部首、部品の 読みをひらがなで
>入力して、検索できます。9500の場合はどうなりますか?

PW-9500でも同じように検索できますよ。

PW-9500 漢字検索 投稿者:pompyukey  投稿日:11月21日(木)11時14分10秒

PW-9500 の 漢字検索機能についておしえてください。Sony の 700S の 場合 わからない漢字は 部首、部品の 読みをひらがなで入力して、検索できます。9500の場合はどうなりますか?

ロングマンとプログレシブ 投稿者:H1B  投稿日:11月21日(木)10時17分12秒

Sekkyさん、
>SR-8100とPW-6800,9200あたりの3機種併用ならコンテンツも重なりませんし,パワーユーザに>は便利かもしれませんね。英和3冊,英英3冊,類語2冊+αの豪華コンテンツです。...(^^)
そうですね。すごいですね。ご助言ありがとうございます。SRT6500に飛びつく前に、いろいろな手がありそうですね。英文を手っ取り早く書こうというときに、自分で使用頻度が一番多かったのがLDCE(今までに3冊つぶれ、現在は第2版2冊を自宅と事務所で使っています)と、プログレッシブでした。まず、これらが入っている電子辞書(SR8100とDD-IC1000)を常時携行用に購入しようかなと迷いはじめました。発信型ではないもののCODやリーダーズが入っているSR9200も魅力的ですね。楽しい気迷いです。

>まゆっちさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)09時17分10秒

>大体気持ちは、XD-R9000に決まりました。
>が、弱点も知っておきたいです。XD-R9000の弱点を教えて下さい。

XD-R9000をはじめ,カシオさんの機種は使いこまないと分からないような点でいろいろ難があります。しょっちゅう電子辞書を使う人でなければあまり気にならないかもしれませんが…。たとえば,XD-Rシリーズ(R9000は未発売なのでどうなのか分かりませんが)のジーニアス英和では,複合語(2語以上の語)を引くときは,ただスペルを入れるだけでは引けません。たとえば,sea anemone(イソギンチャク)を引きたいとき,他社の機種だとseaanemoneとタイプすると候補が出ます。しかし,XD-Rシリーズは,まずseaを引き,複合語キーを押してリストの中からsea anemoneを選ぶ必要があります。このように,使い勝手のよさが他社製品にくらべるとちょっと見劣りします。その他,細かな点は10月22日(火)09時49分00秒の書き込みをごらんください。もっとも,R9000のコンテンツは多彩なので,高校生から英語のプロまで対応できるというのは大きなメリットです。

>barusaraさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)09時06分24秒

>ところで冊子体の英英辞典もあったほうがよいでしょうか。マクミランかウエブスターの
>子ども辞典などを考えています。

XD-S8500のLAADは様々な用途に使えますので,これがあれば他にはなくても問題ないと思いますが,ネイティブの子供向けの英英はたしかに持っているとおもしろいかもしれません。LAADより語数は少なめですが…。

>シュウさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)09時03分59秒

>ちなみに、普段ペーパーバックをよんだり、ドラマを見ていて気になった表現を調べるとき
>に使用するにはジーニアスの英和大辞典とリーダース&プラスではどちらのほうが適当なん
>でしょうか?

語数の点からはリーダーズ(プラス)だと思います。リーダーズはちょっとしたスラング辞典にも匹敵するぐらい俗語が豊富に載っていますし,かなり特殊な固有名詞も出ていますので,映画のように口語が多い英語にも対応できます。その点を考えるとT6500のほうがいいと思います。ただ,T6500は学習英和が入っていないので,ふだんの英語学習には使いにくいかもしれません。COBUILDは学習英英なので,COBUILDを使えばいいのですが,同じ学習英英でもLDCEとはかなり雰囲気が違いますので,冊子体でも,T6500の実機でもいいですから,COBUILDの記述をみてみることをおすすめします。これが理解できそうならT6500がおすすめです。学習英和がないと不安だ,ということでしたら,XD-R9000がいいかもしれませんね。

>dictianさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)08時57分17秒

>「冷たい」は明らかに全身感覚ではなく、一時的な、あるいは局所的な
>「皮膚感覚」を表す言葉です。だから水がかかった時に「寒い」ではなく
>「冷たい」となります。

たしかに,「一時的」という要因も「冷たい」には含まれますね。

>日本人は、生活の中でこのような違いを無意識のうちに使い分けて
>いますが、特に外国人の方にはこのように文章で説明しないとなかなか
>わかってもらえないのだと思います。

私たちが英語の類義語を学ぶとき,とくに成人学習者にとっては演繹的に(先にある程度の法則を説明する)学んだ方が効率がいいのと同じで,日本語を学んでいる外国人も,先に理屈を説明し,それを例文で実証する方がうまくいく場合も多いです。(クーラーの効きすぎた部屋に入って)「この部屋は寒いですね」(クーラーの真下で,冷風の吹き出し口から落ちた露が身体にあたって)「冷たい!」のように。

>#ここまで解説してある国語辞書ってあるんでしょうか?

今出ている国語辞典の中ではまずないと思います。学研新国語辞典や大修館の明鏡国語,講談社の日本語大辞典などは他書にくらべれば外国人が使うことも念頭に入れた内容ですが,それでも上記のような明快な解説までは望めません。外国語としての日本語という概念が日本人に浸透してきたのはごく最近のことですし,多くの日本人は国語教育(国語教師)と日本語教育(日本語教師)の違いを知らないでしょうから,いたしかたないかもしれませんが…。さすがに最近は減りましたが,ちょっと前までは「日本人だから外国人に日本語を教えるのは簡単」「高校で国語の教師を何十年とやっていたので外国人に教えるのも自信がある」のような認識がけっこうあったようです。

小学館の類語例解辞典(システムソフト電子辞典シリーズの中に入っています)は,似たような単語間の使い分けを理屈で説明していますが,あくまでも日本人が主な対象なので,「寒い」と「冷たい」のように母語話者なら(理屈では説明できなくても)使い分けに困ることのないようなペアは出ていません。「寒い」なら「薄ら寒い」「肌寒い」との使い分けが説明されています。その他では,講談社の「日本語学習使い分け辞典」ぐらいでしょうか。これは主に外国人の日本語学習者を対象に,使い分けに困る類語の区別を説明しています(語数はそんなに多くありませんが)。こういう辞書は,日本語を学ぶ外国人に限らず,日本人でも機械翻訳の研究に携わる技術者さんや日本語IMEの開発など,必要だと思うのですが…。

日本語教育能力検定の勉強や,日本語教育の訓練(養成講座など)を受けた人なら,その勉強を通して外国人が混乱しそうな類語の使い分けの説明はある程度はできると思います。日本語の場合,日本人は言語直観が働きますから,規則を覚えるのではなく,自分で規則を見つけ出してみる(「寒い」しか使えない例,「冷たい」しか使えない例,どちらも使える例,をなるべくたくさん考えて,その例を見ながら自分で仮説を立てる)とおもしろいと思います。たまに留学生からきかれて答えに困ったときも,日本の辞書では役に立ちませんので,学生といっしょに上のように例をたくさん考え,仮説検証するしかありません。

>うららさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月21日(木)08時19分42秒

>XD-R6200がお勧めとのことですが、軽量であることは
>どうしても譲れないかなと思っています。
>ツアー中は持ち歩かねばならない荷物が多く、肩こりに
>悩まされていますので・・・。

たしかに,手で持ちくらべてみるとIC2050やIC700Sのような小型機とR6200のような機種では明らかに重さが違いますが,移動の際などはバッグなりポーチなりに入れて持ち歩くでしょうから,体感的にはほとんど変わらないかもしれません。むしろ,重さよりも筐体寸法が重要になってくるかもしれませんね。名刺サイズの機種なら,ポケットや小さなポーチにも簡単に入りますので,移動中の機内などで予習用に使うことも楽ですが,R6200だと薄いとはいってもけっこうかさばります。

>それよりも、基本単語3000語くらいでいいので単語検索できたほうが
>100倍実践の役に立つと思います。
>海外で、英語を話せない相手に何かを伝えなければならない場合、
>基本的な内容だったら、とりあえずキーになる単語を調べ、それを並べれば、
>なんとか意思を伝えることが出来るでしょう。
>でも、会話集の文章の中からその場で必要な文章なんて探してはいられません。
>せっかく持ち歩けるものなのだから、即、実践に役に立つ簡易辞書をまず
>搭載して、旅行会話集は2の次だと思うのですが。

国内製品ではありませんが,会話集に限っていえばぴったりのものがあります。この機種は10カ国語で双方向の翻訳ができます。単語だけでなく,フレーズも登録されているので会話集のかわりにもなります。しかも,10カ国語すべてにおいて,収録語(フレーズ)を合成音声で発音してくれます。以下のサイトをごらんください。200000語収録,23000フレーズ収録となっていますが,これは10カ国語全部合わせた延べの数ですので,各言語毎では20000語,2300フレーズになります。冊子体の辞書には比較になりませんが,日本で売っている旅行会話集よりははるかに多いです。199ドルなのでちょっと高いですね。もっとも,うららさんの場合,お仕事で海外を飛び回るわけですから,お守りがわりに奮発してもいいかもしれません。発音機能がなくてもよければ以下の機種もあります。
http://123language.com/store/customer/product.php?productid=9&cat=13&page=1

http://123language.com/store/customer/product.php?productid=458


寒いと冷たい 投稿者:dictian  投稿日:11月21日(木)02時29分52秒

おもしろい話題なので参加させていただきます。
「冷たい」は明らかに全身感覚ではなく、一時的な、あるいは局所的な
「皮膚感覚」を表す言葉です。だから水がかかった時に「寒い」ではなく
「冷たい」となります。
一方、首が寒いというのは、首から体温が失われて全身感覚となり、
「寒い」ということになります。
暖かい部屋から寒い外に出たときでも、「空気が冷たい」「顔が冷たい」
と感じますが、長い時間外にいると、局所感覚が全身感覚に変わり、
そして「寒い」と感じます。首の場合は局所感覚として感じる時間が
短く、すぐに全身感覚に変わるので、外に出てすぐにでも「首が寒い」
と表現するのでしょう。

日本人は、生活の中でこのような違いを無意識のうちに使い分けて
いますが、特に外国人の方にはこのように文章で説明しないとなかなか
わかってもらえないのだと思います。
#ここまで解説してある国語辞書ってあるんでしょうか?

Sekkeyさん  投稿者:シュウ  投稿日:11月21日(木)01時04分45秒

遅くなりましたが、T6500例文コレクションの件ありがとうございました m(__)m

T5000かT6500のどちらを購入するか迷っています(例文コレクションなどの機能はどちらも同じでしょうが)
本当は両方購入したところですが、残念ながらそんなにお金もないので(^^;)
ちなみに、普段ペーパーバックをよんだり、ドラマを見ていて気になった表現を調べるときに使用するにはジーニアスの英和大辞典とリーダース&プラスではどちらのほうが適当なんでしょうか? いままではLDOCEと研究者の新英和中辞典で済ませていたのですが、当然のことながら載っていないことが多いので規模の大きい辞書を手に入れようかと思っているのですが。
当方の英語のレベルはTOEICで600点くらいで、ペーパーバックも簡単に読めるようなものしか読んでないです。ドラマもフレンズなどを英語の字幕を出した状態で見ています(あんまりわかってないですが)
これだけの情報では答えようがないかもしれませんがよろしくお願いします m(__)m

Sekkyさん 投稿者:うらら  投稿日:11月21日(木)00時44分23秒

Sekkyさん、丁寧なアドバイス、ありがとうございます。XD-R6200がお勧めとのことですが、軽量であることはどうしても譲れないかなと思っています。ツアー中は持ち歩かねばならない荷物が多く、肩こりに悩まされていますので・・・。とはいっても、XD-R6200はこのサイズの中では比較的軽いですね。新しいだけあって。店頭で実物をチェックして考えたいと思います。

何人かの友人が持っているのは、Sekkyさんが勧めてくださったもう一機のDD-IC2050です。やっぱり私の仕事においては役に立つ機種なんだと納得しました。

英語系コンテンツをメインに使う方には興味のない話だと思いますが・・・。最近リリースされた機種には数ヶ国語の旅行会話集を搭載しているマシンがいくつかあります。これに単語検索機能がないことをとても残念に思っています。旅行会話集は事前に勉強するための読み物であって、実際、会話の現場では役に立ちません。それよりも、基本単語3000語くらいでいいので単語検索できたほうが100倍実践の役に立つと思います。海外で、英語を話せない相手に何かを伝えなければならない場合、基本的な内容だったら、とりあえずキーになる単語を調べ、それを並べれば、なんとか意思を伝えることが出来るでしょう。でも、会話集の文章の中からその場で必要な文章なんて探してはいられません。せっかく持ち歩けるものなのだから、即、実践に役に立つ簡易辞書をまず搭載して、旅行会話集は2の次だと思うのですが。

1台のマシンで英語の辞書をメインに、独仏西伊の簡易辞書(簡易でなければもっといい)、それプラス百科事典。これが私の理想の電子辞書です。こんな電子辞書、きっと添乗員以外は欲しがらないのでしょうね・・・。

話がそれてしまいました。すみません。いろんな用途で使う方がいるわけだから、100%満足を求めてはいけないですよね。今ある中から一番自分にあう機種を選びたいと思います。まずは店頭にXD-R6200をチェックしに行きます!

購入したらまた使用した感想などここで報告させていただきます。どうもありがとうございました。

Sekkeyさま 決めました 投稿者:barusara  投稿日:11月21日(木)00時26分40秒

 先日相談にのっていただきまして、本日楽天で¥28350(税込み)+¥600(送料)+¥250(代引き)で注文しました。定価45000円のXD-S8500にしました。やはり使いこなせないと意味がないので、英英辞典はロングマンが入っているもの。独学ですので、発音が聞けるタイプで一番いいかな。ということで、高い買い物でしたが決めました。Sekkeyさんのホームページはここ数日毎日2回は伺っています。本当に知って良かったです。ありがとうございます。
 ところで冊子体の英英辞典もあったほうがよいでしょうか。マクミランかウエブスターの子ども辞典などを考えています。

>Sekkyさん 投稿者:まゆっち  投稿日:11月20日(水)19時07分50秒

遅くなりましたが、色々アドバイスありがとうございました。m(__)m
ここのサイトは本当に詳しくて感動しています。
見つけてから毎日訪問させて頂いてます。(^^)
分からない事があって質問すれば、丁寧にお答えして頂けるし。(^^)

XD-R9000についての記事を読めば読むほど、XD-R9000に魅力を感じてしまって(笑)
大体気持ちは、XD-R9000に決まりました。
が、弱点も知っておきたいです。XD-R9000の弱点を教えて下さい。
買うとなると問題は店頭価格ですが…(^^; ま、これはボーナス次第でしょう。(笑)
でも、買うなら重宝しそうなものを買いたいので、少々奮発して買うと思います。(^^)

>wfさん、Sekkyさん 「寒い」について 投稿者:han55870  投稿日:11月20日(水)17時53分19秒

はじめましてhan55870と申します。いつも楽しく拝見しています。
とある特許事務所で和英翻訳を主にやっております。このHPでの皆さんの意見やSekkyさんのアドバイスを参考に、カシオのxd-r9000を買おうと思っております。コンテンツが非常に魅力的ですよね。

さて、「寒い」についてですがマフラーを忘れたときなど私は「首が“寒い”」と言っています。極々自然に感じますがこれって非標準的用法でしょうか?北関東育ち、大学時代から10年関西、現在は中部地方(8年目)に住んでおりますが、この用法で他の人に「それはへんな日本語だ」と指摘されたこともありません。(みんな気を使ってくれたのかな?)

アジア辞書学会 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月20日(水)17時49分13秒

辞書学の国際学会が日本にも上陸します。会場は持ち回りですから,日本で開催される機会はそんなにありません。おそらく欧米系の学習辞書出版社(LongmanやOUP等)は展示ブースを出すでしょうから,展示を見るだけでもおもしろいと思います。時期的に,最新LDCE & Activatorの編者自らがプレゼンをするような企画ももしかしたらあるかもしれません(アジア地域は学習英英のドル箱ですから(^^))。私も,久しぶりに国際学会で発表してみようかな,と思いつつも,忙しい時期の開催なのでどうなることやら(^^;;

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第3回アジア辞書学会東京大会
2003年8月27−29日,千葉:明海大学

日本で初めて開かれる辞書学の国際学会で
日ごろの研究成果をぜひご発表ください!
研究発表申込締切は2003年1月末日!

●アジア辞書学会とは?
アジア辞書学会(The Asian Association for Lexicography)は1997年に香港
University of Science and Technology において発足しました.第1
回大会は中国Guangdong University of Foreign Studiesで,第2回大会は韓国Yonsei
Universityで開かれました.
第3回大会はいよいよ日本での開催が決まりました.早速,JACET英語辞書研究会のメン
バーが中心になって大会組織委員会をたちあげ,現在精力的
に準備中です.

●第3回東京大会の概要は? 
第3回大会は,Adam Kilgarriff (University of Brighton, UK),Henri Bejoint
(Universite Lumiere-Lyon 2, France)の両先生に基調講演をお願
いし,招待講師として南出康世(大阪女子大)・Anne Pakir(National University of
Singapore)の両先生をお招きします.
そのほか,内外の一般の研究者による研究発表・シンポジム・ポスター発表も盛大に行う
予定です(百名程度を予定).

●研究発表にご応募ください!
第3回大会では,できるだけ多数の研究者の方に,日ごろの研究成果を発表していただき
たいと考えています.狭義の辞書学だけでなく,辞書に接
点があれば,教育学・英語学・国語学・コーパス言語学・翻訳論・自然言語処理など,幅
広い分野からのご発表のお申し込みを歓迎いたします.発
表者の論文は,正式な大会プロシーディングズ(予稿集)に掲載され,アジア地域各国の
研究者に配布されます.ぜひ,お急ぎご応募ください.
なお,海外参加者も多いため,発表言語には,なるべく英語をお使いくださるようお願い
します.


●発表申込要領
以下の情報を電子メールの本文に書き込み(※添付ファイル不可),事務局
admin@asialex.orgまで送信してください.締切りは2003 年1月31日
(必着)とします.

氏名 (※日英併記で)
所属機関 (※同上)
希望発表形態 (※研究発表[1人20分] ・ シンポジウム[5人以内90分] ・ ポスター発
表)
連絡先 (※メールアドレス,住所,電話番号,FAX番号)
発表タイトル (※英文で)
概要 (※英文で.研究発表・ポスターは300語,シンポジムは600語以内)

※シンポジウムは,代表者が,発表者全員(最大5名)の氏名・所属・連絡先および各自
の発表概要をまとめて申込んでください.
※審査結果は2003年2月末までに通知します.採用者には,2003年5月末日までに予稿集掲
載用の完全原稿を提出していただきます.

●第3回アジア辞書学会東京大会スタッフ
大会組織委員会
委員長   村田 年(千葉大)
副委員長   山岸勝榮(明海大)
事務局長   投野由紀夫(明海大)
事務局委員   浅羽亮一(明海大)・山田 茂(早稲田大)

●各種連絡先
第3回アジア辞書学会東京大会組織委員会事務局
〒279-8550 浦安市明海8 明海大学投野研究室気付
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>wfさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月20日(水)14時24分30秒

>> 定義語彙2000語のLDCEと3000語のOALDではかなり違います。
>とありますが、SR-T6500のCobuildの場合は幾つぐらいになるか、ご存知でしょうか?

冊子体COBUILDの説明書き(SR-T6500のマニュアルやオンラインヘルプには入っていない部分ですが)には,基本2500語と書いてあります。ただ,COBUILDはLDCEやOALDのように具体的な語彙のリストは出ていません。学習英英辞典の定義語彙は突きつめていくと奥が深く,各辞書ごとでばらばらの基準で選んでいるようです。ですから,OALDの3000語に入っていない語がLDCEの2000語にけっこう入っていたりします。

>SR-9200の搭載英英はネイティブ向けのCODですね。恐らく、最近の電子時点の中で唯一
>でしょうか?(他にあれば、教えていただけませんか。)

日本のメーカーではSR-9200だけですね。アメリカのFranklinが出しているSCD-770という機種がMerriam Webster's Collegiateのカレッジ版英英をフル収録しています。あとは,American Heritage College Dictionaryを収録(ただし語源欄はカット)したペンタイプのQuicktionaryの英英版ぐらいでしょうか。そのほかでは,セイコーさんの海外向けモデルでER-6000というものがあり,これはCODとCOT(9200の英英,類語部分)のみフル収録です。

>詳細スペックを見てみると、日本語ジャンプ機能がないようですので、それも日本語を
>勉強している外国人にとって、必須機能の一つです。

9200には日本語ジャンプがないので,トータルで考えると最新のT6500のほうがいいかもしれません。セイコーさんがT6500を9200の後継機(9200をリプレイス)としているのか,9200の上級機(9200と併売)なのか分かりませんが,上級学習者ならネイティブ向け英英も決して歯が立たないようなものではありませんので,次期の上級機では復活を望みたいです。TESOLの市場は世界的にも大きいですので,ネイティブ向け英英と学習英英の搭載(ダブル英英)は,日本人の上級学習者だけでなく,外国人のTESOL英語教員にもアピールできると思います。

>電子辞典1台で済まそうと思えば(→私はそう思っています)、やはりネイティブ向けの
>英英辞典を諦めるしかないでしょうかね。 (;_;)

SCD-770が新品で170ドルぐらいで買えます(TargetやRadio Shack. Bestbuyなどの米国内にあるディスカウント店ではもっと安いはずです)ので,英英専用のセカンドマシンにする手もありますね。

>私は昔からなぜ「手が冷たい」と言って、「手が寒い」と言わないのは不思議で仕方あり
>ません。 (^^) これは、他の人の手を触った場合云々ではなく(その場合は明らかに冷た
>いです)、自分の手が「寒く感じて」言っている場合です。なぜ体全体ならば寒いでいい
>のに、体の一部である手でしたら(例えば、その日手袋を忘れたため)「寒い」とは言え
>ないのは、うーむ、理解に苦しみます。

日本語教育の現場では,「寒い」は身体全体で感じる場合,「冷たい」は身体の一部分で感じる場合,のように規則を与えて区別していると思います。手袋を忘れた場合は,身体全体の中でも,とくに手首のあたりの一部分がcoldな状態になるのですから,「冷たい」を使うのでしょうね。教科書の中には「「寒い」は主に気温について言います」のように書いてあるものもある(広辞苑の「寒い」の定義もそうです)みたいですが,これだとwfさんの例のようなとき(手袋を忘れた場合)にも「寒い」が使えると思われてしまいます。#もっとも,「寒い」=身体全体,「冷たい」=部分,にも例外はあり,風呂場でシャワーを浴びるときに間違えて水が出てきたときは,身体全体で感じているはずなのに「冷たい!」と言いますけど(^^;; ちなみに,最近よく言う「寒いギャグ」の寒いは,例外というよりは,「寒い」の「貧弱だ」という意味(ふところが寒い,のような)に基づいているのでしょう(笑)

残念ながら,ほとんどの電子辞書に搭載されている広辞苑ではこういう微妙な日本語の機微が分かりません。IDF-3000に搭載の現代新国語辞典では,「さむい」のところにコラムで「冷たい」との違いが解説されています。現物を見ていないので何とも言えませんが,大修館の「明鏡」なら明快に違いを出した定義になっているかもしれません。ジーニアスと組み合わせて明鏡も搭載したダブル国語搭載機があってもいいような気がしますが,岩波側にとってはおもしろくないのかもしれません。

英英辞典の定義語彙数 投稿者:wf  投稿日:11月20日(水)13時13分40秒

Sekkyさん、

> 定義語彙2000語のLDCEと3000語のOALDではかなり違います。

とありますが、SR-T6500のCobuildの場合は幾つぐらいになるか、ご存知でしょうか?

ちなみに、今までなぜか気が付きませんでしたが、SR-9200の搭載英英はネイティブ向けのCODですね。恐らく、最近の電子時点の中で唯一でしょうか?(他にあれば、教えていただけませんか。)

(アメリカ人の)私にとっては非常にありがたいことですが、詳細スペックを見てみると、日本語ジャンプ機能がないようですので、それも日本語を勉強している外国人にとって、必須機能の一つです。

電子辞典1台で済まそうと思えば(→私はそう思っています)、やはりネイティブ向けの英英辞典を諦めるしかないでしょうかね。 (;_;)

p.s. asleepとの話しは面白かったです。よっぽどの偶然か、この間正しくその言葉について日本人の友達と話していました。"I fell asleep"(私は眠りに落ちた、寝入った等)と "My foot fell asleep"(私の足がしびれた)との違いについて。。

p.p.s. 逆の例として、私は昔からなぜ「手が冷たい」と言って、「手が寒い」と言わないのは不思議で仕方ありません。 (^^) これは、他の人の手を触った場合云々ではなく(その場合は明らかに冷たいです)、自分の手が「寒く感じて」言っている場合です。なぜ体全体ならば寒いでいいのに、体の一部である手でしたら(例えば、その日手袋を忘れたため)「寒い」とは言えないのは、うーむ、理解に苦しみます。外側から測定した結果を表しているではなく、あくまで内部から外の気温に対して感じているものならば、「寒い」の方が適切だと思うんだけどな〜ぁ。。

しかし、正直言って、その苦しみを楽しむ私って、やっぱ変な外人か? (^^;;

>H1Bさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月20日(水)10時52分04秒

>同僚上司すべて米国人で、書面やemailでの発信型コミュニケーションがネイティブ同様に
>できて当然という環境で働いています。

このように英語を道具として使っている方なら,1冊の辞書だけでは不十分で,複数の辞書を引き分けるということが必要になりますね。とくに学習英英は定義語彙の数が辞書によって違いますので,定義も様々です。定義語彙2000語のLDCEと3000語のOALDではかなり違います。近くに英文のチェックを頼めるネイティブの人がいつでもいるような環境でなければ,結局は疑問に思ったら複数の辞書を引いて,最大公約数で表現するしかないでしょうね。

>電子辞書を入手したいと思って久しいですが、セイコーの新製品にかなり惹かれています。
>でも、本当は、5種類くらいの英英を搭載してほしいところです。それくらいを見まくっ
>て書いて、はじめて、高学歴のネイティブとわたり合えると言った程度ですから。出張で
>もない限り、英英一冊で済ますなどということは考えられないです。

SR-T6500の登場で9200がかなり安くなっていますので,これがあればネイティブ向け英英が持ち歩けますね。OALD搭載機は数が多いので,PW-6800のようにちょっと前の機種なら驚くほど安く買えます。SR-8100とPW-6800,9200あたりの3機種併用ならコンテンツも重なりませんし,パワーユーザには便利かもしれませんね。英和3冊,英英3冊,類語2冊+αの豪華コンテンツです。3台同時購入するかわりに値引きしてもらえば6万円台前半で買えるでしょうから,ボーナスの際などに(^^)

↓続き2 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月20日(水)10時39分27秒

>英語を英語のまま理解するということで、こういう問題はあまり気にせず勉強したほうが
>いいのでしょうか?

よく言われるのが「英英を使うと英語を英語で理解できます」ということですが,たしかにこの効用はあると思います。しかし,私たちは日本語を母語とする日本人であり,大半は日本で生まれ,日本で育ち,日本で生を終えるはずです。ですから,私としては,英英を英語力をつけるための手段という狭い見方でとらえるのはもったいないと思います。むしろ,英英で英語を学ぶことを通して母語である日本語をよく知り,より正しく,美しい日本語を話し,それを日本語を勉強している外国人にも伝えていくことのできる日本人になるための有効な手段であると考えたいと思います。英和辞典は「訳語」を載せた辞書ですから,「ある英単語に相当する日本語の単語は何か」しか分かりません。しかし,英英は「定義」してある辞書ですから,「ある英単語を英語でどう説明するか」が分かります。これが分かれば,あとはその説明を日本語で言えば,単語の訳語を知るだけでなく,その単語を日本語で説明することも可能です。

英語を専門にしている学生の中には,たしかに英語運用力は抜群で,語彙量も多い人がたくさんいます。しかし,peaceを説明してください,といっても,「平和」という「訳語」は言えても,平和とはどういうことですか? ときくと答えられない学生がかなり多いのです。日本語でも答えられないのですから,英語で説明できるはずはありません。日本人の学生は国語辞典をほとんど引きません(仮に引いたところでまともな「定義」が載っている国語辞典は少ないですし(^^;;)から,英英辞典を使うことで,間接的には国語辞典を引くことと同じ効用があります。

#私の場合,英語教員とはいえ,いちおう日本語教育もかじっていて,検定も持っていますので,英語の授業の最後のほうで,日本語を外国語としてとらえる話をよくします。「鉛筆を3本ください」と「3本の鉛筆をください」はどちらも同じ意味なのに,日本人の多くは前者のように言うのはなぜか? 「田中先生は休日も朝っぱらからご研究をされています」が(賞賛の意味合いでは)おかしいのはなぜか? というような英語の授業の本質からは外れる話なのですが,英語が得意で熱心に学んでいる学生でも,日本語に関してきかれると困ってしまうということが多いようです。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月20日(水)10時38分24秒

>英会話学校の先生に『これからは英和は使わずに英英だけで勉強しろ』と言われたことが
>あるのですが、そうすると上に書いたような問題が起こってきてしまいます。

この先生は,こう言っては何ですが,英英=高級な英和という認識をお持ちの方なのかもしれません。英英を買っては見たものの使いこなせなくて埃をかぶる人の多くは「これからは英和は使わずに英英だけで勉強しろ」というアドバイスを鵜呑みにして,すべてを英英ですませようとした人だと思います。今の日本の英和辞典は,二カ国語辞典の中では世界一の水準だと思います。英語圏へ留学し,英語以外の外国語を履修した人なら分かると思いますが,アメリカで売っている仏英,英仏などの辞書は日本の辞書でいうコンサイスのようなものばかりで,例文はほとんどないし,結局日本の友人に頼んでロワイヤルやクラウン等の仏和,和仏を送ってもらったという人もいるのではないでしょうか。これだけ英和の質がよくなっているのですから,無理に英英だけですまそうとしないで,「英和でしっくりこなければ英英を引く,逆に英英でしっくりこなければ英和を引く」というように双方向の引き比べをしてみるといいと思います。

>(英英のsleepの語義を見て、『瞑想する』という意味だと思ってしまうかもしれません)

このような場合は,「瞑想する」の意味の英語を(分からなければまず和英を引いてmeditateだということを知ってから)英英で引き,sleepの定義と読み比べてみるとおもしろいと思います。

sleep: to rest with your eyes closed and your mind and body not active
meditate: to think deeply, usually in silence, especially for religious reasons or in order to make your mind calm
(OALD)

ここからも,sleepは「目を閉じて休む」ということがコアになります。また,your mind and body not activeということからもわかるように,sleepしている間は心身機能は活動していない(意識のない)状態になります。一方,meditateは「静かにじっくり考える」ということがメインで,必ずしも目をつぶる必要はありません(たしかに,日本庭園などを眺めながら落ち着いて「瞑想」することもあるでしょうから)。ですから,当然sleepとは違い,より積極的な(心身機能が働いたままでの)行為になります。

「眠る」と「瞑想する」の違いは一見簡単そうですが,実際にこれをことばで説明するとなると骨が折れると思います。しかし,英英を使えば,英語でその違いを知ることで,間接的には日本語の語間も養われるわけです。ですから,外国人に(日本語で)違いを説明することもできるようになるでしょう。

>サイヤさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月20日(水)10時01分39秒

>例えば英英でgiraffeを調べるとします。
>意味がキリンだと知らないで引いた場合、
>long neckやlong legsなどの語から推理して、
>草食恐竜のブロントサウルスか?とか思ってしまうかもしれません(笑)。

そう思います。「英語の辞書へのアプローチ」でふれたように,英英辞典に慣れていない人が「英和辞典の代用品」「高級な英和辞典」のイメージで学習英英を使う(=意味の分からない単語を引く)とこうなりますね。もっとも,giraffeの定義を読んで,ブロントザウルスを想像できるような人はかなりのレベルだと思います(giraffeというレベルの語彙を知らないということは別問題として)。実際,OALDでbrontosaurusを引くと

a very large DINOSAUR (= a reptile that lived millions of years ago) with a long neck and tail

と出ています。スモールキャピタルになっているDINOSAURは「定義語彙以外の単語ですよ」という意味なので,学習英英では,定義語彙が多めのOALDでさえ,3000語の定義語彙の中ではキリンとブロントザウルスを区別して定義できない(だから定義語彙外のdinosaurを使って区別せざるをえない)わけです。

>首が長いとか足が長い生き物だということはわかっても、
>じゃあ結局何なんだ?というのが英英ではわかりません。

英語学習者の人でよくあるケースとして,英和を引いたほうが分かりやすいし,それで何の障害もない語まで英英で引こうとするので,逆効果になるということがあります。このような場合,たいてい英英を高級な英和辞典としてとらえている場合が多いと思います。英語学習者が英英を引いて効果的な場合というのは,英和のように,英単語をそれに相当する日本語の訳語をあてた辞書では誤解が生じるようなケースだと思います。名詞,それも具体的なものを表す名詞では,ふつうは英単語と日本語が1対1で対応しているはずです。英語国民がgiraffeときいて思い浮かべるものと,日本人がキリンときいて思い浮かべるものは全く同じ(言外の意味やキリンから連想する文化的な内容は言語圏が違えば当然ズレがあるでしょうが,これは辞書の守備範囲から外れるので抜きにして考えます)ですから,こういうケースは英和辞典でも問題ありません。キリンや象のような具体名詞は,意味を知るというよりは,その単語を英語でどうやって「説明」するかを知るという目的で学習英英で引くと効果があると思います。同じことは,1対1対応をしているもっと専門的な名詞(Altzheimer's diseaseのような)にも言えます。学習英英の「年配の人が記憶を失ったり明確に話すことができなくなる脳の病気」云々という「定義」よりは「アルツハイマー病」という英和の「訳語」のほうがすぐに理解できます。

学習英英は,意味を知るという「受信」よりも自分で英語を書いたり,話したりする際の「発信」用途のほうが活用範囲は広いです。たとえば,ESLの授業で老人福祉のプレゼンテーションをする際は,Altzheimer's diseaseを簡単に説明する必要があるかもしれませんが,その際は「訳語」しか載っていない英和や,ネイティブでも知らないような専門用語で定義してあるネイティブ向け英英よりは学習英英のほうが役立ちますね。

>Sekkyさん、H1Bさん 投稿者:サイヤ  投稿日:11月20日(水)08時07分38秒

詳細な解説ありがとうございました。
大変よくわかりました。
続けてお聞きしたいのですが、
例えば英英でgiraffeを調べるとします。
意味がキリンだと知らないで引いた場合、
long neckやlong legsなどの語から推理して、
草食恐竜のブロントサウルスか?とか思ってしまうかもしれません(笑)。
まあ極端な例ですが。。。
首が長いとか足が長い生き物だということはわかっても、
じゃあ結局何なんだ?というのが英英ではわかりません。
英会話学校の先生に『これからは英和は使わずに英英だけで勉強しろ』と言われたことがあるのですが、そうすると上に書いたような問題が起こってきてしまいます。
名詞ならそのものの名前がわからず、動詞ならそれがどういう動作を表すのかはっきりわからないのです。(英英のsleepの語義を見て、『瞑想する』という意味だと思ってしまうかもしれません)
英語を英語のまま理解するということで、こういう問題はあまり気にせず勉強したほうがいいのでしょうか?
それとも一回一回英和で意味を確認したほうがいいのでしょうか?

よろしくお願い致します。

>サイヤさん 投稿者:H1B  投稿日:11月20日(水)07時02分12秒

おなじLONGMANでも、本家のLDCEをみると、sleepingのほかに、unable to feel, Numb等の訳語も出ています。念のため。ロングマンを使われるなら、LDCEの方が良いという一例になるでしょうか。外国人用英英と日本の英和の違いは、Sekkyさんがおっしゃるとおりだと思います。

Sekkyさん、いつも、楽しく拝見しています。同僚上司すべて米国人で、書面やemailでの発信型コミュニケーションがネイティブ同様にできて当然という環境で働いています。ロングマン以下の非ネイティブ用英英や、カレッジレベルの英英を引きまくって、何とか正確なコミュニケーションをはかっていますが、何でこんな因果な仕事を選んだのだろうと思う時もあります。出張には、状況に応じて、LDCEかPODに、三省堂の表音英和などポケットサイズの英和をもって歩きます。電子辞書を入手したいと思って久しいですが、セイコーの新製品にかなり惹かれています。でも、本当は、5種類くらいの英英を搭載してほしいところです。それくらいを見まくって書いて、はじめて、高学歴のネイティブとわたり合えると言った程度ですから。出張でもない限り、英英一冊で済ますなどということは考えられないです。

>阿倍野さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月19日(火)21時52分53秒

>す。シャープの社員の方でも電子辞書をかなり使いこなしてい
>る人は、PWシリーズなどは物足りなくて、自宅では他社の製
>品を密かに使っているんでしょうね(^^;

PW-9600, PW-S7000のコンテンツを見ると,シャープさんのスタンスに多少なりとも変化が感じられます。PW-6800, PW-M670と非常に優秀な英語専用機を出しているのに,この夏以降の新製品は汎用機っぽいものばかりです。英語専門機市場はセイコーさんが力を握っていますので,そこへ参入するよりは新たな層を引き寄せるほうがトータルのメリットが大きいという判断かもしれません。もっとも,コンテンツはともかく,シャープさんの機種は他社製品をかなり研究して作られているので,自社のスタッフの中にも他社製品をかなり使いこんでいる人がいらっしゃるというのは素人目にも感じられます。今回の新機種も,PW-9500で指摘したスクロール矢印が本文とオーバーラップしないようになっているとか,細かなリファインはされているようです。

>もうひとつ付け加えるとすれば、この情報社会、消費者もそんな
>に言うほど「無知」でも「ど素人」でもないと思うのですがね。

機能面に関しては,ユーザの目もかなり肥えてきたようですね。ただ,コンテンツの面はまだまだかな,という気がします。学習英和と一般英和の違い,学習英英とネイティブ向け英英の違い,英和と英英の違い,などまだまだ一般には認知されていないようです。これはメーカーさんにとっても頭が痛いのではないでしょうか。理科系の大学を卒業して入社しても,電子辞書部門に配属されれば,英語の辞書に関しても相当の知識が要求されるわけですから。

XD-R9000のような専門機でも,開発に携わっている方はリーダーズやActivatorを常用されているのかなぁ…という疑問はあります。発信用のActivatorに例文検索がないのに,受信用のリーダーズについているという仕様には,(物理的な制約があるのならともかく)辞書を分かっている人ならまずしないと思うのですが(^^;;

>サイヤさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月19日(火)21時23分57秒

>たとえばasleepを引くとします。
>するとOALDでは『sleeping』とだけ書いてありますが、
>ジーニアス英和で引くと『眠っている』以外に『無感覚で』や『不注意な』などの訳語が
>載っています。
>これはどのように判断したらいいのでしょうか?

これは鋭い点で,意外と知られていないのですが,「学習英和」と「学習英英」は,同じ学習辞書とはいえ,性質がかなり異なることによるものです。日本の学習英和は,主に英語学習に使うものですが,それだけでなく,ある程度の一般用途にも使えます。つまり,高校や大学で使った学習英和を,大学(高校)を出てから自分で英字新聞を読んだり,会社の英文書類を訳したりすることにもそこそこは使えるわけです。もちろん,本格的にはリーダーズ等の一般英和が必要になりますが,ジーニアス程度の学習英和でも,ふつうの英字紙や大衆英文雑誌を読むのには十分使えます。

一方,欧米の外国人向け英英(学習英英)はこれほどの汎用性はありません。学習英英は中級から上級までの英語学習者が英語を学ぶときに必要な情報を厳選して載せています。とくに発信面に重点をおいていますので,外国人がどうしても知っておく必要のない語や意味はカットされています。Asleepにsleepingの意味しか載っていないのもそういう理由からですね。ちなみに,ネイティブ向けのCODにはsleepingの意味の下位区分としてnot attentive or alertの語義も出ています。また,「無感覚な」に対応する(of a limb) numbの語義もあります。

>または現代英語では『sleeping』の意味以外ほとんど使われないからその他の意味が載って
>いないのか、

学習英英の場合,学習者が遭遇する度合いで掲載語や掲載語義を決めていますので,専門的な場面(医療現場など)では一般的であっても,学習者があまり目にする機会のないものは出ていません。一方,日本の学習英和は,学生にはあまり関係のない語義であっても(リーダーズのような大規模英和には及びませんが)ある程度は載せています。

>うららさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月19日(火)21時09分33秒

>・軽量、小型であること(つまり名刺サイズ)
>・百科事典がついていること(下調べ不足の情報を補うため)
>・1ページで表示できる情報量が多いこと
>です。

名刺サイズにこだわらなければ,うららさんの用途を考えると現行機種ではXD-R6200がぴったりなのではないでしょうか?

>Sekkyさん、名刺サイズの中で選ぶとすれば、やはりSR760がおすすめですか?
>PW-M710もよさそうなのですが、発売から1年以上たっているところが気になります。

うららさんの場合,ケンブリッジのFCEをお持ちということでしたら,英語コンテンツに関しては上級機でもいいと思いますが,ツアコンをされているということでしたら,英語に特化した機種よりは,多コンテンツの汎用機のように,様々な辞書が入っているもののほうがいいですよね。

SR-760というのは小型機のSR-960のことでしょうか? 広辞苑と英和,和英が中心ならこれでもいいと思いますが,百科事典搭載ということでしたら,今は生産完了になってしまいましたがDD-IC2050がぴったりだと思います。名刺ケースサイズで,広辞苑,英和,和英,マイペディアが収録されています。あるいは,最初にあげたXD-R6200も同じ百科事典が入っています。百科事典といっても,書棚1列を占領するような大きなものではなく,1巻本のものなのでそれほど情報量は多くないですが,それでも海外旅行の名所や都市など,ちょっとした説明をする際は便利だと思います。とくに,建物の建造年や都市の人口など,ガイドの際は数字を出すことが多いと思いますので,マイペディアがあればちょっとしたにわか勉強ができますね。

英語系コンテンツをメインに使う人だと,R6200のようなあらゆる分野の辞書をてんこもりにした機種は否定的にとらえる人が(私を含め)多いと思いますが,うららさんの場合,マイペディアにせよ,世界の料理メニュー辞典にせよ,各外国語の会話集にせよ,活用範囲は多いと思います。まず店頭でR6200の実機を触ってみることをおすすめします。これぐらいの大きさで我慢できればR6200がいちおしですし,どうしても名刺ケースサイズということでしたら,秋葉原の個人経営の店をあたったりして売れ残っているDD-IC2050を探してみるといいと思います。

>ぱんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月19日(火)20時52分38秒

>SR-9200を愛用しているのですが、先日「前見出し」+「次見出し」+「U」を同時に
>押した所、なんと電源が入るじゃないですか!これで「入/切」や辞書キーを押さなく
>でも電源が入ります!

本当ですね。偶然なのか,隠し機能なのか分かりませんが,広辞苑モードで電源が入るようです。ザウルスなんかはこの手の隠し機能がけっこうあり,液晶にテストパターンを表示させたり,いろいろとできるのですが,電子辞書ではききませんね。もっとも,サービスセンターの人向けの隠し機能はあってもおかしくはないのですが(^^;;

ちなみに,隠し機能というほどではありませんが,SR-8100ではシフト→Mでコントラストが薄くなり,シフト→?で濃くなります。いちいち設定画面で変更しなくてもコントラスト調整ができます。これはSR-8000ではマニュアルやキーボードにも書かれていましたが,8000と同一仕様の8100でもそのまま残っています。8100ではキー配列が変わり,「?」と「M」が隣接していないので,マニュアル等には書いていないのでしょう。SR-8100ユーザでSR-8000から乗り換えた人以外(ふつうはそうでしょうが)は知らない人が多いと思います。

>なみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月19日(火)20時43分23秒

>新筐体を採用したシャープの新機種PW-S7000はニュースリリースを見る限り、数字キーを
>無くしたみたいですね。数字キーは今使っているPW-6800等シャープ機種独特の優れた特
>徴だったと思うのですが、非常に残念です。

あれれ,本当だ…。私も今筐体写真を見て気づきました。それだけでなく,オートスクロールがなくなっているようだし(大画面になったのだから不要なのかもしれませんが),ズームや単語帳が機能キーとの併用になっていますね。9500では「キーが多くてごちゃごちゃしている」という意見がこの掲示板でもいくつかあったように,たしかにキーが多すぎる感じもしたので,新機種ではキーを減らして整理したのかもしれません。キーを減らしたのはいいのですが,新設されたメモ帳の文字編集がらみの機能のほとんどが機能キー併用になっているので,機械ものに弱い人は使いにくいかもしれません。「スーパージャンプ」がなぜ同機能なのに「Sジャンプ」という名前になったのかも謎です。同じ名前を複数メーカーさんが使っているので,もしかして商標がらみの問題?

>数字キーがあることで単語のスペルを途中まで打って候補が見えてきたら、他の機種では
>何回か下矢印を打つなどしないといけないところを、数字キー1アクションで語義を見る
>ことができるので重宝しています。

これはPWシリーズのよさだったので,残念です。もしかしたら(キヤノンの機種のように)機能+数字キーでショートカットキーとして働くのかな,と期待したいですが…。

>それからS7000は今までは単4電池2本だったのを1本のみにしたんですね。65時間
>という動作時間は短いような気がします。

2倍すれば130時間で標準的ですから,1本だとこんなものかもしれません。たしかに1本というのは一見経済的なようですが,市販の単4電池は2本パックなので,1本の機種でも交換電池を買うときは結局2本買わないといけません。一旦交換すると,65時間といってもかなり長いので,次に交換するのは忘れたぐらいの時だと思います。その時,余りの電池があるということを忘れていたら,また2本買ってしまうわけで,案外不便だったりします。重量を軽くするためなのでしょうが,私個人としては2本使用で長時間使えたほうがいいような気がします。

>上のページに実物の写真がいくつかあります。

遠目で見たら,S7000はソニーやキヤノンの機種と間違えそうになるぐらい似ていますね。

>もりもりさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月19日(火)20時23分41秒

>感想ですが、フルコンテンツで、SONYのように、語義と一緒に例文も表示されます。
>但し、SONYと違い、語義が変わる毎に改行はされているようです。また、折角の英
>英辞典搭載なのに、ジャンプ機能がないみたいで残念です。和英で引いた結果を英
>和にジャンプすることもできないようです。

ジャンプできないとか,例文もいっぺんに出ることからしても,インデックスの容量を切りつめているのかもしれません。

>googleで、例えば「Pdic」と「広辞苑」で複合検索すると、電子ブックからPdic形式への
>コンバート事例が、数多くヒットします。参考までに、URLの一例を紹介しておきます。

ありがとうございました。けっこう変換手順が大変ですね(^^;;

DD-IC2050 vs DD-IC500s 投稿者:ケロ  投稿日:11月19日(火)12時09分12秒

DD-IC2050を愛用していたのですが、液晶割れで修理をしようと思ったところ10000円以上かかると言われあきらめました。保証期間内なのに…そこでDD-IC500sを買ったのですが、どうもDD-IC2050の利点が光って見えます。まず第一にバックライト、これはあまり必要ないように見えますが、車の中等やや暗いところで辞書を引くときや寝る前にふと思い出したように辞書を引くときに不可欠です。
また、百科事典もあまり使わないように思われますが、常識のない私にとっては今考えると結構役に立っていました。逆に英英は私にとってはあまり必要としないことも判りました。DD-IC700sにしておけば良かったなと後悔しています。でも、DD-IC700sでもバックライトが無いのが惜しまれます。以上、私見ですけど、今後購入される方のご参考になれば幸いです。

英英と英和 投稿者:サイヤ  投稿日:11月19日(火)09時35分59秒

はじめまして。
いつも拝見させていただいております。
有益な情報がたくさんあって電子辞書選びの際に大変助かります。

英英辞典と英和辞典についてお聞きしたいのですが。。。
たとえばasleepを引くとします。
するとOALDでは『sleeping』とだけ書いてありますが、ジーニアス英和で引くと『眠っている』以外に『無感覚で』や『不注意な』などの訳語が載っています。
これはどのように判断したらいいのでしょうか?
学習英英辞典だから簡単な意味しか書かれていないということなのか、または現代英語では『sleeping』の意味以外ほとんど使われないからその他の意味が載っていないのか、またはジーニアスだから必要以上に細かい訳語まで載っているということなのか・・・。

単語によって違うとは思いますがご教示くださればありがたいです。よろしくお願い致します。

名刺サイズの電子辞書 投稿者:うらら  投稿日:11月19日(火)02時56分46秒

はじめまして。うららと申します。
電子辞書の購入を検討していてここのホームページにたどり着きました。すごい情報量ですね。数日かけて貴重な過去ログを読ませていただきました。

私は海外旅行の添乗員です。仕事に携帯するつもりなのですが、条件は・軽量、小型であること(つまり名刺サイズ)・百科事典がついていること(下調べ不足の情報を補うため)・1ページで表示できる情報量が多いことです。

このことから、次の機種が候補になっています。
1.セイコー SR760
2.キャノン IDF-2100
3.ソニー DD-IC700S
4.シャープ PW-M710

実は、添乗員の友達が、なぜかみんなソニーの旧型を持っていたので、私も迷いもなくソニーを買おうとしていました。新型のDD-IC700Sにはペラペラ旅行会話が搭載されたので、ヨーロッパ言語の基本単語くらいは検索できるのかと思い、まさに添乗員のための辞書ではないか!と期待をしてお店に下見に行きました。
が、ペラペラでは単語検索は出来ないんですね・・・。(一覧の単語帳はあるけれど。)これでは役に立ちません。期待が大きかった分、がっかりも大きく、迷い始め、ここのHPにたどり着きました。おかげで、ソニーにこだわらない方がよいと思うようになりました。メーカーによって、使い勝手にそんなに差があるとは、考えてもいませんでした。ここで指摘されているソニーの操作性や、例文表示が見難さなどの問題点は、改めてお店で触ってみてなるほどと思いました。

本当は英英も欲しいところですが、百科事典と共存しているマシンはないようなので、英英をあきらめることにしました。

Sekkyさん、名刺サイズの中で選ぶとすれば、やはりSR760がおすすめですか? PW-M710もよさそうなのですが、発売から1年以上たっているところが気になります。お忙しいとは思いますが、何かアドバイスがあれば聞かせていただければと思います。

私の英語レベルは、英検2級、ケンブリッジ1st Certificate を持っています。TOEICは受けたことがありませんが、おそらく550点くらいだと思います。

よろしくお願いします。

裏技発見 投稿者:ぱん  投稿日:11月19日(火)02時38分10秒

SR-9200を愛用しているのですが、先日「前見出し」+「次見出し」+「U」を同時に押した所、なんと電源が入るじゃないですか!これで「入/切」や辞書キーを押さなくでも電源が入ります!
・・・すいません、まったく意味ありませんm(__)m

PW-S7000 投稿者:yutaka  投稿日:11月19日(火)01時54分30秒

PW-S7000は、120(幅)×90(奥行き)×9.9(最薄部)13(最厚部)だそうです。液晶は4.3型で、PW-9600,9500の5.4型に比べ小さいながら、320*240表示&9ドットLCフォント採用と一覧性は同じ。結構魅力です。

新タッチキーの押した感じと、PW9500からの操作の改善があるかどうかが気になるところです。

なみ さんと同じく、数字キーがなくなったのは残念です。大きさは変わっていないのに

シャープの新機種 投稿者:なみ  投稿日:11月18日(月)23時08分09秒

新筐体を採用したシャープの新機種PW-S7000はニュースリリースを見る限り、数字キーを無くしたみたいですね。数字キーは今使っているPW-6800等シャープ機種独特の優れた特徴だったと思うのですが、非常に残念です。
数字キーがあることで単語のスペルを途中まで打って候補が見えてきたら、他の機種では何回か下矢印を打つなどしないといけないところを、数字キー1アクションで語義を見ることができるので重宝しています。
それからS7000は今までは単4電池2本だったのを1本のみにしたんですね。65時間という動作時間は短いような気がします。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,11715,00.html
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1118/sharp.htm
上のページに実物の写真がいくつかあります。
また、「(「PW-9600」は)既婚女性を主なターゲットにしており、生活に密着した情報を、常日頃から利用して欲しい」だそうです。

追伸
Activatorはまだ買っていません。9月頃にこの掲示板で第2版が出るということをSekkyさんが書いてくれていたのを少しだけ覚えていたので。誤解を招く書き方をしてしまったのですが買うことに決めた、というのが正しい表現でした。

PocketLingo DELUXE 英語統合辞書 For Palm OS 投稿者:もりもり  投稿日:11月18日(月)22時18分43秒

Sekkyさん
>これはよさそうですね。容量は少ないですが,圧縮をかければこんな感じだと思います。
>見た感じでは特殊検索はできないようなので,インデックスもそれほど大きなものにはな
>らないのでしょう。もっとも,25MBといっても,Palmにとっては大容量なのでは? クリ
>エのような外部ストレージデバイスに対応している機種でないと使えませんよね。

私のPalm m500は、SDカードを使用できます(128MBのSDカードを使用中です。)「PocketLingo DELUXE 英語統合辞書 For Palm OS」を早速購入しました。有楽町のビッグカメラ4Fで、「森田将棋」と抱き合わせのCD-ROMが何と2980円でした。「森田将棋」単体では3780円、「英語統合辞書」単体では4780円なのに、これらが抱き合わせで2980円とは、ビックリです。CLIE PEG-NXシリーズ用のサービスパックみたいですが、どちらのソフトも、Palm m500 でも問題なく使用できました。

感想ですが、フルコンテンツで、SONYのように、語義と一緒に例文も表示されます。但し、SONYと違い、語義が変わる毎に改行はされているようです。また、折角の英英辞典搭載なのに、ジャンプ機能がないみたいで残念です。和英で引いた結果を英和にジャンプすることもできないようです。

>英辞郎が持ち歩けるようになりますね(^^) といっても,英辞郎はPdic形式でも50MBちょっ
>とあるのでPalmでは運用が大変ですね。広辞苑やマイペディアのような重量級コンテンツな
>らなおさらだと思います(これらの電子ブックはPdic形式にコンバートできるのですか?)

googleで、例えば「Pdic」と「広辞苑」で複合検索すると、電子ブックからPdic形式へのコンバート事例が、数多くヒットします。参考までに、URLの一例を紹介しておきます。

http://www.ikushimo.com/pc/eptopdic.html


シャープPW-M670の次は・・・ 2 投稿者:yutaka  投稿日:11月18日(月)18時27分07秒

PW-7500からの買い換えで以前書き込みをしました、yutakaです。
Sekky@管理者さんありがとうございました。英語専用と言うことで、買い増しを・・・・
というところで、新製品発表!!個人的には、PW-670に広辞苑をつけたモデルが欲しかったところですが、PW-S7000はまずまずといったところです。買う対象に入れました。
(シャープの早見機能に慣れてしまっていて、シャープ以外は対象外)
PW-670のような小型モデルの後続機種も少し気になりますが・・・。
PW-S7000のメモ機能もグッドです。ちょっとしたメモに良さそうです。

PW-9600は、期待はずれすぎました。コンテンツが・・・。コンテンツをチップで追加できるようにはならないんでしょうか。まだまだ、難しいと思いますが。

Sekky様 投稿者:阿倍野  投稿日:11月18日(月)17時32分56秒

なるほど、セキーさんは読みが深いですね。
ただ、シャープも大会社ですから、海外に生産や販売拠点がかなりあるわけですよね。国際部?所属の方や海外に長期出張される社員の方はある程度語学のプロのレベルの人もいる筈です。シャープの社員の方でも電子辞書をかなり使いこなしている人は、PWシリーズなどは物足りなくて、自宅では他社の製品を密かに使っているんでしょうね(^^;

まっ、一般的には、医学と育児に法律もあり、英和、和英に広辞苑ならインパクトはあると思います。しかし、薄いとか液晶とかメモ機能だけでは購買意欲は沸きそうにないと思うのは私だけ?
今や、ファッションやグルメ、ケータイにデジタルグッズなど世の経済を動かしているのはOLや主婦層なわけですから、そういう意味ではシャープのマーケティング戦略は凄い!?
もうひとつ付け加えるとすれば、この情報社会、消費者もそんなに言うほど「無知」でも「ど素人」でもないと思うのですがね。

シュウさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)17時19分51秒

>その例文コレクションが、SR8000やSR8100のように普通に単語を調べている中で気に入った
>例文を登録できる形ではなくて、例文検索をかけた後でしか登録できないというのは本当で
>しょうか?

おっしゃるとおりです。これはPW-6800などもそうですが,例文検索でヒットした例文に対して登録操作を行うわけです。

>SR8100を使用していて、例文コレクションが意外と重宝していたので、今回の付加機能の
>搭載を楽しみにしていたのですが、例文検索後にしか登録できないのだとすると二度手間
>になって少々使いにくいのではと少々心配です。

私は例文検索を多用しますので,例文検索で出てきた例文を覚えておくために単語帳機能を使っています。ですから,それほど気になりませんでしたが,たしかに辞書本文や例文を読みながら登録する際は不便ですね。8000/8100では例文検索からでも,本文からでもどちらもできましたから。

>阿倍野さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)16時56分36秒

>しかし...。コンテンツは何ら従来機と変わり映えしない(=_=;)
>漢和辞典も入ってないし(未だに漢字字典とは)
>しかも、よりによってまたも”家庭の医学”に加えて”育児の百科”に
>”Q&A暮らしの中の法律相談”??

シャープさんが家電メーカーということを考えれば,なるほど,という気もします。おそらく,シャープさんのスタンスとしては,主婦層という,かなり大所帯の割に今まで他社が未開拓だった客層に目をつけているのかもしれません。すでに他社は,学校現場→カシオ,英語の専門家→セイコー,外国人→キヤノン,というような「お得意さん」を持っていますので,シャープさんの場合,主婦層をとりこもうとしているのかな,というのがコンテンツチョイスを見ても分かります。ビジネスマンの間ではザウルス等で名が知れていますので,奥さん側の「家庭の医学や育児百科って便利そうね」というイメージと,旦那さん側の「ザウルスのシャープだから使いやすいぞ」というコメントが一致するので取り込みやすいから…? と勘ぐってしまいます。こう考えると,S7000でグランドコンサイスをあえて捨て,浮いたスペースにメモ機能を入れたというのも何となくわかります。漢和辞典を入れないのも,もしかしたら「たいていの人は(冊子体の)漢和も字引程度にしか使っていないから,わざわざフルバージョンの漢和を載せなくても,部品検索で読みが分かればいい」という判断かもしれませんね。

今回のコンテンツを見て思ったのですが,むしろシャープさんは競合他社の動きをある程度は予測していて,あえて正面対決しない路線を選んだのかな,という気もします。メーカーさんは競合他社の情報を仕入れるのはプロでしょうから,私の妄想の比ではないぐらい的確に他社の動向を把握しているはずで,具体的なコンテンツはともかく,カシオさんやセイコーさんが大規模英和を載せてくるだろう,ぐらいは予想していたはずです。すでに9200でリーダーズを入れているセイコーさんなら,次は「プラス」も入れてくるだろう,ぐらいは予想がつくでしょうから,そうなれば語数でも,内容でもGCでは勝負にならないという判断もあったのかな…? GCよりもリーダーズでないと困る,という人は多いでしょうが,その逆はあまりききませんから。

>電子辞書より前後が読み渡せる冊子体の方がどれだけ読みやすいか分かっているので
>しょうかね。

たしかに。

例文コレクション 投稿者:シュウ  投稿日:11月18日(月)16時53分12秒

はじめまして、シュウと申します。
電子辞書はセイコーさんのものを愛用しており(SR8100)、この冬に出る新製品(SR-T5000とSR-T6500)にも興味を持っています。
さて、SR-T6500を店頭で見てきたのですが、その際店員の方に気になることを言われたのでどなたかご存知の方がいらっしゃいましたらことの真否を教えていただきたく書き込みをさせていただいた次第です。
今回の新製品では、単語帳機能とあわせて例文も登録できるとのことですが(カタログ等によれば)その例文コレクションが、SR8000やSR8100のように普通に単語を調べている中で気に入った例文を登録できる形ではなくて、例文検索をかけた後でしか登録できないというのは本当でしょうか?SR8100を使用していて、例文コレクションが意外と重宝していたので、今回の付加機能の搭載を楽しみにしていたのですが、例文検索後にしか登録できないのだとすると二度手間になって少々使いにくいのではと少々心配です。ざっと掲示板を見せていただいた限り、どなたもこの件に触れていないところを見るとあまり大したことではないのかもしれませんが。
どなたか御存知の方いらっしゃいましたら宜しくお願いいたします。

シャープがっかり 投稿者:阿倍野  投稿日:11月18日(月)16時26分56秒

シャープ新製品見ました。確かにハード面はいいと思います。しかし...。コンテンツは何ら従来機と変わり映えしない(=_=;)漢和辞典も入ってないし(未だに漢字字典とは)しかも、よりによってまたも”家庭の医学”に加えて”育児の百科”に”Q&A暮らしの中の法律相談”??
医学に育児関係なんてめったに読む人もいないと思うし、電子辞書より前後が読み渡せる冊子体の方がどれだけ読みやすいか分かっているのでしょうかね。その他のコンテンツも目新しさはないし。
シャープの開発スタッフは、ハード面に力を注ぐ事だけを考えて11月発売の先行組、SII社やカシオ社の事なんて全く気にもかけてないわけなんでしょうね。しかし...、またこんな仕様で売るつもりなのかな?がっかりしました。ソニーとキャノンに期待するしかないね。

コンテンツのカウントについて 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)16時13分00秒

それにしても,広辞苑から抽出した分野別小辞典のそれぞれを総収録辞書数にカウントする悪習はPW-9100以来,今回の機種でも相変わらず続いていますが,何とかならないものでしょうか。せっかくのシャープさんの機種の完成度の高さが,これだけで台なしになってしまうといっても過言ではありません。昔のように,数え方次第で「業界最多」になるかどうかが変わるというのならともかく,今回の機種では分野別小辞典を別々にカウントしても「最多」にはとてもならないのですから(^^;;

カシオさんやソニーさんの汎用機のように「数」を売り物にしている機種でさえ,こんなひどい数え方はしていません。XD-R6200にしても,広辞苑やマイペディアの分野別辞典はそれぞれまとめて1冊ずつにしているわけですから(R6200をシャープさん流の数え方でカウントすると50冊ぐらいになるのでは?)。

同じコンテンツを搭載していてメーカーさんによって数え方が違うというのは,ちょっとひどすぎます。「…冊」でなく「…冊相当」にして,但し書きもつけているからいいではないか,という問題ではありません。どのみち「業界最多」にはなりえないのに,なぜ長々と但し書きをつけてまでコンテンツ数をアピールしたいのか,私には理解できません。

辞書数のカウントのしかたの問題は,そのメーカーさんの信頼にも関わる重大なことだと思います。他社の,それも業界最多を謳っている機種が,広辞苑の分野別辞典を別々にカウントしていないのにシャープさんは相変わらず変えていないということ,言いかえれば,同じ内容のコンテンツであるのに,あるメーカーさんは1冊と数え,あるメーカーさんは5冊と数えるというのは,「日本の都道府県は50弱ですが,北海道には20弱の支庁がありますので,これを全部入れて60いくつかの県があります」ということと同じことです。「都道府県」に支庁はカウントしないのが常識になっている今では,それに従わないと混乱が生じます。電子辞書のコンテンツでも同じことです。

PW-S7000/PW-9600 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)16時01分40秒

かなり前から噂にはきいていたシャープの新製品ですが,ようやく発表されました。11/28発売予定です。PW-9600は現行のPW-9500の後継機種のような感じです。OALDとためしてガッテンをカットしたかわりに,育児の百科と暮らしの法律相談を追加しています。ハードウェアの仕様は9500と同様みたいですが,キーがプラスチックのものになっています。

一方,PW-S7000は新設計の筐体のようで,厚さが業界最薄の9.9ミリ(最薄部)だそうです。「最薄部」ということからしても,「最薄」でない部分はもう少し分厚いということなのでしょう。写真を見ると,ヒンジの部分がちょっと出っ張っているようです。この出っ張りのおかげで,キーボード部分が手前に傾斜するのかもしれません。コンテンツはOALD,ジーニアス英和,和英,カタカナ語,英文ビジネスレター辞典,類語使い分け辞典,広辞苑などを搭載しています。一見,PW-6800の英和をジーニアスにして,国語系コンテンツを付け加えたような感じです。それに加え,IC電子辞書としては初めてユーザがデータを入力できるメモ機能を搭載しています。世界時計やカレンダーもついているので,一昔前のザウルスやWizのようなPDAにフルコンテンツ辞書を載せたものと言えなくもありません。ビジネスマン向けなのでしょうか。

シャープさんの,それもかなりじらした後での新製品ということで期待していたのですが,メモ機能をつけたという発想はともかく,コンテンツ的には月並みな内容で,ちょっとがっかりです(^^;; PW-6800で手がけた英語専用機のラインを拡充していくのかと思ったら,コンテンツは他社の一般向け英語重視機と同等で,メモ機能という(辞書には関係のない)付加価値をつけるという方面に力を入れているようです。たしかに,辞書のコンテンツ云々にこだわる人はカシオさんやセイコーさんの専門機に流れるでしょうから,シャープさんは,昔から得意の携帯情報機器というジャンルと電子辞書を組み合わせることで,独自の色を出しているのでしょう。

気になるのは,全く通信機能のないPW-S7000のメモ機能等が,ザウルス以来PDAでは目の肥えている日本市場でどれぐらい受け入れられるかということです。メイラーやWWWブラウザまで搭載するのは無理にしても,せめてPowerPIMMのようなPC上のソフトと,赤外線なりクレイドル経由のUSBなりでやりとりができないと,せっかくのテンプレート付きメモ帳も利用価値がどれぐらいあるのだろうか,という気はします。PalmがPDAのトップシェアに躍り出たのも,クレイドルを通してワンタッチでデスクトップとのシンクロができる環境が標準装備されているというのが大きいのですから。

S7000は,辞書がメインでメモ機能はサブという感じですが,ちょっと前に出たインターネット辞書ザウルス(MI-J1)はPDAがメインで辞書がサブという位置づけだと思います。インターネット辞書ザウルスは,電子辞書としても(アンカークラスの辞書しかないので),PDAとしても中途半端なスペックだったのが寿命を短くした原因の一つかもしれませんが,それでも通信機能はありましたので,PCへの転送はもちろん,辞書内容のメモへのコピペはもちろん,それをメールで送ることもできました。ですから,ケーブルを持ち歩かなくても,町中のIC公衆電話でウェブメールアカウントに送ればインターネット辞書ザウルスで書いたメモをPCで活用することができたわけです。しかし,PW-S7000は通信機能がありませんので,メモ機能の活用範囲も狭くなってしまいます。Palmでさえフルコンテンツの辞書が検索できるだけでなく,ATOKを使えば快適に日本語入力もできる時代なのですから,S7000のメモ機能がどのように評価されるかは予断を許さないと思います。

(速報)シャープ新製品 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)14時58分46秒

以下のニュースリリースをごらんください。

http://www.sharp.co.jp/corporate/news/021118-1.html
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/021118-2.html

>Noriさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)11時59分33秒

>3機種ともに異なったシソーラスなのですが、いずれもの物もABC順シソーラスか意味概念
>別シソーラスのどちらかがわかりません。SR-T6500のコリンズコンパクト類語辞典、
>SR-T5000のコンサイス版オックスフォード類語辞典、XD-R9000のロングマンロジェシソー
>ラス、ロングマン英語アクティベータ、大修館英語類語辞典について、ABC順または意味
>概念別のどちらのものか、

冊子体では,上記の中ではロングマンロジェとアクティベータが意味概念別で,それ以外はアルファベット順です。つまり,ロングマンロジェやアクティベータは,アルファベット順ではなく,意味別(喜び,悲しみ,怒り,のような意味概念毎に,それを意味する語がグループ化されている)ですので,意味が似たようなものどうしが隣接して並んでいます。「ある単語の類語を調べたい」という場合は,アルファベット順thesaurusなら「ある単語」を(英和辞典のように)引けば,そこにその語の類語が出ていますので簡単ですが,意味概念別の場合は,巻末(アクティベータは本文の中に索引もまぎれこませてありますが)の索引(アルファベット順)で調べたい単語を引き,そこに出ているページを見て調べるという二度手間になります。

ただし,電子辞書版のロングマンロジェは(アクティベータも?),引きたい単語を入れればその単語の箇所を自動的に表示するので,アルファベット順シソーラスのような感覚で使えます。というより,電子版のロングマンロジェは(冊子体と違い)意味概念から引くことができません。

>それぞれの利点や欠点をアドバイスしていただければ幸いです。

意味概念別のthesaurusは,具体的な単語が分からなくても,自分の表現したい内容がおぼろげに分かれば引けます。言ってみれば,ふつうの辞書は,単語が分かっていて,意味が分からないので引くものですが,意味概念別のthesaurusはだいたいの意味が分かっていて,その意味を持つ単語を知るために引くものと言えます。一方で,上級レベルの外国人が英語を書くときのように,あることを言いたい場合に月並みな単語は思い浮かぶが,もう少し洒落た言い方はできないか,というようなときにはアルファベット順シソーラスのほうが速く引けます(インデックスを一旦ひき,そこからもう一度ページをめくる必要がありませんので)。もっとも,電子辞書では冊子体辞書の形式に関係なく,引きたい単語を入れればその語の類語が出てきますので,両者の違いはないと思います。

>ぽうさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)08時06分10秒

>知人がウェブスターを使っているといっていたのですが、どういった特徴があるので
>しょうか。英英の分厚いもののような感じですが。

「ウェブスターの辞書」というのは「ロジェのシソーラス」と同じで,商標登録がされていませんので,特定の辞書を指すのではなく,何十冊もの辞書が「ウェブスター」を名乗っています。本家の(狭義の)ウェブスターというのはNoah Websterが編纂した辞書を受け継いでいるMerriam Webster's Collegiate Dictionary(最新10版)や,Webster's International Dictionary 3rd Edition (Web3)を指しますが,おそらくぽうさんのお知り合いが使っているウェブスターというのはMerriam Webster's Collegiate DictionaryやWebster's New World, Random House Webster'sのようないわゆるカレッジ版辞書だと思います。

カレッジ版辞書は,日本語の辞書で言うなら広辞苑や大辞林のようなもので,アメリカ人なら聖書と並んで一家に1冊ぐらいはあるようなものです。少なくとも,アメリカの大学生なら誰でも持っています。広辞苑のような独占状態のブランドはなく,4社の辞書(Merriam Webster, Webster's New World, Random House Webster's, American Heritage)がしのぎを削っていて,数年ごとに小改訂を重ねています。収録語数はだいたい20万語ちょっとなのでリーダーズより心持ち少ないような感じです。各ブランドが独自の特徴を出していますのでどれがいいかというのは難しいです。私自身は定義がネイティブ向け辞書の中では丁寧なWebster's New Worldが気に入っています。ただ,この辞書は語義の順序が歴史的原則(広辞苑と同じで,古い語義が先にきている)になっているので,慣れるまでは使いにくいかもしれません。niceなんかをひいてみるとわかりますが,「素敵な」よりも「気むずかしい」が先に来ていますし。一方で,「気むずかしい」→「好みにうるさい」→「きちょうめんな」→「誠実な」→「素敵な」というniceの語義の歴史的変化が手にとるように分かるというメリットもあります。

>ちなみに過去ログでこうしたものが話合われたことを調べる方法というのはあるのですか。

私個人の書き込みなら「Sekkyのつぶやき」を見ていただければ簡単ですが,他の方へのレスを調べるとなると過去ログをダウンロードして,ワープロソフトやエディタの文字列検索で調べるしかないですね…。あるいは,Googleで検索対象ドメインをsekky.tripod.comに限定してキーワードを入れれば,そのキーワードが含まれている過去ログのみがリストされると思います。

>もりもりさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月18日(月)07時39分48秒

>研究社の新英和中辞典&新和英中辞典に加え、英英辞典(アメリカン・ヘリテイジ ラーナー
>ズ英語辞典)までついていて定価4800円とのことです。どなたか購入された方がいれば、使
>い勝手情報等報告頂けると幸いです。(値段といい25MBという小容量といい本当にフルコンテ
>ンツ辞書なのだろうか?)

これはよさそうですね。容量は少ないですが,圧縮をかければこんな感じだと思います。見た感じでは特殊検索はできないようなので,インデックスもそれほど大きなものにはならないのでしょう。もっとも,25MBといっても,Palmにとっては大容量なのでは? クリエのような外部ストレージデバイスに対応している機種でないと使えませんよね。

アメリカンヘリテイジラーナーズというのは,学習者向け英英なのですが,LDCEやOALD等のフルサイズのものよりは小さめです。Oxford Word PowerやLongman Active Studyのような感じでしょうか。ですから,ふだんLDCEやOALDを使っている人にとっては物足りないかもしれません。

>Palmでは、WDICという辞書ソフト(フリーソフト)が最近開発されて、「英辞郎」等の
>PDIC形式の辞書が使えるようです。PDIC形式に変換すれば、「広辞苑」や「マイペディ
>ア」等の電子ブックデータも使えそうなので、今度時間があるときに試してみて報告し
>ます。

英辞郎が持ち歩けるようになりますね(^^) といっても,英辞郎はPdic形式でも50MBちょっとあるのでPalmでは運用が大変ですね。広辞苑やマイペディアのような重量級コンテンツならなおさらだと思います(これらの電子ブックはPdic形式にコンバートできるのですか?)

ABC順シソーラスと意味概念別シソーラス 投稿者:Nori  投稿日:11月18日(月)06時40分20秒

はじめまして。私は現在イギリスに留学中の者ですが、先日、新しい電子辞書を購入しようと思い、色々なホームページで検討している際に偶然このサイトを見つけました。この素晴らしいサイトのお陰で購入したい電子辞書が決りそうなのですが、幾つか不明な点が有りまして質問させて頂きたいと思います。今、ソニー DD-IC1000 を使用しているのですが、英和でしばしば成句が載っていない事が有り、英英及びシソーラスも付いていない為に、大変困っています。今候補に挙げているのが、セイコー SR-T6500,SR-T5000及びカシオ XD-R9000 の3機種です。英和、和英、英英、広辞苑に関しましては、ほぼ把握出来たのですが、シソーラスに関してわからない点が有ります。まず、3機種ともに異なったシソーラスなのですが、いずれもの物もABC順シソーラスか意味概念別シソーラスのどちらかがわかりません。SR-T6500のコリンズコンパクト類語辞典、SR-T5000のコンサイス版オックスフォード類語辞典、XD-R9000のロングマンロジェシソーラス、ロングマン英語アクティベータ、大修館英語類語辞典について、ABC順または意味概念別のどちらのものか、及びそれぞれの利点や欠点をアドバイスしていただければ幸いです。イギリスに留学中なのですがカシオのものはアメリカン主体なのですが、それに関しましてはアメリカンも勉強する必要があるため、支障はありません。 それでは、宜しくお願いします。

ウェブスターとは? 投稿者:ぽう  投稿日:11月18日(月)03時04分11秒

知人がウェブスターを使っているといっていたのですが、どういった特徴があるのでしょうか。英英の分厚いもののような感じですが。

ちなみに過去ログでこうしたものが話合われたことを調べる方法というのはあるのですか。

(無題) 投稿者:もりもり  投稿日:11月17日(日)19時34分09秒

以前、電子辞書(フルコンテンツ)と電子手帳の複合機があったらいいのにと発言した、もりもりです。
私は電子手帳としてPalmを使用しており、PALM用の電子辞書は簡易版しか知りませんでしたが、「PocketLingo DELUXE 英語統合辞書 For Palm OS」が2002/11/8に新発売との情報を見つけました。研究社の新英和中辞典&新和英中辞典に加え、英英辞典(アメリカン・ヘリテイジ ラーナーズ英語辞典)までついていて定価4800円とのことです。どなたか購入された方がいれば、使い勝手情報等報告頂けると幸いです。(値段といい25MBという小容量といい本当にフルコンテンツ辞書なのだろうか?)
http://www.oruge.co.jp/release/lingo.htm
http://www.pocketlingo.com/jp/

また、私はまだ試していませんが、Palmでは、WDICという辞書ソフト(フリーソフト)が最近開発されて、「英辞郎」等のPDIC形式の辞書が使えるようです。PDIC形式に変換すれば、「広辞苑」や「マイペディア」等の電子ブックデータも使えそうなので、今度時間があるときに試してみて報告します。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ekuta/

http://www.oruge.co.jp/release/lingo.htm


>yutakaさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月17日(日)08時46分36秒

>では、なぜ買うのをためらっているかというと、広辞苑が付いていない。ということです。
>Pw-7000から簡単に乗り換えられて(操作方法など)、なおかつコンパクトに惹かれて
>シャープを狙っています。PW-M670も発売1年が経過しようとしているため、購入後に
>670に広辞苑が付いたモデルの新製品が出るとさすがに泣けてしまいます。

次期機種に関しては発表が出ていないので何とも言えませんが,今お使いのPW-7500の買い増しとしてM670を購入してもいいのでは? 英語学習にはM670を使い,広辞苑が必要なときは7500を使うようにして併用すればいいと思います。

>Sekkyさん   投稿者:みんみん  投稿日:11月17日(日)07時25分28秒

お忙しいところ、早々のお返事ありがとうございました。
SR-Tシリーズの単語帳活用法、非常に参考になりました。
これから先の書き出し練習にはXD-R9000のコンテンツが役立ちそうですが、やはり単語帳機能も捨てがたいです…。
XD-R9000の実機を試してからの決定になりそうです。発売が楽しみです。

(無題) 投稿者:通りすがり  投稿日:11月17日(日)03時06分39秒

広辞苑付次期モデルがでるのかどうかなんて答えようがないとおもうが。

訂正 投稿者:yutaka  投稿日:11月17日(日)01時42分18秒

今使用しているのは、広辞苑、ジーニアス英和 和英 のPW-7500でした

シャープPW-M670の次は・・・ 投稿者:yutaka  投稿日:11月17日(日)01時38分28秒

初めまして。大学1年のyutakaと申します。
人気のある、PW-M670の購入を検討しています。今は、シャープのPW-7000を使用しているのですが、発売当時としても完成度の高い電子辞書で大変満足しています。ただ、高校のときは、PW7000で十分でした。しかし、英語を勉強する上でOxford(英英辞典)が必要になり、使い分け辞典、英会話集を収録したPW-M670が欲しくなったわけです。(紙の辞書も持っていますが持ち運びが不便で・・・)

では、なぜ買うのをためらっているかというと、広辞苑が付いていない。ということです。Pw-7000から簡単に乗り換えられて(操作方法など)、なおかつコンパクトに惹かれてシャープを狙っています。PW-M670も発売1年が経過しようとしているため、購入後に670に広辞苑が付いたモデルの新製品が出るとさすがに泣けてしまいます。

アドバイスをお願いします。

電子辞書は奥が深いです。 投稿者:barusara  投稿日:11月16日(土)22時07分42秒

 先ほどのアドバイスはとても参考になりました。ほぼどちらかの機種にしようと決めかけています。SR−9700は「とっさのひとこと」が入っているので子どもと使うときに便利かと思いこちらにしたいのですが、たしかこのHPの英英辞典について書かれていたところに、オックスフォードはちょっとオ使いこなすのにこつがあるような書き方をされていたと思い、ロングマンのほうがいいのかなと迷ってしまいます。例文はどちらが多く初心者向けでしょうか?前回の書き込みにも書いたのですがコウビルドが入ったSR-T6500も気になってはいますが、私には使いこなせないのではないかとも考えます。そこを踏ん張るのが英語習得の道なのかもしれませんが、他の辞書でも例文が多ければいいということでしたので、やっぱり辞めておいたほうがよいでしょうか。こどもも英会話や学習で使えるのは電卓も入ったカシオのほうなのか。
 また、HPにあったCambridge International of Englishを別に1冊買っておこうかとか、コウビルドを冊子で購入して、電子辞書は違う英英辞典のにしようかとか。ちょっと整理がつきません。また良いアドバイスを御願い致します。

SR-Tシリーズの単語帳活用法 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)19時26分34秒

IDF-4500の単語帳は,暗記した単語にチェックマークを付けることで一覧表示画面から隠すことができます。これはとても便利ですが,SR-T6500の単語帳でも同じようなことができます。T6500(おそらく今度出るT5000もでしょうが)の単語帳は,インプレッションでも書いたように,すでに登録した語を登録操作すると,リストの最前列に移動します。これを応用すれば,すでに覚えた単語とまだの単語を区別できます。

たとえば,ペーパーバックなどを読んでいて出てきた未知語をどんどん登録していき,ある程度たまったら隙間時間などを利用して,単語帳のリスト画面(見出し語のみがリストされます)を見ながら訳を考えます。そして,誤った単語(覚えていない単語)は登録キーを押します。覚えていた単語は何もしません。これを繰り返せば,登録キーを押した単語(=覚えていない単語)がリストの先頭に並ぶわけですので,単語帳を使って学習するときに常に上から下へ見るようにすると,覚えていない単語を重点的に学ぶことができます。覚えている単語は必然的にリストの下の方にきますので,覚える必要のある語が一目で分かります。覚えていた単語でも,何日かたって忘れていれば,登録キーを押すことで先頭に移動しますので,これを繰り返せば自分だけの優先度順単語リストができますね。まさかメーカーさんもこういう用途まで想定はしていなかったかもしれませんが,登録した語でもキー一つで先頭に移動するというSR-Tシリーズの仕様はこういうときに便利です。

>みんみんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)19時16分51秒

>っているXD-R9000に惹かれておりますが、電子辞書使用経験がないため、単語帳機能が
>XD-R9000の履歴機能で代用可能なのかあるいは単語帳機能にはそれほどこだわる必要も
>ないものなのかわからない状態です。

単語帳と履歴は分けて考えたほうがいいかもしれません。例えて言うなら,携帯の着信(発信)履歴と電話帳のような違いだと思います。履歴機能は,一度引いた単語の引き直しを支援する機能ですので,引いた単語はすべて自動的に登録されます。そのかわり,一定数(XD-R9000なら100語)をこえると古いものから順に消えていき,常に最新100語が残ります。しかし,単語帳は単語学習やメモがわりに使う機能ですので,ユーザが登録操作をしない限り登録はされません。そのかわり,一旦登録すれば削除操作をしない限り消えません。ですから,何千語と引いても,単語帳に登録された語はそのまま残っています。

辞書で引いた単語すべてが暗記する必要のある語であるとは限りません。しかし,履歴機能だと覚える必要のない語も検索すれば残ってしまいますので,単語帳機能の代用には使いにくいですね。

単語帳機能は履歴機能で代用できますか? 投稿者:みんみん  投稿日:11月16日(土)17時12分32秒

 初めまして、自宅で「やり直し英語(いまのところヒアリングとリーディング中心)」に取り組んでいる主婦です。
ディクテイションのスペルチェックを迅速にするためとペーパーバック・英字新聞を読むときのためにSEIKOのSR-T5000またはCASIOのXD-R9000を購入検討中です。
こちらでの過去ログと各メーカーHPを参考にさせていただきながら現時点ではActivatorが入っているXD-R9000に惹かれておりますが、電子辞書使用経験がないため、単語帳機能がXD-R9000の履歴機能で代用可能なのかあるいは単語帳機能にはそれほどこだわる必要もないものなのかわからない状態です。
 両機が未発売なときにこんな質問はいかがかとは思いますが、ご意見をお願いいだだけないでしょうか?よろしくお願い致します。

COBUILDの定義 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)15時58分11秒

英英辞典が初めての人にはとっつきにくいCOBUILDですが,慣れてくるとCOBUILDならではのよさも見えてくるかもしれません。

よく出す例ですが,先ほどのasleepはCOBUILDではasleepは

Someone who is asleep is sleeping.

と定義されています。COBUILD式の定義に慣れている人なら,これを見るだけで,「人が主語になる」「人is asleep」のような文型になる」ということがわかります。丁寧な解説で定評のあるG3でもasleepは「眠っている」としかありません。LDCEでもsleepingとしか書いてありません。つまり,G3やLDCEの記述では「人が主語になる」ということが見えないのです。COBUILDなら主語でとりうるものが限定されていますので,「子供の頃に買った雑誌が物置に眠っている」「海底にはたくさんの財宝が眠っている」というような文章でasleepを使ったりはできない(擬人化したりするような特殊効果を狙う場合は別でしょうが)ということがわかります。COBUILDは,「定義」「文法ラベル」「例文」の3本立てでその語義の正しい使い方を示してくれるわけです。

このような例を見ても,COBUILDは「読む辞書」であると言えます。他の学習英英のように学習者が誤りやすいところをコラムで解説したりといった「かゆいところに手が届く」配慮はあまりありません。例文にしても,学習者の理解を超えるような固有名詞でも平気で使っています。これには賛否両論あるかもしれませんが,学習英英と言っても,学習者向けに教育的配慮で易しくしたり,リライトしたりした「作り物の」例文を見せるのでなく,いきなり本物に対面させ,そこでもがきながら英語を身につけさせるいわばイマージョン式のスタンスをとっているのでしょう。

>barusaraさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)15時40分34秒

>それでこのページを見せていただくと英語初心者にはコリンズは難しいようで、英英辞典は
>自分の実力に合ったものを選んだほうが良いとあります。ロングマンは初心者に良いようで
>すね。本にはコリンズでなくても、英語の例文が沢山あるものが望ましいとありました。

例文の多い辞書がいいということには全く同感です。ただ,COBUILDの場合は全ての例文が生のものですので,長い文が多く,慣れるまでは例文の意味がよく分からないということも多いと思います。従来の辞書では,例文というものは語義をよりよく理解するための補助のような位置づけがありましたが,COBUILDはその単語が使われているコンテクストを示すという役割があるようで,脇役というよりは例文が主役のような辞書です。

たとえば,ロングマン(LDCE)ではget marryの例文は

Billy got married to the first girl he went out with.

ですが,COBUILDでは

Laura just got married to Jake and took it for granted that they and their kids would then live happily ever after.

という文があります。この文などは,get marriedが分かってもtake it for grantedというイディオムが分からなければ意味がとりにくいと思います。また,COBUILDは文法記号が初心者には分かりにくいと思います。たとえば,asleepがいわゆる叙述用法だということは,LDCEでは[not before noun]となっていますが,COBUILDでは ADJ: v-link ADJ となっています。v-linkというのは,いわゆる第二文型のような形をとるという意味ですが,初めて見た人は何のことか分からないと思います。

barusaraさんの目的からすると,学習英和,和英,英英が搭載された機種がいいかもしれません。XD-R8100, SR-9700のようなものです。初めての購入なら国語辞典もあると便利だと思います。

>まゆっちさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)15時12分54秒

>今のところ、候補にあがっているのは、SEIKOのSR-T6500、CASIOのXD-R9000、XD-S8500
>です。若干XD-R9000に気持ちが傾いていますが。(笑)
>ワーキングホリデーといっても、当方、英語はたいして話せません。(^^;
>何とか会話が出来る程度です。
>一応、英会話学校に通っていますが、特に単語力がないので悩んでいる程です。
>XD-S8500は、音声で発音してくれるという点で気になっています。

S8500の発音機能に関してですが,まゆっちさんが新しい単語を見たときに「発音記号を見て,その単語がどういう発音かが分かるか」がポイントになると思います。発音記号が読めるなら,必ずしも音声発音機能はなくてもいいと思います。ご存じのように,英語の発音というのは単語単位でいくら正しく読めても,文章全体でのアクセントが英語らしく読めないと(前置詞や冠詞は弱く(速く)読むとか,キーワードを強く読むとか)うまく通じないことが多いです。S8500は単語単位での発音機能(文章を読んでくれるわけではありません)ですから,発音記号が読めない人には重宝するでしょうが,いわゆる「英会話のお手本」には使いにくいです。発音記号を読むのに困難があればS8500がおすすめです。

XD-R9000は,学習英和,英英に加え,語数の多い英和辞典やかなりレベルの高い類語辞典も入っているので,これ1台で何でもこなせますが,ちょっと値段が高いのがネックになります。予算の制約がなければこれを買っておけば無難という感じです。また,SR-T6500は学習英和(例文や文法解説の多い英和)がないので,英英辞典を使いこなせる人でないとちょっと使いにくいかもしれません。

ワーホリだったらリーダーズのような語数の多い英和はそれほど必要でないかもしれませんので,XD-R8100やSR-9700のような機種でも十分対応できると思います。会話集があるSR-9700はワーホリの際にも重宝するかもしれません。

まゆっちさんが今後英語を専門的に勉強したり,ペーパーバックを読むなど,深く英語に関わる予定があれば,XD-R9000のように初心者からかなりの上級者まで1台で対応できる機種がおすすめです。SR-T6500はある程度英語に自信がないとちょっと使いにくいかもしれません。一方,専門的なレベルで英語を勉強する予定はなく,ワーホリや語学留学と言った用途が中心なら,XD-R8100, SR-9700, PW-M670(国語辞典がありませんが)のような一般向けの機種でも十分対応できます。これらの一般英語機はXD-R9000やSR-T6500のような専門機が出てからはかなりお買い得でしょうから,買いやすいと思います。

電子辞書を買いたいのですがまよっています。 投稿者:barusara  投稿日:11月16日(土)14時46分15秒

 はじめて投稿させていただきます。最近このホームページを知り、大変勉強になっています。皆さんの豊富な知識と経験からの書き込みは電子辞書購入予定の私にとってよい指針になっています。私は40代、英語学習歴高校程度で、英検などの資格はなにもありません。ただ英語を話したり読んだりしたい気持ちが捨てられません。
 少し遅いのですが、最近「英語は絶対勉強するな!」を書店で見つけその気になりました。その中でお奨めの英英辞典は「Collins Cobuild English Dictionary」です。英英辞典は使った
ことがありませんし、電子辞書も持っていません。
 それでこのページを見せていただくと英語初心者にはコリンズは難しいようで、英英辞典は自分の実力に合ったものを選んだほうが良いとあります。ロングマンは初心者に良いようですね。本にはコリンズでなくても、英語の例文が沢山あるものが望ましいとありました。
 ロングマンとコリンズを比べてみたいのですが近くには大きな書店がなく時間もあまり取れません。電子辞書も使いたく、国語が入った機種も捨てがたく思っています。
 こんな私に「ぴったりの辞書」「その辞書が入ったぴったりの電子辞書」をアドバイスしていただけないでしょうか。どうぞよろしく御願い致します。

>Sekkyさん  投稿者:TANI  投稿日:11月16日(土)13時34分04秒

早速のお返事ありがとうございました。

>・汎用コース:英和,和英,国語,カタカナ語,漢和を各1冊ずつ,プラス付加コンテンツを4冊
>・英語重視コース:英和,和英,国語,英英,漢和,類語を各1冊ずつ

>…のような感じで,いくつかコースを設定し,コースごとに基本価格を定めます。

このような制約の中であれば、近い将来現実味を帯びてくるかもしれませんね。国語辞典にしても広辞苑一辺倒ではなく、例えば学研の国語大辞典なんかもチョイスの対象にあがってくればなと思います。(例文が豊富な読ませる辞書です)

私は当面はSR9200にPW-M670を買い足して学習系を補いますが、この1年でのコンテンツの充実ぶりからして、近い将来きっと良いことがあるだろうと思ってます。

>TANIさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)11時14分36秒

>私が考えている理想の辞書は、ユーザーが好みのコンテンツを好きなように指定して作る
>ものです。トッピング辞書とでも言ったら良いでしょうか。当然のことながら、ジャンプ
>や検索などは現状の最適な機能を盛り込んだまま、コンテンツのみユーザーが自由に選択
>するのです。

この要望はけっこう今までに出ているのですが,なかなか実現されません。大容量のストレージデバイスなどもありますし,海外メーカー(Franklinなど)では(辞書は少ないですが)好きな書籍を購入し,端末にダウンロードするサービスもやっているので物理的には問題はないと思います。出版社サイドの思惑もあり,それが足を引っ張っているのかもしれません。電子辞書はコンテンツがなければ成り立たない商品ですから,出版社を敵に回したらまずいのでしょうね。

全く自由にコンテンツを組み合わせるのは無理にしても,ひな形をいくつか用意し,ユーザはその制約の中で好きなコンテンツをチョイスできるようになればいいと思います。マックが最近始めたセットメニューの選び方のようなイメージです。たとえば,

・汎用コース:英和,和英,国語,カタカナ語,漢和を各1冊ずつ,プラス付加コンテンツを4冊
・英語重視コース:英和,和英,国語,英英,漢和,類語を各1冊ずつ

…のような感じで,いくつかコースを設定し,コースごとに基本価格を定めます。また,筐体もいくつかバリエーションを用意(小型機か,大型機か,高機能機か,基本検索しかできない機種か,など)し,これにも基本価格を定めます。コース価格+筐体価格の合計が販売価格という感じでしょうか。それに加え,各コンテンツの規模により,追加(割引)額を設定する必要もあるでしょう。たとえば,G3や新英和中辞典なら追加額なし,リーダーズなら何千円追加,フェイバリットのような高校英和なら何百円引き,のようにです。現行機にあるようなありきたりな組み合わせ(G3英和,和英,広辞苑など)の場合は特別に割引価格にするとか,いくつかの例外を設けたりするといいかもしれません。オーダーメイドのPCのように,ユーザの希望に応じてメーカーさんがコンテンツを組み込めばいいのではないでしょうか。

現状からすれば夢のまた夢のような話でしょうが,出版社サイドが柔軟になれば十分可能な話だとは思います。今ならとにかく新製品を乱立していれば売れるのでしょうが,このブームが去ったときに生き残る方法の一つだと思います。

>dictianさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)10時45分19秒

>Bookshelfの英語版もbookshelfに眠っていた(^^;)昔の94年版を
>インストールしてみました。画面の設定がフルカラーだと
>エラーでインストールできませんでしたが、16ビットカラー
>にしたらインストールできました。

ある程度PCの知識がある人にとっては,レファレンス系ソフトは必ずしも最新版が使いやすいとは言えないですね。昔の辞書ソフトはユーザが限られていたこともあり,かなり高価でしたが,変なプロテクトがかかっていない(当時はCD-Rなどありませんでしたから,何百MBもの辞書ファイルをコピーすることは物理的に無理だったわけですし)ので,とても軽かったと思います。AHDにしても,最近の第4版のCD-ROM版はHTMLベースのインターフェイスなので,けっこう重く,しかも検索方法の融通(特殊検索など)があまりききません。

専門家御用達のOEDなどはその典型です。90年代前半のOEDは,インストーラを使うとCD-ROMからの起動でインストールされますが,設定ファイルを書き換えて手動でコピーすればHDインストールも可能でした。当時の非力なマシンでも,今のOEDよりは起動が早かった記憶があります。今のOEDは昔より安くなりましたが,起動時にコピーガードソフトが動くので,立ち上がりに時間がかかります。

学習英英系や百科事典のソフトもそうですね。複雑な検索機能(AND, OR検索など)をカットする代わりに動画だとか図版だとか音声だとかいったマルチメディア的要素が年々増えていって,ストイックに文字情報を読むために使うには非常に重くなってしまっています。HP-200LXでDOSのランダムハウス英語辞典(英語版)を起動するほうが,デスクトップPCでOALDのCD-ROM版を起動するよりも速いのですから(^^) COBUILDのCD-ROM版は例外的(に軽い)なものかもしれません。

どれにしようかな… 投稿者:まゆっち  投稿日:11月16日(土)10時28分55秒

>Sekkyさん
偶然こちらのサイトを見つけたのですが、電子辞書の事が凄く詳しく書かれていますね。(^^)
電子辞書選びにとても参考になります。
ちょっと相談なのですが、来年ワーキングホリデーに行く予定でそれに向けて電子辞書を購入しようと思っています。
今のところ、候補にあがっているのは、SEIKOのSR-T6500、CASIOのXD-R9000、XD-S8500です。若干XD-R9000に気持ちが傾いていますが。(笑)
ワーキングホリデーといっても、当方、英語はたいして話せません。(^^;何とか会話が出来る程度です。
一応、英会話学校に通っていますが、特に単語力がないので悩んでいる程です。XD-S8500は、音声で発音してくれるという点で気になっています。電子辞書を初めて購入するので、この3つにまでは絞り込めたのですがここからなかなか1つに絞れなくて・・・
この3つから私にオススメ出来るのはどれでしょうか?
アドバイスお願いします。m(__)m

>samsさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月16日(土)10時21分39秒

>今日、SR-T6500 が店頭にあるかと見ていたら、SR9200が在庫処分でSR-6500のほとんど
>半額近く!。思わずその場でとびつきました。(お守り代わり)

これは安いですね…。在庫処分ということは,9200はSR-T6500と併売はしないのかな…。英英系をメインに使う人ならむしろT6500よりもいいかもしれませんね。上級ユーザの人でXD-R8100やSR-9700等の一般英語重視機を持っている人の買い増し用にいいかもしれません。あるいは,英語母語話者である程度日本語のおできになる方なら,今でも9200がベストチョイスだと思います。

>Sekkyさん 投稿者:dictian  投稿日:11月16日(土)03時32分53秒

早速のご回答ありがとうございました。
漢字ジャンプの感じがつかめました^^; 検索が完了している漢字の親字にジャンプするというのは思いつきませんでした。あまり直感的ではありませんが、非常に便利ですね。店頭で試してみましたが、SR680の「漢字検索」と同じ結果が得られました。漢字源の熟語でヒットしない時は、この機能を使えば良い訳ですね。これからはこの機能を含めてチェックしようと思います。

それから、ヒットした単語のスペルチェック機能ですが、MWS-840では、「?」はConfusableの候補を表示するだけで、LM-6000のようにスペルチェックモードに移行するものではありませんでした。LM-6000の後継機種であるLM-6000bでは、この機能は受け継がれていなくて、新規検索の語頭が「?」のワイルドカード検索に移行してしまいます。同じ会社の機種なのに、これほど機能の差があるということを、改めて発見した次第です。

Sekkyさんからのいろいろな貴重な情報で、私の辞書ライフは確実に向上しています。最近は書き込みが多くて読むのが精一杯でしたが、溜まっていた近況報告をしたいと思います。(ごく簡単にですが)ちょっと前にご紹介があった例文ソフトのSENTENCEも買ってみました。使い勝手は改善の余地がありますが、実用的な例文が豊富なのでとても気に入っています。Bookshelfの英語版もbookshelfに眠っていた(^^;)昔の94年版をインストールしてみました。画面の設定がフルカラーだとエラーでインストールできませんでしたが、16ビットカラーにしたらインストールできました。そしてAHDの良さを改めて実感しています。これもSekkyさんの情報のおかげです。

いつもいつも、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。m(__)m

こんなのあったら良いのに 投稿者:TANI  投稿日:11月16日(土)02時37分33秒

初めまして。今年の1月にこのHPで情報を仕入れ、いろいろ考えた末、SR9200を購入しました。学習用の辞書が無いのが残念でしたが、電子辞書という物の使い勝手の良さにとても満足し、毎日活躍させています。最近学習用の英和・英英も手元に置きたいと思い、久しぶりにこのHPを見に来ました。そして、PW-M670が良さそうだなと思いつつ様子をみていたら、いつのまにかXD-R9000とかSR-T6500とか、こんなのがあったらと思っていた辞書が現れているではありませんか。驚きともっと早く発売されていればというつらみが入り乱れた複雑な気分でした。

でもこんな辞書が登場するなら、近い将来もっとユーザーオリエントな以下のような辞書が登場しないものかと思い、また、皆さんの御意見も伺ってみたく文章化してみました。

私が考えている理想の辞書は、ユーザーが好みのコンテンツを好きなように指定して作るものです。トッピング辞書とでも言ったら良いでしょうか。当然のことながら、ジャンプや検索などは現状の最適な機能を盛り込んだまま、コンテンツのみユーザーが自由に選択するのです。

辞書切り替え用のどのボタンにどの辞書を割り当てるかもユーザーが指示します。そういう選択の自由に応じられるソフトの構築が必要ですが、EPROMを使ってユーザー情報を取り込めば不可能ではないと思います。

私はCOBUILDの語義が好きなので、それが最近コンテンツの一つに選ばれたことはとても喜ばしいことなのですが、現状はそれを手に入れるにはリーダーズ、リープラ、広辞苑や漢字源をセットで買わなければなりません。またCOBUILDとG3を搭載した辞書が欲しいと思っても存在しません。私は電子辞書を実質英語のためだけに使っており、ほとんど使わない広辞苑のためにコストとメモリが消費されているのは私にとって意味のないことなのです。トッピング形式なら本当に欲しいものだけを並べてジャンプして楽しむことが出来ます。たとえばCODとCOBUILDとOALD間をジャンプして語義を読み比べるとか、とても楽しいんじゃないでしょうか。

値段はハードとソフトのベース金額を設定して、トッピングするコンテンツ毎に料金を決めて課金していけば良いのです。当然メーカさんにはそれなりの負荷がかかるでしょうが、ネットショップ限定でやるなどすれば不可能ではないと思います。仮に一般の電子辞書より5000〜10000円ぐらい高めになっても、英語重視のユーザーは集まるのではないでしょうか。違うメーカーの英和と和英を組み合わせも制約なしに出来たらと思います。良い辞書なら変な足かせが無くても売れるはずです。

ちなみに、私がトッピングするなら、
 リーダーズ、リープラ、G3、COD、COBUILD、OALD、COT、Activator、和英どれか一つ
にします。宝の持ち腐れと思われるかもしれませんが、ジャンプして辞書をよむ楽しさを味わってしまった今、てんこ盛りも決して無駄とは思えません。(CODもリーダーズの語義がすっきりしない時に何度となく助けられました)

皆様こんな辞書いかがでしょうか。御意見おきかせください。過去ログはみてませんので、議論済みかもしれません。その際は関連ログ等教えて頂けると助かります。宜しくお願い致します。