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- 世界の言語の数は意外と多い
- 学者によって諸説あるが,約3000〜8000ぐらい
- 文字を持たない言語はあるが,音声を持たない言語は存在しない
- 日本語は特殊な言語??
- 英語と比較すれば異なる点も多いが,だからと言って日本語が世界中の言語の中で特殊だとは言えない
- すべての言語は等価である
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- 「ヘビクジラ」/「クジラヘビ」
- 「美穂さん,おはよう」「由佳さん,こんにちは」
- 上の2つのフレーズを覚えた九官鳥は,「美穂さん,こんにちは」と言えるだろうか?
- アメリカでは,英語が話せないと困る
- でも,日本の犬は,何も勉強しなくても,アメリカで現地の犬と苦労なくじゃれあうことができる…なぜ?
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- 言語学者→ジャンボ機の整備士
- 言語の構造や理論に精通している必要がある
- ジャンボ機を操縦する能力(研究対象の言語の運用能力)は必ずしも要求されない(が,あるにこしたことはない)
- 「語学」として言語を学んでいる人
- →ジャンボ機のパイロット
- 言語の運用能力を身体でマスターし,円滑なコミュニケーション(ジャンボ機を安全に飛ばす)が目的
- 細かな言語の理論(ジャンボ機のエンジンを分解して整備する技術)は必ずしも要求されない(し,なくてもそれほど困らない)
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- ラング(langue)
- 言語の画一的,抽象的な体系
- 個人差,方言差などは無視した均質なもの
- 従来の言語研究の中心
- パロール(parole)
- 言語の個別的,具体的な体系
- 個人や場面,方言などの影響を受ける
- 最近の言語研究で関心を持たれてきている
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- 視覚的なもの
- 障害物さえなければ,かなり遠距離でもOK
- 音を発しないという特徴を利用し,人間も使う場合がある(筆談,手話など)
- 嗅覚的なもの
- 近距離に限られる
- 一旦発した臭いを消すことは本人は不可能
- 聴覚的なもの
- 場合によっては騒がしくなるのが難点
- 人間の発声は呼吸と連動しているので,経済的
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- 言語学と語学の違い
- 言語学の研究分野
- 音声学,音韻論,形態論,統語論,意味論,語用論,その他の周辺領域
- 言語の2つの側面
- 言語研究の2つの方法論
- 人間の言語と動物の「言語」の違い
- 恣意性,超越性,生産性,二重性,相互性,文化的伝承
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- 母音を記述する尺度
- 舌の上下位置:上・真ん中・下
- 舌の水平(前後)位置:前・真ん中・後ろ
- 円唇化の有無(=唇を丸めるか,丸めないか)
- 子音を記述する尺度
- 調音点(=どこで音を作るか)
- 調音法(=どうやって音を作るか)
- 声帯振動の有無(=「こえ」が出るかどうか)
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- 途中に性質の違う音が混ざっている場合
- 「生麦生米生卵」→「なまむみなまもめなまたまも」「新春シャンションショー」ならOK!
- 拗音が多用されている場合
- 「東京特許許可局」→「とうこうとっここかこく」ならOK!
- 調音点が大きく移動する場合
- 「赤巻紙,青巻紙,黄巻紙」→「あかまみまみ あおまみまみ きまみまみ」ならOK!
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- ガ行子音/g/が語中にあると鼻音化(鼻から息を抜かす)して読まれる
- 以下の場合は例外
- 外来語
- 数詞の「五」
- 接頭語の「お」に後続するガ行音
- 複合語
- 擬音語・擬態語(オノマトペ)
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- 母音でも無声音になる(無声化)場合がある
- 母音/i/, /µ/が無声子音にはさまれた場合
- 「きしゃ(記者)」/k i S a/,「くち(口)」/k µ t S i/
- 語末が,無声子音+母音/i/, /µ/で終わる場合
- 「ようし(用紙)」/joù
S i/
「せんす(扇子)」/sen s µ /
- ただし,以下のようなものは例外
- /i/, /µ/以外の母音は無声化されない→かしゃ,けち
- /i/, /µ/であっても,無声子音にはさまれていない場合は無声化されない→ぐち,くじ,ぶじ
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- 高低アクセント(日本語など)
- 声調アクセント(中国語など)
- 一音節の中での高低
- 一声(高く長く),二声(低→高),三声(低く),四声(高→低)
- 強弱アクセント(英語など)
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- 平板式(アクセント核なし)と起伏式(アクセント核あり)に大別される
- 起伏式は,さらにアクセント核の位置により頭高型・中高型・尾高型に細分化される。
- 1拍目と2拍目では必ず高低の違いが生じる
- 起伏式アクセントの場合,アクセント核は単語内に1つだけしかない
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- 専門家アクセント
- 自分の専門分野や趣味,職業などに関する単語は平板式に読まれる傾向がある→連帯意識?
- 尻上がりイントネーション
- 聞き手の割り込みを抑制するので,自分が話し続けたい場合に効果的(逆効果になる場合も!)
- 半疑問イントネーション
- 相手の理解を確認する目的で,文中の語末の最後をあげて,ワンテンポ置く→アップスピーク(upspeak)
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- 漢語や洋語は連濁しない
- カラーテレビ,ていきしけん (例外)かぶしきがいしゃ,あおじゃしん
- すでに濁音が含まれている場合は連濁しない
- 2つの語が対等な立場の場合(並列している場合)は連濁しない
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- 規範文法
- 古典語(ラテン語など)の文法をもとにした文法
- 正しい文章を書くための「お手本」を提示
- 記述文法
- 最近の文法研究の中心
- 「正しい」「間違い」という判定をするのではなく,ことばの姿のありのままを記述するのが目的
- 近年は,さらに進んで,人間が生まれつき備えている文法能力の解明に関心が向けられている
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- 五段活用:「切る」
- 上一段活用:「着る」
- 下一段活用:「寝る」
- カ行変格活用:「来る」
- サ行変格活用:「する」
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- 表音文字
- 音節文字
- 表音文字のうち,1つの音節が(基本的に)1つの文字に対応しているもの(例・かな)
- 表意文字
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