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キヤノンの新製品インプレッション(2003年分)

※ 元の出典(電子辞書掲示板)はこちらです。

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(ご注意)

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キヤノン新製品の感想 投稿者:猫背  投稿日: 9月18日(木)17時59分23秒

Sekkyさんの書き込みを拝見して、さっそくキヤノンのWebサイトをチェックしてきました。

いやー、なかなかの意欲作ですね。最近、カシオとシャープのトップ2社が収録コンテンツの数を競っているのに対し、今回キヤノンは「使い勝手」にフォーカスしたようです。他社で採用されたコンテンツや機能をそのまま「いただく」のではなく、ユーザーが「こんな機能があったら便利だな」と思う機能を積極的に取り入れている姿勢は評価できると思います。
V70を例にとれば、中国語学習において最初につまずきそうな点を重視したと思われる、発音機能・手書き認識機能などです。これらを採用した結果上昇したコストは、収録コンテンツを最小限にすることで抑えているのでしょう。また、ROMの容量の節約にもなっているはずです。
また、G50の漢字源の筆順表示機能も、潜在的要望があったものだと思います(以前、この掲示板でもそうした要望があったように記憶しています)。今後他社も追随してくるかも知れませんね。

※余談ですが、私が勝手に「早すぎた名機」と呼んでいる(^^;)IDF-3000の場合も、収録コンテンツや見出し語数はそれほど多くなかったのですが、他社に先駆けて縦書き表示・英語表示切替・複数辞書検索などを搭載しており、新しい使い勝手を提案していたモデルだったと思います。収録コンテンツも良かったし…後継機出ないかな〜(^^)

先に発表されたC30も含め、キヤノンの新機種は他社製品もしくは自社の既存製品とあまりバッティングしないラインアップになっている点も面白いです。G50だったら、小型機と併用すれば便利かも知れませんね(ちなみに、ターゲットユーザーが違うとはいえ、C30とG50ではコンテンツがひとつもかぶりません)。
※欲をいえば、英語中・上級者向けなのですから英英辞典はネイティブ向けにした方がよかったのではと思います。

最近目立った動きのなかったキヤノンがこんな隠し球を用意していたとは、正直いって驚きました。今後他社がどう出てくるか?特に、中国語搭載モデルを持つセイコーやカシオは、V70にシェアを食われそうですから…。また、「動きがない」といえばソニーも気になります。ついにDD-IC5000もラインアップから消えましたが、新製品は出ないのでしょうか?

(訂正) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 9月18日(木)16時41分51秒

「学習和英は非搭載」でなく,「学習英和は」の間違いです(^^;;

(速報)キヤノン新製品 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 9月18日(木)16時40分50秒

リーダーズ,リープラ搭載の英語重視機と,中国語の発音機能を搭載した機種です。フルモデルチェンジといってもいいぐらいの大幅な仕様変更がされています。

Wordtank G50

リーダーズ,リープラ搭載の英語重視機。ただし,学習和英は非搭載。コンセプトとしてはSR-T6500をなぞったような感じですが,新和英中辞典の新版(第5版)搭載,語数の多いカタカナ語辞典,書籍版フル収録の漢字源(JIS漢字版でなく)など,目立たない点でコンテンツが大きく変わっています。例文検索搭載,他機種と同等の1/4VGA液晶(もっとも,今後他社は解像度をあげてくる可能性は高いですが)など,従来のキヤノンさんのデメリットが解消されています。辞書ごとの制限なしの1000語単語帳も旧機種と同じく搭載され,それに加えて任意の画面を記憶するブックマーク機能(SR-8000/8100にも備わっていました)を搭載しています。これだけのスペックを搭載しながら定価が40000円と格安なのも魅力です。実売では30000円を切るかも。

Wordtank V70

中国語専用機とも言える機種で,小学館の中日,日中,ジーニアス英和,和英を搭載(国語系コンテンツなし)です。最大のウリは,(合成での)中日辞典の全収録語と,(肉声での)会話集の会話文の発音が収録されているということです。また,タッチパネルにより,中国語の漢字の文字認識ができる(読めない漢字を書けば検索できる)ことや,ジャンプ字の範囲指定が直感的になったのも特徴です。

#ここ最近他社の新製品ラッシュに押され気味のキヤノンさんの機種ですが,久しぶりのクリーンヒットになりそうな予感がします。大規模英和搭載機で定価40000円ということは,現行のG3搭載機並みの値段で買えるわけですから,他社製品の生協モデルなみの価格設定になり,学生向けにもアピールできると思います。もっとも,これは今発売されている大型機と対等に張り合えるという意味で,実際には小型機でほぼ同等のスペックを備えた機種(SR-M6000など)も発表されていますから,今後他社の大型機はよりスペックを上げてくるでしょう(搭載コンテンツの種類,液晶解像度など)。そうなったときにはまた印象も変わってくるかもしれません(^^;;

前も書いたのですが,キヤノンさんは仕様面やコンテンツに関して,地味なところでのこだわりがあるのですが,それが表面に出にくいので,なかなか一般の人に周知されないようです。たとえば,今回の機種でも,漢字源の非JIS第一,第二水準の漢字までフル収録というのはもっと前面に出してもいいでしょうし,カタカナ語辞典の収録語数が,現行機最大のパーソナルカタカナ語のさらに倍近くあるのも大きなウリだと思います。そのほかでも,例文検索で英和の場合,訳を出さずに1例文1行で表示しているので一覧性が高いこともメリットだと思います。

p.s.

新和英中辞典の「業界初収録」は引っかかります。ニュースリリースでは「※」の内容(何月何日現在,という注意書きなのでしょう)が分からないので何とも言えませんが,発表日を基準にするのならSR-M6000のほうが早いです。かりに発売予定日を基準にしたとしても,G50は11月下旬ですから,10月中旬予定のM6000のほうが早いような…?

http://cweb.canon.jp/newsrelease/2003-09/pr_wtv70.html


キヤノン新製品(Wordtank C30) 投稿者:Sekky@管理者  投稿日: 9月 8日(月)11時43分11秒

受験生向けモデルなのでここではあまり話題にのぼりませんが,上記の機種が発売されました。高校生向けコンテンツに受験参考書を加えただけかと思っていたら,意外に個性的な製品になっています。以下のような点は興味深いです。

・搭載の古語辞典は業界で最大語数:旺文社の古語辞典ですが,カシオ,シャープ,セイコー等の機種に搭載の全訳タイプのものではなく,国文科の学生や研究者にも対応する本格的なものです。収録語数が全訳タイプの倍近くあります(そのかわり,用例の全訳はありませんが)ので,国語系の学部へ進学する人にはいいかもしれません。

・単語帳機能+マーカー機能:従来の単語帳機能は,収録辞書の内容を単に呼び出す機能ですが,マーカー機能により,必要な部分だけを隠すことができます。テスト機能と組み合わせれば,辞書の語義を隠して単語の意味のテストをしたり,発音記号部分を隠して(こういうことができるかどうか分かりませんが)まぎらわしい単語の発音をテストしたりという使い方が可能です。もっとも,プレスリリースにある

>テスト時には、アルファベットを1文字ずつ入力することで、手書きするのと同様の学習効
>果を得られます。

で,(紙などに)手書きでスペリングを書くのとキー入力するのと「同等の学習効果」というのはちょっと言い過ぎだと思います(^^;; 手書き入力の機能を持たせているのならともかく…。

・オープニングメッセージ機能:電源オンの際に好きなことばを表示したり自分の名前などを表示することができるそうです。盗難等の抑止に少しは効果があるかも…? 任意の文字列を表示できるということは,任意の文字列を入力できるわけで,そのためには漢字変換の機能も入っているのでしょうから,今後PDA的な機能を持たせるなど,ユニークな製品への展開が考えられると思います。

定価が35000円と,高校生向けモデルとしては高めなのが難点ですが,キヤノンさんは実売価格をかなり落としてくるケースが多いので,展開次第ではXD-V4000等の高校生向けモデルと競合する機種になるかもしれません。高校現場でのシェアはすでにカシオ,セイコーの2社がかなりを占めているようですが,学生確保に悩む予備校や進学塾とタイアップし,模試等での上位成績者の賞品にするとか,予備校生限定で破格値で販売するといった展開は可能かと思います。普通の高校教員にとっては,豆単等の受験参考書搭載には抵抗がある人も多いでしょうから…。

#キヤノンさんの製品は,じっくりリリースを見たり実機を見ると他社製品とかなり差別化できるユニークな内容であることが分かりますが,一般向けの宣伝は地味なのでもったいない気はします。旺文社の本格的な古語辞典を搭載しているということも,PR次第ではキラーコンテンツとして大きな威力があると思いますが(^^;;

最近の機種まとめて 投稿者:dictian  投稿日: 4月 5日(土)22時56分44秒

最近の機種についての店頭評価結果です。どれも、従来機種から機能的に変わったところはないようです。

PW-C6000
スペルチェックは相変わらずです。C5000と比べると電池が変更になっています。これで若干の薄型・軽量化ができているのだと思います。でも、難点は電池寿命ですね。操作はきびきびしていて快適です。残念ですが、店頭では辞書カードのありがたみは評価できません(^^;;

IDF-4600
IDF-4500のG2がG3になって、カタログでの質量が7g重くなっているだけのようです。スペルチェックは最高のAYAYです。

IDF-2200E
IDF-2000EのG2がG3になって、カタログでの質量が8g重くなっているだけのようです。スペルチェックは旧機種と同じAYA-Yでした。

春のカタログでは旧機種が消え、新機種に置き換えられていますが、店頭には旧機種がまだ展示されていますね。それから、カタログから4000Jも消えましたね。