電子辞書掲示板過去ログ
(2002年11月前半)

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>HIROFUMIさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月15日(金)21時58分52秒

>SR-T6500の単語帳についてお聞きしたいのですが、単語だけではなくて、成句や複合語の
>登録もできるのでしょうか?

はい,いずれも可能です。成句なら,成句検索でも,通常検索(見出し語を検索)してから成句キーにより表示した状態でもかまいませんが,成句単位で登録されます。複合語も同じです。

>シャープのPW9500の仕様のようではなくて、ちゃんと登録し
>た成句や複合語がダイレクトに見られるようになっているのでしょうか?

成句や複合語の場合,シャープさんの機種と違い,成句(複合語)だけを登録しますので,呼び出すときはもとの見出し語は出ません。

これは日本語系コンテンツでも同じです。広辞苑の慣用句や漢字源の熟語も登録できます。登録スペースは各辞書ごとになりますので,広辞苑の場合,慣用句と普通のエントリーをあわせて100件ということになります。これは英和等も同じです。

SR9200が! 投稿者:sams  投稿日:11月15日(金)21時22分43秒

はじめまして。すばらしい掲示板なのでびっくりしました。
今日、SR-T6500 が店頭にあるかと見ていたら、SR9200が在庫処分でSR-6500のほとんど半額近く!。思わずその場でとびつきました。(お守り代わり)
ソニーIC500Sは身に放さず、というように使い分けていければと思っています。
これからもお世話になります。
 以上です。

質問です。 投稿者:HIROFUMI  投稿日:11月15日(金)20時33分18秒

はじめまして、いつも楽しく拝見しています。SR-T6500の単語帳についてお聞きしたいのですが、単語だけではなくて、成句や複合語の登録もできるのでしょうか?シャープのPW9500の仕様のようではなくて、ちゃんと登録した成句や複合語がダイレクトに見られるようになっているのでしょうか?すみませんがお答えよろしくお願いします。

>Sekkyさん 投稿者:Taket  投稿日:11月15日(金)12時49分42秒

早速のお返事ありがとうございます。書き込みをしてから、過去ログにXD-R9000の情報がたくさん載せられているこちに気が付きました。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。R9000のActivatorが冊子版と同等のはたらきをするかどうかがポイントですね(旧版でも我慢します・・・)。Sekkyさんのおっしゃるとおり、Activatorの例文を頼りにしているので、例文検索ができないのは非常に残念です。冬には里帰りする予定なのですが、R9000の発売には間に合いそうにありません。皆様の購入報告・レビューを楽しみにしています。宜しくお願いいたします。

>Taketさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月15日(金)11時02分46秒

>英文を書くにあたって、なんとなく物足りなさを感じたからです。

英活をふだんお使いで,しかもアメリカの総合大の大学院で学んでいらっしゃるぐらいのレベルでしたら,一般向けの英語重視機は物足りないかもしれません。

>Activatorの冊子版のサンプルを見た限り、なかなか使い易そうなのですが、電子辞書で
>はどうなのか気になっています(カシオさんのweb広告で画面は見ましたが。)まだ発売
>されていないんですよね?

これは私も気になっています。メーカーさんのスクリーンショットからでは検索仕様がよく分かりません。Activatorは1000ちょっとのキーワードごとに類語がグループ化されています。そのため,ユーザは従来の英英辞書のように「単語は知っているが意味が分からない」という時以外でも「言いたいことは頭にあるが,どういった単語を使えばいいか分からない」時にも引けるわけです。カシオさんのスクリーンショットは,この「キーワードを入れて類語群を出す」という検索が出ています。ただ,ある程度英語ができる人だと,「言いたいことが頭にあり,1語ぐらいならどういった単語を使えばいいかも思いつくが,この単語以外でもうちょっと気の利いた表現はないだろうか」というときに使う場合が多いと思います。冊子体Activatorは,1000ちょっとのキーワードだけでなく,Activatorに載っている40000数千の類語自体もインデックスがついているので,ふつうのthesaurusのようにも使えます。これがXD-R9000でもできるか気がかりです。もし,1000いくつのキーワードでしか引けないとなったら,とても使えたものではありません。冊子体でできる検索は最低限R9000にも入っていると期待したいですが(^^;;

>それと例文検索機能にも興味があります。英語関係の辞書すべてを通して検索できればい
>いのですが・・・・。

カタログによると,例文検索はリーダーズ(プラス),ジーニアス英和,LAAD(英英)のみで可能です。Activatorは例文の数と自然さこそがウリなのに,例文検索ができません。また,複数辞書の串刺し例文検索もできないかもしれません。

>私はリーダーズにはあまりこだわりがない上、Cobuildは(必要ならば)CD−ROMの購入を
>考えているので、今のところXD-R9000に惹かれています

COBUILDにこだわりがなければ,R9000もいいかもしれませんね。院への学位留学でしたら英語を書く機会がしょっちゅうでしょうから,thesaurus系辞書が充実しているR9000はおすすめです。

>dictianさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月15日(金)10時49分07秒

>できるのですね。手元にある、FranklinのMWS-840で試したら、2つとも
>ヒットするので、候補は出てきませんでした。

Franklinの電子辞書は,旧機種(LM-6000など)では正しいスペル(辞書に収録の語)を入れても,語義が出ている状態で「?」キーを押せばスペルチェックがかかり,類似スペルの語が出てきます。手元のSCD-770ではこれができないので,MWS-840でも無理かもしれません。

>私の秘蔵のスペルチェック用4単語は、機種によって差が出るし、ちょっと
>でも手を抜いた機種はどれかで引っかかるので、今のところ変えるつもりは
>ありませんが、全てが合格するようになると比較にならないので、そのとき
>は新しい単語を開拓しようと思っています。CASIOとSHARPには頑張って欲し
>いです。

翻訳ソフトと同じで,単語を出してしまうとメーカーさんがその単語だけをチューニングしてくるでしょうからね(^^) 今私も企画しているのですが,英語学習者が誤りやすいスペルミスパターンを類型化(様々なレベルでの学習者にスペリングテストを実施したり)し,メーカーさんが,その類型ごとにきちんとスペルを直すようなロジックが開発できれば,スペルチェック機能も飛躍的によくなるはずです。たとえば,bird→*bardというのは,irというschwa(いわゆるあいまい母音)のスペリングを日本語の「アー」ととらえてしまったためのミススペリングですが,これはけっこう日本人の学習者には多い間違いです。この誤りを修正するロジックをメーカーさんが本当に組み込めば(birdという特定の単語だけ処理するのでなく),例にあげたbird以外であいまい母音のある語(skirtなど)にもすべて対応できるはずです。このへんは産学協同でやるとおもしろいプロジェクトになると思います。

>ところでSekkyさん、SR-T6500で漢字ジャンプを試そうとしたのですが、
>チェックの方法がわかりませんでした。SR680は広辞苑の単一辞書ですが、
>「漢字検索」でその漢字が使われている広辞苑の単語が一覧で出てくる
>ので、とても便利だと思っています。Sekkyさんのおっしゃる漢字ジャンプ
>機能は、これと同じことができるのだと思います。

セイコーさんの新機種(漢字源搭載機)では,漢字ジャンプ(広辞苑である漢字の使われている語を抽出する機能)は漢字源から行います。漢字源でその漢字を検索し,ジャンプキーで親字を反転させて決定キーで可能です。SR-9700以降の機種では異体字や旧字体でもできるようになったので,「鈴木朖」のような人名も検索できます。

電子辞書に関する特許 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月15日(金)10時31分02秒

他掲示板の情報で教わったのですが,特許庁のページで出願後一定期間を経て公開された特許情報が検索できます。以下のリンクの検索エンジンが使いやすいです。キーワードに「電子辞書」と入れるとかなり出てきます。メーカー名も入れて絞り込んだ方が見やすいかもしれません。

内部の技術的なものは,素人の私が読んでもよく分からないものが多いですが,機能面に関してのものは理解できます。この中には,実際に現行機種で実現されているものもあれば,まだされていないものもありますので,近い将来の電子辞書の姿を予測する上で参考になるかもしれません。カラー表示がらみのものがいくつかありますので,もしかしたら電子辞書にもカラー液晶の波が近い将来訪れるかも…? 電子辞書の技術に興味がある人はけっこう楽しめると思います。

これを見ると,SR-8000は新機軸のかたまりだったということがよく分かります。例文検索,辞書間ジャンプ,二画面表示,プレビュー等,SR-8000の新機能のほとんどは特許登録されています。今では業界標準になったインクリメンタルサーチはソニーさんの特許のようですし,シャープさんの機種の早見機能は,第一号機のPW-5000の時点ですでに特許登録されているみたいです。何気なく使っている機能でも技術的には革新的なことなんだということがよく分かります(^^) 詳しいことは私もよく分かりませんが,特許は出願してから1年半ぐらい経過すると一般に公開され,データベースで検索できるようなので,現行機種で新たに搭載されたような新機軸はまだ載っていません。

これを見ていると,素人目に見てもおもしろい技術がいろいろあります。パソコン上で(英文HP上の単語とか)ハイライトした単語をIrDAポート経由でIC電子辞書に転送し,訳語を表示する(手入力しなくても,パソコン上で調べたい単語を手元の電子辞書で引ける)というのなどには感心しました。たしかに,ノートパソコン等でオンライン辞書やCD-ROM辞書が常用できない環境の人には便利だと思います。そのほかにも,ユーザの正答率をモニターして単語出題のレベルが変化するとか,クロスワードを解く際に文字数とその単語の分野を入れれば,搭載辞書の中から絞り込んで表示するとか,これが商品化されたらいいのに,というものもけっこうあります。現行の電子辞書メーカー以外でもけっこう出ています。

http://www2.ipdl.jpo.go.jp/BE0/index.html


XD-R9000 投稿者:Taket  投稿日:11月15日(金)06時25分50秒

はじめまして。いつも楽しく拝見しています。現在アメリカの大学院で学生をしてします。日本にいるころから電子ブック(DD-95)を使ってきました。英和活用大辞典や広辞苑のカセットを買い足し、現在ではそれらをPCで使っています。英語を書く機会が多いので、英和活用大辞典は重宝しています。英英電子辞書の購入を考えるようになり、このサイトに出会いました。非常に参考になります。SR9700とPW-M670のどちらか迷った挙句(これもSekkyさんの分析のお陰です)、購入にはいたりませんでした。英文を書くにあたって、なんとなく物足りなさを感じたからです。同時にLongman Language Activator (冊子版)の存在を知り、新版を買おうと思っていた矢先にXD−R9000の広告が目にとまりました。Activatorの冊子版のサンプルを見た限り、なかなか使い易そうなのですが、電子辞書ではどうなのか気になっています(カシオさんのweb広告で画面は見ましたが。)まだ発売されていないんですよね?それと例文検索機能にも興味があります。英語関係の辞書すべてを通して検索できればいいのですが・・・・。SR-T6500との比較ですが、私はリーダーズにはあまりこだわりがない上、Cobuildは(必要ならば)CD−ROMの購入を考えているので、今のところXD-R9000に惹かれています。

>Sekkyさん 投稿者:dictian  投稿日:11月15日(金)02時30分00秒

> セイコーさんの機種のスペルチェックは,出てきて当然の候補が出てこない
> のに,これは直してくれないだろうというスペルミスを直してくれたりする
> ことがよくあります。たとえば,T6500でbardでスペルチェックをかけても
> birdは候補に出てきません。しかし,oaklandを入れると修正候補にAuckland
> が出てくるのはびっくりしました。サンフランシスコの近くのオークランドの
> スペルを入れてニュージーランドの類似発音の地名が出てくるわけです
> (この逆はさすがにだめでした(^^;;)。
bardもoaklandも実在する単語のスペルなので、今まで試したことはありませんでした。「スペル」キーが独立していると、こういう使い方もできるのですね。手元にある、FranklinのMWS-840で試したら、2つともヒットするので、候補は出てきませんでした。Aucklandで引くとヒットせず、Oaklandは7つの候補の中の最初に出てきます。面白いですね。私の秘蔵のスペルチェック用4単語は、機種によって差が出るし、ちょっとでも手を抜いた機種はどれかで引っかかるので、今のところ変えるつもりはありませんが、全てが合格するようになると比較にならないので、そのときは新しい単語を開拓しようと思っています。CASIOとSHARPには頑張って欲しいです。

ところでSekkyさん、SR-T6500で漢字ジャンプを試そうとしたのですが、チェックの方法がわかりませんでした。SR680は広辞苑の単一辞書ですが、「漢字検索」でその漢字が使われている広辞苑の単語が一覧で出てくるので、とても便利だと思っています。Sekkyさんのおっしゃる漢字ジャンプ機能は、これと同じことができるのだと思います。具体的な使い方をご教示いただければ幸いです。

>kyottanさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月14日(木)17時47分51秒

>先日ハリーポッターの原作を一冊辞書無しで読み通してみました。意味はほぼ大体理解出来
>ましたが、それは物語の前後関係から類推出来ることもあり、単語力はあまり無い方です。
>辞書を使ったとするとあやふやなものも含めて1ページで何度も引きそうな感じです。主
>人は私より多少単語力はありますが、実力は似たようなものだと思います。主人は商社社
>員ですので仕事上、私は語学学校や習い事に通うつもりでおりますので、それに適した電
>子辞書の機種を教えていただきたく宜しくお願い致します。皆さんの掲示板や過去ログを
>読んでいると、セイコーのものがよさそうな気がしています。先のことも考えて、SR-9200、
>SR-T6500などがよいのでしょうか。それとも使いこなせないでしょうか?それから、ブ
>ラインドタッチで使いやすいと尚ありがたいと思います。

ハリポタを辞書を引かずに読み通せ,(細かいところは別にしても)筋が追える(小説として楽しめる)ということでしたら,かなりのレベルの英語力がおありだと思います。それでしたら,思いきってリーダーズ+プラス搭載機を購入してみてはいかがでしょう? SR-T6500かXD-R9000か迷うところだと思いますが,現地の語学学校などで英語を勉強されるということでしたら,英語を書く機会が多いと思いますので,アクティベータのようなコンテンツが入っているXD-R9000のほうがいいかもしれません。ただ,過去にも多くの方がレビューされているように,XDシリーズは細かな使い勝手や機能面(単語帳がないなど)がネックになります。お話をうかがう限りでは,現地でかなり英語にふれる機会が多いようで,電子辞書を使う頻度も高そうですから,使い勝手も侮れないと思います。とりあえず今出ているSR-T6500を量販店かどこかで触ってみて,学習英和がなくても大丈夫か確認してみることをおすすめします。リーダーズは例文や文法解説が少ないですから,T6500の場合,英語を書くときにはCOBUILD(学習英英)を使う必要があります。これがきついということであれば,R9000が出るまで待って,こちらを購入した方がいいと思います。

XD-R9000 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月14日(木)17時37分56秒

↑カシオさんのHPが更新され,製品情報の中に出ていました。これを見る限りでは,リーダーズはSR-T6500と同様に複合語もインクリメンタルサーチのリストから一発検索できるようです。また,ワイルドカードも複合語に対応しているようです。ジーニアス英和はどうなのか分かりませんけど…。発売日は分かりませんが,ニュースリリースの「11月下旬」が本当であるなら,今度の連休に間に合うような感じでしょうか。

http://www.casio.co.jp/d-stationery/exword/product/xd_r9000/


>esさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月14日(木)12時41分54秒

>勝手な希望なのですが、T6500は一部の上級者に実験的に使ってもらい、こちらのページ
>でブレインストーミングをしてもらいます。ユーザーの情報からリファインされたT5000
>を多くのお客様に買っていただくという戦略なんていかがでしょうか。

電子辞書の世界でも,PCのソフトのようなベータテストみたいなものを一般ユーザにも開放してやればもっとよくなると思います。もっとも,これだけ競合の激しい業界なので,機密保持のためにも難しいのでしょうね。T5000は発売時期的に,もうほとんどの仕様はフィックスされているでしょうから,T6500のフィードバックは反映されないかもしれません。むしろ,昨年末のSR-9200がSR-T6500の実験機のような役割を果たしたのかもしれません。当時の過去ログやレビューをごらんくだされば分かると思いますが,SR-9200へのユーザの声が驚くほど今回のT6500に反映されています。「重い,分厚い」「CODは難しい」「プレビューがもたつく」「日本語ジャンプがない」などなど。

セイコーさんの機種は,新機種が出る都度,カタログやニュースリリースに表れないような細かな仕様がリファインされています。プレビューで小フォントが使えない,メニューや履歴画面でショートカットが使えないとかいうのもその例だと思います。細かなことですが,T6500ではプレビューウィンドウ最上部のタイトルバーがなくなったため,SR-9700よりも表示行数が2行ほど増えていたりします。

>いう単語を無意識に入力しているのですが、「緊張病」といった訳がでてきて???でした。
>「COBUILD」では的確な解説がされていました。

リーダーズでは医学用語をそのままあてているので分かりにくいですね。広辞苑へジャンプすると日本語でわかりやすく解説されています。

購入すべき機種について 投稿者:kyottan  投稿日:11月14日(木)11時41分12秒

初めまして。主人の転勤で近くイギリスに赴任予定です。(4年位滞在予定)今まで電子辞書は使った事がなくこれを機に購入したいと考えております。私は英語の試験というのは英検2級以降何も受けていません。先日ハリーポッターの原作を一冊辞書無しで読み通してみました。意味はほぼ大体理解出来ましたが、それは物語の前後関係から類推出来ることもあり、単語力はあまり無い方です。辞書を使ったとするとあやふやなものも含めて1ページで何度も引きそうな感じです。主人は私より多少単語力はありますが、実力は似たようなものだと思います。主人は商社社員ですので仕事上、私は語学学校や習い事に通うつもりでおりますので、それに適した電子辞書の機種を教えていただきたく宜しくお願い致します。皆さんの掲示板や過去ログを読んでいると、セイコーのものがよさそうな気がしています。先のことも考えて、SR-9200、SR-T6500などがよいのでしょうか。それとも使いこなせないでしょうか?それから、ブラインドタッチで使いやすいと尚ありがたいと思います。

>dictianさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月14日(木)08時50分52秒

>英和では従来機種でヒットしていた候補が出なくなっていました。
>気を取り直して英英モードでチェックすると、全て合格でした。

セイコーさんの機種のスペルチェックは,出てきて当然の候補が出てこないのに,これは直してくれないだろうというスペルミスを直してくれたりすることがよくあります。たとえば,T6500でbardでスペルチェックをかけてもbirdは候補に出てきません。しかし,oaklandを入れると修正候補にAucklandが出てくるのはびっくりしました。サンフランシスコの近くのオークランドのスペルを入れてニュージーランドの類似発音の地名が出てくるわけです(この逆はさすがにだめでした(^^;;)。

>なみさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月14日(木)08時42分04秒

>そこで気になってLongmanのActivator冊子版を本屋で見て非常に驚きました。これま
>でActivatorを知らなかったのが勿体無く感じるほど素晴らしい類語辞典で、冊子体で
>Activatorを買ってもいいぐらいだと感じました。おかげで結局、冊子体のActivator
>を買って、電子辞書に関してはXD-R9000が出てから再検討するということにしてしま
>いました。

もしかしてなみさんが購入された冊子体Activatorは旧版ですか? Activatorは今月末ぐらいに9年ぶりの新版が出るのですが…。もっとも,普通の辞書と違い新語を増補したりスラングが多いという性質の辞書ではありませんので,実用上は問題ないでしょうが,例文は最新のコーパスをもとにかなり差し替えられているようです。ちなみに,R9000に搭載のActivatorは初版(旧版)です。

なみさんの場合,T6500とR9000の選択基準は,Activatorを持ち運ぶかどうかということや,thesaurusを重視するかどうかにかかってくるかもしれませんね。単語帳等の付加機能やCOBUILDを重視するならT6500になると思います。

>しょうさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月14日(木)08時36分18秒

詳細なレビューをありがとうございました(^^)

>PW-9500はボタンの数が多いうえ、小さいので押し難く
>ゴチャゴチャしている気がします。

PW-9100までの機種は,液晶画面右側にもボタンがあったのですが,9500ではそれが全部キーボードに降りてきたので必然的に数が大きくなってしまうのですね。とくに切替キーや早見キーといった頻度の高いキーが押しにくい位置にあるのが気になります。

>ページ送りのキーは矢印キーと逆側にあった方が使いやすい気がします。

なるほど。こういう方もいらっしゃるのですね。最近の機種は行送りとページ送りのキーを隣接させるのが主流になっています。

>漢字辞書ではやはりXD-R6200の漢字源の方が内容が濃く
>漢字辞典と比べると差があるとは感じましたが、
>私はあまり使わないと思うので気になりません。

漢和辞典は「字引」がわりにする人が多いでしょうから,中身までは意外と読まれていないコンテンツかもしれません(英和がG2かG3かというのはよく問題になりますが,漢字源でも,電子辞書に載っている版と今書店に(冊子体で)出ている版は違う(それもG2とG3の比ではないぐらいの大改訂です)のにあまり話題になりませんし)。一つの活用法としては,広辞苑を補完するためというのがあります。広辞苑を引いてピンとこないときに,同じ熟語を漢字源で見てみると分かりやすかったりします。広辞苑+漢字源で,部分的にですがダブル国語辞典が実現されているわけですから。

>XD-R6200の学研の手紙文例集では、例えば、
>引っ越しの通知の女性用の文例では引っ越し理由は主人の仕事の都合しかなく、
>女性用の退職のお知らせ理由は結婚退職だけなのです。
>男性用の文例はマンションの購入や仕事の都合、定年退職などだったりします。
>普段あまりこういう事を気にしたこともないのですが
>他にも男女差が激しい理由が多く、笑ってしまいました。

R6200の文例集は冊子体では出ていなかった(電子版用に作った?)はずですのでこういう内容面の不備があるのでしょうね。

ちなみに,PWシリーズの手紙文作成も,旧機種は「転居のお知らせ」の理由の中に「実は,夜逃げ」というのがあったりしてさりげない遊び心が入っていたのですが,9500のものはノーマルになりました。

>PW-9500ではボタンで文字の大きさを変えられますが
>私はあまり変えることもないので、XD-R6200のように
>設定画面で変えられれば充分だと感じました。

私も今までそう思っていたのですが,メーカーさんやいろいろな人にきいてみると,ワンタッチで文字サイズが変えられるというのは,とくに年配の(小さい字が見えにくい)人にはけっこう需要があるようです。流し読みするときは小フォントにしておき,じっくり読むときは文字サイズを大きくしたりという使い方です。たしかに,私でもふだんは最小フォントで使い,薄暗いところで引くときなどは見にくいので大きくしたりということがありますので,ワンタッチで変えられるのは便利かもしれません。

>SR-T6500インプレッション 投稿者:es  投稿日:11月14日(木)03時04分02秒

たまに出現するesです。いつもながらSekkyさんのかゆいところに手が届くコメントには感心させられます。

私も本日、実機をさわってきました。SR-T5000(以下T5000)を購入予定なのですが、筐体は同じ(だと思う)ので下調べをしてきました。勝手な希望なのですが、T6500は一部の上級者に実験的に使ってもらい、こちらのページでブレインストーミングをしてもらいます。ユーザーの情報からリファインされたT5000を多くのお客様に買っていただくという戦略なんていかがでしょうか。

色に関してですが、こちらは上級者向けということで無難なシルバーを選択したのではないでしょうか。より幅広い層に売るであろうT5000にはカラーバリエーションがあることを望みたいです。SIIさんがカスタマイズ直販サービスを展開していただけたら、割高でも買ってしまいたい。是非!!!

英英は「OALD」(紙の重い方)を使っています。「COBUILD」は今回初めてさわったのですが、わかりやすかったです。いつも電子辞書を手に取るとcatatonic(英国のバンド名でもあります)という単語を無意識に入力しているのですが、「緊張病」といった訳がでてきて???でした。「COBUILD」では的確な解説がされていました。「岩波国語辞典」にも載っていなかったので、非常にすっきりしました(ネットでも上手く検索できなかったものですから…)。

本当はSR-T6500にぐらっときたのですが、「リーダーズ」よりも「ジーニアス英和大辞典」の方がレベルに合っているように思えるので、今回は見送ろうと思っています。近いうちに皆さんのようにリーダーズを使いこなしたいですね。

SR-T6500 投稿者:dictian  投稿日:11月14日(木)02時50分40秒

今回は出遅れてしまいました^^;
私の評価結果をお知らせします。

◆スペルチェック
英和では従来機種でヒットしていた候補が出なくなっていました。
気を取り直して英英モードでチェックすると、全て合格でした。
スペルチェックをする場合は、最初から英英モードで実行することを
お勧めします。

◆複合語
和英では、やはり研中だからでしょうが、複合語が検索できません。
主見出しからスクロールダウンして見つける必要があります。
英英では、Sekkyさんの報告にあるように、見出しにある複合語は少ないと感じられます。
英和の複合語は、「さすがリーダース」充実しています。

◆外観
薄くて良いですね。手に持った感じは、見かけよりも重いので、ズッシリときます。中身が詰まっていると実感できます^^;
金属筐体は冷たくて嫌う人もいるかもしれませんが、丈夫そうな安心感があります。

以上、1日遅れのdictianの店頭評価速報でした。

こんなケースも有ります 投稿者:Totto  投稿日:11月14日(木)01時12分22秒

電子辞書にサイズぴったり!と言うわけにはいかないみたいですが・・・
こんな洒落たデザインのケースも流用できそうです。
Bagsの中から「Terminal Case」と「Cell Blocks」

http://www.gravisfootwear.com/

ありがとうございました 投稿者:YOSHIKO  投稿日:11月13日(水)22時18分12秒

Sekkyさん、早速のお返事ありがとうございました。 しかも、くわしく解説してくださり、感激しています。 ご提案いただいた辞書の仕様書をプリントアウトして知人に持っていきます。 きっと喜んでもらえると思います。

SR-T6500 投稿者:なみ  投稿日:11月13日(水)20時00分30秒

私も今日SR-T6500を見てきました。新宿のカメラ店では37800円(7560ポイント)の売価に対して20%のポイント還元でした。ちなみに新宿ではここしばらくほぼすべての電子辞書が恒常的に20%還元中です。例えばソニーのDD-IC500Sは24800円が2000円引きでそこから20%還元です。

今回SR-T6500を観にいったのは、現在PW-6800を使っていて、(大英和が入っていて例文検索がある)類語、国語の入ったものを検討しているためです。候補としては今のところSR-T6500およびXD-R9000,SR-9200です。
SR-T6500を触ってみて非常に使いやすいインターフェースだと感じました。多くの操作が直感的に出来る上、例文検索もPW-6800に劣りませんでした。値段のこともあって購入してもよいと感じました。
ただ類語がSekkyさんも指摘の通り非ネイティブの私にとっては使いにくいものでした。そこで気になってLongmanのActivator冊子版を本屋で見て非常に驚きました。これまでActivatorを知らなかったのが勿体無く感じるほど素晴らしい類語辞典で、冊子体でActivatorを買ってもいいぐらいだと感じました。おかげで結局、冊子体のActivatorを買って、電子辞書に関してはXD-R9000が出てから再検討するということにしてしまいました。

SR-T6500インプレッション(総評) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)19時03分47秒

T6500は,コンテンツバランス(上級者御用達のコンテンツチョイス)はもちろんですが,細かな操作系に関してもじっくり練り上げられているなぁという印象があります。現段階でのIC電子辞書の姿としては一つの頂点であるといっても過言ではありません(インプレの内容をごらんになれば明らかだと思います)。

昨年のSR-9200では,筐体がリファインされたものの,細かな操作性や機能面では細かな課題がかなりありました(プレビューでの小フォント表示や日本語ジャンプができない,単語帳機能がないなど)。しかし,今回のSR-T6500では,少なくとも他社製品が実装している機能はほとんどもれなく搭載しています。他社製品に遅れをとっているのは,シャープさんのPWシリーズにあるような,ジャンプ先とジャンプ元の並列表示ができないこと,串刺し検索ができないことぐらいでしょうか。たしかに,T6500は実売でも37800円と,決して誰でも買えるような機種ではないと思います。また,辞書を1日に1回引くかどうかと言う人であれば,ここまで高価な機種を買わなくても,他にいろいろ候補はあるでしょう。操作性云々とか,検索速度といっても,辞書を身体の一部のように引いている人でなければ,どの機種でも大差はないかもしれません。

しかし,前にも掲示板で書いたように,電子辞書ユーザには様々な人がいるわけで,とくに(私を含め?)ごく数%のパワーユーザにとっては商売道具として使う以上,細かな点がどうしても気になってしまいます。T6500はコンテンツの数こそ控えめですが,上級ユーザが本当に必要なコンテンツを惜しみなく搭載し,履歴一覧のショートカットだとか,単語帳だとかいった細かな点も無視することなく改善が図られています。ふだん英語を道具として使い,COBUILDやリーダーズプラスの性質を熟知し,これらのマイナーな辞書の必要性を理解している人なら,46万語の英和辞典とCOBUILDの10万5000例文が縦横無尽に検索でき,しかもそれがどこへでも持ち歩けるというSR-T6500が37800円で手に入るというのは,むしろ安いと感じるのではないでしょうか。6年前は,COBUILD(当時は初版でしたが)のCD-ROM1枚が30000円していたのですから。

もっとも,私個人としては,フルキーボード機は多少大きくても液晶解像度やキーボードの打ちやすさ,快適なキーレイアウトといった「快適さ」を追及していく路線を望みたいと思っています。SR-T6500での薄型化が今後のフルキーボードモデルでどうなっていくか何とも言えませんが,9200のような旧筐体より多少大きくても,新型ザウルスのように本格的なキーボードと高解像度液晶を搭載した「デスクサイズ電子辞書」もあっていいような気がします。T6500のコンテンツに加え,ニッポニカのような本格百科事典あたりを追加し,VGA相当の(モノクロでいいですので)液晶を搭載し,SR-8000のような二画面表示を復活させたようなハイスペック機を次世代電子辞書として望みたいと思います。実売で40000円台後半ぐらいなら需要はあるかも(^^)

★ともあれ,T6500は英語を専門に使う人(学習英和がなくても用が足せる人)で,電子辞書をしょっちゅう使っている人は,現時点ではもっともおすすめできる機種であると言えます。SR-9200がそうであったように,T6500を凌駕する機種というのはここしばらくは出ないのではないでしょうか。SR-9200等をお使いの方は,T6500には触らないほうがいいかもしれません(^^)

SR-T6500インプレッション4 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)18時16分29秒

【コンテンツ関係】

個々のコンテンツに関しては今までにも何回か述べているので繰り返しませんが,特筆すべきはCOBUILDでしょう。COBUILDを常用されている人なら,これだけでもT6500を購入する価値はあります。もちろん,冊子体COBUILDがまるごと(頻度の星印や文法ラベル等含め)入っています。COBUILDはもともと図版や表,付録などが全くない辞書なので,本当の意味でのまるごと収録コンテンツです(^^) COBUILD on CD-ROMに入っているような追加例文(Word Bank)も入っていれば例文検索のヒット数が多くなるのに,という気もしますが無い物ねだりでしょう(^^;;

ただ,冊子体COBUILDは文法ラベルと本文(語義や例文)は別の段(列)になっていますが,T6500では両方が一緒に出ます。冊子体だと,文法ラベルの列をずっとたどりながら,求める語義を探す(たとえば,keep A from -ingで使われている場合のkeepの語義を見たいときは,文法ラベルの列を下に見ていって[V n from -ing]のラベルを探し,そのラベルのあるところにこの構文の語義があったので見つけやすかった(このように,膨大な情報量がある辞書なのに,コツをつかめば自分の求める情報へのクイックアクセスができるというのがCOBUILDのよさだという人も多いはずです)のですが,T6500ではただでさえ狭い液晶画面を上から順番に見ていかなければいけません。

液晶解像度の関係で語義とラベルの2段組が無理なら,せめて文法ラベル(冊子体COBUILDの右側の列)だけを最初にインデックスのように出して,そこから求める語義へ飛べるようにするといいかもしれません。

あと,これはコンテンツ自体の問題ですが,COBUILDはイディオムも通常の語義の中に組み込まれていますので,探しにくいです。また,OALDやLDCEと違い,口語っぽい定型表現は非常に少ないです。

(これもT6500自体の問題ではなく,純粋にコンテンツの問題ですが)類語辞典はCOTのほうが明らかに使いやすいです。というのは,COTはただ類語が羅列してあるだけでなく,見出し語に意味的に近いものから順番に並べてあります。ですから,類語群の最初のほうにある語は,見出し語と置きかえて使ってもあまり意味の違いが生じないわけです。しかし,T6500搭載のCollins Compact Thesaurus(以下CCT)は最初にもっとも意味的に近い類語1語を太字で示し,それ以降は意味の近い遠いに関係なくアルファベット順に並べています。これは非常に困ります。外国人がネイティブ向けシソーラスを使いにくい理由の一つが,各語のニュアンスの違いが分からないということでしょうが,それでも,COTのように「似たもの順」になっていれば外国人には非常に使いやすくなります(なるべく類語群の最初のほうの単語を使うようにすればいいわけですから)。また,COTと違い,各類語群にサンプルフレーズがないので,自分の求める意味の類語群がどれなのかを,類語自体から判断しないといけません。これは上級者にもきついでしょう。

あと,これは機能面にも関係しますが,複合語が多いリーダーズ(プラス)を搭載しているのに,ジャンプ機能が複合語に対応していないのが気になります。たとえば,COBUILDでson of godという句があり,これをリーダーズで調べようと思っても,sonにしかジャンプできないので,あとは次見出しキーで延々と1語ずつスクロールする必要があり,結局はリーダーズモードで手で打ち直すことになります。ジャンプ先候補画面で複合語まで全部リストする(これはリストが膨大になり,逆に使いにくくなるかも)か,あるいは,ジーニアスや広辞苑のようにsonのエントリーの最後にsonで始まる複合語へのリンクを載せるようにすると使いやすくなります。

SR-T6500インプレッション3 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)18時08分44秒

【単語帳機能】

今回新設された機能ですが,操作性は良好です。何といっても,登録が簡単で,登録キー1回押しで登録される(確認ダイアログもない)のはヒットです。もちろん,履歴から呼び出した場合であろうが,ジャンプ先の単語であろうが,全く制約なく,とにかく登録キーを押すだけで登録できます。

・登録キーのワンタッチで単語帳の並べ替えができる:通常,単語帳は新しく登録したものが先に並びます。これはT6500も同じですが,従来機では,後ろのほうにある登録語(前に登録した語)を最初に持ってきたい場合は,一旦その語を削除し,再度登録操作をする必要がありました。これは非常に煩雑でしたが,T6500では,すでに登録された語であっても,単語帳から呼び出し(あるいは普通にキー入力で検索)て,登録キーを押すと,その単語が一番上に並べかえられます。この操作を繰り返せば「手動」で自分の好きなように単語帳の単語の順番を変えることができます。(手間はかかりますが)アルファベット順にもできますし,レッスン順にもできます。

#もっとも,この操作系にはデメリットもあります。従来機なら,すでに登録されている語を登録しようとすると「すでに登録されています」のようなメッセージが出るので,以前に登録したということが分かったのですが,T6500では登録した語を再度登録しても(単語帳の頭に並べかえられた後に)「単語帳に登録しました」という(新しい語を登録したのと同じ)メッセージしか出ません。これはちょっと困ります。すでに登録されている単語を登録操作しようとしたときに「すでに登録されています  最前部に並べかえる 削除する キャンセル」のようにしてダイアログを出すといいかもしれません(「最前部に並べかえる」がデフォルト)。

また,登録はキー一つで簡単ですが,削除する際は,単語帳の中身を表示させ(辞書ごとの入力画面で「→単語帳」を選択)削除キー(登録キーと兼用)を押す必要があります。それはともかく,削除確認ダイアログで「単語帳から削除しますか? 1件 全件 キャンセル」となっているのは引っかかります。もちろん「1件」がデフォルトになっていますが,手が滑って「全件」を選ぶと,再確認のメッセージもなくその辞書の単語帳が抹消されてしまいます。これは改善が望まれます。1件削除はともかく,全件削除というのはそんなにしょっちゅうはないでしょうから,メニューの中に入れるなどして誤操作のないようにする必要があります。

なお,単語帳等のデータはフラッシュ(?)に入るようなので,電池交換でも内容は保護されます。これを知らない人が,電池を抜けばリセットされると思ってそのままオークション等へ出すと,買った側は前のユーザの単語帳や履歴が丸見えになったりします(笑)

SR-T6500インプレッション2 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)17時46分08秒

【カラーリング】
シルバーが基調で,全体としてはDD-IC500Sのような感じです。SR-9700以上にユニセックスを強調しているようで,無難な感じです。ただ,いかにも電子機器ですというシルバー調の色合いは,とくに学生ユーザには評価が分かれるかもしれません。女性の人や学生の人がどういう印象を抱くか興味深いです。

【処理速度】

SR-9700でスクロールスピード(とくにプレビューを出した状態での)と検索速度(インクリメンタルサーチで候補が絞り込まれるスピードやワイルドカード検索のサーチ速度)が大幅に改善されたのですが,SR-T6500ではスクロールスピードはほぼ9700なみですが,検索速度はSR-9200ぐらい(9700より遅い)です。同じコンテンツ(広辞苑など)で9700と横に並べて比較すると,T6500はインクリメンタルサーチの絞り込み速度がワンテンポ遅れることが分かります。ワイルドカード検索も同じです。とくに,「*」と「?」を併用したサーチはかなり待たされます。しかし,スクロールスピードは9700なみなので,トータルでの体感的な速度は9700とそれほど変わりません。COBUILDのような記述量の多い辞書は,検索時よりも検索してからのスクロールのほうがよく行うからなのかもしれません。ですから,SR-9200と検索スピードは同じですが,体感的にはかなり速くなったという感じがします。

【機能面とその操作性】

基本的には9700の操作性のよさを引き継いでいます。広辞苑での12ドット表示,プレビュー画面や例文検索での12ドット表示,ワンタッチでのスペルチェック,日本語ジャンプなど,9700でリファインされた点はそのまま引き継がれています。以下では,T6500で改善(新設)された点を述べます。

・履歴機能にショートカットがついた:前に述べたように,履歴がワンキーで呼び出せることに加え,ショートカットがつきました。12ドット表示なら1画面で17の履歴が表示され,それぞれがショートカットキーのワンタッチで呼び出せます。また,履歴のキャパシティーは全辞書共通で100件に拡張されました。※ただし,ジャンプ先候補のダイアログでは9700同様にショートカットキーはありません。

・ジャンプ先の語も履歴に残るようになった

・凡例表示:9700ではOALDのみだった辞書の凡例表示(いわゆるオンラインヘルプ)が拡張され,類語辞典以外の全辞書で可能になりました。冊子体マニュアルの記述とほぼ同内容がオンラインでも参照できます。

・例文検索で「英英のみ検索」ができる:これにより,COBUILDの例文のみを検索できます。また,例文検索での「足切り」はありません。何千とヒットしても(スクロールが大変ですが)全部見られます。ただし,後述するヒット件数表示は100件までしか実数では出ません(それ以上は「100件以上」になります)

・例文検索でのキーワード数の制限がない ○&△&×&□&◎&…のように,何個キーワードを入れても(入力ボックスの制限文字数以内なら)大丈夫みたいです。もっとも,複数キーワードを入れるほど遅くなるのは当たり前ですが(^^;;

・例文検索でヒット数が表示される:しかも,リアルタイムで(文字を入れるつど)更新されますので,knock atとknock inではどちらの出現例が多いかといったコーパス的な使い方ができます。ただし,100件を超えると実数では出ません(「100件以上」になる)。この件数表示は我々プロにとっては非常に重宝します。例文検索だけでなく,ワイルドカード検索でもヒット数が表示されるとよかったですが…。

SR-T6500インプレッション1 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)17時05分17秒

とりあえずのインプレッションです。思いつくままに並べてあるのでまとまっていませんが,ご了承ください(^^;;

【筐体】

・SR-9200等よりも小型化。とくに薄くなったことは体感的にもよく分かります。奥行は,従来機のヒンジ部分を除いたぐらいにおさまっています。

・薄型化といっても,奥の方の4分の1ぐらいは従来機なみの厚さです(電池の収納部分が手前(従来機)から奥へ移動したことによる電池のスペースを確保するため? そのため,机等に置くと,キーボードが若干手前のほうに傾いた感じになっています→パソコンのキーボード下部のスタンドのような効果があり,打ちやすいです。従来機のキックスタンドはなくなりました。裸で手に持つときに筐体裏側がフラットでないというのは,ホールド感があっていいのでは?

・液晶画面サイズは,写真等では大きく見えますが,筐体寸法が小さくなったことによる錯覚で,実際は旧機種とほぼ同じです。もちろん解像度も同じです。

・フタの部分(液晶の裏側)はアルミ合金を採用:XD-RシリーズやIDF-4500のような高級感があります。

・フタのロックの部分は若干改良されました。ボタンが大きくなったことに加え,フタを持ち上げたときに(よい意味での)引っかかり(液晶側とキーボード側がマグネットで固定されているような)があります。

【キーボード】

・従来機のフルキーボードの快適さはそのまま受け継いでいるので,及第点はあると思います。ただ,後述のように従来機とキータッチが多少違うので,旧機種を使っていた人はどちらがいいか好みが分かれるかも。

・レイアウトの変更:フルキーボードに加え,最上列に4つの特殊キーを新設→履歴キーが独立したため,操作性が向上しました。また,文字サイズ,前後見出しキーなど,使用頻度の低いキーをこの特殊キーにアサインし,空いたフルキーボード最下列の部分に戻るキーと決定キーを入れています。これにより,奥行を小さくして,かつキーボードを1段増やすことが可能になりました。もっとも,戻る,決定という使用頻度の最も高い2つのキーが従来機より小さくなったのは評価が分かれるかもしれません。

・ワイルドカードキーの位置:SR-9700のように「?」と「*」が兼用になっているのは変わらないですが,このキーが右矢印キーの直上のキーにアサインされました(9700は2つ上)。そのため,「?」を多用する際(「?」を入力するには,「?」の後に右矢印キーを押してカーソルを移動させないといけない)は非常に押しやすくなりました(偶然なのか,こういう押しやすさを意識した上でのキーアサインなのか分からないですが)。

・薄型化されても,キーストロークは(体感的には)従来機とほとんど変わらないのは驚きです。ただ,そのぶんキー自体の厚さが薄くなっているようで,打感は多少異なります。キーが薄くなった(=平べったくなった)からなのか,ベタッとしたタッチになるのは好みが分かれるかもしれません。また,フルキーボード最上段のモードキーのように,若干横長のキーは,クリック感が他のキーより鈍く,特にキーの左寄りを押したときに入力が飛ぶことがあります(個体差?)

・戻るキー,決定キーや最上段に新設された4つのキーは金属調の色合いです,実際はプラスチック(メッキ?)のようです。とくに戻るキー,決定キーは頻用するキーなので,使っているうちに色が剥げてプラスチックの地肌が出てきたり,汚くならないだろうか心配です。

・最上部に新設されたキーは小さい上に,ちょっと引っ込んだ感じになっているので,指の大きい人には押しにくいかもしれません。

・フルキーボード最上段の辞書選択キーや特殊キーは旧機種のようにキーボードの色を変えたらどうでしょうか? 文字キーと全く同じ色なのがちょっと気になります。

・せっかく機能キーが新設されたのですから,単語帳も専用キーがアサインされていればよかったです。

・(細かいことですが)この4つのキーの機能を示す文字が「左寄せ」になっているので,キー自体との位置関係がなんか不自然です

・いずれにしても,薄型化とフルキーボードの快適な操作性を両立していることは事実です。

(続く)

CASIOのXD-R6200とSHARPのPW-9500 2 投稿者:しょう  投稿日:11月13日(水)15時27分07秒

CASIOのXD-R6200とSHARPのPW-9500を
使い比べた感想の続きです。 

<英和辞書を使ってみて>
同じジーニアスの辞書が入っているにもかかわらず
使い勝手がずいぶん違うのには驚きました。

単語帳と履歴
XD-R6200のヒストリーとPW-9500のしおり機能。
>英語学習という点では,単語帳機能もけっこう重要になると思います。
と、Sekkyさんからアドバイスを頂いていましたが
あれば良いけれど、無ければ履歴でも対応できるのではないかと思っていました。
しかし、XD-R6200のヒストリーではジャンプ元の最初の単語しか履歴に残らず
ジャンプを10回繰り返したとしても、ジャンプ先は残らないので不便さを感じ
やはり単語帳の必要性を感じました。
PW-9500ではジャンプ元だけでなくジャンプ先もしおりに履歴として残るので
逆に単語帳がなくても大丈夫かもしれないとも思いましたが
ある方がやはり良いですよね。よく使う機能だけに差を感じました。

PW-9500の早見機能やジャンプ先を分割画面で見ることができる機能、
成句や複合語などをインデックスの切り替えをするように見れるのは
あるのと無いのでは全然違うと思いました。
XD-R6200では、たくさん意味がある単語を引いた際などに
数字キーを入力して一回で選択できるかと思っていたらできずに
最初の画面まで戻ってしまうことを何回かやってしまいました。
やはり早見機能は便利ですね。

<文字の大きさ>
PW-9500ではボタンで文字の大きさを変えられますが
私はあまり変えることもないので、XD-R6200のように
設定画面で変えられれば充分だと感じました。
それより、ボタンが多くゴチャゴチャしている方が気になります。

<最後に>
店頭で触ってみた感じや第一印象では、断然XD-R6200だったのですが
使ってみないと分からなかったというのが実感です。
一日しか使っていないので、間違っているところも多いと思うのですが
逆に一日でこれだけの違いを感じたというのにも驚いています。
PW-9500のボタンの小ささや押しにくさは正直感じますが
おおむね満足しています。
Sekkyさんのアドバイスやいろいろな方の体験談がとても参考になりました。
使ってみて始めて分かることも多かったので
私の経験も他の方の参考になれば嬉しく思います。
英英辞書などはまだほとんど使っていませんし
もう少し使い込んでみた感想もいずれ書き込めればと思っています。

CASIOのXD-R6200とSHARPのPW-9500 1 投稿者:しょう  投稿日:11月13日(水)15時22分54秒

CASIOのXD-R6200とSHARPのPW-9500を
使い比べた感想を反省を込めてご報告します。
長いので2回に分けます。すいません。

<デザイン・大きさなど>
XD-R6200のデザイン、ボタンの材質など私は良い感じだと思います。
シフトキーを使うのもすっきりした印象を受けますし
デザイン的にはXD-R6200の方が好きです。
PW-9500はボタンの数が多いうえ、小さいので押し難く
ゴチャゴチャしている気がします。
XD-R6200の後に使ったから余計だと思いますが
矢印キーは小さく使いにくいと思いました。
ページ送りのキーは矢印キーと逆側にあった方が使いやすい気がします。
またゴムのボタンは認識があまりよくないと感じました。

大きさはPW-9500の方が大きいと思うのですが
不思議なことに使っているうちに大きさが気にならなくなってきました。
逆にXD-R6200は大きさを持て余す感じが強まり
次に買うときははミニタイプを購入しようかと思いました。
PW-9500はジャンプしたときに、画面が分割されてジャンプ先も見れるのに対し
XD-R6200はあまり大画面を生かせていないからなのかもという気がしています。
ただ、文字の大きさを変えられるのに途中まで気が付かなかったので
文字を小さくしてから大画面だとやはり便利でした。

<コンテンツ>
個人の好みがあると思いますが
XD-R6200は類語辞典とマイペディア(百科事典)は便利だと思いました。
あとIT用語辞典の超訳は面白かったです。
PW-9500では家庭の医学が読んでいて面白かったです。
漢字辞書ではやはりXD-R6200の漢字源の方が内容が濃く
漢字辞典と比べると差があるとは感じましたが、
私はあまり使わないと思うので気になりません。

初めて電子辞書を購入したのでXD-R6200の辞書数が多く入っているのに
惹かれてしまいましたが、実際はあまり必要ないものも多い気がします。
私にとっては会話集などは必要ないと思いました。

細かいことですが、面白い違いだと思ったのが手紙文例集です。
XD-R6200には学研の手紙文例集が入っていて
PW-9500には質問に答えていく形式の手紙文作成があります。
XD-R6200の学研の手紙文例集では、例えば、
引っ越しの通知の女性用の文例では引っ越し理由は主人の仕事の都合しかなく、
女性用の退職のお知らせ理由は結婚退職だけなのです。
男性用の文例はマンションの購入や仕事の都合、定年退職などだったりします。
普段あまりこういう事を気にしたこともないのですが
他にも男女差が激しい理由が多く、笑ってしまいました。
PW-9500では男女差はなく、理由も自分で選べます。
新しくXD-R6200とXD-R6600に学研の手紙文例集が入ったようなのですが
なぜこんな文例集が入ったのか不思議です。

SR-T6500 投稿者:宮川 美尊  投稿日:11月13日(水)14時40分55秒

昨日購入しました。SII社の電子辞書では初めてかと思いますが、右側面にストラップ用の孔があります。

2000年5月に発行された書籍版のリーダーズ英和中辞典には、リーダーズ第2版にはない語義を+α(2,000項目以上)収録されましたが、恐らくその分の約1500語がこの電子辞書に増補されています。例:dot com

Sekkyさんが、全体に薄くなったのでキーストロークが心配とのことでしたが、私には、SR92O0との差異は感じません。

以上取り急ぎ、ご報告まで。

>YOSHIKOさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)13時18分03秒

年配の方が電子辞書を選ぶ際にまず問題になるのはキーボードだと思います。パソコン,ワープロや英文タイプになじみのない人だと,JIS配列のキーボードでローマ字入力というのは厳しいかもしれませんので,そういう方は五十音配列のものがおすすめです。YOSHIKOさんのお知り合いのケースでは,以下の点がポイントになりますね。

・五十音配列(これは年配の方でも人によります(JIS配列に慣れている人は,英字がABC順になっているので五十音配列は使いにくい)のでご本人に確認した方がいいと思います)

・キー一つで文字サイズが変えられる機種(カシオの機種は設定画面で変更しないといけないので外れると思います)


>それとその人は古い本を研究しているので、読めない漢字をできればペン入力などで調べ
>る機能が欲しいのだそうです。

ペン入力で漢字が引ける電子辞書は,フルコンテンツ機ではありません。カシオのXD-470という機種がペン入力に対応していますが,ペン入力で検索できる字はJIS第一水準+第二水準のごく一部(計4000語弱)なので,難しい字には対応していない場合があります。

むしろ,最近の機種にはほとんど備わっている漢字の部品検索機能(漢字の一部分の読みから引ける)を使うほうがいいかもしれません。ただ,これはどの機種でもそうですが,漢和辞典が搭載されている機種であっても,検索できる漢字は冊子体の辞書に載っている字全部ではなく,JIS第一,第二水準の6355字(だったかな)しかありません。そのため,「古い本の研究」に役立つかどうかはちょっと分かりません。

トータルで考えると,五十音配列の機種なら,シャープのPW-9000(最新機種ではないのでジーニアスが1つ前の版ですが,実用上は問題ありません)かセイコーのSR-9550(これも前機種なので今店頭にあるかどうかは分かりません),キヤノンのIDF-4000Jぐらいから選ぶことになると思います。いずれも文字サイズをキー1つで切り替えられますが,とくにシャープのPW-9000は,スーパーズーム機能により,ズームキーを1回押すだけで,1行だけが(虫眼鏡で拡大するように)48ドット(国語辞典の場合)に拡大されます。48ドットで表示できるのはシャープだけですから,もっともおすすめできます。

はじめまして 投稿者:YOSHIKO  投稿日:11月13日(水)12時32分53秒

はじめまして、友達にこのサイトのことを聞きました。 よろしくお願いします。
年輩の知り合いが私の使っている電子辞書(SR9200)を見て、自分も電子辞書を買いたいのだが、その辞書はどうですか?と言ってこられました。 でも、話を聞いて見るとその人の場合はリーダーズクラスの英和は必要なく、広辞苑、ジーニアス程度の英和と和英がついている辞書が必要ということでした。 それとその人は古い本を研究しているので、読めない漢字をできればペン入力などで調べる機能が欲しいのだそうです。 それから目が悪くなってきているので画面の拡大表示ができる辞書ということです。 電気やさんにも何度も行かれたそうですが、結局よくわからないということで困っておられるので、このサイトのことをお教えしましたが、インターネットは自信がないということなので私が変わって投稿させていただきました。 たいへんあつかましいお願いで恐縮ですが教えてください。

>FC東京ファンさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)11時18分53秒

>T6500の発売を待ってました。(TR-700以来のSIIユーザーです)
>確かに高い・・・。5年以上は使うつもりです。

購入第一号ですね(^^) R9000よりもコンテンツ数が少ないのにこれだけの価格ということは,もしかしたらCOBUILDが影響しているのかも…?

>国語辞典のほうですが、自分自身はやはり広辞苑には疑問ですね。
>過去十数年、他社から優れた国語+百科事典が多く出てますからね。

AKIさんがご紹介くださった大修館の明鏡国語がけっこうよさそうなので,これが一般にも定着すれば,エントリーモデルでの搭載に期待できると思います。広辞苑に代わるものとしては,今度出る講談社類語とのからみで講談社の日本語大辞典とか,英語系を三省堂コンテンツでかためて,大辞林とかでしょうか。講談社類語はけっこう一般にも評判がよさそうなので,もしこれで類語辞書という存在が一般にも知れ渡れば,電子辞書の次期コンテンツとして最有力になると思います(英語系コンテンツの進化は来るところまで来たという感じなので,次は日本語?)。

もし日本語類語が次のトレンドになるのなら,そのどさくさにまぎれて(笑)国語辞典も日本語大辞典に,という可能性はゼロではないかもしれません。

>superraumさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)11時05分14秒

>>(リーダーズ・プラスは)百科事典のようなトリビア情報が載っているので,「読む辞
>書」としても楽しめます。それは非常にいいですね。(当然ですが)英語学習としても使
>う予定ですので、詳しい解説があると非常にうれしいです。そういえば、大学でプラスを
>見たとき、その厚さに驚きました。

「プラス」の情報量には私も驚きます。考えてみれば,リープラだけでも19万語収録で,G3の2倍以上の語が入っているわけですから,そこに載っている固有名詞等の百科語彙の量はすごいものです。しかも,通常語の場合,90000語収録といっても,変化形や派生語,イディオム等も含まれるので,実質の見出し語はかなり少なくなりますが,リープラの場合多くが固有名詞や専門用語なので,公称語数と実際の語数の差があまりないはずです。

リープラの場合,インターネット等の情報検索手段がまだ発達していない頃に編集されているので,多くは実際のフィールドワークや生メディア(英字新聞や雑誌など)から収集した情報がもとになっているはずです。ですから,同じ大規模英和でも,機械的に語彙を集めたグランドコンサイスにはない面白さがあります。もちろん,7年前の出版なので,ハリーポッターの巻名のような最近の固有名詞は出ていませんが,洋楽が好きな人はアーティストや曲の名前,映画が好きな人は映画のタイトルや俳優の名前,文学青年の人は作家や作中人物,場所などを引いてみると,1日中でも楽しめると思います。ただ訳が出ているだけでなく,百科辞典的な情報も説明されているわけですから。私が初めてアメリカへ行ったとき,Iowa州Cedar Rapidsという町に1ヶ月ほど滞在していましたが,そこのローカル紙であるCedar Rapids Marion Gazetteという新聞までちゃんと解説付きでリープラに出ていたのは驚きました(^^) わずか10万部弱しか出ていない,それも中西部の田舎町のローカル紙を日本の英和辞典に載せる必要があるのかと言われればそれまでですが(^^;;

>葉は解説しません。しかし、series=連続 のように専門的な意味を避けて習ってきた僕
>には非常に厳しいものがあります。ですので、大学1・2年以下の物理英和辞典として使う
>つもりです。

それでしたらリーダーズやリープラはまさにぴったりだと思います。もし大学の図書館などでCD-ROM版が使えれば,物理学用語だけをピックアップできますので,簡単なグロッサリーにもなりますね。

>僕は物を落とす癖があるので、それさえ気をつければいいですね。安いのはありがたい
>ことです。

電子辞書はよく使うこともあり,置き忘れに気をつけた方がいいと思います。いつも思うのですが,置き忘れ警報機のようなものがあればいいと思います。電子辞書側にセンサーをつけ(ストラップにつけたり),もう一方の警報機を身につけて(名刺ケースサイズぐらいのもので,胸ポケットに入れておくとか)おき,センサーと警報機の間の距離が1メートル以上離れると警報が鳴るとか(^^) 置き忘れ警報だけでなく,置き引き警報にもなりますね

>itoさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月13日(水)10時44分24秒

>予価の段階ですが、Casio XD-R9000の最安価格は\29,000円。一方、SII SR-T6500の最安
>価格は\31,150円。恐らく、この予価+3,000〜5,000円ぐらいで価格は推移しそうですね。
>最安価格は以下で確認してください。XD-R9000はお買い得?

R9000は激安ですね。冊子体でも(概算ですが)リーダーズ,プラス,広辞苑,ジーニアス英和,和英,漢字源だけでゆうに30000円はいくはずです。これに加えてシソーラス群が入っているのですから。そもそも,R9000は定価で考えても冊子体辞書の合計とそれほど差はないはずです。

このあたりの価格設定がカシオさんはうまいなぁと感じます(^^) セイコーさんの場合,電子辞書ブレイクの夜明け前のような頃からSR-8000を投入して上級機市場を手がけていますので,しっかり固定客がいるはずです。以降各社の電子辞書が乱立し,全体のシェアは動いたとしても,上級機市場では昔からの固定客が浮気しないように,SR-9200→SR-T6500と上級ユーザのマニアックな要望をしっかりとりいれた機種を入れています。このラインの機種を買う層の人は,辞書を使う目的がはっきりしていて,必要なコンテンツが何かということも分かっている人が多いでしょうから,多少値が張っても自分が本当に必要なコンテンツや機能の入った機種を選ぶはずです。こういう市場にカシオさんが参入するのですから,SR-T6500と同価格では太刀打ちできないという読みがあるのかもしれません。前も書いたように,R9000はR8100(という一般向け機種)の上位機のような位置づけであり,T6500はSR-9200(という専門機)の後継(?)になると思います。

R9000もT6500も,同じ大規模英和(リーダーズ+プラス)を入れていますが,T6500の場合は学習英和をカットしていることからも,大規模英和をしょっちゅう引く人にターゲットをあてているようです。一方,R9000はもっと気楽にというか,「語数が多い辞書もあると便利かもね」という層(学生ユーザとか)に目を向けているのかも。そうなると,低価格ということや,学習英和の搭載が至上命令になるのでしょう。

XD-R9000とSR-T6500の価格 投稿者:ito  投稿日:11月12日(火)23時27分22秒

予価の段階ですが、Casio XD-R9000の最安価格は\29,000円。一方、SII SR-T6500の最安価格は\31,150円。恐らく、この予価+3,000〜5,000円ぐらいで価格は推移しそうですね。最安価格は以下で確認してください。XD-R9000はお買い得?
 http://www.getplus.co.jp/pr/product465526.asp カットしてアドレスに貼付

http://www.hat-in.com/japanese/jma-zisyo.htm


返信ありがとうございます。 投稿者:superraum  投稿日:11月12日(火)22時01分50秒

Sekkyさん;
>(リーダーズ・プラスは)百科事典のようなトリビア情報が載っているので,「読む辞書」としても楽しめます。
それは非常にいいですね。(当然ですが)英語学習としても使う予定ですので、詳しい解説があると非常にうれしいです。そういえば、大学でプラスを見たとき、その厚さに驚きました。

>専門用語はリーダーズに期待しないで,専門用語のグロッサリー(物理学事典など)で学んだほうがいいのではないでしょうか?
専門用語を学ぶ用途では使いません。これから読む本には高度な専門用語が出てきたらすぐその場で解説してあるのが普通なので問題ないです。
問題なのはそういった本が前提としている大学1・2年以下の知識です。
ジーニアスでも載ってある例で言いますと、seriesが級数を意味しますが筆者はそれぐらいの言葉は解説しません。しかし、series=連続 のように専門的な意味を避けて習ってきた僕には非常に厳しいものがあります。ですので、大学1・2年以下の物理英和辞典として使うつもりです。

>事前に実機を試用してみることをおすすめします。
そうですね。まだどれを買うか決めていませんが、引ける速さで選ぶことになるかもしれません。

じつまつさん;
>メーカー保証だけでよければ、楽天など通販は安いのでお勧めです。
僕は物を落とす癖があるので、それさえ気をつければいいですね。安いのはありがたいことです。

T6500購入 投稿者:FC東京ファン  投稿日:11月12日(火)18時42分45秒

FC東京ファンです。先代のSII電子辞書が1月前にご逝去されましたので
T6500の発売を待ってました。(TR-700以来のSIIユーザーです)
確かに高い・・・。5年以上は使うつもりです。
コウビルドは紙のほうでも使っていましたので違和感はそれほどありません。
(でも別に英語上級者と言うわけではありません)
ただ、キーの感度がすこし「鈍感」のような気がしないでも・・・

国語辞典のほうですが、自分自身はやはり広辞苑には疑問ですね。
過去十数年、他社から優れた国語+百科事典が多く出てますからね。
ご検討を期待します。業者の皆さん。

続アメリカン・ヘリテイジ 投稿者:小次郎  投稿日:11月12日(火)13時31分05秒

迅速なご回答ありがとうございます。
たびたびで申し訳ありません。
私がご報告したPalm OS 用のアメリカン・ヘリテイジは,Sekkyさんご指摘のとおりのものですが,その他のラインアップとして以下のものを見つけました。
私は,メモリの関係で,アメリカン・ヘリテイジか,アメリカン・ヘリテイジ・ラーナーズしか入れられそうもありませんが,外部メモリ対応機種なら研究社の英中とのセットなんて面白そうです。
アメリカン・ヘリテイジの簡約版は使いづらそうなことが分かりましたが,「ラーナーズ」の方はどうでしょう?お分かりでしたらお教え下さい。

ラインナップ
http://www.harvardlanguage.com/jp/

ラーナーズ
http://www.harvardlanguage.com/jp/pocketlingoesl.html

>ぱんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月12日(火)13時18分49秒

>先ほど新宿のヨドバシカメラにチラッと寄ったところ、SR-T6500が売っていました。
>売価は\37,800-でした。予想していたとはいえ、ちょっと高いな〜

いよいよですね(^^) 機能面では,SR-9700でかなりのところがリファインされているので,SR-Tシリーズの見所は,筐体寸法(フルキーボードという操作性を重視したコンセプトと,薄型化,小型化が両立するかどうか)と新設された単語帳機能の操作性だと思います。

たしかに,実売37800円は歴代の電子辞書の中でも,特殊筐体(カラー液晶のPW-C5000とか)を除けばメーカー問わずトップ(第一号機のTR-700などは別として)なのではないでしょうか。もっとも,T6500のような専門機を購入する人の多くはリープラやCOBUILDといった搭載コンテンツをよく分かっている人でしょうし,専門職のように辞書を商売道具にしている人なら,他機種との数千円の差額を惜しむ人もいないでしょうから,案外SR-9200のように,専門機としては珍しい売れ筋製品になるかもしれません。

T6500発売中 投稿者:ぱん  投稿日:11月12日(火)12時36分50秒

先ほど新宿のヨドバシカメラにチラッと寄ったところ、SR-T6500が売っていました。
売価は\37,800-でした。予想していたとはいえ、ちょっと高いな〜

電子辞書ではないですけど… 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月12日(火)11時30分18秒

シャープさんがVGA液晶とフルキーボード? 搭載のザウルスを発表しました。この筐体で電子辞書を作ればとんでもないスペックのものになるかもしれません。今日はシャープさんのニュースリリースがすごく多いので,もしかしたら電子辞書も? と期待してしまいますが(^^)

http://www.sharp.co.jp/corporate/news/021112-1.html


PW-9500を購入しました 投稿者:しょう  投稿日:11月12日(火)10時18分32秒

Sekkyさんのアドバイスを元に結局PW-9500を購入しました。

実は勢いでXD-R6200を購入してしまったのですが一晩使ってみたところ、どうもしっくりこなかったので翌日、販売店に交換可能か問い合わせたところ、PW-9500に交換してもらえました。お店の人には申し訳なかったのですが、保証書の代金500円のみで交換可能でした。ネット通販などではこうはいかなかったと思うので、お店の対応に感謝してます。また、このお店では購入金額の3%(800円弱でした)をはらうと3年間の盗難、破損、火災などにも対応してもらえるサービスもつけられたのでいつも通販を利用してしまうことも多いのですが、家電店の良さを見直しました。

お恥ずかしいですが、CACIOのXD-R6200とSHARPのPW-9500を使い比べてみることができたので反省を込めて、使ってみて気が付いた点を後でご報告させていただこうと思います。

>小次郎さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月12日(火)09時48分50秒

>Palm用の英英辞書として、「アメリカン・ヘリテイジ英語辞典」と「アメリカン・ヘリテ
>イジ・ラーナーズ英語辞典」というのが出ているようです。
>OALD,LAAD,COBUILD,CODといったところはよく話題に出ていますが、アメリカン・ヘリテ
>イジというのは話題にならないようです。
>アメリカン・ヘリテイジの特徴を教えていただけるとうれしいです。

これは私も初めてききましたが,以下のものでしょうか? American Heritage Dictionary (AHD)はアメリカのカレッジ版英英(英語圏の大学生なら誰でも持っている,ハードカバーの卓上辞書)の4強のうちの一つです。ネイティブ向け辞書の中では写真や図版が最も多く,見ているだけでも楽しいです(白黒ですが)。語義はけっこう簡潔なので私たちにはちょっと使いにくいかもしれません。

AHDはUnabridgedの大型版と,American Heritage College Dictionaryというカレッジ版(20万語ちょっと)があります。これ以外に,ペーパーバックサイズの縮約版AHD(約7万語)もあります。Palm用ソフトのものはこの70000語のものみたいですね。ちなみに,システムソフト電子辞典シリーズの中のAHDはUnabridgedのもの,Quicktionaryの英英版はカレッジ版,それ以外のIC辞書でAHD搭載と書いてあるもののほとんど(SIIの海外モデルとか)は70000語のものです。ふつう,AHDというとカレッジ版やUnabridgedを連想する人が多いので,注意が必要です。

http://visavis.handango.com/PlatformProductDetail.jsp?siteId=32&jid=BC393FEB86F51AFDX97D6628C91933F7&platformId=1&productType=2&topSectionId=2756&productId=38592§ionId=2756&catalog=1


アメリカン・ヘリテイジ英語辞典 投稿者:小次郎  投稿日:11月11日(月)12時52分38秒

いつも楽しく読ませていただいています。
最近(?)、Palm用の英英辞書として、「アメリカン・ヘリテイジ英語辞典」と「アメリカン・ヘリテイジ・ラーナーズ英語辞典」というのが出ているようです。
OALD,LAAD,COBUILD,CODといったところはよく話題に出ていますが、アメリカン・ヘリテイジというのは話題にならないようです。
アメリカン・ヘリテイジの特徴を教えていただけるとうれしいです。

ちなみに、私は、M-670とDD-IC550を組み合わせていますが、コンテンツ的には全く不満がありません。一方の不足分を他方がほぼ完璧に補っています。
どちらか一方だけ持っていて、「ちょっと足りないな。」という方にはぜひおすすめします。
(SR-9200が安くなったらお守り用に欲しい気はしますが。)

しおり型電子辞書 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)12時36分25秒

以前にどなたかが本のしおりになるような電子辞書があったら,とおっしゃっていたと思いますが,Franklinから出ました。フルコンテンツではありませんし,語数もそれほどないのですが…。

http://www.franklin.com/estore/details.asp?ID=MWD-520


(無題) 投稿者:しょう  投稿日:11月11日(月)12時31分38秒

Sekkyさん、お忙しいところ詳しいアドバイス本当にありがとうございます。SR-T5000に心惹かれますが、家族からはXD-R6200やPW-9500という意見が強いのと値段が高めで未発売というところで悩んでいます。頂いたアドバイスを元にもう一度検討してみたいと思います。ありがとうございました。

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)12時04分27秒

では,逆にリーダーズやリープラのような大規模英和が必要になるのはどのような場合でしょうか?

・翻訳,通訳などの専門職:翻訳者は,通常の読者と違い「分からない単語は読み飛ばす」わけにいきませんから,語数の多い辞書は必要です。とくに,自分が詳しくない専門用語でもある程度の背景知識があると,百科事典等の他のレファレンスにあたる必要が多少は省けますので,リーダーズに加え,百科情報の詳しいリープラまであると便利でしょう。

・幅広い文献を読む人:外資系企業などでは,自分の会社の業種に加え,関連業種の動きにも目を光らせる必要があると思います。そのため,語数の多い英和はどうしても必要になります。同じことは,最近学際化が進んでいる分野の研究者にも言えます。

・クロスワードパズル愛好者:これは電子辞書に限られますが,英字紙等のクロスワードのカギの多くは固有名詞ですから,リーダーズやリープラのような大規模英和のワイルドカード検索ができると便利です。ネイティブの人でも難しいサンデー版のパズルでも,電子辞書の力を借りればそれほど難しくはありません。

・留学(とくにリベラルアーツ系の大学への正規留学)予定者:アメリカのリベラルアーツカレッジだと,最初の2年ぐらいは,日本の大学の昔の教養課程のように,様々な科目を学び,その中から自分のメジャーを選ぶと思います。こういう「広く浅く」の勉強には大規模英和は便利です。

※注意したいのは,留学では英語を書く機会も多いということです。留学予定者はとにかく語数の多い辞書がないと困るという先入観を持っている人が多いようですが,リーダーズ等のスコープになる専門語や固有名詞は,ネイティブの学生だってその科目を学ぶ間に身につける性質のものですから,イントロのコースなら,知らなくても決して恥というものではないと思います。英語を書く機会が多いということは,学習英和,英英は必須だということです。留学をされた人は口をそろえて言いますが,Ph.Dレベルでも,一番頻用した辞書は高校生レベルの学習英和(英英)のようです。もちろん,リーダーズ等の大規模英和はお守りとしてあってもいいのでしょうが,実際は英語を書く方が大変ですから,学習系辞書のお世話になるのでしょう。とくにいわゆる語学留学なら,語数の多さよりは単語帳や例文検索といった機能のほうが便利です。語学留学なら,G3搭載機で全く問題ありません。

語数の多い辞書? 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)11時47分48秒

最近の新機種で,リーダーズやリーダーズプラス,ジーニアス英大といった大規模英和の搭載機が相次いで出てきたこともあり,今まででもよくあった「英語学習にはジーニアス(G3のような,いわゆるクラシックジーニアス)程度の辞書では不十分」という迷信がさらに加速していきそうな気配があります。特に英語学習系や大学受験生対象の他掲示板では顕著にみられます。この掲示板でも何回かとりあげていますが,もう一度まとめておきます。

★通常レベルの英語の読書や英語学習で,G3のスコープをこえる語が頻出して手に負えないということは,まずありません!

お手元の英語メディア(英字紙でも,Time等の雑誌でもかまいませんが)で,G3(や他の同規模の学習英和)に載っていない単語がどれぐらいあるか,数えてみてください。専門語や固有名詞以外の単語で,G3に載っていない語というのはそんなにないはずです。また,専門語や固有名詞は非常に多種多様ですし,新しい語もどんどん出ていますので,かりにリーダーズやリープラを引いたとしても,百発百中というわけにはいかないです。

もちろん,英語学習者の中で,複数の英文雑誌や英字誌を毎日読むような方(外資系企業などで,業界動向の調査をするのが仕事の人など)なら,固有名詞や専門語も重要になりますので,G3だけですますことはできないでしょう。こういう人は大規模英和を搭載した上級機を買えばいいと思います。

★大学受験ではG3でも十分すぎるほどです。高校生向けのフェイバリットやスーパーアンカークラスでも,どんな難関校であっても対応できます。

最近の大学入試は,以前と違って受験生の語彙量で合否が決まるような出題はされなくなっています。むしろ,慶應SFCやICUのような難関校では,未知語があることは出題者側も承知の上で,それらを飛ばしてでも全体の大意がいかに的確に,速く把握できるかという出題をしています。ですから,未知語があるかないかということは問題ではなく(もちろん,いわゆる受験英語で普通に出てくる単語は知っていないといけませんが,その程度ならG3で十分すぎるほどです),いかに速く,正確に概要をつかむかが問題になります。

私自身,入試の出題委員をすることもありますが,文法問題を出すときは,受験生の文法力が,長文問題を出すときは,受験生の英語読解力が点数に反映される出し方をします。あたりまえのことですが,文法問題で受験生の単語力が要求される問題は出しません。また,長文問題でも,グロス(語注)をつけるかどうかとか,イディオムの穴埋めで出すイディオムの種類とかは,出題者の個人的な主観は一切廃し,何十冊という辞書等を精査していますので,高校生用の辞書に載っていないようなイディオムは絶対に出題しません,また,長文の中にでてくる難語で,高校生向け辞書のスコープをこえるような単語があり,しかもそれが全体の読解に影響を及ぼすのであればかならず語注をつけます。

★大学で英語を専門にするのであれば,G3クラスの学習辞書では不足することもあるでしょうが,そうしょっちゅうではありません。

教員によって違うかもしれませんが,私なら,G3に出ていないような語なら,学生が「辞書に載っていませんでした」とexcuseするのは当然だと思っています。「学習辞典には載っていなくてもリーダーズをみれば載っている。もっと大きな辞書を使いなさい」とは言いません。大学生なら,たとえ英語が専門の学生でもG3レベルの辞書をしっかり使いこなすことがまず一番の基礎だからです。最近は,英文科を出ても(よほどの一流校でない限り)半分以上の学生は英語と全く関係ない仕事につくでしょうから,一生に何回も使わないリーダーズを買わせるのはできないです(^^) 学生の人も,G3程度の辞書に載っていなければ,教員に質問すればいいと思います。

>しょうさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)11時14分20秒

>今、機種を選ぶのにあたり、英英辞書の必要性で悩んでいます。
>英語を勉強するなら英英辞書の搭載されているものをと思っていたのですが
>初学者にとって英英辞書の必要性はどの程度あるものでしょうか?

これはけっこう難しい問題だと思います。店員さんや電子辞書メーカーさんは,英語学習には英英辞典が必須などと売り込んでいますが,正直なところ,私としては,一般社会人の方の再学習用としては,ケースバイケースだと思います。私の場合,英語を専攻する学生(うちの大学でも,国際コミュニケーション学科の学生に授業をするときとか)には教育上? もあり,大学に入ったら英英辞典も使ってみなさいといって,かなり時間を割いて使い方等を教えていますが,主婦の方が再学習ということでしたら時間も限られているでしょうから,英英辞典を使わないと,というようなふうに考えてしまうと英語学習自体が嫌になってしまうかもしれません。

英英辞典を今までに使ったことがないのでしたら,むしろ,最初のうちは慣れた英和辞典をベースにして学習すればいいのではないでしょうか? これは,英英搭載機はやめたほうがいいですという意味では*ありません*。というより,学習英和・英英搭載機(拙サイトの分類では一般向けの英語重視機)を購入し,英和をベースに使ってみればいいと思います。

私のおすすめは,初めのうちは,語義をみるのではなく,例文をみるために英英を使うということです。たとえば,知らない単語が出てきたら,まず英和を引き,例文をみて,さらに英英で例文だけみるわけです。例文なら英英でも英和でもそれほど差はありませんから(COBUILDのように生例文を使った辞書は難しいですが),使いこなせると思います。新出単語でも,ただ英和で意味だけを調べるのではなく,その語が使われている例文をなるべく多く読むことで力がつきますから。また,キーパルなどとやりとりをする際は,例文検索も重要になってきます。

>SR9700もしくはXD-R8100あたりかと思い、量販店に見に行ってみました。
>ところが、新製品のCASIO XD-R6200がでていたので、触っていたところ
>思っていた以上に見やすいうえ、新製品なのに実売でSR9700と2000円も変わらないので
>家族に英英辞典の必要性がどれくらいあるのかと指摘され、悩んでしまいました。

英語学習という点では,単語帳機能もけっこう重要になると思います。洋書を読んでいてよく出てくる言葉や英会話学校で教わった語などを登録しておき,隙間時間で復習することができます。そうなると,英英付きならIDF-4100やPW-9500,今度セイコーから出るSR-T5000などが候補になります。例文検索もできるという点ではSR-T5000でしょうか。

XD-R6200やPW-9500のような汎用機は,英語学習よりも家庭での使用(テレビの近くにおいて誰でも気軽に引くなど)を優先させるのならおすすめです。お子さんの病気を家庭の医学でちょっと調べるということもできます。単語帳や英英辞典を搭載しているPW-9500は汎用機の中でももっとも英語学習に適していると言えるかもしれません(例文検索がないのは難点ですが)。

>ただSR9700にするのであれば、薄型で単語帳機能が入るというのが気になるので
>SRT5000が発売になる1月まで待った方がいいのかとも悩みます。

SR-9700はトータルバランスがとれた優秀な機種ですが,単語帳が新たに搭載され,筐体も薄型化されたSR-T5000が発表されているので,コストさえ気にしなければ,また来年1月まで待てるのであればT5000のほうがいいかもしれません。

★以上をまとめると,英語学習という点では,使う頻度は別としても,英英が入っていた方がその分例文が多くなるわけですからいいのではないでしょうか。

それ以外の機能では,単語帳,例文検索があったほうが便利です。これらをある程度満たす機種としては,PW-9500(○:一覧性が高い。家庭向けコンテンツ △:例文検索なし),XD-R8100(○:薄型筐体 △:単語帳なし),IDF-4100(○:単語帳が高機能,高容量 △:例文検索なし,画面解像度が低い),SR-T5000(○:トータルバランスに優れている △:他機種より高め,未発売)ぐらいでしょうか。どれも一長一短がありますので,難しいところですね(^^;; SR-T5000は,もともとかなり完成度の高いSR-9700のマイナーチェンジ機ですので,これが出ればまた変わってくると思います。

>AKIさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)10時49分04秒

>昨日、本屋で、大修館から新たに出た明鏡国語事典を手にとって見てみました。

こんな辞書があったとは全く知りませんでした(^^;; 沖縄は,丸善や紀伊国屋のような学術色の濃い全国チェーンの書店がないこともあり,辞書の新刊などは非常に遅れてしまいます。

それにしても,これはすごいですね。日本語教育で有名な研究者が国語辞典の編集委員に入っているというのも今までにはあまり例がなかったはずです。日本語母語話者はもちろん,日本語教師や上級日本語学習者にも本当に役に立つ,究極の(現代)国語辞典と言ってもいいのではないでしょうか。大修館の辞書なので,ジーニアス英和搭載の汎用機や高校生向け機種へのカップリングも期待できると思います。

(無題) 投稿者:SRV  投稿日:11月11日(月)10時03分20秒

Sekkyさん、アドバイスありがとうございます。SR-T5000かXD-R9000で検討してみようと思います。本当にありがとうございました。

>kotaさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)08時56分03秒

>英和大辞典が入っているものも発売予定というのを耳にしました。(T5000ですか?)
>ただ、英英がCODなので、困っています。

T5000の英英はCODではなくOALDです。

>英和が、専門用語レベルでGC以上、英英がOALDという組み合わせでなんかよいのないで
>しょうか?

OALD搭載機で大辞典クラスの語数の入っているものは,(今のところは)GC搭載のPW-6800か,G大搭載のSR-T5000しかありません。GCの収録語数でも少ないということであれば,たとえこれより語数が多いリーダーズ+リーダーズプラス搭載機でも似たり寄ったりな気がします。リーダーズ+リーダーズプラスでも,木工用語のラベルの付いた語は150語ぐらいですから,専門の勉強にはちょっと少ないと思います。ちょっとうろ覚えですが,木工のような分野は,JISが専門用語の英訳をまとめたグロッサリーを出していませんでしたか? 専門用語はリーダーズのような一般英和だけでは不十分なので,こういう単体のグロッサリーと併用するほうがいいかもしれませんね。

アメリカへ行かれるというのは留学ですか? 留学の場合,読むことはもちろんですが,書く機会がけっこう多いので,学習英和(英英)や例文検索といった機能が重要になると思います。実際には現行のSR-9700やXD-R8100のようなジーニアスでも十分だと思います。

>SRVさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月11日(月)08時27分28秒

>神学ですので専門用語が多いので、とにかく内容量をと思いT6500かT5000で悩んでいます。
>英語を読む事も書く事も、本当に困っています。どうかアドバイスをお願い致します。

専門用語が多いという点では,T5000よりはリーダーズの入ったT6500のほうがいいかもしれません。ただ,リーダーズでも「他の辞書にくらべれば多い」という程度で,アメリカでの大学の授業,それも院レベルの内容にはとても歯が立たないと思います。手元にあるCD-ROM版のリーダーズ,リーダーズプラスで神学用語というラベルの付いている語だけを検索しましたが,合計46万語の辞書の中で284語しかありません。

私としては,専門用語は専門用語辞典(神学でそういう辞書があるかどうかは分かりませんが)を使い,電子辞書はむしろ英語を書くときに便利な学習辞書(例文や文法解説の豊富な辞書)が搭載されたものをおすすめします。SR-T5000はジーニアス大辞典(リーダーズ+リーダーズプラスにくらべれば語数は少ないですが,例文等が豊富です)にOALD(外国人向け英英辞典)が入っていますし,これらの例文すべてを検索できますので,学習用には便利だと思います。どうしてもリーダーズ等の語数の多い英和も必要でしたら,XD-R9000がいいかもしれません。これなら,語数の多い英和と語数は少ないが,例文の多い英和が両方入っています。

明鏡国語事典 投稿者:AKI  投稿日:11月10日(日)21時04分26秒

昨日、本屋で、大修館から新たに出た明鏡国語事典を手にとって見てみました。
そのときあまり時間がなかったので、詳しく説明をすることができないのですが、これまでの辞書にない説明事項を多く入れているようです。
個性的な辞書を、という意気込みがいいなあと思いました。

http://www.taishukan.co.jp/item/meikyo/meikyo_top.html


初学者の英英辞書の必要性 投稿者:しょう  投稿日:11月10日(日)14時36分27秒

最近英語の勉強をやり直している英語初学者の主婦です。はじめて電子辞書の購入を考え、こちらのサイトを参考にさせていただいています。今、機種を選ぶのにあたり、英英辞書の必要性で悩んでいます。英語を勉強するなら英英辞書の搭載されているものをと思っていたのですが初学者にとって英英辞書の必要性はどの程度あるものでしょうか?

こちらのサイトを参考にさせていただいて、私には英語重視(一般)モデルでSR9700もしくはXD-R8100あたりかと思い、量販店に見に行ってみました。ところが、新製品のCASIO XD-R6200がでていたので、触っていたところ思っていた以上に見やすいうえ、新製品なのに実売でSR9700と2000円も変わらないので家族に英英辞典の必要性がどれくらいあるのかと指摘され、悩んでしまいました。

やはり英英辞書があるSR9700やXD-R8100のような英語重視(一般)モデルにするか汎用モデルで英英辞書が入っているシャープのPW-9500にするか英英辞書がなくても、XD-R6200にして、英語レベルが上がってから、いろいろと新しい英語系辞書が入ってる機種を買い足した方が良いのではないかとも考えます。

ただSR9700にするのであれば、薄型で単語帳機能が入るというのが気になるのでSRT5000が発売になる1月まで待った方がいいのかとも悩みます。SR-T6500が16日から店頭にでると店員さんが言っていたので、同じような薄型モデルを見てから決めた方がいいのかとも考えています。それと、私にはあまり影響はないのですが、こちらで話題のXD-R9000が今月25日にはでるらしいと言っていました。(東京の量販店です)

今まで英英辞書を使ったことはないですし、どの英語の辞書が良いなどと使い勝手を言うほどの英語レベルでもないのです。ただ、せっかく電子辞書を買うので英英辞書が入っているものと思っていたのですが、、、。アドバイスを頂けたら助かります。よろしくお願いいたします。

英和辞書と英英辞書の組み合わせ方 投稿者:kota  投稿日:11月10日(日)02時52分40秒

はじめまして、わたしは、英語のカヌーの本(作り方の・・・)を読んでいるものですが船舶用語や、木工用語が多くて困っています。英和辞書ではグランドコンサイスを使っていますが、今回アメリカに行くこともあって、電子辞書の購入を検討しています。あまり詳しくないのですが、英和大辞典が入っているものも発売予定というのを耳にしました。(T5000ですか?)ただ、英英がCODなので、困っています。英和が、専門用語レベルでGC以上、英英がOALDという組み合わせでなんかよいのないでしょうか?これから発売されるものも含めて、どなたかよいアドバイスがあればよろしくお願いします。

すみません 投稿者:SRV  投稿日:11月 9日(土)15時45分17秒

TOEFLスコアは500くらいです。

SR-T6500 or 5000 投稿者:SRV  投稿日:11月 9日(土)15時41分09秒

Sekkyさん、はじめまして。HP楽しく拝見させていただきました。そこで質問させていただきます。

現在私はアメリカ留学中で4年目です。神学を専攻しています。来年の夏に卒業を予定し、その後は院に進学するつもりです。留学4年と聞こえはいいと思いますが、本来私は大の勉強嫌いでして、ひょんな事から学位をとらなければならなくなりました(妻が牧師の娘だった)。TOFULも何とかパスし(ほとんど勘で…)、どうにかここまできました。論文はコピー多様、リーディングもスキム読みです。しかし、今本当に英語の壁に阻まれています。
今まで電子手帳に付属している英和・和英を使っていましたが、先日壊れてしまいました。ここいらで真剣に勉強しなければと思い、フルコンテンツ電子辞書購入を決断しました。今までまともに辞書を使ったことがないので、みなさんが言われている「むずかしい」とか「見やすい」等の意味がわかりません。神学ですので専門用語が多いので、とにかく内容量をと思いT6500かT5000で悩んでいます。英語を読む事も書く事も、本当に困っています。どうかアドバイスをお願い致します。長々とすみませんでした。

ケンブリッジの学習英英 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)15時31分57秒

↑IC辞書にはなっていませんが,Cambridge University Pressの学習英英として,CIDE(Cambridge International Dictionary of English)というのがあります。今日届いた2003年版のELTカタログでは,これが改訂され,Cambridge Advanced Learner's Dictionaryという名前に変わって来年2月に出るようです。学習者コーパスのデータを使って,英語学習者が起こしやすい誤りを指摘したり,旧版独特の「例文で語らせる」スタンス(語義は短いが,例文が多い)は健在です。CD-ROM付きです。学習英英4強の中で唯一IC辞書版がまだ出ていないCIDEですが,改訂によりどこかが搭載してくるかも…?

XD-R9000/SR-T6500 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)14時55分33秒

↑同一時期に出ることもあり,どちらにしようか迷う人も多いと思います。しかし,私の感覚では,XD-R9000とSR-T6500は一見似たような位置づけの機種ですが,実際には競合機種というよりはコンセプトがかなり違う機種だと思います。現行機で言うなら,SR-9200とPW-6800/DD-IC500Sの対立に近いかもしれません(あくまでも英語系のコンテンツバランスに限った話です)

T6500に搭載のコンテンツは,決して万人向けとは言えません。30000円台後半という価格設定を考えてもそうでしょう。昨年のSR-9200と同じように,「コンテンツがユーザを選ぶ」ような機種かもしれません。COBUILDはいちおう学習英英という位置づけですが,冊子体をお使いの方は分かると思いますが,LDCEやOALDとは一線を画した内容です。単純に難易度で序列をつけると,

←難 COBUILD>>OALD≧LDCE 易→

のような感じでしょうか。LDCEとOALDではOALDのほうが若干難しめですが,どっちも同じような感じだ,と思う人もけっこういるみたいです。しかし,LDCE/OALDとCOBUILDは明らかにレベルが違います。とくに生のコーパスからそのままとってきている例文や,略号を多用した文法表記は,ある程度上級レベルの人でないと分かりにくいものが多いかもしれません。文定義という性質上,語義がきちんと読めないと使いこなせませんし。T6500の場合,英和に学習辞書が入っていないこともあり,リーダーズ(プラス)をしょっちゅう使う人(翻訳者,通訳などの専門職や,道具として英語を使うビジネスパースン,研究者など)をターゲットにしていることがうかがえます。正直な話,私も学部の頃は,LDCEやOALDにくらべてCOBUILDは使いにくいとずっと思っていました。COBUILDの良さが分かったのは院へ入り,英語を書く機会が増えてきてからです。

9200のCODが今回COBUILDになったのは,CODが難しすぎるからというよりは,上級者(は発信の機会も多いので)がこれ1台で受信から発信までこなせるようにするためなのかもしれません。上級ユーザの人は,おそらく人一倍発信の機会も多いでしょうから,リーダーズ搭載機で発信面までこなせる機種の需要は大きいと思います。

一方,XD-R9000は,いわばXD-R8100の上位互換機ですから,XD-R8100を常用している層(大学生や趣味で英語を学んでいる社会人など)の中で,リーダーズがあったら便利だなぁと思っているような人たち(大学学部の上級生,英語非専攻の院生,英語は苦手だけど英語を読む機会の多い会社員など)をとりこむことが主眼にあるのではないでしょうか。言いかえれば,リーダーズがないと仕事にならないというわけではないが,語数の多い英和もたまには引くという人です。今までは,英文科の大学1年生でも,XD-R8100もいいけど,語数の多いリーダーズが入っているほうがいいという理由でSR-9200を使っている人が多くいました。こういう人には,学習英和がそのまま入り,かつリーダーズ(プラス)も入っているというR9000は重宝するでしょう。

カシオさんも,R9000のコンセプトからして,事実上セイコーさんの独占状態だった英語上級機市場に真正面から斬り込むという意図はないでしょうから,両者はうまく棲み分けができると思います。一方,学習系コンテンツが全くないというマニアックなSR-9200が,とくに大学生協では常に売れ筋だったというのは,本来専門機のターゲットからは外れるような英文科の新入生といった層が,リーダーズ目当てで流れてきていたからというのも大きいでしょうから,こういう層を取り込むR9000の登場で,「流れてくる」ユーザが減るので,セイコーさんの上級機も左うちわというわけにはいかないかもしれません(その対策がSR-9700を上級化したSR-T5000なのかもしれませんが)。

荒っぽく言えば,R9000はR8100の延長線上にある上位機であり,T6500はSR-9200の血を受け継いだものといえます。R8100という一般向け英語重視機とSR-9200という専門機は,もともとの土俵が違いますので,購入の際はニーズに合わせて検討する必要があると思います。

>Gatewayさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)14時31分15秒

>ところでSR-T6500ですが、さっきセイコーのHPにアクセスしてみましたら、
>11月16日から店頭に出るようなことが書いてありました。

ということは,首都圏など,早いところだと14,15日ぐらいに出るかもしれませんね。R9000はまだいつになるか分からないようです。薄型化に伴うフルキーボードの打感がどれぐらい変わったのかとか,処理速度(SR-9700でかなり速くなりましたが,コンテンツボリュームが肥大化したT6500でもそのレベルが維持できているか),新設された単語帳の操作性など,いろいろ楽しみな点はありそうですね。

一方,XD-R9000は単語帳がないとか,操作性が(XD-R6200に準じるのなら)旧機種なみだとかいう難点がありますが,アクティベータにLongman-Roget'sというマニアックなコンテンツや,コストパフォーマンス(T6500よりもかなり安くなることは間違いないでしょうから)でどこまで引きつけられるかにかかっていると思います。

辞書の頻度表記 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)14時06分03秒

頻度表記で思い出したのですが,英和と英英では性質が全く違うので注意が必要です。

日本の英和辞典(の多く)の頻度表記は,実際の英語での出現頻度というよりは,日本の英語教育での重要度をベースにしているので,受験用にはともかく,一般の人が(ペーパーバック等の読書に有用な)語を知るという点では難があります。それも,各辞書会社が持っている実例の頻度に基づくというよりは,Thorndike等の欧米の学者が戦前に作った基本語彙表をもとにしているので,今の実態とはかなりズレがあります。

講演などでよく使う例ですが,多くの英和辞典ではclassroomが最重要ランクになっていますが,Bank of EnglishというコーパスデータをもとにしているCOBUILDでは星2つ(星5つが最高)です。notebookやpencilなんかも同じです。これなどは,日本の英語教育が,身近なものや場所の名前から単語を教えるカリキュラムになっていることに起因すると思います。#その割には「流し台」や「電子レンジ」といった日常語彙は初級段階ではあまり教えなかったりという矛盾もありますが(笑)

一方,イギリス英語では頻出のsterling(COBUILDでは星4つ)ですが,最近の日本の英和辞典はアメリカ英語に傾斜しているせいか,重要語として扱われていません。

このように,頻度表記といっても辞書によって様々なので注意が必要です。英英の頻度表記は,基本的にコーパスをもとにしたものなので,ある程度実際の言語事実を反映していると思いますが,英和はジーニアス英大や今度出るウィズダムなど,一部を除いては必ずしも言語実態に沿っているとは言えないようです。英英搭載の電子辞書をお持ちの方は,日本人なら誰でも知っているような単語の頻度表記の違いを英和と英英で見比べてみると面白いと思います。

>JUNさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)13時54分57秒

>私の感覚はこの逆で、「辞書」という膨大過ぎて把握しきれない単語集の中から
>使用頻度の高いものを最大公約数的に抽出したものが英単語集だと思っています。
>ペーパーバックを読んでいるときなどはなるべく辞書は引きたくないので、頻繁に
>出てくる単語は事前に暗記してあるのが理想的です。この暗記に英単語集を使って
>いるような感じですね。

なるほど。一番手っ取り早い方法としては,学習辞書についている星印を重要度のランクと考え,星印毎に抽出することができる(星2つの単語だけを呼び出すとか)機能があると便利そうですね。辞書の重要度ランクはかなり幅広いレベルに対応しているので,初級から上級まであらゆる学習者に有用だと思います。各星印毎に学習機能,テスト機能があると便利だと思います。

#最近の電子辞書は,猫も杓子もOALDを搭載していますが,LAAD(LDCE)やCOBUILDには,実際のイギリス(アメリカ)英語での使用頻度を反映した頻度表示があります(OALDにはありません)。せっかくこんな役立つ情報が収録されているコンテンツを載せているのに,なぜ各メーカーさんは
これをPRしないんだろうといつも思います。エンドユーザには,カシオさんのXDシリーズのセールスコピーのように,TOEICやTOEFLに役立つといった漠然としたことのほうが受けがいいのかもしれませんが,英語圏でその単語がどれぐらい使われているかが日本にいながらにしてわかるというのは画期的だと思うのですが…。

>esさん、Sekkyさん 投稿者:JUN  投稿日:11月 9日(土)13時04分15秒

>私もDUOは1.0(初代)を愛用していました。確かにこのアイディアは面白いですね。ただ、>レベルによっ て必要なテキストも変わってきますのでマーケッティングの面から考えると>的を絞るのが難しいと思うの ですがいかがでしょうか。

そうですね。マーケティングの観点からすると単純にDUOをのっければ良いと
いうわけでもなさそうです。辞書よりは英単語集のほうが比較的安価ですから
レベルの違うものを2冊のっけてしまうとか(ムリかな...)

>もっとも,電子辞書の場合,「辞書」という究極の単語集が内蔵されているわけですから,>(コンテンツ としての単語集でなく)単語帳機能を備えることで,自前の「単語集」を
>作ってもらおうという意図があ るのかもしれません。

私の感覚はこの逆で、「辞書」という膨大過ぎて把握しきれない単語集の中から
使用頻度の高いものを最大公約数的に抽出したものが英単語集だと思っています。
ペーパーバックを読んでいるときなどはなるべく辞書は引きたくないので、頻繁に
出てくる単語は事前に暗記してあるのが理想的です。この暗記に英単語集を使って
いるような感じですね。

>受験単語集ではベストセラーの「ターゲット」を入れているのがウリなので

「ターゲット」は大学受験のときに使ってました。昔ながらの単語をただ羅列して
あるスタイルなので、DUOを読んだ今となってはとても手が出ません(^^;
そういった意味ではZ会の「速読英単語」のほうが良いと思います(電子辞書には
のることはないと思いますが)

SR-T6500の発売日 投稿者:Gateway  投稿日:11月 9日(土)13時01分10秒

いつも掲示板を興味深く拝見しています。

ところでSR-T6500ですが、さっきセイコーのHPにアクセスしてみましたら、
11月16日から店頭に出るようなことが書いてありました。

http://speed.sii.co.jp/pub/cp/cp/ProductPage.jsp?recordID=735&subCAT=101

発売が待ち遠しいです。

>FC東京ファンさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)11時21分12秒

>1)なぜ「広辞苑」ばかりなんだろう?谷沢栄一あたりを孫引きするまでもなく
>  「広辞苑」も最近そのおかしさが指摘されてきてるわけだけど・・・

ネームバリューというのが大きいかもしれませんね。この手の「国語+百科」の辞書ではもっとも歴史が古いというのが,日本ではプラスに働いている面が多い気がします。通常の日本人は国語辞典はどれも皆同じだと思っていますので,それなら知名度の高いものを,ということになってしまうのでしょう。

>2)なぜSIIは英語専用電子辞書にリーダースやOXFORDをつかわないんだろう・・・

リーダーズとオックスフォードの組み合わせということでしたら,SR-9200なんかでは実現されていますね。

>JUNさん,esさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)11時08分28秒

>ここでフッと思ったのですが、こういった英単語集や英熟語集
>を電子辞書に搭載するのは難しいのでしょうか?

DUOは単語帳としては人気がありますね。(受験用でなく)成人の英語学習用単語帳というジャンルを定着させたのはDUOの影響が大きいと思います。DUOの知名度からいっても,搭載するとなると,高校生向け機種ではなく,一般向けの英語重視機になるのでしょうか。このへんを買う層は,一般社会人で英語に興味のある人だと思いますので,英語のレベルも千差万別だと思います。esさんもおっしゃるように,単語集というのはユーザのレベルによって内容が全く変わってくるコンテンツなので(このへんが英会話集とは違うところです),どのレベルにターゲットをあてるのかがメーカーさんも読みにくいのでしょう。DUOぐらいのレベルだと,トータルビギナーの人にはちょっときついですし,逆に上級者には物足りないところがあるというのがネックになりますね。

もっとも,電子辞書の場合,「辞書」という究極の単語集が内蔵されているわけですから,(コンテンツとしての単語集でなく)単語帳機能を備えることで,自前の「単語集」を作ってもらおうという意図があるのかもしれません。キヤノンの機種の単語帳は1000語まで登録できますので,DUOの単語を(全部は入らないでしょうが)区切りごとに登録して使うという手がありますね。覚えた単語はチェックマークを付けることで隠すことができますので,市販の単語集に覚える都度アンダーラインを引いていくのような達成感? があると思います。

>シャープが受験生向けに出していましたが、売り上げはどうだったのでしょうね。

受験単語集ではベストセラーの「ターゲット」を入れているのがウリなので,受験生の中でも機種選択にこだわる人はM310を買う人も多いと思います。日本語ジャンプや9ドットフォントによる一覧性の高さなど,スペック的にはXD-R1300を凌駕している点も多いですが,高校市場ではカシオさんが圧倒的に強い(営業の力の強さも大きいと思います)ので,苦戦はするかもしれません。高校の机のように狭いところにおいて使うなら,小型機のほうが使いやすいかもしれませんけど。

>あさひさん,柏レイソルふぁんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)10時47分01秒

>基本英単語を約4万語収録した「英和辞書機能」を搭載
>ビジネス用語や歌詞で使われている単語など、見出し語約4万語の英和辞書を内蔵。

非フルコンテンツとしてはかなりの語数なので,学生をターゲットにすればけっこう売れるかもしれませんね。フルコンテンツの電子辞書が人気といっても,どうしてもフルコンテンツでないと困ると考えている人ばかりではないでしょうから,語数がそこそこあれば非フルコンテンツでも,携帯についているというだけでインパクトは大きいと思います。

>それにしても、電子辞書を作っていない富士通がまっさきに携帯に辞書を搭載するとは・・・。
>しっかりしろ!SONY!
>ソニーの携帯はジョグダイヤルで入力が凄く便利なので、ソニーの携帯に辞書が搭載さ
>れたら、まさに鬼に金棒でしょう。

ソニーさんのようにフルコンテンツ電子辞書の実績があるメーカーさんには,フルコンテンツの辞書を携帯にも搭載してほしいと思っています。現段階では,携帯に搭載した辞書というのはまだ黎明期ですから,非フルコンテンツでもいいのでしょうが,これが一般化した暁にはIC辞書もかなりの普及率になっているでしょうから,携帯に搭載するものもフルコンテンツに移行していくのではないでしょうか。そうなると,ライセンス等の関係で,IC辞書で実績のあるメーカーさんのほうが有利になってきますね。

新製品情報 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)10時39分04秒

量販店さん等,いろいろなところの情報を総合すると,SR-T6500は来週の頭ぐらいに店頭に並ぶようです。量販店での販売価格はだいたい30000円台後半になるみたいです(通販の価格を考えるとそんな感じでしょう)。旧機種を買った人でポイントをためている人なら,ポイントを利用すれば量販店でも通販なみの値段で買えるかも…。

気がかりなのは,シャープさんだけ新製品のリリースを出していないということですが,これだけ競合の激しい業界ですから,1社だけ冬モデルを出さないということも考えにくく,もしかしたらそのうちに発表があるかもしれません。昨年は,シャープさんは年明けに新機軸の製品を発表していましたし。

>superraumさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 9日(土)10時31分11秒

>しかし、今日大学でリーダーズ・プラス(本)を見たところ、宣伝文句の中に専門用語を
>多く取り入れ、といった記述はありませんでした。

リーダーズと「プラス」の違いは,専門用語というよりは固有名詞の差だと思います。カーペンターズやビートルズの曲名や,文学作品の舞台になっている地名や登場人物,商品名などの百科語彙の多さには目を見張ります。しかも,単に訳語が出ているだけでなく,百科事典のようなトリビア情報が載っているので,「読む辞書」としても楽しめます。たとえば,Hey Judeをひくと,これが1968年のヒット曲だとか,全米で9週間ヒットチャートのトップだとか,7分11秒という長さはビートルズのシングルの中では最も長いとかいったことまで載っています。有名な固有名詞なら,「リーダーズ」と「プラス」に重複して載っていますが,その情報量が全然違います。Jordanをリーダーズで引くと「米国のプロバスケットボール選手」としか解説はありませんが,「プラス」では,ロス五輪で注目され,空中プレーが特色で,7年連続得点王,3年連続MVPといった功績や,若くして引退に至った経緯まで書いてあります。こういった背景情報は,とくに自分の専門外のものまで仕事が回ってくる翻訳者などにとっては欠かせないと思います。通常,辞書の固有名詞は物故者がほとんどですが,「プラス」には存命中の人も多く載っています。

>できるだけ物理用語が多く載っている英和がいいのですが、グランドコンサイスにすべき
>でしょうか?

分野によって違いがあるでしょうから何とも言えませんが,リーダーズとGCでも,特定の分野の専用語の差というのはそれほどないと思います。GCはたしかにリーダーズより語数は多いですが,逆に,それぞれの語の語義の細かさはリーダーズのほうが上だと思います。ですから,専門用語でも,通常の意味をもつ語が,物理学の世界ではこういう意味で使われる,という場合にはむしろリーダーズのほうが詳しかったりします。

いずれにしても,リーダーズは語数は多いといっても専門用語辞典ではありませんので,極度に専門的な用語は載っていません。ですから,専門用語はリーダーズに期待しないで,専門用語のグロッサリー(物理学事典など)で学んだほうがいいのではないでしょうか? 私の専門の言語学に関して言えば,私自身専門用語をリーダーズ等の通常の辞書で引くことはほとんどありません。言語学事典や英文法辞典を参照します。これは,今はもちろん,学部生,院生時代に勉強したときも同じです。物理学はよく分かりませんが,専門用語の勉強を通常の英和でするというのはあまりきいたことはありません(ご専門の方がいらっしゃいましたらご教示ください)。

>32800円はかなり安いと思いますが、保証が不十分なのでしょうか。

じつまつさんもおっしゃるように,通販でもメーカー保証はききます。また,新品を買う以上は,量販店にしても,通販にしても製品の質は全く同じですので,心配はありません。通販は,量販店と異なり,購入前のサポートや質問(これとこれではどちらがいいでしょう,みたいな)は期待できません。しかし,価格が安いので,指名買いをする人なら得だと思います。言いかえれば,量販店の場合,通販よりも値段が高い代わりに,購入前に店員さんに質問し,実機を触って比較しながら選べるというメリットがあります。こういうサポートこそが量販店のウリですから,商品知識(辞書コンテンツの知識を含め)の乏しい店員さんが多い量販店は,とても通販には勝てないでしょう。

もっとも,電子辞書はカタログスペックだけでなく,操作性(画面の見やすさ,キータッチなど)も大きな要因だと思います。できれば,通販で購入するにしても,事前に実機を試用してみることをおすすめします。

楽天 投稿者:じつまつ  投稿日:11月 9日(土)09時51分19秒

superraumさん:

私は、先月楽天で検索して、「海外電気CLUB」という店でSR-9700を購入しました。(24800円、税別、送料込)
保証は、メーカー1年保証だけです。それ以上の保証が必要なら、お近くの電気店で購入されてください。(おそらく、追加料金を払わないと行けないでしょうが。)

メーカー保証だけでよければ、楽天など通販は安いのでお勧めです。

(無題) 投稿者:es  投稿日:11月 9日(土)01時40分29秒

JUNさん;
私もDUOは1.0(初代)を愛用していました。確かにこのアイディアは面白いですね。ただ、レベルによって必要なテキストも変わってきますのでマーケッティングの面から考えると的を絞るのが難しいと思うのですがいかがでしょうか。

私の場合はPDA(電子手帳)でネットで公開されている単語帳や、海外のニュースサイト(CNNやBBC)からダウンロードして暗記に利用しています。この場合、覚えてしまった単語は消去できますし、また新しい単語を登録できるので常に密度の濃い単語帳を手元に置くことができて便利です。

シャープが受験生向けに出していましたが、売り上げはどうだったのでしょうね。
http://www.sharp.co.jp/products/pwm310/index.html

単語・熟語集 投稿者:JUN  投稿日:11月 9日(土)00時46分45秒

こんばんは、ペーパーバックのお供にとSR9700を購入した者です。
SIIから筐体・コンテンツともに素晴らしい新型が出るということで
これから購入される方は羨ましいですね。

さて、私はハリーポッターやダレンシャンなどの子供向けファンタジーを読むのを楽しみにしています。が、更に(子供向けではない)通常のペーパーバックを読破すべくDUO3.0(←割と人気がある英単語集)などでボキャブラリ増強に勤しんでおります。ここでフッと思ったのですが、こういった英単語集や英熟語集を電子辞書に搭載するのは難しいのでしょうか?個人的には「漢字源」や「カタカナ〜」よりこちらのコンテンツが欲しいところです。できれば2色刷りを再現するような画面がいいですね(フルカラーである必要はないと思います)。

  ・ジーニアスなどの学習用英和と和英辞書
  ・英英やリーダーズなどのやや上級者向け辞書
  ・DUO3.0など

こんなのがあったら夢のようです。

携帯に辞書 投稿者:柏レイソルふぁん  投稿日:11月 8日(金)23時47分08秒

はじめまして、つい最近生まれて初めての電子辞書を買いました。
CanonのIDF-2100です。選定の理由は小さいこと、何処にでももって行きたいから胸のポケットなどに入れて、いつでも使えることでした。
携帯性を考えたとき、携帯電話に辞書機能が搭載されるほど、革命的なことは無いのではないでしょうか。最近の携帯は液晶が綺麗で、小さい割に解像度は高く見易さもかなりのレベルです。何よりメールという外界との橋渡しをしてくれるツールを備えているのが強みです。それから、操作が完全に片手で出来ることも利点です。一昔前に、ここの掲示板に、ソニーのDD-IC550が完全に片手では操作できないから中途半端とのご意見があり、賛否が分かれていましたが、携帯でしたら完全に片手で操作できます。本を読みながら片手に携帯を持って辞書を引くことも可能になります。
それにしても、電子辞書を作っていない富士通がまっさきに携帯に辞書を搭載するとは・・・。
しっかりしろ!SONY!
ソニーの携帯はジョグダイヤルで入力が凄く便利なので、ソニーの携帯に辞書が搭載されたら、まさに鬼に金棒でしょう。
今後のソニーさんに期待です。

新着情報? 投稿者:superraum  投稿日:11月 8日(金)23時15分25秒

楽天で動きがありました。
http://esearch.rakuten.co.jp/search/e.search?sv=2&sitem=SR-T6500

32800円はかなり安いと思いますが、保証が不十分なのでしょうか。

電子辞書に二言三言。 投稿者:FC東京ファン  投稿日:11月 8日(金)23時05分04秒

はじめまして。つれづれと書かせていただきます。

1)なぜ「広辞苑」ばかりなんだろう?谷沢栄一あたりを孫引きするまでもなく
  「広辞苑」も最近そのおかしさが指摘されてきてるわけだけど・・・
2)なぜSIIは英語専用電子辞書にリーダースやOXFORDをつかわないんだろう・・・
3)なぜSII以外のメーカーの表示文字が汚いんだろう・・・

以上、お粗末でした。m(_ _)m

悩んでいます。 投稿者:superraum  投稿日:11月 8日(金)18時57分07秒

新しい機種がもうすぐ発売になるとは知りませんでした。ありがとうございました。
いろいろ悩んで、昨日R9000にしようと結論しました。
しかし、今日大学でリーダーズ・プラス(本)を見たところ、宣伝文句の中に専門用語を多く取り入れ、といった記述はありませんでした。
できるだけ物理用語が多く載っている英和がいいのですが、グランドコンサイスにすべきでしょうか?

F212iに英和辞書 投稿者:あさひ  投稿日:11月 8日(金)17時54分55秒

携帯がどんどん便利になっていきますね。

ドコモ、ストレートタイプのiモード端末「F212i」を12日発売
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,11625,00.html
http://www.zdnet.co.jp/mobile/0211/08/n_fnew.html
基本英単語を約4万語収録した「英和辞書機能」を搭載
ビジネス用語や歌詞で使われている単語など、見出し語約4万語の英和辞書を内蔵。前方一致検索で、単語を素早く検索します。検索した単語や意味は手軽にコピーできるので、メールなどへの貼り付けも簡単です。

とのことです。

http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/f/f212i.html

SR-T6500 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 8日(金)11時50分46秒

関東地区の大学生協ではインターネット上でカタログを出していますね。すでにSR-T6500も載っているので,発売が近いことがうかがえます。生協価格で35800円です。他の現行機種の価格を見ても,ほぼ首都圏の大手量販店価格なみですから,T6500も量販店ではこれぐらい(あるいはもう少し高め)になるのでしょう。そうなると,XD-R9000は32800円前後かな,と予想できます。ただ,R9000はまだ生協のカタログには出ていませんので,T6500よりも発売が遅れるのかもしれません。

http://okaimono.coop-bf.or.jp/listgen_c.cgi?DEF=syosai_k&FILE=kami&FILE=kanto&CLASS=all&SEARCH=2110012


電子辞書@大学生協 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 8日(金)10時57分40秒

今手元に届いたCO-OPLETに電子辞書特集がありますが,新製品が発表されたためか,現行機がかなり安くなっています。とくにXD-R8100, SR-9200などは格安です。生協組合員向けという性質上,ここで価格等を出すのはまずいかもしれませんので,学生や教員の方はCOOPLETを見てください。店頭に置いていない大学でも,注文することで購入できます。機種によっては生協限定カラーとか,おまけもついてきます。教員にはメールボックス等にCOOPLETがくるのですが,学生さんの場合,生協を使わない人は見る機会も少ないでしょうから,いちおうお知らせします。

>昼行灯さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 8日(金)10時48分51秒

>本日11月8日(金)の日経産業新聞第6面の点検ITツールの欄に、電子辞書が採り上げら
>れています。

情報ありがとうございました。早速図書館へ行ったのですが,全国紙は沖縄に来るのは半日遅れなので,昨日のものしか入っていませんでした(^^;;

>名無しさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 8日(金)09時59分36秒

>私は米国系会社勤務なので個人的には電子辞書=英語専用機とばかり思い込んでいまし
>たが、言われてみれば他の言語に関しては驚くほど選択肢が少なく今ひとつの感が強い
>ですね。メーカ各社の今後の展開に期待したいところです。)

私の知人で英語以外の語学教師(外国人への日本語教育とか,中国語,スペイン語等)をしている方は,口を揃えて「最近の電子辞書は英語のコンテンツは充実してきているんだけど…」と言っています。「…」には「日本語や他の外国語には考慮が払われていないですね」という意味合いがあるのでしょう(笑) 日本語に関しては今までに何度もふれているので繰り返しませんが,日本語以外の主要外国語(特に中国語,韓国・朝鮮語などのアジア系言語)も少なからず需要はあるようです。もちろん,すべての外国語にというわけにはいきませんが,多くの大学の第二外国語で開講されているような言語(仏独西露中韓とか)は,国内出版社から中辞典クラスの辞書が出ていますので,それを日→外,外→日の各1冊ずつでいいですから載せた機種が1台ぐらいあってもいいような気はします。

>しかしEPWINGは標準(?)だけあって比較的コンテンツも豊富なようですし、どのフォー
>マットを取るかなかなか悩むところです。

いちおう現段階ではCD-ROM辞書はEPWINGが業界標準のような感じになっていますので,対応ビューアも多いですし,下位互換のEBXA/EBG(いわゆる電子ブック)規格と合わせれば,特殊辞典を含めてかなりのタイトルが出ています。PalmやWinCE,PsionなどのPDAやDOSに対応したビューアがあるのもEPWING規格だけなのではないでしょうか。最新のWindowsが動かないような古いマシン(Win3.1しか動かないようなものとか,Win95と同時に発売されたような無印ペンティアムのマシンとか)でも,大容量HDが増設できさえすれば,EPWINGビューアを入れて辞書検索専用機にするという手もありますね。全文検索をしたりするのでなければ速度は大して変わりません。

システムソフト電子辞書シリーズは専用ビューアでしか検索できない(最近はJammingなども対応しているようですが)のが難点ですが,EPWINGにないユニークなタイトルがけっこうあるのが特徴かもしれません。ロイヤル英文法とか,ロワイヤルの仏和とか,小学館の日本語類語辞典とか…。

新聞記事 投稿者:昼行灯  投稿日:11月 8日(金)09時42分36秒

本日11月8日(金)の日経産業新聞第6面の点検ITツールの欄に、電子辞書が採り上げられています。この記事には各社の新製品の概要が紹介されていますが、さらに、2001年度の国内の電子辞書出荷台数は300万台、出荷額で400億円程度であったものが、2002年度は出荷額で15パーセント伸びるという業界の見通しを紹介しています。
デフレのなか、電子辞書の好調さが目に付く内容でした。

>wfさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 8日(金)09時39分22秒

>ですが、ジーニアスの方が実は多いように見受けられますが、これはもしかして「数え方」
>の違いですかね? (^^)

はい,冊子体をごらんになると分かりやすいと思いますが,ジーニアス和英は派生語なども収録語数としてカウントしているようなので,見かけ上の語数が多くなっています。

>ミカさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 8日(金)09時09分59秒

>英語以外の電子辞書というのは、やはり需要を考えると出すのは難しいのでしょうか?
>中国語や韓国語といった需要はやはり低いのでしょうか?

英語とはくらべものにならないでしょうが,英語以外の外国語では中国語の需要はかなり多いようです。ただ,電子辞書となると,日本製ではソニーのDD-CH10ぐらいしかありません。この機種はよくお問い合わせがありますが,生産完了なので量販店での入手は難しいです。特殊な機種なので数もそんなに出ていないでしょうから,オークション等の中古市場でもあまり見かけません。

奥の手としては,秋葉原の個人経営の店の中で,ソニー製品中心に扱っている店がけっこうありますので,そういうところをあたってみるのも手です。あまり回転がない店だと,旧機種でもそのまま残っていたりします。中央通り沿いだけでなく,駅前(総武線のガード下)の狭い店などを覗いてみると,もしかしたらまだ売っているかもしれません。なお,日韓,韓日なら韓国シャープから出ていました(以下のリンク)が,今は製造していないようです。

http://www.kankokuichiba.com/gmas/item_view.cgi?Item015_No3&1013336238

中国語関係の電子辞書は,台湾,香港のメーカーから多数出ていて,今までにも何人かの方がご紹介くださっています。以下の日付の過去ログをごらんください。

2002/11/01 23:47:53
2002/10/29 11:57:14
2002/10/29 08:44:51
2002/08/29 01:15:41
2002/08/27 22:42:32
2002/07/09 00:37:01
2002/07/08 23:18:34
2002/07/08 03:29:57
2002/07/08 03:20:09
など。

CD-ROM辞書でよければ,小学館から日中,中日辞典のフルコンテンツが出ていると思います。

中国語の辞書は需要があると思うのですが,IC辞書に搭載するとなると,フォントがネックになるのかもしれません。

発見:中国語電子辞書 投稿者:es  投稿日:11月 8日(金)01時49分05秒

ネットで検索したところ以下のサイトと遭遇しました。
http://www.besta.com.tw/product/hi_index.html

ただ、私は中国語は勉強中(初級レベル)なので、詳しいことが全く分かりません。実際に使用している方、もしくは翻訳していただける方はいらっしゃいますか。

PC用CD-ROM辞書 投稿者:名無しさん  投稿日:11月 8日(金)01時24分54秒

こんにちは。昨日ジーニアス英和3版・和英のPC用CD-ROM版(EPWING)辞書を購入したので使用感を報告します。(しかし、ちょっと見ないうちに日本語non nativeの方や中国語勉強中の方が登場していて、このBBS読者層の幅の広さにビックリです。私は米国系会社勤務なので個人的には電子辞書=英語専用機とばかり思い込んでいましたが、言われてみれば他の言語に関しては驚くほど選択肢が少なく今ひとつの感が強いですね。メーカ各社の今後の展開に期待したいところです。)
これまで単体の電子辞書としてはSONY DD-IC500SとCASIO XD-R8100を使用していましたが、PC上で使える辞書も欲しいな、ということで今回EPWING版のジーニアスを購入しました。もちろん最近のCD-ROM版辞書の常として、一旦インストールしてしまえばハードディスクのみで運用可能です。
さて本題です。単体電子辞書との違い(長所)は、何よりも一覧性の高さでしょう。ウィンドウを最大化すれば冊子体にも引けをとらないのではないでしょうか。当たり前ですが、短所はPCを使用していない時にはPCを立ち上げてまで引く気にならないことです。また携帯性もNGですね。
このジーニアス英和3版・和英のPC用CD-ROM版(EPWING)は多義語の見出し語の直下に品詞や語義、文型ごとにリンクが表示されているため、自分の目指す語義にダイレクトに飛ぶことができます。これは画面の広さとあいまって、単体電子辞書とは比べ物にならないくらい快適です。またオマケですが、主要な単語には音声データもついていますので発音を確認することもできます。これだけのものが\9,000-(税別)とは、まさにお買い得!
そのほかキーボード入力の快適さ、個別に(別売り)辞書を追加できること、などかなり良い印象を持ちました。全般的にはPC用CD-ROM版辞書と単体電子辞書は非常に良い補完関係にあると思います。
ただCD-ROM版で惜しいのはEPWING版、各社独自版(メジャーなものとしてはロボワード版など)など幾つかのフォーマットが存在しており、どのフォーマットを選ぶかで使用できるコンテンツが制限されることでしょう。EPWINGは富士通が提唱する電子出版物の標準フォーマット(?)ですので、他のフォーマットをサポートする各社のビューワーで取り込めることが多いようですが、その逆は難しいようです。しかしEPWINGは標準(?)だけあって比較的コンテンツも豊富なようですし、どのフォーマットを取るかなかなか悩むところです。

中国語やってます 投稿者:ぴぐもん  投稿日:11月 7日(木)23時11分07秒

ミカさん

最近 中国語を始めた者です。中国語のIC辞書があったら3万くらいまでだったら出してもいいと思ってます ^o^;
SONY は生産終了しちゃってるんですよね。
簡体字の辞書と繁体字の辞書が両方入った IC 辞書が出ないかなあ。。。
英語で電子辞書になれてしまった身には、紙の辞書は きついっす。

中国語電子辞典 投稿者:ミカ  投稿日:11月 7日(木)20時23分18秒

英語以外の電子辞書というのは、やはり需要を考えると出すのは難しいのでしょうか?
中国語や韓国語といった需要はやはり低いのでしょうか?
確かに検索方法や表示方法を考えると難しそうですけどね。でも英中日電子辞典なんてあったら、すぐに買っちゃいますけどね。英語の電子辞典でも、ちょっと高いのになると、3万円弱ですよね?だったら、英英英和和英と中日日中、中英英中の7つが入った辞典があれば、もっと高くても売れると思うんですけど。

研究者の和英 vs. ジーニアスの和英 投稿者:wf  投稿日:11月 7日(木)17時59分50秒

Sekkyさん、

度々申し訳ありません。 (^^) 少し確認させて下さい。

和英辞典の比較ですが、SII製のSR-T6500に入っている研中は以下になるかと思います。

【和英辞典】 ● 『新和英中辞典(第4版)』 ( 研究社 )
 収録数 70,000語 

そして、SR-T5000(又は他メーカーの大半)に入っているのは、

【和英辞書】 ● 『ジーニアス和英辞典』 ( 大修館書店 )
 収録数 80,000語句 

ですね。

それでは、Sekkyさんからアドバイス頂きました

>>例えば、(日本人ならばあまり気にしないかもしれませんが)研究者の和英
>>をジーニアスの和英に比較した場合、どちらの評判が高いか、

>語数を比較すると研究社の和英中辞典のほうが圧倒的に多いので,外国人の方に
>はこちらのほうがいいと思います。

ですが、ジーニアスの方が実は多いように見受けられますが、これはもしかして「数え方」の違いですかね? (^^)

今のところ、ほぼSII製に決定ですが、色々丁寧にアドバイス頂きまして、本当にありがとうございました。

wf

電子辞書のパーソナライズサービス? 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 7日(木)15時30分05秒

(メーカーさん向け?)

いつも思うのですが,電子辞書は,とくに学校等では学習の必需品であると同時に貴重品であり,盗難や紛失のおそれが大きいと思います。そこで,PDAのように起動時に所有者表示をしたり,起動パスワードを要求したりするようなことはできないのでしょうか? できれば,電池切れやリセット操作で解除されないように,EPROMのようなものに焼きつけるようにするといいと思うのですが。購入したユーザは,申込用紙に氏名や住所,メールアドレス,パスワードのような所有者情報を記入し,メーカーさんのサービスセンターに送ると,記入した内容をメーカーさんがROMに焼きつけ,返送するという仕掛けです。一旦パーソナライズされた電子辞書は,リセットや電池交換をしても,電源を入れるたび,切るたびに所有者表示が出るようにするわけです。オプション設定でパスワード入力も要求させれば,本人以外の人が拾ったり,盗んだりして使うことが不可能になりますし,オークション等へ転売することも難しくなるでしょう。もし,譲渡などをする場合は,パーソナライズされているユーザが,本人確認のできる書類とともにメーカーさんに送れば,譲渡先の相手の名前に書き換えたりすることで対応できます。

もちろん,メーカーさんも人件費がかかるでしょうから消極的になるかもしれませんが,手数料を徴収するとか,新製品を予約注文した人には,無料でパーソナライズした製品を送るとか,いろいろ方法はあると思います。もっとも,紛失,盗難により再購入する人が減るわけなので,営業面では損なのかもしれませんが(笑)

>みやさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 7日(木)15時17分03秒

>「電子辞書で英英辞典を使うことってある?」と聞くと
>「難しい単語を“違う言葉で言いかえよ”という設問の時、英英と類語辞典で調べる」
>と言ってました。英英は当然英語ばかりなので、紙の英英など娘は手に取った事もなかっ
>たのですが、電子辞書の英英は気軽に引けるようですね。

大学1年生で,ここまで英英や類語の使い道を熟知していらっしゃるとは驚きました。親御さんが英語関係のお仕事をされているとか,辞書に詳しい先生から教わったというのでなく,お子さん自身でこういう使い方があるんだと発見されたのであれば,お世辞抜きでことばの(あるいは情報検索の)センスが人一倍あると思います(^^)

>「ローマ字順に aji, ajia, ajiki-nai, aji-mi...って並んでたのよ」と言うと
>「まさか!それでも和英?」と笑いだしました。

私の世代でも,中学の頃からすでに和英はカナ見出しになっていました(^^;; たしか,初めてカナ見出しをとりいれた和英が大修館のスタンダード和英(ジーニアスなど影も形もなかった頃に出していた辞書)とかいうものだったと思いますが,当時は非常に画期的だったようです。もっとも,和英辞書のユーザの多く日本人ですから,ローマ字見出しである必要は全くないのに今までずっとローマ字見出しだったのが不思議といえば不思議です(^^)

>今のような電子辞書があったら、英英や和英が楽しく使えたかもしれないと、今の学生さん
>達が羨ましくもあります。

私が大学生の頃は,フルコンテンツの電子辞書などまだありませんでしたし,英語の授業では「コンサイスではなく,フルサイズの辞書を持ってきなさい」といわれていたので,英和,和英,英英の3冊を持ち歩いていましたが,今はコンサイスよりもはるかに小さなサイズでフルコンテンツの英和,和英,英英を持ち歩けるのですから,時代は変わったものです(^^;;(遠い目)

>高1・2の頃は、ジーニアスでネットサーフィンならぬ“単語サーフィン”をして、
>1語下調べするのに15分以上かかるようなのんびりした子(母親似)でしたが、
>高3の今は時間との戦い:特に時間を食うのが、英語と古語の単語調べです。

こういう思いにまかせた寄り道というのは,長い目で見ると貴重だと思います。単語を引き,第1語義だけ見て訳に当てはめておしまい,という高校生が多いのですから。ワードサーフィンが好きなお子さんなら,むしろ,R9000/R6200のような日本語ジャンプ搭載機のほうがよかったかも…?

電子辞書は,単に単語を引くだけという「特急」の使い方だけでなく,とくに日本語ジャンプのついている機種などは,思いのままにどんどん寄り道したり,途中下車したりといった鈍行列車的な使い方もできます。しかし,これだけ電子辞書が学生に人気があるといっても,ほとんどが特急列車の使い方しかしていないというのは残念なことだと思います。ジャンプ先まで履歴に残る機種(シャープや最近のソニー,セイコーなど)だと,「寄り道」から戻った後で自分の旅程を振りかえることもできますね(^^)

>昨日も古典の予習が間に合わず、授業中に電子辞書で調べていたら、古典の先生、目ざとく
>見つけて「あら!古語の入っている電子辞書って初めて見たわ!まぁ!例文も出るのね!」
>と興味津津だったようです。

授業中に予習をしているなんて小さなことに目くじらを立てるのでなく,新しいものに好奇心旺盛なこういう先生が,高校現場でももっと増えればいいのですが(笑) 「予習は家でやってきなさい。それも電子辞書なんかを使って…。こんな辞書では単語は覚えられませんよ」というリアクションをする先生がまだまだ多いのは残念なことだと思います。

p.s.

私の周囲でもよくききますが,置き忘れ等による電子辞書の盗難が,とくに学校現場では増えているようです。紙の辞書と同じような感覚でつい置き忘れたりしがちですが,電子辞書の3万円というのは,高級腕時計やウォークマンとほぼ同等の価値があるのですから,ご注意ください。

>wfさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 7日(木)14時44分37秒

>からといって機能がないとは限りませんが、これはもしかして「スペック表に載っていない」
>機能の一つでしょうか?

そうですね。漢字ジャンプというのは私が勝手に付けた名前です(メーカーさんのカタログに機能として載っていないからです)。セイコーも,ソニーも,説明書ではジャンプ機能の中でいっしょに説明していますが,これはジャンプ機能とは全く性質の違う機能です。厳密には「国語辞典の見出し語の中で,ある漢字が使われているものをリストアップする機能」です。別の言い方をすれば,読み方を知らなくても国語辞典が引ける機能と言えるかもしれません。

#今までは,国語辞典は冊子体辞書であれ,電子辞書であれ,その単語の読みを知らなければ引けませんでした。日本人にとっては,当たり前と言えば当たり前ですが,このために外国人の人は相当苦労していました。日本語の授業で使うテキストの予習をするには,知らない単語の意味を調べます(私たちが英語の授業の予習で新出単語を引くのと同じことです)。しかし,国語辞典は読みを知らないと引けませんので,意味を調べる前に読みを調べる(漢字に読みがなを振る)必要があります。日本人が英語を学ぶときは,単語の発音を知らなくても英和辞典が引けますので,日本語を学ぶ外国人は日本人が英語を学ぶときの2倍以上の苦労を強いられていたわけです。しかし,漢字ジャンプ機能を使えば,意味を調べたい語で使われている漢字のどれかを(部品検索や総画検索などで)漢字辞書で引けば,あとは国語辞典でその漢字が使われている語をリストアップしてくれますので,読めない単語でも引けます。「読めない単語でも辞書が引ける」というのは,外国人は言うまでもなく,日本人にとっても,国語辞典の歴史をひっくり返すぐらい画期的なことなのに,メーカーさんはそれほどPRしていません。

>ちなみに、確認ですが、ソニー製のDD-IC5000/DD-IC500Sは「日本語ジャンプ」機能が
>ついていないようですが、「漢字ジャンプ機能」の付いている機種は別モデルでしょうか?

今お話ししたように,日本語ジャンプと漢字ジャンプは,全く別の種類の機能ですので,DD-IC5000/500Sのような日本語ジャンプのついていない機種でも搭載されています。ソニー,セイコーの機種は,漢字辞書のついている機種すべて(手元にスペック表がないので,すべてと言いきれるかどうか不安ですが,少なくともここ1,2年の間に出たハイエンドの機種なら大丈夫です)にこの機能が搭載されています。

>これを考えると、今のところSII製のSR-T6500/SR-T5000が有利かもしれませんね。

そうですね。T6500なら英和辞典が膨大なので,外国人の方にも重宝します。

> いる可能性が確かに大です。例えば、Sekkyさんが調べて下さった
> 「dog」の定義を読んだら、正直言って(ネイティブからみれば)
> 定義があまりにも素朴なもので、少しびっくりしました。但し、
>「polemic」等のような言葉または(希望ですが)それ以上に難しい
> 英語まで入っていたら、確かに使えるかもしれません。

学習英英とネイティブ向け英英の違いは,もちろん収録語数の差はありますが,それでも,学習英英はネイティブ向けのペーパーバック版英英とほぼ同レベルの語数はあります。ですから,polemicのような(学習者には)難語も入っています。wfさんが一般的な読書をする際には(固有名詞や専門語を除けば)学習英英でも語数としては十分だと思います。ネイティブ向け辞書と学習者向け辞書の決定的な違いは,学習者向け英英は,収録語数というよりは,定義に使う単語が基本的な2000〜3000語(辞書によって違います)に限られているということです。言いかえれば,学習英英は,収録の7,8万の単語すべてをわずか2000〜3000語の基本単語のみで説明しているわけです。ですから,外国人には分かりやすいですが,ネイティブの大人が見ると,幼児に説明しているような物足りない感じを受けると思います。

>いますが、残念ながらセイコーの最新機種にはないみたいです。
>(24dot表示は可能ですが。)

セイコーの機種は最大24ドットまでです。これはソニー,キヤノンも同じです。もっとも,24ドットで表示できれば,「轟」のようによほど画数が多い漢字でなければ正しく表示されます。

>前回のポストに書き忘れましたが、キャノンのIDF-4500の後継機種について、何方か
>何か知りませんか?今回IDF-4100、2100しか出なかったことは少し寂しいように思い
>ません? (^^;;

そうですね。キヤノンさんのスタンスは分かりませんが,IDF-4100(という4000の後継機?)に4500の後継的な意味合いも持たせているのかもしれません。4100は,単語帳機能が4500なみの高性能なものになっていますし,カタカナ語辞典なども搭載されています。

>SYSTEM3090さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 7日(木)12時34分04秒

詳細なレビューをありがとうございました。たしかに,XD-S3000は2世代前(今度出るR9000も含めると3世代前!)の機種ですが,カシオさんの電子辞書は基本性能は昔も今も変わっていないので,英語重視で割り切ればお買い得かもしれません。

> 使い始めて約1週間になります。思ったよりも軽量で小さく、胸のポケットに入れっぱ
>なしにしても気になりません。

S3000は大型機ですが,胸ポケットに入るのですか?

>1.ジャンプ先辞書選択が、辞書選択キーで出来ない。

これは今度出る(出た)R9000/R6200で対応されましたね。

>3.辞書選択時は、必ず初期画面から始まる。最終画面が保持されれば、複数の辞書を
>切替えて使えるのに。

この発想は思いもしませんでした。コロンブスの卵というか,なるほど,という感じです。現行機種だと辞書キーを押すと初期画面に戻ってしまいますね。たしかに,辞書キーを押したら,辞書を切り替える前に出ていた画面を表示すれば,ウィンドウズのタスクバーの感覚で辞書をスイッチして使えますね。これはメーカーさんにも検討していただきたい機能だと思います。

>4.英和で用例モードにしていると、ページ送りが出来ない。

これはカシオさんの機種の問題点ですが,最新機種でも同じです。あと,ジャンプ先を選択している状態(反転カーソルが出ているとき)でもページ送りができません。

>5.例文検索は、単複・活用・〜ingなどを超越検索出来ない。でも、communicationと
>communicationsは区別したかったりして...

これは従来機の例文検索の大きな盲点だったと思います。カシオさん以外の機種でも同じですね。ただ,最近のセイコーのモデル(SR-9700以降)では改善されていて,原形を入れれば変化形もいっしょに探してくれます。逆に,変化形を入れるとその変化形のみをサーチします。※ですから,原形のみを探すことはセイコーの機種ではできません。

>6.英英の成句検索が、和英と比べて貧弱。

これはロングマン系英英のインデックスの問題のようです。LAADはもちろん,SR-8100に搭載のLDCEでも,成句検索では句動詞(動詞+前置詞,副詞)しか検索できません。

>7.先頭ワイルドガードに「〜」は使えるのに、「?」が使えない。

これもシャープ,カシオの機種が抱える伝統的?な問題点だと思います。また,カシオの機種は語頭で「〜」は使えますが,複合語は検索できません。ですから,「〜cheese」でcream cheeseはヒットしません。

> 期待していたLAADの例文は、良くも悪くもアメリカンですね。でも、面白いです。

例文のおもしろさ(生例文の多さ)は,LAAD(LDCE)とCOBUILDが抜きんでています。OALDの例文は学習者向けの配慮というか,固有名詞は代名詞に置きかえたり,長い例文は短くしたりと元のコーパスの例文にかなり手が加えてあるようです。今度出るSR-T6500はCOBUILDの10万5000例文が例文検索できるので,ブリティッシュな生例文が楽しめるはずです(^^)

>wfさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 7日(木)12時18分32秒

>・上記の機種のうち、外国人にとって「ありがたい」(敢えて言えば「必須」?)機能は
>他に思いつきますか?

前にお話ししたことに加え,カタカナ語辞典が意外と便利です。日本人がカタカナ読みする外国語は,意外とネイティブの人には分かりにくいものが多いのではないでしょうか。とくに和製英語などはそうだと思います。カタカナ語辞典,特に語数の多いもの(シャープ,セイコーの機種に搭載されているパーソナルカタカナ語辞典など)は日本人なら普通に使っているが,外国人の方には分かりにくいようなカタカナ語も(和製英語含め)載っています。たとえば,「サイドブレーキ」を引くと,これは和製英語で,英語のparking brakeの意味だということまで分かります。

>例えば、(日本人ならばあまり気にしないかもしれませんが)研究者の和英をジーニアス
>の和英に比較した場合、どちらの評判が高いか、

語数を比較すると研究社の和英中辞典のほうが圧倒的に多いので,外国人の方にはこちらのほうがいいと思います。一方,日本人の英語の学習者にとっては,ある日本語の意味を表す英単語が複数ある場合,それぞれの微妙なニュアンスの違いが分かりにくいですので,ジーニアス和英のように違いが詳しく説明されているもののほうが便利だと思います。

>日本語ジャンプの最も優れているものはどれか等。

日本語ジャンプの機能自体はどこのメーカーのものでも同じです。ただ,ジャンプをしたい単語を範囲指定する方法がメーカーによって違います。単語の始めと終わりを指定するタイプ(シャープ,キヤノン)や,始めだけ指定すれば自動的に終わりを探してくれるタイプ(ソニー,セイコー,カシオ)があります。

>使う頻度は低いでしょうが、欲を言えば、ことわざの辞典又は四字熟語の辞典は私には魅力
>的です。それではシャープしか選択肢ありませんが、本Web Pageのレビューを読んだ限りで
>は、何となくPW-9500より他の機種の実用性が高いように思います。

ことわざ辞典,四字熟語辞典は,シャープの機種と同じものがカシオの機種(XD-R6200など)にも入っています。また,ちょっと語数は少ないですが,ソニーの機種にも入っています。

>広辞苑の慣用句検索機能はおそらくどの機種もありますが、それを使えば大抵のことわざ、
>四字熟語は出てきますか?

いわゆる「ことわざ」(犬も歩けば棒に当たるのような)や慣用句(「骨を惜しむ」など)は広辞苑の慣用句検索でどちらも出てきます。四字熟語は,広辞苑では慣用句ではなく,普通の単語と同じように扱われているので,慣用句検索では出てきません(普通の単語を引くように検索します)。また,「ことわざ辞典」にはことわざは入っていますが,慣用句はほとんど入っていません。ちなみに,広辞苑の通常検索では,慣用句検索で検索できる語(慣用句やことわざ)も検索できます。ややこしいので以下に整理します。

       ことわざ 慣用句 四字熟語
ことわざ辞典   ○
四字熟語辞典           ○
広辞苑慣用句検索 ○   ○
通常の広辞苑   ○   ○   ○

>実際のところ、外国人が「学習英英辞典」を使ったりしますかね?

英語母語話者でとくにTESOL(外国人向けの英語教育)の仕事に携わっていない人なら,学習英英よりはネイティブ向け英英のほうがよく使うと思います。日本に長く在住している外国人でも,英語で書かれた小説や新聞はよく読まれるでしょうから。

>・学習ではなく、ネイティブ用の英英辞典が付いているモデルは何かありますでしょうか?
>(調べた限りではあまり見当たりませんでしたが。。)

国内メーカーのものではSR-9200のみですね。

wfさんのニーズを考えると(両極端の機種ですが)IDF-3000かSR-9200のどちらかがよさそうです。IDF-3000は外国人にも分かりやすい国語辞典,和英辞典を搭載しています。一方,SR-9200は広辞苑にリーダーズ,CODという語数の多い辞書を載せています。CODならイギリスでベストセラーになっている辞書ですから,ネイティブの方でも易しすぎることはなく,日常の読書に使えると思います。国語(日本語)を重視するならIDF-3000,英語を重視するならSR-9200でしょうか。ただ,日本語ジャンプはSR-9200にはついていません。

漢字ジャンプ機能やその他 投稿者:wf  投稿日:11月 7日(木)11時49分26秒

Sekkyさん、早速のご返事ありがとうございます。参考になります。

もしよろしければ一つお聞きしたいのですが、「漢字ジャンプ機能」のついている機種は、今のところセイコーとソニーのみでしょうか?幾つかのメーカーのWeb Pageで調べてみましたが、「漢字ジャンプ機能」というより、恐らくSekkyさんの比較表で指している「日本語ジャンプ機能」しか見当たりませんでした。だからといって機能がないとは限りませんが、これはもしかして「スペック表に載っていない」機能の一つでしょうか?

※ ちなみに、確認ですが、ソニー製のDD-IC5000/DD-IC500Sは
  「日本語ジャンプ」機能がついていないようですが、「漢字
  ジャンプ機能」の付いている機種は別モデルでしょうか?
  セイコー製の最新機種にはついているとの認識でよろしい
  ですかね?

これを考えると、今のところSII製のSR-T6500/SR-T5000が有利かもしれませんね。

他に幾つかコメントですが、

・英英辞典:自分は恐らく、「学習」というところに引っかかって
 いるでしょうね。英語は母国語ですし、学生のころも「国語」
 (注:私の場合、英語のことを指していますが!)が得意でした
 ので、「自分自信の活躍できるレベルではない」ことを恐れて
 いる可能性が確かに大です。例えば、Sekkyさんが調べて下さった
 「dog」の定義を読んだら、正直言って(ネイティブからみれば)
 定義があまりにも素朴なもので、少しびっくりしました。但し、
「polemic」等のような言葉または(希望ですが)それ以上に難しい
 英語まで入っていたら、確かに使えるかもしれません。まっ、どち
 らにせよ、「無いよりあった方がいい」ことは間違いありませんけど!

・ズーム機能は、確かにあればありがたいです。カシオは確かについて
 いますが、残念ながらセイコーの最新機種にはないみたいです。
 (24dot表示は可能ですが。)

・前回のポストに書き忘れましたが、キャノンのIDF-4500の後継機種
 について、何方か何か知りませんか?今回IDF-4100、2100しか出な
 かったことは少し寂しいように思いません? (^^;;

それでは、
wf

p.s. SYSTEM3090さん、私も大学のころ物理学をやっておりました。力学ではなく、高エネルギー物理学でしたが。「〜ology」は少しピンときませんでした。まさか、「phrenology」だったりして? (^^;; (冗談です。ちなみに、辞書を使わずにこの英語の分かった方に50ポイントプレゼント!)

Re:妹用にもう一台 投稿者:みや  投稿日:11月 7日(木)11時14分42秒

◆じつまつさん:
>英語論文を読むのは4年生から、それも読む練習って感じです。大学院(修士)
>で本格的にばりばり読みますが、書く方はさっぱりで、論文を英語で書いて投稿
>する人は私の知っている限りいません。

そうですか(^-^;)ゞ確かに、修士レベルなら学会発表もたいてい日本国内・・・だったら、日本語ですむでしょうね。たまたま下にもう一人妹がいるので、英英の電子辞書が必要になったら、XD-R6200は妹に下げ渡して、新しいのを購入させましょう。

◆ちなみに、大学1回生の姉(XD-R8100使用中)に
「電子辞書で英英辞典を使うことってある?」と聞くと
「難しい単語を“違う言葉で言いかえよ”という設問の時、英英と類語辞典で調べる」
と言ってました。英英は当然英語ばかりなので、紙の英英など娘は手に取った事もなかったのですが、電子辞書の英英は気軽に引けるようですね。

◆私は英文科でしたが、英英はOALDもCODも、恥ずかしながら、ほとんど使いこなせずに終わりました。英文レポートを書くにしても、高校卒業までに習った英語で間に合わせてしまいました。

持っていた和英もABC順に並んだひきにくいもので(歳が分かる?)、娘に
「ローマ字順に aji, ajia, ajiki-nai, aji-mi...って並んでたのよ」と言うと
「まさか!それでも和英?」と笑いだしました。
(外国の方なら、こうでないと困るでしょうけど)

今のような電子辞書があったら、英英や和英が楽しく使えたかもしれないと、今の学生さん達が羨ましくもあります。

◆じつまつさん:
>センター試験まで、あと2ヶ月半。追い込みの時期です。
>辞書を引く時間を短縮できれば、別の科目の勉強もできます。
>電子辞書は、きっとお子さまの勉強の助けになると思います。

本当に助けになります。高1・2の頃は、ジーニアスでネットサーフィンならぬ“単語サーフィン”をして、1語下調べするのに15分以上かかるようなのんびりした子(母親似)でしたが、高3の今は時間との戦い:特に時間を食うのが、英語と古語の単語調べです。

昨日も古典の予習が間に合わず、授業中に電子辞書で調べていたら、古典の先生、目ざとく見つけて
「あら!古語の入っている電子辞書って初めて見たわ!まぁ!例文も出るのね!」
と興味津津だったようです。

◆Sekkyさん:
>4年後の電子辞書のスペックを予測するのは難しいですけど,
>現行機種とは全く違うことは事実でしょう。

楽しみですね!

http://www.geocities.co.jp/NeverLand/5153/search/sejisho.htm


>wfさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)20時00分21秒

>大阪に住んでいるアメリカ人ですが、日本語の勉強履歴は約8年間です。

外国人の方に「日本語がお上手ですね」というのは大変失礼かもしれませんが,最初に読んだときは日本人の方の書き込みだと思っていました(^^;;

>Sekkyさんが書いて下さった外国人向けの記事を読ませて頂きましたが、

もっとも,wfさんの場合,戸籍上?は外国人かもしれませんが,日本語運用力に関しては普通の日本人と何ら変わりないでしょうから,拙サイトの「日本語を学ぶ外国人のための…」の内容はちょっと外れていたかと思います。

>辞苑を持っていないので、最近その必要性を痛感しています。(言っておきますが、
>和英だけには頼れませんね。日本語を調べると、時々「ほんまかいな?」という英語
>しか出てきませんので。)

現行の和英辞典は,たしかにネイティブの方の視点からするとおかしな記述も多いかもしれませんね。そうなると,もしかしたら広辞苑も似たり寄ったりな面が多いかもしれません(^^;; むしろ,和英と違い,国語辞典は,英語母語話者の方にとっては「ほんまかいな」という疑問も持ちにくいでしょうから(笑),使うのはちょっと骨が折れるかもしれません(たとえば,広辞苑で「新聞」を引くと,(現代日本語で主に用いられる意味の)newspaperではなく,(今はほとんど使われない)newsの意味が先に出ていたりします)。広辞苑は,「よく使われる順」ではなく,「古いもの順」に意味が出ているので,日本人でも使いにくいところがあります。

もし国語辞典を重視され,しかも広辞苑にこだわらないのでしたら,新明解国語辞典の搭載機種(シャープPW-M310,カシオXD-R1300)や学研新国語辞典搭載機種(学研IDF-3000)も候補になるかもしれません。広辞苑にくらべれば語数は少ないですが,英語でたとえていうなら,ペーパーバックの(ネイティブ向け)英語辞書と,ハードカバーのカレッジ版英語辞書(Merriam Webster Collegiateのような)の違いのようなものですから,普通に使うぶんには日本人でも支障は全くありません(アメリカ人の方が通常の読書にはペーパーバックの辞書で問題ないのと同じです)。

>2. 日本語ジャンプの付いているもの
>・あるメーカーの旧機種は英語にしか対応していなかったようですが、外国人として、
>私はどちらかというと、日本語のジャンプ機能を必要としますね。

そう思います。wfさんのように日本人と同等レベルで日本語をお使いの方でも,日本語ジャンプがあると便利だと思います。#日本語ジャンプは日本人以上に,外国人にとって重宝するものだということはあまり知られていないようです。

>3. 英英辞典の付いているもの
>・これは、厳密に言えば、必須ではありません。但し、考えてみれば日本人に英語を
>説明する際(注:私は英語教師ではありませんが)、「役に立つのでは?」と思って、
>とりあえず選択肢も絞りたかったので、一応条件として入れてみました。

英語母語話者の方には英英辞典が最優先かと思ったのですが,これはそれほど重視されないのでしょうか? たしかに,学習英英辞典はネイティブ向けのペーパーバック辞書よりも語数は少ない(そのかわり,文法の解説や例文は多いですが)ので,英語教育に携わっていない母語話者の方には,それほど必須のものではありませんね(もちろん,あればあったで便利だと思いますが)。

>・上記の機種のうち、外国人にとって「ありがたい」(敢えて言えば「必須」?)機能は
>他に思いつきますか?

wfさんがご検討された機能にはないもので,外国人に便利な機能として,漢字ジャンプ機能があります。これは,新聞等で読み方が分からない(からたぶん意味も分からない)単語を辞書で引きたいときに便利な機能です。国語辞典は,冊子体でも電子辞書でも「読める単語を引く」ものであり,読めない単語は電子辞書でも引けません。しかし,漢字ジャンプ機能を使えば,読めない単語の漢字のどれかを漢和辞典で引き,そこからジャンプすることで,その漢字が使われている単語を広辞苑の中から全部探してくれます。「電子辞書へのアプローチ」の4.7.に詳細が書いてあります。これはセイコー,ソニーの機種に搭載されています。

そのほか,日本語を書く機会が多い場合は,大きい文字に簡単にズームできる機能があると便利です。シャープの機種はワンタッチで48ドットに拡大してくれるので,正確な字の形が分かります(12ドットや16ドットのフォントは,ドット数が小さいため,漢字の横線が省略されていたりします)。

とりあえず,ここまでポストします。

(今さら)XD-S3000レビュー 投稿者:SYSTEM3090  投稿日:11月 6日(水)18時16分48秒

 はじめまして、TKと申します。力学(物理学)をやっております。まずは、電子辞書を選ぶ者にとって、この様な有益なサイトを提供して下さっているSekkyさんに深くお礼申し上げます。

 年末商戦に向けて各社とも新製品ラッシュの様ですが、いろいろと機種選定をした結果、2年落ちのカシオXD-S3000を購入しました。ヨドバシドットコムでポイント還元を含めて、\13,430でした。
 購入動機は、以前に持っていた玩具のような電子辞書の故障のための買換えです。論文や資料の読み書きというよりも、親しむために読んでいる英字新聞や雑誌のお供のためです。LAADに興味がありました。使い勝手のSIIか、コンテンツのカシオかで悩みましたが、辞書の本質はコンテツ!と後者を選択しました。

 使い始めて約1週間になります。思ったよりも軽量で小さく、胸のポケットに入れっぱなしにしても気になりません。例のスライドキーボードも悪くないと思います。電源はやはりフタ開閉に連動するべきですね。
 機能に特に不満はありません。インクリメントサーチはありませんが、スペルは適当な所まで入れて「訳」を押せば一覧リストが出るので、あとは上下にスクロールさせて選択できます。英和の用例は個々にリンクになっているで見やすいです。例文検索も英英のみで実質十分です。

 細かな使い勝手はやはり気になる部分がいくつかあります。不便な順に書いてみます
1.ジャンプ先辞書選択が、辞書選択キーで出来ない。
2.英英・英和の一覧リストの右側のプレビュー(と呼べるほどの機能ではないですが)は、ただ記述の1行目を表示しているだけです。そのため、英和では原義や由来の表示で終わってしまっていたり、英英では品詞の記号を表示のみだったりして、役に立たない単語が多くあります。
3.辞書選択時は、必ず初期画面から始まる。最終画面が保持されれば、複数の辞書を切替えて使えるのに。
4.英和で用例モードにしていると、ページ送りが出来ない。
5.例文検索は、単複・活用・〜ingなどを超越検索出来ない。でも、communicationとcommunicationsは区別したかったりして...
6.英英の成句検索が、和英と比べて貧弱。
7.先頭ワイルドガードに「〜」は使えるのに、「?」が使えない。

 機能が足りないということよりも、操作の手順や方法がユーザの思う様に設定されていない感じがします。

 期待していたLAADの例文は、良くも悪くもアメリカンですね。でも、面白いです。スポーツや時事や物品の一般名や固有名詞を入れるとゾロゾロと出てきます。おかげてかなり遊んでしまいます。ちなみに、私の仕事である、〜ologyは、G2にはありましたがLAADにはありませんでした。

 カシオ機は、基本的に「辞書」として使うには全く良好だと思います。さらに、検索や複数辞書の連携など電子辞書らしくテクニカルに使うには、SIIなど他社の方が良いと思います。
 同様に、LAAD/LDEC搭載機は、英語学習者に適していると思いました。プロフェッショナルには、上級コンテンツと使い勝手の良いSIIなどの方が良いと思いました。

では、また。

外国人が上位モデルを探す際 投稿者:wf  投稿日:11月 6日(水)16時59分25秒

皆さん、こんにちは。

大阪に住んでいるアメリカ人ですが、日本語の勉強履歴は約8年間です。(2年間はUSで、その後は日本で仕事しながら。正確に言えば「勉強」というよりあくまで「仕事をしながら文法/語彙を覚えていった」わけですので、言語にそれほど詳しいわけではありませんが。 (^^;; )

この間、会社の同僚にSekkyさんのWeb Pageを紹介して貰いましたが、大変良い参考になっており、Sekkyさんに感謝しています。(情報量はかなり多く、Webの管理だけでも大変かと思います。 (^^) )

今までキャノン製のWordtank IDX-9500を使ってきたものですが、最近物足りなくなってきて、新しい電子辞書を探し出しています。そこで、皆さんも当然ながらよくご存知のことですが、店に入って電子辞典を見てみると、とにかく機種数が多いですね。とりあえず今回はさすがに「上位モデル」を購入するつもりですので、大手メーカーそれぞれの最強のものを検討していますが、それでも選択肢が幾つかあって、判断に迷うところです。

Sekkyさんが書いて下さった外国人向けの記事を読ませて頂きましたが、本Web Page上の最新の機種についての話し合い/レビュー/書き込み等はどちらかというと、日本人向けと言っていいでしょう。(読者の方々も、実際のユーザーベースも大半日本人でしょうから、それはそれで当然のことです。 (^^) )

この場で書こうと思ったのは、「外国人として上位モデルを検討した際」のコメントですが、もしあまり面白くなければ遠慮なく本書き込みをパスして下さい。

先ずは、私が思いついた「必須条件」ですが、以外と簡単でした。

1. 広辞苑の付いているもの
・Sekkyさんが英英辞典の重要性を語ると同様に、もし外国人が上級レベルの日本語を勉強するのならば、やはり日本語で書かれた言葉の説明分が必須です。現在私は広辞苑を持っていないので、最近その必要性を痛感しています。(言っておきますが、和英だけには頼れませんね。日本語を調べると、時々「ほんまかいな?」という英語しか出てきませんので。)

2. 日本語ジャンプの付いているもの
・あるメーカーの旧機種は英語にしか対応していなかったようですが、外国人として、私はどちらかというと、日本語のジャンプ機能を必要としますね。

3. 英英辞典の付いているもの
・これは、厳密に言えば、必須ではありません。但し、考えてみれば日本人に英語を説明する際(注:私は英語教師ではありませんが)、「役に立つのでは?」と思って、とりあえず選択肢も絞りたかったので、一応条件として入れてみました。

それでは、選択肢が以下になります:

カシオ製:XD-R9000
SII製:SR-T6500、SR-T5000
キャノン製:IDF-4500
シャープ製:PW-9500

そこで、幾つかの点についてまだ悩んでいますが、もし何方かにアドバイスを頂ければ幸いです。

・上記の機種のうち、外国人にとって「ありがたい」(敢えて言えば「必須」?)機能は他に思いつきますか?例えば、(日本人ならばあまり気にしないかもしれませんが)研究者の和英をジーニアスの和英に比較した場合、どちらの評判が高いか、日本語ジャンプの最も優れているものはどれか等。

・使う頻度は低いでしょうが、欲を言えば、ことわざの辞典又は四字熟語の辞典は私には魅力的です。それではシャープしか選択肢ありませんが、本Web Pageのレビューを読んだ限りでは、何となくPW-9500より他の機種の実用性が高いように思います。ここで質問:広辞苑の慣用句検索機能はおそらくどの機種もありますが、それを使えば大抵のことわざ、四字熟語は出てきますか?

・上記に関連していますが、実際のところ、外国人が「学習英英辞典」を使ったりしますかね?私は先生ではありませんので、あくまで同僚や友達に対して何か英語を説明する際に使おうと思っていますが、それよりことわざの辞典、四字熟語の辞典、カタカナの辞典等を優先した方がベターでしょうか?(それでしたら、カシオ製のXD-R6200も選択肢に入ります。)

・学習ではなく、ネイティブ用の英英辞典が付いているモデルは何かありますでしょうか?(調べた限りではあまり見当たりませんでしたが。。)

初書き込みにしては、大分長くなってしまいましたが、部分的なご返事でも結構ですので、よろしくお願いします。 (^^)

wf

↓続き 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)14時02分35秒

・詳細な文法記述:COBUILDは文定義になっているので,基本的には定義の文章自体がその単語が使われる構文をも示しています。それに加え,COBUILDには細かな文法ラベルがついています。この数は半端ではなく,冊子体COBUILDでは,ラベルの説明だけに13ページ半も使っています。学習辞書のレベルをはるかに超えた詳細な記述です。英文法学者の間でCOBUILDの人気が高いのも納得がいきます。一方で,日本のいわゆる学校文法ではなじみのないラベルも多く,戸惑う人もいるのではないでしょうか。たとえば,COBUILDではsuch asやenoughのような,程度を示す語句と共起する形容詞はADJ-GRADEDというラベルがついています。言いかえれば,比較級,最上級にできる形容詞といえるかもしれません。この逆は単にADJとなっています(英和辞典なら「比較級なし」のように注記がつくような形容詞です)。そのほか,breakのように自動詞と他動詞の両方の用法がある動詞はV-ERG(ergative:能格動詞)というラベルを付けて,両方の用法をまとめています。能格動詞なんて英語学を専門にやっていなければ,英語教員でも知らない人が多いようなタームだと思います。これに限りませんが,COBUILDには(OALDもそうですが)自動詞と他動詞の区別をしていません。両方とも動詞としてひとくくりにしてあるので,自動詞と他動詞の区別が必要な場合は文型表記で判断しないといけません。これも日本の英語教育を考えるととっつきにくいと思うかもしれません。

こういうことを考えると,SR-T6500搭載のCOBUILDは,学習英英とはいえ,正直なところ,初めて英英を使う人にはちょっとおすすめしにくいです(もっとも,T6500のコンテンツを考えても,そういう人を対象にはしていない機種のようですが)。一方で,従来の学習英英では物足りないような人にはぴったりかもしれません。

COBUILDの知られざる素顔? 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)14時01分28秒

COBUILDですが,他の学習英英と違い,すべての語義にいわゆる文定義を採用している(ネイティブが口頭で説明するような感じで語が定義されている)ことは一般にもよく知られていると思います。しかし,それ以外にもCOBUILDが他の学習英英と異なる点で,一般の人があまり知らないようなことがいくつかあります。これは,上級者の人にとってはCOBUILDの良さになるのでしょうが,学習英英が初めてという人には敷居の高さにつながるかも(^^;;

・データ至上主義の編集:辞書学では記述主義と言われると思いますが,とことんまで実証主義に徹しています。普通の辞書(学習英和や他の学習英英)は,品詞毎に記述が分かれています。たとえば,stayは動詞と名詞の用法がありますが,それぞれが厳密に区別されています。ですから,膨大な記述量のある多義語を引くときも,その語がどの品詞で使われているかさえ判別できれば,その品詞のところだけを見れば求める語義が分かります。しかし,COBUILDは品詞に関係なく,出現頻度順に語義を並べています。そうすると,stayなどは動詞語義の中に名詞語義がはさまれていたりするわけです。これだと,品詞が判別できる(これは英文の構文解析ができる=英語がきちんと読める,につながりますが)上級者でも,初級の学習者のように上から全部語義を見ていかないといけません。一方で,自分の引いた語義が実際の英語の中ではどれぐらい頻繁に使われているかが分かるというメリットはありますね(学習の必要性が判断できるので)。

・調味料,保存料無添加の「ナマモノ」例文:従来の学習辞書編纂の原則として,「ある語義の例文は,その語に関係しない部分で難解であってはいけない」というようなのがあったと思います。ですから,peelの例句ならpeel gourdsよりはpeel applesのほうが好まれたりしたと思います。また,辞書の例文や語義に載っているすべての語は,その辞書の見出し語に載っていないといけない,というのも辞書編纂の鉄則だと思います。しかし,COBUILDはその掟を破ったというか,あくまでも実例主義ですから,このような教育的配慮? よりはナマの例文をそのまま載せることを優先しています。たとえば,martyrをひくと,St Pancras was martyred in 304 AD.という文があります。私はクリスチャンではありませんので,St Pancrasという人がどういう人か分かりませんし,リーダーズにも載っていません(リーダーズプラスには載っています)。これぐらい特殊な固有名詞でも,「迫害する」という語義で使われている以上は載せるというスタンスなのでしょう。例文を読むのが好きな人にはこたえられないおもしろさがある辞書だと思います。OALDはたしかにシェアとしては大きいですが,OALDの熱狂的ファンという人はあまりききません。しかし,COBUILDはマイナーな学習英和ですが,COBUILD愛好家がけっこういるというのは,例文の自然さというのも大きいと思います。逆に,高校生レベルの人がLDCE等の代用品としてCOBUILDを使うとけっこうきついかもしれません。T5000でなく,T6500の英英コンテンツになっているのも納得です(^^)

SR-T6500に搭載の類語辞典 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)13時09分14秒

↑以前に,「コリンズの類語といってもいろいろあるので…」と書いたのですが,セイコーさんの公式HPによるとCollins Compact Thesaurusのようです。これはCOTとほぼ同規模(体感的にはちょっと少なめかな,という感じですが)のものです。

ただ,COTのような,各類語エントリーの冒頭にある例文(公式HPではサンプルフレーズと言っていますが)がありません。言いかえれば,各類語グループごとの意味の違いが,例文で判断できない(類語自体を見て判断するしかない)わけです。ネイティブ向けthesaurusが日本人上級者にもなかなか手応えがある原因として,類語が羅列してあるだけなので,自分の求める語義の類語が判別しにくいということがありますが,Collins Compact Thesaurusもその点ではCOTにくらべると敷居が高いかもしれません。一方で,反意語の数は,冊子体で比較してもコリンズのほうがCOTよりも多いようです。出版社をまたげないので,COBUILDを載せる以上,COTは載せられないのかもしれませんが…。

>るっこらさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)11時04分49秒

>このような教育を中学校や高校の英語教育で実現できているとすれば、日本人の英会話能力
>の平均的レベルは格段にあがっているはずでは、と思うのですが

これにはいろいろな要因があると思います。たしかにクラスサイズの問題は大きいですので,英会話学校などでは5人以下とか,語学教育で理想とされる人数にしていますが,それでも英会話学校に通う人が増えたことで日本人の会話力が上がったとも一概に言えないのが難点ですね。よく世間では,日本での伝統的な(文法中心の)英語教授法が批判されますが,オーディオリンガルメソッド(昔の基礎英語等のExerciseのような文型言い換え練習など)と言って,単調ではあるものの,基本文型が口をついて出るような機械的な口頭練習はかなり昔から普及していますし,英語運用力のある人は,入門段階でのこういう涙ぐましい基礎トレがベースになっている人は多いのではないでしょうか。今日の新聞に出ていましたが,最近の小中学校では,生徒に苦痛を与えるような教え方は敬遠されるようになってきているようです。私が小学校の頃は九九が言えない子供は居残りをさせられて,言えるようになるまで帰してもらえなかったり,英語であれば,教科書の本文を家で5回音読し,親に聴いてもらってサインをもらわないといけなかったりということがよくありましたが,当時は嫌々でも,今九九や中学で学んだ教科書の本文がそらで言えるというのは,当時の訓練のおかげなのですから,それなりにプラス面は多いと思います。

インターネット,衛星放送,英会話学校,そして電子辞書と,英語学習を支援するメディアがどんどん登場している一方で,語学を学ぶ根幹となる基礎力(単語,文法,音韻レベルでの発音)がだんだん下がってきているようなことは,現場で教えていると痛感します。中学校必修語の不規則動詞の変化が言えないとか,現在完了形がどういうものかわからない,という大学生は,今では珍しくないようです。もっとも,痛いところですが,おっしゃるように教員の英語力にも問題はあるかもしれません。最近は向上しているとはいえ,それでも日本全国の高校英語教師で英検2級(あるいはそれに相当する他資格)を持っていない人が少なからずいるという現実もあります。もちろん,英語力があっても資格を取るのは嫌いだから受けない,という人もいるのかもしれませんけど。

>今、会社で英訳を20代の派遣の人にお願いしているのですが、文法力のあまりのなさに
>驚きます。

たしかにTOEICはTOEFLと違い,ライティングの試験はありませんからね(^^) それでも,850というスコアは基礎がきちんとしていなければそう簡単に(試験対策勉強だけでは)とれるものではありませんから,これぐらいの基礎力があれば,あとはOJTで経験を積むしかないのでしょう。

最近は,聞き流すだけでリスニングの力がつくだとか,3ヶ月で誰でもTOEICで100点上がる(もっとも,(800点から900点に上げるのでなく)300点から400点に上げるのならそうかもしれませんが(^^;;)とか,いかにも楽して英語力がつきます,という教材が増えています。第二言語習得理論をかじっている我々からすれば,それはないだろう,というものが多いのですが(^^;;

電子辞書に関しても同じことが言えると思います。「電子辞書を使うと英語力がつきますよ」というようなセールストークをよくききますが,電子辞書はしょせんは単なる辞書であり,決して英語力を保証する魔法の機械ではないと思います。フルコンテンツの電子辞書を買っても,例文や文法解説まで読まなければ宝の持ち腐れですし,英英搭載機を買っても,ほとんど英和しか見ないのであれば,英英を使う効果もありません。

メーカーさんや量販店さんも,電子辞書をPRするときに,単なる表面的なこと(重い辞書を持ち歩かなくてもいいですよ,というような)だけでなく,「辞書を引く」という地味な行為こそが語学力を確実につける上での数少ない「王道」であり,その行為が場所を問わず(旅先であろうが,トイレの中であろうが)行える電子辞書は(使いこなせば)最高の英語教材になります,というような正統派のセールストークをしていただきたいと願っています。とくに英英辞書は,24時間365日文句一つ言わずに英語の疑問に答えてくれるネイティブスピーカーの家庭教師を雇っているのと同じことなのですから(^^)

>なみさん,通りすがりさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)10時05分06秒

>Sekkyさんの言いたいことは英英辞書にもネイティブ用と外国語としての学習用があると
>言うことではないでしょうか。つまりそれを知らずに目的と異なる方を選ぶと大変だと。

おっしゃるとおりです(^^)

通りすがりさんのご指摘は,おそらく学習英英とネイティブ向け英英のレベル差の問題ではなく,辞書の語義記述の問題だと思います。たとえば,(難しい単語の例)「疾走する」の意味は? ときかれれば,「速く走ることです」といえばすみますが,(易しい単語の例)「走る」の意味は? ときかれると,そんな簡単にはいきません。ですから,同じCODでも易しい単語であるdogは前に示したように説明的になっていますし,難しい単語は(その語よりは易しめの語を使って)言い換えてあります。

通りすがりさんが「難しい単語ほど易しく書かれている」とお感じになるのは,まさに上記のことのためだと思います。難しい単語なら,すでに知っている(であろう)語で近似のものを提示してあるので分かりやすく感じるのでしょう。一方,易しい単語は,これよりも易しい単語を提示できないのですから,説明的に定義せざるをえません。そのために難しく感じるのかもしれません。

>広辞苑もその意味でネイティブ用だと思うのですが、学習者向けの日本語辞書では簡単な
>単語の定義は難しいのですか?

日本語辞書の場合,英語のLDCEやOALDに相当する総合的な学習者用辞書というものはないのですが,現役の日本語教師の方々にも定評のある三省堂の「新明解国語辞典」はたしかに簡単な単語は難しい(というよりは説明的になっているので,語義が長くなり,結果的に学習者には難しく感じる)といえるかもしれません。たとえば,

「なげる」は,新明解では

△手につかんでいる物を(何かを手でつかみ)、反動を利用して放し〕ある目標に向かって届かせようとする。〔普通、弧を描いて届く[株式会社三省堂 新明解国語辞典]

広辞苑では

(手に持って)遠くへほうる

となっています。新明解はとくに「学習者用」というわけではありませんが,この定義スタイルの違いは,ネイティブ向け英英と学習者向け英英の違いに共通するものがあります。広辞苑は「言い換え式」(類義語でパラフレーズする),新明解は「説明式」(見出し語の意味分析をして説明する)と言えます。同じことは英英にも言えます。

>猫背さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)09時42分30秒

>なるほど、気付きませんでした(^^;)それなら、どちらの方法を使うかユーザーに
>選択肢が与えられるってことですから、逆に使いやすいじゃあーりませんか!

そう思います。ジャンプ先が決まっていればその辞書キーを,決まっていなければ訳キーを,という「チョイスがある」ことに関してはよくできていると思います。ただ,やっぱり引っかかるのは,「決まっていない場合」の操作系なんですよね。(以下は細かな話になりますが)ジャンプ先が決まっていないというようなファジーな状況の場合,操作系もそのファジーさに対応できる必要があると思います。つまり,ジャンプ先が決まっていないので(辞書キーでなく)訳キーを押したのに,その次に出てくるダイアログでは,どの辞書にその語が載っているかが目隠しされた状態でジャンプ先辞書を選ばないといけないわけです。これはちょっと使いにくいですね。ジャンプ先が決まっていない状況で訳キーを押したら,ジャンプ可能な辞書(その語がジャンプ先に載っている辞書)だけを絞ってダイアログを出すとかする必要があると思います。

>ちなみに、手元のPW-6800もそのような仕様になってました。やはり、取扱説明書はちゃん
>と読まないとね!(反省)

ジャンプ時に辞書キーを押すとそこへダイレクトで飛べるのは,PWシリーズに加え,キヤノンのIDF-4000でも実現されています(ただ,後継の4500ではジャンプ先辞書の選択肢が増えたせいか,できなくなりました)。このことは時々ここでも話題になりますが,意外と知られていないようです。

>ちなみに、PW-6800で試しましたが、同じジーニアスでも和英の例文検索の場合はこの限
>りではないのでしょうか?

和英はインデックスの仕様が違うようなので見出し語は出ないですね。

#これがなぜかというのは,ちょっとテクニカルな話になりますが,冊子体のジーニアス英和の例文は,たとえばseaのエントリーの中にある例文なら,見出し語部分(sea)が「〜」で置きかえられています。「a rough 〜」のようにです。これは上級学習英和や一般英和ではあたりまえに使われる便法ですが,こういう仕様のデータを使って例文検索をすると,困ったことになります。つまり,通常の検索なら,「a rough 〜」という例句はseaの中にあるので「〜」はseaのことだと分かりますが,例文検索だとroughで検索してもこの句がヒットしますね。そうなると「〜」が何を示すのか分からなくなります。そのために,こういう仕様になっている辞書のデータは,ちょっと加工して見出し語も出るようにしているのでしょう。同じことは(スクリーンショットを見る限り)XD-R9000のリーダーズにも言えます。ただ,和英は見出し語が日本語ですから英単語を「〜」で置きかえることはありませんので,電子辞書版でもわざわざ見出し語を表示する必要はないわけです。もっとも,このへんの扱いはメーカーさんによって異なります(おそらくは各メーカーさんがインデックスを用意しているのでしょう)。ですから,同じリーダーズでも,DD-IC500Sなどは例文検索で見出し語は出ません。そのかわり,「〜」をスペルアウトしています。

>誤った情報を投稿してしまいまして申し訳ありませんでした。

いえいえ,そのおかげで,XD-R6200/9000で新たに搭載された,「ジャンプ先辞書キーを押すことでダイレクトにその辞書へ飛べる」ということのPR? にもなったのですから(笑)

>メリザンドさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 6日(水)09時19分49秒

>>現在、Webで販売されているものは WinXP対応だそうですから問題ないですが...。

>それはありがたいですね。現在使っているPCはWinMEですが、将来XPに買い換えないとも
>限らないので。。。

昔のバージョンは分かりませんが,現行のものは私のWin2000でも問題なく動いています。最近のマルチメディア系百科事典と違い,テキストが主体なので軽いですね。もっとも,これは仕様なのでしょうが,XGA以上の高解像度には画面表示が対応していないようで,高解像度のディスプレイでは画面いっぱいに解説画面のウィンドウが表示されません(800*600の画面と同サイズで表示さ
れます)。もっとも,動作に全く支障はないので問題はないと思います。

#IC辞書に搭載の百科事典コンテンツも,マイペディアのような1巻本のものではなく,せっかく「百科事典」を売り物にするのなら世界大百科やニッポニカのような複数巻のものを入れてほしいですね。ふつうの人が「百科事典」といって思い浮かべるものは,書棚1段を占拠するような大規模なものでしょうから。細かなコンテンツがなくても,大規模百科事典+英和+和英(+英英)+広辞苑程度のシンプルなコンテンツ構成で,十分需要はあるような気がします。もちろん,ライセンス料はかさむのでしょうが,実売で50000円ぐらいになっても買う人は多いのでは?

>Jammingというのはよく聞きますが、どこで手に入れられるのでしょうか?また、EPWING
>などと比べて使い勝手はどうですか?辞書検索ソフトというのはいろいろあるみたいです
>が、よく分からないので、教えていただけると幸いです。

以下の作者さんのページから最新版がダウンロードできます。私はDDWinを使っていますのでJammingはよく分かりません(どなたかお使いの方ご教示ください(^^;;)が,EPWINGや電子ブック形式に加え,世界大百科やシステムソフト大辞典シリーズなど,幅広いフォーマットに対応しているのがウリだと思います。ただ,フリーウェアのDDWinと違い,Jammingはシェアウェア(3000円)です。そのほか,Benさんが以前にご紹介くださったBuckingham EB Player for Windowsというのもあります。

http://www18.tok2.com/home/BuckinghamSoftware/buckinghamebplayerforwindows/readme.html

※ちなみに,EPWINGというのは辞書データのフォーマットの名前で,ソフトの名前ではありません。

http://www.bekkoame.ne.jp/~asato/jamming.html


dogに関して 投稿者:なみ  投稿日:11月 6日(水)00時46分19秒

>「dogのような簡単な単語でさえ難しい語を使っている」
>と書かれてますが,これって当然のことじゃないのでしょうか?
>日本語の辞書を見ても,簡単な単語ほど難しいです.
>逆に難しい単語の意味ほどわかりやすい
>なので,むしろ難しい単語の意味をどのように説明しているのかも示して
>欲しいです.

Sekkyさんの言いたいことは英英辞書にもネイティブ用と外国語としての学習用があると言うことではないでしょうか。つまりそれを知らずに目的と異なる方を選ぶと大変だと。
広辞苑もその意味でネイティブ用だと思うのですが、学習者向けの日本語辞書では簡単な単語の定義は難しいのですか?

ネイティブ用の英英辞書としてはCODやMerriam Webster's Collegiate Dictionary等があげられると思います。また学習英英辞書はOALD,LAADなどがあります。
OALD
http://www1.oup.co.uk/elt/oald/cgi-bin/oald.pl
Merriam Webster's Collegiate Dictionary
http://www.m-w.com/cgi-bin/dictionary
難しい単語に関しては実際に上記のサイト等で辞書を引き比べるのが早いと思います。

dogの例に関しては長いのですが、
Sekkyさんのサイト内に記述がありますのでそのまま引用します。
私は基本的にはこういった話は門外漢なのでどなたかフォローありましたらよろしくお願いします。

https://sekky.tripod.com/jishointro.htmlから

ネイティブ向け辞書と外国人学習者向け辞書の難しさの違いを,dogという語の定義を比較してみてみましょう。
(ネイティブ向け英英辞典の場合)
dog: a domesticated canid bred in many varieties. (Random House Webster's Unabridged Dictionary 2nd Edition)
(外国人向け英英辞典の場合・タイプ1)
dog: a common animal with four legs. Dogs are often kept by human beings as pets. (Oxford Advanced Learner's Dictionary 5th Edition)
(外国人向け英英辞典の場合・タイプ2)
dog: A dog is a very common four-legged animal that is often kept by people as a pet. (Collins COBUILD English Dictionary)
同じdogという単語でも,辞書によってこれほど異なっているのです。ネイティブ向けの辞書では,domesticated「飼い慣らされた」,canid「イヌ科の動物」,bred(breed「繁殖する」の過去分詞)などと,難しい単語が立て続けに使われていて,初めて英英辞典を使う人には,何のことかさっぱり分からないと思います。

一方,外国人向け辞書の定義は,同じ単語の説明かと疑うぐらい,非常に分かりやすく書かれており,皆さんの英語力なら,ぱっと見ただけで「犬のことだ」と分かると思います。外国人向け英英辞書には,タイプ1のように,句で書かれているものと,タイプ2のように,文章で書かれているものがあります。タイプ1は,ネイティブ向けの英英辞典と同じスタイルなので,今後,ネイティブ向けの辞書を使う際にも戸惑わないと思います。一方,タイプ2は,文章になっていることもあり,ネイティブスピーカーが目の前で語りかけてくれるような臨場感があります。どちらがいいかは好みの問題ですが,今後,ネイティブ向けの英英辞典も使っていきたいと考えている人にとっては,タイプ1の辞書を選んだ方が無難でしょう。

世界大百科事典第2版 投稿者:メリザンド  投稿日:11月 5日(火)23時33分39秒

ひでさん、Sekkyさん、Benさん、早速のレスありがとうございます。

>世界大百科ですが,今は廉価版のものが20000円弱で出ています。以下のリンクをごらんください。本文の内容や検索方式は同じだと思いますが,「百科で見る20世紀」や戦前の大辞典の内容などは入っていないです。

リンク、見てみました。私も書店で売っているのを見たことがあります。これなら安くて手に入りやすいので、いいですね。本文があればOKなので、おまけはいらないですし。

>現在、Webで販売されているものは WinXP対応だそうですから問題ないですが...。

それはありがたいですね。現在使っているPCはWinMEですが、将来XPに買い換えないとも限らないので。。。

>辞書検索ソフトとして知られる Jammingはシェアウェアですが、世界大百科事典を検索することができ重宝しています。

Jammingというのはよく聞きますが、どこで手に入れられるのでしょうか?また、EPWINGなどと比べて使い勝手はどうですか?辞書検索ソフトというのはいろいろあるみたいですが、よく分からないので、教えていただけると幸いです。

>Sekkyさん 投稿者:猫背  投稿日:11月 5日(火)20時26分27秒

>XD-R6200の場合,スーパージャンプキーを押し,ジャンプ始点
>の語にカーソルを合わせ,ジャンプ先辞書のモードキー(英和
>にジャンプしたければ英和キー)を押すと,その辞書にダイレ
>クトに(ジャンプ先辞書選択ダイアログを飛ばして)飛べるの
>で,ジャンプ先辞書を決めている人はこの方法を使うのがもっ
>とも迅速です。
なるほど、気付きませんでした(^^;)それなら、どちらの方法を使うかユーザーに選択肢が与えられるってことですから、逆に使いやすいじゃあーりませんか!カシオさんすみませんでしたm(_ _)mちなみに、手元のPW-6800もそのような仕様になってました。やはり、取扱説明書はちゃんと読まないとね!(反省)

>これは元データのインデックス仕様に依存するようです。ジー
>ニアス英和のデータは,例文データにもその例文の元見出し語
>(どの見出し語の中にその例文が載っているか)の情報が入って
>いるようで,R6200に限らず,他社製品(PW-M670, SR-9500/9600
>/9700)のジーニアス英和の例文検索でも同様に見出し語が表示さ
>れます。
これまた勉強不足でした(^^;;;)そういえば、ジーニアス英和搭載で例文検索できる機種では試してなかった…失礼しました。ちなみに、PW-6800で試しましたが、同じジーニアスでも和英の例文検索の場合はこの限りではないのでしょうか?

誤った情報を投稿してしまいまして申し訳ありませんでした。お詫びするとともに、丁寧に訂正していただいたSekkyさんに感謝し、お礼を申し上げたいと思います。これからもお世話になります(^^)

dog? 投稿者:通りすがり  投稿日:11月 5日(火)20時25分31秒

興味深く見させていただきました
で.ちょっと疑問に思ったのですが
「dogのような簡単な単語でさえ難しい語を使っている」
と書かれてますが,これって当然のことじゃないのでしょうか?
日本語の辞書を見ても,簡単な単語ほど難しいです.
逆に難しい単語の意味ほどわかりやすい
なので,むしろ難しい単語の意味をどのように説明しているのかも示して
欲しいです.

Re:世界大百科事典第2版 蛇足 投稿者:Ben  投稿日:11月 5日(火)20時06分42秒

CD-ROM世界大百科事典【第2版】プロフェッショナル版などは確かWin2000で不具合があるらしいので、Win2000 or XP ユーザーの方はご注意が必要です。現在、Webで販売されているものは WinXP対応だそうですから問題ないですが...。

辞書検索ソフトとして知られる Jammingはシェアウェアですが、世界大百科事典を検索することができ重宝しています。国語辞典、類語辞典(日本語)、現代用語辞典、百科事典を一度に検索できたりするので便利です!

LDCE on CD-ROM 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)16時47分19秒

↑時々おたずねがあるLDCEのCD-ROM版ですが,冊子体LDCEに付属のものはとても使いにくいインターフェイスで,しかもHDインストールができないので常時CD-ROMを入れておかないと使えません。どうしてもLDCEをPCでひきたいということでしたら,Longman Interactive English Dictionary (2nd edition)というものをおすすめします。8000円ぐらいで国内でも入手できます。

これは,LDCE3版の内容に加え,Longman Dictionary of English Language and Culture(LDCE2版に百科語彙15000語を増補したもの)に収録の百科語彙部分(15000)語を増補し(つまり,実質はLDCE3版+15000語の百科語),それに加えてLongman English Grammar(学習者向けの英文法書),Longman Dictionary of Common Errors(学習者がよく起こす誤りを解説したもの)などを収録しています。全文検索もできますし,辞書に収録のカラー図版なども載っています。また,イギリスの大学へ入学するための英語資格試験(CPE, FCEなど)用のExerciseも多数収録されています。

このCD-ROMはHDインストールはできませんが,CD革命等の仮想CD-ROM構築ソフトを使えばHD上で使えます。

>猫背さん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)16時30分16秒

>ジャンプ機能を使用する際にジャンプ先の辞書を選択し、選択しても候補にヒットしない
>場合があるのは、やはり納得の行かない仕様ですね。恐らくは、候補が多数あった場合、
>たくさんの辞書の見出し語から目的の辞書を選ぶのが大変であろうと考えて、この仕様に
>したのでしょう。たとえば、英単語なら最初から英和の見出し語しか見たくないという人
>も多いでしょうからね。

そう思います。ただ,XD-R6200の場合,スーパージャンプキーを押し,ジャンプ始点の語にカーソルを合わせ,ジャンプ先辞書のモードキー(英和にジャンプしたければ英和キー)を押すと,その辞書にダイレクトに(ジャンプ先辞書選択ダイアログを飛ばして)飛べるので,ジャンプ先辞書を決めている人はこの方法を使うのがもっとも迅速です。

一方,モードキーの代わりに訳キーを押すと,ジャンプ先辞書選択のダイアログが出ます。この場合,どの辞書にジャンプするか決めていないケースが多いと思うので,ジャンプ先辞書選択のダイアログを出すよりは,(辞書を限定しないで)ジャンプできる語のリストを出してそこから選ばせる方が自然な操作系になると思います。

>一方、検索結果の例文それぞれに見出し語が表示されているのは非常にいいと思いました。
>他社の場合、例文が表示されてもどの見出し語に記載されている例文なのか分からないの
>で、今ひとつ使い勝手が悪かったのですが、これならその見出し語にすぐジャンプして調
>べられるというわけです。ぜひ、他社にも採用して欲しい仕様ですね。

これは元データのインデックス仕様に依存するようです。ジーニアス英和のデータは,例文データにもその例文の元見出し語(どの見出し語の中にその例文が載っているか)の情報が入っているようで,R6200に限らず,他社製品(PW-M670, SR-9500/9600/9700)のジーニアス英和の例文検索でも同様に見出し語が表示されます。

カシオ新機種の操作性について 投稿者:猫背  投稿日:11月 5日(火)15時51分16秒

新発売の、カシオXD-R6200の操作性についての私見です。

ジャンプ機能を使用する際にジャンプ先の辞書を選択し、選択しても候補にヒットしない場合があるのは、やはり納得の行かない仕様ですね。恐らくは、候補が多数あった場合、たくさんの辞書の見出し語から目的の辞書を選ぶのが大変であろうと考えて、この仕様にしたのでしょう。たとえば、英単語なら最初から英和の見出し語しか見たくないという人も多いでしょうからね。

ただ、現実問題として、ジャンプ先の辞書がたくさんあって選択に苦労する、という状況も少ないのではないでしょうか。ジャンプ元の単語は、ユーザーが範囲指定するのではなく、最長の候補から選ぶという方式ですし…。ジャンプ先の辞書の表示順を設定できればそれで大抵解決しそうな気がします。

また、例文検索機能についてですが、これもまた複数の辞書をまたいでの検索ができず、各辞書ごとにメニューがある方式になっているのが残念です。
一方、検索結果の例文それぞれに見出し語が表示されているのは非常にいいと思いました。他社の場合、例文が表示されてもどの見出し語に記載されている例文なのか分からないので、今ひとつ使い勝手が悪かったのですが、これならその見出し語にすぐジャンプして調べられるというわけです。ぜひ、他社にも採用して欲しい仕様ですね。さらに欲を言えば、その例文から見出し語の該当部分まで直接ジャンプできると理想的かも。最近の機種は例文が語義より1つ下の階層に置かれているのが普通なので…。

>ぱんさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)15時14分50秒

>私の持っているIDF-3000は直接出てくるので、てっきり他のキャノンの機種もそうかと
>思っていました。
>でも、IDF-4000はどうなっているんでしょう?
>やっぱりIDF-4500と一緒でまず辞書選択画面が出てくるのかな?

キヤノンさんの機種はIDF-4500で日本語ジャンプまわりの操作系が多少変更されています。4000は3000と(コンテンツの違いを除けば)同仕様です。

>tomoさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)15時13分18秒

>お店で聞いてみたのですが、単語登録機能を備えている機種はキャノン製しかなく、
>それだと搭載単語数等がやはりセイコーに比べて劣ると言われてしまいました。

いえ,単語帳機能は,現時点で市場に出ているものだけでも,キヤノン製品(IDF-2000Eを除く)に加え,ソニー,シャープの機種に搭載されています。また,搭載単語数(これは記憶可能単語数のことでしょうか?)はキヤノンのものが最高(1000語)です。他社製品は全辞書あわせて100語(あるいは,各辞書ごとに100語)のものがほとんどです。同じキヤノンでも,旧機種(IDF-3000, 4000など)はキャパシティーが少ないですけど。また,今度セイコーから発売されるSR-Tシリーズにも単語帳はついています。

>この際単語登録機能にはこだわらず、英語専用辞書(SR9700等)を購入したほうが良い
>のでしょうか。

翻訳用途なら単語帳はあると便利だと思います。トータルで考えると,リーダーズ,リーダーズプラスを搭載したSR-T6500でしょうか? これなら,翻訳で要求される豊富な語数と単語帳が両立できます。11月発売なのでもうそろそろだと思います。旧フルキーボードモデルにくらべて,筐体寸法や細かな操作性等が大幅にリファインされているようです。

事例別おすすめ電子辞書 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)15時06分46秒

↑セイコーさんの公式HPがリニューアルされ,かなり気合いの入った事例別のおすすめ電子辞書ガイドが載っています。公式ページという性質上,他社製品が全く入っていない(当たり前ですが)のが難点ですが,これだけの事例があれば,初めて電子辞書を購入される方は拙サイトなどいらないかも(^^;; これをそのまま使って他社製品も入れたものを作りたい気持ちですが,さすがにそれはまずいので,私独自のものを暇な時間に作ってみようと思っています。

http://www.sii.co.jp/cp/Speed/recommend.html


単語登録機能 投稿者:tomo  投稿日:11月 5日(火)12時58分03秒

私は近々イギリスで英⇔日翻訳を勉強する予定にしており、現在電子辞書を探しております。
現在TOEICのスコアは800点程度なのですが、語彙力が弱く、なんとかそれを克服しようと頑張っています。
そこで、単語登録機能がついており翻訳業務等にも充分対応してくれる電子辞書があればと思い投稿させて頂きました。
お店で聞いてみたのですが、単語登録機能を備えている機種はキャノン製しかなく、それだと搭載単語数等がやはりセイコーに比べて劣ると言われてしまいました。
この際単語登録機能にはこだわらず、英語専用辞書(SR9700等)を購入したほうが良いのでしょうか。
良いアドバイスが頂けたら光栄です。
宜しくお願いします。

IDF-4000は? 投稿者:ぱん  投稿日:11月 5日(火)12時05分35秒

>XD-Rシリーズだけでなく、IDF-4500などもそうですが、ジャンプキーを押してジャンプ先の語にカーソルを合わせ、(4500では範囲指定をする)訳キーを押すと、まずどの辞書にジャンプするかを選ぶダイアログが出ます。それを選ぶと、選んだ辞書にジャンプするという仕様です。

え!そうだったんですか、なるほど勉強になります。m(__)m
私の持っているIDF-3000は直接出てくるので、てっきり他のキャノンの機種もそうかと思っていました。
でも、IDF-4000はどうなっているんでしょう?
やっぱりIDF-4500と一緒でまず辞書選択画面が出てくるのかな?

>ロールさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)10時29分41秒

>例文検索の際に、動詞と前置詞との組み合わせでの検索ができないとのレビューがあった
>のですが本当でしょうか?

これはどこのレビューかちょっと分からないのですが,例文検索ではそういうことはありません。knock & atのような動詞+前置詞ももちろん検索できます。ただ,(例文検索でなく)成句検索で,LDCEのイディオムは検索できません。たとえば,kick & the & bucketで成句検索すると,新英和では検索できますが,LDCEではできません。

>英英以外の英和中などでも例文検索が出来るかどうかもあわせて質問させて頂きたいです。

はい,できます。というより,何もしなくても英和,和英,英英の例文がいっぺんに検索されます。英和・和英と英英の優先順位を選べるので,英英優先にすると,まず英英の例文が先に出て,その次に英和,和英の例文が並びます。

辞書コンテンツと耳学問 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)10時14分35秒

最近は電子辞書もコンテンツのバリエーションが増えてきました。それはそれで非常に結構なことなのですが,一方で世間(これはメーカーさんのカタログや量販店さんのセールストークも含まれますが)の風評に惑わされて,実際にそれほど辞書の中身を見てもいないのに「耳学問」でこっちの辞書がいいだとか,この辞書は悪いだとか言う人が(とくに他サイト,他メディア等を中心に)増えてきているような気がします。具体的なブランドを引用して恐縮ですが,研究社の中辞典や広辞苑,ジーニアス和英,グランドコンサイスなどに対して風当たりが強いようです。辞書学に携わる私にとって,辞書の比較ということ自体は大変興味深いのですが,具体的な箇所を指摘しないで「どっちがいい」という主観的な比較が増えているのはちょっと気になります。これらの辞書の比較は,拙掲示板でも実例をあげながら(客観的に)何回かしたことがあるのですが,これがもとに拡大解釈されて「風評」を形成する一部になっているとしたら,いわゆる宝島問題と同レベルのことですので,ちょっと引っかかります。

拙サイトは電子辞書(や冊子体辞書)のパワーユーザさんから,初めて辞書を買うという人まで,広範囲の方がいらっしゃいますが,通常のレベル(実務で英語を使っている人や,英語の専門家ではなく,英語学習を目的にする層)のユーザさんが辞書を選ぶ際は,

「今,書店に出ている辞書には,英語学習に支障をきたすほどの致命的に問題のある辞書は1冊もありません!」

ということを強調したいと思います。言いかえれば「迷ったら(同種別の辞書であれば)どれを買っても大きな問題はないですよ」ということになります。学習英和であれば,少なくとも,単語の意味を調べたり,一般的な文法情報や例文を確認する程度(一般的な英語学習なら,辞書を引く目的のほとんどがこういう情報を得るためでしょう)なら,どれでも大した違いはありません。試しに,ジーニアスと新英和で同じ見出し語の記述を比較してみてください。収録イディオムやレキシカルフレーズの量,スピーチレベル関連のラベルの量は違うにしても,訳語や例文はそれほど変わらないはずです。

たしかに,昨年刊行のG3と8年前に発行の新英和では,新語やスラングなどは大きく違います。しかし,英語学習の本質となる語彙は,新語やスラングではなく,大学受験等で要求されるような数千語の基本語彙だと思います。新語やスラングを頻繁に引く必要がある人や,スピーチレベルの記述を重視する人はかなりの上級者でしょうから,こういう人は必然的にG3を選ぶかもしれませんけど,通常の用途はどちらでも大差はありません。

同じことは他の辞書にも言えます。大辞林が評判がいいからといっても,電子化されていない以上,あの分厚い冊子体大辞林を持ち歩くには骨が折れます。文筆業や実務等で本当に国語辞典を引きまくる人なら,機動性も重視するでしょうから,大辞林が搭載されるまで待つよりは,広辞苑搭載機を買い,使い倒すでしょう(出先等で,どうしても広辞苑で解決できない疑問は帰ってから冊子体大辞林を引けばいいわけですから)。

他のユーザさんもよくおっしゃるように,風評に惑わされて,理想的(と思われている)なコンテンツが搭載されるまで足踏みするよりは,電子辞書が必要なときに,その時出ている機種の中から最良と思うものを選んで使いこむということのほうが効果は大きいと思います。拙サイトにおこし下さる人は,おそらく高価な買い物をする前にじっくり情報を収集したいという堅実な方が多いと思いますので,風評などは極力廃し,客観的な視点からの詳細な情報を載せているつもりですが,もしできれば冊子体の辞書なども自分の目でごらんいただき,判断されることをおすすめします。

★よい辞書を使えば英語力の向上にも(間接的には)プラスの効果があるでしょうが,決してこれは魔法のようなものではありません。宝島問題で揺れた新英和中辞典ですが,ほんの20数年前までは,「シニア」「クラウン」を卒業した人が次に買う辞書は,ほとんどが新英和だったと思いますが,新英和をすりきれるまで引いて英語を学び,卓越した英語力を身につけている人はたくさんいらっしゃいます。今では,学習英和にもコーパスの波が訪れ,例文の自然さなどは当時の新英和とは比較になりません。それでは,今のハイテク学習英和を使っている人が皆自然な英語を書けるかというと,決してそんなことはありません。しょせん辞書はソフトウェアなのですから,それを使うハードウェア(人間)次第だと思います。よいソフトでもハードウェアスペックが低ければ重くてその性能を発揮できませんし,逆に良いハードがあれば,重量級の最新バージョンのソフトだろうが,昔の軽いバージョンのものであろうが,どちらも快適に使えます。

>Ponさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)09時09分22秒

>アドバイスありがとうございます。おっしゃるとおり語学留学でESLの授業で主に
>使いたいと思っていますので、9700が今の有力候補ですが、人との会話やホーム
>ステイ先でのコミュニケーション時にも使えたらいいなと思っています。そうすると、
>さっと引くのには不向きなんですよね?

語学留学でしたら,SR-9700やPW-M670,XD-R8100のように,学習英和,英英搭載機が最適だと思います。会話集ですが,これは一種のお守り程度に思っていた方がいいと思います。実際に現地でやりとりをする際,面と向かって電子辞書を引いている暇はありませんし,会話の流れがストップするわけなので,日本人はもちろんですが,相手にとってもストレスフルになるかもしれません。また,ESLの授業では(概してですが)授業中に辞書を引くというのはあまり歓迎されないようです。むこうでは,辞書は予習や宿題をやるときに自分で引きなさい,とよく言われます。私もそうでしたが,ESLであれ,学部の正規講義であれ,授業中に辞書を引いている時間はあまりないと思います。あったとしても,辞書を引いている間は教員の話を聴くことがお留守になりますし。

私の場合,先生の話やディスカッションでのクラスメイトの英語の中で,理解を妨げるような未知語が出てきたら,それをどこかにメモしておき,自習の時間に辞書を引くようにしていました。これなら授業にも集中できますし,かつ未知語をフォローすることで英語力にもつながると思います。

こういうときこそ電子辞書の出番です。「辞書を引かないほうがいい」というのになぜ電子辞書?と思うかもしれませんが,メモがわりにするのです。未知語が出てきたら,その都度電子辞書で検索するのです。ただし,語義は見ないようにします。検索した単語はすべて履歴に残りますから,授業が終わってから(図書館などで自習をする時間に)呼び出せばいいわけです。これなら,実際は辞書を引いていても語義をみるわけではないので話に集中できますし,あとで復習することも容易です。単語帳機能のついている機種なら,復習の際に履歴を呼び出しながら単語帳にも登録しておくといいですね(こういう用途では,ソニーさんの機種のように,履歴画面から単語帳登録のできない機種は使いにくいです)。

>やはり、用途に応じていくつか所有し、使い分けた方がよいのでしょうか?

たしかに私をはじめ,英語を仕事で使っている人の中には,複数機種を併用している人がいらっしゃいますが,これは特殊な例と考えていいかもしれません。我々は(冊子体辞書でも)1冊の辞書だけでは解決できないことがしょっちゅうあります(これは,語学教員だけでなく,翻訳者や英語を書く仕事についている人でも同じだと思います)ので複数の辞書を併用するのですが,最近の学習辞書はよくなっていますので,一般的な英語学習では学習辞書が1冊あればそれで大半は大丈夫だと思います。Ponさんの用途でしたら,一般向けの英語重視機(学習英和,英英搭載機)があれば全く問題ないと思います。もしジーニアス等の学習英和で解決できないことがあれば,必要に応じて冊子体のリーダーズなどを参照すればいいのではないでしょうか。電子辞書でリーダーズが必要だという人は,こういうケースがしょっちゅうある人だと思います。

>193.Kさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)08時50分47秒

>やはり液晶がネックでしょうか? サンプル画像を見て、PW-M670の文字の小ささと縦の
>行数が辛いのかなぁと思えてきました。M670はスマートで軽い筐体が魅力的なんですが。

文字の大きさはフォントサイズを切り替えることで大きくできる(文字サイズキーを押すだけ)ので,それほど問題にならないと思います。ただ,M670をはじめ,小型機は画面が狭いので,どうしても1画面に出る情報量が少なくなり,スクロールを多くする必要があります。M670は9ドットフォントを使っているのでまだいいのですが,それでも大画面モデルとは明らかに情報量が違います(画面解像度の比較写真をごらんください)。

>自分には、SR-9700の語数を増やして、重量・サイズを軽減したSR-T5000がピッタリかな、、
>と思えてきました。発売がもう少し早いといいのですが。SR-9700 SR-T5000 PW-M670の
>三機種でもう一度考えてみます。

たしかにT5000はいいですね。筐体を薄型化したぶん,SR-Tシリーズはフタの部分をアルミにして剛性が向上しているらしいので,語数の多い辞書も必要ということであれば,T5000を待ってみるのもいいかもしれません。それにしても来年1月というのは遅いですね(^^;; 12月に出せばクリスマスやボーナスの商戦に載せられるのに…。

>じつまつさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)08時44分15秒

>英語論文を読むのは4年生から、それも読む練習って感じです。大学院(修士)で本格的
>にばりばり読みますが、書く方はさっぱりで、論文を英語で書いて投稿する人は私の知っ
>ている限りいません。

あ,そうなのですか(^^;; やはり餅は餅屋ですね。勉強になりました(^^)

>どの機種を買うのがよいか、というお話ですが、お子さまが仮に院に進むとしても、
>4年後。電子辞書の世界で4年前の機種といったら、かなり見劣りがすると思いますよ。

たしかにそうですね。本格的に英語を使うのが院からだとすると,今は高校生向け(あるいは一般向けの英語重視機)の機種を買っておくのがいいかもしれませんね。今から4年前というと,まだSR-8000も出ていない頃で,操作性や機能という以前に,フルコンテンツの機種がようやく普及し,クラムシェルのボディーが採用されて持ち歩きもしやすくなったかな,というぐらいだったと思います。当時とはくらべ者にならないサイクルで新製品が出ている今では,4年後の電子辞書のスペックを予測するのは難しいですけど,現行機種とは全く違うことは事実でしょう。もしかしたら,翻訳機能が搭載されたり,通信機能による辞書コンテンツの自動アップデートなんてことができるかも…?

>メリザンドさん 投稿者:Sekky@管理者  投稿日:11月 5日(火)08時35分31秒

>『CD-ROM 世界大百科事典【第 2 版】プロフェッショナル版 スペシャル』

世界大百科ですが,今は廉価版のものが20000円弱で出ています。以下のリンクをごらんください。本文の内容や検索方式は同じだと思いますが,「百科で見る20世紀」や戦前の大辞典の内容などは入っていないです。

オンライン販売のみと書いてありますが,一部の書店のマルチメディアコーナーでは買えるようです。私は八重洲ブックセンターでたまたま見つけて買いました。

http://ds.hbi.ne.jp/sedaiinfo/index.html


>世界大百科事典第2版 投稿者:ひで  投稿日:11月 5日(火)03時45分49秒

日立デジタル平凡社が出版元かと思いますが、この会社の業務は日立システムアンドサービスに移管されているはずです。従って、そちらに聞いてみては如何でしょう?
その会社から似たような製品が現在も販売しているようですので、聞いてみる価値はあると思います。下記URLご参考ください。
あるいは、オークションサイトを探すのも手かもしれません。

http://ds.hbi.ne.jp/sedaiinfo/index.html


世界大百科事典第2版 投稿者:メリザンド  投稿日:11月 4日(月)23時53分53秒

下記のソフトを捜しています。楽天や某カメラ系量販店などのHPで検索してみましたが、見つかりません。どなたか、売っているところをご存知でしたら、教えてください。よろしくお願い致します。

========================================

『CD-ROM 世界大百科事典【第 2 版】プロフェッショナル版 スペシャル』

◎構成:CD-ROM 5枚組(解説書付き)Windows98/95/NT対応
 1.インストールディスク
 2.検索ディスク
 3.探索ディスク
 4.「百科で見る20世紀」ディスク
 5.マイペディア&世界地図・日本地図 for ネットワーク

■ 加藤周一氏を編集長に、各分野の専門家7,000人の知識を結集。知の最高峰『世界大百科事典』全35巻をCD-ROMに。 
■ 戦前版『大百科事典』(1931〜34)と新版との対照ができる「百科で見る20世紀」を30のテーマで特別編集。 
■ 画期的な3つの検索、興味あるテーマから知識へ到達する3つ探索で知の宇宙へ 
■ 本文から本文へ。本文から地図へ、便覧へ双方向にリンク。WebリンクもOK。 
■ 初心者も即使える、スーパーかんたん操作と超高速検索、ハードディスク常駐も可能になって、使い方さらにアップ。 

◎定価:本体32,000円(税別)

========================================

訂正 投稿者:193.K  投稿日:11月 4日(月)18時55分28秒

> まさかシャープは今期はIC辞書を出さないのかな?と思ったのですが
『まさかシャープが今期はIC辞書を出さないという話があったのかな?と思ったのですが』
の間違いでした(^^;)

RE:>Ponさん、193.Kさん  投稿者:193.K  投稿日:11月 4日(月)16時36分24秒

レスありがとうございます。>Sekkyさん
>> プレビュー等の使い勝手を度外視すればXD-R9000も
素人目にはプレヴューは魅力的で、”大型機ならSII”としか考えてませんでした。SII以外の社もプレヴューを真似すれば、どれにするか悩むことになるのですが。^^;)
>> そのうちに発表されるかも。…などは常識的にもありそうなパターンですね。
おかしな質問でしたけど、意図を汲んで下さってありがとうございます。まさかシャープは今期はIC辞書を出さないのかな?と思ったのですが、そんなことは無いのですね。(^^;)もう少し発表を待ってみます。Sekkyさんの予想にも興味があったので参考になりました。

>> IC500Sのリーダーズは語数が多いかわりに例文や文法解説が弱いので、
自分は、大学受験英語が大分あやしくなってきたレベルなので、学習英語・例文・英会話コンテンツは欲しいと思ってます。でも、Sekkyさんのおっしゃるとおり、これから論文の和訳の講義が始まるので専門用語も必要になると思います。
>> 小型機はセカンドマシンとして
やはり液晶がネックでしょうか? サンプル画像を見て、PW-M670の文字の小ささと縦の行数が辛いのかなぁと思えてきました。M670はスマートで軽い筐体が魅力的なんですが。(^^;)

自分には、SR-9700の語数を増やして、重量・サイズを軽減したSR-T5000がピッタリかな、、と思えてきました。発売がもう少し早いといいのですが。SR-9700 SR-T5000 PW-M670の三機種でもう一度考えてみます。

Sekkyさん 投稿者:Pon  投稿日:11月 4日(月)13時54分54秒

アドバイスありがとうございます。おっしゃるとおり語学留学でESLの授業で主に使いたいと思っていますので、9700が今の有力候補ですが、人との会話やホームステイ先でのコミュニケーション時にも使えたらいいなと思っています。そうすると、さっと引くのには不向きなんですよね?やはり、用途に応じていくつか所有し、使い分けた方がよいのでしょうか?それとも、一台で以上の条件をみたすよなお薦め機種はありますでしょうか?宜しくお願いします。

>みやさん 投稿者:じつまつ  投稿日:11月 4日(月)09時41分49秒

>もっとも、お子様もみやさん同様に英語好きということでしたら、思い切ってR9000とい>うのも面白いかもしれません。工学部でしたら、学部の頃から専門的な論文を読んだり、>院へ行けば英語論文をしょっちゅう書くでしょうから…。

私は工学部卒ですが、(残念ながら)そこまでレベル高くなかったです。九州大学の電気系学科でした。(母校のレベルの低さを主張するのは気が引けますが、事実なのでしかたない(^^;))

英語論文を読むのは4年生から、それも読む練習って感じです。大学院(修士)で本格的にばりばり読みますが、書く方はさっぱりで、論文を英語で書いて投稿する人は私の知っている限りいません。

博士課程へ進学するなら話は別ですが、修士の学生は少なくとも「しょっちゅう」という頻度では英文を書かないと思います。(たぶん、時間の大半は”実験”に費やされます。)
他の学科(機械、建築、応用化学など)のことを知らないので、他がどうかはわかりませんが。

どの機種を買うのがよいか、というお話ですが、お子さまが仮に院に進むとしても、4年後。電子辞書の世界で4年前の機種といったら、かなり見劣りがすると思いますよ。
電子機器に対して先行投資は、僕だったらしません。現時点(高校3年生)で必要な辞書が入っているものがいいと思います。

センター試験まで、あと2ヶ月半。追い込みの時期です。辞書を引く時間を短縮できれば、別の科目の勉強もできます。電子辞書は、きっとお子さまの勉強の助けになると思います。
(辞書を引くのが億劫じゃないので、すぐ引きたくもなるし)

SR-8100 投稿者:ロール  投稿日:11月 4日(月)09時13分59秒

はじめまして。
古い機種に関しての質問で申し訳ないのですが、こちらのレビューを見て気になった点があります。
例文検索の際に、動詞と前置詞との組み合わせでの検索ができないとのレビューがあったのですが本当でしょうか?
SIIのサイトで紹介ページを見ると「take&with」で例文検索している画面がサンプルとして上がっているのですが・・。
買おうと思っているのですが、どうしてもそれが気になってしまいます。
英英以外の英和中などでも例文検索が出来るかどうかもあわせて質問させて頂きたいです。
よろしくお願いいたします。

>みやさん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 4日(月)08時43分47秒

>それまで、英語好きの私は類語辞典3つというXD-R9000に魅了されて、
>同時期発売のもう一つの機種はカタログのチェックもしてなかったのです。
>XD-R6200だったら、英語の辞書に加え、古語辞典も入っていて、
>インクリメンタルサーチも出来ます。高3の今も、
>大学(工学部志望)に入ってからも十分役に立つでしょう。

もっとも、お子様もみやさん同様に英語好きということでしたら、思い切ってR9000というのも面白いかもしれません。工学部でしたら、学部の頃から専門的な論文を読んだり、院へ行けば英語論文をしょっちゅう書くでしょうから…。

>楽天 TVショッピング 23,800 円 (税別、送料別)
>某家電サイト   29,800 円(送料無料、ポイント進呈)

楽天はさすがに安いですね。この某家電サイトは、そのお店の店頭価格と同じです。店舗のない地域にいる人でも首都圏の量販店価格とまったく同じで買えるのは魅力ですね。たしかに通販独特の安さはありませんが、常連の人ならポイントを使えば楽天より安く買えるでしょう。

>5年保障(¥1490加算)の付けられる某家電サイトに注文しました。

ちなみに、この長期保証は、液晶割れ等には適用されなかったはずなので注意したほうがいいと思います。追加料金を払う長期保証だと液晶割れ等も保証対象になると思っている人が、けっこういらっしゃるようです。

>11/2の午後、同サイトの価格は28,600 円に・・・そ、そんな!(涙)
>それでも、一日でも早く欲しかったのですから、仕方がありませんね。

カシオさんに限りませんが、R6200のような多コンテンツ機は値崩れも激しいと思います。おそらくR9000ならかなり強気な価格設定をしても買う人は買うでしょうから、こんなふうにはならないと思います。他社でも、SR-9200はいまだに30000円以上しているのに、SR-8100やSR-9600は現行機種なのにかなり安くなっています。

>研究社英和大辞典が搭載された電子辞書は見えませんね。
>出版社も、それだけは首を縦に振らないのでしょうか?

研究社コンテンツは、営業上の戦略(冊子体が売れなくなるのを防ぐ?)かどうかわかりませんが、冊子体の発売からCD-ROM版が出るまでかなり間があきます。研究社英大はまだCD-ROM版も出ていないので、電子辞書搭載も(載るのであれば)まだまだ先になると思います。たしかに、語源が詳しいとか、文学作品で使われる地名や例文が多いとか、発音表記が精密だとかいう大英和のメリットは大きいですが、単に語数が多い辞書が必要ならリーダーズやG大でも代用できるので、メーカーさんも慎重になるのかもしれません。

>ぱんさん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 4日(月)08時24分51秒

>まず、スーパージャンプ機能。シャープやキャノンの機種は、言葉を選択するとその言葉
>を複数の辞書から拾い上げて表示してくれるのに対し、R6200は言葉を選択するとまず辞
>書選択画面になります。

そういえばこれを書くのを忘れていました。XD-Rシリーズだけでなく、IDF-4500などもそうですが、ジャンプキーを押してジャンプ先の語にカーソルを合わせ、(4500では範囲指定をする)訳キーを押すと、まずどの辞書にジャンプするかを選ぶダイアログが出ます。それを選ぶと、選んだ辞書にジャンプするという仕様です。これだと、選んだ辞書にその語が載っていない場合は空振りに終わってしまいます。他社(セイコー、シャープ、ソニー)は、ジャンプ先語を指定すると、その語が含まれる辞書のみが一覧で出ますので、載っていない単語を指定して空振りになることがありません。もっとも、IDF-4500はジャンプ先辞書で複数辞書検索を指定すると他社製品と同様に、載っている辞書だけ出るので(ワンアクション多いですが)まだいいのですけど…。せっかくジャンプ先を指定する際に、範囲指定しなくてもいい(始点にカーソルを置くだけでいい)ような仕様にしたのですから、ジャンプ先辞書の選択方法もリファインしてほしかったです。日本語ジャンプを業界で初搭載というのなら、このような細かな操作性に目くじらを立てるのも酷なのでしょうが、最後発なのですから(^^;; 店頭で試した感じではSR-9700よりも最長一致でジャンプ先をリストするスピードが速いというのは大きなメリットですが。

>例文検索機能も辞書ごとらしいですし、かなり買う気が失せてしまいました。

R9000は英語重視のコンテンツですから、もしかしたら例文検索の仕様もリファインされているかな、とほのかな期待を寄せています。「謎のメニューキー」に全辞書一括の例文検索が入っていればいいのですけど…。

ちなみに、R6200はニュースリリースでは例文検索ができないようにも見受けられましたが、実際は(英和のみですが)可能です。ただ、昨日お話ししたように改行が多いこともあり、一覧性が悪いのがネックになります。例文検索というものは、英作文などの際に、頭に思い浮かんだ単語を手がかりに例文を呼び出し、「英借文」の助けにするという使い方が一般的だと思います。そのためには、なるべく多くの例文の中から自分の求める例文を迅速に探せることが要求されます。ただ辞書の例文部分をだらだら出せばいいというものではないんだけどなぁ…。例文検索を重視する人は、購入前に実機を試してみて、その一覧性が許容範囲かどうかチェックしたほうがいいと思います。

SR-T6500(T5000も?)の例文検索は、メーカーさんの公式HPのスクリーンショットでも分かるように、ヒット件数が表示されますね。もちろん、何百とヒットしたときまでカウントはできないのかもしれませんが、それでも、件数が出るというのはコーパス代わりに使うことができるので便利でしょう。全辞書モードと英英のみモードで件数を比較したりしるのも、実際の言語使用を知るうえで有効かも。

>やっぱりSR-T6500買おうかな〜
>でも、Sekkyさんは両方買うんですよね?(笑)

私の場合、購入する機種というのは単なるレビュー用ではなく、自分でもしょっちゅう使うものでしょうから、英語重視機はたいてい購入すると思います。

XD-R62009000 投稿者:ぱん  投稿日:11月 4日(月)00時35分42秒

業界初のリーダースプラス搭載の電子辞書ということで、XD-R9000を購入すべく何回かお店に足を運んでR6200の操作感覚をチェックしているのですが、私的にはちょっとがっかりしました。
まず、スーパージャンプ機能。シャープやキャノンの機種は、言葉を選択するとその言葉を複数の辞書から拾い上げて表示してくれるのに対し、R6200は言葉を選択するとまず辞書選択画面になります。なんでこのような使用になったのか良くわかりませんが、他メーカーと比べて1操作増えているので、非常にうっとうしいです。おまけに「タルタルソース」という言葉を引いたのですが、マイペディア(百科事典)を選択したところ、「見出し語が見つかりません」(たしかこんな感じのメッセージ)の表示・・・
だったら選択させるなよ!と言いたくなりました。

それと、PW-9500では感じなかったのですが、画面表示が結構見づらいです。
画面いっぱいに文字が出てきた時に、改行がうまくされていないようでどうにも見づらかったです。文字サイズも1タッチで変更できませんし・・・
例文検索機能も辞書ごとらしいですし、かなり買う気が失せてしまいました。
期待していただけに残念です。

やっぱりSR-T6500買おうかな〜
でも、Sekkyさんは両方買うんですよね?(笑)

IDF-2100 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 4日(月)00時26分17秒

↑dictianさんもおっしゃっていましたが、もう出ています。筐体はIDF-2000Eと同等です。他社の新製品のインパクトが強いこともあり、地味な存在ですが、dictianさんもおっしゃるように、広辞苑搭載機種でジャンプ先の制約なく自由に(日本語でも英語でも)できる小型機という点では業界初だと思います。部品検索はないみたい(漢字検索自体がありませんから)です。

単語帳はIDF-4500と同等(4チャンネルに分けて記憶でき、合計で1000語まで。辞書、チャンネルごとの語数制限なし)なので、現行機種の中では屈指のものでしょう。また、4500にあったテストモードが機能拡張され、語義を隠したモードに加え、見出し語を隠した状態でもテストできます。これにより、英和の単語を記憶させ、訳語部分からもとの英単語を当てることや、英英の語義からその見出し語を推測するといった学習が可能になります。

>るっこらさん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 4日(月)00時10分35秒

>わたしは外国語の入門テキストを買うとき、カタカナが振ってあるのだけには決して
>手をのばさないのですが、まさか今は学校の教科書がそうなっているとか…??

さすがに検定教科書でカナ発音つきというものは見たことがありませんが、高校初級向けの学習辞書はカナ発音を併記しているものも出ています。三省堂のビーコン、小学館のワードパルなどに加え、もうすぐ出るジーニアスの初級版(ヤングジーニアスの後継?)にもカナ発音は併記されるらしいです。私の頃は、中学生用の辞書にはカナ表記がありましたが、高校英和にはなかったので、はじめて高校英和を手にとったとき、大人になったような気分がしたものでした(^^)

>悩める子羊さん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)23時57分34秒

>そこで質問なのですが、
>どうせ買うなら(買えるなら)、高価なもののほうが
>よいのでしょうか?
>この掲示板でも話題になっている新製品の9000とか、
>英和でもたくさん入っている方が実際使ってみた
>場合、便利なのでしょうか。

これは難しい問題です。おそらく同じ質問を量販店の店員さんにすれば、辞書自体の知識をあまりお持ちでない人なら「いろいろな種類の辞書が入っている機種は活用範囲が広いから初めての人には良いですよ」などと言う人が多いでしょう。また、自分があまり使わない辞書でも、とにかく色々入っていれば便利そうだな、と思うユーザも多いはずです。だからこそ、各社が「業界最多の○○冊」という冊数にこだわるのだと思います。

もっとも、私としてはこういう風潮には疑問を感じます。考えてみてください。関数電卓は、普通の電卓のように四則計算ももちろんできますが、それ以外にもさまざまな計算ができます。しかし、普通の人が、家計簿をつけたり、伝票を合計するために電卓を買うとき、「サインやコサインなんてあまり使いそうもないけど、あったほうが便利かもしれないな」などと考えて、わざわざ関数電卓を買う人はまずいないでしょう。しかし、電子辞書の世界では「イタリア語会話や俳句の季語なんて使いそうもないな」と思っている人でも、店員さんにすすめられるままに多コンテンツ機を購入している人は多い気がします。

悩める子羊さんの場合、英語の再学習が主な目的ということでしたら、英和や和英、英英がベースだと思います。あと、「とっさのひとこと」のような会話集もあると便利でしょうし、英語学習以外でも手紙を書く際とかに使えますから、国語辞典つきのものを選んでもいいと思います。しかし、それ以上のコンテンツは基本的には必要ない気もします。もちろん、各自の嗜好もありますので、たとえば悩める子羊さん自身が俳句をよく詠まれるということでしたら、季語辞典もあったほうがいいと思いますが(^^;;

XD-R9000はたしかに英語系コンテンツが豊富で、専門的な辞書に加え、SR-9700やXD-R8100のような一般向け英語重視機と同等のコンテンツも入っていますので、これ1台あれば何にでも対応できます。しかし、そのぶん高価ですし、私をはじめとした英語を専門にしている人でも、R9000ほどのコンテンツがなくても通常はまったく不自由しません(SR-9700やDD-IC500S程度で(通常は)十分です)。悩める子羊さんの場合、予算もあるでしょうから、まずPW-M670、SR-9700、XD-R8100等の一般向け英語重視機から絞ってみてはいかがでしょう? これで足りないということであれば、リーダーズなどの入った上級機を検討してみればいいのでは?

>あと初歩的なのですが・・・学習英英ってなんでしょう?

英英辞典には2種類あって、私達の国語辞典のように母語話者を対象(英語のネイティブを対象)にしたものと、英語を外国語として学んでいる人を対象にしたものがあります。学習英英というのは後者の辞書です。詳細は「英語の辞書へのアプローチ」の4章をごらんください。

https://sekky.tripod.com/jishointro.html


>m@@@@@@さん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)23時33分01秒

>ロングマンロングマン現代アメリカ英語辞典 CD-ROM付[Longman Advanced American
>Dictionary]のCD-ROMで調べた内容をエクセルにコピーしてログをつくりたいのですが、
>発音記号をちゃんと表示出来るフォントがみつかりません。
>Lied というフォントが1番ましですが、wonder のoの発音記号がないようです。

これは、LAADの語義を他ソフトにコピペすると発音記号の部分が文字化けするということでしょうか? LAADに限りませんが、CD-ROM辞書ソフトはそれぞれが独自のフォントを持っています。ですから、LAADの内容をエクセル等にコピペすると、Windowsに登録されていないフォントは別のフォントで置き換えられるため、文字化けします。LAADのCD-ROMは持っていないのでよく分かりませんが、オリジナルのCD-ROMの中に入っているフォントをWindowsで使えるようにインストール(ウィンドウズのフォントフォルダを開けて、「新しいフォントをインストール」のようなものを選ぶ)してください。コピペしたソフトでそのフォントを指定すれば文字化けしないはずです。あ、でもエクセルはもしかしたら文字単位ではフォントが変えられない(セルごとにしかできない?)かもしれません。そうすると、辞書の語義は発音記号や通常の文字が混在しているので、うまくいかないと思います。Wordなどなら大丈夫です。

>チャイ語娘さん、茉莉花さん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)23時25分59秒

中国語の電子辞書ですが、日本製のものはソニーのDD-CH10しかありません。これも生産完了なので、あとは流通在庫だけです。性質上、そんなに数は出ていないでしょうから、中古でも手に入れるのは難しいかもしれません。今なら、秋葉原をくまなく回ればどこかに置いてあるような気もしますが…(保証はできませんけど)。

海外のメーカーからの機種はつい最近も話題になりました。過去ログ(昔のものでなく、この掲示板自体に保存されている最近200件のログです)をみてください。

>superraumさん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)23時22分01秒

>僕は物理系の学生で
>1.洋書を読むので専門用語にも対応した英和が必要→語彙数の多い英和が必要
>2.将来論文を書くかもしれないので英作文を今から練習したい→英英や例文検索が必要
>という判断をしましたが、正しいでしょうか?
>正しければSHARPのPW-6800かSONYのIC5000かIC500Sを買おうと考えています。

実際には個々の状況によるので保証はできないのですが、理系の人は英語論文を読む機会が多いでしょうし、論文を書く際も英語で書くのが普通でしょうから、語数の多い英和と学習英英が両方入った機種がいいと思います。上記機種に加え、今度出るXD-R9000やSR-T6500なども候補になると思います。リーダーズは理系の人にも定評がありますね。ただ、IC500SやPW-6800のような機種は、学習英英をそれなりに使いこなせないと、英語を書くときにはきつい(英和には例文や文法解説が少ないので)と思います。

>Ponさん、193.Kさん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)23時14分58秒

似たようなケースですのでまとめレスで失礼します(^^;;

>最終的にセイコーのSR9700かソニーのIC500Sで迷っています。来年留学
>しますので、英英は絶対ほしい機能です。その時に持って行くつもりです。英語力は
>まだ初級程度ですが、海外旅行も頻繁にいったりするので、機能的に若干IC500
>Sのほうがよいかなと思いますが、コンパクトすぎて、勉強するのに見づらかったり
>しないかと思うのですが・・。電気屋さんでもそのようなことを言われました。どち
>らがいいんでしょうか?

英語力が初級で留学ということは、いわゆる語学留学でしょうか? IC500Sのリーダーズは語数が多いかわりに例文や文法解説が弱いので、英語を読むときにはいいのですが、書いたり日常的な英語学習(ESLの授業など)には使いにくいです。IC500Sに搭載の英英辞典は英語学習にも使えるので、もし500Sを購入される場合は、英英辞典がある程度使いこなせないと、日常の英語学習には使いにくいと思います。あとは、その電気店の方がおっしゃるように、IC500Sのような小型機は英語学習などで常用するにはちょっときついですね。英語学習者の人でしょっちゅう辞書を引くような人は、小型機はセカンドマシンとして考えたほうがいいと思います。逆に、辞書を引くのは1日1回あるかないかぐらいだけど、引きたいときにさっと引きたいという人は、SR-9700のような大型機は不便かもしれません。

193.Kさんのケースも留学ではありませんが、これと共通する点はあると思います。ファーストマシンとして購入予定で、しかも高度な英文をしょっちゅう読むのでなければ、9700のような大型機が良いかもしれません。ただ、193.Kさんの場合、工学系ということでしたら、研究室などで最新の学術誌の英語論文を輪読することなどあるかもしれません。そうなると、学習英和だけでなく、リーダーズのような大規模英和もあると便利ですね。プレビュー等の使い勝手を度外視すればXD-R9000も候補になるかもしれません。

>あと、例年のリリース時期を見て11/1にシャープから新機種が出るのでは?と思ったの
>ですが、今の時点ではIC辞書以外の製品しか発表がないようです。リリース日はメーカー
>の秘密だと思うのであいまいな質問だと思いますが、しばらく新機種が出揃うのを待つ
>べきか、今発売中のものでも買うべきか、どう考えたらよいと思われますか?

これは私もわかりません(^^;; 新製品のリリースは社外秘ですからね…。ただ、競合他社すべてが秋以降に何らかの新製品を出しているのに、シャープさんだけ何もしないことはないでしょうから、そのうちに発表されるかも。PW-9500の筐体にグランドコンサイスの英和・和英、広辞苑を載せたようなもの(PW-6800の上級機?)などは常識的にもありそうなパターンですね。

>もりもりさん 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)22時57分41秒

>ところで、電子手帳には簡易電子辞書機能が搭載されている場合が多いですが、電子
>辞書で簡易電子手帳機能が搭載されているものはないのでしょうか? 私の場合、電
>子手帳はアドレス帳(住所録/名刺管理)程度しか活用していないので、英和、和英、
>英英、類語、国語のフルコンテンツの電子辞書に、アドレス帳機能が付加されたもの
>が販売されれば、即、買いです。

今は手に入りにくいですが、インターネット辞書ザウルスというものがありました。これはザウルスのアイゲッティを基調に(スケジューラなどの内蔵ソフトは若干機能ダウンしていますが)、ニューアンカーの英和、和英、学研の国語辞典(フルコンテンツ)を搭載したものです。辞書の記述をメモ帳にコピペしたり、辞書の記述の中の単語をなぞるだけでジャンプできたりと、電子辞書とPDAがうまく連携されています。ただ、これが出た直後に縦型のマルチメディアザウルスが登場し、シャープさんの電子辞書も使いやすくなっていったので、ザウルスとしても、電子辞書としても中途半端なスペックのインターネット辞書ザウルスは短命に終わったのかもしれません。

今の技術からすれば、フルコンテンツのIC辞書にPDAをつけることぐらいは何ということもないはずですが、日本人はザウルスなどの高機能PDAに慣れているので、PDAを搭載すれば要求水準が高くなり、結果としてIC辞書の部分も使いにくくなってしまう心配があります。というのは、最近のPDAはパソコンと連携できることが事実上必須条件なので、昔の電子手帳のようなスタンドアロンの仕様では商品価値がどれだけあるかという問題があります(Palmやザウルスのデータを簡単に取り込めないと、買ってすぐ使うというわけにはいかない)。しかし、通信機能をつければ筐体も大きくなり、電池寿命にも響くので、「文房具」としてIC辞書を考えると使いにくくなりますね。

海外メーカーの電子辞書はたいていかなり高機能なPDAがついていますので、それを使う(漢字は無理ですが)か、最近のザウルスにジーニアスのSDカードを増設するかぐらいでしょうか。

XD-R6200・9000 投稿者:Sekky@出張中  投稿日:11月 3日(日)22時43分40秒

カシオさんの新しいカタログにXD-R9000のスクリーンショットが多く出ています。これをもとに操作性に関して気付いた点を述べます。

・アクティベータには例文検索はついていないようです。つまり、冊子体と同等の検索しかできません。スペルを入れると、まず類語群が一覧で出て、各グループごとに解説アイコンによりニュ
アンスの違いの記述や例文などが出るようです。

・Longman-Roget'sも意味グループからの検索はできないようです(SR-8100と同等)

例文検索は各辞書ごとに行います。全辞書の例文をいっぺんには検索できない? 今回新設された英和系辞書の例文検索は、他社製品にくらべて見通しが異常に悪いです。検索元の見出し語、例文、訳のそれぞれで改行されているからでしょう。他機種の例文検索を見慣れていると、特に感じます。

・リーダーズとプラスはいっぺんに検索できます。プラスの見出し語は「P」のアイコンがつきます。

・英単語のジャンプ先は搭載辞書すべて (リーダーズ、ジーニアス、LAAD、アクティベータ、Longman-Roget's、大修館類語)に可能です。

・日本語のジャンプ先は広辞苑、和英、漢和にできます。ジャンプ先指定はセイコー方式(単語の始点のみを指定)です。

★これをみると、コンテンツ以外の基本機能は従来機のものを踏襲しているようです。XD-R6200では、1文字ワイルドカードの語頭使用ができない、複合語が検索できないなどという点も従来機種のままでした。

妹用にもう一台→XD-R6200 投稿者:みや  投稿日:11月 3日(日)11時54分45秒

10/18にこちらで「(高3の)妹用にもう一台、XD-R9000を・・・」という投稿をしたら、Sekkyさんから

「ふつうの大学生だとここまでハイレベルのコンテンツは必要ないかもしれません。」
「学生さんなら,むしろPW-M670,SR-9700のような英会話集の入った機種のほうが,・・・カシオならXD-R9000と同時発表のXD-R6200なんかですね。これには古語辞典も入っています(英英はありませんが)」

というアドバイスを頂き、初めてXD-R6200に目を向けました。それまで、英語好きの私は類語辞典3つというXD-R9000に魅了されて、同時期発売のもう一つの機種はカタログのチェックもしてなかったのです。

XD-R6200だったら、英語の辞書に加え、古語辞典も入っていて、インクリメンタルサーチも出来ます。高3の今も、大学(工学部志望)に入ってからも十分役に立つでしょう。少々値は張りますが、ずっと使い続けるならその値打ちはあります。Sekkyさん、適切なアドバイスを本当にありがとうございました。

◆XD-R6200価格WEB調べ(11/2午前現在):
楽天 TVショッピング 23,800 円 (税別、送料別)
某家電サイト   29,800 円(送料無料、ポイント進呈)

TVショッピングで買って、もし故障でもしたらどうしよう・・・と、この価格差に小一時間悩んだ挙句、5年保障(¥1490加算)の付けられる某家電サイトに注文しました。

探せば、もっと有利なサイトがあったかもしれません。でも、某家電サイトで、11/1夜には「◎在庫豊富 即日発送可能! 」と書いてあったのに11/2朝にはもう「△在庫僅少 即日発送可能! 」と変わっていたものですから、うかうかしてると、品切れになりそうだと焦って申し込んでしまいました。

11/2の午後、同サイトの価格は28,600 円に・・・そ、そんな!(涙)それでも、一日でも早く欲しかったのですから、仕方がありませんね。即日発送だったのでつい先ほど(3日10時)に届きました。娘は早速使い始めています。Sekkyさんにもう一度、“ありがとうございました!”

◆無理な要望:
ざっと各社のカタログを見渡しても、研究社英和大辞典が搭載された電子辞書は見えませんね。出版社も、それだけは首を縦に振らないのでしょうか?

研究社英和大辞典のような大辞典こそ、かさばって広げにくいし、重くてひきにくいし、置き場所に困るし;それが電子辞書だったら持ち運べて便利なので、ぜひ、研究社の大英断をお願いしたいところです。

来春はいよいよジーニアス大辞典搭載機が出るそうですし・・・「電子辞書になったら大辞典を買いたい」という潜在ユーザーが掘り起こせますよ、きっと!(私は第5版を20年来“愛読”しています。待望の第6版が出たというのに、置き場所がなくて手が出せません)

Re;発音記号の フォント 投稿者:TAMA  投稿日:11月 3日(日)04時59分46秒

私がロングマン現代アメリカ英語辞典のCD-ROMを持っていないので調べることができず、全く参考にならないかもしれませんが、英辞朗で有名な PDic でよく使われる発音記号のフォントに silip12a.exe があります。
http://member.nifty.ne.jp/eijiro/hatsuon.html

世界的に有名なものにはSIL(the Summer Institute of Linguistics) のホームページ
http://www.sil.org/computing/fonts/Encore-ipa.html
からダウンロードできる IPA (International Phonetic Alphabets) というフォントは、その名の通りに十分すぎるほどの種類の発音記号が含まれていますが、キーボードからの入力には Keyman (Tavultesoft Keyboard Manager) というツールが併せて必要になります。
また Yamada Language Center Font Archive には
http://babel.uoregon.edu/yamada/fonts.html
SIL の IPA フォントを含め、たくさんの各国語のフォントがダウンロードできます。

他にも英語の発音記号を打つ時にはお手軽で私も使っている有名なフォントにEnglish Phonetic Symbol KK などもあります。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/edu/se216043.html

ただ辞書のCD-ROMには独自のフォントが使われていると思われるので、一度CD-ROMの中を開いて検索してみるのが良いのかもしれません。

レベルにあった辞書は? 投稿者:悩める子羊  投稿日:11月 3日(日)03時04分15秒

はじめまして。
最近仕事用に英語の勉強を始めた者です。

学生の頃に使っていた辞書(約15年前購入)に、最近のコンピューター用語などが掲載されていないことにショックを受け、新しい辞書を購入しようと思いました。英語の学校に通っているのですが、現在は電子辞書が一般的なようで、皆使っていてびっくりしてしまいました。そこで、購入検討していたのですがあまりにも膨大な情報量にまたびっくり。

そこで質問なのですが、どうせ買うなら(買えるなら)、高価なもののほうがよいのでしょうか?
この掲示板でも話題になっている新製品の9000とか、英和でもたくさん入っている方が実際使ってみた場合、便利なのでしょうか。
あと初歩的なのですが・・・学習英英ってなんでしょう?(ごめんなさいm(_ _)m)

わたしは学生時代英文科でしたが、現在の英語レベルはほぼ初心者で中学英語から勉強し直そうとおもっているくらいです。TOIECなどもこれから先挑戦していこうと思っていますが大きさにはこだわりません、英語がメインで、例文も豊富に載っていて、もし、簡単な会話やレター例文なども検索できると便利だなーと思っています。

アドバイス頂けると幸いです。

Sekkyさん 投稿者:るっこら  投稿日:11月 3日(日)01時31分37秒


>ついでですが,私もびっくりしたのですが,今の
>指導要領で学んでいる人は,発音記号が読めない,
>書けないという人がかなりいるようです。

これもまた驚きですね。いくら音で聞いても、ちゃんと自分で発音でき、また発音の仕方を正しく教授できる教師からしっかり指導を受けていない限り(感のいい人ならテレビやCDの教材でも大丈夫でしょうが)、日本語にはない外国語の音韻の区別の聞き分けはとても難しいことがあるはずです。その場合、たとえ聞き分けできなくても、どう発音されるべきかを知るにのは、発音記号が唯一の手がかりになるのではないかと思うのですが...。
(特に英語は発音に例外が多い言語なのに…。)

わたしは外国語の入門テキストを買うとき、カタカナが振ってあるのだけには決して手をのばさないのですが、まさか今は学校の教科書がそうなっているとか…??

発音記号の フォント 投稿者:m@@@@@@  投稿日:11月 2日(土)23時10分09秒

ロングマンロングマン現代アメリカ英語辞典 CD-ROM付[Longman Advanced American Dictionary]のCD-ROMで調べた内容をエクセルにコピーしてログをつくりたいのですが、発音記号をちゃんと表示出来るフォントがみつかりません。
Lied というフォントが1番ましですが、wonder のoの発音記号がないようです。

どなたかてきしたフォントをご存知のかた、おしえてください。

(無題) 投稿者:チャイ語娘  投稿日:11月 2日(土)23時02分10秒

ありがとうございます!今ソニーのホームページから見てみました。生産完了していましたね(~_~)見た目はちょっと、ゴツクなかったですか?
もっと薄いやつがいいですね!

見つかりました 投稿者:茉莉花  投稿日:11月 2日(土)22時51分24秒

SONYから出ていますが、清算打ち切りとのことで、入手できるかはわかりません。

http://www.ecat.sony.co.jp/pda/icdictionary/products/index.cfm?PD=633


電子中日辞典 投稿者:茉莉花  投稿日:11月 2日(土)22時35分32秒

私も、中日・日中電子辞書をいまネットでずっと探しているのですが、なかなか見つかりません。どなたか情報を持っていらっしゃるかた、ご提供よろしくおねがいします。

初投稿☆ 投稿者:チャイ語娘  投稿日:11月 2日(土)22時22分16秒

こんばんわ(*^_^*)
私は、来年から中国に留学予定なんですが、中日辞典、日中辞典が入っている電子辞書ってありますか?

XD-R6200 投稿者:TAMA  投稿日:11月 2日(土)21時46分41秒

新横浜のビックカメラにXD-R6200の店頭デモ機が置いてありました。気付くのが遅かったため実際に触れたのが3分ほどだったのが悔やまれますが、日本語ジャンプは、スーパージャンプボタンを押して文字選択した後でジャンプ先の辞書を選ぶタイプでした。ほんの少ししか触っていませんが、とても扱いやすい感じでした。

Sekkyさん 投稿者:るっこら  投稿日:11月 2日(土)20時58分04秒

今の英語教育の話をお聞きすればするほど驚くばかりです。

オーラルコミュニケーションは私もとても大事だと思います。私はフランス語に関しては、大人になってからフランス人教師によるフランス語のみによる教育を東京のフランス文部省系の教育機関で一から受けました。耳から入るため聞けないとついていけませんし、発言しないとおいていかれますので、非常に緊張し、かなりの復習を必要とする授業でしたが、会話に関してはそれなりにできるようになりました。

このような教育を中学校や高校の英語教育で実現できているとすれば、日本人の英会話能力の平均的レベルは格段にあがっているはずでは、と思うのですが、今の若い人が今だに英会話ができないのはどこかが違うのではないかと思います。(まず、一クラスの人数が多すぎるのではないかと思いますし、そもそも教師がちゃんと英語を話せる人たちなのでしょうか?)

そのような教育を受けた私のフランス語ですが、読むことに関しては、ビジネス関係や新聞の記事など身近でシンプルなものならそれほど苦労せず対処できます。でも、文章はほとんどまったく書けません。文法や仏作文にほとんど時間をかけていないですし、発信できるvocaburaryが非常に少ないためです。

おそらく大人になっても日常的には外国語で発信する機会のない一般の人々の教養のためには、英語でもそのレベルで十分でしょう。ホテルの予約を頼む文章くらいが書ければよいのではないでしょうか。

でも、大量に英語を読んでそれを仕事や研究の材料にしたり、あるいは仕事で英語で発信する必要がある人には、たとえちゃんとした教師とカリキュラムのもと、レベルがそろった少人数のクラスでの教育が実現できたとしても、オーラルコミュニケーションの授業だけでは足りないのではないしょうか。

今、会社で英訳を20代の派遣の人にお願いしているのですが、文法力のあまりのなさに驚きます。TOEICで850点以上とっている人なのに、Sekkyさんもおっしゃっているように、自動詞と他動詞の違い、冠詞の使い方、受動態と能動態の違い、関係代名詞とコンマの関係など、文章の意味が違ってきてしまうような基本的な間違いが非常に多く見られます。多少文章が美しくないのはあきらめるとしても、意味が変わってしまうのでは非常に困ります。

国際的なビジネスの場でコミュニケーションができる人々を育てる教育を国がめざすのであれば、中学まではしっかりしたオーラルコミュニケーション教育を、そして高校ではそれに加えて文法と精読、多読と、読み書きもしっかりできる教育をしてほしいと思います。

私は文法に関しては、高校時代の薄っぺらい文法書1冊を丸暗記しました。文法は基本的にはそれで十分だったと今でも思っています。

また、多読と精読ですが、私はそれは英語を本当に読めるようになるのにはその両方をバランスよくおこなっていくことが必要だと思います。精読しないと、実際の文章のなかでの生きた文法と語彙の使いかたを自分のものとして増やすことができず、わからないものはわからないままになってしまいます。高校時代に私が辞書を引くときは、できるだけ同時に派生語や類義語、反対語、語法、用例なども一緒にしらべ、1個の単語で4-5個の単語を文例とともにゲットするようにしていました。それで、辞書はぼろぼろです。今は電子辞書があるので、これにかかる時間がずいぶん短縮しますよね。

多読はもちろん必要です。私も昔はかなりの多読を試みました。そのとき自分として決めていたルールは、2行に1個以上知らない単語がある文章は多読しないこと、そして1ページあたり2個くらいにキーワードを絞って辞書を引くことでした。でも、文法力、読解力がないと、知らない単語群から正しくキーワードを選び、重要でないものを無視したり、意味を正しく推察することはできません。やはり文法学習と精読が基礎にあっての多読だと思います。

私の時代でも、多読を要求する大学入試がありました。受験したある大学では1時間で10ページほどの英文を読まされ、その英文は回収されて、それに関する客観テストがその後の1時間でされるという試験形態でした。その大学では他の日本語の科目も同じ形態だったのですが、結構楽しくexcitingな試験だったのを覚えていますよ。

以上、昔の人間の愚痴でした。

早いうちに購入を考えています 投稿者:superraum  投稿日:11月 2日(土)13時30分24秒

はじめまして。
僕は2台の電子辞書(セイコーのTR-9700とソニーの電子ブックプレーヤー)を持っています。後者は操作音の関係で大学では使えないので前者を使っているのですが、それを最近妹が毎日学校に持っていくようになり、不便なので新しいのを買おうと考えています。
僕は物理系の学生で
1.洋書を読むので専門用語にも対応した英和が必要→語彙数の多い英和が必要
2.将来論文を書くかもしれないので英作文を今から練習したい→英英や例文検索が必要
という判断をしましたが、正しいでしょうか?
正しければSHARPのPW-6800かSONYのIC5000かIC500Sを買おうと考えています。
アドバイスをよろしくお願いします。

PW-M670購入しました 投稿者:麻呂  投稿日:11月 2日(土)03時45分29秒

はじめまして。
電子辞書を購入しようと思いGoogle検索でこのサイトに辿り着きました。

調べたかった情報が非常に多く、購入を決意するきっかけになりました。どうもありがとうございます。

はじめは英英辞書とジーニアス英和、和英に加えて広辞苑も搭載し、画面も大きい9500に魅力を購入するつもりでいましたが、このサイトの情報をみて670に変更しました。

購入目的は主にTOEICの勉強のためでして、例文検索機能があってよいと評価されていた670にした方がよいと判断しましたので。

数日間使用してみましたが、とても満足のいく電子辞書でした。ただ少々不満に思うところもあったので挙げてみます。

・時刻表示が使いにくい
時刻表示を1ボタンかもしくは機能を押しながら他のキーを押している間だけ表示するようにしてほしかったです。

・成句検索がヒットしにくい
単に引き方が悪いだけかもしれませんが、もう少しファジー入力でもヒットするようにしてもらえると使い勝手が向上すると思います。

あと、電車に乗っている間に使ってみましたが、両手を使わないと使いにくい感じでした。ストラップを左につけるなら、使用頻度の高いスクロールや決定も左に持っていった方が使いやすそうな気がします。

それと上下スクロールボタンは右中央部分において、右下にカーソルを持ってくるとカーソルとスクロールの押し間違いが減りそう、とも考えましたが想像してみるとそっちの方が使いにくそうな気がしてきました。


月並みな意見かもしれませんが、御礼もかねてご報告まで。

素早く使える辞書を 投稿者:193.K  投稿日:11月 2日(土)02時09分20秒

はじめまして。私は大学の工学部生です。
IC辞書を、どれにするか決め兼ねています。英語のチャットをリアルタイムで解読する補助ツールとして、より素早く検索できるものをと思ってます。ぜひ皆様にアドバイスをお願いします。 WEBやプログラムの英語マニュアルの読み取りや、大学の勉強にも使いたいと思います。

英英搭載、例文検索、ワイルドカード完備に絞って、軽いPW-670 IC-500S、重いがプレヴュー付のSR9700の三機種にまで絞れました。英英は例文の幅を広くしたいのが理由です。特に、置いて使うか、手に持って使う事が多いか、店頭で触ってみたものの日常で持ってみないと分からないので悩んでいます。今、ponさんの選択に似通ってることに気づきました。(^^;)

あと、例年のリリース時期を見て11/1にシャープから新機種が出るのでは?と思ったのですが、今の時点ではIC辞書以外の製品しか発表がないようです。リリース日はメーカーの秘密だと思うのであいまいな質問だと思いますが、しばらく新機種が出揃うのを待つべきか、今発売中のものでも買うべきか、どう考えたらよいと思われますか?

XD-R6200 投稿者:dictian  投稿日:11月 2日(土)02時05分53秒

こちらは11/1の午後に店頭に登場しました。早速使ってみましたが、ジャンプは期待通りで、日本語は長い順に候補が表示されます。複合語のインデックスは改善されていませんでした。スペルチェックはちょっと使った限りでは従来機種と変わらないようです。カタログスペックは充実していますが、使い勝手の改善はまだまだですね。

IDF-2100 投稿者:dictian  投稿日:11月 2日(土)01時43分02秒

あまり話題に上っていませんが、11/1には店頭にありました。小型なので全然目立たないので、今まで見逃していたのかもしれません。スペルチェックも問題なし、マルチジャンプもあり、使い易い機種だと思います。残念なのは、漢字辞書がなく、部品検索もできないようでした。部品検索は冊子のカタログ表記に矛盾があり、どちらが正しいか不明です。広辞苑とジーニアス搭載でマルチジャンプができる小型機は初めてだと思います。英英や漢和が不要な人にはお勧めです。価格は19800円でした。

中国語電子辞書 投稿者:テレサ  投稿日:11月 1日(金)23時47分53秒

>中国語を勉強している人なら,おそらくヘルプの中国語ならそれほど困難なく理解できるのでしょうけど,以前にどなたかがご紹介くださったように,ロングマンの辞書カードを増設して英英辞典搭載機として使うような場合(中国語に明るくない人が使う場合)は注意が必要です。こういう機種には英文マニュアルはついてくるのでしょうか? お持ちの方がいらっしゃいましたらご教示ください。

私は台湾製の電子辞書、無敵電子のCD88をもっています。
分厚いマニュアルがついていますが、すべて中国語でした。
ちなみに、この機種は、インターネット上でメーカーがアップしている
数々の辞書ファイルを無料でダウンロードできますが、
中国語版のWINDOWS上でのみ可能です。
快諾通の方は、たしか香港の会社なので、インターネット上から、
PDFファイルで英文の大部のマニュアルがダウンロードできると思います。
ちなみに、これは購入しなくてもだれでも可能です。

IC500SorSR9700 投稿者:pon  投稿日:11月 1日(金)22時58分38秒

はじめまして。数ヶ月前から電子辞書の購入を考えていまして、最終的にセイコーのSR9700かソニーのIC500Sで迷っています。来年留学しますので、英英は絶対ほしい機能です。その時に持って行くつもりです。英語力はまだ初級程度ですが、海外旅行も頻繁にいったりするので、機能的に若干IC500Sのほうがよいかなと思いますが、コンパクトすぎて、勉強するのに見づらかったりしないかと思うのですが・・。電気屋さんでもそのようなことを言われました。どちらがいいんでしょうか?

XD-R6100の価格情報 投稿者:it  投稿日:11月 1日(金)21時38分35秒

 新規開店したYamadaテックランド東京・府中店のセールの広告に、Casio XD-R6100(広告ではXDR61002)の販売価格26,800円が、20%引きの現金割引特価になると掲載されています。また、店内全商品も20%の現金割引特価のようですから、この機種が気になっている人はいかれてはどうでしょうか。

中国語電子辞書について 投稿者:中国語中級者  投稿日:11月 1日(金)04時23分13秒

中国語の電子辞書を探している。ソニーで出していたが、もう少し小型のがほしいと思い購入を見合わせていたら、生産完了となってしまった。ほかに出していないのだろうか?もしくは生産の予定はないのだろうか?